13.12.14 演奏者プルフィール

演奏者プルフィール
ペドロ・バージェ
キューバ・ハバナ出身。アフロクバーノスのリーダーであり音楽監督も務める。グルー
プを指揮し、ソン・ルンバ・サルサと様々なリズムを変幻自
在に操る姿はさながらラテン音楽の魔術師である。担当楽器
はフルート、ボーカル、サックス。
キュ ーバ で有 名な音 楽一家 で兄 弟5 人がす べてミ ュー ジ
シャンというバージェ家の長男であり、キューバ国内外で活
躍する歌手ユムリとフルート奏者マラカは弟にあたる。
イ ラ ケ レ の メ ン バ ー 等 数 多 く の 有 名 ミ ュ ー ジ シ ャ ン を 輩 出 し た キ ュ ー バ 軍 楽 隊 を 経て
数々のバンドで活躍した後、兄弟でユムリ・イ・スス・エルマーノスを結成。CD を次々と
リリースし(日本ではビクターより発売)、海外公演も数多くこなす。また作曲家としての
一面も持ち、ニューヨークのサルサ界を代表するアーティスト、オスカル・デ・レオンが
彼の曲「La Bomba」をカバーし、また「El Fuelle」がマラカのアルバム「Tremenda
Rumba」
(2002 年度グラミー賞ラテン部門ノミネート)に収録され好評を博している。
現在は日本に在住し、アフロクバーノスなどのグループを率いてハバナ国立音楽大学を
卒業した気鋭の若手キューバミュージシャン達と様々なコンサート・ライブ活動等を行う
一方、キューバ音楽界での広い人脈がかわれ、NHK の3時間番組「まるごとキューバ」の
コーディネーターも務めた。国際交流にも意欲的で、キューバ音楽についての講演依頼も
多い。NHK テレビ「スペイン語会話」の中でトランペッターの弟ルイスと共に日本でのラ
イブ活動等の様子が取り上げられた。
2006 年 1 月、3 週間に渡り NHK テレビ「スペイン語英会話」にゲスト出演し、演奏の
模様が放映された。3 月、中島美嘉ライブでサポートメンバをつとめた。
2010 年、アヲハタ 55 ジャム CM ソング”Que lindo es el cielo mio”を作詞・作曲。
ヨエル・パス
ボーカル、ギタリスト、パーカッショニスト
ジャンルを問わずスペイン語、英語、ポルトガル語、日本
語で演奏。
1975 年、キューバ、カマグエイ県生まれ。
8 歳から父 親が作製し たギターを片手 に地元 の劇場などで
歌いはじめる。
キューバ国立合唱団の歌手のウジョア氏に声楽を師事。
17 歳で活動拠点をハバナに移し、1995 年、1996 年にはソ
ネロの登 竜門で あるキ ューバ音 楽ソン とサル サのコン クー
ル Buscando el Sonero で 2 年連続ファイナリストに選出される。トリオ、カルテットな
ど様々な形態のグループに加わり活動。
1998 年から 2001 年にかけて、ソングループ「グルーポ・マゲイ」のボーカルとして
ギリシャ、スペイン、コスタリカなどで演奏、テレビにも出演。 2002 年よりソングルー
プ「マデーラ・ブエナ」のボーカル、パーカッショニストとしてハバナ旧市街のレストラ
ン 「ラ・ミーナ」にて演奏。
2012 年 8 月、
「マデーラ・ブエナ」 のリーダー、アリエル・フェルナンデス・シント
ゥラによるポップス 3 曲をレコーディング。
2013 年 2 月末から日本をベースに活動。2013 年7月から自身のグループ「グルーポ・
コングリ」を結成し、インペリアルジャズ(帝国ホテル)、ハバナナイト(ANA インター
コンチネンタルホテル MIXX バー&ラウンジ)、六本木や銀座のレストランやクラブ、バ
ーなどで演奏活動を行う。
ラファエル・エルナンデス
1948 年ハバナ生まれ
政治学者。現在、キューバの総合理論誌季刊「テーマス」の編
集長。
1973 年ハバナ大学哲学史専攻、卒業。
1977 年メキシコ大学政治学修士取得。その後メキシコ国立自
治大学博士課程在学。
ハバナ大学教授、国際関係大学教授、米州研究所所(CEA)所長
を歴任。
ハーバード大学、コロンビア大学、テキサス大学などで客員教授を務める。
主要著書
『キューバを観察して』(2001 年)
『もうひとつの戦争』(2000 年)
『ハバナの歴史』(2006 年)共著。
『米玖関係の論争』(2011 年)共著。
キューバきっての著名な政治学者と目されている。