OQ通信第 1号 - 日本建築防災協会

判
ごあいさつ
応急危険度判定士の皆様には、
被災地において、地元市区町村長
発行/全国被災建築物応急危険度判定協議会
ホ ー ム ペ ー ジ ア ド レ ス http://www.kenchiku-bosai.or.jp/Jimukyoku/Oukyu/Oukyu.htm
または、都道府県知事 の要請によ
事 務 局 :( 財 ) 日 本 建 築 防 災 協 会
り応急危険度判定 を行い、余震等
による被災建築物 の倒壊、部材の
落 下 等か ら生 じる 二次災害 を 防
止し、住民の安全の確保を図るた
め の 重要 な役 割を 担っ て頂 い て
:全国被災建築物応急危険度判定協議会
TEL 0 3 -5 5 1 2 -6 4 5 1
FAX 0 3 -5512 -6455
OQ 通信
います。
問い合わせ先
被災建築物
「被災建築物応急危険度判定OQ通信」の発刊に寄せて
小川富由
1号
平成 10 年 12 月 15 日
全国被災建築物応急危険度判定協議会
会長 松尾 純(大阪府建築都市部長)
建設省住宅局建築物防災対策室長
士
応急危険度判定
第
全 国 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 協 議 会 は 、地 震 に よ る 被 災 建 築
物 の 応 急 危 険 度 の 判 定 を 迅 速 か つ 的 確 に 実 施 す る た め 、平 成 8 年
4 月 に 建 設 省 、4 7 都 道 府 県 及 び 建 築 6 団 体 よ り 設 立 さ れ 、そ の
体 制 整 備 に 努 め て ま い り ま し た。
関 係 各 位 の ご 協 力 に よ り 、こ れ ま で 、応 急 危 険 度 判 定 士 と し て 、
全 国 で 約 9 万 人 の 方 が 登 録 い た だ く と と も に 、判 定 要 綱 、業 務 マ
ニ ュ ア ル 及 び 民 間 判 定 士 に 対 す る 補 償 制 度 の 整 備 な ど 、実 施 体 制
も 整ってまいりました 。
阪 神・ 淡 路 大 震 災 よ り 、4 年 近 く が 経 過 し ま す が 、あ の 経 験 を
決 し て 風 化 さ せ る こ と な く 、常 日 頃 か ら 地 震 に 対 す る 備 え が 重 要
で あ り ま す。
こ の よ う な 中 、判 定 士 の 方 々 へ の 広 報 の 一 環 と し て 被 災 建 築 物
応 急 危 険 度 判 定 O Q 通 信 を 発 刊 す る こ と と い た し ま し た。 今 後 、
継 続 的 に 、判 定 士 の 方 々 に 様 々 な 情 報 提 供 に 努 め て ま い り た い と
存 じますので、 ご活用 いただきますようお 願いします 。
「被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 O Q 通 信 」の 発 刊 に 際 し 、心 よ り
お 祝いを 申し上 げ る と と も に 、一言 ご挨 拶 申し上 げ ま す。
平 成 7年 1 月 阪 神・ 淡 路 大 震 災 の 甚大 な被 害 に鑑 み、 地 震 防
災 対 策 の 必 要 性 が 改 め て 強 く 認 識 さ れ 、行 政 と し て は 「建 築 物 の
耐 震 改 修 の 促 進 に 関 す る 法 律 」の 制 定・ 施 行 を は じ め と し て 、各
種 の 防 災 対 策 を 積 極 的 に 推 進 し て い る と こ ろ で あ り ま す。
各 種 の防災対策 の中 で 、震 災 直 後 の二 次 災 害 を防 止しようと
す る被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定に つ き ま し て は、 阪神 ・淡 路 大
震 災 直 後に 我が 国で 初め て本 格 的 に実施 され 、そ の有 用 性 が認
識 さ れ ま し た。 その 直後 、鹿 児 島 県 薩 摩 地 方 を震 源と す る 地震
後 に お け る 活 動 等を 通じ 、そ の有 用 性 は ま す ま す 高ま っ て い る
も の と 認 識 し て お り ま す。
一 方、様相を 変え繰 り返し 襲っ て く る 災害に 対し て は、平素
か ら不断 の努力 と謙虚 な気持 ちが必 要で あ り、そ う し た 意 を改
め て強くしております 。
被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 制 度は 、 個 々 の 判 定 士 の 方 に 支 え
られてはじめて 適切に 機能します。 皆様方 におかれましても 、
模 擬 訓 練 等で日 々の研 鑚と努 力を頂 ければ 幸い で す。
ま た 、 そ う し た 取 組 み を 通 じ 、被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 制
度が社会的要請に対し的確に応えていくことを期待いたしま
す。
定
情報コーナー
過去の応急危険度判定
地
震
名
判 定 実 施 主 体
判
定
地
域
判定対象建築物
判 定 実 施 期 間
兵庫県南部地震
(平 成 7 年 1 月 17 日 発 生 )
【 兵 庫 県】 神 戸 市 、阪 神 間 (尼 崎 市 、西
宮 市 、 伊 丹 市 、 宝 塚 市 、 川 西 市 、 芦屋
市 )、 明 石 市 、淡 路 地 区
神 戸 市 、 尼 崎 市 、 西 宮 市 、 伊 丹 市 、宝
塚 市 、 川 西 市 、 芦 屋 市 、 明 石 市 、 淡路
地区
全 て の 共 同 住 宅 及 び 長屋
・ 一 次 調 査 は 用 途 、 規 模 に 関 係 な く実
施
平 成 7 年 1 月 18 日 か ら
平成 7 年2月 9 日まで
判
定
人
数
6,468 人
判
定
結
果
調査済
要注意
地
震
名
判 定 実 施 主 体
判 定 地 域
判定対象建築物
判 定 実 施 期 間
判
定
人
数
判
定
結
果
判 定 棟 数
30,832 棟
9,302 棟
危険
46,610 棟
6,476 棟
宮城県北部地震
(平 成 8 年 8 月 11 日 発 生 )
震
名
笹神村
判
定
地
域
住宅
判定対象建築物
判 定 実 施 期 間
判
定
人
数
判
定
結
果
震
名
判 定 実 施 主 体
判 定 地 域
判 定対象建築物
判 定 実 施 期 間
169 棟
6棟
新 潟 県 北 部 の 地震
(平 成 7 年 4 月 1 日 発 生 )
【 新 潟 県】 笹 神 村
判 定 実 施 主 体
地
【 宮 城 県】 鳴 子 町
鳴子町
住宅
平 成 8 年8 月 14 日 、 16 日
34 人
判定棟数
(県 ・町 職 員 ・
民間)
調 査 済 127 棟
要注意
36 棟
危険
地
判
定
人
数
判
定
結
果
平 成 7 年 4 月2 日
12 人
( 県職員)
調 査 済 261 棟
要注意
61 棟
判定棟数
危険
342 棟
20 棟
鹿 児 島 県 薩 摩 地 方 を 震源 と す る 地 震
(平 成 9 年 3 月 26 日 発 生)
(平 成 9 年 5 月 13 日 発 生)
【 鹿 児 島 県 】 宮 之 城 町 、鶴 田 町
宮 之 城 町 、鶴 田 町
木造住宅
平 成 9 年4 月 11 日 、 5 月 17 日 、
6 月 4 日 、 6月 5 日
220 人
判定棟数
2,048 棟
( 県 ・町 職 員 ・
民間)
調 査 済 1,507 棟
要注意
452 棟
危険 89 棟
お知らせコーナー
●
応急危険度判定の実施は、都道府県知事が制定した「 被災建築物応急危険度判
定要綱」 に基づき行われます。
● 応急危険度判定活動等における補償制度 があります。
( 訓練活動と判定活動の場合に適用できます)
1.適用対象
(活 動 の 範 囲 )・ 応 急 危 険 度 判 定 の 訓 練 活 動 や 判 定 活 動 を 行 う 場 合 に 適 用 対 象 と な り ま す 。
(活 動 の 期 間 )・ 訓 練 活 動 や 判 定 活 動 に 従 事 す る た め 、 民 間 判 定 士 等 が 自 宅 又 は 、 職 場 を 離 れ 訓 練
に参加又は判定を行い、自宅若しくは職場に復帰するまでの間とします。
ただし、訓練活動 において、 宿泊のため 宿泊施設に入 ってから行事参加のため
宿泊施設を出るまでの間は除きます。
2.補償内容
・ 傷 害 補 償 (死 亡 時 、 入 院 時 、 通 院 時 )
・ 施 設 賠 償 (対 人 、 対 物 )
● 建 築 物 防 災 週 間 や 1 月 17 日 近 傍 に 、応 急 危 険 度 判 定 連 絡 訓 練 等 が 行 わ れ ま す 。
Q& Aコーナー
Q1 応 急 危 険 度 判 定 とは
A
地 震 後 の 余 震 等 に よ る 二 次 災 害 を 未 然 に 防 止 す る た め 、被
災 し た 建 築 物 の 被 害 の 状 況 を 調 査 し 、そ の 建 築 物 が 使 用 で き
る か 否 か の 判 定・表 示 を 応 急 的 に 行 う こ と で す 。調 査 結 果 は 、
「危 険 」(赤 紙 )、「要 注 意 」(黄 紙 )、「調 査 済 」(緑 紙 )の 三 種 類 の 判
定 ス テ ッ カ ー( 色 紙 )の い ず れ か に よ り 、見 や す い 場 所 に 表
示します。
こ れ は 、罹 災 証 明 の た め の 被 害 調 査 で は な く 、建 築 物 が 使
用できるか否かを応急的に判定するものです。
Q2 応 急 危 険 度 判 定 士 とは
A
応 急 危 険 度 判 定 士 は 、被 災 地 に お い て 、地 元 市 区 町 村 長 ま
た は 都 道 府 県 知 事 の 要 請 に よ り 、応 急 危 険 度 判 定 を 行 う 建 築
技 術 者 で す 。応 急 危 険 度 判 定 士 は 、都 道 府 県 知 事 が 行 う 講 習
会等を受講して認定登録を受けています。
応 急 危 険 度 判 定 士 は 、判 定 活 動 に 従 事 す る 場 合 、常 に 身 分
を 証 明 す る 登 録 証 を 携 帯 し 、「 応 急 危 険 度 判 定 士 」 と 明 示 し
た腕章及びヘルメットを着用します。
Q3 判 定 作 業 は
A
判 定 作 業 は 、2 人 が チ ー ム に な っ て 、調 査 表 等 の 定 め ら れ
た基準により、客観的に判定します。
そ の 際 、危 険 と 思 わ れ る 建 築 物 に は 立 ち 入 ら な い で 調 査 す
ることになっています。
Q4 判 定 結 果 の表 示 は
A
応 急 危 険 度 判 定 の 結 果 に つ い て は 、三 種 類 の 判 定 ス テ ッ カ
ー の い ず れ か を 出 入 口 等 の 見 や す い 場 所 に 表 示 し 、当 該 建 築
物 の 利 用 者・居 住 者 だ け で な く 、建 築 物 の 付 近 を 通 行 す る 歩
行 者 に も 安 全 で あ る か否 か を 容 易 に 識 別 で き る よ う に し ま
す。
ま た 、判 定 ス テ ッ カ ー に は 、判 定 結 果 に 基 づ く 対 処 方 法 に
関 す る 簡 単 な 説 明 及 び 二 次 災 害 防 止 の た め の処 遇 に つ い て
も 明 示 し 、判 定 結 果 に 対 す る 問 い 合 わ せ 先 も 表 示 し て あ り ま
す。
Q5 判 定 対 象 建 築 物 は
A
応 急 危 険 度 判 定 は 、原 則 と し て 全 て の 被 災 建 築 物 を 行 い ま
すが各市区町村により実施方法が異なります。
た と え ば 、地 域 や 判 定 対 象 建 築 物 を 限 定 し て 実 施 す る 場 合
があります。
Q6 応 急 危 険 度 判 定 と罹 災
A
応 急 危 険 度 判 定 士 は 、地 震 後 の 余 震 等 に よ る 二 次 災 害 を 未
然 に 防 止 す る た め 、応 急 的 に 建 物 の 安 全 性 を チ ェ ッ ク す る も
の で あ り 、 被 害 調 査 は 、 建 築 物 の 資 産 価 値 的 な 面 (損 傷 の 程
度 )を 調 査 す る の で 、 応 急 危 険 度 判 定 と は 、 視 点 ・ 内 容 が 異
なります。
建 築 士 に は 、応 急 危 険 度 判 定 は 、罹 災 証 明 の た め の 被 害 調
査 で は な い 旨 の 周 知 も 行 い ま す 。ま た 、こ の 判 定 に つ い て の
責任は判定実施主体の地方自治体にあります。
A
地 元 の 都 道 府 県 が 行 う 応 急 危 険 度 判 定 講 習 会を 受 講 し て
認定登録を受け、応急危険度判定士になって下さい。
実 際 に 判 定 活 動 を 行 う 必 要 が 生 じ た と き は 、判 定 士 の 認 定
登録を 受けた 方に、 連 絡 網に よ り各 都 道 府 県 等 か ら の 要請
(連 絡 )が あ り ま す 。 そ れ を 受 け て 、 ご 参 加 く だ さ い 。
証 明 のための被 害 調 査 は同
じか
Q7 応 急 危 険 度 判 定 の結 果
が罹 災 証 明 と混 同 されて判
定 士 がトラブルに巻 き込 まれ
ないか
Q8 判 定 活 動 に参 加 するには
どうすればよいか
体験談コーナー
阪神・淡路大震災の被災建築物応急危険度判定活動について
(社)兵庫県建築士会
本岡 孝彦
1 月 17 日 早 朝 、突 然 の 揺 れ に 目 を 覚 ま し た 。揺 れ の 大 き さ か ら か な り 大 規 模 な 地 震 か と 想 像 し 、
テ レ ビ の ス イ ッ チ を 入 れ る 。画 面 に 表 示 さ れ て い る 神 戸 の 震 度 6 は 、ま ぎ れ も な く 神 戸 周 辺 が 震 源
であると 予測できる。
仕 事 と平 行に 、兵 庫 県 より 建 築 士会 と し て の 応 急 危 険 度 判 定 協 力の 要 請が あ り 、建 築 士 会と し
て 担 当 地 区 が 、 神 戸 市 須 磨 区 、 垂 水 区 、 北 区 、 西 区 と 決 ま り 、 1 月 24 日 か ら 活 動 を 開 始 し た 。
参 加 した 多く の会 員は 、応 急 危 険 度 判 定 の知 識が 無く 、毎 朝 簡 単な 研 修と 説明 の後 、調 査 員 は
現 場に急 行する 。
私 は 事 務 局 で 調 査 の 調 整 を し て い た た め 、実 際 に は 現 地 を 見 れ ず に い た が 、1 月 も 終 わ り 判 定 業
務 が 続 く 2 月 5 日 に 初 め て 現 地 の 調 査 に 行 っ た 。担 当 は 垂 水 区 で こ の 時 期 に な る と 初 期 の 調 査 は 終
了 し 、全 壊 の 建 物 は 無 く 、建 物 内 部 ま で 詳 細 に 調 査 し な い と 、判 定 で き な い 物 件 や 、周 囲 の 敷 地 の
状 況 を 見 な い と 判 定 で き な い 物 件 も あ り 、 か な り の時 間 を 要 し た 。
一 件 を調 査し 終え る と 、近 隣の 人か ら の 調 査 依 頼 も あ り、 予 定 数を 処 理す る の に も 困難 な状 態
で あ る 。た だ 、調 査 し た 家 の 人 に は 、大 変 感 謝 さ れ 、 信 用 も し て も ら え た と 思 っ て い る 。今 更 な が
ら ボ ラ ン テ ィ ア の意義 や必 要 性を再 認 識 し な が ら 、調 査を継 続した 。
応急危険度判定ボランティアに参加して
(株)深野木組
深野木 信
平 成 9年 春に 発生 した 一連 の鹿 児 島 県 北 西 部 地 震 は、 私 達 建 築 士、 建 築 士 会に 大き な反 省と 教
訓 を与え て く れ た。
そ の ひ と つ め は、 判定 の実 施に 際し 、被 災 自 治体 に大 きな 負担 を か け て し ま っ た こ と で あ る 。
実 施 の 判 断 の た め の 認 識 調 査 や 、判 定 の た め の 地 図・調 査 表 の コ ピ ー 、仕 分 け ま で も が 町 職 員 の 手
で 行 わ れ て い た 。ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 で あ る 応 急 危 険 度 判 定 は 、自 治 体 と の 連 携 ・監 督 の 下 、そ の 準
備 からボランティアの 手で行 うべきだと思 う。
ふ た つ め は実 施までに 時間 が か か っ た こ と だ 。被災地 では 混乱 の中 、 や ら ね ば い け な い こ と が
山 積 み さ れ 、ま た 現 地 の 情 報 収 集 、そ の 分 析・連 絡 に 時 間 が か か る の は 当 然 の こ と と 思 う 。し か し 、
応 急 危 険 度 判 定 の 目 的 か ら 考 え る と 、即 座 の 実 施 が 、よ り 大 き な 成 果 を 生 む 。ま た 、ボ ラ ン テ ィ ア
の 多 く は 、 た と え そ の 活 動 が 無 駄 に な っ て も被 災 直 後 に 現 地 入り し 、 判 定 す る こ と を 望 ん で い る。
一 方 、住 民 も 早 急 な 実 施 を 望 ん で い た と 思 う 。被 災 家 屋 は も ち ろ ん 、大 き な 被 害 の 無 い 家 屋 で も 住
民 は 生 活 に 不 安 を 持 っ て い る 。誰 か 専 門 の 人 か ら「 大 丈 夫 」と い う 言 葉 を 聞 く の を 持 っ て い る 。ま
た 、地 震 時 の 自 分 の 状 況 ・行 動 を 話 す こ と で 、そ れ を 早 く 過 去 の こ と と し て 整 理 し 、受 け 入 れ よ う
と し て い る よ う に も 感 じ た 。神 戸 で も 感 じ た こ と だ が 、応 急 危 険 度 判 定 は 被 災 者 の メ ン タ ル ケ ア の
ためにも 早急な 実施が 必要だ と思う 。
私 達 ボ ラ ン テ ィ ア が指 示 待 ち人 にならず 、自 分の 判断 で直 ちに 支 援 活 動に 参加 で き る た め に 、
応 急 危 険 度 判 定 実 施 の 明 確 な ガ イ ド ラ イ ン が あ っ て 欲 し い 。そ れ に よ り 建 築 士 個 人 に も 、建 築 士 会
に も 震 災 対 応 の 行 動 指 針 が で き る 。例 え ば 、震 度 5 弱 以 上 の 地 震 を 観 測 し た ら 、直 ち に (無 条 件 に )
県 が 県 建 築 士 会 に 応 急 危 険 度 判 定 を 要 請 す る 。建 築 士 会 は 支 援 本 部 を 設 置 し 、判 定 ボ ラ ン テ ィ ア の
受 付・要 請 を 開 始 し 、判 定 実 施 の た め の 調 査 員 を 派 遣 す る 。こ れ で 迅 速 な 対 応 が 可 能 に な る と 考 え
る。
今 後 、こ の 教 訓 を 忘 れ る こ と な く 、非 常 時 に 迷 わ ず 活 か さ れ る 体 制 と ネ ッ ト ワ ー ク を 作 り に 協 力
していきたいと 思う。
掲示板
詳しくは各県の窓口までお問い合わせください。
また、判定活動の実施が決定された際には、ご協力をよろしくお願いします。