寺井中学校調査

1,
寺井中学校の歴史
2,
校舎紹介
3,
学校行事
4,
大徳中学校とのつながり
5,
生徒の日常生活
6,
寺井中学校の良いところ悪いところ
7,
まとめ
寺井中学校 国際交流部
1.寺井中学校の歴史
1947。4.1
1951.4.1
1951.11.1
1951.11.3
1952.3
1956.9.30
寺井野町立寺井中学校併設
寺井野町外3か村学校組合立寺井中学校併設
寺井野町字寺井ヨ170番地に新校舎並びに体育館落成
開校記念式を挙行
校歌制定
町村合併により寺井野町外3か村学校組合立寺井中学を廃止して寺井町立寺
井中学校設置
1957.6.1
給食が開始される
1957.8.25
全日本中学校放送陸上競技大会800m継走 日本一の記録で優勝
1963.6.19
プール落成
1982.4.16
防音講堂体育館落成式
1983.8
女子ハンドボール部 全国大会で優勝
1984.8.24
全国中学校選抜水泳大会
女子優勝
1987.8.24
全国中学校選抜水泳大会
男子優勝
1991.3.8
寺井町中学校海外友好交流事業始まり、韓国へ生徒 16 名派遣
1992.4.8
校舎大規模改修工事 コンピューター室完成
1994.2.24
韓国大徳中学校生徒20名来校
1995.8.5
韓国大田市大徳中学校と友好校の調印を行う。
2001.11.10
創立 50 周年記念式典を挙行
2006.2.1
能美市発足とともに能美市立寺井中学校となる
寺井中学校は昭和 26 年(1951年)4 月 1 日に寺井、吉田、粟生、久常の 4 中学校を統合して寺
井野町外3か村学校組合立寺井中学校として創立し、町村合併により1956年9月に寺井町立寺井
中学校が設置された。部活動ではハンドボールや水泳の高飛び込みで全国大会優勝など、各種の大会
で優秀な成績を収めている。寺井中学校を卒業した生徒は平成9年度(1997年)に1万名を越え、
県内外で活躍している。
寺井中学校の初代校長は松原正太郎でその後には15名が就任している。
校訓
和して学ばん
汗して生きん
創造の力みがかん
2.校舎紹介
北校舎
技術室 :技術の授業で使います。
ここで木を切ったりして作品を作ります。
音楽室 :音楽の授業で使います。また吹奏楽部
の練習でも使います。(写真は吹奏楽部)
美術室 :美術の授業で使います。
理科室 :理科の授業で使います。
また、美術部にも使われています。
第一・第二とあり、標本が飾られていたり、
ここには見えませんがいろんな作品が飾られています。
実験用具の器具(フラスコ・ビーカー等)が沢山あります。
家庭室 :家庭の授業で使います。
パソコン室 :設備の整ったパソコンが 40 台あります。
少ないですがミシン等の裁縫道具が置かれています。
また、国際交流部の活動に使います。
中央校舎
校長室 :普段は校長先生のお仕事に使われていますが、
放送室 :お昼の給食の放送を流したりします。
来賓の接待や、先生方の会議に使われることもあります。
また、お昼の放送は放送部が流します。
職員室 :生方の部屋です。
保健室 :体調の悪い生徒は勿論、
勉強の分からないところを質問に行く生徒もいます。
悩みを抱えた生徒も先生に話を聞いてもらいに訪れま
す。
視聴覚室:畳の部屋で、話を聞くときに使います。
給食室 :生徒や先生の給食を作っています。
また、茶道部の活動で使われます。
給食は美味しく、特に汁物が美味しいと評判です。
体育館・格技室
体育館 :体育のときや集会のときに使われます。
格技室 :体育館の下にあります。
たまに、イベントや行事にも使用することがあります。
主に、剣道部中心の運動部が使っています。
校舎とは別で二階にあります。
挌技室の横には最近できた新しい更衣室があります。
3.学校行事
入学式(4月)
吹奏楽部の軽快な演奏とともに入場し、新しい担任の先
生に名前をよばれ大きな声で返事をする・・・
その瞬間からついこの間まで小学生だった新入生たち
の「寺井中学校の一生徒」としての生活が始まります。
修学旅行(4月)
三年生にとっての一大イベント。広島で原子爆弾の悲
劇について学ぶ「平和学習」、自分たちが立てたプランで
古都・京都をめぐる「班別自主プラン」
、そして2泊3日
の最終日は大阪にあるアミューズメントパークで思いっ
きり遊びます。この旅行は三年生にとって最高の思い出
となるでしょう。
写生大会 (5月)
各学年別に決められた場所でほぼ1日かけて水彩画を用
いて風景画を仕上げます。出来が良かったものは後日表彰さ
れます。
体育祭(9月)
赤・黄・白・青・緑の五つのチームに分かれ、「クラス対
抗大縄跳び」や、「リレー」、「綱引き」など各団が一致団結
して熱い戦いを繰り広げます。もちろんみんなが目指してい
るのはただ一つ。「優勝」です。
文化祭 (11月)
授業で生徒が作った作品などが展示されステージでは吹
奏楽部による演奏や、プロの方による劇などが行われます。
メインイベントの合唱コンクールは、各クラスが約2ヶ月か
けて完成させた合唱の完成度を競います。どのクラスも優劣
つけ難いので先生も審査が大変そう・・・。
卒業式(3月)
三年間の数々の思いを胸に、この学校生活で心も体も大
きく成長した三年生が卒業していきます。
三年生を見ている在校生も思わずもらい泣きしてしまうく
らい感動的な卒業式です。
学校行事の移り変わり
寺井中の50年あまりの歴史の中に学校行事はいろいろと変わってきている。創立以来続くものでも、内容が変
わったり、取り組み方も違ってきている。昭和40年代半ばから50年代にかけては(1970年~1975年頃)
生徒に自主性を育てるためにいくつもの行事が生まれた。例えば合唱コンクールは集団作りをねらいとして取り組
まれ、フォークソングも歌われた。学校5日制が始まると、授業時数確保のために行事の見直しが行われ姿を消し
た行事もある。例えば「校内陸上競技大会」がある。かつては各種目の個人はもちろん、学友区、クラス対抗とし
て競い、優れた記録を出した選手は能美郡中学校陸上競技大会に出場した。1911年(平成3年)に姿を消した。
いつの時代も行事は学校生活の楽しみである。
4.大徳中学校とのつながり
1.交流の様子
大徳中学校は、韓国大田市にある中学校で寺井中学校とは平成3年(1991年)から16年間のつながり
がある。現在では一年ごとに行き来し、ホームスティをして友好を深めている。また、今年から同じテーマで
意見を交流する取り組みが始まり、2年生は「なぜ勉強するか」について意見交換し考えを深めた。
2.大徳中学校について
① 授業科目 韓国語、日本語、数学、社会、理科、体育、英語、美術、音楽、道徳、技術、家庭、漢文
の13科目がある。
② 学校生活(寺井中学校と違う点)
2学期制で、3月に新学期が始まる。
部活動はない。塾にいく生徒が多い。
5.生徒の日常生活
某国際交流部員三年女子(吹奏楽部と兼部)を元に・・・。
朝7時頃に起床、朝食と身支度をすませ、7時40分頃に自転車で学校へ向かいます。
8時頃に学校へ着き、8時10分から8時25分まで朝学習に取り組みます。
朝学習をすることによって頭が冴え、1限目からの授業に集中して取り組みことができます。
朝礼などをして、8時40分から1限目の授業が始まります。
授業は各50分ずつで各授業の間に10分間の休憩があり、4限目までを一生懸命受けます。
また、英語と数学の授業は少人数制で細かいところまで先生がわかりやすく教えてくれます。
12時30分に4限目が終わるとみんなの大好きな給食の時間が1時5分まであります。
1時10分から15分間、学校内を隅々まで掃除します。
その後、昼休みの時間では、体育館でバスケットボールなどをする人、図書室へ行って本を読む人、
教室で友達とお喋りをする人、教室で昼寝をする人、教室で勉強する人…などいろいろです。
1時50分から5限目の授業が始まり、6限目が3時40分に終わると終礼をして部活動へ向かいます。
部活動はサッカー部、バスケットボール部、バレー部、ハンドボール部、剣道部、陸上部、
吹奏楽部、美術部、国際交流部、華道部、茶道部などがあり、ほぼ全校生徒が所属してます。
私の所属する吹奏楽部では、全員で基礎練習を30分くらいした後、コンクールの曲を練習したり、
楽器ごとに別れて新しくもらった楽譜の練習をしたりととても楽しいです。
また、吹奏楽部は先輩と後輩の仲が良く、毎日の部活の時間が楽しみです。
他の部活動でも技術面だけでなく、精神面でも各々が成長するためにみんな日々頑張っています。
部活動は6時30分くらいに終わり、帰宅します。
(たまに本屋へ寄っていったりする。)
7時過ぎに家へ着き、ご飯を食べて、家族とテレビを見ながらその日に学校であったことなどを話します。
塾や習い事へ行っている生徒も沢山います。
お風呂へ入ってから夜11時30分くらいまで勉強をして、12時頃まで読書をして就寝します。
学生の趣味は、音楽(J-Pop が多い)を聴くこと、友達とメールをすること、読書をすること、が多い。
6.寺井中学校の良いところ・悪いところ
◎良いところ◎
挨拶がよくでき、生徒は明るく元気です。学校行事や部活動にも積極的で、各種大会・コンクールでもよい成績を
納めています。
EX。水泳部は全国大会に出場、女子ハンドボール部は北信越大会に出場。陸上部は北信越大会に出場。
吹奏楽部は中部日本の大会で優勝グループに入りました。また、学校外でも個人で表彰を受けた人が沢山います。
当然ながら、授業もまじめに受けています。また、毎日調理員さんが作ってくれる給食はとても美味しいです。
(生徒の中では、揚げパン・餃子・鳥の唐揚のマーマレードソース和え・お米のムース(その他デザート類)等が人気です。)
×悪いところ×
稀に、服装が乱れている人や掃除を真面目にしていない人がいます。
残念ながら、校則である自転車通学時のヘルメットの着用をしていない人もいます。
7.まとめ
この調査を通して、寺井中学校は4つの中学校が統合してでき、60年の歴史があること、この60年の間に部
活動では全国大会優勝など輝かしい成績を修めていることがわかりました。また、学校行事が時代の流れとともに
大きく変化してきたことを初めて知り驚きました。今の寺井中学校はあいさつを明るく元気にし、部活動等行事に
も積極的に取り組む学校です。しかし、もちろん悪い面もあります。それは服装が乱れていたり、掃除をまじめに
しなかったり、自転車通学中ヘルメットの着用をしないということなどです。これからは悪い点をできるだけ改善
し、良い伝統を受け継いでいきたいと思います。
また寺井中学校は韓国の大徳中学校と16年間のつながりを持っていることがわかりました。大徳中学校とは授
業の内容がほぼ同じだが、放課後の過ごし方に違いがあることがわかりました。また大徳中学校では日本語の授業
があることに驚きました。今年から、大徳中学校と寺井中学校は共通のテーマについて考え、意見を交換する取り
組みが始まりました。文化の違いがあっても、互いに共感したり、アドバイスしたりできると思います。このよう
な取り組みを利用し、いま以上に互いに理解を深め、大徳中学校と寺井中学校がより強い絆で結ばれることを期待
します。