ボデガー・エドゥアルド・ペーニャ (生産者) 建造物 当社では、ワイン造り

ボデガー ・エド ゥアル ド・ペ ーニャ
(生 産者 )
建造物
当社では、ワイン造りそのものをなるべく外部の影響から避けたいという理念を元に地理
的高低差を利用し、地下に蔵を建設するという工夫をしています。これによって外部の温
度差からブドウを保護する環境を作り上げ、冬には14度、夏には15度の温度を保って
います。
丘を掘って穴蔵を造りあげ垂直に煙突を設置し、地下へ自然の空気を送って自然換気をさ
せています。こうした事で機械的システムを使わずに、ワイン造りに最適なコンディショ
ンを維持しています。
このように我がワイナリーでは、昔からの伝統的なボデガースタイルを心がけています。
ブドウ園
場所: スペイン北西部ガリシア地方オウレンセ県、Castrelo de Miño (カストレロ・デ・
ミニョ)、Lugar de Barral(ルガール・デル・バラール)
当社は5ヘクタールほどの栽培面積があり、ダブル垣根方式(左右に開かせた垣根つくり)
で標高250メートルの緩やかな傾斜地のやや西側に面しています。オウレンセ県西部に
属しておりミーニョ川やその支流の流域にあります。
土壌:砂地、粘板岩(スレート)、石
気候 :大西洋の影響で温厚な気候が保たれているが、冬は寒く夏は暑い。降水量は、年間
800∼1000mmほど。
白ブドウ 品種 : トレイシャドゥラ(Treixadura)
アルバリーニョ(Albariño)
ゴデージョ(Godello)
ラド(Lado)
ロウレイラ(Loureira)
どれもガリシア原産の白ブドウである。
株間: 1X2,25
効率: 剪定期間は、春、五月の下旬。
白ブドウ :
6000∼8000Kg/ha
赤ブドウ :
3000∼5000Kg/ha
生産工程
我がワイナリーでは、ブドウを効率よく熟成させ、品種ごとに分けてワインを作り上げ、
ブドウの皮からテルペンや土壌の個性を引き出すことに力を入れています。そのためには、
皮をドライアイスで凍結し緩やかに絞る前に、その皮を無数のマイクロ結晶に分解し、そ
の後数時間のあいだマセラシオンし、果汁にテルペンが含まれるよう、そしてブドウの品
種らしさを果汁(モスト)へ染み込ませることにも努力をしています。
又、熟成された味とバランスのよいアロマ、ボリューム、濃度や脂肪を得るためには、醸
造する前に澱の細工も重要としています。こうしてチオール性のアロマを構成しています。
醸造の際のエステルの形成も、温度調節で糖度の消費もゆっくり、そして均質にしていま
す。最終的にヨーロッパオーク樽で一時期醸造させ仕上げています。バルサム質な風味が
しつこく出ないよう、滑らかなヨーロッパオーク樽で仕上げ、マイクロオキシゼネーショ
ン(微量の酸素を樽に入れ酸化させ熟成する)で均質で丸みのあるワインを造り、ビン詰
めまで最高の状態で仕上げています。
アルバロ・ブエノ
(Alvaro Bueno)
ワイン名:
「マリア ・アン ドゥレ ア」( M ari a An dr e a)
白ブドウ品種:
トレイシャドゥラ(Treixadura)
ロウレイラ(Loureira)
アルバリーニョ(Albariño)
マセラシオン
外見:
色調は淡い黄色みを帯びていて、レモンに近い反射、透明で光り輝く。
良い涙。
香り:
香りは、品種の特徴がはっきりと出ている。とてもフルーティーでエレ
ガントで力強い。レモン、月桂樹、マンゴー、メロン、マルメロ、黄色系
の花の香り。
構成(味覚)
:
ボディーは中庸、軽く脂の乗った構造、軽くさっぱりしていて、ちょうど
良い酸度、特にフルーティーで持続的。
アルコール分:
13~13,5度
マロラクティック発酵:なし
アロマスタイル:テルペン性
平均生産量:
3,000~4,000本
出荷状態:ブルゴーニュ瓶形750ml。1箱半ダース、瓶は横倒し。
ワイン名:
「エドゥ ルアル ド・ぺ ーニャ 」( Ed u ar do pe ña)
白ブドウ品種:
トレイシャドゥラ(Treixadura)
アルバリーニョ(Albariño)
ゴデージョ(Godello)
ラド(Lado)
ロウレイラ(Loureira)
マセラシオン、シュール・リー、軽くクパージュし(ブレンド)
、内側を軽く焼いたヨーロ
ッパオーク樽醸造(300L)。
外見:
色調は枯れた黄色みを帯びていて、金色に反射。
香り:
複雑、力強く、基本的な品質のアロマ、繊細、エレガントでいて力強い。
レモン、月桂樹、オレンジなどのシトラス系。パイナップやマンゴーのト
ロピカルフルーツ系。モモやあんず。これらの香りが、軽くスモークされ
たやさしいバルサム、バニラと複数のミネラルなどとマッチしている。
構成(味覚)
:
口当たりは脂が乗っていて、ぬるぬるし、グリセリンっぽく、程よい構成
で風味がありやや苦味も感じる。バランスよく、酸度もよく持続的。
ガリシアテースティング協会の評価:96/100
2009年 の上等 ワイン
ガリシアソムリエ協会の評価:
2009年 G al l aec i a
リベイロワインフェアー(Ribeiro)
銀メダル 受賞
アルコール分:
13~13,5度
マロラクティック発酵:なし
アロマスタイル:テルペン性、チオール性
平均生産量:
10,000本
出荷状態:ブルゴーニュ瓶形750ml。1箱半ダース、瓶は横倒し。