甲賀埋立処分場水処理施設 ろ過塔・活性炭塔更新業務 発注仕様書 平成27年6月 (公財)滋賀県環境事業公社 目 次 Page 第1章 総則 ------------------------------------------------------------ 1 第1節 計画概要 ------------------------------------------------------------1 第2節 設備 機能の確保 ------------------------------------------------------1 第3節 材料および機器 ------------------------------------------------------1 第4節 検査及び試験 ---------------------------------------------------------1 第5節 試運転 ---------------------------------------------------------------2 第6節 保証 -----------------------------------------------------------------2 第7節 作業範囲 -------------------------------------------------------------2 第8節 提出図書 -------------------------------------------------------------2 第9節 施工 -----------------------------------------------------------------2 第2章 設備仕様 --------------------------------------------------------- 3 第1節 設備共通仕様 ---------------------------------------------------------3 第2節 機器の材質等 ---------------------------------------------------------3 第3節 ろ過塔、活性炭塔仕様 --------------------------------------------------3 【添付資料】 ① ろ過塔、活性炭塔配管図(既設) ································· 図1 ② ろ過塔及び作業台詳細図(既設) ································· 図2 ③ 活性炭塔及び作業台詳細図(既設) ······························· 図3 第1章 総則 本仕様書は、滋賀県環境事業公社(以下、「発注者」という。)が発注する甲賀埋立処分場 の水処理設備の内、ろ過塔及び活性炭塔の更新業務(以下、「本業務」という。)に適用する。 第1節 計画概要 1.一般概要 甲賀埋立処分場の水処理設備は、平成元年の供用開始より今日まで運転されている。 本業務では、老朽化している、ろ過塔と活性炭塔を更新することを目的とする。 作業計画にあたっては、発注者と協議の上、周辺地域に対して十分配慮すること。 2.作業名称 甲賀埋立処分場水処理施設 3.処理能力 処理水量 ろ過塔・活性炭塔更新業務 55 m3 /日 4.作業場所 甲賀市甲賀町神 5.作業期間(ろ過塔、活性炭塔の製作期間含む) 着 工:平成 27 年 6 月(予定) 竣 工:平成 27 年 10 月末(予定) 第2節 設備機能の確保 1.適用範囲 本業務は設備更新のため、既設同等の能力・規模とする。 第3節 材料および機器 1.使用材料規格 使用材料及び機器は全て既設同等の製品とし、かつ全て新品とする。 2.使用材料・機器の統一 使用する材料及び機器は、既設同等とし、公的機関の試験成績等を十分検討の上、極 力メーカー統一に努め互換性を持たせること。 第4節 検査及び試験 作業に使用する主要機器、材料の検査及び試験は下記による。 1.立会検査及び立会試験 指定主要機器、材料の検査及び試験は、発注者立会のもとで行うこと。ただし、発注者が特 に認めた場合には受注者が提示する検査(試験)成績表をもってこれに代えることができる。 2.検査及び試験の方法 検査及び試験は、あらかじめ発注者の承諾を得た検査(試験)要領書に基づいて行うこと。 3.検査及び試験の省略 公的又はこれに準ずる機関の発行した証明書等で成績が確認できる機器については、検査及 び試験を省略できる場合がある。 4.機器の工場立会検査 発注者が必要と認めた機器類については、工場検査を行うことができる。 1 第5節 試運転 1.試運転 (1)試運転は、維持管理業者が実施するが、受注者は発注者と共に立ち会うこと。 (2)試運転実施において支障が発生した場合は、発注者が現場の状況を判断し指示する。 第6節 保証 保証事項の確認は、試運転において施設を引き渡す際に行う引渡条件に基づいて行う。 1.引渡条件 (1)引渡条件 試運転における既設同等の処理能力の確認による。 ただし、原水が著しく計画水質並びに水量と異なる場合および直ちに性能試験の実 施ができない場合等には、発注者と協議して決定するものとする。 2.保証事項 (1)責任施工 本施設の処理能力は既設同等で全て受注者の責任により発揮させなければならない。 第7節 作業範囲 本仕様書で定める作業範囲は、次のとおりとする。 1.ろ過塔・活性炭塔(含む面前配管・弁類等)及び点検歩廊の既設撤去、新規据付、試運転 2.仮設(含む作業期間中の仮設運転) 第8節 提出図書 受注者は、作業完了に際して完成図書として次のものを各 2 部提出すること。 (1)設備図(2)工場検査成績書(3)現場作業写真 第9節 施 工 1.安全管理 作業中の危険防止対策を十分に行い、併せて作業従事者への安全教育を徹底し、労務災害 の発生がないよう努めること。 2.現場管理 資材搬入路等は、発注者と十分協議し確保すること。また、整理整頓を励行し、火災、盗 難等の事故防止に努めること。 3.復旧 他の設備、既存物件等の損傷、汚染防止に努め、万一損傷、汚染が生じた場合は発注者と 協議の上、受注者の負担で速やかに復旧すること。 4.保険 本施設の施工に際しては、必要なものに加入すること。 5.打合せ 本業務に係わる工程打合せ等を行うこと。これらの打合せ日時等は発注者、受注者の協議 のうえ決定する。 2 第2章 設備仕様 第1節 設備共通仕様 1.ろ過塔、活性炭塔は既設同等とし日常作業時に危険のないよう配慮すること。 2.配管については、勾配、保温、防露、防振等を十分考慮すること。 3.塗装については、耐熱、耐薬品、防食、耐塩、配色等を考慮すること。 4.各塔据付時は、耐震性に十分考慮し堅固に据付けるものとし、 据付のための基礎ボルト・ナ ットの材質は、原則としてステンレス製〔SUS304〕を採用すること。 第2節 機器の材質等 汚水等による機器等の腐食が生ずるおそれのあるものについては、既設を参考に出来るだけ 腐食しにくい材質のものを使用すること。 第3節 ろ過塔、活性炭塔仕様 1.ろ過塔 凝集沈殿処理水中に残留する浮遊物質を除去するものである。 (1)型式 円筒立型(全自動方式) (2)寸法 700mmφ×2400mmH(直胴部) (3)数量 1 塔 (4)LV 7m 3 /m 2 /H 以下 (5)ろ層構成 砂(粒径〔1〕mm 程度):300mm アンスラサイト(粒径 2mm 程度)600mm、支持砂利 400mm) (6)材質 鋼板製(SS400 内面エポタール) (7)付属品 集散水装置、自動弁、ろ材、流量計 1 式 (8)作業内容 ① 既設ろ過塔撤去・処分 ② 新ろ過器の製作・据付 ③ 廃ろ材の処理・処分 ④ 新ろ材の充填 ⑤ 既設点検歩廊の撤去、処分 ⑥ 新歩廊の製作・据付 2.活性炭塔 砂ろ過処理水中に残留する COD 物質、色度を主体に除去するためのものである。 (1)型式 円筒立型 (2)寸法 900mmφ×3000mmH(直胴部) (3)数量 1 基 (4)LV 4.0m 3 /m 2 /H 以下 (5)SV 2.5/H 以下 (6)活性炭量 1.0m 3 /基 (7)材質 鋼板製〔SS400(内面ゴムライニング)〕 (8)付属品 集散水装置、自動弁、ろ材、流量計1式 (9)作業内容 ① 既設活性炭塔撤去・処分 ② 新活性炭塔の製作・据付 ③ 廃炭の抜出(指定場所への運搬) ④ 既設点検歩廊の撤去、処分 ⑤ 新歩廊の製作・据付 3
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