人件費 南アルプス市を 一般家庭に たとえると・・ 市職員の給料や議員報酬などです。 扶助費・教育費 市の財政状況を身近に感じてもらうため、平成22年度の決算を一般家庭の家計簿 (1ヶ月分)に置き換えてみました。 市税・使用料など 市税・使用料・手数料などの収入で自 ≪収 入≫ 主財源と言われています。 自立した財政運営を進めるためには、 この自主財源の確保に努めなければな りません。 ≪支 出≫ 円 給与収入 親からの仕送り 142,000 231,000 公債費 円 70,000 医療費・教育費等 62,000 ローンの返済 66,000 生活費・光熱水費等 68,000 普通建設費(投資的経費)や維持補 車購入費・家電修理 77,000 区費・クラブ活動費 31,000 修費等は、公共施設の維持・整備に使 われるお金です。 道水路の整備や維 持補修、教育施設の改築・補強工事な どを行っています。 子どもへの仕送り 49,000 貯 金 20,000 市が借りた地方債等の償還金です。 物件費 光熱水費や業務委託費などです。 普通建設事業費・維持補修費 地方交付税や国からの補助金などの 依存財源です。 仕送りは、国の制度改革によりだんだ ん減らされてきています。 いつまでも 頼ってばかりではいられません。 貯金の取り崩し ローンの借入れ 市の借金(市債)です。市では、合併 に伴う公共施設や道路などの整備を行 うためお金を借りていますが、返済金の 70%が交付税として戻ってくる有利な市 債(合併特例債)を主に活用していま す。 また、市債を前倒しして返済し、返済 金による家計への負担を減らすよう努 力しています。 前月からの繰越金 収入計 収入計 458,000 1世帯あたり貯金残高 423千円 支出計 443,000 あまったお金 15,000 1世帯あたりローン残高 1,273千円 99.3 繰出金 人件費 (食費) 子育てや福祉の充実に 122,547円 支出計 44万5千円 積立金等 基金への積立金などです。 市債の返済に 63,205円 市の基金残高は、平成22年度末107億8,500万円です。 主なものとして、年度間の財源の不均衡を調整するための『財政調整基金』や、ローン(地方債)の返済に充てるた めの『減債基金』などの基金があります。 小中学校や生涯学習の充実に 54,011円 ■ローン残高(地方債残高) 道路や河川の整備などに 49,012円 職員給与や事務費などに 39,050円 保健や清掃活動に 30,237円 消防・救急業務などに 24,816円 農業の振興などに 14,550円 48.8 扶助費 (医療費・教育費等) 公債費 0.6 (ローンの返済) 物件費 41.3 (生活費・光熱水費等) 普通建設事業費・維持補修費 17.2 (車購入費・家電修理) 補助費等 (区費・クラブ活動費) 繰出金 (子どもへの仕送り) 積立金・投資及び出資金 (貯金) 市民1人あたり 健康保険や介護保険などの特別会計 と、水道事業などの企業会計があり、 それぞれ独立採算を原則としています が、一定の基準により一般会計から特 別会計等へ繰出しを行っています。 ■貯金残高(基金残高) 億円 161.5 319.9 他団体等への補助金などです。 市民1人あたり、どんなことに使われたのでしょうか 支 出 億円 補助費等 25,000 市民1人あたり 南アルプス市の平成22年度収支 地方交付税・国庫支出金など (親からの仕送り) 基金繰入金 (貯金の取り崩し) 地方債 (ローンの借入れ) 繰越金 (前月からの繰越金) 59,000 市の会計は一般会計のほかに、国民 14万8千円 地方税・使用料など (給与収入) 1,000 市債 収 入 費は義務的な経費の一つで、勝手に減 らしたりすることが出来ません。 最近では子育て支援などの福祉対策 の拡充により増加傾向です。 食 費 地方交付税・補助金など 生活保護や医療費助成などの扶助 43.1 46.0 市の地方債残高は、平成22年度末324億2,700万円あります。 市債残高については、全てが実質的な借金ではありません。合併したことにより有利な地方債(合併特例債)を主に 活用していますので、将来にわたり約70%は地方交付税により戻ってきます。 47.5 54.0 21.6 34.4 13.9 309.3 ※市の収支は、地方財政状況調査(決算統計)に基づき作成しています。 ※平成23年度へ繰り越すべき財源2.5億円を除く実質的な収支は、8.1億円となります。 観光や商工の振興に 7,065円 市議会の運営に 2,727円 労働者の福祉向上などに 233円 将来のための積立などに 17,207円 ∼ コ メ ン ト ∼ 景気の低迷に伴い、給与収入に当たる地方税が減少した半面、親からの仕送りである地方交付税や交付金が増加 しましたが、いつまでも頼りにするわけにはいきません。 今後は、給与にあたる地方税を増やし、自主財源を確保する必要があります。 医療費にあたる扶助費につきましては、少子高齢化社会に伴い増えていくことが見込まれます。 車購入にあたる普 通建設事業費やローンで購入するものは必要最低限なものだけにして、借金を減らしていくことが必要です。また、生 活費にあたる物件費についても節約する必要があります。 今後は、借金に頼らず、収入に見合った支出が大切になります。 ※「南アルプス市の家計簿」作成にあたり、厚生労働省・平成22年国民生活基礎調査「全世帯の1世帯当たりの平均所 得金額549万6千円」を参考とし、1ヶ月分の収入額を45万8千円として計算しています。 ※数字は、集計の都合上端数処理をしています。 南アルプス市 財政課
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