クレジット一体型マナカに係る提案募集要項 1.

クレジット一体型マナカに係る提案募集要項
1.趣旨
マナカ発行事業者である株式会社名古屋交通開発機構(以下「機構」という。)及びマナカ
交通事業者である名古屋市交通局(以下「局」という。)は、「マナカ」を活用した新たな事
業に取り組む予定です。そこで名古屋市域に密着した市バス・地下鉄のご利用者への新たな
サービス提供のため機構が発行する IC カード乗車券「マナカ」の新たな券種として、クレジッ
トカード機能を搭載したクレジット一体型マナカの導入を検討しています。
そこでクレジット一体型マナカの導入にあたり、事業に提携いただける事業パートナーを募
集いたします。今回の募集に当たっては導入予定日までに速やかな手続きを行うため、提携
条件を審査したうえで条件を遵守していただける事業者を1社選定させていただきます。な
お初回のクレジット一体型マナカの導入以降、次回の追加提案募集については事業状況をみ
て検討いたします。
2.プロポーザルの形式
このプロポーザルは、公募型プロポーザルとする。
3.応募条件
今回の応募に参加できる事業者は、全国相互利用を実施している交通系ICカード乗車券で
のクレジット一体型ICカード乗車券の発行実績があり、次に掲げる応募条件を満たすもの
とします。
1)
法人であること。
2)
事業者は、特別の理由がある場合を除くほか、次の各号のいずれかに該当しない者であ
ること。
一
二
破産手続開始の決定を受けて復権を得ない者
指定暴力団員
三
指定暴力団員と生計を一にする配偶者(婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関
係と同様の事情にある者を含む。)
四
法人その他の団体であって、指定暴力団員がその役員となっているもの
五
指定暴力団員が出資、融資、取引その他の関係を通じてその事業活動に支配的な
影響力を有する者(前号に該当するものを除く。)
3)
次の各号のいずれかに該当する事実があった後3年を経過しない者又はその者を代理
人、支配人その他の使用人若しくは入札代理人として使用する者でないこと。
一
契約の履行に当たり、故意に工事、製造その他の役務を粗雑に行い、又は物件の
品質若しくは数量に関して不正の行為をしたとき。
二
競争入札又はせり売りにおいて、その公正な執行を妨げたとき又は公正な価格の
成立を害し、若しくは不正の利益を得るために連合したとき。
三
落札者が契約を締結すること又は契約者が契約を履行することを妨げたとき。
四
機構との契約において、適正な履行を確保するための監督又は検査の実施に当た
り職員の職務の執行を妨げたとき。
4)
五
正当な理由がなくて契約を履行しなかつたとき。
六
契約により、契約の後に代価の額を確定する場合において、当該代価の請求を故
意に虚偽の事実に基づき過大な額で行ったとき。
会社更生法(平成 14 年法律第 154 号)に基づき更生手続開始の申立てがなされている
者でないこと。
5)
民事再生法(平成 11 年法律第 225 号)に基づき再生開始の申立てがなされている者で
ないこと。
6)
中小企業等協同組合法、中小企業団体の組織に関する法律又は商店街振興組合法によっ
て設立された事業協同組合等においては、当該組合の組合員が当該企画競争に参加しよ
うとしない者であること。
7)
実施の公表を開始した日から契約候補者選定までの間に名古屋市が行う契約等からの
暴力団関係事業者の排除に関する合意書及び名古屋市が行う調達契約等からの暴力団
関係事業者の排除に関する取扱要綱に基づく排除措置(以下「排除措置」という。)の
期間がない者であること。
8)
直近 3 年間に、次に掲げる税を滞納していない者であること。
①法人税
②消費税及び地方消費税
③法人市民税
④固定資産税
4.提携条件
1) 発行するクレジット一体型マナカの券面はオリジナルデザインとし、表面にマナカ
のロゴを配すものとする。また、オートチャージ機能と紐付が可能なクレジットカ
ード(マナカ機能なし)も発行すること。
2) JCB/VISA/MasterCard のうち、最低限いずれかの国際ブランドとの提携が可能
なクレジットカードであること。
3) 提携事業者は、クレジット一体型マナカ及びクレジットカード(マナカ機能なし)
の発行に対し、発行手数料を機構へ支払うものとする。
4) 機構は、カード作成及び発行にかかる費用負担は行わないものとする。
5) 提携事業者は、クレジット一体型マナカ及びクレジットカード(マナカ機能なし)
のクレジットカード決済(オートチャージを除く)に対し、利用手数料を機構へ支
払うものとする。
6) 提携事業者は、局駅務機器でのオートチャージ利用に対し、機構又は局から手数料
を徴収できるものとする。
7) 手数料等の経済条件は、恒久的な条件であることを原則とし、一定の時限を設けて
変更することも可能とする。
8) クレジット一体型マナカの導入に際し、マナカ関連システム以外のシステム構築等
にかかる費用は原則提携事業者が負担することを前提とし、提案書の収益性にかか
る各種手数料を提示するものとする。なお、システム構築費の負担区分はプロポー
ザル参加届の提出後にお渡しする基本仕様別図を参考にするものとする。
9) 提携事業者は、クレジットの与信、請求関連及び未払い時の督促、クレジット問合
せ、クレジットの再発行更新については行うものとし、その他機構と局が行う業務
内容を事前に提示するものとする。
10) 提携事業者は、会員獲得数等の具体的数値目標を事前に提示するものとする。
11) 提携事業者は、クレジット一体型マナカのクレジットカード決済サービスを、機構
及び局が実施する事業に協力するものとする。
5.応募方法
【参加届】

参加を希望する者は、プロポーザル参加届(様式1)に必要事項を記入・押印の上、期
日までに提出してください。

プロポーザル参加届(様式1)を提出いただいた後、クレジット一体型 IC カード乗車
券の発行実績を審査したうえでクレジット一体型マナカのカード仕様およびシステム
仕様について示した基本仕様書をお渡しします。
※複数事業者での共同提案も可能です。その場合は、いずれかの事業者が全国相互利用
を実施している交通系ICカード乗車券でのクレジット一体型ICカード乗車券の発
行実績を有していることを条件とします。
※複数事業者共同による提案の場合は、代表事業者が記入・押印し、共同事業者名を備
考欄に記載ください。
(提出書類)
プロポーザル参加届(様式1)
(提出方法)
郵送
(提出期限)
平成28年3月29日(火)17時00分必着
(提 出 先)
〒466-0015
名古屋市昭和区御器所通三丁目12番地
株式会社名古屋交通開発機構
管理本部 IC システム部
【提案書】

提案書の提出は、(様式4)にしたがって作成していただき、以下の提出書類(正本1
部と副本7部)も添付してください。

その他関連するパンフレット等があれば添付してください。
※様式に納まらない場合は、添付資料として別様式をご準備いただいても問題ございま
せんが、提案項目と提案内容が分かるように記載願います。
(提出書類)
ア
提案事業者概要(様式2)
イ
クレジット一体型交通系 IC カード乗車券での提携実績(様式3)
ウ
財務諸表等(直近3年分)
a 株主総会招集通知添付書類
貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、注記書類、事業報
告書、監査報告書
b 有価証券報告書(金融商品取引法に基づき作成している場合)
c キャッシュフロー計算書(b を作成していない場合)
d 税務申告書
エ
法令遵守及び個人情報保護が確実に保護されている仕組みがわかる資
料(社内規定等)
オ
提案書(様式4)
カ
その他、関連するカタログ・パンフレット等
(提出方法)
郵送
(提出期限)
平成28年4月20日(水曜日)17時00分必着
(提 出 先)
〒466-0015
名古屋市昭和区御器所通三丁目12番地
株式会社名古屋交通開発機構
管理本部 IC システム部
6.質疑
提出書類等に対し、質疑がある場合は質問票(様式6)に記入の上、期日までに提出してく
ださい。機構で集約後、全提案事業者に対しプロポーザル参加届に記載いただいた E-mail ア
ドレスに回答いたします。
(提出方法)
郵送
(提出期限)
平成28年4月5日(火曜日)17時00分必着
(提 出 先)
〒466-0015
名古屋市昭和区御器所通三丁目12番地
株式会社名古屋交通開発機構
管理本部 IC システム部
7.実施スケジュール
プロポーザル参加届提出期限
平成 28 年 3 月 29 日(火)17時必着
提案に関する質疑の受付
平成 28 年 4 月 5 日(火)17時必着
質疑に関する回答
平成 28 年 4 月 12 日(火)
提案書の提出締切
平成 28 年 4 月 20 日(水)17時必着
提携事業者の決定
平成 28 年 4 月下旬
選定結果通知
平成 28 年 4 月下旬
8.提携事業者の選定
1) 提携事業者の選定は、クレジット一体型マナカ提携会社選定委員会が行います。同委
員会では下記の評価基準に基づき、応募者の提案について収益性(各種手数料収支)
のほか、サービス内容や企画面など乗客利便性及び業務分担等を評価の上、提携事業
者を選定します。
2) 同委員会として応募者から提携提案が条件を満たすと判断した場合のみ、評価を実施
します。
3) 選定結果は、後日改めて選定結果通知書(様式5)にてご連絡致します。
評価基準
大項目
事業計画性
評価項目
評価の視点
クレジット一体型マナカの提
名古屋市地域に密着したサ
案趣意
ービス及び市バス地下鉄利
用者へのサービスが提供で
きているか。
実現性
クレジット一体型マナカのサ
サービス開始時期が実現性
ービス開始可能時期
を伴い、機構及び局にメリッ
トがあるか。
収益性
乗客利便性
発行及びクレジットカード決
クレジットカード導入によ
済に対しての手数料収益
る利益を還元できているか。
カード概要及びポイントサー
カード会員に利便性が提供
ビス
されているか。
カード運営に係る業務
機構及び局に負担が生じる
業務分担・運営体制
ような業務分担になってい
ないか。
その他
カード会員および利用の拡大
カードの営業拡大が数値目
独自企画力
標及び企画力として図られ
ているか。
9.契約及びサービス開始

提携事業者を選定後、提携事業者と機構との間で1ヶ月以内を目処に契約を締結してい
ただきます。

サービス開始は、平成29年度内を予定しております。

複数事業者共同提案の場合、契約方法については審査結果通知後に協議させていただき
ます。
*
注意事項
1)
提出された書類の返却はしません。
2)
提出期限を過ぎてからの応募、また提出書類に明らかな記載漏れがある場合は、受
付いたしかねますので、ご了承ください。
3)
提出された書類について疑義が生じた場合は、応募事業者に問い合わせることがあ
ります。
4)
機構は、本件にかかる公平で厳正な審査を確保するため、支障のある問い合わせに
は一切応じられませんのでご承知おきください。
5)
本件に応募し提携事業者に選定された場合であっても、提案内容に重大な不備があ
った場合等は、提携を見送らざるを得ない場合もあります。