Ex.3:等変分布荷重 Ex.2:等分布荷重 Ex.1:集中荷重 4kN 3kN/m 2kN/m Ha Ha Ha Va Vb 6m Ex.4:モーメント荷重 2m 反力------------------------------ ・a点におけるモーメントの総和=0 ΣMa =4kN×6m - VbkN×8m =0 → Vb =3kN ・x方向力の総和=0 ΣPx =Ha =0kN ・y方向力の総和=0 ΣPy =VakN + VbkN - 4kN =0 → Va =1kN せん断力------------------------------ ■方程式を組み立てる方法 ・a点より0∼6mの区間 Q0-6 =1kN ・a点より6∼8mの区間 Q6-8 =1kN - 4kN =-3kN ■ポイントを解いて補間する方法 ・a点より0mの点 (反力が集中して作用しているので前後計算) Q0L =0kN , Q0R =1kN ・a点より6mの点 (集中荷重が作用しているので前後計算) Q6L =1kN , Q6R =1kN - 4kN =-3kN ・a点より8mの点 (反力が集中して作用しているので前後計算) Q8L =1kN - 4kN =-3kN , Va Vb 4m 2m 2m せん断力------------------------------ ■方程式を組み立てる方法 ・a点より0∼4mの区間 Q0-4 =1.5kN ・a点より4∼6mの区間 Q4-6 =1.5kN - 2kN/m×(x-4)m =9.5kN - (2×x )kN ・a点より6∼8mの区間 Q6-8 =1.5kN - 2kN/m×(6-4)m =-2.5kN ・Q=0kNの位置(Q4-6の区間内に存在) Q4-6 =9.5kN - (2×x )kN =0 → x =4.75m ■ポイントを解いて補間する方法 ・a点より0mの点 (反力が集中して作用しているので前後計算) Q0L =0kN , Q0R =1.5kN ・a点より4mの点 Q4 =1.5kN ・a点より6mの点 Q6 =1.5kN - (2kN/m×2m) =-2.5kN ・a点より8mの点 (反力が集中して作用しているので前後計算) Q8L =1.5kN - (2kN/m×2m) =-2.5kN , Q8R =1.5kN - (2kN/m×2m) + 2.5kN =0kN ・Q=0kNの位置(せん断力図上の図形より) ym:2m = 1.5kN:4kN → y=0.75m → a点よりx=4.75m Q8R =1kN - 4kN + 3kN =0kN 曲げモーメント------------------------------ ■方程式を組み立てる方法 ・a点より0∼6mの区間 M0-6 =1kN×xm = xkNm ・a点より6∼8mの区間 M6-8 =1kN×xm - 4kN×(x-6)m =24kNm-(3×x)kNm ■ポイントを解いて補間する方法 ・a点より0mの点 M0 =0kNm ・a点より6mの点 M6 =1kN×6m = 6kNm ・a点より8mの点 M8 =1kN×8m - 4kN×2m =0kNm 反力------------------------------ ・a点におけるモーメントの総和=0 ΣMa =(2kN/m×2m)×5m - VbkN×8m =0 → Vb =2.5kN ・x方向力の総和=0 ΣPx =Ha =0kN ・y方向力の総和=0 ΣPy =VakN + VbkN - 4kN =0 → Va =1.5kN 曲げモーメント------------------------------ ■方程式を組み立てる方法 ・a点より0∼4mの区間 M0-4 =1.5kN×xm =1.5×x kNm ・a点より4∼6mの区間 M4-6 =1.5kN×xm - 2kN/m×(x-4)m×1/2×(x-4)m =-x**2kNm + (9.5×x )kNm - 16kNm ・a点より4.75に極値あり... M4-6(4.75) =1.5kN×4.75m - 2kN/m×(4.75-4)m×1/2×(4.75-4)m =6.5625kNm ・a点より6∼8mの区間 M6-8 =1.5kN×xm - 2kN/m×2m×(x-5)m =(-2.5×x )kNm + 20kNm ■ポイントを解いて補間する方法 ・a点より0mの点 M0 =0kNm ・a点より4mの点 M4 =1.5kN×4m = 6kNm ・a点より4.75mの点(極値) M4.75 =1.5kN×4.75m - (2kN/m×0.75m)×0.375m = 6.5625kNm ・a点より6mの点 M6 =1.5kN×6m - (2kN/m×2m)×1m =5kNm ・a点より8mの点 M8 =1.5kN×8m - (2kN/m×2m)×3m =0kNm 8kNm Ha Va Vb 6m 反力------------------------------ ・a点におけるモーメントの総和=0 ΣMa =(3kN/m×6m×1/2)kN×4m - VbkN×6m =0 → Vb =6kN ・x方向力の総和=0 ΣPx =Ha =0kN ・y方向力の総和=0 ΣPy =VakN + VbkN - (3kN/m×6m×1/2)kN =0 → Va =3kN せん断力------------------------------ ■方程式を組み立てる方法 ・a点より0∼6mの区間 等辺分布荷重はL=6mに対しw=3kN/m よってその変化率は 0.5kN/m/m Q0-6 =3kN -(0.5×x )kN/m×xm×1/2 =3kN - (0.25×x**2)kN ・Q=0kNの位置 Q0-6 =3kN - (0.25×x**2)kN =0 → x =3.46m ■ポイントを解いて補間する方法 ・a点より0mの点 (反力が集中して作用しているので前後計算) Q0L =0kN , Q0R =3kN ・a点より6mの点 (反力が集中して作用しているので前後計算) Q6L =3kN - (3kN/m×6m×1/2)kN =-6kN , Q6R =3kN - (3kN/m×6m×1/2)kN + 6kN =0kN ・Q=0kNの位置 せん断力図上の図形からは解けないので 方程式を組み立てる必要がある(同上) 曲げモーメント------------------------------ ■方程式を組み立てる方法 ・a点より0∼6mの区間 M0-6 =3kN×xm -(0.5×x )kN/m×xm×1/2×(1/3×x )m =(3×x )kNm - (1/12×x**3)kNm ・a点より3.46mに極値あり...上記方程式に代入 M0-6(3.46) =6.928kNm ■ポイントを解いて補間する方法 ・a点より0mの点 M0 =0kNm ・a点より3.46mの点(極値) M3.46 =3kN×3.46m -(0.5×3.46)kN/m×3.46m×1/2×(1/3×3.46)m =6.928kNm ・a点より6mの点 M6 =3kN×6m - 3kN/m×6m×1/2×2m =0kNm Va Vb 6m 2m 反力------------------------------ ・a点におけるモーメントの総和=0 ΣMa =8kNm - VbkN×8m =0 → Vb =1kN ・x方向力の総和=0 ΣPx =Ha =0kN ・y方向力の総和=0 ΣPy =VakN + VbkN =0 → Va =-1kN せん断力------------------------------ ■方程式を組み立てる方法 ・a点より0∼8mの区間 (モーメント荷重位置はせん断力分布に影響しない) Q0-8 =-1kN ■ポイントを解いて補間する方法 ・a点より0mの点 (反力が集中して作用しているので前後計算) Q0L =0kN , Q0R =-1kN ・a点より8mの点 (集中荷重が作用しているので前後計算) Q8L =-1kN , Q8R =-1kN + 1kN =0kN 曲げモーメント------------------------------ ■方程式を組み立てる方法 ・a点より0∼6mの区間 M0-6 =-1kN×xm =-x kNm ・a点より6∼8mの区間 M6-8 =-1kN×xm + 8kNm =-x kNm + 8kNm ■ポイントを解いて補間する方法 ・a点より0mの点 M0 =0kNm ・a点より6mの点 (モーメント荷重が作用しているので前後計算) M6L =-1kN×6m =-6kNm M6R =-1kN×6m + 8kNm =2kNm ・a点より8mの点 M8 =-1kN×8m + 8kNm =0kNm Ex.5:複合荷重 解くときの注意 □ 力の計算(符号)とモーメントの計算(符号)は全く別なもの。 □ 応力の計算は計算位置より左側の要素について考える。 解く手順-1(方程式を組み立てる方法) 1 支点反力を求める 1-A 支点反力の仮定 1-B 釣合条件式の計算より支点反力を求める 2 せん断力を求める 2-A 荷重条件が一様な区間ごとに数式をたてる 2-B せん断力図(Q図)を描く 2-C せん断力が0になる位置を計算する 3 曲げモーメントを求める 3-A 荷重条件が一様な区間ごとに数式をたてる 3-B せん断力が0になる位置では 曲げモーメントの極大極小値が存在 3-C 曲げモーメント図(M図)を描く 符号 力 力のモーメント せん断力 曲げモーメント +Py +Q +M +M +Px -Q 解く手順-2(ポイントを解いて補間する方法) 1 支点反力を求める 1-A 支点反力の仮定 1-B 釣合条件式の計算より支点反力を求める 2 せん断力を求める 2-A 荷重条件の変化点ごとにせん断力を求める (集中荷重はQ図を段違いにするので 荷重のかかる前後で計算) 2-B せん断力図(Q図)を描く (点ごとのせん断力の間を補間する*) 2-C せん断力が0になる位置を計算する 3 曲げモーメントを求める 3-A 荷重条件の変化点ごとに曲げモーメントを求める (モーメント荷重はM図を段違いにするので 荷重のかかる前後で計算) 3-B せん断力が0の点で曲げモーメントの極値が存在 するので曲げモーメントを求める 3-C 曲げモーメント図(M図)を描く (点ごとの曲げモーメントの間を補間する*) ●解法-1:方程式を組み立てる方法 ■曲げモーメント ・A点より0∼4mの区間 M0-4 =5kN×xm - 2kN/m×xm×1/2×xm x =0mのとき M0 =0kNm 、 x =4mのとき M4 =4kNm x =2.5mのとき極大点あり...M2.5 =6.25kNm その間、M0-4の方程式が2次式なので Mの値は放物線的変化する ・A点より4∼6mの区間 M4-6 =5kN×xm - 2kN/m×4m×(x-2)m x =4mのとき M4 =4kNm 、 x =6mのとき M6 =-2kNm その間、M4-6の方程式が1次式なので Mの値は直線的に変化する ・A点より6∼8mの区間 M6-8 =5kN×xm - 2kN/m×4m×(x-2)m + 8kNm x =6mのとき M6 =6kNm 、 x =8mのとき M8 =0kNm その間、M6-8の方程式が1次式なので Mの値は直線的に変化する 5kN -M 計算値の補間(荷重分布と応力図の関係) 無荷重 等分布荷重 + - x -3kN 等変分布荷重 M"=Q'=w の関係にあるので w 0 0次(一定) 1次(直線) Q 0次(一定) 1次(直線) 2次(放物線) Qxの傾き=荷重分布w M 1次(直線) 2次(放物線) 3次(曲線) Mxの傾き=せん断力Qx 2.5m -2kNm M + 6.25kNm + 4kNm 2m 2m ●解法-2:ポイントを解いて補間する方法 ■せん断力 ・A点より0∼4mの区間 Q0-4 =5kN - 2kN/m×xm x=0mのとき Q0=5kN 、 x=4mのとき Q4=-3kN その間Q0-4の方程式が1次式なので, Qの値は直線的に変化する ・A点より4∼8mの区間 (モーメント荷重の位置はせん断力には 影響しないので無視する) Q4-8 =5kN - 2kN/m×4m =-3kN ・Q=0kNになる位置はA点より0∼4mの区間に存在する Q0-4 =5kN - 2kN/m×xm =0 x=2.5m(A点より2.5mの位置でせん断力が0となる) Q 荷重分布 4m ・y方向力の総和=0 ΣPy =VakN + VbkN - 2kN/m×4m =0 → Va =5kN 6kNm ■せん断力 ・A点より0mの点 (反力が集中して作用しているので前後計算) Q0L =0kN 、 Q0R =5kN ・A点より4mの点 Q4 =5kN - 2kN/m×4m =-3kN ・A点より6mの点にモーメント荷重があるが、 せん断力には影響しないので無視する ・A点より8mの点 (反力が集中して作用しているので前後計算) Q8L =5kN - 2kN/m×4m =-3kN 、 Q8R =-3kN + -3kN =0kN ・Q図 Q0-4の区間:等分布荷重が作用しているので、 Qの値は直線的に変化する Q4-8の区間:無荷重状態なのでQの値は一定のまま Q=0kNの位置(曲げモーメント極値点)を求める... x=2.5m(A点より2.5mの位置でせん断力が0となる) 5kN 基礎知識 1 力 P (単位:N or kN , x方向右向き+ , y方向上向き+ ) 2 力のモーメント M=P×L (単位:Ncm or kNm 等 , 時計回り+ ) 3 力の釣合条件 ΣMo=0、ΣP=0 4 荷重の合成 総荷重が荷重重心に合成される 5 応力−軸方向力ー引張力(+)/ 単位:N or kN −圧縮力(-)/ 単位:N or kN −せん断力 / 単位:N or kN −曲げモーメント / 単位:Ncm or kNm 等 6 曲げモーメント、せん断力、力の関係式 M=∫ Q dx=∬ w dx 2 又は M"=Q'=w 8kNm 2kN/m 反力------------------------------ ・a点におけるモーメントの総和=0 ΣMa =2kN/m×4m×2m + 8kNm - VbkN×8m =0 → Vb =3kN 8kN 単純支持梁解法のポイント + - -3kN x 4m ■曲げモーメント ・A点より0mの点 M0 =0kNm ・A点より2.5mの点(曲げモーメントが極大になる点) M2.5 =5kN×2.5m - 2kN/m×2.5m×1.25m =6.25kNm ・A点より4mの点 M4 =5kN×4m - 2kN/m×4m×2m =4kNm ・A点より6mの点 (モーメント荷重が集中して作用しているので前後計算) M6L =5kN×6m - 2kN/m×4m×4m =-2kNm M6R = -2kNm + 8kNm =6kNm ・A点より8mの点 M8 =5kN×8m - 2kN/m×4m×6m + 8kNm =0kNm ・M図 M0-4の区間:等分布荷重が作用しているので Mの値は放物線的に変化する M0-4の区間:M2.5の位置でMの極値がある M4-8の区間:無荷重状態なのでMの値は直線的に変化 M4-8の区間:M6の位置でモーメント荷重により Mの値が段違いになる
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