解答・解説

2015年9月/日曜日試験
生活家電
商品知識・取扱
解答・解説
解答・解説
生活家電 15年9月/日曜日試験
問題
冷蔵庫 解答 (ア)① (イ)② (ウ)① (エ)② (オ)①
(ア) [〇] 物質は温度や圧力を変化させると、固体や液体、気体の状態が変化する。この変
化を「物質の三態」という。一般的に物質は熱エネルギーを放散(放出)すると物質
の温度が下がって密度の高い状態になる(蒸気が熱を放散して温度が下がると水
になる)。物質が熱エネルギーを吸収すると密度の低い状態に変化する(水が熱エ
ネルギーを吸収し100℃を超えると蒸気に変化する)。よって設問は正しい。
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(イ) [×] 蒸発熱(液体が気体に変化するときに周囲の熱を奪う)を利用する方法として圧縮
式と吸収式がある。現在、家庭用冷蔵庫は冷媒にオゾン層を破壊しないフルオロ
カーボン(R-134a)や炭化水素系のイソブタン(R-600a)を使用した圧縮式が
主流である。設問は「吸収式冷凍サイクルが主流である」が誤りである。
(ウ)
[〇] 氷を用いた冷蔵庫は氷が解けるとき、融解熱を周りから奪って水となる。周りは
ある程度の湿度が保持され、温度も0℃以下にはならないので、寿司店の寿司だ
ねを保管する冷蔵庫やショーケースに使用されている。よって設問は正しい。
(エ)
[×]昇華熱を利用した冷却方法は、ドライアイスを用いた方法が代表的である。昇
華熱とは固体が気体に変化するとき周囲から奪う熱である。設問の「固体が液体
に変化するとき」が誤りである。
(オ) [〇] 異なる金属や半導体を接合して、電流を流すと吸熱や放熱を起こすペルチェ効果
がある。このペルチェ方式の冷蔵庫は、圧縮機を使用しないため、動作音がなく
静かである。この方式はホテルの小型冷蔵庫やワインセーラー、アウトドア用の
ドリンククーラーなどに使用されている。よって設問は正しい。
問題
冷蔵庫 解答 ④(エ)と(オ)
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(ア) [〇] 夏場や据付直後、新たに多くの食品を入れたときは庫内の負荷が大きくなり放熱
量が増大し、側面や背面が約50 ~ 60℃近くまで熱くなることがあるが故障で
はない。またこの熱を利用して、防湿パイプにより扉付近の結露防止も行ってい
る。よって設問は正しい。
(イ) [〇] 製氷室の氷は、長期間使わないと昇華(固体から気体になる現象)によって小さく
なったり、くっついたりする。2週間以上放置された氷は、ほかの食品のにおい
が移っていることが多いため、食品の盛り付けなどに利用するとよい。よって設
問は正しい。
(ウ) [〇] 食品を保存するときは、ラップをかけたり、密閉容器に入れることで、水分の蒸
発を抑えたり、ほかの食品からのニオイ移りを抑えることができる。また、蒸発
器への霜の付着を抑えることができるので除霜時間が短かくなり省エネにも貢献
する。よって設問は正しい。
(エ) [×] 冷蔵庫の室温は、一般的に冷蔵室を約1~5℃、野菜室を約3~7℃、冷凍室を約-8
~-20℃に設置している。家庭用のもので新温度帯の室としてチルド室
(約0℃)
、
氷温室
(約-1℃)
、パーシャル室
(約-3℃)
がある。新温度帯は、食品の味や風味
などを損なわないようにすることが目的で、保存期間は冷蔵室とほぼ変わらない。
設問は
「保温期間は冷凍室による保存とほぼ同じ」
が誤りである。
(オ) [×] 電源コードが異常に熱い、焦げ臭いにおいがするといった異常や故障が発生した
ら、速やかに電源プラグを抜き、使用を中止する。また、冷蔵庫を掃除するとき
や庫内灯を交換するときも、感電を防止するため必ず電源プラグを抜く。設問は
「庫内灯の交換や庫内清掃程度なら電源プラグを差したままでも問題はない」が誤
りである。
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問題
キッチン・調理家電製品 解答 ①(ア)と(オ)
(ア) [×] ジャーポットの内容器に水を入れ、電源を入れるとヒーターに通電され、湯沸か
し表示が点灯する。温度センサーが沸騰を検出すると保温状態に移行し、お湯の
設定温度に応じてヒーターを制御し、一定の温度に保温する。設問では「蒸気セ
ンサーが検出し」が誤りである。
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(イ)
[〇]
ジャーポットや電気ケトルによる事故で、特に乳幼児のやけどなどが発生しているの
で、事故防止のためのSマーク認証の追加基準として
「電気湯沸器の転倒流水対策に
係る取扱運用」を策定し、転倒流水試験を行ったときの流出水量が50ml以下で
あることが必要であるとした。よって設問は正しい。
(ウ) [〇] 低速回転タイプのジューサーは、スクリューで食材をゆっくり(1分間に数十回
程度)圧縮しながらジュースを絞り出す。そのため摩擦熱が小さく、食材の繊維
をなるべく壊さない仕組みになっている。また食材が空気に触れにくいので栄養
素も壊れにくい。よって設問は正しい。
(エ) [〇] ホームベーカリーで、米を使ったパンを作るために、米粒を粉砕してペースト状
にするミル機能を搭載しているモデルもある。このモデルでは、ミル羽根とねり
羽根が同じ回転軸で連結されてパンケース内に取り付けられている。ミル工程で
はミル羽根を高速回転して材料を粉砕し、ねり工程ではねり羽根を低速回転して
生地を生成する。よって設問は正しい。
(オ) [×] お米パンの製作工程プロセスは、材料投入⇒ミル⇒冷却⇒イースト・グルテンを
投入⇒ねり⇒発酵⇒生成(焼き)である。ミルの次は冷却して冷やした所にイース
ト・グルテン投入し、ねりの工程に入る。設問のプロセスで「ねり」の位置が誤り
である。小麦アレルギーの場合は、グルテンの変わりに上新粉を使う。
問題
電子レンジ 解答 (ア)① (イ)② (ウ)① (エ)① (オ)②
(ア) [〇] ナトリウムイオンは濃度の高い所から低い所へ移動しようとする性質がある。こ
れを拡散効果という。食品を過熱水蒸気にて加熱すると食品の表面に凝縮水が付
着する。食品表面のナトリウムイオンが凝縮水に溶け込み洗い流される。食品表
面近傍のナトリウムイオンが、塩分濃度の低い凝縮水の方へ拡散するので食品内
部のナトリウムイオンも表面近傍に移動し、凝縮水が食品から滴り落ちるととも
に食品から取り除かれ減塩効果がある。よって設問は正しい。
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生活家電
15年9月
日曜日
(イ) [×] 食品の温め方には、ガスレンジなどの熱源による「伝導加熱」と、電子レンジによ
る「誘電加熱」がある。誘電加熱は食品にマイクロ波を照射して、食品内部の水分
分子を振動させ、分子同士の摩擦熱で食品を内部から温める方式である。設問は
「電子レンジの加熱方式は……伝導加熱を用いた」が誤りである。
(ウ)
[〇]
空気加熱の庫内酸素濃度は約21%であるが、過熱水蒸気加熱の場合は、庫内の
酸素濃度は1%以下となり、ビタミンCの破壊制御及び油脂の酸化防止の効果が
ある。よって設問は正しい。
(エ)[〇] 飲み物等の液体を加熱しすぎても沸騰を起こさない場合がある。その過加熱状態
の液体にショックを加えると、突然沸騰して飛び散ることで火傷をすることを突
沸現象といい注意が必要。よって設問は正しい。
(オ) [×] 食品を入れずに加熱すると、マグネトロンに負荷がかかり故障の原因になる。食
品は加熱しすぎると食品が発煙・発火する恐れがある。設問は「食品を入れずに
加熱しても故障することはない」が誤りである。
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