創刊号 2012.12 発行 新見公立大学附属図書館 編集 図書委員会・学生図書委員会 学生推薦図書 これから紹介する 7 冊は、夏季休暇後に推薦図書について学生から集めたアンケートの一部です。今回 は学生図書委員が看護 1 年次生のアンケートから選びました!【コメント】は学生のお薦め文、【内容紹 介】は各出版社の Web から引用しました。ご協力ありがとうございました。 学生図書委員企画 編集:松本明香里/仲澤弓絵 ゴールデンスランバー/伊坂 幸太郎 新潮社 2007 【コメント】 「してやられた!」というのが読み終わってからの第一印象でした。さりげない描写 が後々に大きな伏線になったり、突然始まる回想シーンだったり、読み終わるまで続き が気になって仕方なくなる一冊。 【内容紹介】 衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ?何が起こっ ているんだ?俺はやっていない。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・ 青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。 サマーレスキュー/秦 建日子 河出書房 2012 【コメント】 高地での医療の必要性を知ることができ、高地での医療に必要な知識を身につけるこ とが大切なんだと感じることができました。 【内容紹介】 北アルプスに夏だけ開設される診療所がある。40 年前、「山で亡くなる人を見たくない」とそ の開設に奔走した山荘の男と、その思いに応えようと山に入った医師の物語を初め、過酷な環境 の中で「医療、命とは」という問いを突きつけられて悩み、成長してゆく人々の姿を描く。 イングリッシュ・モンスター/菊池 健彦 集英社 2011 【コメント】 この本を読んで英語は毎日地道に継続しないと話せない、ということを改めて感じま した。 1週間で文法がわかる とかありえません。でも、海外に行ったことがなくても 話せるようになります。 【内容紹介】 誰も知らなかった必勝英語勉強法!ひきこもり生活で英語を独学し、TOEIC満点の990 点を20回取り、現在も記録更新中。その知られざる英語勉強法を公開! 虚像の道化師ガリレオ7/東野圭吾 文芸春秋 2012 【コメント】 ガリレオシリーズの最新刊です。事件のトリックを科学で証明していくミステリー小説 です。個性豊かな登場人物とトリックが魅力です。 【内容紹介】 ビル 5 階にある新興宗教の道場から、信者の男が転落死した。その場にいた者たちは、男が何 かから逃れるように勝手に窓から飛び降りたと証言し、教祖は相手に指一本触れないものの、 自 分が強い念を送って男を落としてしまったと自首してきた。教祖の 念 恋愛寫眞 もう一つの物語/市川 は本物なのか? 拓司 小学館 2003 【コメント】 映画「ただ、君を愛してる」の原作本。子供みたいに幼い女の子静流とちょっと奥手 でカメラが好きな誠人。大学の初めに出会った2人は天国みたいな自然公園で写真を撮 ったり、恋人でもないのに同棲をはじめたり。叶わない片想いで切なくなるけど、読ん だ後はほっこりします。読んでくうちに世界観に引き込まれます。 【内容紹介】 「恋をすると死んでしまう」それでも彼女は彼を愛しつづける。胸をしめつけられる思いと、 静かに燃える恋心がたんたんと日記のごとくつづられている。 西の魔女が死んだ/梨木 香歩 新潮社 2001 【コメント】 少女とその祖母との短い共同生活を描いた物語です。思春期の揺れ動く少女の心の葛 藤が丁寧に書かれていて共感できる部分も多くありました。 【内容紹介】 「西の魔女」とは、中学生の少女・まいの祖母のこと。学校へ行けないまいは、田舎の祖母の 所で生活することに。まいは、祖母の家系が魔女の血筋だと聞く。祖母のいう魔女とは、代々草 木についての知識を受け継ぎ、物事の先を見通す不思議な能力を持つ人だと知る。まいは自分も魔女になりたいと願 い、「魔女修行」を始める。そのための第一歩は規則正しい生活をするといった地味なものだった。 ◆本学図書館では昭和 55 年の開学時より「図書室だより」という広報誌を発行していました。昭和 59 年に図 書室の名称を図書館に改めたのを機に「Library」に変更されましたが、平成 7 年の第 48 号以降休刊していま した。今回、誌名を『New Library』として復刊し、図書委員会・学生図書委員会が協力して編集にあたるこ とになりました。本誌を通じて本好きの学生さんがさらに増えることを願っています。(原田)◆今年から学生 図書委員が図書館運営に協力してくれています。今回紹介の本も、学生図書委員が自分たちで学生に呼びかけ 情報を集めました。学生の目線で図書館を見て、学生が足を運びやすい図書館になればと思っています。◆図 書館では毎月「Library Talk」を開催しています。学長先生と学生が本を紹介したりする会ですが、話が発展 して、とても興味深い話を聞くことができます。毎月ゲストの先生をお招きして、先生のおすすめ本や、読書 にまつわるお話をしていただいています。次回は 12 月 25 日 17:00∼図書館で開催の予定です。(仲田) 新見公立大学附属図書館 新見市西方 1263-2 ℡/Fax 0867(72)0664 e-mail addres:[email protected]
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