TIS株式会社

導入事例
情報・通信
TIS 株式会社
TISが誇るSaaS型EDIサービス「 TEDIOS-Ⅱ」の中核に、
選ばれたのは最新鋭 ACMS Apex
課題
評価
SaaSを利用する顧客数の増加につれて、
メンテナンス停止が困難に
要望をすべて満たした新製品ACMS Apex
で高可用性、高セキュリティを実現
セキュリティ脅威の増大に、求められた
データ保護強化策
新バージョン TEDIOS-Ⅱは正式リリースを
待たずに新規案件を獲得
"止められない" 基幹サービスに成長した
SaaS型EDIサービス TEDIOS
リリース以後、金融、製造などシステム要件
なります。また、一連の自然災害を受けたDR*
レベルの高い業界で、注目を集める大型案件
対策、大規模な情報漏えい事件を受けたセ
を次々と成功させている。
キュリティ対策などにも関心が高くなってお
このサービスの中核がDALのB2Bインテ
E2Xだ。国内シェ
り、高可用性、
セキュリティ強化をテーマとした
機能拡張が喫緊の課題でした。」
TIS株式会社(以下、TIS)は、ITホールディ
グレーションサーバ ACMS
ングスグループの国内大手システムインテグ
ア40%を誇り、業界を超えて信頼のEDIブラ
それと並行して、EDI 環境そのものも変化
レーターだ。40年以上にわたり顧客とともに
ンドとして認知されているACMSは、
このサー
していた。2020年度後半、NTTのISDNサー
ノウハウや技術力を蓄積し、
プロフェッショナ
ビスのネームバリューを高めるとともに、SaaS
ビス INSネットのディジタル通信モードの終了
ルなチームワークと推進力により数多くのプロ
移行への敷居を下げてきた。多彩なビジネス
が予定されており、
これを活用する全銀手順が
ジェクトを手がけてきた。今日では、
日本のみ
で採用されるにつれ、近年、TEDIOSは文字
使えなくなる。また、
データ交換用媒体として
ならずアジア市場にも進出、
その存在感をさら
通り "止められない" システムになってきた。
広く使われてきた磁気テープ CMT*もサポー
に強めている。
TIS プラットフォームサービス本部 プラット
ト終了が近づき、代替手段を考えなければなら
同社のビジネスを特徴づけるソリューション
フォームサービス事業部 プラットフォームサー
ない。
の一つに、SaaS型EDIサービス TEDIOS が
ビス第2部 主査 棚田俊之氏は、次のように
DALでは、
こうした環境変化をにらみ、新
ある。これは、商取引に不可欠な EDI基盤リ
語る。「これまでメンテナンスにはシステム
しいコンセプトのACMS ApexをACMSシ
ソースをサービスとして提供するもの。最初に
停止が不可避でした。しかし、顧客のビジネス
リーズの最上位モデルとして開発に注力して
*
設定したリソースの範囲であれば、
トランザ
によって止められる時間帯が異なります。最近
きた。それが中盤に入った 2 014年 、D A L
クション容量が増えても定額というリソース
は 24 時 間 365日稼働を方針とする企業も
は T I S に SaaS 型 EDIを提供する立場から
課金型サービスが大きな特徴で、2011年の
増え、
このままいくとほんとうに止められなく
ACMS Apexの機能に対する意見を求めた。
TIS 株式会社
設立
1971年4月28日
本社所在地 東京都新宿区西新宿8-17-1
従業員数
5,848名( 2016 年 4月1日現在)
資本金
231億円
代表者
代表取締役会長 兼 社長 桑野 徹
売上高
1,488億1,900万円( 2015年3月期単体)
シニアエキスパート
仲矢 靖之 氏
TIS株式会社
主査
棚田 俊之 氏
TIS株式会社
主査
木村 真 氏
TIS株式会社
プラットフォームサービス本部
プラットフォームサービス本部
プラットフォームサービス本部
プラットフォームサービス第2部
プラットフォームサービス第2部
プラットフォームサービス第2部
プラットフォームサービス事業部
プラットフォームサービス事業部
プラットフォームサービス事業部
無停止メンテナンス、PCI DSSに
準拠した新製品ACMS Apexを採用
EDI対応という点では、ACMS Apexは国内外
した上位互換性にもこだわりましたが、DALは
の主要なEDI標準通信プロトコルを提供して
満足いくレベルでこれを満たしてくれました。」
おり、Web、
メール、HTTPなど非定形のデー
タ連携も提供を予定していた。
時を同じくして、TISではTEDIOSの新しい
これらの点を評価したことと、2015年に
顧客ニーズに応えるために後継サービスであ
DALから提供されたACMS Apexのβ版の
るTEDIOS-Ⅱ*の企画を進めていた。そこに
検証を経て、TISはACMS ApexをTEDIOS-Ⅱ
正式リリースを待たずに早くも
新規案件を獲得
ACMS Apexを採用するなら必須の機能とし
のデータ連携基盤として選んだ。TIS プラット
TEDIOS-Ⅱの正式リリースは2016年6月末
て、
同社は、無停止メンテナンス、DR対応、PCI
フォームサービス本部 プラットフォームサービ
だが、2015年から始めていたプリセールス
DSS*準拠、
リアルタイムデータ連携機能、イ
ス事業部 プラットフォームサービス第2部 シ
活動が功を奏し、
この次世代サービスには多く
ンターネットEDI 対応の5つを挙げた。
ニアエキスパート 仲矢靖之氏は次のように語
の引き合いが殺到している。そして早くも新規
無停止メンテナンス、DR対応は、可用性向
る。
「TISとDALは過去20年にわたってEDIビ
案件が決定した。最新設備が整えられたTIS
上のための要件である。ACMS Apexでは、
ジネスを牽引してきました。今回、TEDIOS-Ⅱ
のデータセンターに、
ACMS Apexを含め基盤
すでに開発当初からそのコンセプトを有して
を企画するにあたり、SaaS型EDIを提供する
はすでに構築され、利用に向けた接続テストが
いた。管理ノードに障害が発生したとしても、
立 場としてD A Lにわれわれは要 望を出し、
スタートした。その企業ではTEDIOS-Ⅱの利
代替ノードへの自動切替によって稼働を継続
A C M S A p e xはそれを酌んでくれました。
用により、大幅なコスト削減、大容量データ伝
する。また、必要な機能を分散配置できるた
ACMS Apexが、時間に厳格で信用に基づい
送、全銀手順に代わるインターネットEDI手段
め、要件に応じてシステム拡張が可能で、
シス
て行われる日本の商取引を熟知した上での
の獲得が実現する。情報システム部門は、EDI
テムを全停止することなく、
バージョンのアップ
データ連携基盤であること、DALのとことん
環境変化への対応という課題から解放される
グレード等を容易に行えるのだ。
付き合ってくれる企業姿勢も心強く思ってい
のだ。
一方、PCI DSSは金融業界におけるクレ
ます。」
TISにおいても、
このような悩みを持つ企業
ジットカードに関したグローバルなセキュリ
T I S プラットフォームサービス本部 プラット
にTEDIOS-Ⅱ採用が広がっていくとみており、
ティ標準だ。12カテゴリーにわたる厳しい
フォームサービス事業部 プラットフォームサー
直近 3 年で10億円の売り上げ拡大を計画して
セキュリティ要件を満たす必要がある。もち
ビス第2部 主査 木村真氏は、仲矢氏を補足し
いる。さらに、
データ処理が決め手となるIoT
ろん、ACMS Apexは、対象となるPCI DSSの
てこう語る。
「今回、ACMS E2X以上の処理性
分野などへの適用など、
EDI基盤を超えたサー
セキュリティ要件に準拠した。インターネット
能とTEDIOSからTEDIOS-Ⅱへの移行を考慮
ビス発展にも大きな期待を寄せている。
*TEDIOS: TIS EDI Ondemand Service by ACMS *DR: Disaster Recovery *CMT: Cartridge Magnetic Tape *TEDIOS-Ⅱ: TIS EDI Ondemand Service Ver.2 by ACMS Apex *PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard): クレジットカード情報および取引情報を保護するために策定された、クレジット業界におけるグローバルセキュリティ基準
お客様
TEDIOS-Ⅱ
レガシーEDI
基本機能
連携
基幹システム
基幹システム連携機能
変換機能
通信機能
●FTP 等
●フォーマット変換
●コード変換
●振り分け 等
●レガシーEDI
●インターネットEDI
運用機能 / 運用代行機能
管理者
(EDI運用業務)
マスタ
登録機能
状況
照会機能
状態
変更機能
お取引先様
●全銀ベーシック ●全銀TCP/ IP
●JCA
(通信エラー、処理エラー 等)
ホスト
●RosettaNet ●EDIINT AS2
●Chem eStandards
●SFTP ●OFTP2
監視・通報機能
エラー監視機能
インターネットEDI
グローバル標準
国内業界標準
メール
通報機能
●JX手順
●ebXML
●ebXML
●ebXML
●ebXML
MS
MS
MS
MS
2.0(ECALGA)
2.0(流通BMS)
2.0(NACCS)
3.0(JEITA)
サーバ
独自EDI
TIS ENTERPRISE ONDEMAND Service -HPSTISデータセンター
●WebEDIサーバ機能
●FTP ●INET-Z
●メールEDI(SMTP/POP3)
●HTTP ●Web@Postman
PC
一部予定機能も含まれています
IP-VPN 等
インターネット ISDN / 公衆
TIS 株式会社
〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町 1丁目3番 8号
TEL. 03-5640-8544 FAX. 03-5640-8541
E-Mail. [email protected]. jp
URL. www.dal.co. jp
[ビジネス・パートナー]
プラットフォームサービス本部 プラットフォームサービス事業部
プラットフォームサービス第2 部
〒160 -0023 東京都新宿区西新宿 8丁目17番1号
TEL. 03-5337-4395
〒530-0004 大阪府大阪市北区堂島浜1丁目2 番1号 新ダイビル
TEL. 06-4796-3113
E-Mail. [email protected] URL. www.tis.co.jp