連結財務諸表に関する注記

連結財務諸表に関する注記
連結貸借対照表の注記事項(平成27年3月31日)
(注)1. 記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。
2. 有価証券の評価は、満期保有目的の債券については、移動平均法による償却原価法
(定額法)によっております。
その他有価証券のうち時価のあるものについては連結決算日の市場価格等に基づく
時価法(売上原価は主として移動平均法により算定)、時価を把握することが極めて困
難と認められるものについては移動平均法による原価法又は償却原価法により行って
おります。なお、その他有価証券の評価差額については、全部純資産直入法により処理
しております。
3. 有形固定資産(リース資産を除く)の減価償却は、定率法(ただし、平成10年4月1日
以後に取得した建物(建物附属設備を除く。)については定額法)を採用しておりま
す。なお、主な耐用年数は次のとおりであります。
建 物
15年∼39年
その他
3年∼20年
連結される子会社の有形固定資産については、資産の見積耐用年数に基づき、主とし
て定額法により償却しております。
4. 無形固定資産(リース資産を除く)の減価償却は、定額法により償却しております。な
お、自金庫及び連結される子会社使用のソフトウェアについては、当金庫及び連結され
る子会社における利用可能期間(5年)に基づいて償却しております。
(及び「無形固定資
5. 所有権移転外ファイナンス・リース取引に係る「有形固定資産」
産」)の中のリース資産の減価償却は、リース期間を耐用年数とした定額法によってお
ります。なお、残存価額については、リース契約上に残価保証の取決めがあるものは当
該残価保証額とし、それ以外のものは零としております。
6. 外貨建資産・負債は、連結決算日の為替相場による円換算額を付しております。
7. 貸倒引当金は、予め定めている償却・引当基準に則り、次のとおり計上しております。
「銀行等金融機関の資産の自己査定に係る内部統制の検証並びに貸倒償却及び貸倒
引当金の監査に関する実務指針」
(日本公認会計士協会銀行等監査特別委員会報告
第4号)に規定する正常先債権及び要注意先債権に相当する債権については、一定の
種類毎に分類し、過去の一定期間における各々の貸倒実績から算出した貸倒実績率等
に基づき引き当てております。破綻懸念先債権に相当する債権については、債権額か
ら担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち必
要と認める額を引き当てております。破綻先債権及び実質破綻先債権に相当する債権
については、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控
除した残額を引き当てております。
すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき、営業関連部署の協力の下にリスク統
括部(資産査定部署)が資産査定を実施しており、その査定結果により上記の引当を
行っております。
8. 賞与引当金は、職員への賞与の支払いに備えるため、職員に対する賞与の支給見込額
のうち、当連結会計年度に帰属する額を計上しております。
9. 役員賞与引当金は、役員への賞与の支払に備えるため、役員に対する賞与の支給見込
額のうち、当連結会計年度に帰属する額を計上しております。
10. 退職給付引当金は、職員の退職給付に備えるため、当連結会計年度末における退職給
付債務及び年金資産の見込額に基づき、必要額を計上しております。また、退職給付
債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度までの期間に帰属させる方
法については期間定額基準によっております。なお、数理計算上の差異の費用処理方
法は以下のとおりであります。
数理計算上の差異
各発生連結会計年度の職員の平均残存勤務期間内の一
定の年数(10年)による定額法により按分した額をそれ
ぞれ発生の翌連結会計年度から損益処理しております。
また、当金庫及び連結される子会社は、複数事業主(信用金庫等)により設立された
企業年金制度(総合設立型厚生年金基金)に加入しており、当金庫及び連結される子
会社の拠出に対応する年金資産の額を合理的に計算することができないため、当該年
金制度への拠出額を退職給付費用として処理しております。
なお、当該企業年金制度全体の直近の積立状況及び制度全体の拠出等に占める当金庫
及び連結される子会社の割合並びにこれらに関する補足説明は次のとおりであります。
①制度全体の積立状況に関する事項(平成26年3月31日現在)
年金資産の額
1,549,255百万円
年金財政計算上の数理債務の額
と最低責任準備金の額との合計額
1,738,229百万円
差引額
Δ188,974百万円
②制度全体に占める当金庫及び連結される子会社の掛金拠出割合(平成26年
3月分)
0.3707%
③補足説明
上記①の差引額の主な要因は、年金財政計算上の過去勤務債務残高210,459
百万円及び別途積立金21,485百万円であります。本制度における過去勤務債
務の償却方法は期間16年10ヵ月の元利均等償却であり、当金庫及び連結され
る子会社は、当連結会計年度の財務諸表上、特別掛金67百万円を費用処理し
ております。
なお、特別掛金の額は、あらかじめ定められた掛金率を掛金拠出時の標準給与
の額に乗じることで算出されるため、上記②の割合は当金庫及び連結される子
会社の実際の負担割合とは一致しません。
11. 役員退職慰労引当金は、役員への退職慰労金の支払いに備えるため、役員に対する退
職慰労金の支給見積額のうち、当連結会計年度末までに発生していると認められる額
を計上しております。
12. 睡眠預金払戻損失引当金は、負債計上を中止した預金について、預金者からの払戻請
求に備えるため、将来の払戻請求に応じて発生する損失を見積り、必要と認める額を
計上しております。
13. 偶発損失引当金は、信用保証協会への負担金の支払いに備えるため、将来の負担金支
払見込額を計上しております
14. 当金庫の消費税及び地方消費税の会計処理は税込方式により、連結される子会社は
税抜方式によっております。
15. 理事との間の取引による理事に対する金銭債権総額
18百万円
16. 子会社等の株式又は出資金の総額(連結子会社の株式又は出資金を除く) 40百万円
17. 有形固定資産の減価償却累計額
4,450百万円
ATM等については、所有権移転外ファイ
18. 連結貸借対照表に計上した固定資産のほか、
ナンス・リース契約により使用しております。
19. 貸出金のうち破綻先債権額は481百万円、延滞債権額は6,057百万円であります。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその
他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息
を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不計上貸出
金」という。)のうち、法人税法施行令(昭和40年政令第97号)第96条第1項第3号
のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金であ
ります。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営
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再建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金で
あります。
20. 貸出金のうち、3カ月以上延滞債権額は176百万円であります。
なお、3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3カ月
以上遅延している貸出金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものであります。
21. 貸出金のうち貸出条件緩和債権額は2,162百万円であります。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金
利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる
取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び3カ月以上延滞債権に該当しない
ものであります。
貸出条件緩和債権には、
DDSを実施した553百万円を含めております。
22. 破綻先債権額、延滞債権額、3カ月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額
は8,878百万円であります。
なお、19.から22.に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額であります。
23. 手形割引は、業種別監査委員会報告第24号に基づき金融取引として処理しておりま
す。これにより受け入れた銀行引受手形、商業手形、荷付為替手形及び買入外国為替
は、売却又は(再)担保という方法で自由に処分できる権利を有しておりますが、その
額面は1,546百万円であります。
24. 担保に供している資産は、次のとおりであります。
担保に供している資産
有価証券
1,010百万円
預け金
4,234百万円
担保資産に対応する債務
別段預金
875百万円
借用金
4,234百万円
上記のほか、内国為替決済等の取引の担保として、預け金6,000百万円を差し入れて
おります。
25.「有価証券」中の社債のうち、有価証券の私募(金融商品取引法第2条第3項)による
社債に対する当金庫及び連結される子会社の保証債務の額は60百万円であります。
26. 出資1口当たりの純資産額
843円02銭
27. 金融商品の状況に関する事項
⑴金融商品に対する取組方針
当金庫及び連結される子会社は、預金業務、融資業務および市場運用業務などの金
融業務を行っております。
そのなか、金利変動を伴う金融資産および金融負債を有しているため、金利変動に
よる不利な影響が生じないように、資産及び負債の総合的管理(ALM)をしており
ます。
⑵金融商品の内容及びそのリスク
当金庫及び連結される子会社が保有する金融資産は、主として事業地区内のお客様
に対する貸出金です。
また、有価証券は、主に債券、投資信託及び株式であり、満期保有目的、純投資目的
で保有しております。これらは、それぞれ発行体の信用リスク及び金利の変動リスク、
為替の変動リスク、市場価格の変動リスクに晒されております。
一方、金融負債は主としてお客様からのご預金であり、流動性リスクおよび金利の変
動リスクがございます。
⑶金融商品に係るリスク管理体制
①信用リスクの管理
当金庫及び連結される子会社は、信用リスク管理方針、信用リスク管理規程等に
基づき、貸出金について、個別案件ごとの与信審査、与信限度額、信用情報管理、
保証や担保の設定、問題債権への対応など与信管理に関する体制を整備し運営し
ております。
これらの与信管理は、各営業店のほか融資部により行われ、また、信用リスク管理
部会やリスク管理委員会で協議検討を行うとともに、必要に応じて理事会、常勤
理事会を開催し、審議・報告を行っております。さらに、与信管理の状況について
は、融資部がチェックしております。
有価証券の発行体の信用リスクに関しては、総務部において、信用情報や時価の
把握を定期的に行うことで管理し、市場リスク管理部会やリスク管理委員会にお
いて報告・協議しております。
②市場リスクの管理
⒤金利リスクの管理
当金庫及び連結される子会社は、ALMによって金利の変動リスクを管理してお
り、市場リスク管理方針、市場リスク管理規程等に基づき、定期的に評価・計測を
行い、適宜、対応を講じる態勢としております。
具体的には、一定の金利ショックを想定した場合の銀行勘定の金利リスクの計測
や、金利更改を勘案した期間収益シミュレーションによる収益への影響度など、
ALM管理システムや証券管理システムにより定期的に計測を行い、リスク管理委
員会や必要に応じて経営陣へ報告しております。
( )
ⅱ為替リスクの管理
当金庫及び連結される子会社は、為替の変動リスクに関して、個別の案件ごとに
管理しており、また、外国為替取引においては、先物予約等を締結することにより
リスクヘッジを行っております。
( )
ⅲ価格変動リスクの管理
有価証券を含む市場運用商品の保有については、余資運用方針、余資運用基準に
基づき行われております。
市場運用商品の購入については、総務部で行っており、事前審査、投資限度額の
設定のほか、継続的なモニタリングを通じて、価格変動リスクの軽減を図っており
ます。
また、金利リスク、為替リスク、価格変動リスクについては市場リスクとしてVaRを
用いて計測し、金融商品の市場リスク量を把握しており、市場リスク管理部会やリ
スク管理委員会において報告・協議しております。
( )
ⅳ市場リスクに係る定量的情報
当金庫及び連結される子会社では、
「貸出金」、
「有価証券」、
「預け金」等の運用
勘定、および「定期性預金」、
「要求払預金」等の調達勘定の市場リスク量(金利リ
スク、為替リスク、価格変動リスク)をVaRにより月次ベースで計測し、計測したリ
スク量がリスク管理委員会で設定されるリスク資本配賦額の範囲内となるよう管
理しております。
当金庫及び連結される子会社のVaRは分散共分散法(保有期間1年、信頼区間9
9%、観測期間5年)により算出しており、平成27年3月31日(当連結会計年度
の決算日)現在で当金庫及び連結される子会社の市場リスク量(損失額の推計
値)は、全体で7,872百万円です。
ただし、VaRは過去の相場変動をベースに統計的に算出した一定の発生確率での
市場リスク量を計測しており、通常では考えられないほど市場環境が激変する状
況下におけるリスクは捕捉できない場合があります。
③資金調達に係る流動性リスクの管理
当金庫及び連結される子会社は、流動性リスク管理方針、流動性リスク管理規程
等に基づき、流動性リスクを管理しており、流動性リスクの状況について流動性リ
スク管理部会やリスク管理委員会において報告・協議しております。
⑷金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理
的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては一定の前提条
件等を採用しているため、異なる前提条件によった場合、当該価額が異なることも
あります。
なお、金融商品のうち、現金及び預け金、貸出金、預金積金については、簡便な計算
により算出した時価に代わる金額を開示しております。
28. 金融商品の時価等に関する事項
平成27年3月31日における連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次の
とおりであります(時価の算定方法については(注1)参照)。なお、時価を把握するこ
とが極めて困難と認められる非上場株式等は、次表には含めておりません((注2)参
照)。
また、重要性の乏しい科目については記載を省略しております。
(単位:百万円)
連結貸借対照表計上額
時 価
差 額
⑴現金及び預け金(*1)
83,912
84,561
648
⑵有価証券
満期保有目的の債券
44,515
45,561
1,045
その他有価証券
110,116
110,116
―
⑶貸出金(*1)
207,185
貸倒引当金(*2)
△4,126
203,059
207,102
4,043
金融資産計
441,604
447,342
5,737
⑴預金積金(*1)
418,900
418,962
61
金融負債計
418,900
418,962
61
(*1)現金及び預け金、
貸出金、
預金積金の時価には、
「簡便な計算により算出した時価に代わる金額」
を記載しております。
(*2)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しております。
(注1)金融商品の時価等の算定方法
金融資産
⑴現金及び預け金
満期のない預け金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿
価額を時価としております。満期のある預け金については、残存期間に基づく区分ご
とに、市場金利(LIBOR、SWAP)で割り引いた現在価値を時価に代わる金額とし
て記載しております。
⑵有価証券
株式は取引所の価格、債券は取引所の価格又は取引金融機関から提示された価格
によっております。投資信託は、公表されている基準価格によっております。自金庫
保証付私募債は、期間ごとに区分した元利金の合計額を、市場金利(LIBOR、
SWAP)に貸出金における一般貸倒引当金の引当率を加味した利率で割り引いた
現在価値を時価に代わる金額としております。
なお、保有目的区分ごとの有価証券に関する注記事項については29.から31.に記
載しております。
⑶貸出金
貸出金は、以下の①∼③の合計額から、貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別
貸倒引当金を控除する方法により算定し、その算出結果を時価に代わる金額として
記載しております。
①破綻懸念先債権、実質破綻先債権及び破綻先債権等、将来キャッシュ・フローの
見積もりが困難な債権については、連結貸借対照表中の貸出金勘定に計上してい
る額(貸倒引当金控除前の額。以下「貸出金計上額」という。)
②①以外のうち、変動金利によるものは貸出金計上額
③①以外のうち、固定金利によるものは貸出金の期間に基づく区分ごとに、元利金
の合計額を市場金利(LIBOR、SWAP)で割り引いた価額
金融負債
⑴預金積金
要求払預金については、連結決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価
とみなしております。また、定期預金の時価は、一定期間ごとに区分して、将来の
キャッシュ・フローを割り引いて現在価値を算定し、その算定結果を時価に代わる金
額として記載しております。その割引率は、市場金利(LIBOR、SWAP)を用いてお
ります。
(注2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであ
り、金融商品の時価情報には含まれておりません。
(単位:百万円)
区 分
連結貸借対照表計上額
非上場株式(*1)
33
組合出資金等(*2)
274
合 計
307
(*1)非上場株式については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められるこ
とから時価開示の対象とはしておりません。
(*2)組合出資金等のうち、組合財産が非上場株式など時価を把握することが極めて困難と認めら
れるもので構成されているものについては、時価開示の対象とはしておりません。
満期保有目的の債券
時価が連結貸借
対照表計上額を
超えるもの
時価が連結貸借
対照表計上額を
超えないもの
合計
種類
国債
地方債
短期社債
社債
その他
小計
国債
地方債
短期社債
社債
その他
小計
(単位:百万円)
連結貸借対照表計上額
―
1,499
―
17,218
18,675
37,393
―
―
―
597
7,500
8,097
45,491
時価
その他有価証券
取得原価
708
78,064
3,000
12,295
―
62,768
10,639
89,412
89
4,435
―
799
―
3,635
14,822
19,347
108,760
30. 当連結会計年度中に売却したその他有価証券
売却額
合計
―
49
―
713
294
1,057
―
―
―
△4
△3
△7
1,049
(単位:百万円)
種類
連結貸借対照表計上額
1,030
株式
債券
79,131
国債
3,071
連結貸借対照
地方債
12,691
表計上額が取
短期社債
―
得原価を超え
63,368
社債
るもの
その他
11,467
小計
91,630
株式
81
債券
4,356
―
国債
連結貸借対照
地方債
795
表計上額が取
短期社債
―
得原価を超え
社債
3,560
ないもの
その他
14,049
小計
18,486
合計
110,116
株式
債券
国債
地方債
短期社債
社債
その他
差額
―
1,549
―
17,932
18,969
38,451
―
―
―
592
7,496
8,089
46,540
154
10,322
8,416
―
―
1,905
5,618
16,096
差額
322
1,067
70
395
―
600
827
2,217
△8
△79
―
△3
―
△75
△773
△861
1,356
(単位:百万円)
売却益の合計額
16
169
163
―
―
5
171
358
売却損の合計額
―
―
―
―
―
―
―
―
31. 減損処理を行った有価証券
その他有価証券で時価のあるもののうち、当該有価証券の時価が取得原価に比べて
著しく下落しており、時価が取得原価まで回復する見込みがあると認められないもの
については、当該時価をもって連結貸借対照表価額とするとともに、評価差額を当連
結会計年度の損失として処理(以下「減損処理」という。)しております。当連結会計年
度における減損処理額は、6百万円(外国証券)であります。
また、当連結会計年度末における時価が取得原価に比べて50%以上下落した場合に
は、全て減損処理を行い、30%以上50%未満下落の場合には価格回復の可能性を勘
案して減損処理を行っております。
32. 当座貸越契約及び貸付金に係るコミットメントライン契約は、顧客からの融資実行の申し
出を受けた場合に、契約上規定された条件について違反がない限り、一定の限度額まで
資金を貸付けることを約する契約であります。これらの契約に係る融資未実行残高は
14,577百万円であります。このうち原契約期間が1年以内のものが8,729百万円あり
ます。
なお、これらの契約の多くは、融資実行されずに終了するものであるため、融資未実行残
高そのものが必ずしも当金庫並びに連結される子会社の将来のキャッシュ・フロ−に影響
を与えるものではありません。これらの契約の多くには、金融情勢の変化、債権の保全、そ
の他相当の事由があるときは、当金庫及び連結される子会社が実行申し込みを受けた融
資の拒絶又は契約極度額の減額をすることができる旨の条項が付けられております。ま
た、契約時において必要に応じて不動産・有価証券等の担保を徴求するほか、契約後も定
期的に予め定めている金庫内手続に基づき顧客の業況等を把握し、必要に応じて契約の
見直し、与信保全上の措置等を講じております。
33. 会計方針の変更
(「退職給付に関する会計基準」等の適用)
企業会計基準第26号「退職給付に関する会計基準」(以下、
「退職給付会計基準」とい
う。)及び企業会計基準適用指針第25号「退職給付に関する会計基準の適用指針」(以
下、「退職給付適用指針」という。)を、退職給付会計基準第35項本文及び退職給付適用
指針第67項本文に掲げられた定めについて当連結会計年度より適用し、退職給付債務及
び勤務費用の計算方法を見直した結果、退職給付見込額の期間帰属方法については期間
定額基準を継続適用し、割引率の決定方法については、従業員の平均残存勤務期間に近
似した年数に基づく割引率から、退職給付の支払見込期間及び支払見込期間ごとの金額
を反映した単一の加重平均割引率を使用する方法へ変更しております。当該変更が当連
結会計年度の期首利益剰余金及び損益に与える影響はありません。
(注3)金銭債権及び満期のある有価証券の連結決算日後の償還予定額
(単位:百万円)
1 年以内
1 年超
5 年以内
40,000
5 年超
10 年以内
23,500
10 年超
預け金
20,412
―
有価証券
満期保有目的の債券
15,200
11,500
1,500
16,320
その他有価証券のうち満期があるもの
17,799
51,352
27,352
9,521
貸出金(*)
40,210
72,218
47,116
38,676
合 計
93,621
175,070
99,468
64,517
(*)貸出金のうち、破綻先、実質破綻先及び破綻懸念先に対する債権等、償還予定額が見込めない
ものは含めておりません。
(注4)その他の有利子負債の連結決算日後の返済予定額
連結損益計算書の注記事項(平成26年4月1日∼平成27年3月31日)
1. 記載金額は千円未満を切り捨てて表示しております。
2. 出資 1 口当たり当期純利益金額 34 円 63 銭
(単位:百万円)
1 年超
5 年超
5 年以内
10 年以内
預金積金(*)
366,611
52,023
3
合 計
366,611
52,023
3
(*)預金積金のうち、要求払い預金は「1 年以内」に含めております。
1 年以内
10 年超
262
262
29. 有価証券の時価及び評価差額等に関する事項は次のとおりであります。これらには、
「国債」、
「地方債」、
「社債」、
「株式」、
「その他の証券」のほか、
「買入金銭債権」中の
信託受益権が含まれております。以下31.まで同様であります。
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