平成26年2月28日(金曜日) 午前10時0分開会 会議録署名議員に、中村孝清議員、山本泰夫議 出席議員(14名) 員、浅野俊二議員を指名いたします。 1 番 松 永 2 番 浜 名 等 3 番 北 川 真 知 子 4 番 寺 井 哲 也 5 番 櫻 井 英 一 6 番 稲 村 信 成 7 番 大 塚 幸 男 ◎議会運営委員会委員長(浅野俊二)議員提出議案 8 番 新 田 義 昭 第1号及び議案第2号を一括して御説明申し上げ 9 番 髙 田 甚 哉 ます。 10 番 塩 谷 久 司 まずは議員提出議案第1号羽咋市議会委員会条 11 番 中 村 重 幸 例の一部改正につきまして御説明を申し上げま 12 番 中 村 孝 清 す。 13 番 山 本 泰 夫 本年4月1日から建設課と上下水道課が統合 14 番 浅 野 俊 二 し、地域整備課としての組織改正が行われること ─────────────────────── により、羽咋市議会委員会条例についても所要の ○開 幸 則 ○議員提出議案上程・説明 ◎議長(新田義昭)日程第3、議員提出議案第1号 及び議案第2号を一括して議題といたします。 提案理由の説明を求めます。浅野議会運営委員 会委員長。 〔浅野俊二議会運営委員会委員長 登壇〕 会 改正が必要となることから、本条例の一部改正を ◎議長(新田義昭)皆さん、おはようございます。 行おうとするものであります。 ただいまから平成26年第2回羽咋市議会定例会 その内容につきましては、お手元に配付をいた を開会いたします。 しました議案書のとおり、産業厚生常任委員会の これより本日の会議を開きます。 ○開 所管に関して、建設課、上下水道課を地域整備課 議 に改めるものであります。 ◎議長(新田義昭)本日の会議の議事日程は、お手 引き続き、議員提出議案第2号羽咋郡市広域圏 元に配付の議事日程表のとおりであります。 事務組合規約の一部変更について御説明申し上げ ○会 期 決 定 ます。 ◎議長(新田義昭)日程第1、会期の決定を議題と 御承知のように羽咋郡市広域圏事務組合の議員 いたします。 の定数は現在12名でございます。この議員定数に お諮りいたします。本定例会の会期は本日から 関しては、数年来、広域圏事務組合の議会運営委 3月20日までの21日間といたしたいと思います。 員会、議会全員協議会において見直しの審議、検 これに御異議ありませんか。 討がなされた結果、議員定数12名から15名とし、 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 構成市町それぞれ1名ずつ増員するものでありま ◎議長(新田義昭)御異議なしと認めます。よっ す。 て、会期は本日から3月20日までの21日間と決し 羽咋郡市広域圏事務組合には、着工予定の埋立 ました。 処分場建設工事や既設埋立処分場の閉鎖工事、老 ○会議録署名議員指名 朽化が著しい羽咋斎場や志賀斎場、これにかわる ◎議長(新田義昭)日程第2、会議録署名議員の指 新しい斎場の建設、消防本部庁舎の移転、改築、 名を行います。 消防の広域化の推進など、いずれも羽咋郡市住民 -1- の生命と財産、環境を守ることには欠くことので ◎議長(新田義昭)御異議なしと認めます。よっ きない事業ばかりでございます。このような大き て、以上の各件は原案のとおり可決されました。 な事業を推進していく上で、羽咋郡市広域圏事務 ○市長提出議案上程・説明 組合議会に期待される役割は多大なものがあると ◎議長(新田義昭)日程第4、これより本日市長か 思います。 ら提出のありました議案第2号から議案第22号を 羽咋郡市広域圏事務組合議会の活性化をし、羽 一括して議題といたします。 咋郡市住民の負託に応えるために、地方自治法第 提案理由の説明を求めます。山辺市長。 290条の規定により羽咋市議会の議決を求めるも 〔山辺芳宣市長 登壇〕 のであります。 ◎市長(山辺芳宣)皆さん、おはようございます。 何とぞ議員各位の御理解をお願いを申し上げ、 それでは提案理由の説明をさせていただきま 提案理由の説明といたします。 す。 平成26年2月28日。 本日ここに、平成26年第2回羽咋市議会定例会 以上でございます。 が開かれるに当たり、市政運営について所信の一 ◎議長(新田義昭)これにて提案理由の説明を終わ 端と提出議案の大要について御説明申し上げま ります。 ○質 す。 疑 初めに、平成26年度一般会計当初予算案の基本 ◎議長(新田義昭)これより議題となっております 的な考え方や概要について、国の予算や地方財政 各案件に対する質疑に入ります。質疑はありませ 対策等も踏まえながら御説明申し上げます。 んか。 政府は、社会保障関係費が増大する中で、一般 (「なし」と呼ぶ者あり) 会計の基礎的財政収支の改善を行うため、社会保 ◎議長(新田義昭)質疑なしと認め、質疑を終結い 障、社会資本整備及び地方財政などを中心に経済 たします。 成長に資する施策に重点を置くこととしておりま ○委員会付託・討論の省略 す。また、平成26年4月に実施される消費税の引 ◎議長(新田義昭)お諮りいたします。ただいま議 き上げに際し、景気の下振れリスクに対応すると 題となっております各案件は、委員会付託・討論 ともに持続的な経済成長につなげるため、平成25 を省略して、直ちに採決いたしたいと思います。 年度補正予算と平成26年度予算を一体化した財政 これに御異議ありませんか。 運営を図ることといたしております。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 国の一般会計における平成26年度当初予算規模 ◎議長(新田義昭)御異議なしと認めます。よっ は95兆8,823億円であり、過去最大級と言われた て、議員提出議案第1号及び議案第2号は直ちに 平成25年度当初予算を3兆2,708億円、率にして 採決することに決しました。 3.5%上回る大型予算となっています。平成25年 ○採 決 度補正予算は5兆4,654億円であり、平成26年度 ◎議長(新田義昭)これより採決に入ります。 当初予算と合わせると101兆3,477億円の予算規模 議員提出議案第1号及び議員提出議案第2号は となっております。 一括して採決いたします。 また地方交付税では、緊急防災・減債事業費と 以上の各件は原案のとおり決することに御異議 地域の元気創造事業費が措置され、地方の安定的 ありませんか。 な財政運営に必要となる地方の一般財源総額を平 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 成25年度の水準を下回らないように確保すること -2- といたしております。 力向上を図ります。 こうした国の予算編成方針等を踏まえながら本 施設整備では、羽咋中学校屋内体育施設の電気 市の平成26年度予算を編成いたしましたが、その 設備工事などや正面東側の市道羽咋10号線の整 基本的な考え方と重点施策について申し上げま 備、余喜小学校管理棟改築工事などに着手してま す。 いります。 平成21年度に策定した財政再建緊急プログラム 平成25年度補正予算では、都市再生整備計画事 の実行などにより平成22年度から連続して実質単 業による羽咋中学校体育館改築と邑知中学校にお 年度収支の黒字を達成しており、平成25年度にお ける原子力災害対策施設整備事業を進めるほか、 いても引き続き黒字の予測を立てているところで 道路の整備、改修に取り組んでまいります。 あります。 高齢者支援では、3台のるんるんバスを運行 しかしながら、実質公債費比率や経常収支比率 し、引き続き高齢者の外出を支援いたします。ま などの財政指標が依然として注意を要する水準に た、家族介護用品購入助成事業の対象者を拡充 あることや、今後、羽咋中学校体育館の改築やJ し、在宅介護に対する支援を強化いたします。 R羽咋駅周辺の整備、余喜小学校管理棟の改築な 環境に優しいまちづくりでは、引き続き生ごみ ど大型事業が数多く予定されていますが、引き続 処理機やコンポストなどの物品購入助成制度を実 き財政健全化の維持に努めていく考えでありま 施し、ごみの減量化を図ってまいります。 す。 「交流人口の拡大」では、無料となったのと里 さて近年、震災などの災害に備えるための防災 山海道、北陸新幹線金沢開業など新たな交通時代 基盤の整備や防災体制の充実が求められる一方、 を見据え、世界農業遺産の入り口に立地する優位 少子・高齢化と人口減少が急速に進む中で、地域 性や恵まれた自然と文化財などの地域資源を最大 の活力がますます低下していくことが懸念されて 限に活用しながら魅力ある交流基盤づくりを進め おります。交流人口の拡大や、子育てに優しく若 てまいります。 者が夢や希望を持って定住できる元気あふれるま 都市再生整備計画事業として、JR羽咋駅利活 ちづくりが本市の大きな課題となっております。 用調査を行い、社会資本整備総合交付金事業によ このような背景を踏まえ、平成25年度に引き続 り駅周辺の整備を図ります。 きはくい再生プログラムを推し進め、「安全安心 また、千里浜インター周辺の観光交流拠点の基 で環境にやさしいまちづくり」「地域資源を活用 盤づくりを初め、民宿リフォームの助成、合宿誘 した交流人口の拡大」「定住人口の確保と少子化 致支援及び金沢駅発着のモニターバスツアーなど 対策の推進」「協働によるまちづくりと財政健全 の新規事業に取り組むほか、妙成寺五重塔の国宝 化の推進」の4つを重点分野といたしました。 指定への支援、羽咋まつりの魅力アップなどの諸 特に平成26年度予算においては、これまでの安 施策も引き続き進めてまいります。 全安心はもとより、新幹線開業などこれからの交 あわせて、市商工会が実施する地域商品券の発 通新時代を見据えた交流人口の拡大や、人口減少 行支援も継続し、地元消費の拡大、地域経済の活 に歯どめをかける若者定住などの諸施策に重点的 性化を図ってまいります。 に予算を配分することといたしました。 「定住人口の確保」では、羽咋駅東に造成する 重点4分野における事業概要についてでありま 若者定住宅地の分譲開始や、住まいづくり奨励金 すが、「安全安心なまちづくり」では、自主防災 制度とあんしん住まいリフォーム助成制度の継続 組織に対する支援内容の充実を行い、地域の防災 及び誘致企業へのふるさと融資制度を活用した資 -3- 金融資などの諸施策を進め、転入者の一層の増加 一般会計の当初予算規模は、102億7,100万円、 や市内若者の定住と雇用の場の確保を図ります。 前年度と比較し10億8,800万円の増額、率にして 特に駅東の宅地については、若い年齢層の購入 11.8%の増加となりました。 者に対し住まいづくり奨励金や住宅用ソーラー補 なお、平成25年度補正予算のうち、2月補正予 助などの優遇措置を設けて、販売促進に力を注い 算では14億1,500万円、3月補正予算では2億 でまいります。 9,430万円、合計17億930万円の大型補正を組んで 子育て支援では、子育て世代の経済的な負担軽 おり、平成26年度当初予算と一体的に捉える実質 減を図るため、インフルエンザ予防接種の助成を 的な予算規模は昨年を上回る119億8,030万円とな 中学生までに拡充いたします。また、小児肺炎球 り、投資的事業に力を注いだ積極型の予算編成と 菌ワクチン接種の変更に対応し助成を拡充するほ 言えます。 か、中学校修了までの子供の医療費の全額助成も 歳入では、軽自動車税と都市計画税は前年度並 継続いたします。 みを見込んでいますが、法人市民税及び固定資産 「協働によるまちづくり」では、地域住民や施 税の減少などにより、市税総額は26億590万円で 設利用者との協働により公園やスポーツ広場、観 前年度と比較し2,440万円の減額といたしまし 光資源などの整備を進めるほか、市民憲章推進基 た。 金の活用により、基金協会と協働で市民のまちづ 地方交付税については、前年度比0.5%増の34 くり実践活動を支援してまいります。 億5,600万円を見込みました。 また、これまでの町会への補助制度を見直し、 また、臨時財政対策債については前年度比 新たに地域自治振興奨励金として交付し、町会活 4.2%減の4億6,000万円を計上しており、地方交 動を支援してまいります。 付税と臨時財政対策債を合わせた実質的な地方交 「財政健全化の推進」では、職員定員適正化計 付税総額は39億1,600万円を見込み、各種基金な 画に基づき一層の人件費抑制に努めてまいりま どからの繰入金は前年度と比較し1億3,700万円 す。 の減額であり、羽咋中学校整備事業及び余喜小学 本年2月から実施している総合窓口課及び税務 校整備事業などにまちづくり基金を5,560万円、 課の一部窓口業務の民間委託を継続し、4月から 退職手当の支給に退職手当基金1億円を充当いた はユーフォリア千里浜に指定管理者制度を導入い しました。 たします。民間企業の経営のノウハウを生かして 市債では、余喜小学校整備事業として2億 効率的な運営に努めてまいります。 8,800万円、ふるさと融資に7億1,000万円を措置 平成25年度においては、はくい再生プログラム したことなどから、前年度と比較し9億420万円 の推進により防災行政無線の整備や企業誘致の推 の増額、率にして122.1%の大幅な増加となりま 進、若者定住の促進策による転入人口の増加と出 した。 生率の改善などにおいて一定の効果があらわれ、 歳出についてでありますが、人件費では職員定 手ごたえを感じているところであります。 員適正化計画のもと職員数の削減に努めており、 平成26年度当初予算及び平成25年度補正予算 平成25年度と比較して5人削減しております。退 は、これまでの安心安全なまちづくりを進める一 職手当は2億900万円で、前年度と比較して3,900 方で、特に交流人口の拡大と定住人口の確保を重 万円の増額となったものの、人件費の総額は前年 点施策と位置づけ、はくい再生プログラムを推進 度と比較し4,100万円の減額、率にして2.9%の減 してまいりたいと考えております。 少となりました。 -4- 扶助費では、子ども医療費や児童手当の減額な 予定し、事業費2億円で窓やドアの機密性を高め どにより前年度と比較し1,600万円の減額となり る建具の改修や吸気ファンの設置などの放射線防 ました。補助費等では、消費税率引き上げによる 護対策工事を進めてまいります。 低所得者・子育て世帯への影響緩和策である臨時 また、原子力災害時の広域避難については、本 福祉給付金と子育て世帯臨時特例給付金などによ 市を含む30キロメートル圏内の住民の圏外避難に り前年度と比較し1億1,400万円増額、貸付金で 10時間程度要するとされていることから、これを は、誘致企業の株式会社モンベルに融資するふる 踏まえた避難経路の設定や具体的な輸送計画な さと融資貸付金に7億1,000万円を計上いたして ど、関係機関と調整しながらより実効性のある避 おります。 難計画を定め、安全安心な暮らしの確保に努めて 投資的経費では、主な事業として羽咋中学校整 まいります。 備事業2億6,100万円、余喜小学校整備事業4億 余喜小学校の管理棟につきましては、鉄筋コン 2,500万円、社会資本整備交付金事業1億4,000万 クリートづくり3階建てで昭和40年に建設、昭和 円を措置いたしました。前年度と比較し5億 46年に増築いたしております。児童の安全安心を 3,900万円の増額、率にして125.1%の大幅な増加 図るため、老朽化した管理棟を耐震化し、建てか となりました。 えいたします。保護者を初め市民の皆様から御意 また、平成25年度補正予算を含めた投資的経費 見をお聞きし、設計に反映させながら早く工事に の総額は26億8,000万円であり、前年度と比較し 着手し、平成27年3月の完成を目指してまいりた 16億4,400万円の増額、率にして158.8%の増加と いと考えております。 なります。羽咋中学校屋内体育施設建設や原子力 次に、観光推進体制の充実、強化についてであ 災害対策施設整備及び社会資本整備を中心とした ります。 積極的な予算措置と考えております。 のと里山海道の無料化や北陸新幹線金沢開業な 平成26年度末の市債残高は、およそ145億7,400 ど交通新時代を迎える中、新年度を観光交流元年 万円を見込んでおり、平成25年度末と比較して4 と位置づけ、長年の課題である通過型から滞在滞 億3,500万円増加することとなります。財政調整 留型観光へ向けた諸施策を進めてまいります。 基金の平成25年度末残高は3億円程度を見込んで 具体的には、観光振興ビジョンや第5次総合計 おります。 画などに基づき、観光交流基盤の整備、観光情報 次に、主要施策について申し上げます。 発信の強化、魅力あふれるメニューづくり、おも まず防災対策についてでありますが、防災行政 てなしのまちづくり、広域観光の推進の5つの観 無線の整備につきましては、財政的に有利な交付 点に立って積極的に取り組んでまいります。 税措置のある緊急防災・減災事業債を充て、事業 まず1つ目の観光交流基盤の整備につきまして 計画を前倒しして整備を進めているところであり は、すぐれた立地環境を有する千里浜インターチ ます。 ェンジ周辺での道の駅の基本構想をまとめるため 原子力防災につきましては、国の平成25年度第 検討委員会を設置いたします。また、商店会連合 1次補正予算による原子力災害対策施設整備費補 会と協力し、商店街に小型の砂像を並べコンテス 助金を活用し、避難場所の放射線防護対策を強化 トを行うなど、本市独自の観光資源である砂像を する事業を行います。 生かし、まちなかのにぎわいづくりに努めてまい 原子力災害発生時の緊急事態に一時的に屋内退 ります。 避場所とする施設として、邑知中学校の教室棟を 2つ目の観光情報発信の強化につきましては、 -5- JR金沢駅や周遊バスの車内で広告宣伝をするほ あります。 か、外国人向けの観光パンフレットを作成し、海 平成27年春には北陸新幹線金沢開業が予定され 外からの誘客にも力を入れてまいります。また、 ており、観光客の増加が見込まれることから、羽 観光客に本市の魅力に触れてもらうため、金沢駅 咋駅周辺を整備することが本市の喫緊の課題と考 発着の体験型バスツアーを実施してまいります。 えております。調和のとれた羽咋駅周辺の空間形 3つ目の魅力あふれるメニューづくりにつきま 成やにぎわい創出を効果的に図るため、全体整備 しては、羽咋ブランドの開発、強化を図るため、 計画を立てながら観光拠点にふさわしい羽咋市の 羽喰怪鳥料理のブランド化に向け支援してまいり 顔づくりを進めてまいります。 ます。また、全国から合宿を誘致するため、市内 定住促進策につきましては、現在、羽咋駅東で で合宿した団体への補助も新たに行います。さら 市有地を活用した宅地造成事業に着手しておりま に、市の観光協会への支援を拡大し、誘客PR活 す。平成26年度の早い時期での完成を目指してお 動や情報発信の強化などにつなげてまいります。 り、完成後、速やかに宅地分譲を行い、定住人口 4つ目のおもてなしのまちづくりにつきまして の増加に努めてまいります。 は、市内の宿泊施設のリフォーム助成制度を創設 また、平成24年度から実施しているあんしん住 し、観光客などの受け入れ体制の整備を支援して まいリフォーム助成制度については、市民からの まいります。 強い要望もあり、引き続き平成26年度も実施する 5つ目の広域観光の推進につきましては、石川 とともに、住まいづくり奨励金制度や子育て・新 県や他の市町と連携し、石川の観光PRや世界農 婚世帯家賃補助制度も引き続き実施し、転入者や 業遺産を生かした取り組みに努めるほか、北陸新 若者の住宅取得と定住を促進してまいります。 幹線新高岡駅からの入り込みを見込んだ飛越能観 次に、農業関連の施策についてでありますが、 光圏との連携も強化してまいります。また、姉妹 現在、邑知の郷公園内において、はくい農業協同 都市である藤岡市への出張砂像制作も行います。 組合と協働で自然栽培を含む環境保全型農業を推 これらの取り組みを軸としながら交流人口の増 進するため新規就農研修施設などの整備を進めて 加や滞在型観光の充実を図り、地域経済の活性化 おります。この整備は平成25年度から27年度の3 につなげてまいりたいと考えております。 カ年での計画を予定しておりますが、国の予算が 次に、企業誘致の状況についてであります。 追加配分されたことから今年度中に平成26年度 昨年、本市への進出を表明いたしました株式会 分、平成27年度分を前倒しで整備してまいりま 社モンベルは、現在、南中央町地内で(仮称)北 す。この施設で、のと里山農業塾を開催し、環境 陸モンベル総合センターを建設中であります。こ 保全型農業の技術向上を図りながら、羽咋市の特 とし秋に竣工し、来年1月から操業を開始する予 色ある農業経営と特産品の開発につなげていきた 定であります。 いと考えております。 また、旧羽咋農林事務所や旧羽咋地域センター また、能登地域GIAHS推進協議会の会長に の用地は、昨年末に市土地開発公社が石川県から 小職が選任されましたが、世界農業遺産に登録さ 取得しております。建物につきましては、石川県 れた4市5町と協力して能登の里山里海の保全と がことし夏ごろまでに解体する計画であり、市土 地域の振興を図ってまいりたいと考えておりま 地開発公社は、県有地などを造成した後、モンベ す。 ル社に売却する予定であります。 次に、新たな子育て支援への取り組みや福祉施 次に、定住促進及び地域の活性化策についてで 策について申し上げます。 -6- 平成27年度から新たな子育てに関する法律が施 件、条例案3件、その他3件の合計21件でありま 行され、画一的なサービスの提供から個々の状況 す。 に合わせた保育サービス等を提供する制度に変更 議案第2号平成26年度羽咋市一般会計予算につ することに伴い、新たな制度の構築を行ってまい きましては、さきに申し上げました概要のとおり ります。 であります。 また、障害者福祉計画につきましても、石川県 議案第3号から議案第8号、平成26年度各特別 が国の基準にあわせて見直しを進めており、市の 会計予算及び企業会計予算につきましては、それ 計画についても見直しを行います。 ぞれ所要の経費を計上いたしました。 なお、介護保険事業計画につきましては、3年 国民健康保険特別会計など4つの特別会計の合 ごとの見直しが義務づけられていることから、本 計は57億6,900万円であり、前年度と比較し6,890 年度は平成27年度から29年度の第6期介護保険事 万円減額いたしました。主な理由は、被保険者数 業計画を策定いたします。その中で、要支援1及 の減少による保険給付費の減額に伴い国民健康保 び2の方に対する介護サービスの取り扱いや訪問 険特別会計予算が9,500万円減少したことによる 介護、通所介護サービス事業を行う実施主体の変 ものであります。 更などについても検討を進めてまいります。 企業会計予算では、水道事業会計において予算 次に、行財政改革の取り組みについて申し上げ 総額11億4,060万円であり、会計制度変更や企業 ます。 債償還金の増加に伴い、前年度と比較し3,100万 平成26年度は第5次行財政改革大綱の最終年度 円の増額となりました。 となるため、新たに市民行財政改革委員会を組織 下 水 道 事 業 会 計 に お い て は 、 予 算 総 額 18 億 し、これまでの本市における行革に対する取り組 4,290万円、前年度と比較し2億7,150万円の増額 みを総点検するとともに、時代のニーズに即した であります。これは主に会計制度変更や企業債償 効率的で質の高い市政の実現を図るため、新たな 還金の増加によるものであります。 行財政改革大綱を策定してまいりたいと考えてお 建設改良費では、羽咋浄化センターの耐震診 ります。 断、老朽管更新、合併浄化槽設置費30基分を措置 また、組織機構の見直しについては、建設課と いたしております。 上下水道課を統合し地域整備課を新設するほか、 なお、当初予算案の詳細につきましては、連合 選挙管理委員会及び監査委員事務局を3階に移動 審査会において御説明申し上げたいと存じます。 いたします。市民生活に密着した一体的なまちづ 議案第9号平成25年度羽咋市一般会計補正予算 くりを進めるとともに、庁舎内の執務室の有効活 (第7号)につきましては、観光推進事業として 用と経費削減に努め、職員の定数管理にもつなげ ちりはまホテルゆ華の建物と敷地の購入に係る追 てまいります。 加をお願いするものであります。 組織機構の見直しや職員再任用制度の活用、民 ちりはまホテルゆ華につきましては、昨年12 間委託及び指定管理者制度を進め、人件費の削減 月、一般財団法人京都市職員厚生会から購入につ を図りながら一層の行財政改革の推進と市民サー いて打診があり、地元町会を初め関係団体などの ビスの向上に努めてまいります。 御意見を伺いながら検討してまいりました。 以上申し述べまして、提出案件の説明に入りま 当該施設は、千里浜インターチェンジに近接 す。 し、のと里山海道を起点に国道415号、能越自動 今議会に提出いたしました案件は、予算案15 車道など主要道路に直結する交通の要衝にありま -7- す。すぐれた立地環境を有することから、この施 か、地域の元気臨時交付金、土地開発公社健全化 設の特徴を生かしながら、今後、千里浜インター に係る市債の追加計上などであります。 チェンジ周辺を観光・交流エリアと位置づけ、本 これにより歳入歳出それぞれ7億2,359万円を 市の情報発信拠点としての整備や魅力づくりを進 追加し、予算総額を119億5,655万円に定めようと めてまいりたいと考えております。 するものであります。 ホテルゆ華は、年間1万人以上が宿泊するとと 議案第11号から議案第15号、平成25年度各特別 もに30人以上を雇用することから、経済効果は年 会計、企業会計補正予算の5件につきましては、 間およそ1億8,000万円と見込んでおり、観光振 いずれも事業費の決算を見込んだ調整を行おうと 興を初め、若者定住や地域経済の活性化に大きく するものであります。 寄与しております。滞在型観光の推進は本市の長 議案第16号消費税率及び地方消費税率の改定に 年の課題であり、また、第5次総合計画や観光振 伴う関係条例の整備に関する条例の制定につきま 興ビジョンにおいても宿泊客の少なさが本市の観 しては、消費税率の引き上げに伴う公共施設の使 光・交流分野における課題として提起されてお 用料などの料金について、改正を要する14の条例 り、通過型観光から滞在型観光への転換が求めら を一括して整備するものであります。 れております。 議案第17号羽咋市職員退職手当条例の一部改正 のと里山海道の無料化や新幹線開業など交通新 につきましては、国家公務員の退職給付の給付水 時代を見据え、この際、ホテルゆ華を取得し、宿 準等の見直しにより、本市においても国に準じて 泊施設として活用することで滞在型観光の確保を 定年前早期退職者に対する特例措置の拡充を行お 図ってまいります。あわせて、この施設に観光情 うとするものであります。内容は、勤続年数25年 報発信機能を付加するなど多面的な活用を図り、 以上を20年以上に、年齢50歳以上を45歳以上に、 本市を訪れる観光客等へのサービス向上に努めて 定年までの残年数に乗じる給与月額割増率2%を まいりたいと考えております。 3%に拡充するもので、本年4月1日から施行し なお、運営については、指定管理者制度を導入 ようとするものであります。 し、民間のノウハウを生かしながら効率的かつ効 議案第18号羽咋市都市計画審議会条例及び羽咋 果的に行っていく考えであり、市からの運営補助 市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例 は行わず、健全経営を目指す方針であります。 の一部改正につきましては、建設課と上下水道課 今回の補正は、歳入歳出それぞれ1億3,000万 を統合し地域整備課を新設する羽咋市課制条例の 円の追加をお願いするものであります。 一部を改正する条例が平成25年第6回議会定例会 議案第10号平成25年度羽咋市一般会計補正予算 において議決されたことに伴い、所要の改正を行 (第8号)について御説明いたします。 おうとするものであります。 今回の補正のうち、歳出では、誘致企業の株式 議案第19号羽咋郡市広域圏事務組合規約の一部 会社モンベルへのふるさと融資貸付金融資や、過 変更につきましては、公立羽咋病院の施設の拡充 年度分生活保護費国庫負担金の返還金の計上のほ 整備を機に、羽咋郡市1市2町の病院費の負担割 か、各事業費の決算を見込んだ調整を行っており 合について、施設整備費・諸費の区分を廃し、人 ます。また、県自治振興資金貸付金を活用し、市 口割25%及び所在地割75%に変更しようとするも 土地開発公社への補助金を1億円増額し、公社債 のであります。 務の早期解消を図ってまいります。 議案第20号神子原辺地に係る公共的施設の総合 歳入の主な補正は、市民税の法人分の減額のほ 整備計画の変更につきましては、神子原辺地にお -8- いて道路改良事業及び消防施設事業を実施するに ◎議長(新田義昭)日程第5、これより、ただいま 当たり、公共的施設の総合整備計画の変更が必要 議題といたしました案件中、市長提出議案第9号 となったため、辺地に係る公共的施設の総合整備 平成25年度羽咋市一般会計補正予算(第7号)に のための財政上の特別措置等に関する法律に基づ 対する質疑に入ります。 き議会の議決をお願いするものであります。 通告がありますので、順次発言を許します。 議案第21号市道路線の認定につきましては、開 塩谷久司議員。 発行為による石野町地内の生活道路1件を市道と 〔塩谷久司議員 登壇〕 して認定しようとするものであります。 ◎塩谷久司議員 皆さん、おはようございます。 議案第22号平成25年度羽咋市一般会計補正予算 先日、超微粒子状物質PM2.5でございますが (第9号)につきましては、消費税率引き上げに この大気中濃度が国の環境基準を超えて、七尾市 よる景気の下振れ防止対策に基づく平成25年度1 では愛媛県と並んで全国で1位という数字が出て 次補正であります。平成26年度と一体として、道 おりました。ぜんそくや気管支炎を招くほか、肺 路整備交付金事業、社会資本整備総合交付金事業 がんのリスクを高めると言われており、外出時に の前倒し及び原子力災害対策施設整備事業に積極 は注意をしなければいけないなとこのように思っ 的に対応するものであります。 ております。 事業内容は、道整備交付金事業6,020万円、社 それでは、平成26年第2回羽咋市議会定例会に 会資本整備総合交付金事業3,410万円、原子力災 当たり質疑をさせていただきます。 害対策施設整備事業2億円、合計2億9,430万円 最近の新聞報道で、各自治体の来年度予算の目 を計上いたしました。 玉事業が連日のように報道されております。羽咋 財源につきましては、国庫補助金を充当し、一 市では「もてなしの力の向上」という見出しで、 般財源分はまちづくり基金繰入金で調整いたしま 来年に迫った北陸新幹線の金沢開業を見据え、J した。 R羽咋駅の周辺整備及びのと里山海道からの市内 これらにより予算総額を122億5,085万円に定め 誘客を図るため千里浜インター周辺での観光交流 ようとするものであります。 拠点整備に向けて検討委員会を組織していくとい 以上をもちまして提出いたしました全案件の説 うものでありました。 明を終わります。 ほかの自治体を見ても、やはり北陸新幹線の金 詳細につきましては、質疑、質問あるいは各常 沢開業を見据えた諸施策が多く報道されていまし 任委員会において御説明いたしたいと存じます。 た。 なお、議案第9号平成25年度羽咋市一般会計補 近隣の市町を挙げれば、七尾市は旧中央図書館 正予算(第7号)につきましては、緊急性を要す 後に観光交流センターを建設、新幹線開業や能越 るため、本日、議会の議決をお願いするものであ 自動車道開通後の観光客対策として平成28年度ま ります。 でに完成を目指すとのことであり、設計と用地費 何とぞよろしく御審議の上、適切なる御決議を などに約2億円を措置しているとのことです。 賜りますようお願い申し上げます。 珠洲市におきましても、宿泊を狙いとした観光 提案理由の説明は以上であります。 交流拠点施設の整備費2億3,000万円を予算に盛 ◎議長(新田義昭)これにて提案理由の説明を終わ り込んでおります。 ります。 お隣の志賀町では、町内の滞在人口増加策とし ○市長提出議案第9号についての質疑 て金沢駅からのレンタカー利用者で志賀町に宿泊 -9- する観光客に1人2,000円から5,000円を助成する ております。 制度を立ち上げ、中能登町は12億円をかけた道の 本市では、神子原米のイメージやJAと連携で 駅「織姫の里なかのと」がオープンする予定であ 進める自然栽培の取り組みがあり、関係機関や各 ります。 方面の力を結集し、十分に実現可能だと思われま 三菱総合研究所の予測では、北陸新幹線金沢開 す。 業による首都圏からの入り込み客数は現状の60万 一方で、今回提案されている温泉宿泊施設であ 人から約5割増しの30万人が増加すると予測して るちりはまホテルゆ華の取得については、同施設 おります。この恩恵を見逃すことなく、いかに地 は石川県で一番の良質な温泉であると聞いており 元に呼び込むかがそれぞれの自治体の大きな課題 ます。リピーターも多く、高級感を売りにしてお であり、都市間競争が既に始まっております。 ります。入浴、宿泊料で市内同業者とのすみ分け 超党派の県議会議員でつくる能登もてなし議連 をし、かつ黒字化させているとのことであります が今月19日に発足し、南加賀では金沢開業効果を が、まさにのと里山海道無料化の効果を果実とし 引き込む加賀地域連携推進会議、これは仮称であ ている施設であり、今後の北陸新幹線の開業効果 りますが、5月に発足させる計画であります。新 も十分に取り込んでいくことが期待できる施設だ 幹線の開業効果の果実をいかに金沢から能登や加 と考えます。 賀エリアに引き込み、また各自治体に誘導してい くかが問われる年となっていると考えます。 仮にゆ華が採算性重視の民間企業が経営すると なれば、価格帯の競合や宴会、温泉利用でのユー そこで、本市の対応策でありますが、一歩先に フォリア千里浜との競合などがあり、逆に行政で 始まったのと里山海道の無料化対策については、 コントロールできない問題も出てくると思いま 道の駅やパーキングのリニューアルを実施したか す。赤字経営とならないゆ華を市が取得し、交流 ほく市や宝達志水町、志賀町の各施設が売り上げ 人口を市内へ呼び込む千里浜インターの観光交流 を伸ばしており、恩恵を実現している状況から、 施設の核施設として活用し、相乗効果を上げてい 残念ながら本市は大きくおくれをとっておりま くことこそが重要と考えます。 す。今後の巻き返しが喫緊の課題であると思いま す。 以上から、ここでちりはまホテルゆ華の取得と 千里浜インター周辺整備計画について確認のため このような中、今回執行部から提案された千里 浜インター付近での観光交流拠点の整備は、北陸 改めて5つの点について質疑をさせていただきま す。よろしく答弁をお願いしたいと思います。 新幹線開業で大きく利用客の伸びが見込めるのと まず1点目ですが、千里浜インターでの観光交 里山海道からの観光客を本市に取り込む最善の方 流拠点づくりについて、北陸新幹線の金沢開業効 策であると感じております。この施設をいかに魅 果を本市に引き込む方策として千里浜インターで 力あるものとし、インターからおりて、かつ立ち の本計画は説得力があると感じておりますが、ほ 寄らせていくかが課題となります。拠点への魅力 かにこの計画を超えた場所や、あるいは比較でき づくりが大事だと思います。 る代案があるのか。また、この新幹線開業を前に 鍵は能登に来る人たちのニーズにいかに応えて して関係者や団体などからの要望や提案は市に寄 いくかでありまして、羽咋市の観光や地域資源を せられているのか、まずはお聞きをいたしたいと 最大限に利用することはもちろん、提案では、能 思います。 登地域共通の話題でもある世界農業遺産の情報セ 次に2点目でございますが、千里浜インターか ンター機能も県と連携し具現化することも含まれ ら取り込んだ入り込み客をどのようにして市内に -10- 誘導し、そして回遊性を経済効果に結びつけてい 幹線開業を前にして関係者や団体等から要望や提 くのか。また、サインなどの計画は必要だろうと 案は市に寄せられていないのかとの御質疑であり 思うんですが、どのようになっているのかお聞き ます。 をいたします。 本計画でお示ししたゆ華が位置する千里浜イン 次に3点目ですが、交流人口拡大の最大のメリ ターチェンジ周辺は、のと里山海道からのまさに ットは宿泊にあるとのことですが、ゆ華の1万人 本市の玄関口であり、今後の観光交流拠点の整備 はそれだけでも貴重です。今後の伸びはどれだけ を進めていく上でこの地域にまさるところはな 期待できるのか、エムアンドエムの読みはいかが く、本市にとって最適な地域であると考えており ですか。また、ほかの旅館や民宿への波及効果な ます。 ど、この点についてお聞かせをいただきたいと思 います。 多くの観光客はのと里山海道を利用することか ら、いかにのと里山海道からの誘導を図るかが重 次に4点目、市が取得した後、ゆ華が慢性的な 要なポイントとなります。ゆ華の宿泊能力や温泉 赤字経営に陥らないかとの心配の声が聞かれま 機能を生かし、世界農業遺産や砂像など本市独自 す。ここで改めて確認いたしますが、災害や大規 の地域資源も活用しながら拠点づくりを進めてい 模改修は別として、本当に運営の補助、要は赤字 く考えであり、本計画は観光誘客の推進に大きな の補塡をしないで指定管理の受け手があるのか、 効果があると認識いたしております。 この点もお聞きをいたします。 また、新幹線開業を前にしての関係者や団体等 5点目でございます。仮に民間が取得した場 からの要望や提案については、現在のところござ 合、市内同業者とのすみ分け、すなわち共存共栄 いませんが、平成23年3月に市内の観光団体や商 が非常に重要なこととなってまいります。そのた 工団体の関係者で構成された協議会で策定された めホテルの経営に規制をかけられるのか、また温 観光振興ビジョンでは、観光交流拠点施設の整備 泉利用でのユーフォリア千里浜との調整など、近 や千里浜インターチェンジ付近の商業集積化がう くにあるので影響は大きいと思います。現在のゆ たわれています。 華のようないい関係を維持できるのか、お尋ねを いたします。 次に、千里浜インターからの入り込み客をどの ように市内に誘導するのか。また、サイン計画は 最後になりましたが、羽咋市の将来のため千載 ないのかとの御質疑であります。 一遇の好機と捉え、この機を逃さず市民一丸とな 現在、多くの観光客がのと里山海道を利用し、 ってちりはまホテルゆ華取得と千里浜インター周 本市を含め能登を訪れています。千里浜インター 辺整備計画に取り組むべきだと思います。どうか チェンジ付近に観光交流施設を設けることによ よろしく御答弁のほどお願いいたします。 り、多くの観光客に本市の観光情報や地域資源の 終わります。 魅力を発信できるものと考えております。 ◎議長(新田義昭)答弁を求めます。山辺市長。 観光交流施設を起点に、市内の観光施設や文化 〔山辺芳宣市長 登壇〕 財などへの誘導を図っていく考えであり、サイン ◎市長(山辺芳宣)それでは、塩谷久司議員の質疑 について、5点ばかりありました。答弁をさせて いただきます。 計画も含め、今後対応策を講じてまいります。 次に、ゆ華の宿泊は今後どのくらい伸びが期待 できるのかとの御質疑でありますが、ゆ華の宿泊 まず最初に、千里浜インター周辺整備計画を超 客数に関しては、運営を受託している企業の努力 える場所や比較できる代案があるのか。また、新 やのと里山海道の無料化などの追い風を受け、平 -11- 成25年度の利用者数見込みは、平成21年度と比較 議案第9号について質疑を行います。 して30%程度増加しております。 ちりはまホテルゆ華の取得理由について、市は 今後の伸びにつきましては、平成27年春の北陸 年間1万人の宿泊数があることや30人の雇用の確 新幹線金沢開業などの効果が見込まれ、宿泊客数 保を挙げています。また、ゆ華を生かしたインタ の伸びが期待できると考えております。 ー周辺の整備についても積極的に進めていくため 次に、運営補助をしないで指定管理の受け手が に、平成26年度に検討委員会を設置し協議すると あるのかとの御質疑でありますが、まず、ゆ華の 説明を受けました。 指定管理に関しては、運営について市からの補助 そこで、7点お尋ねいたします。 はしないことを条件といたしております。また、 1つは、ゆ華の近年の経営状況を踏まえると十 指定管理者の決定には業者から運営についての企 分採算に見合う運営が可能であると説明がありま 画を提案してもらうプロポーザル方式で行う予定 した。その根拠と5年間の収支予測をお示しくだ であります。 さい。 ゆ華の宿泊客数は大きく伸びてきているほか、 2点目は、市からの赤字補塡は考えていないと 維持管理費の削減などにより経営状況も改善され 聞いていますが、事業であるから黒字のことも赤 ております。ゆ華は市が運営補助をしなくても採 字になる場合もあるかと思います。赤字になった 算がとれる施設であり、十分指定管理の受け手が 場合、さらに赤字が累積になった場合に市民の税 あると判断しており、また受け手からの使用料の 金を穴埋めすることにならないと約束できます 徴収についても期待できると考えております。 か。 次に、仮にゆ華を民間が取得した場合、ホテル 3点目は、バブル期にリゾート開発で多くの自 経営に規制をかけられるのかとの御質疑でありま 治体が損害を出してきました。今回、市がホテル すが、本市が購入しない場合、京都市職員厚生会 経営に乗り出してうまくいくと考えているとすれ は一般競争入札でゆ華を売却するものと推察して ば、その根拠は何ですか。 おります。 4点目は、市がホテル経営をすることで民業圧 一般競争入札になった場合、厚生会が定める条 迫にならないのでしょうか。 件等については不明でありますが、宿泊業者以外 5点目は、市はホテル経営のノウハウを持って が落札する可能性も大きく、土地利用や施設利用 いるのでしょうか。 については所有する者が決定することになりま 6点目は、30人の雇用確保を購入の理由に挙げ す。また、仮に宿泊業者の所有となった場合でも ていますが、これは京都市に対して求めるべき問 運営についてはその業者が決めるものであり、市 題ではないでしょうか。雇用主に責任を取らせる 内業者とのすみ分けに関しては本市の意向は及ば 問題ではないでしょうか。 ないものと考えております。 最後になりますが、ゆ華を生かしたインター周 塩谷議員に対する答弁は以上であります。 辺の整備とは中身は何ですか。初めにゆ華ありき ◎議長(新田義昭)発言を許します。北川真知子議 の後づけの理由ではないのでしょうか。 員。 以上7点について御答弁をお願いいたします。 〔北川真知子議員 登壇〕 ◎北川真知子議員 ◎議長(新田義昭)答弁を求めます。山辺市長。 日本共産党、北川真知子です。 よろしくお願いします。 〔山辺芳宣市長 登壇〕 ◎市長(山辺芳宣)それでは、北川真知子議員の質 平成26年度第2回羽咋市議会定例会に当たり、 -12- 疑について答弁をいたします。 大きく分けて7点であります。 宿泊施設が持つ滞在型観光の効果や雇用面の効果 1点目は、ゆ華が十分採算に見合う運営が可能 を引き出し活力あるまちづくりを進めているとこ であると考える根拠と今後5年間の収支予測につ ろであります。 いてでありますが、近年は運営会社のアイデアや 本市では、この数年間で民宿等が10軒程度廃業 PR強化などの営業努力や維持管理費の削減によ しており宿泊可能数が大きく減少している中、ま り営業収益が大幅に改善されており、さらに、の た民間による新規宿泊施設の開業が見込みにくい と里山海道の無料化などにより平成25年度の宿泊 中、行政が主体となり宿泊施設を確保しようとす 者数は平成21年度に比べ30%程度の増加となる見 るものであります。 込みであります。また、平成24年度からプールの また、ゆ華の経済効果は、施設利用による直接 利用を夏場の2カ月に限定したことなど経費の削 的な効果のほか、雇用や地元食材の利用などによ 減を図った結果、平成25年度の営業利益について り年間およそ1億8,000万円あり、購入金額を上 は平成24年度に引き続き黒字を達成できると聞い 回る経済効果が毎年期待できるものであります。 ております。 なお経営については、指定管理者制度を導入 今後の収支予測でありますが、京都市職員の利 用減少が予測される一方、京都市職員への優遇制 度の廃止や北陸新幹線開業による利用者の増など により営業利益で数百万円単位での黒字が見込ま れるものと推察いたしております。 し、民間のノウハウを活用した黒字経営が十分で きると判断いたしております。 次に、市がホテルを経営することで民業圧迫に ならないかとの御質疑であります。 現在、ゆ華の宿泊料金は、施設の状況やサービ 次に、ゆ華が赤字になった場合、さらに赤字が ス内容から比較的高目の料金設定となっており、 累積になった場合に市民の税金を穴埋めすること 市内の他の宿泊施設とは競合しない状況となって にならないかとの御質疑であります。 おります。本市が取得した場合も、民業圧迫につ 先ほど申し上げましたとおり、ゆ華につきまし ながらないよう料金設定等について十分配慮して ては十分採算に見合う運営ができると判断いたし まいります。また、市が取得することで、市内宿 ております。また、指定管理者制度を導入し、利 泊業者の経営に影響を及ぼさないように調整する 用料金制を採用することで、指定管理者のインセ ことが可能であると考えております。 ンティブを高めながらサービスの充実と経営の向 上を目指します。 次に、市はホテル経営のノウハウを持っている のかとの御質疑でありますが、ゆ華を取得した場 市からの赤字補塡はしないことを協定に盛り込 合、運営については指定管理者制度を導入し、経 むことから、仮に赤字になった場合でも指定管理 営のプロである民間のノウハウを活用してまいり 者の責任となるものであります。 ます。 次に、市がホテル経営に乗り出し、うまくいく なお、指定管理者の選考に関しては、運営につ と考えている根拠は何かとの御質疑であります。 いての企画を提案してもらうプロポーザル方式で 今回のゆ華取得の理由は、京都市職員厚生会が 決定してまいりたいと考えております。 本市に随意契約で、しかも安価での施設の売却を 次に、30人の雇用確保は京都市に対して求める 打診してきたことを受け、市として滞在型観光の べき問題ではないかとの御質疑でありますが、ゆ 推進と地域の活性化を図るため取得する方針を決 華は京都市職員厚生会が運営会社と業務委託契約 定したものです。 を結び運営を委託しているものであり、施設の廃 県内の事例では、11市町が宿泊施設を所有し、 -13- 止により双方協議の上で契約の解除をするもので あります。ゆ華の従業員の雇用主は運営会社であ どうしても千里浜インターというものを大いに利 り、京都市職員厚生会が運営会社の従業員の雇用 用されるわけであります。観光の交流拠点という についてまで責任を負うものではないと考えてお ことで今日まで執行部に対して幾度となくいろん ります。 な方々、私を含めいろんな方々が訴えてまいりま 次に、インター周辺の整備の中身についての御 質疑であります。 した。しかしなかなかその整備については、やり ましょうという言葉がなかなか得られなかったわ ゆ華が位置する千里浜インターチェンジ周辺 けでありますけれども、ゆ華の一件があって急に は、のと里山海道からの本市の玄関口として観光 何か知りませんけれども観光交流拠点としてそれ 交流基盤の拠点整備が求められるエリアでありま を核にした形で進めていくんだということを急に す。平成23年度に実施した観光交流施設可能性調 訴えられてきました。一体何があるのか私にはよ 査でも候補地の一つとして挙げられており、私も く理解ができないわけでありますけれども、千里 最重要候補地として認識してきたもので、決して 浜インターの開発というものは、これは誰もかれ 後づけではございません。 もが望んでいることなんです。 また、平成23年に策定した本市の第5次総合計 しかしながら現実に過去のいろんないきさつの 画には、滞在型観光の推進や魅力ある交流基盤づ 中に、ユーフォリア千里浜の件もございました。 くりが施策の方針として定められており、同じく これは福利厚生施設ということで市民の皆さん方 平成23年に策定した観光振興ビジョンでは、具体 に利用していただき、なおかつ観光の形も含めた 策として千里浜インターチェンジ付近の商業集積 形でやれないかということで進めてきたというこ 化や観光交流施設の整備が掲げられております。 とは副市長、一番よく御存じのはずなんです。そ ゆ華の宿泊能力や温泉機能などを活用しながら して現実に20年ほどたって老朽化がどんどん進ん のと里山海道からの誘客をいかに図るかが観光振 できております。これを修理しなければならない 興の重要な課題であり、千里浜インターチェンジ ということになれば数千万、億のお金がかかると 周辺につきましては、観光や世界農業遺産などの いうことで、これは自己財源、自主財源を使って 情報発信に加え、砂像や自然栽培など羽咋独自の やらなければならないからうまくいかないよとい 地域資源などを生かした観光交流拠点づくりを進 うことで今日までそのままになっているというこ めてまいりたいと考えております。 とは市民の皆さん方も議員の皆さん方も執行部も 北川真知子議員に対する答弁は以上でありま す。 御承知のとおりであります。 同様に、ちりはまホテルゆ華というものは千里 ◎議長(新田義昭)発言を許します。山本泰夫議 員。 浜にできて20年。京都保養所ができるということ で、当時は破格のバブルの時代でもありましたか 〔山本泰夫議員 登壇〕 ◎山本泰夫議員 ら値段の土地の評価を得て、びっくりするような 午後の質問の予定が提案説明等々 が早く終わった関係もありまして繰り上げという ことで、午後質疑の予定から私が午前中にさせて いただくことになりました。 値段であの土地の売買をされたことも皆さん御承 知のとおりだと思います。 ところがバブルが崩壊した後に、今日になりま したときに評価額はびっくりするような値段にな 今、塩谷議員、それから北川議員からも質疑が っております。売買したときには5,000坪、坪7 あったわけであります。そして市長の答弁の中に 万5,000円であったというふうに思っています。 もおっしゃっていたように、車で来られる方々は 今は評価は全体で1億8,000万円の鑑定評価だと -14- いうことでありますし、今回、売買価格が1億 ているはずなんです。 3,000万円ということで売られようとしておりま 特に青少年の交流の場においては、青年の家、 すから、この問題を考えたときに、安いし、当然 十二、三万人の宿泊客がございます。もちろん休 ホテルの経営としてやろうとしたときには十分採 暇村も5万人ちょっとの、5万四、五千ですか宿 算がとれる可能性があるなということは民間の 泊がございます。もちろん、ゆ華さんにも1万人 方々はみんな思うことであります。 近くの宿泊があるということは皆さんも何度も市 当然、私もあの土地の有効活用については観光 長から聞かれたとおりであります。 交流拠点として使っていくことは大いに賛同すべ よく考えてほしいんです。30人の雇用、確かに きことだというふうに思っています。それと、ホ もったいない話です。正規雇用は六、七名だった テルを経営することとはまた別の問題だとも考え はずですよね、たしか。あとの方々は臨時採用な ております。 んです。正規採用で30人の方々を雇用していただ そんなことを考えたときに、これからの来年の いているということであるならば、これは本当に 3月に新幹線が金沢開業を迎えるわけであります 何かしなきゃいかんかなというような思いはあり けれども、金沢開業を迎えることによって多分 ます。六、七人なんです。これがこの後、30人、 1,800万席の移動があるでしょうし、空気を運ぶ 正規採用になりますか。 んじゃなくして間違いなく人間様を運んできてい 皆さん、よく経済というのを考えていただきた ただければ1,000万人以上の方々が金沢の地にお いんです。30人雇用して1人20万円だとしたら りるわけでありますから、そのお客さんを、関西 月々600万円なんです。7,200万円の金がかかるん からのお客さんはもちろんでありますけれども関 ですよ。経営的に大変厳しいです。私は20万円ぐ 東から来ていただける方々をいかにして七尾線、 らい払ってほしいなと思いますよ。もちろん福利 そしてのと鉄道を使いながら輪島、珠洲を初めと 厚生も含めての話を申し上げているんですよ。 する我々の口能登。そしてまたレンタカーなりを そういうところに果たして経営的にうまくやり 利用しながら金沢駅からのと里山海道を使いなが ます、やりますということが通用するのか。誰で ら、また国道159号、国道249号を使いながら能登 も最初は言いますよ。私もやりたいと思ったら、 のほうへ向かっていただく。そんな施策、その中 経営的に黒字です、間違いございませんというこ の交流拠点の能登の玄関口である千里浜インタ とを言いますよ。先ほども北川議員さんからもあ ー、この千里浜というものをもっともっと生かす りました。赤字補塡はないんですね。ありません ような工夫をすべきだというふうに思っていま と私も言います。 す。 しかしそんなことを考えたときに、もっともっ 年間240万人近くの方々が今日、千里浜なぎさ と今何をしなければならないかということを市民 ドライブウェイを通過していただいているわけで の皆さん方に、そして、このようなことをするこ ありますし、その方々がレストハウスに大抵の とによってこうなりますよということをしっかり 方々が立ち寄っていただいて、土産物はもちろん とした形で説明していただかないことには、過去 でありますけれども、あの千里浜海岸の景観、そ からずっと数十年間検討してきた観光ビジョンを して夕日のスポットというものをしっかりとした 初め、また、それ以外の第5次総合計画を初め、 形で見ていただいて、来てよかったな、すごいな いろんなものの課題を解決できないんですよ。 ということを感激しながら、能登に向かってみた 今あしたからやりますよと言っているんじゃな り羽咋に逗留をしていただくこともしていただい くして、本当にあしたからやらなきゃいかんです -15- よ。新年度には21万円の調査費をつけて、審議会 契約はこんなふうになって、こんなふうにする を立ち上げながら、何をやるかということを検討 ようになるように予定をしております。だから市 していきたいんだということもおっしゃっている 民の皆さんどうでしょうか、議員の皆さんどうで わけであります。 しょうかといって提案をしていただければ、なる 果たしてそれでいいんでしょうか。これをやり ほどな、こんな疑問のない、こんな開かれたもの ますよというものを具体的に出していただいて、 であるならば、いけるんじゃないかというふうな そのことによって、ゆ華ありきじゃなくして、ゆ 答えが僕は返ってくると思うんです。今のままだ 華じゃない方策があるんですよということをぜひ と答えが出しにくいんですよ。ただ賛成、反対で お示しをいただければなというふうに思っており 終わってしまうんじゃないかと思って、すごく懸 ます。 念をしております。 そのことによって、現在の羽咋駅の問題も今後 ぜひそういうふうなことを考えて、どのように 取り組んでいくと。遅きにすぎないかなというふ 思っていらっしゃるのかということであります。 うな思いもありますけれども、しかし新幹線が来 それから昨年12月の、先ほど答弁の中にもござ たからそれで終わりじゃありませんから。新幹線 いました27日前後ですか、千里浜町会、管理区、 が来ることによって始まりでもあるんですから。 財産区、そしてその後に商工会、観光協会を初め そのこともよく勘案した上で物事の事業というも とする説明会がございました。購入をしようかし のを進めていけるように、ぜひお願いをしていき まいか、まだわかってないんだけれども、果たし たいなというふうに思っております。 てやっていいものか悪いものか。どんな皆さんは まだまだいろんなことを、観光に対する考え方 御意見を持っていらっしゃいますかというふうな を述べさせていただきたいわけでありますけれど 話だったんです。そして一昨日、この4階で同じ も、しかしながら時間の関係もありましょうから ように401会議室で今度は購入をしようと思って 質疑のほうを進めさせていただきたいというふう いるんだという説明会があって、皆さんはどんな に思っております。 ふうに考えていらっしゃいますかといういろんな ちりはまホテルゆ華の購入のためには、まちづ 意見がございました。 くり基金を多分繰り入れするんだというふうに思 しかし皆さんいろんな意見を出されました。そ っております。京都市との、職員厚生会との契約 んな中で、議会の中でもいろいろ意見を申し上げ がまだできてないというふうに思っているんで ていたことが幾つもございました。 す。そうすると、できておれば、きょうの提案説 そんな中で、冒頭にもいろいろ申し上げまし 明の中にこのような形になっておりますという説 た。千里浜インターチェンジ付近のもちろん将来 明があってしかるべきだと思うんです。何か知り ビジョンというものをきちっとした形で示してほ ませんけれども、現ナマを先に用意して、不動産 しいんだと。観光交流、滞在逗留、情報発信を含 屋じゃありませんけれども、どんと積んで何ぼで めた総合的な構想をきちっとした形で出せるよう どうでしょうかという交渉をするんじゃないと思 にしたいと。それは皆さん誰も反対はしてないん って物すごく心配になってくるんです。そんなこ ですよ。いいことですねということなんですよ。 とはないでしょうね、まさか。あってはいけない それをまず示さないことにはなかなか理解しにく ことだと思うんです。まちのちまたの中でもよく いよということを言っているんです。 言われております。不動産屋みたいことするんじ もう一つが、ホテル経営を市が行うべきじゃな ゃないですかと心配している人もいるんですよ。 い。指定管理をやるんだからということで、各ほ -16- かの自治体でもいろいろとホテル経営をやってい 後になったら、1年後になったらやめますという るところもあります。みんな指定管理です。 ことでやられたら、もっともっと30人の雇用の 近隣だけ眺めてみましょうか。お隣のホテルウ 方々を初め、また多くの方々に迷惑がかかるんで ェルネス能登路、ダイヤモンドホテルです。ダイ す。羽咋市としての宿泊施設のイメージががたん ヤモンドホテルという大きな会社です。ダイヤモ と下がっちゃうんです。 ンドグループというのは大きいんです。そこが買 ってそこを経営しているんです。 それじゃ困るんですよ。やるのなら今の段階で 何十年続けていくんだと。もうここでやめるんで それから、一番近いところではいこいの村。い すと。賃借料もこれだけいただいて、修繕費はこ こいの村は、確かにあそこは安く買われたのは事 ういう形で備蓄をしながら、そしてそれを充てま 実です。あれは志賀町が買っています。当初はよ すと。市税は一切投入しませんと先ほど北川議員 く言われるんですけれども、地域の方々が新たに さんの質疑にもおっしゃっていたじゃないです 会社を起こされて、その会社が指定管理、委託業 か。そういう意気込みをしっかり持ってやらない 務を受けて経営をしております。スタート時は と、今のユーフォリア千里浜の問題と同じように 5,000万円の賃借料です。今は4,000万円です。な 市民の皆さんはとってしまうんですよ。 ぜそういうふうにしたかといいましたら、当然修 いまだにやってないんですよ。リノベーション 繕費がかかってくるんです。皆さん、それが一番 で今後やられるでしょう。それはわかりますよ。 心配なんです。大型修繕が。ホテル経営というも それは我々一生懸命、中村重幸支部長を初めとす のは利益を生まなきゃいけないですから。利益を る先頭に立っていただいて、リノベーション事業 生むということは、もちろんそのことによって修 の予算を取れるような仕組みを昨年取ってきまし 繕費もためていかなければならない。そのための た。だからそれもできるんでしょう。 備蓄のための賃借料、それをいただく。今の場合 そういうところをしっかりやらないと、市民の でしたらもちろん固定資産税1,200万円ほどある 皆さん方は、また同じ轍を踏むんじゃないかなと わけでありますし、そのほかに修繕費の分もあわ 心配しているから、ちょっと待ってくださいよと せていただけるような仕組みをつくっていかなけ いう声が大きく聞こえてくるんです。それが市民 ればならない。そんな契約ができるんですかとい の皆さんに周知、説明をしなければならない物す うふうな話も多分あったというふうに思うんで ごく重大な問題なんですよ。 す。 そしてもう一つが、ゆ華の背後地になりますか それともう一つは、市が経営をして、よく我々 対面側、それから対面。もちろん市が団地造成を が説明を受けていたときに言われたのは、来年1 した団地があります。それから、はまなす団地、 年間エムアンドエムさんにやっていただいて、先 県営住宅もありますし、民間が開発をした団地も ほどの答弁の中でプロポーザルでいま一度やるん あります。そことの整合性というものをちゃんと だということでありますけれども、その間に市民 できているんですかというすごく心配もされる方 の皆さん方との立ち上げの中にどんな方向になる もおるんです。 かわかりませんよということで、ホテル経営とな ユーフォリア千里浜も言いました。ユーフォリ るのか交流基盤としての違う形になるのかは皆さ ア千里浜問題、これがみんな頭にひっかかってい んと相談をして、議会はもちろん、市民の皆さん るんじゃないですか。それをしっかりとした形で と相談をしてやるんだということであったんで 解決をして今日からやりますよということをしな す。そうなったときに、ホテルはやったわ、2年 いとなかなか皆さん賛同を得られない、そんな気 -17- がしてなりません。 ばならないというのが本来のあり方だというふう そんなことを考えたときに、3回説明会を開い に思っております。 たのが、私もそのときも行ってきました。購入す それと、私どもが説明を聞いた中で幾つかござ るためのステップでこういう既成の事実をつくっ います。そんな中で、市内宿泊所と競合しないよ たよということを多分言うんじゃないかなと思っ うな経営方針をしていくと。なかなか難しいんで たら、それらしきことをしっかりおっしゃってい すよ。経営的に競合しないようなものをつくろう ました。果たしてそれでいいんでしょうか。もち と思っても難しいです。だけど、ある程度切磋琢 ろんその場では賛否は一切とっていないわけであ 磨できることも私は考えていく必要があろうとい りますから、一方通行の話、それから相手方の一 うふうに思っております。 方通行の話を聞くだけで終わったのも事実であろ それから、文化施設やスポーツ施設との連携に うというふうに思っております。本当に真摯に受 より滞在型イベントの充実やコンベンションの誘 けとめて、そういうことを全て受け入れてやられ 致など交流の促進を図っていきたいと。確かにで ているのかどうかということがちょっと心配だな きれば最高です。そういうふうにやらなきゃいか というふうに思っております。 んと思うんです。 それから、先ほど来申し上げているわけであり ところがゆ華ができる以前、もちろん学生の合 ますけれども、もし購入した場合は維持管理、採 宿というのはたくさんあったんです。ところがだ 算性とかいろんな問題については先ほど北川議員 んだんだんだん少なくなっちゃったんです。何で さんからおっしゃっていましたから、それ以上お 少なくなったか。原因御存じですか。 聞きはいたしません。 それは、もちろんこれは地域の方々のための施 それから多分この購入の問題については、以前 設ですから、中学生、高校生はもちろんでありま お聞きしたときには観光の目的のためだというこ すし、社会人ももちろんでありますし、テニスコ とでの購入のあり方をしておりました。あくまで ート、それから運動場、それから剣道場、また体 買うということは市の市有財産でありますから、 育館、いろんなところを小中学生を初め高校生も 市有財産としての取得をしていくということをし 使います。そうすると、有料で使える場所のもと ていかないことにはいけないというふうに思って もとの、今は市の体育館ですけれども県営体育館 います。 であった場所なんかは、使わせていただきたいで そうなった場合に、幾らホテルといえども、今 すよということで何度も観光協会を初めとする多 現在もあのお風呂がいいということでお風呂に入 くの方々が、学生の方々も交渉された経緯がある っていっている方も、議会の方はもちろんであり んです。ところが現実には、あいていませんよと ますし市民の皆さん方も行っている方もいらっし いうことで貸していただけないということで、だ ゃるということは聞いております。そうなると、 んだんだんだん大学生のスポーツ利用というもの ある程度市民の皆さんにも開放していかなければ がなくなってきたんです。 ならない。そして温泉プールやコテージを生かし それともう一つは、青年の家に宿泊される方々 た市民の皆さんへの開放はもちろんであります も、あの場所だけではとてもじゃないが足りない し、もちろん観光誘客につなげるようなこともあ ということで、市のほうの施設をお借りしたいん わせて、今現在もやっていらっしゃるわけであり だということで来ていても、先ほど申し上げたよ ますけれども、具体的に、よっしゃこれならばや うに地域の方々が使っている関係もあってできな れるわいというものを改めてつくっていかなけれ かったということがあるんです。 -18- だったら今七尾市さんがやっているようなこと 駅構想というものを考えた経緯がございました。 とか、もちろん能登町もそうでありますけれども しかし国道159号のバイパスというのは、きょう テニスコートなりサッカーグラウンドなりいろん やあすできるものではありませんから、平成30年 なものをしっかりつくり上げて、そして、よし私 以降でありましょうから、その構想はなくなった どものところはこれをメーンにしてやるんですよ ということは副市長も市長も御存じのはずだと思 というふうな、そんな文化施設、また体育施設と うんです。 いうものをつくり上げてやらないと、大学生なり その後に、そのプランニングをしようじゃない 学生の方々の誘致は物すごく難しいんです。みん かということで、今の農村公園のところもどうで な自治体、全部一生懸命やっているんですよ。 しょうかとか、また、もちろん千里浜のところも ぜひそういうことも含めながら、本当に観光交 どうでしょうか。私は千里浜だと思っていまし 流の拠点としてやるのであるならば、やれるだけ た。それから、もちろんやるのであるならば今の の意気込みというものをぜひ示していただきたい レストハウスだというふうに思っています。それ んです。 を生かすことを考えなければいけないと。今でも そしてもう一つは、今、ゆ華さんが経営をしよ 基本的な物の考え方は変わっておりません。 うとするときに。エムアンドエムさんは立派な会 そういうことをよく加味して、もちろんプラン 社ですよ。悪いと言っているのではないですよ。 ニングやらいっぱいしてきた。調査もいっぱいし 例えばレストハウスは北陸鉄道であります。もち てきました。お金も2,000万円、もっともっと使 ろん親会社は名鉄であります。もちろん京都市さ っていると思うんです。実際のところそんな無駄 んであれば京阪鉄道なりいろんな交通関係の会 というか、とにかくやらなければならないのに調 社、大手がございます。そんな関係との連携をい 査費、調査費でみんなどこかへ消えてしまうよう かにしてとってやらないことには、あそこに観光 なことをしていたのでは、紙くずをどこかに捨て 交流の拠点をつくりました。つくったらできると ているみたいな感じになってしまってお金が大変 思いますよ。要は人を呼び込めるかどうかなんで もったいないというふうに思います。 すよ。呼び込むときには、そういう関係の方々も そういうことがないようにきちっとした形の方 あわせて呼び込まないと来ていただけないんです 針、方策というものをぜひ市民の皆さん方に示し よ。 ていただいて、そして、よっしゃここに観光交流 それから国道415号、これも早くやらないと、 拠点がしっかりでき上がったぞ、羽咋の駅前も電 みんな来ないんですよ、高岡から。来年、能越自 車で来られた方々、新幹線で来られた方々が駅に 動車道ができ上がるんじゃないですか。そっちへ おりて、よし観光のための交流拠点として、よっ 行っちゃうんですよ。七尾はだから焦っているん しゃあこをのぞいてみようかと言えるような、そ ですよ。早くやっているんですよ。羽咋はいいん んなまちづくりをしっかり進めていただけるよう ですよ。これからスタートなんですからやっても にお願いをしていきたいなというふうに思ってい いいんですよ。そういうことをぜひもう一回再検 ます。 討した上で、どういうふうになっているのかとい うことをお尋ねをしておきたいなと思います。 ただ、ゆ華の問題については、まちの中は賛否 両論がございます。どちらかといえば反のほうが それから最後になりますが、道の駅の問題、よ 強いような気がしてなりません。そんなことをよ く言われております。最初は道の駅は、統合中学 く勘案した上で、どのように皆さんに説明をして 校のときに邑知の中学校の運動場を利用した道の いけばいいかということをお考えをいただければ -19- 幸いであります。 成21年度と比較し30%程度、約2,700人増加する 以上申し上げまして、私の質疑にかえさせてい 見込みであります。 ただきます。ありがとうございました。 また収支の状況につきましては、平成24年度に ◎議長(新田義昭)答弁を求めます。山辺市長。 は利用者数の増加やプールの夏季限定開催などに 〔山辺芳宣市長 登壇〕 よる維持管理費の減少に伴い営業利益を計上して ◎市長(山辺芳宣)それでは、山本泰夫議員の質疑 おり、平成25年度においても引き続き黒字を達成 に対して、基本的には5点であります。答弁をさ できる見込みであると聞いております。 せていただきます。 なお、施設の運営については、指定管理者制度 まず最初に、京都市職員厚生会との契約が全く を導入し民間のノウハウを活用していく方針であ できていないにもかかわらず予算化なのかとの御 り、市からの補助は行わず運営できるものと考え 質疑であります。 ております。 地方自治法第96条第1項第8号により、議会の 次に、温泉、プール、コテージを生かした誘客 議決を要する財産の取得については、仮契約を締 ができるのかとの御質疑でありますが、ゆ華につ 結し、契約議案を議会に提案の上、議決されるこ きましては、市が取得した場合も今までどおり温 とが必要となります。この仮契約は支出負担行為 泉やプール、コテージなどを生かした宿泊施設と の一連の行為であり、したがって取得に係る予算 して運営していく考えであり、市民の方々の宿泊 が成立した後でなければできない旨、同法で定め ももちろん可能であります。 られております。 宿泊施設であり、宿泊客優先でのサービス提供 今回、京都市職員厚生会が希望する価格を予算 が求められるものでありますが、宿泊客以外の施 計上いたしましたが、予算成立後、同会と交渉し 設利用については今後の検討課題であると考えて 価格を決定の上、仮契約を締結し、再度、財産取 おります。 得について議会の議決をお願いしてまいりたいと 次に、道の駅構想の調査等にどのくらいの予算 考えております。 が充当されたのかとの御質疑でありますが、平成 次に、昨年12月の説明会は購入のためのステッ 23年度に補助率55%の社会資本整備総合交付金を プだったのかとの御質疑であります。 活用し観光交流施設可能性調査を実施しており、 京都市職員厚生会からゆ華について売却希望価 その際に100万8,000円を充当いたしております。 格、契約時期などを示した具体的な購入打診があ 山本泰夫議員に対する答弁は以上であります。 ったのが昨年の12月5日であります。契約時期が なお、今後の基本的な考え方につきましては、 本年3月末までという短い期間であったため、急 やはり先ほど山本議員おっしゃったように、千里 遽地元町会や関係団体への説明会を開催させてい 浜インターチェンジ周辺というのは羽咋市の車の ただき、現況を説明するとともに、皆様からの御 玄関口であり、これから観光交流拠点として誰も 意見、御提言をいただきました。今回の取得判断 が認める玄関口であるということについては同感 には、説明会におけるご意見等を参考にさせてい であります。私もこのすぐれた地域をこれからも ただいたものであります。 羽咋市の情報を発信する起点としてしっかり全力 次に、購入価格よりも維持管理費、採算性に問 を尽くしてやっていくことをここに決意申し上 題が生じてくるのではとの御質疑でありますが、 げ、答弁とさせていただきます。 まず利用者数の推移では、のと里山海道の無料化 などの追い風を受け、平成25年度の利用者数は平 以上であります。 ◎議長(新田義昭)再質疑を認めます。山本泰夫議 -20- 員。 ◎山本泰夫議員 それともう一つは、先般、市長にもお願いいた まだ買うとも買わないとも決まっ しましたけれども、石川県の中で人を呼ぶために たわけじゃないんですけれども、ただ、先ほど志 は、羽咋の中で人を呼ぶためには、目玉が必要だ 賀町のいこいの村の例も挙げさせていただきまし と思っています。千里浜海岸、これは確かに来て た。指定管理するときに条件としてしっかりと維 いただけます。240万人近く。しかし、お金が落 持管理費を捻出できるような仕組みを考えていか ちないところなんです。ごみだけなんです。その なかったら、それは国の助成制度でありますよと ために観光交流拠点なり、それからもう一つのレ いうことを幾ら説明をされても、ユーフォリア千 ストハウス等々の充実を図ろうということで、レ 里浜のことが自主財源でやらなければいけないん ストハウスについては昭和50年代の初めから第三 だということで今日まで説明しておいて、ホテル セクターで今日まで来ているわけです。 ならばあるんやと。同じ市の市有財産でありなが そんなことをよく頭に置いていただきたいとい ら片方は何の苦労もしないで、そして甚だ弱った うことと、そしてもう一つは、石川県には国宝が なと。 ございません、建造物の。唯一可能性があるとす 市民の皆さん方が物すごく批判が多いわけであ れば妙成寺か気多大社にある山門なり、そういう りますから、その中でこのホテルを買収すること ところだというふうに私は思っております。 によって、少なくとも4,000万円とは言いません そんなことを加味したときに、一丸になってそ けれども、せめて固定資産税の1,200万円プラ のシンボルというものをしっかりつくりながら、 ス、そして売買価格は最終的にはどうなるかわか そして誘客に励めるようなことを考えていかなけ りません。1億3,000万円なのか1億円なのかわ ればならない。 かりませんけれども、それのせめて1割はいただ それともう一つは、多分羽咋市ではなかなか取 けるようなことをしないと、2,300万円なり3,000 り組んでいただけないだろうというふうに思って 万円近くの、3,000万円まで行かなくても2,500万 おりますが、ICTの活用。一度議会も説明を受 円ほどはいただけるようなことを、賃貸料をいた けたわけでありますけれども、情報発信はもう既 だかないことには、後々のことを考えたら20年た に地域だけの情報発信をやってもなかなかいかな ったものを、次50年後にどうなりますかというこ い。むしろスマホ等々がどんどんどんどん普及を とになってきたときに──ごめんなさい、10年後 してきてしまった。私も市長も副市長も、余りス にどうなりますかとなってきたときに、とてもじ マホ得意じゃないと思っていますよ。だけども若 ゃないが必ず修繕費は数億円の金がかかるはずで い方々はもうスマホなんですよね。そうすると金 しょう。そのためにも財源の確保をしないと、そ 沢駅なり、もちろん能登空港なり、もちろん東京 のときに、これはお金借りるんですと、市が出す 駅でもいいと思うんです。そういうところに活用 んですということを言って市民の皆さん方が納得 できるような、そんな仕組みというものをしっか できるかどうか。 りつくっていく。それが本来の観光情報の発信だ 10年後いったら、私らもいないかもわからない ろうというふうに私は思っております。 ですよ。いるかいないかわからないですよ。そん それだけ時代がどんどんどんどん進んできてい ないないときのことをしてもいけないと思うんで るんです。ぜひそういうことも含めながら考慮を す。やっぱり今見える範囲内でどうあるべきかと していただけるように頑張っていただきたい。 いうことをしっかりと打ち出してほしいなという ふうに思っています。 再質疑を終わります。 ◎議長(新田義昭)答弁を求めます。山辺市長。 -21- 〔山辺芳宣市長 登壇〕 ていただいて、できるだけ民間にやっていただく ◎市長(山辺芳宣)ただいま山本議員から再質疑が ように方針転換を願う一人であります。 あったわけでございますが、基本的には、ゆ華の 以上であります。 運営について羽咋市に負担をかけない。そして、 観光交流拠点にする場合には周辺の全体の相乗効 ○休 憩 ◎議長(新田義昭)ここで昼食等のため暫時休憩い 果をしっかりとやってほしいと。そして3点目 たします。 は、観光の目玉、特に妙成寺の五重塔の国宝化が 会議は午後1時10分より再開いたしますので、 焦点になろうかなというぐあいに思います。それ よろしくお願いを申し上げます。 から最後にICTの活用、これについてはまだ今 午後0時4分休憩 はいろいろと国と相談しながら、ただ前向きにや っていくということだけはある程度決断はしてい 午後1時10分再開 るわけですが、国、県の指導も仰ぎながら今後の 出席議員(14名) 進め方を検討していきたいということで考えてお 1 番 松 永 ります。 2 番 浜 名 等 これら4点については、私どもも今の意見を真 3 番 北 川 真 知 子 摯に受けとめてこれからの運営に生かしていきた 4 番 寺 井 哲 也 いというぐあいに思いますので、よろしくお願い 5 番 櫻 井 英 一 します。 6 番 稲 村 信 成 7 番 大 塚 幸 男 8 番 新 田 義 昭 9 番 髙 田 甚 哉 10 番 塩 谷 久 司 ◎議長(新田義昭)答弁は要るんですか。 11 番 中 村 重 幸 ◎山本泰夫議員 12 番 中 村 孝 清 当然、私は、いろんなこれからの観光というも 13 番 山 本 泰 夫 のは民が一生懸命にやらなきゃだめだというふう 14 番 浅 野 俊 二 ◎議長(新田義昭)再々質疑を認めます。山本泰夫 議員。 ◎山本泰夫議員 最後に一言だけ申し添えておきま す。 いや、いいです。 に思っています。だからゆ華さんの問題について ○再 す。 ります。 ○質 疑 ◎議長(新田義昭)休憩前の議事を継続して、質疑 れをすると、その中に甘えが必ず出てきます。指 を続行いたします。 定管理者は。そうなったときに、いろんなユーフ 発言を許します。稲村信成議員。 ォリア千里浜のような問題が生じてきてしまうん じゃないかなというふうに物すごく心配しており 開 ◎議長(新田義昭)これより会議を再開いたしま みを見せていただきたいなというふうに思ってお 今でも変わりません。行政がどうしてもてこ入 則 ─────────────────────── もできればエムアンドエムさんが買っていただい て、そして、よっしゃやるぞというような意気込 幸 〔稲村信成議員 登壇〕 ◎稲村信成議員 それでは私、自民羽咋の稲村信成 ます。そんなことをよく念頭に置いて、本当にこ が、本議案の羽咋のインターチェンジのところに のままでいいのかということをもう一回再考慮し ありますちりはまホテルゆ華の取得について質疑 -22- をさせていただこうと思います。 です。これは補助額の金額ですね。とてもそうい 私は、この問題は、今新幹線がもう間近に迫っ う時代じゃないと。また運営の透明性の確保であ ているということで、まちの活性化、羽咋の活性 るとか事業の全面的見直しが必要であるというこ 化ということが叫ばれておりますが、そういう各 とで京都市の議会で議論と議決がされて、年間1 種の施策の中で、羽咋市という行政が何をするべ 億2,400万円という補助を最低限何もなくすると きなのかという議論になるのではないかなと思っ いうわけにはいかないということで、約4分の1 ております。行政でなければならないこと、そし の3,200万円まで減らしたわけです。 て民間の活力、知恵、資金を活用してやらなけれ そうした施策の中の一つとして、羽咋市のほう ばならないこと、このすみ分けがどうもきちっと で建設しました、もともと京都保養施設というこ されないのではないかという疑問を持っておりま とでしたが、七、八年前に名前が変わりましてホ す。 テルゆ華になりましたけれども、この施設を売却 そもそもこのちりはまホテルゆ華の問題が出て きたのは、京都市が京都市の職員の方々、またそ をしようという決議をして羽咋市のほうに話があ ったというふうに聞いております。 の家族を対象とした厚生施設として、約20年前に このように考えますと、日本全国の行政が特に あの千里浜の地に当時の千里浜財産区の土地を譲 バブルのころ、あるいは地方自治体ではなくて国 り受けてつくり上げた厚生施設なわけです。です あるいはそれに準ずる機関が多額の金額を投入し からそれはどれだけお金がかかってもよかったわ て建てたあらゆるそのような施設がことごとく、 けです。土地代で7億円強、あるいは建物全てで ひどいところになりますと100分の1にも満たな 30億円を超えるとも言われておる予算でつくられ い金額で売却処分されております。そういう施設 たわけですから、収支などはあくまでも京都市の をその地元の自治体が購入をしてせいせいと運営 市民が頑張って集めた税金で、市の職員あるいは がされているという例は、私は一件も聞かないわ 関連した人たちの福利厚生のために建てた。です けです。 から税金使っていいわけです。一般のホテルとか 何とかとは全然違うわけですね。 そういう意味では、やはりもう一度考えなけれ ばいけないのは、我々地元の羽咋市として、羽咋 この施設がこのたび京都市の施設から手放すべ 市の市民が頑張ってためたお金、まちづくり基金 きであるというのが京都の市議会で議論をされ のこのお金を本当に投入をする必然性と価値があ て、市長のほうからいただきました京都新聞のコ るのかという観点から考えますと、本来こういっ ピーを見てもわかりますように、今まで多額な補 たホテル営業というのは専門的な知識と管理ノウ 助を出していたと。もうそういうわけにはいきま ハウが必要です。それと同時に、時代に合った変 せんと。市民の教育費あるいは保育費、さまざま 化に対応できる営業方針を時と場合によっては な予算の補助のほうに回しましょうと。もう行政 180度転換してでも実施をすることによって初め でそういう施設を抱える時代ではありませんとい て成功するものです。そういった施設を羽咋市が う議決がなされた結果のことというふうに聞いて 運営するということは非常になじまないのではな おります。 いかと。 京都市のほうでは、福利厚生事業、この羽咋市 それから、今回のこの施設は、数年前から営業 のゆ華以外のことも幾つかありますが、そのトー 収支の改善、経営の改善ということで京都の職員 タルとして今まで一昨年ですと年間1億2,400万 とその家族、あるいは京都の市民という枠を外し 円の補助を出していたということです。莫大な額 て広く世間一般の人を対象とした温泉ホテル旅館 -23- というものに模様がえをしたわけでございます。 あれば1万331名から来る収入が1億5,000万円ぐ 羽咋市民のために、福利厚生のために、あるいは らいあるんでしょうけれども、それに対してやっ 健康維持のためにということであれば、市民の税 と80万円の利益が出たという報告がされておりま 金をそこに投入するわけですからやぶさかではな す。では、その経費がどうなっているのか。その いという感じはいたしますが、そうした状況から 前年、さらに3年前、5年前、ずっと赤字が続い 鑑みますと、今全国の行政では行財政のスリム化 ているわけですよ。 という方向に進んでおります。本市もそういった なおかつ、ただし、あのゆ華という施設には京 ことで財政を極力支出を減らして、給食費である 都の厚生会あるいは京都市の予算において多額な とか、るんるんバスを無料にしてもまた有料にし 改修費が投入されているわけです。最も大きなも たりとか、さまざまな経費の削減をしておるわけ のは昨年、一昨年と各室のエアコンが全て入れか ですが、そうした中に再度このホテルゆ華に1億 わり、改修をして、約1億円をかけているわけで 3,000万円の資金をつぎ込むというこの行為に対 す。その前にも温泉の絡みでありますから井戸の して、もう一度市長のお考えを確認したいなと。 問題、配管の問題、そういったものにも非常にお 世間の流れと逆行する、それだけの価値がどこに 金をかけております。 あるのかなということに対してお考えをお聞かせ いただきたいと思います。 こういったものが収入から経費として引いて利 益になるはずがないんです。本来だったら莫大な それと、ゆ華の件につきましての2つ目でござ マイナスになっているはずです。ただ、それは市 いますが、そうした中で見ていきますと、午前中 の施設だから、市民のための税金だから構わない の質疑の中にもありました。あるいは一昨日の市 わけですよ。 長主催での各種団体の説明会におきましても話が そういう状態を踏まえますと、現実に考えます 出ましたけれども、運営をしていった場合の経費 と、30人の雇用というのは盛んに騒がれておりま が非常にかかる、赤字になるだろうという多くの すが、実際に働いていらっしゃる方々、私も知り 市民がそこに不安を抱いていることに対して、補 合いの方いらっしゃいますけれども、給料も非常 助金や補塡を一切しませんというふうな話がござ に低いです。県の定める最低賃金に近いような形 いましたけれども、経営の見通し、どのように分 で、できるだけ人件費の圧縮がされているわけで 析をして補塡をしなくても大丈夫という評価をさ す。あるいは水道光熱費、一般管理費も非常に圧 れているのかが何ら説明がされないがために不安 縮に圧縮を重ねて、それでも昨年、一昨年は が拭えないという状況だと思います。 2,000万円のお金があそこに入っているわけで 来場者が一昨年1万331名ですか。昨年がまだ す、京都市から。ですから京都市の新聞には、毎 終わっていませんけれども、この3月まででしょ 年2,000万円の投入するお金が今後必要でなくな うけれども25年度で1万750名ぐらいの来場者に る。その分、保育費の値下げ分にも使えますねと なると。これは予約からの推測でしょう。そうい いうふうな新聞記事が載っているわけでございま うふうに聞かされておりますが、この来場者の分 す。 析あるいは収入と必要な経費、固定費、人件費、 ましてや3年前、4年前、5年前になりますと この辺の分析がどうなっているのかというふうに 毎年3,000万から3,600万円のお金が投入されてい 考えますと、指定管理業者というのは赤字で請負 るわけです。これを全部解消して黒字にできるは はしません。そんなばかな企業はどこにもないわ ずがないんです。それは今後、羽咋市がやるとし けですから。京都のゆ華に対しまして、一昨年で た場合でも、日々の運営管理ということに対して -24- は収入の中でやってくださいというだけの話です える。金額も高目に設定して設備もいい。こんな よ。補塡しませんよと。 施設だから運営していける、あるいは補助金の必 ただし本来こういう施設というのは、一般企業 要がないんだという説明がされておりますけれど では当たり前ですが、収益の中から全ての経費を も、そんなにいい施設なら喜んで買うところがい 引いた上で減価償却費の積み立てというものをし っぱいありますよ。それは経済の原則ですよ。な なければいけません。これが屋根を直したりエア かなか手を出さないというのは、そこまでの収益 コンを直したり井戸を掘り直したり畳をかえたり を確保するのが非常に難しいということなんで という費用の捻出になるわけです。そういった経 す。ましてや一般企業の場合には、たとえ羽咋市 費を度外視した形で収支をとっていても、5年た と同じ金額で買えたとしても1億3,000万円を出 って10年たったら見るも無残な施設になりかねま すということです。この1億3,000万円を銀行で せん。これがすぐ近くにあるユーフォリア千里浜 借りて金利を負担して、あるいは投資金額を回収 の実態ではないだろうかということを千里浜の町 してということができなければ株主から大目玉を 民の方々は随分おっしゃいます。 食いますよ。会社の存亡が危ぶまれる状態になる そうした中で、市長におかれましては本当にこ わけですから。 の5年間、経営分析がされました上で、どういう そういう意味では、例えば1万331名ですか、 評価をされて、また特に先ほど来、何回も、おと 去年。ことしの3月末での25年度では1万700名 といの説明会でも出ました補助金をゼロでいきま ぐらいですけれども、この来場者の分布を我々も すと。ゼロで本当にこの建物を運営できるのか。 ゆ華さんからいただきましたけれども、必ずしも 管理の委託はゼロにしますよ。ですけれども5年 関西、京都から非常に多いわけではないんです 後、10年後、5,000万円かかります、8,000万円か ね。東京からも中部圏からも来ているし、富山県 かりますというのでは、市民をだましているよう からは1,500人来ています、年間。京都だけは突 なことになります。ここの回答をぜひ市民がわか 出して2,000人来ていますね。ただし、京都の職 るような形でお聞かせいただきたいと思います。 員あるいは家族は料金を約半額にしているわけで 3番目には、ホテルゆ華をどのような形で経営 すよ。土日、祝日の料金が1万3,800円ぐらいだ をしていくのかということの経営方針というもの と思いました。これが7,000円ちょっとで1泊2 を持たないと運営できないわけです。買収をする 食つくわけです。ですからこれだけの人数が来て のは結構です。インターチェンジ近辺を活性化さ いるんです。 れたエリアにする。大いに結構なことです。その この半額補助をやめればその分利益になるんじ 上で、これが最重要な施設であれば、当然この施 ゃないかと、こんな感覚で言う方がいらっしゃい 設の経営方針、運営方針が地域の活性化を左右す ましたけれども、経営のセンスがまるでないとし ることになります。 か言いようがないですね。下げるということは来 現実には、ゆ華を羽咋市が購入しないと消えて なくなるということなんですよ。あるいは分析と なくなるとか、あるいはわけのわからない業者が して、損益分岐点のぎりぎりまで行って利益が出 購入をして、大手の旅館業で近年ありますけれど る寸前であれば、安く料金を下げてでも入れば入 も、そういった安売りの施設にして羽咋のまちの った分だけ全て利益になりますから。そういう分 宿泊施設をかちゃかちゃにするんじゃないかと 析をされたのならそれで結構ですが、そういうよ か。でもこれは詭弁ですよ。 うな意味での、この人たちをどのような集客方法 本来この施設は非常にいい状態だ。1万人を超 -25- でどういうホテルとして経営をするのかというの を抜本的な方針を持っていないと、指定管理者は ませんでしたので、いずれにしても市長の方針に 指定管理者の思うままにやります。 ついてお聞かせください。 そうすると、先ほど来の質疑でも出ましたよう 最後、4つ目に、そうした施設を運営していく に、羽咋の地区の例えば民宿さん、あるいはほか ために経営責任者をどのように考えていくのかと の施設もありますね。そういったところに迷惑を いうこと。今回のこの施設を正直な話、私も議員 かけないとかどうのこうの考えた価格政策、営業 の仕事もしておるとともに民間の仕事をしており 政策をとるとか、そのような形で迷惑をかけませ ます。それから宿泊施設も持っております。こち んからという話がありましたけれども、そんなば らに来て20年間、その宿泊施設の支配人としてや かな経営をしていて成り立つほど世の中甘くあり っております。ない金を絞り出しながら設備も改 ません。これは戦いなんですから。ゆ華を経営す 修もしております。昨年は井戸を掘り直して全部 る人は、目いっぱいこのゆ華という施設の付加価 改修しました。 値を高めて、他の施設と競争して自分のところに そういう意味では、行政の説明の中に、今時間 お客さんを呼ぶという営業政策がなされなければ がない、安いからとりあえず購入をして、それか 成り立つはずがないわけです。 らまた皆さんの御意見を聞いて、検討委員会を設 そうした意味で、市長がお考えの集客方法であ けて運営をしていきますという話が何回もお聞か りますとか客層をどのように設定をするのかと せいただきましたけれども、そういうところの組 か、細かいことまでは言いませんが、当然ある程 織が経営の最終決裁あるいはもちろん市長とおっ 度のお考えを持ってのことだと思いますので、そ しゃるかもしれませんけれども、そういう人が経 の経営方針をぜひお聞かせいただきたい。 営の方向性を定めるとなったら、私の経験からい また、従来の指定管理者制度にするのか、はた えば99%以上やっていけなくなります。 また午前中、山本泰夫議員の質疑にありましたけ みんながいいと思ったことはだめなんですよ。 れども、万やむを得なく購入するのであれば、直 特定のお客さんに対して、そこをターゲットに掘 ちに賃貸借で施設を貸して当然家賃として何がし り下げていく。ある意味では競争ですから、隣の かの料金をいただいて、恐らくそういうことであ ホテルあるいは休暇村あるいは和倉の施設と対抗 れば、その業者さん、決まった業者さんは、その するだけの付加価値を設けたということを考えて 施設は自分が占有権を得たわけですから営業方針 決断できる経営者を迎えなければならないという は全て自分の方法でやっていくはずです。 のが現実の世界だと思います。 毎年毎年、羽咋市と協議をする、あるいは地域 そういう観点において、隣のユーフォリア千里 から何か話があったらそれをどうこうする、そん 浜では、これは市の施設だからいいんです。住民 なことはしません。道の駅に改修してバスを入れ の意見を聞いて、あるいは議会でいろんな意見が るためにあそこの前に土産物売り場をつくってく 出たらそれもまた検討して、いろんな方の検討の れと。それはゆ華が経営としてプラスになるのな 中で喜んでもらえる施設にする。多少かかるお金 ら受けるでしょうけれども、客層が変わって経営 はしようがないでしょうと。市民の施設だから市 が成り立たないとすれば拒否します。それが経営 民の税金使いましょうと。このユーフォリア千里 の独自性です。 浜とは全く異なるわけですね。 そうした意味での民間の力を活性化するという 最後に、市のほうもいろんな方に知恵をかりて のが山本泰夫さんの先ほどの御質問の意味かなと とか、あるいは羽咋市のほうで雇用促進住宅を購 思っておりますが、これにも明確なお話がござい 入して、島出と御坊山の住宅を購入して、あれが -26- そこそこ入居率が上がってうまくいっているじゃ 羽咋市からしてもらえるのであれば喜んで不退転 ないかという話もありますが、あんなものは経営 の決意で頑張りますというような業者さんもいら じゃありませんよ。あれは相場の家賃の半分にし っしゃいます。 て入居率を上げて、そのおかげで市中の不動産会 こんなことも含めまして、質疑の4番目の、も 社あるいはアパートを持っている地主さんは本当 しこのまま購入をされて運営されるということに に困っているんですよ。空き部屋がふえて。そん なった場合に、経営責任者というものをどのよう な経営センスでこのゆ華をということであれば、 に考えていらっしゃるのかも説明をお受けしたい これはとんでもないことだと思います。 と思います。 いずれにしても地域の活性化、インターチェン 以上4点になりましたが、ひとつよろしく回答 ジの活性化ということはしなければなりません し、私はこの間、中学校の体育館のことも国交省 をお願いしたいと思います。 ◎議長(新田義昭)済みませんが稲村信成議員に議 の都市再生整備事業、地域の防災リノベーション 長のほうからお尋ねしたいことがあります。 事業の対象になりました。羽咋市も中心街がその 質問の中で経営方針について、(3)なんですけ 対象になっております。こういった事業を使うの れども、一番最後のほうに、状況によってはゆ華 が行政であり、あるいは羽咋市がつい最近、過疎 を廃業し、1万300名の宿泊者と30名の雇用を捨 地の指定を受けました。ちょっと悲しいことでは てるのかというようなことを語らなんだのではな ありますけれども。ただし別の角度から考えます いかなと思うので、再度どうなんですか。 と、過疎地の指定ということは、羽咋市が過疎 ◎稲村信成議員 済みません。ちょっと飛ばしてし 債、過疎地としての債券を発行することが認可を まいまして。事前に出しておりますので、ちょっ 受けた上で認められるわけです。そうしますと例 と読み上げだけすぐ。 えば検討して4億円の何か事業で起債を起こすと ◎議長(新田義昭)市長のほうからは、それも含め すれば、この70%が国から補助されるわけです、 その返済において。ですから30%の予算で済むわ て答弁いただければいいんですね。 ◎稲村信成議員 はい。説明会で、市長は当初、買 けです。こういったすばらしい、見方によっては 収後5年間たったらいろんなことを考えることを すばらしい指定を受けたわけですから、このよう したいとおっしゃっていたのが、21日の議員懇談 なものをフルに活用して、あのインターチェンジ 会においては3年後には全て再検討して機動的に のそば、地域、あるいは駅の周辺というものを積 考えたいという方針を変えられたということは、 極的に計画をし、デザインを考えて実施をしてい 場合によってはホテルゆ華としては廃業もあり得 くというのが私は行政の本当の仕事だと思いま る可能性、方針が今あるわけじゃないと思います す。 けれども、そのような場合は市長が言われている 今1億3,000万円かけるお金をそこにつぎ込め 宿泊滞在者1万数百名、雇用30名というものがな ばいいんです。あるいは受けていただく業者、民 くなります。このことに関しての質疑でございま 間企業があるとすれば、モンベルさんのように羽 す。 咋市が腰を据えてさまざまな支援をして、あるい はモンベルさんのように資金繰りまで援助してあ よろしくお願いします。 ◎議長(新田義昭)わかりました。 げるような提案をすれば、喜んで手を挙げる業者 答弁を求めます。山辺市長。 というのは私はあると思います。また、私が個人 〔山辺芳宣市長 登壇〕 的に聞いているところでは、もしそういう支援が ◎市長(山辺芳宣)それでは、稲村信成議員の質疑 -27- について答弁をしたいと思います。 間の企画提案を活用する方針であります。運営に 基本的には4点であります。 ついては、指定管理者の責任により適切な運営を まず1点目は、行財政のスリム化が進む時代に お願いするものであります。 本市が新たにホテルゆ華を取得することはいかが 数年先の設備投資については、指定管理者から かとの御質疑でありますが、行財政のスリム化 使用料をいただき、積み立てを行いながら改修費 は、無駄をなくし効率化を進めることであり、本 に充当していく考えであるとともに、行政財産で 市も行財政改革を積極的に推し進める中でスリム あることから補助金や有利な地方債の活用等も図 化を実施してきたところであります。 ってまいります。 今回のホテルゆ華取得と周辺の整備計画は、滞 経営方針の変更などについては、指定管埋者と 在型観光の推進と地域の活性化を図るという明確 協議をしながら、また専門家や議会の意見も踏ま な目的を持った計画であり、本市の観光分野にお えて判断していく考えであります。 ける長年の問題解決の大きなチャンスだと考えて 稲村議員に対する答弁は以上であります。 おります。単に行財政のスリム化の観点から議論 ◎議長(新田義昭)再質疑を認めます。稲村信成議 すべき案件ではないと認識しております。 員。 次に、近年の経営と財務分析の評価、さらに黒 ◎稲村信成議員 先ほどの質疑の中でも少し触れて 字経営の見通しについての御質疑でありますが、 はいるんですが、再度明確にお聞きしたいんです これまでにもお答えしたとおり、ゆ華の経営状況 けれども、指定管理者等の業者が定まりまして、 については利用者数の増加や経営状況の改善が図 日々の中の補助金は一切出しませんということを られております。また今後についても、京都市職 明確におっしゃっていますけれども、それは一般 員厚生会への優遇措置の廃止や北陸新幹線金沢開 の市民の受けとめ方、あるいはおとといの夜の説 業の効果が期待できるなど、引き続き黒字経営に 明会での町会の人たちもそうですが、一切の費用 よる運営が十分可能であると判断しております。 は羽咋市の税金を投入しなくていいんですねとい 次に、取得後、経営状況によってはゆ華を廃業 う受けとめ方をするわけです。 し、1万300名の宿泊者と30名の雇用を捨てるの ですけれども、指定管理者との協定としては出 かとの御質疑でありますが、取得した場合、指定 しませんと。ですけれども、ある年月がたちます 管理者による運営を予定しておりますが、指定管 と建物や設備、あるいは旅館業ですからカーペッ 理期間については当初5年程度を想定していまし トをかえたり畳をかえたりというそういう設備投 たが、サービス内容や経営状況などをしっかり把 資の出費が必ずあります。これはどのようにお考 握し、課題などがあれば早急に次回に生かしてい えなわけでしょうか。それは全く別だから市が出 くために3年程度が適当でないかと判断したもの しますという、税金で払うんですよということな であります。 のか、それも一切しませんということであれば、 次に、市長はゆ華の全権を一任できる実質経営 指定管理業者とすれば先行きが、例えば3年、5 者をどのように考えているかとの御質疑でありま 年たって経費がかかり出したころにやめるという すが、行政には稲村議員御存じのようにホテル経 だけの話です。そうすると、その施設が残ってし 営のノウハウや経験がございませんので、県内他 まいます。 自治体においても指定管理者制度を導入し、経営 ここのところを明確にお答えいただきたいと思 のプロに運営を任せているのが実態であります。 また選定については、プロポーザル方式により民 います。 ◎議長(新田義昭)答弁を求めます。山辺市長。 -28- 〔山辺芳宣市長 登壇〕 いと思います。 ◎市長(山辺芳宣)稲村議員の再質疑に答弁をさせ 最後、私一つお聞きしたいのが、21日の予算内 ていただきます。 示会の説明の後、議員懇談会がありまして、その 要は修繕費を市がどこまで払うのかということ 後にこの案件に対しての説明がされましたけれど を言っておいでるんだと思います。これはあくま も、そのときに市長は最後、何とかこの案に協力 でも指定管理者制度というのは、やはり特別修繕 をいただきたいということで政治生命をかけて頑 費の例えば100万円以内はその指定業者が払う、 張りますというお話をされました。では、市長の あるいは100万円以上は市が払うということで、 御意向によってこの案件が進んで運営されて、2 あくまでも相手のあることですから、私どもは一 年、3年して思うようにお客様が来ない施設とな 切合切払いませんというわけにはいきませんの って指定管理者の問題、トラブル等発展したら、 で、これは当然今後の協議事項に入っていきます 市長のおっしゃる政治生命をかけてということは ので、その中で向こうの当然一つのラインがあり どういう意味合いであのときおっしゃったのか、 ますし、私どもも一つのラインがあるわけでござ お聞かせください。 いますので、十分協議しながら検討していきたい ◎議長(新田義昭)答弁を求めます。山辺市長。 というぐあいに思っております。 〔山辺芳宣市長 登壇〕 以上でございます。 ◎市長(山辺芳宣)稲村議員の再々質疑に答弁をし ◎議長(新田義昭)再々質疑を認めます。稲村信成 たいというぐあいに思います。 議員。 ◎稲村信成議員 2月21日の政治生命についてもう一度確認をし さまざまな経費がかかるわけです たいということであります。 けれども、いろんな事業をやっていく上で、やは 私は、やはり千里浜インターのこの羽咋市の玄 り更新をする、先ほど申しましたように屋根が傷 関口、これを新幹線金沢開業を迎えて、最適地で んだら屋根を直さなければいけない。外壁が傷ん あり、ここにトップとして全力を尽くしてやって できたら外壁を直さなければ建物はすぐさま傷ん いくべきであろうという思いがまず一つありま でくるというこういった経費。結局今1億3,000 す。 万円という投資をして、それは支払うお金だから それから2点目は、ゆ華を取得した場合には健 消えてしまうわけです。羽咋市の税金として。さ 全経営をいかにしてやるかと。これは非常に大切 らにその建物を維持する上では、日々の営業は任 なことでありまして、この健全経営に私は全力を せているんですからその範囲内で多少の収支でも 投入してやりますというのが一番の趣旨でありま らうのかもしれませんけれども、先ほど申しまし すので、よろしくお願いします。 たように本来、収入の中からいろんな経費を見 ◎議長(新田義昭)発言を許します。浅野俊二議 て、つぶれかかった業者というのは修繕費の積み 員。 立てをしなくなるわけです。俗に言う減価償却費 を立てなくなります。だけども何とか長期で頑張 〔浅野俊二議員 登壇〕 ◎浅野俊二議員 ろうとするところはそういった経費も見ながらそ 質疑をさせていただきたいと思い ます。 んなふうにやっていくという、そこのところをま 昨日ある新聞を見ました。私は川柳が余り文才 た十分考えた形での運営を検討していただきたい がないのでできないんですけれども見るのが大好 と思いますが、今のことはそこのことだけ何かの きでございまして、こういうのがございました。 折にまた市民にもきちっと説明をしていただきた 「横綱と新幹線を待つ郷土」。横綱というのは遠 -29- 藤さんですね。横綱になってほしい。そして来年 ただきたいと存じます。 の春の新幹線の開業を待つ。県民、市民も待ち望 前回の平成25年第6回議会でも、この地域の問 んでおります。 題については何回も申し上げております。市で購 今、知事選も始まりまして、幾つかの政策もあ 入し、今後の羽咋の観光の起爆剤として、そして ると思うんですが、最も大きな一つの中には新幹 ユーフォリア千里浜やあるいはレストハウスを含 線の対応をどうするのか。県はもちろんいろいろ めて、この地域の周辺の開発を進めるべきだと、 な対策を知事もみずから発言をいたしております 総合的に進めるべきだというふうに思います。 し、のみならず市や町についても県だけに任せる それと、余り論議はされてきませんでしたが、 ことなく頑張ってやってほしい、こういうふうに もし羽咋市が購入できなかったらどうなるのか。 おっしゃっておるわけでありますし、それに応え 先ほど稲村議員の中から詭弁だという話もござい て当該する自治体も具体的にいろんな施策を今打 ましたけれども、私は全く、そのことが詭弁だと っております。 いうふうに思っておりますけれども、大変悪い影 羽咋市がこのようなときに指をくわえておると いうことであれば、将来大変残念な禍根を残すこ 響も予想されるのではないかと思います。 ◎議長(新田義昭)浅野議員。議長からちょっと一 とになる、そういう思いがしてなりません。過去 言。 にも国道415号のバイパス問題、あるいは国道159 一生懸命になって質疑するのはいいんですけれ 号羽咋道路、なぜおくれたかについては皆さんも ども、浅野議員は大ベテランであります。やはり 御承知のとおりであります。みんな足の引っ張り 個人名を避けていただきたいかと思いますので、 合いで、結局知事なんかも笑っておる。ほかの県 浅野議員、よろしくお願いいたします。 議会議員なんかも笑っておるのが現状でありま ◎浅野俊二議員 す。そのおくれを取り戻すために市長も今頑張っ ておるところでございますし、皆さんも同様でご ざいます。 おっしゃるとおり。わかりまし た。 大変悪い影響が予測されるのではないかという ふうに思います。 そんな状況で、羽咋の将来、非常に大事だと言 私もいろんな話を聞いております。ここに老人 われるのは、何回も言われておりますが羽咋の駅 ホームを建てたい、あるいは湯快リゾートのよう の周辺の整備であります。長者川を含めて。それ な人たちも非常に関心を持っております。もしこ ともう一つは、今論議になっております千里浜イ ういう人たちに買われれば老人ホームになりま ンター周辺をどうするのか。これにかかっておる す。福祉施設だからいいという人もおるわけであ と。とりわけ観光対策についてはそうだと思って りますが、はいっと口に老人ホームができて、そ います。 して奥へ行きますと火葬場がある。これからの羽 市長であると同時に、私は観光協会会長になっ 咋の将来の玄関口にそれでいいのかどうなのかと たつもりでこの問題については取り組むべきだと いう観光関係の皆さんのお話も聞くわけでありま いうふうに思っておりますし、もっといい提案が す。 あるのなら堂々と、市長の言っていることはおか それと、湯快リゾートさんではないんですが、 しい、自分たちはこうするというようなことを含 そういうような人たち、大手の資本が買えば、い めて私は論議すべきだというふうに思っておるわ ろいろなノウハウもありますし大量に仕掛けをし けであります。 て利用度を上げるようなことをすると思います。 そういう前提に立ちまして質疑を続けさせてい -30- 和倉でも1,300円で役者を呼んで芝居や踊りをや る。そして3,000円で風呂に入って弁当も出す。 道になっていますから──を見据え、用途地域の 持ち込みも自由。そしてマイクロバスも手配をす 見直しによる商業地としての発展を目指します。 る。たくさん羽咋の人たちも行っておりますよ。 はっきり言い切っておるわけであります。 こういうようなことになれば、バッティングす この観光振興ビジョンの具現化が今、何回も言 る、競合する民宿の皆さんは、それこそお手上げ いますが求められている。こういうふうに思うわ になるのではないだろうか、こういう心配もある けであります。 わけでございます。 それともう一つは、時間があればもう少しいろ そういうようなことで、買う買わないの問題、 んな論議をすればいいと思いますが、相手のある 両方ありますので、そういうこともぜひ皆さん御 ことでありまして3月いっぱいにということであ 承知をいただきたいというふうに思います。 ります。限られた時間で非常に拘束されておると それと、去る平成23年3月、羽咋市の観光振興 いうこともあって、市民の中には、なかなかわか ビジョンが作成をされました。内容も指摘も的確 らない、あるいは誤解もある。親切なこの後説明 で、まことに充実をしております。すばらしいも も必要だというふうに思います。 のだというふうに思っております。 役所が商売してもうまくいかない。武家の商法 しかし大事なのは、具体的な行動をし実行する と昔からよく言われます。これも先ほどもありま かどうかが問題であります。この組織は、羽咋市 したが、島出町や御坊山の定住促進住宅の例、こ 観光協会会長を会長にし、羽咋市観光協会の各部 れらはその当時も同じ論議がありました。こんな 会、商店会連合会、ロータリークラブ、商工会、 古い建物買ってかって、この後どうするんやと。 はくい農協、そして青年会議所、青年団協議会な そしてその当時、雇用促進事業団に入っていた住 どの団体でございます。問題意識や提案がなされ 民の皆さんに出ていってほしいということで張り ております。 紙をいたしまして、泣く泣くそこから出られて、 例えば、羽咋市には金沢市、七尾市、輪島市な 羽咋ではなくて他の町へ移り住んだ方も何人もお どに負けないほどの豊富な地域資源があるにもか られます。私は、血も涙もない仕打ちだというふ かわらず、それらを生かし切れていないこういう うに言って質問を何回かさせていただきました。 現状である。通過型観光地から滞留型観光地への 今の山辺市長がそれを買い取りまして、今ほぼ シフトを目指すべきである。これに当たって現在 満杯であります。大変喜ばれておりますし、そし の羽咋市の観光のあり方を見直す必要があると考 て利益が上がって、改修はおろか場合によっては える。 将来建てかえも可能になるのではないかというふ 具体策として、観光交流整備事業として既存施 設の活用、これらもしながら観光交流センター機 うにさえ言われておるわけです。問題は、やり方 の問題であります。 能(道の駅)の整備、足湯施設などを検討。羽咋 こういう状況でございまして、これも先ほどあ 市の玄関口整備として千里浜インター付近の商業 りましたが、こんなものは経営でも何でもないと 集積化も提案をしている。まさに今、市が提案を いうお話もありましたが、それは見解、いろいろ しようとするようなことをこのビジョンは先取り な考えもあるでしょうけれども、そういう事実も をしてといいますか、すばらしい提案をして、そ あるということで申し上げたいと思うわけであり れを今具現化しようといたしておるわけでござい ます。 ます。 そして今、成功の例を言いましたけれども、実 そして有料道路の無料化──これはのと里山海 -31- は羽咋では失敗の例もあります。 先ほどもありましたユーフォリア千里浜です。 お聞きをしたいと思います。 これは建物が建った後、料金設定をして、選挙が 2つ目、取得をした場合、今後の活用方法、目 終わった後、財産区から金が出ておるということ 的、例えば出ておりますホテルや道の駅、情報発 で千里浜の皆さんだけ安くした。そして手足がほ 信基地、福祉施設等なども含めて、市民の声をい とんど縛られて、千里浜以外の皆さんからは千里 つごろまでに決めるのか。その対応についてとい 浜だけ何で特別扱い、同じ市民でないのかと言わ うことでございます。先ほども申し上げました れて、いろいろな経過もありました。政治的なこ が、この周辺、沿道、歴史の砂像やトキの砂像な ともございましたけれども、こういうことが原因 ども大変いいのではないかというふうに思いま でなかなか経営改善できない。一時は収支とんと す。 んになりました。料金を同じにして、もうかるよ そして3番目でありますが、これも先ほど申し うな料金にしました。そしたらやっぱり千里浜の 上げましたが、もし市が取得しなかった場合、例 皆さんから大変怒られまた。 えば先ほど言ったように他業種の場合や年間の宿 こういうふうなことが続いた結果としてなった 泊数もありましたけれども、雇用の問題もござい のでございまして、これらと一緒にして私は論議 ます。これらについても先ほど、本来雇用の責任 をすること自体が、どなたの主張だったか私は忘 者は京都で、京都にその責任を求めればというこ れましたけれども、そういう経過が非常に不透明 とでございましたけれども、京都は直接ではな なことがございましたし、もう一つは、新保の工 い、エムアンドエムということでございますの 業団地であります。ここは諸経費入れまして約3 で、私は引き続きエムアンドエムに当分雇用して 万円、5万坪、三五、十五の15億円で買いまし いただければこの問題は解決するのではないだろ た。県は買うなというのを買いました。その利息 うかと思っております。 が9億から10億円までついておる。こういうよう なやり方をやったものは必ず失敗します。 そして同業者の場合、先ほど言った大手で格安 料金の動きでありますが、市内のホテル、民宿へ 今のは論議をしてきちんとやって、まして山辺 の影響が大きいと思われますが、そういうことに 市長はどちらかというと非常に慎重、石橋たたい ついて一昨日もお話し合いがあったというふうに てもなかなか渡らない人であります。羽咋の財政 思いますけれども、もし関係者の皆さんのどのよ の赤字もこういうような中で黒字に転換をしまし うな声があるのか、わかっていればお聞かせを願 て、そしてこれからは打って出る、積極財政を進 いたいと思います。非常にこれは大きな影響が出 めるべきだというふうに、私は議会の皆さんもほ るのではないかというふうに思っております。 とんどそういうような声があって、今これに打っ 4番目であります。ユーフォリア千里浜の利用 て出ようとしたのではないか。その他のいろいろ 者の一部では、私も会員券を買っておるんです な施策も提案されましたけれども、非常に積極的 が、ゆ華に1億3,000万円も出して、市民感情と な予算になっていることは御承知のとおりであり して非常に大きな金だというふうに一般の市民は ます。 思っています。当然だと思っています。 少し話は横道にそれましたけれども、申し上げ たいと存じます。 それよりもユーフォリア千里浜をこのまま放置 していくのか、こういうことについてきちっと利 以下、具体的な質疑を申し上げます。 用者の人たちにわかるように、これもチラシなん 今ほど申し上げました羽咋市観光振興ビジョン かを配布してほしい。私は説明をしておるんです をどのように受けとめ、生かそうとしているのか が、説明すればわかってもらえます。今よりもず -32- っとよくなると。今非常に歩くところも足がひっ 果報は寝て待て、こんなようなことも言いますけ かかりますし、汚い話でもいろいろな、ちょっと れども、本当にこれは今までやりたくても財政も 申し上げられないこともございます。これらを解 許さない、金もないという中でございまして、い 決して、そしてサービスもよくする。そういうふ いタイミング。このチャンスを生かさないかんな うにして、きちんとここはここだと。こことゆ華 というふうに思っておるわけでございます。 は別だということで周知方もぜひしてもらいたい なというふうに思います。 それと8番目でありますが、ゆ華の取得は、私 は新たな企業誘致ではないかなというふうに思い そういうことについて、どのように考えておら れるのかお聞かせを願いたいと思います。 ます。志賀町は3社が最近撤退をいたしました。 志賀町の人口減は羽咋よりもずっと進んでおりま 5番目であります。赤字の尻ぬぐいをという声 す。非常に深刻な状況に実は志賀町がなっておる も先ほどもありましたが、市長は政治生命、政治 わけでございまして、私は、30人、そして1万人 決断をしたと強い決意表明がございました。そう の交流人口、集客、1億8,000万円の経済効果と いうことにならないように、先ほど申し上げたよ いうのは、まさに企業誘致だというふうに思いま うに、ひとつ御坊山の例や、あるいは志賀町いこ すけれども、執行部の認識はどのように考えてお いの村もございます。ここについては町が買っ られるのかお聞きをしたいと思います。 て、そして働いている従業員の皆さんも一部、株 次の9番目でありますが、これも先ほども申し を持っている方もおられるそうでございますが、 上げましたが、新幹線金沢開業を迎え、知事は県 みんなで頑張って年に4,000万円ほど町にお金が 内の市や町でも対応をとるようにということで、 入ってきておる。ですから改修費がどんどんと入 先ほどもありましたが具体的にほかの町、こんな ってくる。利益は上がっておる。こういう例もご ようなこと、あんなようなことをやっているとい ざいます。 うのは、まだありましたら教えていただきたいと そういうことなので、赤字は出さない、そして いうふうに思います。 きちんとした経営をやってもらう。そのためには ぜひ私はこの土地を取得して、そして滞在型観 権限と責任を持たす。と同時に周辺のところと、 光の推進や情報の発信基地、地域経済への波及効 この辺が非常に難しい、線引きをどうするのかと 果など十分にあるというふうに思っておるわけで あるんですけれども、権限と責任を持ってもらう ございます。私は、極端に言うと今度の観光対策 ことにしなければなかなか難しいのではないかと はこれに尽きるのではないかと。賛否いろいろあ 思いますが、このような状況について、このこと るとは思うんですけれども、ここでまずチャンス についてお伺いをしたいと思います。 を逃せば取り返しのつかないことになるのではな 6番目でありますが、周辺の宅造の土地が6万 とか7万とか8万円とかと言われておるわけであ いだろうかというような大変そういう危機感も持 っておるわけでございます。 りますが、土地鑑定の結果ここは約8万円だそう 何回も言うように、市長は政治生命をかける、 でございまして、当時、坪15万円で売却をいたし それぐらいの意気込みで申し上げておるところで ましたので安い買い物ではございます。ですから あります。先ほどもお聞きをしましたが、議場で これはぜひ安い買い物。ただ安ければいいという もまた新たに先ほどのことを超えるようなそうい わけではないということは皆さんもさっきから言 うことがありましたら、市民の皆さんや、あるい っておるとおりでございまして、これらを千載一 は議員の皆さんや、もちろんここにおいでる執行 遇のチャンスとして、こういう機会はなかなか、 部の皆さんも一丸になって、市長が観光協会会長 -33- になったようなつもりで答弁をひとつよろしくお 願いをしたいと思います。 ゆ華を取得し、宿泊施設として活用すること、 さらには周辺も含め整備を進めていくことは、本 以上です。 ビジョンの趣旨に沿うものと理解しております。 ◎議長(新田義昭)浅野議員、ちょっと待ってくだ 次に、ホテルゆ華を取得した場合、今後の活用 さい。9項目のうち7番目が抜けたと思います 方法をいつごろまでに決めるのかとの御質疑であ が、いいんですか。 りますが、ゆ華を取得した場合、現状どおり宿泊 ◎浅野俊二議員 失礼しました。 施設として営業を続けるとともに、情報発信機能 この期間が3月まで、京都の都合で決められて を付加しながら、本市を訪れる観光客等に対する おります。ですから、きょうの議会で採決をしな サービスの充実を図ってまいる考えであります。 ければなかなか時間が難しいのではないかなとい 当該施設を含め、千里浜インターチェンジ付近 うふうに思うわけでありますけれども、その辺の を観光交流エリアとして位置づけ、平成26年度に ところについて、もうきょうが最終リミットなの おいて整備内容、活用方法等について検討する委 かどうなのか。私はそういうふうに理解をしてお 員会を設置したいと考えており、予算措置もいた りますけれども、ぜひここでお互いに執行部も議 しているところであります。 会も含めて、おのれに責任を持って、市民にもち 次に、市が取得しなかった場合の影響に関する ゃんと説明できるようにすべきではないだろうか 御質疑でありますが、第5次総合計画や観光振興 というふうに思っております。 ビジョンでは滞在型観光の推進と雇用の確保が重 以上でございます。ありがとうございました。 ◎議長(新田義昭)答弁を求めます。山辺市長。 要な課題となっており、宿泊施設の減少、雇用の 減少は観光の推進、若者定住、地域の活性化に大 〔山辺芳宣市長 登壇〕 きな影響を及ぼすものと考えております。 ◎市長(山辺芳宣)それでは、浅野俊二議員の質疑 について答弁をしたいと思います。 市が取得しなかった場合、京都市は一般競争入 札でゆ華を売却することが推察され、仮に大手の 基本的には9点であります。 宿泊業者が取得すれば、低料金の設定が予想され まず、ちりはまホテルゆ華の購入に関し、羽咋 ることから市内のホテルや民宿の経営への影響が 市観光振興ビジョンをどのように生かそうとして 危惧されます。また、宿泊業以外の者が取得すれ いるのかとの御質疑でありますが、観光振興ビジ ば、周辺の観光交流拠点施設との一体的な整備が ョンは、今後の本市の観光の方向性を定め、戦略 進まないことも考えられます。 的に観光振興を進めるために、観光協会や商工会 次に、ユーフォリア千里浜の今後の経営方針に のほか市内の多くの団体から協議委員として参加 ついて周知すべきとの御質疑でありますが、利用 していただき策定したものであります。 料金については、4月からの消費税の引き上げは ビジョンには、通過型観光地であることが積年 の課題となっていることや、滞留型観光者の回遊 反映することになりますが、利用料金自体の引き 上げは行わないつもりでございます。 性を高めるための機能強化、地域問交流、情報交 これまで補助制度がなく、老朽化している施設 流、発信拠点施設の整備、羽咋市の玄関口の整備 の大規模改修はできませんでしたが、先ほどから が目標の一つとして掲げられております。その具 いろいろ出ています都市再生整備計画事業、すな 体策として、観光交流施設の整備や千里浜インタ わち地方都市リノベーション事業に採択され、ま ーチェンジ付近への商業集積化が定められており た過疎地域に指定されたことを受け、これらを使 ます。 った改修が可能となる見込みであり、今後、必要 -34- な改修を順次進めてまいりたいと考えておりま 用の創出や地域経済の発展を図ってまいりたいと す。 考えております。 なお、経営方針などのPRについては、チラシ 次に、ゆ華の取得は新たな企業誘致と考えるが や館内掲示、広報はくい及びホームページなどに 経済効果の見通しはとの御質疑でありますが、ゆ より周知いたします。 華の取得は、本市における雇用を確実に生み出す 次に、経営形態や今後の見通しについての御質 ことにつながるので、企業誘致と同等の効果があ 疑でありますが、経営形態につきましては、指定 ると考えております。 管理者制度を導入し、民間のノウハウを活用して ゆ華による経済効果につきましては、施設利用 まいりたいと考えております。また今後の見通し による直接的な効果と雇用を初め地元食材の利用 につきましては、これまで各議員にお答えしたと 等による波及効果で年間およそ1億8,000万円と おりであり、赤字を出さない健全な経営を継続で 見込んでおります。 きることはもとより、指定管理者から使用料をい 次に、ゆ華の取得により滞在型観光の推進など ただき将来の改修費等に充当していく考えであり 地域経済への波及効果が十分に望めるのではとの ます。 御質疑でありますが、滞在型観光を推進する上で 次に、鑑定価格や売却当時の価格、建物の建築 宿泊施設の少ない本市にとって、ゆ華の宿泊能力 価格についての御質疑でありますが、まず鑑定価 は貴重な財産であると考えております。また、宿 格につきましては、土地が1億700万円、建物が 泊施設の存在は、各種イベントの充実や地域の活 7,640万円、合計で1億8,340万円であります。 性化に大きく寄与しているものと認識しておりま 次に、千里浜財産区から京都市職員厚生会に売 す。 却したときの土地の価格につきましては7億 ゆ華の取得と活用並びに千里浜インター周辺の 5,000万円であります。 観光交流拠点整備により雇用や地元特産品の生産 また建物の建築価格につきましては25億3,000 額が高まり、これまで以上に大きな経済効果が見 万円であり、このほかに温泉掘削費用として1億 込まれると考えております。 1,000万円要しております。建設費は、用地も含 め、ゆ華全体で36億円余りであります。 浅野議員に対する答弁は以上であります。 ◎議長(新田義昭)発言を許します。松永幸則議 次に、将来に禍根を残さないようにすべきでは 員。 との御質疑でありますが、ゆ華につきましては、 京都市職員厚生会が用地取得の経緯や今後の地域 〔松永幸則議員 登壇〕 ◎松永幸則議員 松永でございます。 振興などを考慮し本市への売却を打診してきたも 私からは3点、質疑をさせていただきます。 のであります。ことし3月までの回答を求められ 1点目は、ゆ華購入における山辺市長の決意に ておりますが、同厚生会の意向を受けとめ、時間 がない中、議会を初め地元町会や関係団体の御意 見を伺いながら検討を進めてまいりました。 ついてであります。 私は、ゆ華は購入するという決断をしても、あ るいは購入しないという決断をしても、どちらに その中で、ゆ華も含め千里浜インターチェンジ しても大なり小なりメリットもデメリットも、そ 周辺を本市の玄関口として整備することが観光振 してリスクも批判もあると考えております。これ 興や地域の活性化につながると判断いたしまし はどんな物事でも、支出を行うとか事業を行うと た。ホテル取得のチャンスをしっかりと受けと かに当たっては当然のことと考えております。 め、今後は観光交流拠点としての整備を進め、雇 -35- 山辺市長は、ゆ華を購入するという御決断を表 明されておりますが、そうなると言うまでもなく 積極的、スピーディに出していただきたいと心か 購入してからどうするのかが何よりも大切です。 ら願います。市長の御見解をお聞かせいただきた 指定管理とはいえ羽咋市として力を傾注していく いと思います。 事業です。大変重要な事業です。 以上3点の質疑について御答弁をよろしくお願 私は、こういった事業を最終的に成功させるの はトップの強い熱意とリーダーシップだと考えま いいたします。 ◎議長(新田義昭)答弁を求めます。山辺市長。 すが、山辺市長の熱意はどのくらいでしょうか。 また、山辺市長は以前、民間企業で経営の中枢に 〔山辺芳宣市長 登壇〕 ◎市長(山辺芳宣)松永幸則議員の質疑について答 もいらっしゃったわけですけれども、ゆ華購入後 弁をさせていただきます。 はどのようにリーダーシップを発揮されるお考え 基本的には3点であります。 でしょうか。お聞かせいただきたいと思います。 まず、ゆ華購入における市長の決意についてで 2点目は、説明のスピード感についてです。 ありますが、リーダーシップをどのように発揮す 大変恐縮ではございますけれども、余り時間が るのかであります。 なかったとはいえ、今回のゆ華購入は明らかに賛 交通新時代を迎え、交流人口の拡大に向けた都 否が分かれるであろうと事前に推測される案件で 市間競争に勝ち抜くため、ゆ華を取得、活用し、 あったにもかかわらず、説明の量というよりは執 千里浜インターチェンジ周辺を観光情報の発信及 行部側からの説明のスピード感が若干足りなかっ び世界農業遺産など地域資源を生かした観光交流 たように感じています。それゆえに我々議員のみ 拠点として整備を進めていく所存であります。 ならず市民の皆様にも不要な戸惑いや不安を与え てしまったと感じています。 本市の観光分野における長年かつ最大の課題は 通過型観光から滞在型観光への転換であり、のと この点については率直に認めていただき、今後 里山海道が無料化により交通量が大きく伸びてい はこのようなことがないよう、今後も賛否が分か る中、また来年春の北陸新幹線開業を間近に控え れるであろうと推測される案件や市民の皆様に相 る今こそが問題解決に向けた最大のチャンスであ 当な説明や御理解が必要なものは積極的かつスピ ると考えております。 ーディに情報を公開していただきたいと考えます けれども、御見解をお聞かせください。 ゆ華を含めた千里浜インター周辺の観光交流拠 点の整備や運営には、石川県を初め関係機関との 最後、3点目です。これは詳しい情報を市ホー 連携、協力が不可欠であり、しっかりとリーダー ムページに掲載をするということについてです。 シップを発揮し、実現に向けて全力を傾注してい 先日我々議員に配付された資料の中に、各方面 く覚悟であります。 から寄せられたゆ華購入に関する疑問と答えをま 次に、スピーディかつ積極的に情報を公開して とめたものがありましたけれども、あのような情 ほしいとの御意見でありますが、今回のゆ華の件 報こそ早急に市ホームページに掲載すべきと考え につきましては、昨年12月5日に京都市職員厚生 ますが、いかがでしょうか。もし実行していただ 会から施設の売却と購入についての打診を受けた ければ、今後も間違った情報やうわさ話などが蔓 後、議会全員協議会での議会への説明や地元や関 延することはある程度避けられると考えます。 係団体への説明会を通じ、情報提供に努めてまい そして繰り返しになりますけれども、今後、賛 りました。今後も迅速かつ積極的に行うよう十分 否が分かれるであろうと推測される案件や市民の 留意しながら取り組んでまいりたいと考えており 皆様に相当な説明、理解が必要なものは、本当に ます。 -36- なお、松永議員御指摘の今回の件についてはス 買うのかというふうな話があったり、何か京都市 ピード感が足りなかったということについては、 にこちらからお願いをして買ってもらったなん 議員の皆さん方に改めて陳謝したいというぐあい て、そういうことを言う方もいらっしゃって、そ に思います。 うではないということをここで経緯について触れ 次に、市民への説明や理解が必要な情報につい たいと思います。 ては早急に市のホームページに掲載すべきとの御 経緯については、これまでも説明がありました 意見でありますが、今後もホームページを初め広 ように、京都市から平成25年度末を目途に京都市 報誌などさまざまな媒体を通じて、また説明会等 職員厚生会が保有するちりはまホテルゆ華を売却 の開催により積極的かつスピーディに情報を提供 する方針である旨の連絡があったわけでありま してまいりたいと思います。 す。先ほどの答弁では、昨年の12月5日にそうい 松永議員の御意見については真摯に受けとめて う連絡があったということでありました。そして 今後とも努力していくことをお誓い申し上げたい 売却の進め方については、用地の取得経緯、ある と思います。 いは今後の地域振興を考慮した結果、羽咋市への 以上であります。 売却が最善であるとの結論に至ったということで ◎議長(新田義昭)発言を許します。櫻井英一議 員。 本市の購入予定価格は1億3,000万円でありま 〔櫻井英一議員 登壇〕 ◎櫻井英一議員 本市に購入の打診があったわけであります。 す。評価額はもっと高いわけであります。先ほど 櫻井英一でございます。 市長さんの答弁では1億8,340万円の評価額であ 平成26年第2回羽咋市議会定例会に当たり、ち るということであります。本来であれば京都市職 りはまホテルゆ華の取得の件について質疑をいた 員厚生会とすれば競争入札でもっと高く売りたい します。 わけであります。私ならそういたします。しかし きょうはこの案件について、これまで6名の方 ながら、先ほど述べましたように取得経緯、そし からさまざまな質疑がありました。重複する点も て地域振興の観点から本市へ1億3,000万円での あるかと思いますけれども、私なりにいろいろと 購入打診があった。予定でありますけれども、今 今回の件について市民の方々からいただいた御意 後もしかしたらもうちょっと下がるかもわからな 見、そして私の考えも含めていろいろと思いがあ い、そういうような1億3,000万円という予定購 ります。そういう中で、特に今回、簡潔に市民の 入価格であります。 皆さんがどういうことを聞きたいのかということ に絞って質疑をさせていただきます。 この物件については温泉もありまして、温泉掘 削だけでもかなりの資産的な価値があるのではな これからの羽咋市の観光政策にかかわる重大な いかというふうに思います。非常にこう言っては 案件であります。市民の皆さんからも今回のゆ華 あれですけれども安い買い物ではないかというふ 購入の件、これはどういうことなのかという声も うに思います。 あります。できるだけ簡潔にポイントを絞ってお ただ、さまざまな課題が皆様の質疑からあるこ 聞きしますので、ぜひとも御答弁のほどをよろし とも事実でありますので、今回の件で私もさまざ くお願いいたします。 まな角度から考えました。いろいろありますけれ まず今回のゆ華購入の件でありますけれども、 ども、ゆ華購入に当たっては、今現在ゆ華の経営 やはり市民の方々から経緯についての話がよく出 状況と今後の経営の見通し、そしてこれからの本 てまいります。これは羽咋市が積極的にホテルを 市の観光振興の政策上どうなのかという点、これ -37- に絞って、特にこれが重要ではないかというふう っと、これもエムアンドエムサービスさんが運営 に思いますので、これに絞ってお話をしたいとい をしておるんですが、この会員10万人を超えるお うふうに思います。 宿ねっとでゆ華のページがすぐに出てまいりま まず、ゆ華の経営状況はといいますと、現在、 す。非常に見やすくて、そして宿泊プランもわか 運営は株式会社エムアンドエムサービスさんであ りやすく、そしてまた食材へのこだわり、こうい ります。宿泊客数は皆様御存じのように年々増加 ったことが非常に伝わってくるホームページであ をしております。平成25年度の見込みで1万人強 ります。なかなかこういった充実したページとい であります。平成21年度が8,188人ですから非常 うのはないように思います。 に毎年毎年、22年、23年、24年、25年と伸びてお るわけであります。 そして食材ですけれども、お米、鮮魚などのこ うした食材は、市内の地元業者からも多く仕入れ そして事業売り上げのほうも伸びておりまし ているということであります。また、各部屋に置 て、平成23年度までは確かに赤字でありました。 いてあるお茶菓子、これも市内の菓子店から購入 しかしながら平成24年度は黒字、そして平成25年 している、取引をしているということだそうであ 度も黒字の予定だということであります。 ります。さらには、ページ内に羽咋市の観光情報 そして宿泊客1万人のうちのリピート率、これ も載っております。こうして非常に地元にも貢献 をお聞きしましたら約3割だそうであります。宿 されております。貢献しているというふうに私は 泊施設としてリピート率3割というのは非常に高 見ております。 い割合であります。この辺の知識持っていらっし こうした観点からも、今後も健全経営が見込め ゃる方がいらっしゃればわかるはずであります。 て、さらに地域経済への波及効果も期待ができる 非常にリピートの3割というのは高い割合であり というふうに私は思っております。 ます。 そしてもう一つ大事な点です。本市の観光振興 楽天トラベルの評価、宿泊された方の、ゆ華に 政策の観点でどうなのかということであります。 泊まられた方の評価を見ましても、非常に評価、 これは今までも質疑の中でも、あるいは市長さん 満足度というのは高いわけであります。これは検 の答弁の中でもありました。そして提案理由の説 索をすればすぐ出てまいります。 明の中にもありました。のと里山海道の無料化、 こうした好業績の理由を支配人さんあるいは従 そして北陸新幹線金沢開業を間近に控えて、各自 業員さんにお聞きしたり、私なりにも調べてみま 治体は地域資源をどのようにPRして、そして観 した。エムアンドエムサービスさんには、しっか 光客を取り込んでいくか、これにしのぎを削って りとした運営管理ノウハウがあります。全国の企 いるわけであります。本市においては、第5次羽 業、自治体、公共団体等が所有する宿泊施設や飲 咋市総合計画、そして羽咋市観光振興ビジョンに 食施設、また研修施設の運営を独自の運営管理ノ もあるように、いかに通過型観光地から滞留、滞 ウハウで利用の活性化、そして収支改善、施設価 在型の観光地へと転換を図るか、これが非常に大 値の向上など、こういったことを実現しておりま きな課題であります。 す。 本市の宿泊施設は、ここ数年で10軒ほど廃業し ホームページをごらんになった方もいらっしゃ ております。宿泊キャパも3割ほど減少しておる ると思いますけれども、非常にホームページも充 わけであります。じゃ今後、新規に羽咋市に宿泊 実をしております。ゆ華と検索しますと出てくる 施設を誘致できるのか、あるいは進出してくる、 わけですけれども、会員数10万人を超えるお宿ね また地元の方で宿泊施設を起業しようというふう -38- な動きというのはなかなかなくて、これは望めな います。 いことであろうと思います。今後、宿泊施設が羽 以上、御答弁をよろしくお願いいたします。 咋市がふえるというのはなかなか難しい状況でご 御清聴ありがとうございました。 ざいます。こんな中でのゆ華というのは貴重な施 ◎議長(新田義昭)答弁を求めます。山辺市長。 設であるというふうに私は思います。 〔山辺芳宣市長 登壇〕 本市の年間の宿泊客数は現在約6万8,000人で ◎市長(山辺芳宣)それでは、櫻井英一議員の質疑 あります。そのうち今ほど言いましたように1万 人強がゆ華に宿泊をしております。 について答弁をいたします。 大きく分けて2点であります。 私が一番危惧する点というのは、今、市がゆ華 まず、羽咋市が購入しない場合どのような影響 を購入しないというふうになった場合、競争入札 があるかとの御質疑でありますが、さきにもお答 に多分なるであろうと思います。そうなった場 えしましたとおり、本市が購入しなかった場合、 合、購入者、どなたが購入されるかわかりません 京都市職員厚生会は競争入札でゆ華を売却するも けれども、あの土地、あの施設をどのように使う のと推察しております。その場合、土地や施設の のか。もし宿泊施設以外の利活用となれば、今後 利用については所有する者が決定することになり の本市の観光振興政策に大きな影響が出ることは ます。 間違いありません。 宿泊業以外の者が取得した場合、本市が進めよ 自治体間の競争が激化する中で、観光客をいか うとしている滞在型観光への転換に大きな影響が に本市に呼び込み、そして交流人口の拡大、滞 出るほか、観光交流拠点としてのすばらしい立地 在、滞留型の観光の推進、そしてさらには地域経 条件を失うことになります。また、宿泊業者の所 済の活性化につなげる。これが大きな課題であり 有となった場合でも運営についてはその業者が決 まして、逆に先ほども話がありましたけれども、 めるものであり、市内の他の宿泊業者との競合が やり方次第では今のこの時期というのは絶好のチ 懸念されるわけであります。 ャンスのときでもあるというふうに思います。ま 次に、これからの本市の観光政策について、市 すます多様化する観光の現状を踏まえて、よりス 長の方針、考えはとの御質疑でありますが、本市 ピーディで積極的な取り組みが本市には求められ の観光政策における長年かつ最大の課題は、通過 るわけであります。 型観光から滞在型観光への転換であります。 そこでお伺いをするわけでありますけれども、 のと里山海道が無料化によって交通量が大きく 1点目でありますけれども、羽咋市がゆ華を購入 伸びている中、また来年春の北陸新幹線開業を間 しない場合、どのような影響があるか、お聞きを 近に控える今こそが課題解決に向けた最大のチャ いたします。 ンスであり、ぜひこの機会を生かしたいと考えて 2点目でありますけれども、インター周辺を観 おります。 光交流拠点ということの話もあります。そのこと そこで、まずはゆ華を取得、活用し、千里浜イ も含めて、これからの本市の観光政策、観光の振 ンター周辺を観光情報の発信拠点として、そして 興政策について市長の方針、お考えをお聞かせを 世界農業遺産などの地域資源を生かした観光交流 いただきたいというふうに思います。このことに 拠点として整備を進め、交流人口の拡大及び地域 ついては再三答弁されておりますので、本当に重 経済の活性化につなげてまいる所存でございま 複になりますけれども、改めて市長の口からこの す。 あたりをお聞かせをいただきたいというふうに思 -39- 本市の将来を見据えた観光振興策及び地域の活 性化に全力を挙げて取り組んでいく覚悟であり、 何とぞ議員各位の御理解と御協力をお願いいたし ます。 櫻井議員に対する答弁は以上であります。 ○会議時間延長 ◎議長(新田義昭)ここであらかじめ申し上げま す。 本日の会議時間は、議事の都合により延長いた します。 ◎議長(新田義昭)以上で通告による質疑は全て終 了いたしました。 ほかに質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ◎議長(新田義昭)質疑なしと認めます。以上で市 長提出議案第9号に対する質疑を終結いたしま す。 ○委 員 会 付 託 ◎議長(新田義昭)日程第6、市長提出議案第9号 につきましては、所管の常任委員会に付託いたし ます。 よって、休憩中に各委員会を開催し、付託され た案件の審査に当たられたいと思います。 ○休 憩 ◎議長(新田義昭)委員会審査のため、暫時休憩を いたします。 午後2時50分休憩 -40- ◇議案付託表 付託委員会 総務文教 常任委員会 産業厚生 常任委員会 番 号 1 1 付 託 議 案 議案第9号 平成25年度羽咋市一般会計補正予算(第7号) 第1条 歳入歳出予算の補正のうち 歳入 全部 議案第9号 平成25年度羽咋市一般会計補正予算(第7号) 第1条 歳入歳出予算の補正のうち 歳出 7款1項 -41- 午後8時20分再開 報告申し上げます。 出席議員(14名) 当委員会で審査いたしました案件は、議案第9 1 番 松 永 2 番 浜 3 番 4 則 号平成25年度羽咋市一般会計補正予算(第7号) 名 等 中、当委員会所管分であります。 北 川 真 知 子 番 寺 井 哲 也 し、詳細な説明を聴取し、慎重に審査を行いまし 5 番 櫻 井 英 一 た。 6 番 稲 村 信 成 その結果、当委員会に付託されました案件につ 7 番 大 塚 幸 男 きましては、可否同数となり、委員長において可 8 番 新 田 義 昭 否を裁決した結果、委員長は可決と決した次第で 9 番 髙 田 甚 哉 あります。 10 番 塩 谷 久 司 11 番 中 村 重 幸 12 番 中 村 孝 清 ちりはまホテルゆ華購入について、京都市との 13 番 山 本 泰 夫 交渉回数と経緯についての質疑に対し、平成25年 14 番 浅 野 俊 二 12月5日に京都市職員厚生会役員が来庁され、そ ─────────────────────── の後は京都市職員厚生会とは数十回、価格決定以 ○再 幸 これらの案件については、本日、委員会を開催 以下、審査の過程において出されました主な質 疑について申し上げます。 開 外のゆ華の現状や経営状態などについての電話や ◎議長(新田義昭)休憩前に引き続き、これより会 電子メールで購入交渉をしている。具体的交渉は 議を開きます。 1億3,000万円の購入価格が決定であるかを踏ま ○委 員 長 報 告 えながら京都市職員厚生会の意向について問い合 ◎議長(新田義昭)所管の常任委員会に付託いたし わせた。また、本市の施設利用についての説明を ました市長提出議案第9号につきましては、各常 行いながら、購入価格についても安価にとあわせ 任委員会より審査終了の報告がありました。 てお願いしているとの答弁がなされた次第であり よって、お諮りいたします。市長提出議案第9 ます。 号を日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思 以上申し上げまして、総務文教常任委員会の報 います。これに御異議ありませんか。 告といたします。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◎議長(新田義昭)大塚産業厚生常任委員会委員 ◎議長(新田義昭)御異議なしと認めます。よっ 長。 〔大塚幸男産業厚生常任委員会委員長 登壇〕 て、市長提出議案第9号を日程に追加し、直ちに ◎産業厚生常任委員会委員長(大塚幸男)産業厚生 議題とすることに決しました。 これより、ただいま議題といたしました市長提 出議案第9号に対する各委員会における審査の経 過と結果について各委員長の報告を求めます。髙 常任委員会における審査の経過と結果について御 報告申し上げます。 当委員会で審査いたしました案件は、議案第9 号平成25年度羽咋市一般会計補正予算(第7号) 田総務文教常任委員会委員長。 〔髙田甚哉総務文教常任委員会委員長 登壇〕 中、当委員会所管分の議案1件であります。 ◎総務文教常任委員会委員長(髙田甚哉)総務文教 これらの案件について、本日、委員会を開催 常任委員会における審査の経過と結果について御 し、詳細な説明を聴取し、慎重に審査を行いまし -42- た。 こととなる。また、指定管理者が使用料を本市へ 付託内容につきましては、ちりはまホテルゆ華 納入する契約も指定管理者との協議により可能で の建物と敷地の購入に係る予算であります。 あるとの答弁がなされた次第であります。 この件について当委員会で審査した結果、議案 次に、2月26日、各種関係団体を対象に開催さ 第9号については、賛成多数により原案のとおり れたゆ華の取得に関する説明会について、市民の 可決すべきものと決した次第であります。 反応や意見はどのようなものであったかとの質疑 また、当委員会において議案第9号に対する附 に対し、賛否両論であった。また、市からの説明 帯決議案の動議が提出され、本件について採決し が不足しているとの指摘もいただいた。市民の関 た結果、賛成多数により原案のとおり可決すべき 心が高い施設であり、ゆ華を取得した際には健全 ものと決した次第であります。 経営に全力をもって傾注したいとの答弁がなされ なお、本会議において議案第9号が可決した際 た次第であります。 には、当委員会として議案第9号に対する附帯決 以上申し上げまして、産業厚生常任委員会の報 議案を提出する予定でありますので、御報告いた 告といたします。 します。 議員各位におかれましては、何とぞ当委員会同 以下、審査の過程における主な質疑及び答弁に 様の御決議を賜りますようお願い申し上げ、産業 ついて申し上げます。 厚生常任委員会の報告といたします。 まず、ちりはまホテルゆ華の取得とあわせ、千 ◎議長(新田義昭)以上で各委員長の報告を終わり 里浜インターチェンジ周辺における道の駅の整備 ます。 について、2年前に道の駅整備に関する調査がな されたが、この調査内容はどのような内容であっ ○質 疑 ◎議長(新田義昭)これより委員長の報告に対する たのか。また今後、道の駅を整備するための財源 質疑に入ります。質疑はありませんか。 はどのようになるのかとの質疑に対し、2年前に (「なし」と呼ぶ者あり) 行った調査事項は、道の駅の適正候補地の選定及 ◎議長(新田義昭)質疑なしと認め、質疑を終結い び道の駅の用地取得に対するメリット、デメリッ たします。 ト等である。整備財源については、平成26年度以 降は社会資本整備総合交付金及び過疎債も活用で ○討 論 ◎議長(新田義昭)これより討論を行います。 き、より有効性の高い施設整備が可能であるとの 通告がありますので、発言を許します。北川真 答弁がなされた次第であります。 知子議員。 次に、取得経費として予算計上した1億3,000 万円は羽咋市から京都市へ依頼したものなのかと 〔北川真知子議員 登壇〕 ◎北川真知子議員 私は、今定例会に提出されまし の質疑に対し、京都市からの提案であり、希望価 た議案第9号羽咋市一般会計補正予算(第7号) 格である。今後、契約金額については金額を下げ に反対をするものでございます。 る交渉をしていきたいとの答弁がなされた次第で あります。 理由は、第1に、地方自治体の仕事は住民の福 祉や安全、健康を守ることにあります。ちりはま 次に、施設利用料金の設定は羽咋市が行うの ホテルゆ華は、ホテルであり、住民にとって欠か か、施設の指定管理者に対し使用料を本市へ納入 せない公の施設とは言えないと思います。ホテル する契約を結ぶことは可能なのかとの質疑に対 運営のような旅館業は、羽咋市においては民間の し、利用料金については市が条例で上限を定める 仕事と言ってよいというふうに思います。 -43- 第2に、ゆ華を買収すると439万円の固定資産 程に追加し、直ちに議題といたしたいと思いま 税が入らなくなり、市の税収が減ります。税収を す。これに御異議ありませんか。 みずから放棄することになり、反対いたします。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 第3に、2009年からの羽咋市財政再建緊急プロ ◎議長(新田義昭)御異議なしと認めます。よっ グラムによって、市民のサービスカットや負担の て、議員提出決議案第1号を日程に追加し、直ち 増、職員の給料カットや非正規化などが進んでま に議題とすることに決しました。 いりました。ホテルゆ華を買うお金があるのであ 提案理由の説明を求めます。大塚産業厚生常任 れば、ユーフォリア千里浜の設備や運営をもっと 委員会委員長。 充実してほしいという声も聞いています。 〔大塚幸男産業厚生常任委員会委員長 登壇〕 市においては、市民の安全、安心、まちづくり ◎産業厚生常任委員会委員長(大塚幸男)それでは や市民の暮らしの応援に優先的に税金を使ってい 提案理由の説明をいたします。 ただきたいと思います。 本件の内容につきましては、ただいま配付いた 以上、私の意見を申し上げて、討論といたしま させました書面のとおりでありますが、本常任委 す。 員会としては、予算執行に対し、次の3項目を十 ◎議長(新田義昭)以上で通告による討論は全て終 分考慮し、対応されることを強く求めるものであ 了いたしました。 ります。 ほかに討論はありませんか。 1つ、速やかにちりはまホテルゆ華を含めた千 (「なし」と呼ぶ者あり) 里浜インターチェンジ周辺整備計画を策定し、実 ◎議長(新田義昭)討論なしと認め、討論を終結い 現に邁進すること。あわせて、中心市街地との連 たします。 ○採 携及び他観光交流施設等との共存共栄が図れる手 決 段を具体的に講じること。 ◎議長(新田義昭)これより、市長提出議案第9号 2つ、市からの運営費補助、いわゆる赤字補塡 平成25年度羽咋市一般会計補正予算(第7号)を は行わず、一般財源による補塡等は行わないこ 採決いたします。 と。また、使用料を含めた公募による民間運営を 本件に対する委員長報告は、いずれも可決であ 行い、定期的に経営状況の報告を求めること。な ります。本件は委員長報告のとおり決することに お、周辺基盤整備に対し、後年度において過度の 賛成の諸君の起立を求めます。 財政負担が発生しないよう努めること。 (起立多数) 3つ、今後の経済状況を十分勘案した上で、他 ◎議長(新田義昭)起立多数であります。よって、 事業や市民生活に影響がないよう事業内容を慎重 本件は委員長報告のとおり可決されました。 に検討すること。また、事業展開における進捗状 ○議員提出追加決議案上程・説明 況を議会及び市民にできる限り明らかにし、事業 ◎議長(新田義昭)ただいま産業厚生常任委員会か の執行に係る説明責任を定期的に果たすよう努め ら議員提出決議案第1号議案第9号平成25年度羽 ること。 咋市一般会計補正予算(第7号)に対する附帯決 以上の趣旨から当委員会として附帯決議案を提 議案が提出されました。 出いたします。 (議案配付) 議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、提 ◎議長(新田義昭)お諮りいたします。ただいま産 業厚生常任委員会から提出のありました案件を日 案理由の説明といたします。 ◎議長(新田義昭)これにて提案理由の説明を終わ -44- ります。 ○質 皆さん、御苦労さまでございました。 疑 午後8時40分散会 ◎議長(新田義昭)これより議題となっております 案件に対する質疑に入ります。質疑はありません か。 (「なし」と呼ぶ者あり) ◎議長(新田義昭)質疑ないものと認め、質疑を終 結いたします。 ○委員会付託・討論の省略 ◎議長(新田義昭)お諮りいたします。ただいま議 題となっております案件は、委員会付託、討論を 省略して直ちに採決いたしたいと思います。これ に御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◎議長(新田義昭)御異議なしと認めます。よっ て、議員提出決議案第1号は直ちに採決すること に決しました。 ○採 決 ◎議長(新田義昭)これより議員提出決議案第1号 議案第9号平成25年度羽咋市一般会計補正予算 (第7号)に対する附帯決議案の提出についてを 採決いたします。本件は原案のとおり決すること に賛成の諸君の起立を求めます。 (起立多数) ◎議長(新田義昭)起立多数であります。よって、 本件は原案のとおり可決されました。 ○閉 議 ◎議長(新田義昭)以上をもって、本日の会議の議 事日程は全て終了いたしました。 次いで、休会の件についてお諮りいたします。 議案等調査のため、明3月1日から9日までの 9日間は休会にいたしたいと思います。これに御 異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◎議長(新田義昭)御異議なしと認めます。よっ て、以上のとおり休会とすることに決しました。 次の本会議は3月10日午前10時から開きます。 本日はこれにて散会いたします。 -45- ◇会期日程 平成26年第2回羽咋市議会定例会会期日程 (会期21日間) 月 日 曜 日 本 会 議 休会の別 開議時刻 議 事 備 考 (午前9時00分 議会運営委員会) (午前9時30分 議会全員協議会) 2. 28 金 本 会 議 開 会 会期決定 会議録署名議員指名 議案上程 説 明 午 前 10時 3. 1 土 2 日 3 月 4 火 5 水 6 木 7 金 8 土 9 日 休 質疑・質問通告締切 午後5時 会 (午前9時00分 議会運営委員会) 10 月 (午前9時30分 議会全員協議会) 本 会 議 11 火 12 水 休 13 木 本 会 議 14 金 15 土 16 日 17 月 18 火 19 水 午 前 10時 質 疑 質 問 午 前 10時 質 疑 質 問 (午後1時30分 連合審査会) 会 追加提出議案第23号及び 議案第24号の質疑通告締切 午後5時 (午前10時00分 連合審査会) (午後1時30分 議会運営委員会) 午後2時 追加提出議案第23号及び 議案第24号に対する質疑 (午後1時30分 総務文教常任委員会) 休 会 (午後1時30分 産業厚生常任委員会) 討論通告締切 午後5時 (午後1時30分 議会運営委員会) 20 木 本 会 議 午後2時 -46- 委員長報告 質疑 討論 閉会 採決 監査委員事務局長兼 選挙管理委員会書記長 西 2月28日(金曜日) 午前10時開会 教育委員会委員長 西 日程第1 会期の決定 教 長 石 田 教 育 次 長 兼 学校教育課長兼 学校給食調理場長 木 津 学 校 教 育 課 学 務 担 当 課 長 松 中 生涯学習課長兼 少年育成センター長 荒 木 孝 平 スポーツ推進室長 勝 田 永 彦 文化財室長補佐 若 狭 康 子 ◇議事日程(第1号) 第2 会議録署名議員の指名 第3 議員提出議案第1号及び議案第2号の 上程、説明、質疑、委員会付託・討論 省略、採決 第4 市長提出議案第2号から議案第22号の 上程・説明 第5 市長提出議案第9号についての質疑 育 山 浩 和 男 護 雅 之 基 第6 市長提出議案第9号の委員会付託 追加 市長提出議案第9号についての委員長 ◇会議に付した事件 報告、質疑、討論、採決 議員提出議案第1号 羽咋市議会委員会条例の一 追加 議員提出決議案第1号の上程、説明、 質疑、委員会付託・討論省略、採決 部改正について 議案第2号 羽咋郡市広域圏事務組合規 約の一部変更について ◇説明のため出席した者の職氏名 市 市長提出議案第2号 平成26年度羽咋市一般会計 長 山 辺 芳 宣 長 辻 角 邦 昭 長 松 田 孝 司 総 務 課 長 補 佐 新 屋 真 奈 美 秘 長 松 栄 建 一 企 画 財 政 課 長 備 後 克 則 企画財政課長補佐 松 田 秀 治 総 合 窓 口 課 長 若 狭 義 高 税 務 課 長 補 佐 中 田 裕 之 健康福祉課長兼 地域包括支援センター長 坂 本 健康福祉課参事 渡 辺 久 枝 環境安全課長兼 地域防災対策室長 今 井 史 也 地域防災対策室長補佐 池 田 博 明 農 林 水 産 課 長 井 上 正 信 農業委員会事務局長兼 農林水産課参事 山 岸 孝 司 商 工 観 光 課 長 川 口 哲 治 建 上 井 忠 彦 上 下 水 道 課 長 八 野 田 正 光 会 計 管 理 者 兼 会 計 課 長 井 和 彦 副 総 市 務 書 設 課 室 課 長 上 泉 -47- 予算 議案第3号 平成26年度羽咋市国民健康 保険特別会計予算 議案第4号 平成26年度羽咋市後期高齢 者医療特別会計予算 議案第5号 平成26年度羽咋市介護保険 特別会計予算 議案第6号 平成26年度羽咋市千里浜財 産区特別会計予算 議案第7号 平成26年度羽咋市水道事業 会計予算 議案第8号 平成26年度羽咋市下水道事 業会計予算 議案第9号 平成25年度羽咋市一般会計 補正予算(第7号) 議案第10号 平成25年度羽咋市一般会計 補正予算(第8号) 議案第11号 平成25年度羽咋市国民健康 保険特別会計補正予算(第3号) 議案第12号 平成25年度羽咋市後期高齢 者医療特別会計補正予算(第2号) 議案第13号 平成25年度羽咋市介護保険 特別会計補正予算(第3号) 議案第14号 平成25年度羽咋市水道事業 会計補正予算(第2号) 議案第15号 平成25年度羽咋市下水道事 業会計補正予算(第2号) 議案第16号 消費税率及び地方消費税率 の改定に伴う関係条例の整備に関する 条例の制定について 議案第17号 羽咋市職員退職手当条例の 一部改正について 議案第18号 羽咋市都市計画審議会条例 及び羽咋市水道事業及び下水道事業の 設置等に関する条例の一部改正につい て 議案第19号 羽咋郡市広域圏事務組合規 約の一部変更について 議案第20号 神子原辺地に係る公共的施 設の総合整備計画の変更について 議案第21号 市道路線の認定について 議案第22号 平成25年度羽咋市一般会計 補正予算(第9号) 議員提出決議案第1号 議案第9号 平成25年度 羽咋市一般会計補正予算(第7号)に 対する附帯決議案の提出について -48-
© Copyright 2024 Paperzz