▼ ▲ ▼ エ フ エ ム 西 東 京「○○ランチボックス」▼ ▲ ▼ 図 書 館 情 報 コ ー ナ ー 図書館からの情報を毎週定期的にお届けしている FM番組があります。各館の図書館員が本を選び、直 接生の声でご紹介します。週毎に大人の本と子どもの 本を交互にお送りしていますが、このコーナーでは取 り上げられた大人の本からご紹介します。 エフエム西東京 毎週金曜日13:20 周波数 84.2MHz 2013 年 2 月号 vol.68 編集 『もののみごと−江戸の粋を継ぐ職人たちの、確かな手わざと名デザイン-』 田中敦子文 渞忠之撮影 講談社 2012.10 伝統のわざを今も受け継ぐ職人達とその作品を精緻な写真とともに紹介。 月刊『ひととき』の連載「粋を継ぐわざ」を単行本化。 黄楊櫛、引手金具、江戸すだれ、銅おろし金、桶、毛抜き、足袋、簪、筆、 江戸玩具、江戸扇子、江戸風鈴、押絵羽子板、宝船熊手…。 仕事場を訪ねて取材した文章と、作品・道具・制作風景の写真があいまって 楽しめます。巻末には各もののみごとな品の入手方法やお店の案内が。 一生物がみつかりそうです。 『吉祥ありがた図鑑 幸運をもたらす干支のいわれ』 王 敏(ワン・ミン)著 西東京市図書館 実業之日本社 2012.9 動物にも樹木にも岩石にも霊が宿るとみなす「依り代」信仰が強く、自分の干支 の動物たちにとりわけ深く親しんできた日本人。干支のお守りを財布や鞄に付け たりしますが、各えとのいわれなどを紹介した本です。 今月のテーマ 休館日について 中 央 保谷駅前 柳 沢 ひばりが丘 月曜日・第3金曜日・ 年末年始・特別整理日 ○祝日は開館します。 ○月曜日が祝日にあたる ときは、火曜日が休館と なります。 芝久保 谷 戸 月曜日・祝日・年末年始・ 特別整理日 ○月曜日が祝日にあたる と き は 火 曜 日も 休 館 と なります。 ○祝日が日曜日にあたる ときは開館し、月・火曜 日が休館となります。 新町分室 日∼火曜日・第3金曜日・ 祝日・年末年始・ 特別整理日 『お菓子「こつ」の科学−お菓子作りの「なぜ?」に答える』 河田昌子著 柴田書店 2013.1 テンパリングではいったい何が起こっているの? 生クリームを泡立てすぎると バター状になるのはなぜ? ミクロの世界で起こっているお菓子作りのメカニズム を、図版を交えてわかりやすく解説する。 イスラーム http://www.library.city.nishitokyo.lg.jp 『夫婦で行くイスラムの国々』 清水義範著 『すぐわかるイスラームの美術 集英社 2009.8 (柳沢) 初めて訪ねたトルコでイスラム世界にどっぷりはまった 著者夫婦が見て回る、エジプト、モロッコ、イランから イエメンまで。宗教に隠れた人々の本当の暮らしとは。 『北緯10度線−キリスト教とイスラームの「断層」−』 イライザ・グリズウォルド著 白水社 2011.11(ひばりが丘) 北緯10度線上に信仰の断層線をなすアフリカとアジア の国々を7年かけて踏査。キリスト教とイスラムが衝突 するようになった過程とその実態を、歴史、文化、資源 開発、国際援助、気象、人口動態の側面から描く。 『イスラム世界おもしろ見聞録』 宮田律著 朝日新聞出版 2009.3(柳沢) アフガニスタンからモロッコまで、第一線の研究者が 綴るちょっと遠いけど、すこぶる人間臭い社会との出会 いの旅。知られざるイスラム社会の意外な日常が満載。 『「アラビアン・ナイト」の国の美術史 −イスラーム美術入門−』 小林一枝著 八坂書房 2011.11(保谷) 千年以上に及ぶ広大なイスラム世界の多様な芸術を、 「アラビアン・ナイト」というキーワードのもとに、親しみ やすく平易に読み解く、異色のイスラーム美術入門書。 『トルコ・イスラム建築』 飯島英夫著 富山房インターナショナル 2010.12(谷戸) ▲▼ 図書館員によるちょっとおすすめ本 ▼▲ 今 月 の テ ー マ イスラーム 原理主義が注目されがちですが、欧州やアジアに並ぶ 歴史と文化を持った一つの文明でもあるイスラーム世界 についての資料を紹介します。 ※( )は所蔵館です。 −建築・写本芸術・工芸−』 桝屋友子著 東京美術 2009.10(谷戸) 1400年の歴史に育まれた、時に繊細で、時に大胆 な建築や美術品の数々。世界を魅了する華麗なイスラ ーム美術の世界をビジュアルに案内。 『砂糖のイスラーム生活史』 佐藤次高著 岩波書店 2008.12(谷戸) 『イスラームから見た「世界史」』 タミム・アンサーリー著 紀伊国屋書店 2011.9(中央) 西洋版世界史の後景に追いやられてきたムスリムたちは 自らの歴史をどう捉え、いかに語り伝えてきたのか。アメリカ で複数の世界史教科書の主要執筆者を勤めた著者がムハ ンマドの誕生からのイスラーム通史を、血の通った人間ドラ マとして描く。 『イスラム芸術の幾何学 −天上の図形を描く−』 ダウド・サットン著 創元社 2011.5(ひばりが丘) 平面を調和のとれた対称な図形に分割し、複雑に織 り合わさったデザインを作り出して、無限性やあまねく 存在する中心といった概念を表すイスラムの幾何学パ ターン。その構造と意味を説き明かす。 『イスラーム世界の基礎知識 −今知りたい94章−』 ジョン・L.エスポジト著 原書房 2009.9(保谷) 現代人の食生活に欠かせない砂糖はイスラーム世 界でいかに普及し、いかなる役割を果たしたのか。膨 大なアラビア語史料を駆使、砂糖きび栽培、生産と交 易、政治権力の関与、医学・食との関わりなど解明。 『失われた歴史−イスラームの科学・思想・ 芸術が近代文明をつくった−』 マイケル・ハミルトン・モーガン著 平凡社 2010.9(ひばり) 広大な地域に、中世から近世初頭にかけ華麗な文明 を築き上げたイスラームが、いかに先進的な知を創造し、 近代科学や諸思想に大きな影響を与えたか精緻に記述。 『ゆとろぎ−イスラームのゆたかな時間−』 片倉もとこ著 岩波書店 2008.5(柳沢〉 「いけいけ、どんどん」の潮流の中「ゆうっくり、ゆうっくり」 と声を掛け合い、人生を愉快に味わっているイスラーム 圏の人々。彼らの繰り広げるもう一つの文明世界を紹介。 『イスラム飲酒紀行』 高野秀行著 扶桑社 2011.6(柳沢) 11世紀から19世紀までのトルコ・イスラム建築12 0件を、写真、図版を用いて、歴史の歩みに沿って紹介。 10余年にわたる現地調査をふまえ、トルコの研究成果 と目線から説く。 イスラーム教徒は何を信じている? なぜイスラー ム教は男女を分ける? ジハード(聖戦)とは何? 信 仰・他宗教との比較・慣習と文化・テロリズム・社会・政 治・経済など、イスラームへのあらゆる疑問に答える。 タブーを暴きたいわけじゃない。酒が飲みたいだけなん だ! カタール、パキスタンなど、酒を禁じるイスラム圏 における飲酒事情を描いたルポルタージュ。
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