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The Institute
of Thanatology
死生学研究所
❑会場
東洋英和女学院大学 2014年度
<公開>
東洋英和女学院大学大学院
(六本木)201教室
東京都港区六本木5-14-40
連続講座
生と死の語りⅡ
❑最寄駅 六本木駅(日比谷線徒歩10分)
❑参加費
各回500円
麻布十番駅(大江戸線徒歩5分、南北線徒歩7分)
本学院在校生・教職員無料
❑先着 100名様
❑事前申込み
不要
第3回連続講座
渡辺和子
10月 18日(土)
『ギルガメシュ叙事詩』の中の夢・死・無意識
(わたなべ かずこ) 本学人間科学部教授
14:40-16:10(受付14:10~)
プロフィール
東京大学文学部宗教学科卒業。同大学院宗教学専攻修士
課程修了。ハイデルベルク大学アッシリア学科修了(Dr.
phil.)。専門領域は宗教学、死生学、アッシリア学(メソ
ポタミアの楔形文字文献学)、旧約聖書学。東洋英和女
学院大学助教授を経て1998年から現職。
主要業績
「ギルガメシュの異界への旅と帰還―「英雄」と
「死」」『死生学年報2011 作品にみる生と死』リトン
2011年。「ポニョの海の中と外」国際宗教研究所編『現
代宗教2012』秋山書店2012年。「洪水神話の文脈―『ギル
ガメシュ叙事詩』を中心に」『宗教研究』373、2012年。
「『ギルガメシュ叙事詩』における夢とその周辺―予
知・夢解き・冥界幻視・無意識」河東仁編『夢と幻視の
宗教史』下巻、リトン2014年。
内容紹介:
世界最古の長編叙事詩である『ギルガメシュ叙事詩』は、
人間の死生の問題と正面から取り組んだ作品です。4千年
から3千年も前に楔形文字で粘土板文書に書かれたにも関
わらず、極めて「現代的」な問題を扱っています。19世紀に
発見されて以来、様々な読み方が提案されてきましたが、
今回は夢とその周辺の事柄、例えば夢解き、幻視、眠り、
無意識などに着目しながら、この作品を読みなおしてみま
す。これまでにない『ギルガメシュ叙事詩』の姿が見えてくるこ
とを期待しています 。
第4回連続講座
ジェイムズ・ファーナー
10月 18日(土)
能にみる死後世界
16:20-17:50
プロフィール
ニュージャージー州立大学卒業。舞台芸術を専攻。
1991年来日、ベルリッツ外国語学校にて英語教師と
して勤務。
1995年より喜多流シテ方大村定氏に師事、謡曲・仕
舞を習う。釜三夫氏に小鼓・大鼓、桜井均氏に太
鼓、住駒充彦氏に小鼓を習う。
ペンシルバニア州ブルームスバーグシアターアンサ
ンブル主宰の外国人の為 のNoh Training Projectに
て、能の音楽と小・大鼓を教えている。
外国語学校英語教師
喜多流能楽師大村定弟子
内容紹介:
散楽として奈良時代に中国から渡来したものが多様な影響
を受けながら発展し、能楽として完成するが、中でも仏教の
影響を強く受けた。能の死後観は特に中世の、大衆化され
た仏教のものに基づいている。能楽における死に対する重要
な考えに、中国の道教に由来する「魂魄」がある。人は死ぬ
と魂は空に帰るが、魄は残る。生前何かに執着した者の亡
霊は残ってこの世界に往来する。仏法では、罪を犯した者は
地獄に、戦に執着した武者は修羅道におかれる。また死ぬ
前に念仏する者は阿弥陀菩薩に救われるという阿弥陀仏
信仰の影響もあった。能楽を完成させた観阿弥・世阿弥は
仏教的な象徴を道具として人間的な演劇を作った。
<予告>2014年11月8日(土)
受付開始14:10
㈶国際宗教研究所・共催「生と死」研究会
第13回例会
シンポジウム「いのちを守る」
Ⅰいのちでつながる Ⅱ被災地の子どもたちといのち Ⅲいのちとは
発題者:西 洋子,三輪敬之,今野祐子,戸田祥子,塩沼亮潤(敬称略,発題順)
お問合せ先
東洋英和女学院大学死生学研究所
[email protected]
03-3583-4035(fax専用)