【製品含有化学物質管理基準】Ver12 - TOTOKU

購買部
製品含有化学物質管理基準
591Y16
【製品含有化学物質管理基準】Ver12
1.運用目的
…………………………………………………………… 2
2.適用範囲
…………………………………………………………… 2
3.基準の運用及び適用除外 …………………………………………… 2
4.用語の定義
………………………………………………………… 2~3
5.管理対象物質
…………………………………………………
禁止物質レベルA
………………………………
管理物質レベルB
……………………………………………
管理物質レベル C
……………………………………………
6.包装材について
……………………………………………
7.定量分析データ記載項目 ……………………………………………
4
4~8
8
9
9
9
変更履歴 …………………………………………………………… 10~11
改訂 2012 年 08 月 10 日 Ver12
改訂 2011 年 07 月 26 日 Ver11
改訂 2010 年 09 月 24 日 Ver10
改訂 2010 年 05 月 10 日 Ver 9
改訂 2009 年 10 月 01 日 Ver 8
改訂 2007 年 11 月 21 日 Ver 7
改訂 2007 年 01 月 30 日 Ver 6
改訂 2006 年 04 月 05 日 Ver 5
改訂 2005 年 08 月 09 日 Ver 4
改訂 2005 年 02 月 03 日 Ver 3
改訂 2004 年 09 月 01 日 Ver 2
制定 2002 年 12 月 16 日 Ver 1
東京特殊電線株式会社
エコ製品部会
購買部
1/11
購買部
製品含有化学物質管理基準
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1.運用目的
東京特殊電線(株)の製品に使用する部品、部材などに含有する環境負荷物質について、使用の可否を明確に
し、社内並びに部品、部材等の調達先に周知し、製品の環境品質を向上させることを目的とする。
2. 適用範囲
本基準は東京特殊電線(株)で生産される全ての製品に使用される部品、部材に適用する。
*商社或はメーカーより購入する部品、部材、製品。
*海外拠点で生産され、国内の工場に輸入された製品或は部品。
*海外メーカーより購入する部品、部材、製品。
3. 基準の運用及び適用除外
1) 主要な法規制に基づき制定しているが、全てを網羅しているわけではないので製品の出荷時での条約、
条例、法、業界指針を遵守すると共に本基準を遵守すること。
2) 基本的には本基準の遵守を原則とするが、納入先の要望により本基準の内容で了解が得られない場合は、
納入先の基準で運用する。
3) 以下の場合は本基準の管理ランクは適用しない。
研究開発のために使用する化学物質(但し使用部署にて適正な管理保管を行なう)
4) 本基準は JGPSSI 並びに JIG の方針に添って運用する。
4. 用語の定義
[JIG]
Joint Industry Guide
初版は JGPSSI、EIA、EICTA の共同作業によって作成された電気・電子機器に関する含有化学物質調査の
ガイドライン。JIG-101 Ed2.0 は CEA(全米家電協会)
、DIGITALEUROPA(旧 EICTA)、JGPSSI により
作成、原文の管理は CEA がおこなっている。
[JGPSSI]
JEITA(日本電機電子工業会)傘下で、グリーン調達の化学物質及び素材調査の共通化を推進し、効率的
なグリーン調達を推進することを目的とした協議会。
[JAMP]
アーティクルマネジメント推進協議会は、アーティクル(部品や成形品等の別称)が含有する化学物質情報等
を、適切に管理しサプライチェーンの中で円滑に開示・伝達するための具体的な仕組みを作り普及させること
が、産業競争力の向上には不可欠であるとの認識に立ち、この理念に資する業界横断の活動推進主体として2
006年9月に発足した。
[禁止物質レベルA]
(基準 1-R 法規制対象)
(a)使用の禁止、
(b)使用の制限、
(c)報告義務、またはその他の規制効果(例:表示)のいずれかを定
めた現行法の規制を受ける化学物質であり、当該化学物質特定の規制要件が現在有効であるか、または今後
24 ヶ月以内に発効する予定である場合。
東京特殊電線㈱へ納入する製品に「閾値レベル」以上含まれてはならない物質
[管理物質レベル B]
(基準 2-A評価用のみ)
現行法の規制を受ける可能性がある化学物質であり、当該化学物質特定の規制要件の発効日が不確定である
場合。
東京特殊電線㈱へ納入する製品に「閾値レベル」以上含まれる場合、その含有量を報告する必要のある物質
[管理物質レベル B]
(基準 3-I 情報提供用のみ)
規制されていない化学物質であるが、
電機電子製品における当該化学物質の含有量を報告することについて認
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められた市場の要求が存在場合
東京特殊電線㈱へ納入する製品に「閾値レベル」以上含まれる場合、その含有量を報告する必要のある物質
[管理物質レベル C]
アーティクルマネジメント推進協議会(JAMP)が規定する「JAMP 管理対象物質 Ver.
(最新版)
」の対象物
質から、本基準で規定する禁止物質レベル A、管理物質レベル B を除いた物質。
(JIG 規定物質を除く)
JAMP の調査 tool(AIS、MSDSPlus)により報告をお願いする物質
[含有物質]
製品を生産する為に意図的に使用された物質で、材料及び製造工程で使用され最終製品あるいは部品に残留
又は付着した物質を指す。
[不純物]
天然素材中に含有され工業材料としての精製過程で技術的に除去しきれない物質、又は合成反応の過程で生
じ技術的に除去しきれない物質を言う。
尚、主原料と区別するために「不純物」と呼ばれるものを素材の特性を変える目的で使用する場合は、
「含有」
として扱う。
但し、半導体等を製造するためのドーパント(Dopant)については、意図して添加される物ではあるが、実
質的に半導体デバイス等に極めて微量に残存している場合、「含有」としては扱わない。
[均質材料]
均質材料とは、異なる材料へと機械的に解体できない素材を意味します。
・ 均質とは「全体的に一様な組成であること」を意味します。
「均質材料」の例は、個々のタイプのプラス
チック、セラミック、ガラス、金属、メッキ、紙、ダンボール、樹脂、コーティングなどです。
・ 機械的に解体という用語は、その材料が原則として、例えば以下のような機械的操作によって分離できる
ことを意味します。
:ねじ外し、切断、破壊、粉砕および研磨工程
[意図的添加]
特定の特性、外観、性質、属性又は品質をもたらすために継続的な含有が望ましい場合に、製品または部品の
形成時に故意に使用すること。
[化学物質]
化学物質とは科学元素および化学元素の化合物(例:鉛(化学元素)、酸化鉛(化合物))
[閾値レベル]
製品に含まれる化学物質がこの値または超える値となる場合、JIG の要求事項にしたがって開示しなければな
らない限界を示す濃度レベル。
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5.管理対象化学物質
5-1 禁止物質レベルA(基準 1-R 法規制対象)
JIG-101Ed.4.1 で基準 1-R 法規制対象に特定している物質
No
物質群
適用法令
1
アスベスト類
(JIG101Ed.別表B)
2
一部の芳香族アミンを生成
するアゾ染料・顔料
該当なし
1,2ベンゼンジカルボン酸、
炭素数7 を主成分とする炭素
数6~8の分岐ジアルキルエ
ステル類
フタル酸ジへプチル(DIHP)
CAS71888896
1,2ベンゼンジカルボン酸、
炭素数7~11の分岐および直
鎖ジアルキルエステル類
フタル酸へプチルノニルウ
ンデシル(DHNUP)
CAS68515424
ビス(2メトキシエチル)エ
ーテル
CAS111966
フタル酸ビス(2メトキシエ
チル)
CAS117828
ホウ酸
(JIG101Ed.別表B)
3
4
5
6
7
REACH 規則(EC)No1907/2006 の付属書 17;
米国 TSCA
化学製品によるリスク低減に関するスイス条
例
REACH 規則(EC)No1907/2006 の付属書 17
REACH 規則 (EC) No
1907/2006 の33 条および7.2 条
(2011.06.20 SVHC 認可候補リスト)
閾値レベル
使用例
意図的添加
ブレーキライニングパッド
絶縁体、充填剤、研磨
剤、顔料、塗料、断熱
材、タルク
仕上がり織物・皮革 顔料、染料、着色料
製品の 0.003w%
(30ppm)
可塑剤、染料、顔料、
製品の 0.1wt%
塗料、インキ、接着剤、
潤滑剤
REACH 規則 (EC) No
1907/2006 の33 条および7.2 条
(2011.06.20 SVHC 認可候補リスト)
製品の 0.1wt%
可塑剤、染料、顔料、
塗料、インキ、接着剤、
潤滑剤
REACH 規則 (EC) No
1907/2006 の33 条および7.2 条
(2011.12.19 SVHC 認可候補リスト)
REACH 規則 (EC) No
1907/2006 の33 条および7.2 条
(2011.12.19 SVHC 認可候補リスト)
REACH(EC)No1907/2006 の 33 条及び 7.2 条
(2010.06.18SVHC 認可候補リスト)
製品の 0.1wt%
電池の電解液
製品の 0.1wt%
可塑剤
製品の 0.1wt%
(1000ppm)
ベニア版/圧縮木材の糊
用添加剤および難燃
剤。
アルミプラスチック樹
脂の安定剤。
木材、綿及びその他の
植物由来の材料中の難
燃剤
顔料、耐食表面処理、
電気及び電子材料、光
学ガラス、安定剤、メ
ッキ、樹脂用顔料、蛍
光灯、電極、半田、電
気接点、亜鉛メッキ、
PVC 用安定剤
ニッカド電池
8
カドミウム及びその化合物
(JIG101Ed.別表B)
REACH 規則(EC)No1907/2006 の付属書 17
2011/65/EU 指令
中国 MII 法
韓国 RoHS
日本 JMOSS
米国/カリフォルニア州 SB20/50
均質材料中のカド
ミウムの 0.01wt%
(100ppm)
9
カドミウム及びその化合物
(JIG101Ed.別表B)
電池中のカドミウ
ムの 0.001wt%
(10ppm)
10
六価クロム化合物
(JIG101Ed.別表B)
工業製品の品質管理および安全管理の韓国法
令;
EU 電池指令2006/66/EC;中国
規格 GB244272009:アルカリ
性及び非アルカリ性亜鉛二酸化マンガン電池
中の水銀・カドミウム・鉛含有量の規制要件
2011/65/EU 指令
中国 MII 法
韓国 RoHS
日本 JMOSS
米国/カリフォルニア州 SB20/50
均質材料の六価ク
ロムの 0.1wt%
(1000ppm)
顔料、塗料、インク、
触媒、メッキ、耐食表
面処理、染料、
11
塩化コバルト(CoCl2)
CAS7646799
REACH 規則(EC)No1907/2006 の 33 条および 7.2
条(2008.10.28SVHC 認可候補リスト)
製品の 0.1%wt%
(1000ppm)
水質汚濁検知用の空圧
式制御盤
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12
五酸化二ヒ素
CAS1303282
REACH 規則(EC)No1907/2006 の 33 条および 7.2
条(2008.10.28SVHC 認可候補リスト)
13
三酸化二ヒ素
CAS1327533
REACH 規則(EC)No1907/2006 の 33 条および 7.2
条(2008.10.28SVHC 認可候補リスト)
14
ジブチルスズ化合物(DBT)
(JIG101Ed.別表B)
REACH 規則(EC)No1907/2006 の付属書 17 及び
欧州委員会規則 No.276/2010
15
ジオクチルスズ化合物(DOT)
(JIG101Ed.別表B)
REACH 規則(EC)No1907/2006 の付属書 17 及び
欧州委員会規則 No.276/2010
16
2,2'ジクロロ4,4'メチレ
ンジアニリン(MOCA)
CAS101144
N,Nジメチルアセトアミド
(DMAC)
CAS127195
ジメチルフマレート(フマル酸
ジメチル)
CAS624497
REACH 規則 (EC) No1907/2006 の33 条および
7.2 条
(2011.12.19 SVHC 認可候補リスト)
REACH 規則 (EC) No1907/2006 の33 条および
7.2 条
(2011.12.19 SVHC 認可候補リスト)
欧州委員会決定 2009/251/EC
19
四ホウ酸二ナトリウム無水
物
(JIG101Ed.別表B)
20
フッ素系温室効果ガス
(PFC、SF6、HFC)
(JIG101Ed.別表B)
21
ホルムアルデヒド
CAS50000
ホルムアルデヒド
CAS50000
17
18
22
23
24
25
ヘキサブロモシクロドデカ
ン
(HBCDD)
およびすべての主要ジアス
テレオ異性体
(JIG101Ed.別表B)
鉛及びその化合物
(JIG101Ed.別表B)
鉛及びその化合物
(JIG101Ed.別表B)
製品の 0.1wt%
(1000ppm)
木材、金属、ガラス及
びプラスチックの添加
剤
製品の 0.1wt%
木材、金属、ガラス及
(1000ppm)
びプラスチックの添加
剤
スズ元素として、材 PVC 用安定剤、シリコ
料中の
ン樹脂およびウレタン
0.1wt%(1000ppm)
樹脂用の硬化触媒
スズ元素として、材 PVC 用安定剤、シリコ
料中の
ン樹脂およびウレタン
0.1wt%(1000ppm)
樹脂用の硬化触媒
製品の 0.1wt%
ポリウレタンの硬化剤
製品の 0.1wt%
未反応物質
材料中の
0.00001wt%(0.1ppm
)
殺虫剤、リクライニング、マッ
サージチェアーを含む電子式
レザーシートの防カビ処理
REACH(EC)No1907/2006 の 33 条及び 7.2 条
(2010.06.18SVHC 認可候補リスト)
製品の 0.1wt%
(1000ppm)
EU 規制 No.842/2006
部分的および全体的フッ素化炭化水素、6 フッ
化硫黄の禁止と規制に関するもう行、森林、環
境、および水質管理所管連邦大臣によるオース
トリア条例
米国/カリフォルニア州 CARB 規則
米国連邦法 111199/TSCA601 項
オーストリア-BGB I 1990/194:ホルムアルデ
ヒド規制、12/2/1990
リトアニア衛生基準 HN96:2000
(衛生基準及び規制)
REACH 規則(EC)No1907/2006 の 33 条および 7.2
条
(2010.06.18SVHC 認可候補リスト)
意図的添加
ベニア版/圧縮木材の糊
用添加剤及び難燃剤、
アミノプラスチック樹
脂の安定剤、木材の防
腐剤
冷媒、吹き付け剤、消
化剤、洗浄剤、絶縁材、
苛性ガス
製品の 0.1wt%
(1000ppm)
主に発泡ポリスチレン
とある種の繊維に使用
される難燃剤
2011/65/EU 指令
REACH 規則(EC)No1907/2006 の付属書17
中国 MII 法
韓国 RoHS
日本 JMOSS
米国/カリフォルニア州 SB20/50
均質材料の鉛の
0.1wt%
(1000ppm)
米国家庭用品安全性向上法
HB2715 により修正
子供用製品中の鉛
の 0.01wt%
(100ppm)
ゴム硬化剤、顔料、染
料、潤滑剤、プラスチ
ックあんてい剤、電池
材料、快削合金、快削
鋼、光学材料、CRT ガ
ラスの X 線遮蔽、電気
半田材料、硬化剤、加
硫剤、強誘電体材料、
樹脂安定剤、メッキ、
合金、樹脂添加剤
顔料、塗料、プラスチ
ック安定剤、着色料
5/11
意図的添加
織物製品の
0.0075w%
(75ppm)
ステレオキャビネット、
キオスク
囲い
織物
購買部
製品含有化学物質管理基準
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26
鉛及びその化合物
(JIG101Ed.別表B)
米国家庭用品安全性向上法(玩具)
27
鉛及びその化合物
(JIG101Ed.別表B)
28
鉛及びその化合物
(JIG101Ed 別表B)
29
クロム酸鉛
米国/カリフォルニア州プロポジション 65 判
例法
(被覆電線/コード)
EU 電池指令 2006/66/EC
中国規格 GB244272009
アルカリ性及び非アルカリ性亜鉛-二酸化マンガン電
池中の水銀・カドミウム・鉛含有量の規制要件
REACH 規則(EC)No1907/2006 の 33 条および 7.2
条(2010.01.13SVHC 認可候補リスト)
30
硫酸モリブテン酸クロム酸
鉛
C.I.ピグメントレッド 104
CAS12656858
C.I.ピグメントイエロー34
CAS1344372
水銀及びその化合物
(JIG101Ed 別表B)
31
32
表面塗装中の鉛の
0.009wt%
(90ppm)
表層被覆中の鉛の
0.03wt%
(300ppm)
電池中の鉛の
0.004wt%
(40ppm)
顔料、塗料、プラスチ
ック安定剤、着色料
製品の 0.1wt%
(1000ppm)
プラスチックの着色
剤、塗料の着色剤
REACH 規則(EC)No1907/2006 の 33 条および 7.2
条(2010.01.13SVHC 認可候補リスト)
製品の 0.1wt%
(1000ppm)
プラスチックの着色
剤、赤色塗料の着色剤
REACH 規則(EC)No1907/2006 の 33 条および 7.2
条(2010.01.13SVHC 認可候補リスト)
水銀暴露の包括的管理に関する:
ヴァーモンド州法
ロードアイランド州一般法
2324.9 および 2007 年修正:
ルイジアナ州水銀危険低減法
2002/95/EC
76/769/EEC
中国 MII 法
韓国 RoHS
日本 JMOSS
米国/カリフォルニア州 SB20/50
ロードアイランド州およびコネチカット州の
水銀低減および教育に関する法律
電池の取り扱い及び廃棄に関するニューヨー
ク州環境保全法 270719
乾電池の製造、輸入、販売に関する台湾の規制
品質管理及び工業製品の安全性管理に関する
勧告の法令(電池規制)
中国規格 GB244272009:アルカリ性及び非アルカリ性
亜鉛-二酸化マンガン電池中の水銀・カドミウ
ム・鉛含有量の規制要件
EU 電池指令 2006/66/EC
REACH 規則(EC)No1907/2006 の付属書 17
製品の 0.1wt%
(1000ppm)
意図的添加または
均質材料中の水銀
の 0.1wt%
(1000ppm)
プラスチックの着色
剤、黄色塗料の着色剤
蛍光灯、
電気接点材料、
顔料、耐食剤、スイッ
チ類、高効率発光体、
抗菌処理
意図的添加または
電池中の水銀の
0.0001wt%
(1ppm)
酸化銀ボタン電池、ア
ルカリ電池、マンガン
電池
意図的添加
ステンレス鋼、メッ
キ:長時間皮膚接触の
適用例:ヘッドホーン
冷媒、発泡剤、消化剤、
洗浄剤
顔料、塗料、プラスチ
ック安定剤、着色料
マンガン電池、
アルカリボ
タン電池
33
水銀及びその化合物
(JIG101Ed.別表B)
34
ニッケル
CAS7440020
35
オゾン層破壊物質
(JIG101Ed.別表B)
モントリオール議定書
EU EC No.2037/2000
EC1005/2009
米国大気浄化法
意図的添加
36
クロム酸八水酸化五亜鉛
CAS49663845
製品の 0.1wt%
着色剤
37
過塩素酸塩
(JIG101Ed.別表B)
REACH 規則 (EC) No1907/2006 の33 条および
7.2 条
(2011.12.19 SVHC 認可候補リスト)
米国カリフォルニア州過塩素酸
塩汚染防止法 2003
コインセル電池
38
パーフルオロオクタンスル
フォン酸塩(PFOS)
(JIG101Ed 別表B)
製品の
0.0000006wt%
(0.006ppm)
意図的添加又は材
料中の
0.1wt%(1000ppm)
欧州委員会規則 No.757/2010
カナダ環境保護法 SOR/SOR/2008178
化学物質の審査及び製造等の規制に関する法
律(化審法)
6/11
フィルムとプラスチッ
クの帯電防止剤
購買部
製品含有化学物質管理基準
591Y16
39
2(2H1,2,3ベンゾトリアゾール
2イル)4.6ジtertブチルフェ
ノール
CAS3846717
化学物質の審査および製造等の規制に関する
法律(化審法)
意図的添加
40
フタル酸ビス(2エチルヘキ
シル)(DEHP)
CAS117817
フタル酸ジブチル(DBP)
CAS84742
REACH 規則(EC)No1907/2006 の 33 条および 7.2
条(2008.10.28SVHC 認可候補リスト)
製品の 0.1wt%
(1000ppm)
REACH 規則(EC)No1907/2006 の 33 条および 7.2
条(2008.10.28SVHC 認可候補リスト)
製品の 0.1wt%
(1000ppm)
フタル酸ブチルベンジル
(BBP)
CAS85687
フタル酸ジイソブチル
(DIBP)
CAS84695
フタル酸エステル類
グループ 1(BBP, DBP,DEHP)
(JIG101Ed.別表B)
フタル酸エステル類
グループ 2
(DIDP,DINP,DNOP)
(JIG101Ed.別表B)
ポリ臭化ビフェニル類(PBB
類)
(JIG101Ed.別表B)
REACH 規則(EC)No1907/2006 の 33 条および 7.2
条(2008.10.28SVHC 認可候補リスト)
製品の 0.1wt%
(1000ppm)
REACH 規則(EC)No1907/2006 の 33 条および 7.2
条(2010.01.13SVHC 認可候補リスト)
製品の 0.1wt%
(1000ppm)
REACH 規則(EC)No1907/2006 の付属書 17;
米国の家庭用品安全性向上法
可塑化した材料の
0.1wt%
(1000ppm)
可塑化した材料の
0.1wt%
(1000ppm)
41
42
43
44
45
46
47
ポリ臭化ジフェニルエーテ
ル類(PBDE 類)
(JIG101Ed.別表B)
48
ポリ塩化ビフェニル類
(PCB 類)
(JIG101Ed.別表B)
49
ポリ塩化ターフェニル類
(PCT 類)
(JIG101Ed.別表B)
50
ポリ塩化ナフタレン類
(塩素原子数が 3 以上)
(JIG101Ed.別表B)
51
ヒドロキシオクタオキソ二
亜鉛酸二クロム酸カリウム
CAS11103869
放射性物質
(JIG101Ed.別表B)
52
53
REACH 規則(EC)No1907/2006 の付属書 17;
米国の家庭用品安全性向上法
接着剤、塗料、印刷イ
ンク、プラスチック、
インクリボン、パテ、
コーキング又はシール
用充填材
可塑剤、染料、顔料、
塗料、インク、接着剤、
潤滑材
可塑剤、染料、顔料、
塗料、インク、接着剤、
潤滑材
可塑剤、染料、顔料、
塗料、インク、接着剤、
潤滑材
可塑剤、染料、顔料、
塗料、インク、接着剤、
潤滑材
可塑剤、染料、顔料、
塗料、インク、接着剤、
潤滑材
可塑剤、染料、顔料、
塗料、インク、接着剤、
潤滑材
EU 指令 2002/95/EC 及び 2005/618/EC
中国 MII 法
韓国 RoHS
日本 JMOSS
EU 指令 2002/95/EC
中国 MII 法
韓国 RoHS
日本 JMOSS
化学物質の審査および製造等の規制に関する
法律(化審法)
化学物質の審査および製造等の規制に関する
法律(化審法)
REACH 規則(EC)No1907/2006 の付属書 17;
米国 TSCA
REACH 規則(EC)No1907/2006 の付属書 17
均質材料の 0.1wt%
(1000ppm)
難燃剤
意図的添加又は均
質材料の 0.1wt%
(1000ppm)
難燃剤
意図的添加
化学物質の審査および製造等の規制に関する
法律(化審法)
意図的添加
絶縁油、潤滑油、電気
絶縁材、溶媒、電解液、
可塑剤、防火材、難燃
剤、誘電体シーラント
絶縁油、潤滑油、電気
絶縁材、溶媒、電解液、
可塑剤、電線とケーブ
ル用コーティング剤、
誘電体シーラント
潤滑材、塗料、安定剤
(電気特性、耐炎性、
耐水性)
、絶縁材、難燃
剤
防錆塗料
REACH 規則 (EC) No1907/2006 の33 条および
7.2 条
(2011.12.19 SVHC 認可候補リスト)
EUD 96/29/Euratom
核原料物質、核燃料物質および原子炉の規制に
関する日本の法、1986 年
放射性障害防止法(日本)
米国 NRC
アルミノ珪酸塩、耐火セラミ REACH 規則(EC)No1907/2006 の 33 条および 7.2
ック繊維
条(2011.12.19SVHC 認可候補リスト)
(JIG101Ed.別表B)
7/11
材料の
0.005wt%(50ppm)
製品の 0.1wt%
(1000ppm)
意図的添加
光学特性(トリウム)
、
測定装置、ゲージ類、
検出器
製品の 0.1wt%
(1000ppm)
高温試験装置の断熱材
購買部
製品含有化学物質管理基準
54
591Y16
ジルコニアアルミノ珪酸塩、
耐火セラミック繊維
(JIG101Ed.別表B)
短鎖型塩化パラフィン類
(炭素数 10‾
13)
(JIG101Ed.別表B)
REACH 規則(EC)No1907/2006 の 33 条および 7.2
条(2011.12.19SVHC 認可候補リスト)
製品の 0.1wt%
(1000ppm)
高温試験装置の断熱材
REACH 規則(EC)No.1907/2006 の 33 条および
7.2 条(2008.10.28SVHC 認可候補リスト)
ノルウェー製品規則 FOR20040601922
化学製品法の危険低減のスイス条例
製品の 0.1wt%
(1000ppm)
PVC 用可塑剤、難燃剤
56
クロム酸ストロンチウム
CAS7789062
REACH 規則(EC)No1907/2006 の 33 条および 7.2
条(2011.06.20SVHC 認可候補リスト)
製品の 0.1wt%
(1000ppm)
さび防止剤
57
七酸化二ナトリウム四ホウ
REACH(EC)No1907/2006 の 33 条及び 7.2 条
素水和物(四ホウ酸二ナトリ (2010.06.18SVHC 認可候補リスト)
ウム水和物)
CAS12267731
製品の 0.1wt%
(1000ppm)
58
4(1,1,3,3テトラメチルブ
チル)フェノール、(4tertオクチルフェノール)
CAS140669
三置換有機スズ化合物
(JIG101Ed.別表B)
REACH 規則(EC)No1907/2006 の 33 条および 7.2
条(2011.12.19SVHC 認可候補リスト)
製品の 0.1wt%
(1000ppm)
ベニア版/圧縮木材の糊
用添加剤及び難燃剤、
アミノプラスチック樹
脂の安定剤、木材の防
腐剤
未反応物質
REACH 規則(EC)No1907/2006 の付属書 17
欧州委員会規則 No276/2010
化学物質の審査および製造等の規制に関する
法律(化審法)
化学物質の審査および製造等の規制に関する
法律(化審法)
REACH 規則(EC)No.1907/2006 の 33 条および
7.2 条(2008.10.28SVHC 認可候補リスト)
REACH 規則(EC)No1907/2006 の 33 条および 7.2
条(2010.01.13SVHC 認可候補リスト)
意図的添加又はス
ズ元素として、材料
中の 0.1wt%
(1000ppm)
製品の 0.1wt%
(1000ppm)
55
59
60
トリブチルスズ=オキシド
(TBTO)
CAS56359
61
リン酸トリス(2クロロエチ
ル)(TCEP) )
製品の 0.1wt%
(1000ppm)
安定剤、酸化防止剤、
抗菌抗カビ剤、防汚染
剤、防腐剤、抗カビ剤、
塗料、顔料、耐汚染剤
防腐剤、防かび剤、塗
料、顔料、耐汚染剤、
冷媒、発泡剤、消化剤、
洗浄剤
難燃剤
5-2 管理物質レベル B(基準 2-A評価用のみ・基準 3-I 情報提供用のみ)
JIG-101Ed.4.1 で「基準 2-A評価用のみ」
「基準 3-I 情報提供用のみ」に特定している物質
No
物質群
閾値レベル
1
酸化ベリリウム(Beo)
CAS1304-56-9
2
[4-{ビス(4-ジメチルアミノフェニル)メチレ 製品の 0.1wt%
ン}-2,5-シクロヘキサジエンー 1-イリデン]
ジメチルアンモニウムクロリド
(別名 CI ベイシックバイオレ
ット 3)
CAS548-62-9
臭素系難燃剤(PBB と PBDE プラスチック材料の
または HBCDD 以外)
0.1wt%
3
製品の 0.1wt%
積層基板の臭素の含
有合計で
0.09wt%(900ppm)
4
5
塩素系難燃剤
プラスチック材料の
塩素の含有合計で
0.1 重量%(1000ppm)
積層板の塩素の含有
合計で 0.09 重
量%(900ppm)
ポリ塩化ビニル(PVC)及び プラスチック材料の
PVC コポリマー
塩素の含有合計で
(JIG-101Ed.別表B)
0.1 重量%(1000ppm)
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適用法令
使用例
DIGITALEUOROPE
CECED/AeA/EERA ガイダンス
セラミックス
ECHA Registry of Intentions
2010 年 10 月 25 日
インキ
米国業界標準 JS709
ハウジング、コネクター、パ
ッケージモールドの封止剤
中の難燃剤
積層プリント配線基板
IPC-4101 および IEC61249-2-21
米国業界標準 JS709
IPC-4101 及び IEC61249-2-21
米国業界標準 JS709
ハウジング、コネクター、パ
ッケージモールドの封止剤
中の難燃剤
難燃剤
プラスチック材料。但し、積
層プリント配線板を除く。
購買部
製品含有化学物質管理基準
591Y16
5-3 管理物質レベル C
アーティクルマネジメント推進協議会(JAMP)が規定する「JAMP 管理対象物質 Ver.
(最新版)
」の対
象物質から、本基準で規定する禁止物質レベル A、管理物質レベル B を除いた物質。
(JIG 規定物質を除く)
(JAMP の調査 tool(AIS、MSDSPlus)により報告をお願いする物質)
管理物質の法規制および業界標準
法規制・業界標準
備考
化審法(第 1 種特定化学物質)
本基準のレベル A、レベル B 物質を除く
安衛法(製造禁止物質)
本基準のレベル A、レベル B 物質を除く
毒劇法(特定毒物物質)
本基準のレベル A、レベル B 物質を除く
2002/95/EC(RoHS 指令)対象物質群
本基準のレベル A、レベル B 物質を除く
2000/53/EC(ELV 指令)対象物質群
本基準のレベル A、レベル B 物質を除く
67/548/EEC AnnexⅠ発がん性・生殖毒性・変異原性物質リスト<カテゴリ
本基準のレベル A、レベル B 物質を除く
ー1、2>
76/769/EEC 対象物質群等の名称リスト*1(CMR のカテゴリ 1、2 を除
本基準のレベル A、レベル B 物質を除く
く*2)
本基準のレベル A、レベル B 物質を除く
REACH 認可対象候補物質(SVHC)
ESIS PBT のうち、Fulfilling 部分
本基準のレベル A、レベル B 物質を除く
(European chemical Substances Information System)
GADSL(自動車業界)
本基準のレベル A、レベル B 物質を除く
(Global Automotive Declarable Substance List)
JIG(電機電子業界)JIG-101A(2007 年 9 月 18 日発行、2005 年
本基準のレベル A、レベル B 物質を除く
5 月発行の JIG-101 改訂版)
(Joint Industry Guide)
6.包装材について
閾値
包装を構成する各均質材料(例:樹脂、インキ等)毎で、鉛、カドミウム、水銀、六価クロムの含有総合計
量を重量比で 100ppm 未満とし、各重金属の規定も満足すること。
7. 定量分析データ記載項目
定量分析データ(ICP データ)には原則として、下記項目が記載されていること。
1. 分析機関名
2. 測定日
3. 測定者
4. 測定責任者
5. 測定対象名
6. 測定方法(前処理方法、測定方法、Cd,Pb,Hg 試料の完全溶解の記述)
7. 測定結果
8. フローチャート
9. 試料写真
*測定機関はISO17025を取得していること。
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購買部
製品含有化学物質管理基準
591Y16
<変更履歴>
Ver4 の改定内容 改定期日:2005/8/9
1、基準の運用に関して、JGPSSI 並びに JIG の方針に基づく事を記載した。
2、4 項-(6)
[JIG]の説明記述を追加した。
3、7 項-2)海外における適用法律の[米国包装材重金属規制(17 州)
]
、
[カリフォルニア州プレポジション 65]
、
[2000/53/EC(EU/ELV 指令)]
、
[2000/95/EC(EU/RoHS 指令)]追記した。
4、
7 項-表 1 で閾値を東特の閾値とし、
閾値表示の以下を全て未満へ変更した。
又カドミウムについては閾値 5ppm
を法規制値に順ずるよう、樹脂中の不純物 75ppm 未満、その他の不純物 100ppm 未満、とし[*顧客要求基準
が異なる場合は個別対応とする]を追記した。
5、表-1 欄外の*5[用途限定する物質の閾値は表-2 に記載する]を追記した。
6、表-2 の各物質に規制対象の記述の適用除外項目の明確化及び閾値を明確に記述した。
7、使用禁止物質レベル A’の表-3 で RoHS 指令の 6 物質について閾値が確定したので、規制対象と閾値を明確に
した。
8、表-4 の砒素について木材の防腐剤用途以外での場合として明記した。
9、分析方法の詳細の項でカドミウムと鉛について前処理として不適当な溶出法を明確にした。
Ver5 の改訂内容 改訂期日:2006/4/5
1、7 項(1)使用禁止物質(レベル A)の定義を JIG-101 で特定しているレベル A 物質を引用する事を記載した。
2、7 項(1)1)日本における適用法律、水質汚濁防止法、毒劇物取締法の記述を削除し、原子炉等規制法を追加
した。
3、表-1 使用禁止物質変更
砒素、化審法第 1 種特定物質、労働安全衛生法特定物質、ペンタクロロフェノール類、フルオロ酢酸類、ダ
イオキシン類、毒劇物取締法特定物質、土壌地下汚染物質、ニッケル化合物、を削除した。
法規制値の修正及び東特管理閾値変更。
禁止物質としてマイレックスを追加。
4、管理物質(レベルB)として表-4 にヘキサクロロベンゼンを追加した。
Ver6 の改訂内容 改訂期日:2007/01/30
1、 4項・用語の定義にて使用禁止物質レベルA及び管理物質レベルBの内容を変更、使用禁止物質A’の削除、
“意図的添加”及び“閾値”の項目追加
2、 旧5項・使用禁止物質の運用及び旧6項・適正管理物質の運用を削除
3、 旧7項・3)法規制値の内容削除
4、 表 1(レベルAの化学物質)の内容変更
5、 表 2-2(適用除外内容)の内容変更
6、 旧表 3 を削除、旧表 4(新表 3)の内容変更
Ver7の改訂内容 改訂期日:2007/11/21
・誤記訂正 (P6表2-2鉛の4行目、鋼材を銅材に変更)
Ver8 の改訂内容 改訂期日:2009/10/1
1、基準名の変更
「グリーン調達における有害物質の管理基準」→「製品含有化学物質管理基準」
2、REACH 規則対応のため JIG-101A が全面見直しされ、JIG-101 Ed2.0 が発行された。これに伴い本基準も
使用禁止物質、管理物質等、全面的に見直しを行った。
Ver9 の改訂内容 改定日:2010/05/10
1、JIG-101 Ed3.0 が発行された。これに伴い本基準も禁止物質、管理物質の見直しを行った。主な変更点は SVHC
となった物質の禁止物質への追加。
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購買部
製品含有化学物質管理基準
591Y16
Ver10 の改訂内容 改訂日:2010/09/24
1、JIG-Ed3.1 が発行された。これに伴い本基準も禁止物質の見直しを行った。変更点は 6 月 18 日に ECHA が
公開した SVHC(8 物質)のうち以下の3物質を禁止物質 A に追加した。
・ ホウ酸・四ホウ酸二ナトリウム無水物・七酸化二ナトリウム四ホウ素水和物(四ホウ酸二ナトリウム水和
物)
Ver11 の改訂内容 改訂日:2011/07/7
1、JIG-101Ed4.0 が発行された。これに伴い本基準も見直しを行った。
・ 管理物質レベル B にフタル酸ジへプチル(DIHP)、フタル酸へプチルノニルウンデシル(DHNUP) 、CI
ベイシックバイオレット 3 を追加
・ 閾値、使用例の見直し。
2、管理リストの脚注については JIG-101Ed(最新版)を参照することし、削除した。
3、RoHS 適用除外の項目についても原文を参照することとし、削除した。
Ver12 の改訂内容 改訂日:2012/08/10
1、JIG-101Ed4.1 が発行された。これに伴い本基準も見直しを行った。
・ 2011年6月20日および2011年12月19日のREACH候補リストに新たに掲載された物質に対応した改訂。
・ ローハロゲン”を定義したJS709の発行に対応。
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