えびの市自治組織加入促進検討会議結果の概要

えびの市自治組織加入促進検討会議結果の概要
開催日時
第1回会議(平成24年11月13日)
第2回会議(平成24年12月21日)
第3回会議(平成25年1月16日)
開催場所
第1回会議(えびの市役所3階
第2回会議(えびの市役所3階
第3回会議(えびの市役所1階
委
員
AB会議室)
AB会議室)
1-1会議室)
西園 章二(区長会)、赤川 一郎(区長会)、蔵園 秀範(区長会)、
田口 正英(区長会)、新屋敷 久(区長会)、上園 勝夫(区長会)、
新村 英法(高齢者クラブ連合会)、
坂下 博彦(子ども会育成連絡協議会)、
宮路 和子(地域婦人連絡協議会)、永友 隆雄(環境美化推進員)、
松元 勝子(一般公募)、春口 洋子(一般公募)、
﨑元 邦裕(不動産業者)、窪田 英二(集合住宅管理者)、
野間 教昭(総務課)、平野 浩二(長寿介護課)、
徳重 順子(福祉事務所)、福田 孝正(環境業務課)、
木村 哲也(社会教育課)、下原 龍一(財産管理課)、
上加世田たず子(市民協働課)
(順不同・敬称略)
えびの市自治組織加入促進検討会議設置要綱に基づき、区長会・高齢者ク
ラブ連合会・子ども会育成会・地域婦人連絡協議会・環境美化推進員・一般
公募・不動産業者・集合住宅管理者・行政担当課の21名で構成した。
会長に区長会選出の西園 章二氏、副会長に高齢者クラブ連合会選出の新村
英法氏に決定し、計3回の会議を開催した。
公開・非公開の別
会議の目的
公開
傍聴者数
第1回
0人・第2回
0人・第3回
1人
近年、加入世帯数が減少し地域コミュニティ機能の低下が懸念されてい
る。えびの市における自治組織の加入促進策を市民と行政が協働で検討する
ため、えびの市自治組織加入促進検討会議を平成24年10月に設置したも
のである。
○第1回会議(平成24年11月13日)
(意見交換)自治組織への未加入者の現状と課題について
○第2回会議(平成24年12月21日)
(意見提言)自治組織への未加入者対策(加入促進の工夫)について
※ 自治会加入事例報告
議
題
○第3回会議(平成25年1月16日)
(意見とりまとめ)
未加入対策(加入促進の工夫)の具体的な取り組みについて
◆えびの市全体で取り組むこと
◆市民ができること
◆自治組織ができること
◆行政ができること
協議概要
第1回会議 意見交換
問題点
●市営住宅、住宅団地、アパート居住者に区・分区に加入してもらえない
●各区で区長等がそれぞれにここ何年か未加入者へ何らかの方法で努力して
いるが、人それぞれの考えがあり、思い通りに解決しない
●昔から住んでいる人、新しく来られた方、若い方と相反する生活スタイル
があるので、加入が難しい
●なぜ、区・分区に入らないといけないのか、何のメリットがあるのか伝わっ
ていない
●若い人は、「区・分区には入っても、日中はいないとか地域の行事、清掃等
に出られない」とか「加入したら責任感を感じる」からなどの理由を挙げる
●ごみ問題(ごみのポイ捨て・不法投棄等)
※ごみステーションについては、えびの市廃棄物の処理及び清掃に関する
条例(ごみのステーションの設置等)第10条 区の申請に基づき、一
般廃棄物(し尿を除く。)を集積する場所を指定することができる。とい
うことで、ごみステーションの設置、廃止は区の代表者が申請等を行う
ことになっている。
●区に入らず、育成会に入っている。⇒区から子ども会費は出している
●区費、消防費、外灯費など未加入者は、払わず不平等である
●市民が全員加入する条例をつくれないのか
↓
自治会加入が、任意かどうか、強制できるのか?・・・・・最高裁
の判決で平成17年4月26日 自治会の加入は任意であるということ
で、これは強制できないと判決が出ている。
※上位法があるので強制加入はできない
●未加入者だからといって災害や火災の時に地域の人たちは、見て見ぬ振り
できない
第2回会議 意見提言
未加入者対策(加入促進の工夫)の具体的な取り組みについて
◆えびの市全体で取り組むこと
・「区・分区加入強化月間」を設ける
◆市民ができること
・地域のみんなで声かけをする
◆自治組織ができること
・自治組織とは、こういうものだとみんなで共有して理解を深めてもらう
・区費を安くする導き方もあるのではないかと思う
・未加入のところへ読み終わった広報等を持っていく
・転入や新築で来られた方に地区で作成した火災・地震・水害・自然災害等の
マニュアルを持って加入の話をする
・高齢の方の分区長のあり方を考える必要がある
・新しい人が分区に来られたら、声をかける
◆行政ができること
・各公民館を利用して加入促進ののぼり旗の作製
・市職員がまず自治組織に加入することが必要
◆自治組織・行政ができること
・自治会の基本に沿った地区担当職員による支援
◆その他
・新規契約者の不動産賃貸契約書に「地区共益費」を設ける
会議結果の概要
第3回会議
意見とりまとめ
◆未加入者対策の具体的な取り組み
①えびの市全体で取り組むこと
・「区・分区加入強化月間」を設け、市民総ぐるみで取り組む
②市民ができること
・地域での声かけによる加入促進をはかる
③自治組織ができること
・地域全員で自分たちの地域はどうしたらよいか考える
・自分たちの問題として考える
・区長、分区長の取り組み次第だと思うが、地域住民にも理解してもらい、地域
で気長に未加入者へ接触する
・加入に限らず、行事への参加や地域の様子をまず知ってもらう取り組みを行う
・未加入者との日頃からの接触・交流・ふれ合いなど機会あるごとに関わる
④行政ができること
・のぼり旗をたてて市全体に啓発していく
・地域に対する課題解決の支援を行う
・職員は、地区との橋渡し役となるよう、行事等へ積極的に参加する
・各課連携しながら自治加入に向けた体制作りを行う
⑤自治組織・行政ができること
・自治加入取り組みの事例集を作る
・地域の活動紹介、情報の提供・共有化などを通じて未加入対策を進める
・行政のシステム・自治の在り方などのマニュアル、テキストを作る
【総括】
①今後、それぞれの地域住民が、安心・安全・楽しく暮らせるために、地域が一つになっ
て助け合っていかなくてはならない世の中に向いている。これからも、気長に未加入者の
問題に取り組んでいく必要がある。
②地域を守るのは、市民一人一人であるという心がないと解決できない問題でもある。今
後、今回の会議で出された意見を参考に色々な活動を行っていく。