農場買収に関しまして

農場買収に関しまして
株式会社グラント
2008.11.05
Ⅰ.有限会社弟子屈農場買収に関しまして
株式会社グラントは、北海道弟子屈町美留和に18ヘクタールの農地および山林を所有する「有限会社
弟子屈農場」を買収いたしました。
買収目的:
地球温暖が顕著になった昨今、地球温暖化対策への貢献は企業の社会的責任の一つと考えてきました。
これまでも、エアコン温度の調整、昼休みの消灯、クールビズの導入等の努力を重ねてまいりましたが、
抜本的な解決方法とは考えておりませんでした。
そこで、自社が排出する温暖化ガス(とりわけCO2)の吸収源を自社で確保・保護する事が出来れば
と考えるようになりました。
事業で得た利益を何に投資するかという事は、企業の姿勢そのものを示すものです。
もちろん、事業拡大のための継続的な投資は、企業として当然続けてまいりますが、グラントは地球の
大きさに見合った成長を選択する事にしました。
今後、事業規模が拡大しCO2排出量が増加した場合は、保有地に植林を施したり、さらに保有地を拡
大するなどの対策を行う所存です。
試算根拠:
現在、弊社の業務により排出する温暖化ガスは、電力・石油エネルギーを中心に、年間約40トンと試
算しています。
森林の1ヘクタール当たりのCO2吸収量は、さまざまな資料により以下のように推定しています。
熱帯雨林:年間推定96トン
温帯林
:年間推定41トン
寒帯林
:年間推定25トン
牧草地
:年間約5トン
仮に、CO2排出量の試算誤差が100%あり、排出量を80トンであると仮定します。
18ヘクタールのこの土地の全てが牧草だったとしても、年間約90トン(18×5)のCO2吸収が
見込め、弊社はCO2を排出しない企業となります。
(実際には、現状で約250トンの吸収を見込んでいます)
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2008.11.05
Ⅱ.農業従事者募集
北海道弟子屈町美留和に18ヘクタールの農地および山林を所有する「有限会社弟子屈農場」は、現在
約60%が草原の状態になっています。
この広大な土地を利用して、農業経営をされる方を募集しております。
あなたが社長です。
気候や土地の特性を生かし、栽培するものを決めるのもあなたです。
摩周湖・屈斜路湖に囲まれ、硫黄山を臨むこの地で夢を叶えませんか?
【基本情報的な情報】
弟子屈町美留和地区は摩周湖の伏流水で地下水が豊富。寒冷で痩せた土地。
一般的には、牧草や蕎麦、種馬鈴薯などが栽培されている。
応募資格:
農業の専門知識を有し、弟子屈に在住できる22歳以上40歳位までの男女。
経営者として、事業計画を作成・責任を持って実行できる能力を有する事。
応募方法:
(第一次審査)
①履歴書
②専門知識のある農業分野をアピールする資料。
③事業計画書(初年度より黒字経営にする方法を提案してください)
収益性の高い作物、寒冷な土地に見合った新しいアイディアを求めます。
販売には、インターネットをフル活用するなどの視点も重要です。
より、具体的な提案を求めます。
④第二次審査以降は、互いに計画内容を精査することで行います。
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2008.11.05
Ⅲ.プランB(農業以外の利用方法)の募集
将来、この土地の面積を増加させずにCO2の吸収量を増加させる必要に迫られた場合、どのような対
処方法が考えられるでしょうか?
答えは植林です。
この地にさらなる樹木を植えることにより、CO2吸収量は約2倍まで増加させることができるのです。
そこで、将来の植林に対応した農業以外の利用方法、
「プランB」の検討も開始しております。
例えばその1つが「野外美術館構想」です。
まず、敷地内にくねくねと蛇行する道を作ります。
道は、コンクリートやガラス、プラスチックの廃材を押し固めて作ります。
そして、敷地内のあらゆる場所に、屋外オブジェを展示するのです。
昨今、閉館される国立施設や地方自治体施設が相次いでいます。
その多くに、オブジェは存在しています。
そのオブジェを譲り受け、展示するのがこのプランです。
また、美術学校などの作品を展示するのも良いかもしれません。
・・・・と、言った具合に、農業以外の様々なプランでの事業計画も募集しています。
若い頭脳で考えた、斬新な発想を期待しています!
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2008.11.05
Ⅲ.CO2ゼロ企業仲間の募集
自社で森林を確保すること自体では、世界のCO2排出量や吸収量を変化させることはできません。
では、なぜこのような活動に意味があるのでしょうか?
地球温暖化問題の大きな要因となる温暖化ガス(とりわけCO2)は、森林や海洋による浄化作用を超
えて排出されています。
現在世界で行われている対策のほとんどは、エネルギー効率のUPや(化石燃料に対する)代替エネル
ギーの利用、個人や企業による節約運動です。
しかし、問題の根源は、人間が地球上で可能な経済活動のリミットを越えてしまった事にあります。
さらに、全ての国の人々には向上心があり、経済活動に制限を設けることは容易ではありません。
また、世界人口は65億人を突破し、2050年の世界人口は91億人とも120億人とも言われてい
ますが、その抑制をする事も容易なことではありません。
では、地球上で可能な経済活動のリミットを知るためには、どうすればいいのでしょうか?
仮にそれぞれの企業が、自社で排出するCO2を吸収する森林を保有する事が義務付けられたとします。
森林を保有した企業は、自社のCO2吸収量の範囲内で最大の経済活動をすべく、エネルギーの効率U
Pを図り、代替エネルギーの利用を促進させるでしょう。
世界中の森林は瞬く間に企業によって保有され、保有すべき森林が不足する企業が現れます。
そこが、地球上で可能な経済活動のリミットなのです。
この論理には、実質的に保有が不可能な海洋を考慮しておらず、現実な経済活動のリミットではありま
せんが、同時に従業員の一般生活から排出されるCO2も考慮には入れていないため、大まかに相殺し
て考えています。
しかし、企業が排出可能なCO2限度量の気付きとしては、極めて有効だと考えています。
現実問題、エネルギーを大量に消費する製造部門を持つ企業が、自社のCO2排出量に見合う森林を確
保する事は、経済的に困難な場合もあるでしょう。
しかし、オフィス部門だけで運営される企業にとって、CO2ゼロ企業になることは、そう難しいこと
ではありません。
意外とわずかな資金で、CO2排出量ゼロは達成できるのです。
ご依頼いただければ、その方法をご説明させていただく事が可能です。
国の規制や税制優遇策への対応ではなく、自主的な理念で賛同していただける仲間を集めたいと考えて
います。
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株式会社グラント
2008.11.05
■ 法人名:有限会社弟子屈農場(てしかがのうじょう)
■ 設立:昭和 52 年 3 月 18 日
■ 本社:〒660-0806 兵庫県尼崎市金楽寺町2-31-15
■ 農場:北海道川上郡弟子屈町美留和
■ 資本金:1,000 万円
■ 株主:株式会社グラント
株式会社グラント
〒530-0044
大阪市北区東天満 1-11-9 WAKE ビル 10F
TEL 06-6242-2555
FAX 06-6242-2560
代表取締役
山崎元彰
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