「学ぶことが楽しい学校」づくりの6つの重点目標 ①同和教育の充実 同和教育はすべての教育の原点です。自分が好きになる教育,なかまを大切にする教育であ り,すべての人権教育につながります。 「つながる」気持ちを大切に,一人ひとりがかけがえの ない存在であることを実感できる子どもに育てていきます。 そのため,人権総合学習・生活科やなかまづくりに取り組むことで,差別をなくしていく力 をつけ,行動することができる子どもたちの育成をめざします。 【具体的な取り組み】 子どもたちの思いや保護者の願いをより深くとらえるために,家庭訪問を充実させます。 学級や学年の子どもたちのつながりを深め,一人ひとりの居場所づくりに努めます。 「友だちからなかまへ」を考え合い,なかまづくりに取り組みます。 (遊び,日記・作文指導,達成感を持たせる取り組み,QU調査の活用,学級通信等での発信) つながりを大切にして,人権について学び合う人権総合学習・生活科に取り組みます。 人権集会の取り組みをなかま・保護者・地域に伝えます。 (年2回の人権総合学習・生活科の取り組みの発表) 人権に関わる問題を解決しようとする子の育成に取り組みます。 保幼小中の15年間の学びのつながり・キャリア教育の道筋を明らかにしながら,自らの学びを大 切にする子をめざします。 (学びの一体化の取り組み,校内研修,キャリア教育研修等) キャリア教育の視点を子どもも教師も持てるように働きかけ,将来の夢を語り合います。 縦割班活動を通して,異年齢のなかまづくりにも取り組みます。 (集団登下校,児童集会,遠足,交流学習等) 保育園・幼稚園・中学校との連携を図ります。 なかまづくり学習会(子ども人権文化創造事業)や神前地区同和教育推進協議会(同推協)の活動 への支援や参加,連携に取り組みます。 ②学び高め合う授業づくり 安心して自分を出せる集団のなかで,主体的に学習に取り組み,基礎の力を子どもたちに身 につけさせていきます。友だちの考えや思いを聴くことで学びが深まり,互いに高め合ってい ける子どもの姿をめざします。そのために,子どもたちの実態を的確に把握し,聴く・話す力 や子どもにつけたい力を積み上げるための指導方法の工夫に努め,授業づくりを行います。 【具体的な取り組み】 聴き合い,考え合いたくなる課題・自分の考えを持てるような課題を示し,課題の提示方法・板書 の工夫・ノートづくりの指導などの研修を進め,考え合いたくなる授業づくりをめざします。 友だちの思いや考えをもっとよく知ろうと聴くことができる子の育成をめざします。 自分の思いや考えをもっと友だちに知ってもらおうと話すことができる子の育成をめざします。 学び合う授業づくり研修を進めます。 (授業研修,一人年2回の公開授業,先進校に学ぶ,教育アドバイザーの活用) 基礎の力の定着をめざし,指導方法の工夫を行います。 「はげみ学習」や「おめめぱっちりタイム」に取り組みます。 CRT到達度検査や全国学力・学習状況調査等の実施・分析・活用を図ります。 体力向上に取り組みます。 (体力向上集会,水泳,持久走,縄跳び等) 新体力テストの結果の分析・活用を図ります。 ICT機器やホワイトボードなどの活用を進めます。 (電子黒板,書画カメラ,デジタル教材等) ③基本的な生活習慣の定着 子どもたちの成長にとって,運動・食事・睡眠がとても重要な要素であると考えます。また, きまりを守り,あいさつや清掃を進んで行う態度や学習習慣の育成に取り組んでいきます。 そのような土台となる基本的な生活習慣を家庭と連携しながら定着させることが,基礎の力 を育むことにつながると考え,取り組みを進めていきます。 【具体的な取り組み】 子どもたちの生活背景をつかむために,家庭訪問を充実させます。 早寝・早起き・朝ごはんを生活習慣とするように働きかけます。 読書活動の充実を図ります。 (朝の読書,読書ゆうびん等) 魅力ある図書室づくりに取り組みます。 読み聞かせ活動を充実します。 (教師や図書ボランティアによる読み聞かせ,リーディングバディ等) 家庭学習の定着を図るよう,家庭に協力を求めます。 「かんざきっ子のきまり」を大切にできる子・守れる子になるよう働きかけます。 あいさつを全校で大切にしていきます。 掃除を通して,時間いっぱいやり切ることを大切にできる子を育てます。 学習用具,掃除道具,トイレのスリッパ等の整理整頓ができる子を育てます。 ④一人ひとりを大切にした教育 日々の取り組みの中で,一人ひとりの教育的ニーズに合わせた指導・支援を大切にして,と もに学ぶことができる教育の充実を図っていきます。一人ひとりがもてる力を高めていけるよ う校内特別支援委員会を中心に学校全体で支援の在り方を考えていきます。また,スクールカ ウンセラーや関係機関と連携しながら子どもや保護者の心のサポートに努めていきます。とも に生きることを大切にできる学校を作ります。 【具体的な取り組み】 すべての子どもたちの学びを保障するために,環境整備や合理的配慮を行います。 一人ひとりの教育的ニーズをとらえるために、保護者との連携を図るための家庭訪問を充実させま す。 支援時間の活用や少人数、TT授業を実施します。 校内特別支援委員会を開催することで,子どもたちに対する共通認識を図り,支援の手だてを考え ていきます。 スクールカウンセラーや関係機関等とともに,子ども・保護者の心のサポートに努めます。 子どもの生活をつかむために,教育相談を各学期に一ヶ月間実施し,子どもとの関わりを深め,子 どもとの距離を近づけていきます。 職員間の連携を密にし,子どもの居場所づくりに取り組みます。 ⑤地域に学ぶ・人とつながる取り組み 子どもは学校・家庭も含めた地域の中で育っていくものであり,学校は「地域立」とも言え ます。地域にある教育力や子育て力,人と人との結びつきを活かして,「この神前が大好き!」 と言える子どもたちに育てていきます。 そのため,コミュニティーかんざき(運営協議会)をはじめ,地域と連携した教育活動に取 り組んでいきます。 【具体的な取り組み】 学校ボランティアと協力し教育活動の充実を図ります。(コミュニティーかんざき、図書ボランティア等) コミュニティーかんざきとともに,環境ボランティア活動に取り組みます。 地域にある学校・園等との連携を進めます。 地域の方々にゲストティーチャーとしての参加を積極的にお願いします。 花づくりや飼育活動を通して,学校の環境にうるおいが感じられるようにします。 地域行事・活動への積極的な参加を呼びかけます。 (地区運動会,交通安全教室,地区文化祭,ウィンターウォークラリー,同推協のつどい,里山保 全活動,卒業記念植樹等) PTA活動を通じ,保護者と教職員が連携して取り組みを進めます。 (プール開放,文化祭,地区懇談会,学年・学級懇談会等) 学校関係者評価を実施し,保護者・地域の方の意見を取り入れた学校づくりに取り組みます。 (コミュニティーかんざき運営協議会の開催,児童・保護者・教職員学校評価アンケートの実施と 結果・分析の公開等) 学校での子どもたちの姿や教育活動の発信に努めます。 (学校公開の実施,学校・学年・学級だよりの発行,HPの定期的更新等) ⑥安全・安心な学校づくり 子どもたちのかけがえのない命を守るために,安全・安心な学校づくりが必要不可欠と考 えます。子どもたち自らが安全防災・防犯の意識をもてるよう日常の指導を大切にし,安全 教育、防災・防犯教育の充実に取り組んでいきます。また,保護者をはじめ,地域全体で子 どもの安全確保を図っていく取り組みが進むよう働きかけていきます。 【具体的な取り組み】 すべての子どもたちが安心して学べる環境づくりに努めます。 危機管理マニュアルに沿った体制づくりを行います。 子どもたちの安全の意識を高めます。 (危機回避能力の指導・向上,交通安全指導,校内安全マップづくり) 防災・防犯の意識を高める学習や訓練を行います。 (避難訓練,防犯教室,防火教室,緊急時引き渡 し訓練,保護者・地域の協力,緊急避難体制の整備) 防犯パトロールによる見守り活動をPTA,地域の方(仙寿会,ボランティア等)にお願いしてい きます。
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