2012年冬号vol.15

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2012年冬号vol.15
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【フィナンシャル情報館株式会社】
今年もあとわずかとなりました。本当に一年は早いですね。今年は
みなさんにとってどんな年でしたか?また、新年はどんな年にしたい
と思われますか?私自身のことをお話すると今年の一番の出来事は
仕事以外で趣味も無かった私がテニスを始めました(趣味かい!)。と
いうのも、最近、体を壊しやすく少しの気候の変化で風邪をひいてし
まったり、生ものを食べるとお腹を壊したりしたので健康を取り戻す目
的でスポーツをやろうと思いました。従兄弟が長年テニスをやってい
るので従兄弟からテニスを習うことにしました。大学生の頃まで野球
をやっていたのでスポーツには自信があり、客観的にテニスというス
ポーツを簡単なスポーツだとイメージしておりました。しかし、初日の1
時間もせずにこのイメージが全く勘違いだったことに気づきました。ど
のスポーツもそうだと思いますが、とても奥が深く、思い通りには全く
ボールがいきませんでした。どうしてもスポーツを始めるとある程度の
域まで達したい性分なので、来年はある程度、形になるようになりた
いと思ってます。あくまでも健康の為ですが・・(笑)
今年は東京への出張も多く、1・2ヶ月に一度は東京へ行っておりま
した。先日、半日時間が空いたので一度も行ったことのない皇居に
行ってきました。ご存知のとおり皇居は旧江戸城跡で千年以上の間、
天皇がお住まいになられた京都から明治2年にお移りになられてます。
東の京、現在の東京へとです。
大都会東京のど真ん中に広大な敷地。とてもゆったりとした気分にな
りました。右の写真は桜田門外ノ変で有名な桜田門です。桜田門は
旧江戸城の内堀に造られた門のひとつで1860年(安政7年)にこの門
の近くで水戸藩浪士らによる大老井伊直弼の暗殺事件が起きました。
当時、大老井伊直弼率いる江戸幕府は弾圧を行いました。江戸幕府
に対してマイナスになるような人材をことごとく捕え、投獄していきまし
た。中には切腹を命じられる志士もいました。その代表的人物は皆さ
んよくご存知の吉田松陰です。吉田松陰は現在で言うカリスマ指導者
で、明治維新へと繋がった精神的指導者として知られます。その吉田
松陰が切腹を命じられて、江戸幕府への不安が積もり積もって現在で
言う総理大臣級の大老井伊直弼の暗殺へとつながりました。そして、
長州・薩摩を中心に江戸幕府は政権を天皇へ返上せざるを得なくなり
ました。俗にいう大政奉還です。現在の近代国家はこの出来事から始
まったといっても過言ではないですから、この門を見たとき、感慨深く
なりました。
今年最後となりますが、来年もどうぞよろしくお願いいたします。
~あっと驚くFP講座~
♪自動車保険の意外な補償範囲♪
10月20日に痛ましい事件が耳に入ってきました。福岡の博多駅構内で包丁を持った男が
通行人を無差別に切りつけるという事件です。5人の重軽傷者が出て、すべて男性とのこと
です。事件からもうじき2ヶ月となりますが、被害者の方に早く社会復帰していただくこと
を願うばかりです。
そこで、僕は職業柄『この方々の治療費はどうなるんだろうか!?どこからか補償をして
もらえるんだろうか!?』と考えてしまいます。そこで“自動車保険”から補償を受けるこ
とが出来るかも知れないと思い、事件の詳細を調べることにしました。
『自動車保険?』と皆さん思いましたよね。自動車保険に“人身傷害保険”という補償が
あります。この補償はご自身の車に乗っていて事故で怪我をした時に治療費や休業損害など
を掛かった分だけ給付される保険です。実はこの人身傷害保険は“交通傷害補償追加特約”
という特約を追加することにより、ご自身の自動車事故での怪我はもちろんのこと、他人の
車に同乗していたり公共の交通機関(バスや飛行機や電車など)や自転車に乗っているとき
やベビーカーを押している時などに怪我をした時に補償範囲が拡大されます。
この特約に、もし、事件に巻き込まれた方々が加入されていて、ある条件を満たせば給付
されるということになります。ある条件とは電車の場合、改札口を通過しているかどうかが
問題となります。博多駅の改札の通過前か通過後かです。事件の詳細をさらに調べました。
事件は改札前の博多口と筑紫口の付近で起きていたそうです。よって、この5人の方々は自
動車保険からは支払いを受けることが出来ません。そもそも保険を受けれるかどうかという
よりも、このような事件がなぜ起きたかを一番問題にしないといけないのですが・・・・
保険はお客様ご自身ですべての補償内容を把握することは困難です。今回の特約のようにこ
のような事件に巻き込まれて、まさか自動車保険から支払いを受けることが出来る可能性が
あるとは思いもつかなかったと思います。
民間の損害保険会社や生命保険会社は請求してこそ支払いを受けることが出来ます。請求し
なければ、支払いを受けることが出来ません。すべてをお客様ご自身で内容を把握してくだ
さい!とまでは言いませんが、ある程度、どのような事由で保険の支払いを受けることがで
きるくらいは知っておいても損はないと思います。
今年のFP通信、今回が最後となります。また来年も我々が持っている保険や金融商品の
タイムリーな情報をお伝えしていこうと思っております。『もう送らなくていい!!』とい
う声が聞こえてきそうですが、好きで送っておりますのでご了承ください(笑)。
まだまだ、寒い日が続きます。みなさんお体には十分気をつけてください。来年も良い年
でありますように願っております。また、来年お会いしましょう。