は選びませんでした。﹁可能性 を狭めてはいけない。﹂と再三 卒業にあたって を楽しんでいたかったと思うく らいです。 しかし、卒業とは別れだけで 高校生活のほとんどの時間を 卒業の日を迎えます。 当時抱いていた夢の大半を叶え、 言葉です。あれから三年が経ち、 私が高校入学時に心に期した ﹁夢と希望と目標﹂ ちも忘れないようにしたいです。 から頑張れるという感謝の気持 より、家族、仲間、先生がいる ことを思い出します。そして何 しい時、﹁自分には夢がある﹂ 多くあります。でも辛い時、苦 しないか﹂など、不安なことは きれません。卒業とは、それら 恩師、学舎など、挙げれば数え 別れなのだと思います。友人、 ですが、自分にとって卒業とは もそこに込める思いは千差万別 卒業します。﹁卒業﹂と言って 我々多くの高校三年生は母校を 春の訪れには早い三月上旬、 れません。しかし、その過程を 先は不安定で苛酷なものかもし も得ることはできません。その ても、その先へ進まなければ何 んなに多くの道筋があったとし ってはいけないと思います。ど 悲しんで立ち止まったままにな だから自分も、友との別れを と思います。 胸を張って 言われ、その通りだと思ったか はありません。各々の道へと進 む始まりでもあるのです。進学、 就職、自分探しなど、その道は 多岐にわたります。そして我々 卒業生はこの春、新たな道への あふ 旅立ちを迎えるのです。それは 弓道部での活動に注ぎ、﹁素晴 新天地に挑み、四年後また成 全てと別れることなのだと思い とても希望に溢れる未来なのだ らしい仲間と大会実績と思い出 長し変化した私となって、胸を 今、私には将来の夢がありま 本当によい経験ができました。 制覇は達成できませんでしたが、 インターハイ出場。目標の全国 かもして、最後につかんだ沖縄 り返し、メンバーと本気でけん 遠回りの連続でした。敗北を繰 は寂しいです。正直に言うと、 友と話すことができなくなるの 連絡をとれますが、それでも親 代、電話やメールなどで手軽に へと旅だっていきます。今の時 の親友がこの地を離れ、新天地 別れが何より悲しいです。多く 自分の中では、特に友人との るのでしょう。 この卒業は、その第一歩とな 信じます。 いる未来を得ることができると 乗り越えた先に、自分の望んで また文化センターを中心に活 楽しい時間を送っています。 知識を得たり講義を聞いたりと たちとの会話の中から、地域の した。月二回ですが、多くの人 自分もいることに喜びを感じま とした姿に圧倒され、その中に のの、皆さんの元気で生き生き 入りましたら年の差はあるも す。四月から地元大学に進学し ために努力していきたいと思い もう一年、今の仲間と高校生活 のです。休日でも、二十四時間 ます。 ゆっくりと 充実した時間が 仕事につき合うことになります。 どこにいても、そこが職場にな ってしまう毎日でした。自分が どこにいるのか、今日は休日な のか、境目がはっきりしません。 このような生活の中では、忙 しさに追われ、仕事をただ処理 するだけで、相手の思いや過ち 動する編み物サークルのトント 相手はこちらの都合など全く考 ピューターが仕事の道具となり、 信手段となった現代では、コン 携帯電話やメールが日常的な通 休日を楽しむことができました。 かつては、職場から離れれば きます。 ﹁忙しすぎる﹂ということに尽 でした。それは一言でいえば、 処理する。これが退職前の生活 に日常的に自分のすべき仕事を 情の電話に応対する。その合間 下の相談に耳を傾け、さらに苦 コンピューターで作りながら部 上司から頼まれている書類を と考えるようになりました。そ そ、スローライフかもしれない の生活の中で許し合うこと﹂こ 退職前には不可能だった﹁日々 となどをイメージしがちですが、 いは自然の中でのんびりするこ 給自足の生活を行うこと、ある ローライフというと、田舎で自 というイメージがあります。ス ﹁第二の人生=スローライフ﹂ す。 今頃になってしみじみと感じま を考えたりすることの大切さを、 いやったり、相手の立場で物事 一歩譲って、相手の気持ちを思 たりすることになりがちでした。 地区を越えた友達作りもでき、 シニア大学のことを知りました。 ていた所に、友人からの誘いで が少なくどうしたらいいか考え 往復が長かったため、社会参加 と言うのも、私は家と会社の ています。 ゆっくりと充実した時間が流れ あの頃の不安は全くなく、毎日 過ぎようとしています。現在は 三ヵ月から、早いもので二年が うしていこうかと自問自答した これからのライフスタイルをど 四十二年間の勤務を終えて、 ていけたらと思います。 笑顔で一日でも長く楽しく送っ って、これからの第二の人生を 力になる。﹂そんな心を常に持 行動が、勇気と自信をもたらす ﹁家の内から外に足を向ける 行動にもなれてきました。 たりと、天気を気にしながらの ォーキングをしたり温泉に行っ 元職場の仲間たちと諏訪湖ウ しています し、教室に行けるのを楽しみに を頭から否定したりいがみあっ えず、自分の仕事を片付けよう れは、私たち自身が変わらない 知識や教養も身につくのではな ンクラブに参加させていただき、 としています。出勤すればメー と手に入らないものです。今日 いかと思い、参加を決めました。 編みたい物が編める喜びも実感 松沢先生の指導を受け、自分が ルの山ができています。その処 から、こんな生活を手に入れる 高木 みゆき 理に朝から追われることになる 矢木東 日々の生活の中で 許し合うこと ますが、あえて夢に直結する道 か こく を作った﹂と、胸を張って言え ます。 いていけるか﹂﹁苦しくて挫折 しかし、進学に当たって﹁つ 間で知ったからです。 得るものが多いことを高校三年 ます。そうして時間をかけた分、 を叶えるために少し遠回りをし らです。だから私は、将来の夢 井上 二郎 張っていたいと思います。 矢木町 ます。しかしその道のりは長く、 東町中 桜 町 生涯学習 2011.4 20 ■ 下諏訪町図書館の4月の休館日は、4・11・18・22・25・28日です。 21 生涯学習 2011. 4 梅原 杏奈 児玉 直通 私の新たなる出発 ∼ 新たなるステップへ ∼ 私の新たなる出発 ∼ 第2の人生のスタート ∼
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