2016年3月/日曜日試験 AV情報家電 商品知識・取扱 解答・解説 解答・解説 AV情報家電 16年3月/日曜日試験 問題 テレビ受信機とテレビ放送 解答 (ア)② (イ)① (ウ)② (エ)② (オ)① 1 (ア)[×] 地上デジタル放送とBSデジタル放送の映像符号化方式はMPEG2 Videoであ り、設問のMPEG4 AVC/H.264はワンセグ放送の映像符号化方式なので誤り である。 (イ)[〇] 4K放送の映像符号化方式であるMPEG-H HEVC /H.265はブロックノイズ適正 化など圧縮効率が優れており、地上デジタル放送のMPEG-2 比で約4倍、ワンセ グ放送のMPEG4 AVC/H.264に比較しても約2倍の圧縮率を有しているため、 正しい。 (ウ)[×] ケーブルテレビにおける地上デジタルの伝送方式にはケーブルテレビ会社が受信 した放送を、変調方式や伝送周波数を変えずに送る同一周波数パススルー方式 と、伝送周波数を変えて送信する周波数変換パススルー方式がある。受信する場 合には、専用のセットトップボックスは必要ない。一方、トランスモジュレーショ ン方式は64QAMに変調し伝送する方式なので受信する場合には、ケーブルテレ ビ事業者が提供する専用のセットトップボックスが必要となる。設問は「トラン スモジュレーション方式は市販のテレビで受信機などで受信可能」とあるので誤 りである。 (エ)[×] ワンセグ放送は、地上デジタルと同様にMPEG2システムに準拠したストリーム で、圧縮品質2倍以上のMPEG 4 AVC/H.264で圧縮された信号を送信してい る。設問は 「ワンセグ放送はMPEG2で圧縮された信号を送信している」とあるの で誤りである。 (オ)[〇] 衛星放送で使用されている電波の種類には、直線偏波と円偏波の2種類があるが、 現 在、BSデ ジ タ ル 放 送 は 放 送 衛 星BSAT-3b等 か ら11.7 ~ 12.2GHzの 右 旋 偏 波で放送している。また、東経110° CSデジタル放送は通信衛星N-SAT-110から 12.2 ~ 12.8GHzの右旋偏波で放送しているため、正しい。 238 問題 4K、8Kテレビやその放送 解答 (ア)② (イ)① (ウ)② (エ)① (オ)② 2 AV情報家電 16年3月 日曜日 (ア) [×] 124/128度CSデジタル放送のスカパー!プレミアムサービスで4K専用チャンネ ルとして「スカパー! 4K総合」と、映画専用の「スカパー! 4K映画」が放送され て い る が、「スカパー!4K映画」は、“コピー禁止”のPPV(ペイ・パー・ビュー:映 画などを番組1本単位で「見た分だけ」課金する方式)になっており、外付けUSB HDDなどへは録画はできない。設問は「いずれのチャンネルの放送番組も外付け USB HDDなどによる録画可能」となっているので誤りである。 (イ) [ 〇] 2014年10月、NTTぷららの「ひかりTV」は、国内で初めて4K映像による商用 VODサービスを開始した。4KによるIP放送およびVOD映像を提供し、アクトビ ラも2014年12月からVOD映像を提供する「4Kアクトビラ」を開始した。また、ス カパー!プレミアムサービスは、スカパー JSAT株式会社が運営する衛星一般放 送(東経124度/ 128度CSデジタル放送)の世界初の有料4K専門チャンネルを、 2015年3月から2CH編成で放送開始。同様にNTT東日本、西日本も2015年から 4Kサービス放送を提供しているため、正しい。 (ウ) [×] 4Kテレビと4K対応テレビは、ハイビジョン放送や市販のBDソフトの映像コンテ ンツを表示する場合は、4Kテレビの解像度に映像変換(アップコンバート)して 表示している。設問は 「フルハイビジョンの解像度にアップコンバートして表示 を行う」とあるので誤りである。 (エ) [ 〇] ケーブルテレビのジュピターテレコムの 「J:COMオンデマンド」 で、4K映像コンテ ンツの配信サービスを受信する場合には、専用のセットトップボックスのチュー ナー 「4K Smart J:COM Box<録画機能付き>」などが必要となるため、正しい。 (オ)[×]8Kテレビは、7680×4320(約3317万画素)でフルハイビジョンの2Kテレビ1920 ×1080( 約207万画素)の約16倍の画素数があり、4Kテレビは3840×2160( 約 829万画素)や4096×2160(約885万画素)を持つテレビで約4倍の画素数である。 設問は「画面全体の画素数が4Kテレビの約8倍」とあるので誤りである。 239
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