第17号 H27.12.22 発行

華となれ!
【校
宮城県仙台二華中学校
学校だより 第17号
【発行日】平成 27 年 12 月 22 日
【連絡先】022-296-8104
【文 責】副校長 遠 藤 恒 史
訓】 『進取創造』
『至誠貢献』
【教育方針】
豊かな心と高い知性をもち,進取の気風と創造性にあふれ,社会のリーダーとして,
わが国や世界の発展に貢献できる人間を育成する。
「ボランティア活動」
~ 生徒会総務の呼びかけで,
武道場の大掃除を行いました!! ~
去る12月19日(土)
,生徒会総務の呼びか
けで18名の生徒が,休日返上で午前9時に武道
場に集まりました(途中から4名の生徒が加わり
ました)
。目的は…「武道場の大掃除」
。畳をはが
して,畳だけではなく床にたまったほこりをきれ
<きれいになった畳の上で笑顔の記念写真>
いに掃き取る。そして最後は武道場全体を水拭き
するためでした。たぶん,開校以来このような大がかりな掃除は
初めてのことだと思います。本校には柔道部はありませんが,中
学の保健体育の授業で柔道を行っています。それゆえ,生徒たち
にとってとても意義のある活動になると考え,以前からご助言を
いただいていた現二華高校3年生の保護者である鈴木博之さん
(中高PTA研修委員長)のご協力で今回の活動が実現しました。
集まった生徒たちは,鈴木さんから手順の説明をいただいた後,
まずは畳をはがし,板張りの床を掃き,そこに裏面と側面をきれ
いにした畳を戻すという作業に取り組みました。生徒たちからは
「こんなに汚かったの」
「ここで柔道をしていたんだ」などの声
が聞かれました。最初はぎこちない動きでしたが,徐々に要領を
つかみ,次の作業の武道場全体(畳と床)の拭き掃除を含めて2
時間半で大掃除を終えました。手の空いた生徒は,入口や手洗い
場を掃除するなどし,一人一人が本当に一生懸命な働きぶりでし
た。そして,最後は多くの生徒が「ここやってない」と自分で気
づいたところを,更にきれいにしようと動いていました。自分自
身で決めて参加し,同じ志をもって活動する集団が成し遂げるパ
フォーマンスは質・量ともに,本当にすごいなと感じました。
最後に,鈴木さんから「掃除をしてきれいになったこの場の空
気をしっかり感じ取ってほしい。
」とのお話をいただきました。
掃除の前とはちょっと違う凛と澄んだ空気を感じながら笑顔を
<大掃除の様子>
輝かせていた生徒たちは,一生涯の財産になる,とても大事なことを学んだのではないかと思います。
1
「PTAの方と交流ができる」というところに興味をもって参加
しました。畳を一枚一枚外して掃除する作業は,これまでしたこと
がなかったので不安でしたが,鈴木さんに教えていただき,全員が
協力して掃除ができました。特に最後の一枚をはめたときの達成感
は大きいものでした。これまで使ってきた,そしてこれからも使う
場所を掃除できてよかったです。僕にとっては楽しく参加できたこ
とが,何よりうれしかったです。
< 1 年 B 組男子 >
生徒会で武道館掃除の有志参加を呼びかけると決めた時には,
「掃除をしたい人なんて,そんなに
いるのかな。
」と,私は思っていました。しかし,実際に集まった約20人は,それぞれ掃除に取り
組む強い意志があったと思います。重労働も多々ありましたが,有志のみなさんのおかげでスムー
ズに作業が進み,気づくと2時間半が過ぎていました。掃除が終わると武道館は見違えるようにき
れいになり,床や畳には照明の光が反射して輝いていました。掃除を終えた後の武道場は達成感に
満ちていて,参加を呼びかけた側としてうれしかったです。貴重な時間を提供くれた有志のみなさ
んのご協力に本当に感謝しています。
< 2 年 C 組女子 >
「参加希望者はマル印を付けてください。
」と書かれて自分の所へ回ってきた名簿に,私は何のた
めらいもなくマルを書きました。しかし,このとき私には,この清掃活動がいかにハードなもので
あるか知る由もなかったのです。迎えた土曜日,ジャージにマスクといういかにも清掃員らしい出
で立ちの私たちは,一斉に武道場の清掃に取りかかりました。清掃は「上から下(窓枠などの高い
部分をきれいにしてから床掃除をする)
」が鉄則だそうです。みなさんも,年末大掃除の際にはぜひ
実践してみてください。そして,コンタクトにへばりついたホコリによる目の違和感に耐えながら
清掃すること2時間半。えもいえぬ達成感が私たちを包み込みました。
「いい顔してますねぇ。
」と
言った鈴木さんの笑顔は,今でも心に残っています。
< 3 年 C 組女子 >
「駅伝チーム」
~ 生徒の希望を受け,来年度の大会を目指して年間を通しての活動に!! ~
11月から,駅伝チームが始業前練習を行っています。練習は
月・水・金の週3日,時間は7時30分から8時までの30分で
す。参加希望者は2年生男子11名,1年生男子3名で,
「来年
度の大会でより良い成績を収めるために通年を通して練習した
い」との熱い思いから,この練習がスタートしました。12月1
4日(月)からは女子9名(2年生5名,1年生4名)が加わり,
活気のある練習になってきています。定期的に冬場のクロスカン
トリー大会等に参加することで目標をもたせ,自らの成長を確認
させていきたいと考えています。
「運動と学力の関係」について,こんな話を聞いたことがあり
ます。それは「運動をすると,脳由来神経栄養因子が盛んに分泌
され,脳の神経細胞や脳に栄養を送る血管の形成が促される」
「継
続的な運動で,脳の認知能力が強化される」
「国際的な学力検査
でアメリカ全体の成績はさほど高くないのに,始業前に運動を取
り入れたアメリカのある地区は,理科で第1位の台湾を上回り,
数学で第6位のベルギーを上回った」というものです。
学力も大事ですが,人間,最後は体力と健康が勝負というとこ
ろがあります。生徒全員にこの活動に参加しなさいというわけで
はありませんが,二華中生には適度な運動を取り入れたライフスタイルを築いていってほしいと思いま
す。
2
「北上川河口のヨシ原へ 再び…」
~ 中学3年生11名が,
フィールドワークで訪ねたヨシ原での体験活動に参加しました。 ~
去る12月5日(土)
,(株)トヨタマーケティングジャ
パンが主催,7月の北上川下流域フィールドワークでお
世話になったNPO法人リアスの森が共催,(有)熊谷産
業が協力した「岩手県・宮城県:みんなの北上川流域再
生プロジェクト 新しい北上川をつくっていこう。」の
「第3回:津波で被害を受けた河口の再生をめざして,
ヨシ刈りをしよう!」に,中学3年生11名(男子5名,
女子6名)が参加しました。
「7月に北上川下流域フィールドワークで植栽したヨ
シはどうなっているのだろう?」
「ちゃんと根付いて育
っているのだろうか?」そんな思いを抱いての参加でし
たが,対岸を走るバスの中からの確認となり,各々が「あの辺だったかなぁ?」と目を凝らしていまし
た。
11名は,午前に「ヨシ刈り体験」
,午後に「ヨシを使った門松づくり体験」に取り組んだ後,
「ヨシ
原再生活動の意義についての講話」をお聴きし,改めてヨシの果たす役割の大きさと環境保全の大切さ
を実感していました。11名からは「体験した内容を次年度以降に生かしてもらいたいので発表の機会
を」との申し出がありました。1月の集会で報告してもらう予定です。
「サンドラ校長先生来校」
~ 中3海外研修旅行の現地校交流の詳細が確認されました。~
去る12月7日(月)に二華中2期生と3期生が海外研修旅行
の学校間交流でお世話になったウエストウッド・セカンダリース
クール(シンガポール)のサンドラ校長先生が来校されました。
中学校では3年A組の滝沢成生教諭の英語の授業を参観し,日本
の英語教育の進め方に大いに興味を示していました。
その後は,応接室で次の3つのことを話し合いました。
1つ目は,この1月下旬に中学3年生が実施する海外研修旅行
における交流の内容についてでした。1月29日(木)の訪問受
け入れについてはすでに了承をいただいていたところで,この日
は交流の進め方を確認しました。結果,
「プレゼンテーションの
<サンドラ校長先生のご挨拶>
交換」
「グループによる交流」
「給食をとりながらの交流」の三本
立てで進めることになりました(なんと,給食は国から予算が付
くということで,ごちそうしていただくことになりました)
。
2つ目は,来年10月に32名のウエストウッドの生徒を本校
が受け入れることについてでした。これも了承済みのことでした
ので,再度「歓迎いたします。
」とお伝えしました。32名の生
徒は全員15歳の生徒ということをお聞きし,現2年生を交流の
対象にしたいと考えています。交流のプログラムは今後詰めてい
くことになりました。
3つ目は,これからの両校の交流の在り方についてでした。本
<授業に見入るサンドラ校長先生>
校の事情で海外研修旅行先が「香港・マカオ」に変わり,3年積
み重ねてきた交流が途絶えることから,何らかの形で交流を継続できないかということで検討を進めて
います。この件についてはこの1月にお邪魔した時に再度詳細を話し合うことになっています。
また,新しい確認事項がありましたら,保護者の皆様にお知らせします。
3
「クリスマスコンサート」
~ 今年は音楽部とギター部の共演も! 更に“華やか”に!! ~
去る12月18日(金)の昼休み,恒例になりました音楽部とギター部による「クリスマスコンサー
ト」が本校エントランスに設置されたクリスマスツリーの前で行われました。
まず,音楽部が「ジングルベル」
「もみの木」の2曲,次にギター部が「Darling」
(西野カナ)
「恋人
はサンタクロース」
(松任谷由実)の2曲を披露した後は,合同で「サンタが街にやってくる」を演奏
しました。昨年度,音楽部とギター部は別日程でコンサートを行っていましたが,今年度は同日実施と
いうことで,盛り上がりは2倍,3倍という感じで,演奏者と聴衆の一体感がとても強く感じられまし
た。短い時間でしたが,厳かな弦の響きに澄んだ歌声が重なり,エントランスは“聖なる空間”になっ
ていました。
<音楽部の演奏>
<ギター部の演奏>
<合同演奏>
○保護者の皆様へ
(1)12月9日(水)の授業参観,学年PTA等へのご参加,本当にありがとうございました。
また,励ましのお言葉,忌憚のないご意見を賜りましたことに,心より感謝申し上げます。
今後も教育活動の一層の充実に向けて努力してまいりたいと考えておりますので,変わらぬ
ご支援の程お願い申し上げます。
(2)同日,中PTA健全育成委員会の皆様が,仙台市地下鉄東西線の開業に伴い,本校と連坊
駅間の巡視を行いました。商店街を登下校することから大きな心配はありませんが,横道は
外灯が十分ではなく暗いことなどが多少気になりました。健全育成委員の皆様,お疲れ様で
した。
(3)年末・年始の12月29日(火)から1月3日(日)まで中学生の校舎立ち入りは禁止し
ていますので,ご注意ください。また,12月26日(土)から28日(月)まで,1月4
日(月)も授業の補充指導や部活動等で担当の教師が付く活動以外は登校を認めていません
ので,ご留意ください。
12月26日(土)から1月4日(月)までの期間,学校に連絡をとる必要が生じた場合
は,副校長:遠藤の携帯電話へご連絡ください。
(4)中高一貫教育校である本校は「中学入試」
「高校前期選抜入試」
「高校後期選抜入試」と3
回の入試があります。当然,検査日(試験日)当日は「学校は休みで自宅学習日」となりま
すし,その前後も事務処理等の関係から,午前授業等で早く下校することが多くなります。
学校でも自宅学習の在り方を指導しますが,ご家庭の方でも時間を有効に使うようお声がけ
いただければ幸いです。
ご家族揃って,良いお年をお迎えください。
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