第 48 回量子物理化学セミナー 量子物理化学セミナー兼理数 兼理数 GP

第 48 回 量 子 物 理 化 学 セ ミ ナ ー 兼 理 数 GP セ ミ ナ ー
∼量子モンテカルロ法:相対論と並列性を中心に∼
今回のセミナーでは、理化学研究所計算科学研究機構の中 塚 温 先 生 をお招きし、
「量子モンテカルロ法:相対論と並列性を中心に」というタイトルで、中塚先生の最近の
研究成果についてお話頂きます。
興味を持った方、特に学部 3, 4 年生・大学院生の方は奮ってご参加下さい(予約不要)。
【日時】2014 年 8 月 1 日(金) 14:00∼15:30
【場所】理科館 4F 理数 GP 室
【講師】中塚温先生 (理化学研究所計算科学研究機構)
【題目】「量子モンテカルロ法:相対論と並列性を中心に」
【講演概要】
21 世紀に入り、コンピュータの発
達は単純なコア性能の向上から並列
性による性能向上へとシフトした。特
に京に代表される超並列計算機では、
数万の演算コアとそれらを繋ぐネッ
トワークをいかに有効利用できるか
が量子化学の大きな問題となってい
る。局所的なメモリ容量と大域通信の負荷のため、従来の量子化学手法を単純に利用する
ことは難しくなり、計算機構造を前提とした適切な手法が模索されている。
量子モンテカルロ法は、超並列環境に適した高精度エネルギー計算手法として知られてい
る。3N 次元空間上の、ほぼ独立の多数のマルコフ連鎖生成と局所的な値の計算から、統計
的手法でエネルギー期待値を得るこの手法は、計算の並列性と必要な通信量の少なさ、節
固定近似下での電子相関を含む厳密解が得られるなどの利点を持つ一方、平均場近似で容
易に可能な計算、例えばエネルギー微分計算、相対論効果の取り込みなどに困難がある欠
点も持つ。
本講演では、特に演者の開発している相対論効果を含めるための拡張[1]を中心として、
量子モンテカルロ法の基礎的な理論、プログラム実装、現状の課題について紹介する。
[1] Y. Nakatsuka, and T. Nakajima, J. Chem. Phys. 137, 154103 (2012).
Time table
・ 14:00 ~ 15:30 中塚先生セミナー@理科館 4F 理数 GP 室
・ 15:45 ~ 17:15 藤井先生セミナー(別紙参照)@理科館 4F 理数 GP 室
・ 17:30 ~ 18:30 Free discussion @理科館 4 階 430 室
・ 18:30 ~
Welcome party
世話人:量子物理化学研究室、立川仁典(内線 2188、 [email protected]