【三菱重工業】大形工作機械の出荷 3000 台を達成

2014 年 3 月 6 日 発行 第 5504 号
大形工作機械の出荷 3,000 台を達成
社会・産業の発展を支える多彩な製品が国内外で高い評価を獲得
三菱重工業は 6 日、工作機械事業本部の本工場(滋賀県栗東市)から横中ぐりフライス盤
「MAF180C」を台湾の大手機械メーカー台朔重工股份有限公司に出荷したことで、大形工作機
械の累計出荷 3,000 台を達成しました。1960 年に「三菱イノセンチ CWB フライス中ぐり複合加
工機」の生産を開始して以来 53 年間、社会・産業の発展を支える多彩な製品を時代に先んじて
市場に送り出してきた成果といえます。当社の大形工作機械は、横形と門形の豊富なラインアッ
プやユーザー視点の技術が国内外で高い評価を得ており、引き続き積極的な事業展開で世界ト
ップの大形工作機械メーカーを目指します。
【MAF-C シリーズ】
三菱イノセンチ CWB フライス中ぐり複合加工機は、日本における大形工作機械の草分けとして
メートル・トン単位の大物部品の加工を高い精度と生産性で実現。その後 1967 年に国内初の
NC(数値制御)による横中ぐりフライス盤、1986 年に門幅 13m、重さ 1,300 トンの世界最大級
の NC 複合フライス盤「スーパーミラー」を完成させるなど、大物部品加工の分野では常に技術革
新をリードし、産業機械、建設機械、原動機、航空機、鉄構造物などのものづくりを支えてきました。
特に、2003 年に発売した門形五面加工機の「MVR シリーズ」は、1969 年に大物長尺部品加
工用として開発したガントリータイプの技術を継承し、さまざまな加工やユーザーニーズに適応す
るための改良を重ねて多くの製造現場に受け入れられた結果、10 年間に 1,000 台近い出荷を
記録。ユーザーの強い期待と信頼を象徴する大ヒット・ロングセラー機に成長し、国内ではトップク
ラスのシェアを獲得しています。
出荷 3,000 台目の MAF180C は、強さ(高剛性)・速さ・精度ともにクラス最高水準を達成した
2012 年発売のフロア型横中ぐり盤(MAF-C シリーズ)で、最先端部品の加工用設備として活躍
しています。納入先の台朔重工は、石油化学・合成樹脂製造・電子部品製造・運輸・医療・教育な
どを幅広く手掛ける台湾最大の民間企業集団、台湾プラスチックグループ(Formosa Plastic
Group:台塑集団)に所属。当社製大形工作機械の有力ユーザーで、MAF180C を各種プラント
に使用される大物部品の製造に使う予定です。
当社大形工作機械は、1960 年の初出荷から 32 年後の 1992 年に 1,000 台、それから 15
年後の 2007 年に 2,000 台を突破して以降、3,000 台達成まではわずか 6 年と、海外案件も含
め受注・生産ペースは着実に加速しています。今回の 3,000 台達成を世界シェアナンバーワンに
向けたマイルストーンの一つととらえ、今後も時代を先取りする最新技術の開発や高度なニーズ
への対応、豊富な加工技術の蓄積と提案力で、世界市場を深耕していきます。
製品ページ
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横中ぐりフライス盤 MAF-C シリーズ:工作機械
担当窓口:工作機械事業本部
以
上