直近2事業年度における財産状況 直近2事業年度における財産状況 ■貸借対照表 (資産の部) (単位:千円) 期 別 科 目 現金 預け金 買入金銭債権 金銭の信託 商品有価証券 第67期 平成27年3月期 (平成26年度) 第68期 平成28年3月期 (平成27年度) (負債および純資産の部) 期 別 科 目 預金積金 第67期 平成27年3月期 (平成26年度) 175,485,310 第68期 平成28年3月期 (平成27年度) 1,915,022 2,095,745 177,303,155 68,888,955 68,596,984 当座預金 1,142,795 1,071,955 - - 普通預金 61,508,078 63,987,857 469,729 469,729 貯蓄預金 1,936,985 1,962,290 - - 通知預金 272,838 401,057 44,328,957 45,349,220 定期預金 103,627,181 102,337,960 国債 6,727,637 5,976,954 定期積金 6,227,358 6,709,192 地方債 6,017,067 3,844,996 その他の預金 770,071 832,841 社債 24,363,112 20,688,643 1,758,660 1,754,920 株式 830,389 590,947 249,356 240,202 6,390,750 14,247,677 未払費用 82,796 67,177 67,839,679 68,421,773 給付補てん備金 14,230 19,677 有価証券 その他の証券 貸出金 借用金 その他負債 割引手形 609,628 634,656 手形貸付 4,767,036 3,983,261 証書貸付 59,622,548 60,734,218 当座貸越 2,840,466 3,069,637 その他資産 1,027,790 1,221,943 信金中金出資金 607,600 897,600 退職給付引当金 - - 未収収益 263,321 203,102 役員退職慰労引当金 165,502 175,281 睡眠預金払戻損失引当金 23,232 32,532 偶発損失引当金 31,232 24,164 その他の資産 有形固定資産 156,869 121,241 2,104,707 2,028,931 建物 596,662 700,611 土地 1,237,727 1,208,036 建設仮勘定 133,923 - その他の有形固定資産 136,394 120,283 無形固定資産 9,484 9,484 前払年金費用 144,066 160,979 繰延税金資産 - 106,207 債務保証見返 未払法人税等 前受収益 払戻未済金 その他の負債 賞与引当金 繰延税金負債 再評価に係る繰延税金負債 債務保証 負債合計 2,106 2,106 19,828 18,101 6,118 4,865 124,276 128,275 62,357 64,244 2,278 - 154,406 154,350 400,614 375,076 178,332,951 180,123,927 673,070 674,954 673,070 674,954 純資産の部 出資金 普通出資金 400,614 375,076 5,834,751 5,983,151 △ 1,104,028 △ 1,073,121 利益準備金 672,253 673,070 (うち個別貸倒引当金) (△ 1,042,410) (△ 1,010,263) 特別積立金 4,400,000 4,600,000 762,497 710,081 貸倒引当金 合計 186,024,979 ■有価証券残高 (単位:百万円) 44,328 187,762,956 67,839 当期未処分剰余金 処分未済持分 ■貸出金残高 △ 1,666 △ 3,547 6,506,155 6,654,559 土地再評価差額金 387,163 387,016 その他有価証券評価差額金 798,709 597,452 評価・換算差額等計 1,185,873 984,469 7,692,028 7,639,028 186,024,979 187,762,956 会員勘定計 (単位:百万円) 45,349 利益剰余金 68,421 純資産の部合計 合計 21 (単位:千円) 第67期 平成27年3月期 第68期 平成28年3月期 第67期 平成27年3月期 第68期 平成28年3月期 KARASUYAMA SHINKIN BANK (単位:千円) 期 別 科 目 経常収益 資金運用収益 貸出金利息 預け金利息 有価証券利息配当金 その他の受入利息 役務取引等収益 受入為替手数料 その他の役務収益 その他業務収益 外国通貨売買益 国債等債券売却益 国債等債券償還益 金融派生商品収益 その他の業務収益 その他経常収益 貸倒引当金戻入益 償却債権取立益 株式等売却益 金銭の信託運用益 その他の経常収益 経常費用 資金調達費用 預金利息 借用金利息 その他の支払利息 役務取引等費用 支払為替手数料 その他の役務費用 その他業務費用 外国通貨売買損 国債等債券売却損 国債等債券償還損 国債等債券償却 金融派生商品費用 その他の業務費用 一般貸倒引当金繰入額 経費 人件費 物件費 税金 その他経常費用 貸出金償却 個別貸倒引当金繰入額 株式等売却損 株式等償却 金銭の信託運用損 その他資産償却 その他の経常費用 経常利益 第67期 平成26年度 2,571,599 2,153,452 1,325,753 226,680 582,548 18,469 224,850 104,718 120,131 25,194 718 738 - - 23,738 168,101 69,102 31,778 37,314 17,143 12,762 2,274,253 66,447 63,562 2,884 - 146,253 34,197 112,056 2,474 - 356 - - - 2,118 - 1,964,899 1,299,872 631,827 33,199 94,177 41,584 - - - - - 52,593 297,345 第68期 平成27年度 2,626,025 1,958,599 1,286,352 180,293 470,671 21,282 220,721 103,155 117,565 227,100 - 203,990 - - 23,110 219,603 - 37,051 124,256 435 57,860 2,388,640 59,825 57,004 2,820 - 155,309 34,581 120,728 2,515 516 - - - - 1,998 1,239 1,899,085 1,291,580 575,830 31,674 270,664 79,352 80,454 81 - - - 110,775 237,385 直近2事業年度における財産状況 ■損益計算書 (単位:千円) 期 別 科 目 特別利益 固定資産処分益 その他の特別利益 特別損失 固定資産処分損 減損損失 その他の特別損失 税引前当期純利益 法人税・住民税および事業税 法人税等調整額 当期純利益 前期繰越金 特別積立金取崩額 再評価差額金取崩額 当期末処分剰余金 第67期 第68期 平成26年度 1,384 214 1,170 26,413 227 26,185 - 272,316 2,106 15,701 254,508 503,363 - 4,625 762,497 平成27年度 7,068 0 7,067 104,588 135 104,453 - 139,865 3,393 △ 31,819 168,291 541,642 - 147 710,081 ■剰余金処分計算書 (単位:円) 期 別 科 目 当期未処分剰余金 剰余金処分額 利益準備金 出資に対する配当金 役員賞与金 (うち監事賞与金) 特別積立金 次期繰越金 第67期 第68期 平成26年度 762,497,792 220,855,461 817,000 20,038,461 平成27年度 710,081,237 122,030,438 1,884,500 20,145,938 200,000,000 541,642,331 100,000,000 588,050,799 平成27年度における貸借対照表、損益計算書および剰余金処分計算書 (以下、「財務諸表」という。)の適正性、および財務諸表作成に係る内部 監査の有効性を確認しています。 平成28年6月28日 烏山信用金庫 理事長 束 原 民 範 (注)当 金庫では、経営の透明性を高めるため貸借対照表、損益計算書、剰余金処 分計算書等の決算関係書類につきまして、信用金庫法第38条の2第3項の規 定に基づき、会計監査人鎌形俊之公認会計士の監査を受けています。 出資に対する配当率は年3% 実施いたしました。 22 財務諸表の注記事項 貸借対照表の注記事項 1.記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。 財務諸表の注記事項 2.有価証券の評価は、満期保有目的の債券については移動平均法による償却原 価法 ( 定額法 )、その他有価証券のうち時価のあるものについては決算日の市 場価格等に基づく時価法(売却原価は主として移動平均法により算定) 、時価 を把握することが極めて困難と認められるものについては、移動平均法による 原価法又は償却原価法により行っております。なお、その他有価証券の評価差 額については、全部純資産直入法により処理しております。 3. 有価証券運用を主目的とする単独運用の金銭の信託において信託財産とし て運用されている有価証券の評価は、時価法により行っております。 4.有形固定資産(リース資産を除く)の減価償却は、建物については定額法、 その他については定率法を採用しております。なお、主な耐用年数は次のとお りであります。 建 物 15年~50年 その他 3年~ 8年 5.所有権移転外ファイナンス・リース取引に係る「有形固定資産」中のリース 資産の減価償却は、リース期間を耐用年数とした定額法により償却しておりま す。なお、残存価格については、リース契約上に残価保証の取決めがあるもの は当該残価保証額とし、それ以外のものは零としております。 6.貸倒引当金は、予め定めている償却・引当基準に則り、次のとおり計上して おります。 破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(以下「破綻 先」という。)に係る債権及びそれと同等の状況にある債務者(以下「実質破 綻先」という。)に係る債権については、以下のなお書きに記載されている直 接減額後の帳簿価額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込 額を控除し、その残額を計上しております。また、現在は経営破綻の状況にな いが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者(以下「破綻懸 念先」という。)に係る債権については、債権額から、担保の処分可能見込額 及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち、必要と認める額を 計上しております。 上記以外の債権については、過去の一定期間における貸倒実績から算出した 貸倒実績率等に基づき計上しております。 すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき、営業関連部署が資産査定を 実施し、当該部署から独立した融資部が査定結果を確認しており、その査定結 果に基づいて上記の引当を行っております。なお、破綻先及び実質破綻先に対 する担保・保証付債権等については、債権額から担保の評価額及び保証による 回収が可能と認められる額を控除した残額を取立不能見込額として債権額から 直接減額しており、その金額は1,198百万円であります。 7.賞与引当金は、職員への賞与の支払いに備えるため、職員に対する賞与の支 給見込額のうち、当事業年度に帰属する額を計上しております。 8.退職給付引当金は、職員の退職給付に備えるため、企業会計基準適用指針第 25号「退職給付会計に関する会計基準の適用指針」 (平成27年3月26日)に 定める簡便法(直近の年金財政計算上の数理債務をもって退職給付債務とする 方法)により、当事業年度末における必要額を計上しております。 また、当金庫は、複数事業主(信用金庫等)により設立された企業年金制度(総 合設立型厚生年金基金)に加入しており、当金庫の拠出に対応する年金資産の 額を合理的に計算することができないため、当該年金制度への拠出額を退職給 付費用として処理しております。 なお、当該企業年金制度全体の直近の積立状況及び制度全体の拠出等に占め る当金庫の割合並びにこれらに関する補足説明は次のとおりであります。 23 ① 制度全体の積立状況に関する事項(平成27年3月31日現在) 年金資産の額 1,659,830百万円 年金財政計算上の数理債務の額と 最低責任準備金の額との合計額 1,824,563百万円 差引額 △164,732百万円 ② 制度全体に占める当金庫の掛金拠出割合(平成27年3月分) 0.1739 % ③ 上記①の差引額の主な要因は、年金財政計算上の過去勤務債務残高 247,567百万円(平成27年3月31日現在)であります。本制度にお ける過去勤務債務の償却方法は期間19年0カ月の元利均等定率償却で あり、当金庫は、当事業年度の財務諸表上、当該償却に充てられる特別 掛金33百万円を費用処理しております。 なお、特別掛金の額は、予め定められた掛金率を掛金拠出時の標準給 与の額に乗じることで算定されるため、上記②の割合は当金庫の実際の 負担割合とは一致しません。 9.役員退職慰労引当金は、役員への退職慰労金の支払いに備えるため、役員 に対する退職慰労金の支給見積額のうち、当事業年度末までに発生している と認められる額を計上しております。 10.睡眠預金払戻損失引当金は、負債計上を中止した預金について、預金者か らの払戻請求に備えるため、将来の払戻請求に応じて発生する損失を見積り 必要と認める額を計上しております。 11.偶発損失引当金は、信用保証協会への負担金の支払いに備えるため、将来 の負担金支払見込額を計上しております。 12.消費税及び地方消費税の会計処理は、税込み方式によっております。 13.理事及び監事との間の取引による理事及び監事に対する金銭債権総額154 百万円 14.有形固定資産の減価償却累計額2,279百万円 15.貸出金のうち、破綻先債権額は33百万円、延滞債権額は3,753百万円で あります。 なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続してい ることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないも のとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。 以下「未収利息不計上貸出金」という。 )のうち、法人税法施行令(昭和40 年政令第97号)第96条第1項第3号のイからホまでに掲げる事由又は同項 第4号に規定する事由が生じている貸出金であります。 また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債 務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出 金以外の貸出金であります。 16.貸出金のうち、3カ月以上延滞債権額は50百万円であります。 なお、3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日 から3カ月以上遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しない ものであります。 17.貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は63百万円であります。 なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目 的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他 の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3 カ月以上延滞債権に該当しないものであります。 18.破綻先債権額、延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権 額の合計額は3,900百万円であります。 なお、15.から18.に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額であります。 19.ローン・パーティシペーションで、 「ローン・パーティシペーションの会計 処理及び表示」 (日本公認会計士協会会計制度委員会報告第3号)に基づいて、 参加者に売却したものとして会計処理した貸出金の元本の期末残高の総額は、 530百万円であります。 20.手形割引は、業種別監査委員会報告第24号に基づき金融取引として処理し ております。これにより受け入れた銀行引受手形、商業手形、荷付為替手形 及び買入外国為替は、売却又は(再)担保という方法で自由に処分できる権 利を有しておりますが、その額面金額は634百万円であります。 21.担保に供している資産は次のとおりであります。 担保に供している資産 有価証券(国債) 100百万円 預け金(定期預金) 3,013百万円 担保資産に対応する債務 預金(公金取扱) 52百万円 借用金(信金中金) 1,754百万円 上記のほか、信金中金為替決済等の取引の担保として、定期預金5,000 百万円を差し入れております。 22.土地の再評価に関する法律(平成10年3月31日公布法律第34号)に基づ き、事業用の土地の再評価を行い、評価差額については、当該評価差額に係 る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」として負債の部に計上し、こ れを控除した金額を「土地再評価差額金」として純資産の部に計上しており ます。 再評価を行った年月日 平成10年3月31日 同法律第3条第3項に定める再評価の方法 土地の再評価に関する法律施行令(平成10年3月31日公布政令第 119号)第2条第1号に定める地価公示標準地調査に基づく地価公示価 格に基づいて、 (時点修正、近隣売買事例による補正等)合理的な調整を 行って算出しております。 同法律第10条に定める再評価を行った事業用土地の当事業年度における時 価の合計額と当該事業用土地の再評価後の帳簿価額の合計額との差額△551 百万円 KARASUYAMA SHINKIN BANK 23.出資1口当たりの純資産額568円88銭 (単位:百万円) 貸借対照表計上額 68,596 (1) 預け金 (2) 有価証券 売買目的有価証券 満期保有目的の債券 その他有価証券 (3) 貸出金 貸倒引当金 - 9,998 35,245 68,421 △1,073 67,348 181,190 177,303 1,754 179,058 金融資産計 (1) 預金積金 (2) 借用金 金融負債計 時 価 68,864 差 額 267 - 11,160 35,245 - - 68,796 184,066 177,254 1,761 179,016 - 1,161 0 - - 1,447 2,876 △48 7 △41 財務諸表の注記事項 24.金融商品の状況に関する事項 (1)金融商品に対する取組方針 当金庫は、預金業務、融資業務および市場運用業務などの金融業務を行っ ております。 このため、金利変動による不利な影響が生じないように、資産及び負債 の総合的管理(ALM)をしております。 (2) 金融商品の内容及びそのリスク 当金庫が保有する金融資産は、主として事業地区内のお客様に対する貸 出金です。 また、有価証券は、主に債券、投資信託及び株式であり、満期保有目的、 その他保有目的で保有しております。 これらは、それぞれ発行体の信用リスク及び金利の変動リスク、市場価 格の変動リスクに晒されております。 一方、金融負債は主としてお客様からの預金であり、流動性リスクに晒 されております。 また、変動金利の預金については、金利の変動リスクに晒されております。 (3) 金融商品に係るリスク管理体制 ①信用リスクの管理 当金庫は、信用リスクに関する管理諸規程に従い、貸出金について、個 別案件ごとの与信審査、与信限度額、信用情報管理、保証や担保の設定、 問題債権への対応など与信管理に関する体制を整備し運営しております。 これらの与信管理は、各営業店のほか融資部により行われ、また、 ALM 委員会や理事会を開催し審議・報告を行っております。 有価証券の発行体の信用リスクに関しては、資金部において、信用情報 や時価の把握を定期的に行うことで管理しております。 ②市場リスクの管理 (ⅰ)金利リスクの管理 当金庫は、ALM によって金利の変動リスクを管理しております。 ALM に関する規程等において、リスク管理方法や手続等の詳細を明 記しており、ALM 委員会において決定された方針に基づき、理事会に おいて実施状況の把握・確認、今後の対応等の協議を行っております。 日常的には資金部において金融資産及び負債の金利や期間を統合的に 把握し、ギャップ分析や金利感応度分析等によりモニタリングを行い、 定期的に ALM 委員会に報告しております。 (ⅱ)為替リスクの管理 当金庫は、為替の変動リスクに関して、個別の案件ごとに管理してお ります。 (ⅲ)価格変動リスクの管理 有価証券を含む市場運用商品の保有については、ALM 委員会の方針 に基づき、理事会の監督の下、市場リスク管理規程に従い行われており ます。 このうち、資金部では、市場運用商品の購入を行っており、事前審査、 投資限度額の設定のほか、継続的なモニタリングを通じて、価格変動リ スクの軽減を図っております。 これらの情報は資金部を通じ、ALM 委員会において定期的に報告さ れております。 (ⅳ)市場リスクに係る定量的情報 当金庫では、その他の証券を除くすべての有価証券の市場リスク量を、 VaR により日次(営業日)で計測し、取得したリスク量がリスク限度 額の範囲内となるよう管理しております。 当 金 庫 の VaR は、 分 散・ 共 分 散 法( 保 有 期 間6ケ 月、 信 頼 区 間 99.0%、観測期間3年)により算出しており、平成28年3月31日(当 事業年度の決算日)現在で当金庫の市場リスク量(損失額の推計値)は、 全体で1,480百万円です。 ただし、VaR は過去の相場変動をベースに統計的に算出した一定の 発生確率での市場リスク量を計測しており、通常では考えられないほど 市場環境が激変する状況下におけるリスクは補足できない場合がありま す。 ③資金調達に係る流動性リスクの管理 当金庫は、ALM を通して、適時に資金管理を行うほか、資金調達手段 の多様化、市場環境を考慮した長短の調達バランスの調整などによって、 流動性リスクを管理しております。 (4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明 金融商品の時価には、市場価格に基づく価格のほか、市場価格がない場合 には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定において は一定の前提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、 当該価額が異なることもあります。 25.金融商品の時価等に関する事項 平成28年3月31日における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、 次のとおりであります。なお、時価を把握することが極めて困難と認められ る非上場株式等は、次表に含めておりません。また、重要性の乏しい科目に ついては記載を省略しております。 (注1)金融商品の時価等の算定方法 金融資産 (1)預け金 満期のない預け金については、時価は帳簿価額と近似していることから当該帳簿価 額を時価としております。満期のある預け金については、市場金利(LIBOR、SWAP 等) で割り引いた現在価値を時価に代わる金額として記載しております。 (2)有価証券 株式は取引所の価格、債券は取引所の価格又は取引金融機関から提示された価格によって おります。投資信託は、公表されている基準価格によっております。 なお、保有目的区分ごとの有価証券に関する注記事項については28. から31. に記載して おります。 (3)貸出金 貸出金は、以下の①~③の合計額から貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当 金を控除する方法により算定し、その算出結果を時価に代わる金額として記載しております。 ① 破綻懸念先債権、実質破綻先債権及び破綻先債権等、将来キャッシュ・フローの見積り が困難な債権については、貸借対照表中の貸出金勘定に計上している額(貸倒引当金控除 前の額。以下「貸出金計上額」という。) ② ①以外のうち、変動金利によるものは貸出金計上額 ③ ①以外のうち、固定金利 ( 証書貸付 ) によるものは元利金の合計額を市場金利(LIBOR、 SWAP 等)で割り引いた価額 金融負債 (1)預金積金 要求払預金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなして おります。また、定期預金の時価は、将来のキャッシュ・フローを割り引いて現在価値を算 定し、その算出結果を時価に代わる金額として記載しております。その割引率は、市場金利 (LIBOR、SWAP 等)を用いております。 (2)借用金 固定金利によるものは、当該借用金の元利金の合計額を市場金利(LIBOR、SWAP 等) で割り引いて現在価値を算定し、その算出結果を時価に代わる金額として記載しております。 (注2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、金融商品の 時価情報には含まれておりません。 (単位:百万円) 区 分 子会社・子法人等株式 関連法人等株式 非上場株式 組合出資金 合 計 貸借対照表計上額 - - 97 7 104 ( 注 ) 組合出資金のうち、組合財産が非上場株式など時価を把握することが極めて困難と認めら れるもので構成されているものについては、時価開示の対象とはしておりません。 (注3)金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額 (単位:百万円) 預け金 有価証券 満期保有目的の債券 その他有価証券のうち 満期があるもの 貸出金 合 計 1年以内 1年超5年以内 5年超10年以内 10年超 55,712 4,650 - - - 198 - 9,800 4,566 13,666 73,944 12,046 22,830 39,725 16,286 15,315 31,601 312 11,491 21,604 (注)貸出金のうち、破綻先、実質破綻先及び破綻懸念先に対する債権等、償還予定が見込めな いもの、期間の定めがないものは含めておりません。 (注4)借用金及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額 (単位:百万円) 預金積金 借用金 合 計 1年以内 1年超5年以内 5年超10年以内 10年超 89,043 17,473 93 1,767 1,703 14 18 17 90,747 17,488 112 1,784 (注)預金積金のうち、要求払預金は期間の定めがないものとして含めておりません。 24 財務諸表の注記事項 26.有価証券の時価及び評価差額等に関する事項は次のとおりであります。こ れらには、 「国債」 、 「地方債」 、 「短期社債」 、 「社債」 、 「株式」 、 「その他の証券」 が含まれております。以下、28.まで同様であります。 満期保有目的の債券 (単位:百万円) 種類 貸借対照表計上額 国債 3,882 地方債 600 時価が貸借対 短期社債 - 照表計上額を 社債 3,719 超えるもの その他 496 小計 8,698 国債 - 地方債 - 時価が貸借対 短期社債 - 照表計上額を 社債 - 超えないもの その他 1,300 小計 1,300 合計 9,998 時価 4,490 679 - 4,197 503 9,871 - - - - 1,289 1,289 11,160 その他有価証券 差額 608 79 - 478 6 1,172 - - - - △10 △10 1,161 31. 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳は、それぞれ以 下のとおりであります。 繰延税金資産 取得原価 122 21,755 2,026 3,111 - 16,617 6,407 28,284 221 110 - - - 110 5,802 6,135 34,420 差額 179 442 68 133 - 240 325 947 △30 0 - - - 0 △91 △122 825 227 44 272 106 損益計算書の注記事項 1.記載金額は千円未満を切り捨てて表示しております。 2.出資1口当たり当期純利益金額12円48銭 3.その他の経常収益には、債権売却益49,332千円を含んでおります。 4. その他の経常費用には、睡眠預金払戻損失引当金繰入額9,299千円を含 んでおります。 5. 当期において、以下の資産について減損損失を計上しております。 (単位:千円) 地 域 主な用途 種 類 宇都宮市 営業用店舗2ヵ店 〃 土 地 建 物 〃 リース資産他 茂木町 営業用店舗1ヵ店 土 地 〃 建 物 〃 リース資産他 営業用店舗1ヵ店 〃 2ヵ店 土 地 リース資産他 27.当事業年度中に売却した満期保有目的の債券はありません。 28.当事業年度中に売却したその他有価証券 売却額 280 3,844 1,318 2,210 - 315 422 4,547 株式 債券 国債 地方債 短期社債 社債 その他 合計 29.運用目的の金銭の信託 売却益の合計額 110 203 77 110 - 15 25 339 (単位:百万円) 売却損の合計額 - - - - - - 0 0 (単位:百万円) 貸借対照表計上額 当事業年度の損益に含まれた評価差額 469 0 30.当座貸越契約及び貸付金に係るコミットメントライン契約は、顧客からの 融資実行の申し出を受けた場合に、契約上規定された条件について違反がな い限り、一定の限度額まで資金を貸付けることを約する契約であります。こ れらの契約に係る融資未実行残高は、20,904百万円であります。このうち 原契約期間が1年以内のもの(又は任意の時期に無条件で取消可能なもの) が20,744百万円あります。 なお、これらの契約の多くは、融資実行されずに終了するものであるため、 融資未実行残高そのものが必ずしも当金庫の将来のキャッシュ・フローに影 響を与えるものではありません。これらの契約の多くには、金融情勢の変化、 債権の保全及びその他相当の事由があるときは、当金庫が実行申し込みを受 けた融資の拒絶又は契約極度額の減額をすることができる旨の条項が付けら れております。 また、契約時において必要に応じて不動産・有価証券等の担保を徴求する ほか、契約後も定期的に(半年毎に)予め定めている金庫内手続に基づき顧 客の業況等を把握し、必要に応じて契約の見直し、与信保全上の措置等を講 じております。 25 577 143 83 12 48 198 46 1,111 △732 378 (単位:百万円) 種類 貸借対照表計上額 302 株式 債券 22,197 貸借対照表計 国債 2,094 上額が取得原 地方債 3,244 短期社債 - 価を超えるも 社債 16,858 の その他 6,732 小計 29,232 191 株式 債券 110 貸借対照表計 国債 - 上額が取得原 地方債 - 短期社債 - 価を超えない 社債 110 もの その他 5,710 小計 6,013 合計 35,245 運用目的の金銭の信託 (単位:百万円) 貸倒引当金 減価償却超過額 固定資産の減損損失 未収利息計上額 役員退職慰労引当金 繰越欠損金 その他 繰延税金資産小計 評価性引当額 繰延税金資産合計 繰延税金負債 その他有価証券評価差額金 前払年金費用 繰延税金負債合計 繰延税金資産の純額 その他 合 計 減損損失 25,769 3,247 4,937 3,060 56,256 7,187 861 3,132 104,453 営業用店舗については、営業店(本店営業部、各支店(出張所含む))毎に継 続的な収支の把握を行っていることから営業用店舗毎に、遊休資産は資産毎にグ ルーピングの最小単位としております。本部、倉庫、厚生施設等については独立 したキャッシュ・フローを生み出さないことから共用資産としております。 使用方法の変更、営業キャッシュ・フローの低下及び継続的な地価の下落等に より、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額104,453千円を「減損 損失」として特別損失に計上しております。 なお、当期の減損損失の測定に使用した回収可能価額は正味売却価額であり、 正味売却価額は、 「不動産鑑定評価基準」 (国土交通省 平成14年7月3日改正) 等に基づき算定しております。
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