早春の奈良へようこそ-スタッフお薦めの観光情報 (2 号) 奈良に春を迎える行事といえば3月に行われる2月堂のお水取りです。まだ寒い日が続きま すが、春の息吹を感じにぜひ奈良へお越しください。 *写真はイメージです(7 月撮影) 奈良では東大寺二月堂での「修二会」や薬師寺「花会式 (薬師悔過法要)」 など、人々の犯した罪過ちをご本尊にお詫びをし、許しを請い、五穀豊穣、万民豊楽などを 祈る春の行事が開催されます。 今号は各地で行われる「修二会」特集です。 【修二会-しゅにえ-特集】 東大寺二月堂「修二会」(お水取り)-3/1~3/14- 3月、奈良の代表的な行事はなんといっても 東大寺二月堂の「修二会」(お水取り)3月1日〜14日ですね。 練行衆が上堂するときに足元を照らす大きな松明が舞台の欄干で派手に振り回される ことが人気で、それを見に多くの人々が参拝に訪れます。 本来は人々の犯した罪、過ちを二月堂のご本尊の十一面観音様にお詫びをし、許しを 請い、人々の幸福を願う「悔過」法要。練行衆は上堂の後お堂で静かに又時には 激しく法要を厳修します。 今年は 1,265 回目、ただの一度も途絶えることなく、不退の行法として今日まで 伝わっています。その厳粛な行事に少しでも触れることで奈良に脈々と伝わっている 「祈り」の心を感じて頂きたいと思います。 3 月 12 日の大松明が有名ですが、見どころはそれだけではありません。 期間中の2月堂周辺は独特の雰囲気に包まれています。 早朝には修二会を裏で支える童子さんたちが、談笑しながら松明の準備する姿やのどかな 朝の陽だまりで鹿がまどろんでいたり、夜とは違う雰囲気を味わうことができます。 お昼には食作法があり、午後には日中・日没の行が行われます。 お堂の四方にある「局」には12日以外は誰でも入ることができるので、中で静かに 行の様子を伺い、声明を聞きながら静かな時間を過ごすのもよいものです。 修二会の終わった次の日の15 日には「涅槃講」「達陀帽頂かせ」等があり 多くの親子連れで賑わいます。いよいよ待ちに待った本格的な春の訪れです。 (東大寺 HP) http://www.todaiji.or.jp/contents/function/02-03syunie1.html 薬師寺(西ノ京) 「花会式」(薬師悔過法要) -3/26~3/31- 薬師寺の修二会「薬師悔過法要」は3月26日(土)~3月31日(木)まで行われます。 薬師寺の声明は、あらん限りの大声で唱えるのが特徴。 東大寺二月堂の修二会で唱えられる声明とはまた違う趣があります。 ご本尊の薬師如来に美しい花が供えられることから「花会式」ともいわれます。 この時期は境内の桜も見頃になります。夜のお堂は冷えるので暖かくしてお出掛け下さい。 (薬師寺 HP) http://www.nara-yakushiji.com/contents/hanaesiki/ 新薬師寺(高畑町) 「修二会」(薬師悔過法要) 4/8 高畑町の新薬師寺でも4月8日に修二会(薬師悔過法要)が厳修されます。 大きな松明が本堂を回り、お堂の壁、満開の桜を照らします。 (新薬師寺 HP) http://www.shinyakushiji.or.jp/event/ 【修二会以外の観光情報】 春日大社 「春日祭」 -3/13- 20年に一度の式年造替が行われている春日大社で最も重要な祭祀「春日祭」は3月13日。 天皇の勅使を迎える格式高いお祭りです。 (春日大社 HP) http://www.kasugataisha.or.jp/calendar/spring03.html 椿の季節です 「奈良の三名椿」と称される東大寺開山堂の「のりこぼし」。伝香寺の「散椿」。 白毫寺の「七福椿(五色椿)」が中旬から下旬にかけて見頃になります。伝香寺では 「はだか地蔵尊」の名で親しまれる重要文化財、地蔵菩薩立像が3月12日に特別開帳 されます。 (ご参考) 奈良観光お薦めガイド http://www.narakanko.net/ 特別開帳情報 http://www3.pref.nara.jp/miryoku/megurunara/item/8581.htm 2016.2.11 記載
© Copyright 2024 Paperzz