PO-32B(PCI)H

Ver.2.41
PCI 対応
絶縁型デジタル出力ボード(電源内蔵)
PO-32B(PCI)H
¥31,290 (本体価格¥29,000)
本製品は、デジタル信号の出力を行う、PCI バス準拠のインターフェイ
スボードです。
スイッチの開閉状態を入力したり、リレーの制御をしたりすることが
できます。
1 枚で最大 32 点の出力ができます。
添付のドライバライブラリ [API-PAC(W32)] を使用することで、Visual
Basic や Visual C++などの Win32API 関数をサポートしている各種プロ
グラミング言語で、Windows 用のアプリケーションソフトウェアを作
成することができます。
製品の価格・仕様・色・デザインは、予告なしに変更することがあります。
特長
・
・
仕様
16 点単位のコモン構成のため、コモンごとに異なる外部電源に対
応することができます。
PCI バス(パソコン)と出力インターフェイスは、フォトカプラで絶
縁されているため耐ノイズ性に優れています。
項目
仕様
出力形式
フォトカプラ絶縁オープンコレクタ出力(電流シンクタイプ)(負論理*1)
出力信号の点数
32 点(16 点単位で 1 コモン)
出 定格
出力耐圧 最大 35VDC
力
出力電流 最大 100mA(1 点当たり)
部 出力 ON 残留電圧 0.5V 以下(出力電流≦50mA)、1.0V 以下(出力電流≦100mA)
・
出力信号の定格は、1 点当たり最大 DC35V、100mA です。
・
出力トランジスタには、サージ電圧からの保護のため、ツェナー
ダイオードを接続しています。また、出力トランジスタ 8 点単位
で過電流保護素子を取り付けてあります。
サージ保護素子
ツェナーダイオード RD47FM(NEC)および相当品
応答時間
200μsec 以内
I/O アドレス
8 ビット×32 ポート占有
フォトカプラ駆動用電源を内蔵しています。この内蔵電源を使用
するか、または外部電源を使用するかを選択できます。
割り込みレベル
使用しない
・
同時使用可能枚数 最大 16 枚
外部回路電源
12 - 24VDC(±10%)
内蔵電源
12VDC 240mA *2
共 消費電流
通
部 使用条件
5VDC 1200mA (Max.) (内蔵電源使用時)
5VDC 300mA (Max.) (外部電源使用時)
0 - 50℃、10 - 90%RH(ただし、結露しないこと)
信号延長可能距離 50m 程度(配線環境による)
PCI バス仕様
32bit、33MHz、ユニバーサル・キー形状対応 *3
標準外形寸法
(mm)
176.41(L)×105.68(H)
ボード本体の質量 150g
データ「0」が High レベル、データ「1」が Low レベルに対応します。
内蔵電源を使用する場合、出力チャネルのスイッチング部は最大 40mA 消費するので、外
部に供給できる出力電流は 200mA です。
*3 このボードは拡張スロットから+5V 電源の供給を必要とします(+3.3V 電源のみの環境で
は動作しません)。
*1
*2
ボード外形寸法
商品構成
□本体[PO-32B(PCI)H]…1
□ファーストステップガイド…1
□CD-ROM *1 [API-PAC(W32)]…1
□登録カード&保証書…1
□登録カード返送用封筒…1
*1
105.68(H)
176.41(L)
[mm]
標準外形寸法の (L) は、基板の端から
スロットカバーの外側の面までのサイズです。
:CD-ROM には、ドライバソフトウェア、説明書、Question 用紙を納めています。
PO-32B(PCI)H
1
Ver.2.41
ケーブル・コネクタ
サポートソフトウェア
<動作環境>
主な対応 OS Windows XP、Server 2003、2000、Me、98 など
主な適応言語 Visual C++ .NET、Visual C# .NET、Visual Basic .NET、
Visual C++、Visual Basic、Delphi、C++Builder など
■ Linux 版デジタル入出力ドライバ API-DIO(LNX)
(添付:API-PAC(W32) CD-ROM に同梱)
Linux で当社製デジタル入出力ボード(カード)の制御を行うための、ド
ライバソフトウェアです。
ユーザーアプリケーションから呼び出すシェアードライブラリと、カ
ーネルバージョンごとのデバイスドライバ(モジュール)、ボード(カー
ド)を設定するプログラム(config)により、当社製デジタル入出力ボード
を簡単に制御できます。
最新ドライバおよび差分ファイルのダウンロードサービス
(http://www.contec.co.jp/apipac/)も行っています。
詳細は、添付 CD-ROM 内の Help または当社ホームページを参照して
ください。
<動作環境>
主な対応 OS RedHatLinux、TurboLinux など
(対応ディストリビューションの詳細は、インストール
後の Help を参照してください。)
主な適応言語 gcc など
■ 計測システム開発用 ActiveX コンポーネント集 ACX-PAC(W32)
(別売)
本製品は、200 種類以上の当社計測制御用インターフェイスボード(PC
カード)に対応した計測システム開発支援ツールです。
計測用途に特化したソフトウェア部品集で画面表示(各種グラフ、スラ
イダ 他)、解析・演算(FFT、フィルタ 他)、ファイル操作(データ保存、
読み込み)などの ActiveX コンポーネントを満載しています。
アプリケーションプログラムの作成は、ソフトウェア部品を貼り付け
て、関連をスクリプトで記述する開発スタイルで、効率よく短期間で
できます。
また、データロガーや波形解析ツールなどの実例集(アプリケーション
プログラム)が収録されていますので、プログラム作成なしでパソコン
計測がすぐに始められます。
「実例集」は、ソースコード(Visual Basic 他)付きですので、お客様に
よるカスタマイズも可能です。
詳細は、当社ホームページ(http://www.contec.co.jp/acxpac/)でご確認くだ
さい。
■ LabVIEW 対応データ集録用 VI ライブラリ
VI-DAQ (無償ダウンロード)
National Instruments 社の LabVIEW で使用するための VI ライブラリで
す。
LabVIEW の「データ集録 VI 」に似た関数形態で作成されているため、
複雑な設定をすることなく、簡単に各種デバイスが使用できます。
詳細、および VI-DAQ のダウンロードは http://www.contec.co.jp/vidaq/
を参照してください。
■ケーブル (別売)
37 ピン D-SUB 用両端コネクタ付きフラットケーブル
: PCB37P-1.5 (1.5m)
: PCB37P-3 (3m)
: PCB37P-5 (5m)
37 ピン D-SUB 用両端コネクタ付きシールドケーブル
: PCB37PS-0.5P (0.5m)
: PCB37PS-1.5P (1.5m)
: PCB37PS-3P (3m)
: PCB37PS-5P (5m)
37 ピン D-SUB 用片端コネクタ付きフラットケーブル
: PCA37P-1.5 (1.5m)
: PCA37P-3 (3m)
: PCA37P-5 (5m)
37 ピン D-SUB 用片端コネクタ付きシールドケーブル
: PCA37PS-0.5P (0.5m)
: PCA37PS-1.5P (1.5m)
: PCA37PS-3P (3m)
: PCA37PS-5P (5m)
■コネクタ (別売)
37 ピン D-SUB(オス)コネクタ 5 個セット
: CN5-D37M
アクセサリ
■アクセサリ (別売)
中継端子台ターミナルユニット
: EPD-37A *1
中継端子台ターミナルユニット
: EPD-37 *1
圧着端子用端子台 (M3)
: DTP-3(PC)
導線用端子台
: DTP-4(PC)
デジタル入出力用信号モニタアクセサリ
: CM-32(PC)E *1
*1
オプションケーブル PCB37P または PCB37PS が別途必要。
*
各ケーブル、アクセサリの詳細は、当社ホームページでご確認ください。
回路ブロック図
PCIバス ■ ドライバライブラリ API-PAC(W32) (添付)
当社ハードウェアへのコマンドを Windows 標準の Win32API 関数(DLL)
形式で提供するライブラリソフトウェアです。Visual Basic や Visual
C++などの Win32API 関数をサポートしている各種プログラミング言
語で、当社ハードウェアの特色を活かした高速なアプリケーションソ
フトウェアが作成できます。
また、インストールされた診断プログラムにより、ハードウェアの動
作確認にも利用することができます。
最新ドライバおよび差分ファイルのダウンロードサービス
(http://www.contec.co.jp/apipac/)も行っています。
詳細は、添付 CD-ROM 内の Help または当社ホームページを参照して
ください。
フォト
カプラ
&
トラン
ジスタ
外部
デジタル出力ポート0
(8点、グループ0)
フォト
カプラ
&
トラン
ジスタ
外部
デジタル出力ポート1
(8点、グループ1)
フォト
カプラ
&
トラン
ジスタ
外部
デジタル出力ポート2
(8点、グループ2)
フォト
カプラ
&
トラン
ジスタ
外部
デジタル出力ポート3
(8点、グループ3)
コントロール
回路
PO-32B(PCI)H
PO-32B(PCI)H
2
Ver.2.41
ボード上のコネクタの接続方法
◆コネクタとの結線方法
このボードと外部機器との接続は、ボード上のインターフェイスコネ
クタ(CN1)で行います。
出力信号の接続
リレーの制御や LED など電流駆動で制御する機器に接続します。電流
駆動で制御する機器の ON/OFF をデジタル値で制御します。
◆出力回路
インターフェイスコネクタ(CN1)
ボード
37
36
・ 使用コネクタ
37ピンD-SUBコネクタ[F(雌)タイプ]
19
DCLC-J37SAF-20L9[JAE製]相当品
18
ロックナット UNC #4-40(インチネジ)
21
20
・ 適合コネクタ
17JE-23370-02(D8C)[DDK製、M(雄)タイプ]
2
FDCD-37P[ヒロセ製、M(雄)タイプ]
1
DC-37P-N[JAE製、M(雄)タイプ]
外部回路
+12V
Vcc
JP1
<PIO-16/16B(PCI)H>
JP1/JP3 <PO-32B(PCI)H>
プラス
コモン
出力端子
CN1
フォト
カプラ
◆コネクタの信号配置
+0ポート
(出力)
+1ポート
(出力)
出力+0、+1ポート用
プラスコモン
N0
O-00
O-01
O-02
O-03
O-04
O-05
O-06
O-07
O-10
O-11
O-12
O-13
O-14
O-15
O-16
O-17
P0
N.C.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
外部電源
12 - 24VDC
ツェナー
ダイオード
■インターフェイスコネクタの信号配置
出力+0、+1ポート用
マイナスコモン
負
荷
負
荷
N1
O-20
O-21
O-22
O-23
O-24
O-25
O-26
O-27
O-30
O-31
O-32
O-33
O-34
O-35
O-36
O-37
P1
出力端子
出力+2、+3ポート用
マイナスコモン
フォト
カプラ
+2ポート
(出力)
ツェナー
ダイオード
ポリスイッチ
JP2
<PIO-16/16B(PCI)H>
JP2/JP4 <PO-32B(PCI)H>
+3ポート
(出力)
出力+2、+3ポート用
プラスコモン
O-00 - O-37 出力信号 32 点です。他の機器の入力信号に接続します。
P0, P1
外部電源の設定の場合、外部電源のプラス側を接続します。
内蔵電源の設定の場合、+12V を出力します。出力信号 16 点に対して共通です。
N0, N1
外部電源の設定の場合、外部電源のマイナス側を接続します。
内蔵電源の設定の場合、グランドになります。出力信号 16 点に対して共通です。
N.C.
このピンはどこにも接続されていません。
マイナス
コモン
※出力端子は、O-xxです。
インターフェイス部の出力回路は、上図のとおりです。信号出力部は
フォトカプラ絶縁オープンコレクタ出力(電流シンクタイプ)で、出力部
を駆動するためにはボード上の内蔵電源を使用するか、または外部電
源が必要です。
出力電流の定格は 1 点当たり最大 100mA です。
出力に低飽和トランジスタを使用しているので、TTL レベル入力にも
接続可能です。出力 ON 時のコレクタ・エミッタ間の残留電圧(LOW レ
ベル電圧)は、出力電流 50mA 以内で 0.5V 以下、出力電流 100mA 以内
で 1.0V 以下です。
出力トランジスタには、サージ電圧からの保護のためツェナーダイオ
ードが接続されています。また、過電流保護のためのポリスイッチが、
出力トランジスタ 8 点単位で取り付けてあります。
この機能が働くと、
ボードの出力部は一時的に動作不能の状態になります。その場合には、
パソコンおよび外部電源を OFF にして数分間待った後、
再び電源を ON
にして使用してください。
▼注意
電源投入時、すべての出力は OFF になります。
「内蔵電源/外部電源の選択」を参照して、使用する電源に合わせ
てジャンパを接続してください。
◆LED との接続例
出力プラスコモン(CN1 : 37ピン)
ボード側
5.1kΩ
O-20(CN1 : 21ピン)
該当するビットに「1」を出力すると、対応する LED が 「 点灯 」 になります。
逆に該当するビットに「0」を出力すると、対応する LED は 「 消灯 」 になります。
PO-32B(PCI)H
3
Ver.2.41
◆TTL レベル入力との接続例
外部電源
12 - 24VDC
-
+
入力ボード
VCC
出力プラスコモン
2kΩ
出力
TTL レベル入力
GND
出力マイナスコモン
シンクタイプ出力とシンク出力対応入力の
接続方法
シンクタイプ出力(出力ボード)とシンク出力対応入力(入力ボード)の
接続例を次に示します。
ボードどうしで接続する場合などは、この接続例を参考にしてくださ
い。
外部電源
12 - 24VDC
-
出力ボード
+
入力ボード
入力プラスコモン
出力プラスコモン
出力 ( シンクタイプ )
入力 ( シンク出力対応 )
出力マイナスコモン
PO-32B(PCI)H と PO-32B(PCI)の相違点
本製品は、従来の PO-32B(PCI)とコネクタピン互換ですが、主に以下の
ような相違点があります。
(3) 出力に保護素子が接続されています。
PO-32B(PCI)H
: サージ保護素子:ツェナーダイオード
PO-32B(PCI)
: なし
(5) ボードの外形寸法が異なります。
PO-32B(PCI)H
: 176.41(L)×105.68(H) mm
PO-32B(PCI)
: 176.41(L)×106.68(H) mm
PO-32B(PCI)H
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