科目名 授業形態 担当教員 内容および計画 経営管理総論Ⅱ 講義 学年 2年 開講時期 後期 単位数 2単位 八木橋 彰 人間は一人では生きられない生き物であると言われている。それは,企業でも同じである。例えば、生産 者は,原材料メーカーから原材料を調達して生産活動を行っている。また,小売業は,生産者や卸売業から 商品を仕入れて販売活動を行っている。すなわち,企業は,他の企業と取引することなくしてビジネスは行 えない。さらに,互いの考えが同じであるということは極めて少なく,摩擦が生じることも珍しくない。し かし,お互いの事業活動を円滑に進めるためには,協調的な関係を構築し,それを維持し続けなければなら ない。 経営管理総論2では,生産から消費に至るまでの流通システムに焦点を当て,そこで関わっている生産 者・卸売業・小売業の企業間関係についての理論や原理,さらには周囲の生活環境との関係について考察し ていく。その際,一方的な講義ではなく,受講者に発言を促すなど,双方向のディスカッションを通じて企 業間関係の理解を深めてもらう。 1 授業の進め方,流通とは 2 流通機能 3 商業の発展 4 流通・商業とそれを取巻く環境との関係 5 システム革新と流通・商業 6 流通・商業のパワーシフト 7 小売業と環境との関係 8 卸売商の存在意義 9 eリテイル 10 流通の国際化 11 流通・商業と社会 12 グループ研究の課題説明,グループ分け 13 グループごとの話し合い 14 プレゼンテーション 15 プレゼンテーション タイトル 『新版 ベーシック流通と商業』 教科書 著者名 ISBN 原田英生・向山雅夫・渡辺達朗 出版社 有斐閣 9784641123984 発行年 2010 上記のテキストに加え,授業中にプリントを配布する。 参考書 田島義博・原田英生編著(1997)『ゼミナール流通入門』日本経済新聞社。 田村正紀(2001)『流通原理』千倉書房。 矢作敏行(1996)『現代流通−理論とケースで学ぶ』有斐閣。 渡辺達朗(2011)『流通政策入門[第3版]−流通システムの再編と政策展開』中央経済社。 和田充夫・日本マーケティング協会編著(2005)『マーケティング用語辞典』日本経済新聞出版社。 評価方法 成績評価 割合 期末テスト 50 % レポート 20 % グループ研究 20 % 出席状況・授業中の発言 10 % ・期末テストは記述問題を予定。持込不可。詳細は後日説明する。 ・理解度を確認するためのレポートを2回実施する予定。 ・グループ研究を行い,評価に加える。 ・出欠確認は毎回行う。 学習到達目標 先修条件 その他 ・消費者が現在,便利な買物ができるようになった理由を,流通の視点から考察できるようになること。 ・産業経営史Ⅱ,マーケティングのいずれかを履修済みであること。 ・必須ではないが,現代企業論Ⅱ,経営管理総論Ⅰのいずれかを履修済みであることが望ましい。 ・不適切な授業態度(遅刻・途中退出・私語)は謹むこと。 ・講義を聴くだけでなく,聴いたことをプリントやノートにメモすること。 ・わからないことがあったら,そのままにせず,遠慮なく申し出ること。
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