都市部における老人クラブ活動の活性化方策に関する調査研究

ま
え
が
き
この調査研究報告書は、兵庫県の委託を受け実施した「都市部における老人クラブ活動
の活性化方策に関する調査研究」の成果をとりまとめたものです。
老人クラブは高齢者の意欲と知識、活力を結集しさまざまな活動を展開する伝統ある組
織です。しかし都市部においては、老人クラブ以外にも多くの団体・組織が存在し、老人
クラブは加入率低下の問題に直面しています。また、今後団塊世代が定年を迎えることか
らその受け皿作りなどの問題も課題となっています。
そこで、本調査研究では、「単位老人クラブアンケート」「市町老人クラブ連合会アンケ
ート」、及び県内在住の 55 歳以上の男女を対象にした「一般アンケート」を実施し、また
姫路市、西宮市の老人クラブ連合会にヒアリング調査を行い、中高年層の意識や老人クラ
ブ活動の実態等を調査し、老人クラブ活動を活性化させる方策を検討しました。
調査研究の結果、加入対象者の多くが勧誘の働きかけを受けていない、老人クラブ会員
に女性が多いにもかかわらず女性役員は少なく、女性の視点が生かされにくい状況にある
などの問題点が明らかになりました。
この報告書が、今後の老人クラブ活動活性化のために、行政はもとより関係団体、研究
者の方々にご活用いただければ幸いです。
終わりに、アンケート調査を含め、調査研究にご協力いただいた関係者の方々に厚く御
礼申し上げます。
2004 年(平成 16 年)3 月
(財)21世紀ヒューマンケア研究機構
長寿社会研究所長
足 立 正 樹
研
研究責任者
足
立
正
究
体
樹
長
制
寿
社
会
研
究
所
長
神戸大学大学院経済学研究科教授
研究員(報告書執筆)
李
義
昭
長 寿 社 会 研 究 所 主 任 研 究 員
特定非営利活動法人
研究者
村
上
寿
来
ヤンヤンのおうち
神戸大学大学院経済研究科助手
前 長 寿 社 会 研 究 所 主 任 研 究 員
目
次
第1章 調査の概要
1.調査の目的 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
2.調査の方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
3.対象者の属性・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
(1) 都市部における中高年層の地域活動に関するアンケート(一般) ・・・・・・・・ 2
(2) 都市部における老人クラブ活動の活性化方策に関するアンケート ・・・・・・ 6
(単位老人クラブ)
(3) 都市部における老人クラブ活動の活性化方策に関するアンケート ・・・・・・ 8
(市町老人クラブ連合会)
第2章 アンケート調査の結果
1.都市部における中・高年層の地域活動に関するアンケート ・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
(一般調査)
2.都市部における老人クラブ活動の活性化方策に関するアンケート ・・・・・・・・・・ 22
(単位老人クラブ)
3.都市部における老人クラブ活動の活性化方策に関するアンケート ・・・・・・・・・・ 39
(市町老人クラブ連合会)
第3章 調査結果の分析
1.男女別に見た調査結果(一般アンケート)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 44
2.地域別(姫路市とその他の都市)に見た調査結果(一般アンケート) ・・・・・・ 52
3.加入別(本人が加入している、まだ加入年齢に達していない、
まだ加入していない)に見た調査結果(一般アンケート) ・・・・・・ 57
4.地域別(姫路市とその他の都市)に見た調査結果(単位老人クラブ) ・・・・・・ 62
第4章 ヒアリング調査結果
1.姫路市老人クラブ連合会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 78
2.西宮市老人クラブ連合会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 80
第5章 総括と提言・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 83
参考資料
1.調査票 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 95
(1) 都市部における中・高年層の地域活動に関するアンケート(一般用)
(2) 都市部における老人クラブ活動の活性化方策に関するアンケート(単位老人
クラブ用)
(3) 都市部における老人クラブ活動の活性化方策に関するアンケート(市町老人
クラブ連合会用)
2.単純集計 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 117
(1) 都市部における中・高年層の地域活動に関するアンケート(一般用)
(2) 都市部における老人クラブ活動の活性化方策に関するアンケート(単位老人
クラブ用)
第1章
調査の概要
1.調査の目的
全 国 に お け る 老 人 ク ラ ブ 活 動 は 、「 自 主 性 、 地 域 性 、 共 同 性 」 を 合 言 葉 に 、 60 歳 以 上 の
高 齢 者 の 意 欲 と 知 識 と 活 力 を 結 集 し 、仲 間 づ く り を 通 じ て「 生 き が い 活 動 」
「健康づくり活
動 」「 社 会 奉 仕 活 動 」 を 促 進 す る 伝 統 あ る 組 織 で あ る 。
兵庫県は、全国トップの老人クラブ数を擁し、県民運動を軸に世代交流や在宅福祉を支
える友愛活動、生きがいづくり、健康活動などを展開している。しかし、一方でクラブ加
入 率 は 40% を 切 る 現 状 に あ り 、特 に 都 市 部( 阪 神 間 )に お け る ク ラ ブ 加 入 率 は 20% 程 度 の
低 迷 を 続 け て い る 。今 後 、急 増 が 予 測 さ れ る サ ラ リ ー マ ン OB の 受 け 皿 づ く り 、ク ラ ブ 加 入
率のアップなど老人クラブ活動の活性化が課題となってきている。本調査は、都市部を中
心とした高齢者の意識調査や老人クラブの活動を調査分析し、都市部における老人クラブ
活動の活性化方策を研究するものである。
クラブ数
会 員 数 (人 )
131,384
8,557,270
兵庫県
5,399
353,055
神戸市
581
50,761
全国
平 成 15 年 3 月 末 日 現 在
2.調査の方法
(1) 都 市 部 に お け る 中 高 年 層 の 地 域 活 動 に 関 す る ア ン ケ ー ト ( 一 般 )
調 査 期 間 : 2003 年 7 月 15 日 か ら 10 月 6 日
調 査 対 象 : 県 内 在 住 の 55 歳 以 上 の 男 女 2500 人 (神 戸 、姫 路 、尼 崎 、西 宮 、川 西 、宝 塚 )
有 効 回 収 率 : 31.2% ( 779/2500)
(2) 都 市 部 に お け る 老 人 ク ラ ブ 活 動 の 活 性 化 方 策 に 関 す る ア ン ケ ー ト (単位老人クラブ)
調 査 期 間 : 2003 年 7 月 15 日 か ら 9 月 29 日
調 査 対 象 : 神 戸 、 姫 路 、 尼 崎 、 西 宮 、 川 西 、 宝 塚 各 市 の 単 位 老 人 ク ラ ブ 500 ク ラ ブ
有 効 回 収 率 : 81.6% ( 408/500)
(3) 都 市 部 に お け る 老 人 ク ラ ブ 活 動 の 活 性 化 方 策 に 関 す る ア ン ケ ー ト ( 市 町 老 人 ク ラ ブ
連合会)
調 査 期 間 : 2003 年 7 月 15 日 か ら 9 月 6 日
調 査 対 象 : 県 内 88 市 町 老 人 ク ラ ブ 連 合 会 88 連 合 会
−
1
−
有 効 回 収 率 : 51.1% ( 45/88)
な お 、 集 計 は SPSS for Windows( Ver.11.5) に よ っ た 。
検 定 の 基 準 : P 値 ( 有 意 確 率 ) ≦ 0.05 ( 有 意 水 準 )、 期 待 度 数 5 未 満 の セ ル ≦ 0.2
3.対象者の属性
(1) 都 市 部 に お け る 中 高 年 層 の 地 域 活 動 に 関 す る ア ン ケ ー ト ( 一 般 )
①
性別
男 性 が 332 人 ( 49.2% )、 女 性 が 343 人 ( 50.8% ) と な っ て い る 。
男
332 人
49.2%
女
343 人
50.8%
欠 損 104
図1−3−1
②
性別
年齢(5 年ごと)
年齢構成は「
、 55〜 59 歳 」が 37.0% 、
「 60〜 64 歳 」が 22.4% 、
「 65〜 69 歳 」が 15.2% 、
「 70〜 74 歳 」が 12.7% 、
「 75〜 79 歳 」が 8.7% 、
「 80〜 84 歳 」が 2.2% 、
「 85 歳 以 上 」
が 1.8% と な っ て い る 。 な お 、 平 均 年 齢 は 64.3 歳 、 最 高 齢 は 91 歳 で あ る 。
300
250
200
150
100
50
0
度数
%
55〜59
歳
251
37.0%
60〜64
歳
152
22.4%
65〜69
歳
103
15.2%
70〜74
歳
86
12.7%
75〜79
歳
59
8.7%
80〜84
歳
15
2.2%
欠損
図1−3−2
−
2
平均年齢
−
85 歳〜
12
1.8%
101
③
居住地
居 住 地 は 「 神 戸 市 」( 23.5% )、「 姫 路 市 」( 21.7% )、「 西 宮 市 」( 20.5% )、「 尼 崎
市 」( 15.7% )、「 宝 塚 市 」( 10.3% )、「 川 西 市 」( 8.3% ) と な っ て い る 。
200
150
100
50
0
度数
%
神戸市
姫路市
尼崎市
西宮市
宝塚市
川西市
159
23.5%
147
21.7%
106
15.7%
139
20.5%
70
10.3%
56
8.3%
欠損
図1−3−3
④
102
居住地
一緒に住んでいる者(複数回答)
一 緒 に 住 ん で い る 人 は 「 配 偶 者 」 が 82.9% で 特 に 多 く 、 以 下 、「 子 」( 39.6% )、
「 親 」( 10.5% )、「 一 人 暮 ら し 」( 6.6% )、「 子 の 配 偶 者 」( 7.1% )、「 孫 」( 6.5% )、
「 兄 弟 姉 妹 」( 0.9% )、「 そ の 他 」( 1.3% )、「 祖 父 母 」( 0.1% ) と な っ て い る 。
600
500
400
300
200
100
0
度数
%
一人
配偶者
暮らし
45
6.6%
563
82.9%
子の
配偶者
子
269
39.6%
48
7.1%
孫
親
44
6.5%
71
10.5%
祖父母
兄弟
姉妹
その他
1
0.1%
6
0.9%
9
1.3%
欠 損 100
図1−3−4
同居者
上記回答を居住形態に関して整理すると、
「 夫 婦 の み 」が 44.8% で 最 も 多 く な り 、
次 い で「 親 子 2 世 代 」が 30.9% で あ り 、夫 婦 の み 、ま た は 親 子 2 世 代 で 暮 ら し て い
る 人 が 、全 体 の 7 割 以 上 を 占 め て い る( 75.7% )。以 下 、
「一人暮らし」
( 6.6% )、
「3
−
3
−
世代同居」
( 5.6% )、
「親と2世代」
( 5.4% )、
「親と3世代」
( 4.6% )、
「その他」
( 1.6% )、
「 4 世 代 同 居 」( 0.4% ) の 順 と な っ て い る 。
350
300
250
200
150
100
50
0
度数
%
一人
暮らし
夫婦
のみ
親子
2 世代
3 世代
同居
親と
3 世代
4 世代
同居
45
6.6%
304
44.8%
210
30.9%
38
5.6%
31
4.6%
3
0.4%
親と
その他
2 世代
37
5.4%
11
1.6%
欠損
図1−3−5
⑤
100
居住形態
健康状態
健 康 状 態 は「 ど ち ら か と い え ば 健 康 」と 答 え た 人 が 最 も 多 く 48.2% 、次 い で「 健
康 で あ る 」と 答 え た 人 は 37.1% で あ り 、健 康 で あ る と い え る 人 が 全 体 の 8 割 以 上 を
占 め て い る ( 85.3% )。以 下 、「 病 気 療 養 中 で あ る 」 が 7.8% 、「 病 気 が ち で あ る 」 が
6.2% 、「 介 護 を 必 要 と し て い る 」 が 最 も 低 く 0.7% と な っ て い る 。
350
300
250
200
150
100
50
0
度数
%
健康である
どちらかと
いえば健康
病気がち
である
252
37.1%
327
48.2%
42
6.2%
病気療養中 介護を必要と
である
している
53
7.8%
5
0.7%
欠 損 100
図1−3−6
−
4
−
健康状態
⑥
最終学歴
最 終 学 歴 は 、「 高 校 」 が 全 体 の 半 数 近 く ( 46.9% ) を 占 め て お り 、 次 い で 「 中 学
校 」が 17.8% 、
「 大 学 」が 17.5% と な っ て い る 。回 答 率 が 1 割 を 切 る も の と し て は 、
「 短 大 」が 9.2% 、
「 専 門 学 校 」が 5.0% 、
「 小 学 校 」が 3.0% 、
「 大 学 院 」が 0.6% 、
「 そ の 他 」 が 0.1% の 順 と な っ て い る 。
350
300
250
200
150
100
50
0
小学校 中学校
度数
%
20
3.0%
120
17.8%
高校
専門
学校
短大
大学
317
46.9%
34
5.0%
62
9.2%
118
17.5%
大学院 その他
4
0.6%
1
0.1%
欠損
図1−3−7
⑦
103
最終学歴
就業状況
現 在 の 職 業 と し て は「 無 職 」が 31.6% で 最 も 多 く 、次 い で「 専 業 主 婦 」が 22.1%
で あ り 、 職 に 就 い て い な い 人 が 全 体 の 半 数 以 上 (53.7% )と な っ て い る 。 ま た 、「 会
社 員 」 は 13.7% 、「 パ ー ト ・ ア ル バ イ ト 」 は 10.7% 、「 自 営 業 」 は 7.5% で あ り 、 そ
の ほ か 少 な い も の と し て は「 会 社 役 員 」
( 4.5% )、
「 そ の 他 」(4.2% )、
「公務員」
( 3.2% )、
「技術職」
( 1.7% )、
「求職中」
( 0.5% )、
「農林水産業」
( 0.4% )の 順 に な っ て い る 。
300
250
200
150
100
50
0
専業
主婦
自営
業
農林
水産
会社
員
会社 公務 パート・ 技術
役員 員・ アルバイト 職
求職
中
その
他
240 168
31.6% 22.1%
57
7.5%
3
0.4%
104
13.7%
34
4.5%
4
0.5%
32
4.2%
無職
度数
%
図1−3−8
−
5
24
3.2%
81
10.7%
就業状況
−
13
1.7%
(2) 都 市 部 に お け る 老 人 ク ラ ブ 活 動 の 活 性 化 方 策 に 関 す る ア ン ケ ー ト(単位老人クラブ)
①
クラブの所在地
ク ラ ブ の 所 在 地 は「 姫 路 市 」が 34.6% で 最 も 多 く 、次 い で「 尼 崎 市 」が 24.2% 、
「 西 宮 市 」が 21.0% と な っ て お り 、こ の 3 都 市 で 全 体 の 8 割 近 く( 79.8% )を 占 め
て い る 。 そ の 他 、「 神 戸 市 」 が 8.4% 、「 川 西 市 」 が 4.7% 、「 宝 塚 市 」 が 4.2% 、「 校
区 ( 姫 路 市 )」 が 3.0% と な っ て い る 。
160
140
120
100
80
60
40
20
0
度数
%
神戸市
姫路市
尼崎市
西宮市
宝塚市
川西市
34
8.4%
140
34.6%
98
24.2%
85
21.0%
17
4.2%
19
4.7%
校区
(姫路市)
12
3.0%
欠損 3
図1−3−9
②
クラブの所在地
クラブの設立
ク ラ ブ の 設 立 は 、「 昭 和 20 年 以 前 」 は 3 件 ( 0.9% ) の み で あ り 、「 昭 和 21 年 か
ら 30 年 」 に は 16 件 ( 4.7% ) と な っ て い る 。 そ れ が 「 昭 和 31 年 か ら 40 年 」 に な
る と 107 件 ( 31.6% ) と 設 立 数 は 6 倍 に 増 加 し 、 こ の 年 代 が 最 も 多 く な っ て い る 。
そ の 後 、「 昭 和 41 年 か ら 50 年 」 に は 78 件 ( 23.0% )、「 昭 和 51 年 か ら 60 年 」 に は
51 件( 15.0% )に 減 少 し た が 、
「 昭 和 61 年 か ら 平 成 7 年 」に か け て は 63 件( 18.6% )
と 、 前 年 度 か ら 12 件 増 加 し て い る 。「 平 成 8 年 以 降 」 は 21 件 ( 6.2% ) と 、 再 び 減
少している。
120
100
80
60
40
20
0
度数
%
昭和 61 年
昭和 20 年 昭和 21 年 昭和 31 年 昭和 41 年 昭和 51 年
から平成 7
以前
から 30 年 から 40 年 から 50 年 から 60 年
年
3
16
107
78
51
63
4.7%
31.6%
23.0%
15.0%
18.6%
0.9%
図 1 − 3 − 10
−
クラブの設立時期
6
−
平成 8 年
以降
21
6.2%
③
現在の会員数(校区除く)
表1−3−1
男女、年齢別会員数
男
女
合計
60 歳 未 満
37
108
145
60〜 64 歳
619
937
1,556
65〜 69 歳
2,173
3,085
5,258
70〜 74 歳
2,943
4,495
7,438
75〜 79 歳
2,665
4,190
6,855
80 歳 以 上
2,497
5,736
8,233
269
448
717
11,203
18,999
30,202
不詳
性別合計
無回答
回答人数
合計
欠損値
31
377
408
0
−
7
−
平 均 80.1 人
(3) 都 市 部 に お け る 老 人 ク ラ ブ 活 動 の 活 性 化 方 策 に 関 す る ア ン ケ ー ト ( 市 町 老 人 ク ラ ブ
連合会)
姫路市、尼崎市、伊丹市、豊岡市、加古川市、龍野市、赤穂市、宝塚市、三木市、
高 砂 市 、 川 西 市 、 小 野 市 、 三 田 市 、 篠 山 市 、 神 戸 市 の 15 連 合 会 よ り 回 答
猪名川町、吉川町、社町、東条町、家島町、神崎町、市川町、香寺町、一宮町(宍
粟 郡 )、 波 賀 町 、 千 種 町 、 新 宮 町 、 太 子 町 、 南 光 町 、 三 日 月 町 、 香 住 町 、 日 高 町 、
出 石 町 、温 泉 町 、八 鹿 町 、和 田 山 町 、津 名 町 、北 淡 町 、一 宮 町( 津 名 郡 )、五 色 町 、
緑 町 、 三 原 町 の 27 連 合 会 よ り 回 答
連合会名不詳は 3 連合会であった。
−
8
−
第2章
アンケート調査の結果
1.都市部における中・高年層の地域活動に関するアンケート(一般調査)
質問1
現在の地域における居住年数
現 在 の 地 域 へ 転 入 し て き て「 30 年 以 上( 転 入 )」住 ん で い る 人( 30.9% )が 最 も 多 く 、
生 ま れ て か ら 「 30 年 以 上 ( 生 涯 )」 住 ん で い る 人 ( 13.0% ) を 含 め る と 、 今 の 地 域 に 住
ん で 30 年 以 上 の 長 期 に な る 人 が 全 体 の 半 分 近 く ( 43.9% ) に な っ て い る 。 次 い で 「 20
〜 30 年 未 満 」の 23.7% 、
「 10 年 未 満 」が 17.2% 、
「 10〜 20 年 未 満 」が 15.2% の 順 と な っ
ている。
250
200
150
100
50
0
度数
%
10 年未満
10〜20 年
未満
20〜30 年
未満
131
17.2%
116
15.2%
180
23.7%
30 年以上
(転入)
235
30.9%
30 年以上
(生涯)
99
13.0%
欠 損 18
図2−1−1
質問 2
居住年数
近所づきあいの程度
普 段 の 近 所 づ き あ い の 程 度 に 関 し て は 、「 あ い さ つ 程 度 」( 36.1% ) が 最 も 多 く 、 そ れ
に 次 い で 「 つ き あ い は あ る 」 が 34.0% 、「 親 し く 付 き 合 っ て い る 」 が 26.1% の 順 と な っ
て い る 。あ い さ つ 程 度 ま で の 近 所 づ き あ い が あ る 人 は 全 体 の 96.2% で あ り 、近 所 づ き あ
い が 「 ほ と ん ど な い 」 人 は 3.8% と な っ て い る 。
300
250
200
150
100
50
0
親しく付き合ってる つきあいはある
度数
%
199
26.1%
259
34.0%
あいさつ程度
ほとんどない
275
36.1%
29
3.8%
欠 損 17
図2−1−2
−
9
近所づきあい
−
質問 3
友人数
友 人 の 数 で は 、「 10 人 以 上 い る 」 人 が 最 も 多 く 36.7% 、 次 い で 「 5〜 10 人 」 が 33.3%
と な っ て お り 、少 な く と も 5 人 以 上 の 友 人 が い る 人 が 全 体 の 7 割 を 占 め る 。ま た 、
「5 人
未 満 」 の 人 が 23.6% 、「 ほ と ん ど い な い 」 人 は 6.3% と な っ て い る 。
300
250
200
150
100
50
0
度数
%
10 人以上
278
36.7%
5〜10 人
252
33.3%
5 人未満
179
23.6%
ほとんどいない
48
6.3%
欠損
図2−1−3
質問 4
22
友人数
「老人クラブ」という名称について
「 老 人 ク ラ ブ 」と い う 名 称 に 関 し て 、
「 変 え た ほ う が よ い 」と 考 え る 人 が 最 も 多 く 、全
体 の 4 割 以 上 を 占 め て い る( 43.6% )。一 方 で 、「 ど ち ら で も よ い 」と 答 え た 人 が 39.5%
と 4 割 近 く あ る 。 ま た 、「 残 し た ほ う が よ い 」 と 考 え る 人 は 17.0% と な っ て い る 。
350
300
250
200
150
100
50
0
度数
%
残したほうがよい
128
17.0%
変えたほうがよい
329
43.6%
どちらでもよい
298
39.5%
欠 損 24
図2−1−4
質問 5
「老人クラブ」という名称
加入状況(複数回答)
現 在 の 老 人 ク ラ ブ へ の 加 入 状 況 に つ い て 、60 歳 以 上 で あ り な が ら「 本 人 は 加 入 し て い
な い ( 未 加 入 )」 場 合 が 43.5% と 最 も 多 く 、 次 い で 「 本 人 が 加 入 し て い る 」 が 15.0% と
な っ て い る 。少 な い と こ ろ で は「 配 偶 者 が 加 入 し て い る 」が 6.5% 、
「親が加入している」
−
10
−
が 6.1% 、
「 子 が 加 入 し て い る 」が 0.1% の 順 と な っ て い る 。ま た 、
「まだ加入年齢ではな
い 」 と い う 人 が 39.5% あ る 。
400
300
200
100
0
度数
%
本人が加入 配偶者が加 親が加入し 子が加入し 本人が以前加
入していた
している 入している
ている
ている
116
50
47
1
10
15.0%
6.5%
6.1%
0.1%
1.3%
まだ加入年
齢ではない
305
39.5%
未加入
336
43.5%
欠損 7
図2−1−5
質問 6
加入状況
加入のきっかけ
老人クラブに加入しているまたは加入していた人の、加入したきっかけについては、
「 ク ラ ブ か ら 勧 誘 を 受 け て 」が 全 体 の 3 割 近 く を 占 め て い る( 29.3% )。次 い で「 自 分 の
意 思 」が 19.5% 、
「 友 人 に 誘 わ れ て 」が 15.4% と 続 い て い る 。さ ら に 、
「つきあいや義理
で 」が 12.2% 、
「 地 域 の 他 の 組 織 を 通 じ て 」が 11.4% で あ り 、以 下 、
「会誌や広報などを
見 て 」 が 5.7% 、「 家 族 に 勧 め ら れ て 」 が 4.9% 、「 そ の 他 」 が 1.6% の 順 に な っ て い る 。
40
30
20
10
0
度数
%
クラブから
地域の他の
友人に誘わ
家族に勧め 会誌や広報
勧誘を受け
組織を通じ
れて
られて
などを見て
て
て
自分の
意思で
つきあいや
義理で
その他
19
36
6
7
14
24
15
2
15.4%
29.3%
4.9%
5.7%
11.4%
19.5%
12.2%
1.6%
欠損 3
図2−1−6
質問 7
加入のきっかけ
加入した年齢
老 人 ク ラ ブ に 加 入 し て い る ま た は 加 入 し て い た 人 の 、 加 入 し た 年 齢 に つ い て は 、「 65
〜 69 歳 」 が 44.4% 、「 60〜 64 歳 」 が 37.1% と な っ て お り 、 60 歳 代 で 加 入 し た 人 が 全 体
の 8 割 以 上 ( 81.5% ) を 占 め る 。 そ れ に 次 い で 「 70〜 74 歳 」 が 11.3% 、「 59 歳 以 前 」 が
−
11
−
5.6% 、「 75〜 79 歳 」 が 1.6% の 順 に な っ て い る 。
60
50
40
30
20
10
0
度数
%
59 以前
60〜64
65〜69
70〜74
75〜79
7
5.6%
46
37.1%
55
44.4%
14
11.3%
2
1.6%
欠損 2
図2−1−7
質 問 8‑1
加入年齢
取り組んでいる活動(複数回答)
老人クラブに加入しているまたは加入していた人の、老人クラブで取り組んでいる活
動 に つ い て は 、 半 数 以 上 ( 50.9% ) が 「 親 睦 活 動 」 に 参 加 し て お り 、「 環 境 ・ 美 化 」 は
41.2% と な っ て い る 。 3 割 以 上 の 人 が 取 り 組 ん で い る も の と し て は 、「 趣 味 」( 36.8% )、
「旅行」
( 36.0% )、
「地域行事」
( 32.5% )な ど が 挙 げ ら れ る 。次 い で「 健 康 ・ ス ポ ー ツ 」
と 「 学 習 ・ 教 養 活 動 」 は ど ち ら も 28.1% で あ り 、 以 下 「 地 域 福 祉 」 が 16.7% 、「 伝 承 ・
世 代 間 交 流 」 が 15.8% 、「 そ の 他 」 が 8.8% の 順 に な っ て い る 。
70
60
50
40
30
20
10
0
度数
%
親睦
活動
旅行
健康・
スポーツ
趣味
学習・
教養
活動
伝承・
世代間
交流
環境・
美化
安全
管理
地域
行事
地域
福祉
その他
58
41
32
42
32
18
47
10
37
19
10
50.9%
36.0%
28.1%
36.8%
28.1%
8.8%
32.5%
16.7%
8.8%
15.8% 41.2%
欠 損 12
図2−1−8
質 問 8‑2
取り組んでいる活動(複数回答)
最も重要な活動
老人クラブに加入しているまたは加入していた人が考える、老人クラブにおける活動
の中で最も重要とされるものとしては、
「 親 睦 活 動 」と「 環 境・美 化 」が ど ち ら も 16.4%
で 1 番 に 挙 げ ら れ て い る 。ま た 、
「 健 康・ス ポ ー ツ 」は 取 り 組 ま れ て い る 活 動 と し て は 前
−
12
−
の質問では6番目となっているが、この最も重要な活動では3番目に挙げられている
( 14.8% )。 さ ら に 「 趣 味 」 が 13.1% で あ り 、 以 下 「 旅 行 」 が 9.8% 、「 伝 承 ・ 世 代 間 交
流 」が 8.2% 、「 そ の 他 」6.6% 、「 地 域 行 事 」と「 地 域 福 祉 」が ど ち ら も 4.9% 、「 学 習 ・
教 養 活 動 」 が 3.3% 、 の 順 に な っ て い る 。
12
10
8
6
4
2
0
度数
%
親睦
活動
旅行
健康・
スポーツ
趣味
学習・
教養
活動
伝承・
世代間
交流
環境・
美化
安全
管理
地域
行事
地域
福祉
その他
10
16.4%
6
9.8%
9
14.8%
8
13.1%
2
3.3%
5
8.2%
10
16.4%
1
1.6%
3
4.9%
3
4.9%
4
6.6%
欠 損 65
図2−1−9
質問 9
取り組んでいる活動で最も重要な活動
加入率低下の理由(2つ選択)
老人クラブに加入しているまたは加入していた人の考える、近年における老人クラブ
への加入率低下の原因として、最も多く挙げられているのが「魅力のある活動ができて
い な い か ら 」( 37.2% ) で あ る 。 次 い で 「 地 域 の つ な が り が 弱 く な っ た か ら 」( 34.5% )、
「 活 動 の 実 態 が 知 ら れ て い な い か ら 」( 31.0 % )、「 団 体 行 動 を 嫌 う 人 が 増 え た か ら 」
( 24.8% ) の 順 に な っ て お り 、 こ れ ら 4 つ の 原 因 が 特 に 上 位 に 挙 げ ら れ て い る 。 以 下 、
「 他 に 多 様 な 活 動 団 体 が 存 在 し て い る か ら 」と「 組 織 が 閉 鎖 的 だ か ら 」が い ず れ も 12.4% 、
「 老 人 ク ラ ブ の 活 動 が 多 忙 だ か ら 」 が 6.2% 、「 そ の 他 」 が 5.3% と な っ て い る 。 ま た 、
「 わ か ら な い 」 と 答 え た 人 は 23.0% に 及 ん で い る 。
−
13
−
50
40
30
20
10
0
度数
%
活動の実 魅力ある活 地域のつ 団体行動 老人クラブ 他に多様
態が知られ 動ができて ながりが弱 を嫌う人が の活動が な活動団
ていない いない
くなった
増えた
多忙
体が存在し
ている
組織が
閉鎖的
その他
わからない
35
42
39
28
7
14
14
6
26
31.0%
37.2%
34.5%
24.8%
6.2%
12.4%
12.4%
5.3%
23.0%
欠 損 13
図2−1−10
質 問 10
加入率低下の理由(2つ選択)
行政支援策の認知度
老人クラブに加入しているまたは加入していた人が知っている老人クラブへの行政支
援 策 に 関 し て 、そ の 認 知 度 は 、
「 単 位 老 人 ク ラ ブ 活 動 へ の 助 成 金 」に 関 し て は「 具 体 的 内
容 を 知 っ て い る ( 以 下 ① と 示 す )」 が 31.9% 、「 聞 い た こ と が あ る ( 以 下 ② と 示 す )」 が
41.4% 、「 よ く 知 ら な い( 以 下 ③ と 示 す )」が 26.7% で あ り 、7 割 以 上 の 人 が 知 っ て い る
こ と に な り 、認 知 度 は か な り 高 い 。
「 子 育 て 支 援・友 愛 活 動 へ の 助 成 金 」に 関 し て は 、①
が 10.5% 、 ② が 24.2% 、 ③ が 65.3% で あ り 、 認 知 度 は 各 種 支 援 策 の 中 で 最 も 低 く な っ
て い る 。 ま た 、「 健 康 づ く り 活 動 支 援 」( ① 14.9% 、 ② 31.7% 、 ③ 53.5% )、「 各 種 リ ー ダ
ー研修会」
( ① 17.3% 、② 29.6% 、③ 53.1% )、お よ び「 連 合 会 組 織 へ の 支 援 」
( ① 18.2% 、
② 27.3% 、 ③ 54.5% ) に 関 し て は 、 い ず れ も 「 よ く 知 ら な い 」 と 答 え た 人 が 半 数 以 上 を
占め、認知度は高いとは言えない。
表2−1−1
老人クラブ活動への助成
子育て・友愛活動への支援
健康づくり活動への支援
リーダー養成・研修会
老人クラブ連合会への支援
行政支援策の認知度
具体的
内容知
ってい
る
37
31.9
10
10.5
15
14.9
17
17.3
18
18.2
度数
%
度数
%
度数
%
度数
%
度数
%
−
14
−
聞いた
ことあ
る
よく知
らない
48
41.4
23
24.2
32
31.7
29
29.6
27
27.3
31
26.7
62
65.3
54
53.5
52
53.1
54
54.5
合計
116
100
95
100
101
100
98
100
99
100
質 問 11
地域に老人クラブがあるか
老人クラブへ加入していない人に対する質問で、地域に老人クラブが「ある」と答え
た 人 は 全 体 の 約 6 割 ( 61.4% ) で あ り 、「 わ か ら な い 」 と 答 え た 人 は 3 割 を 超 え て い た
( 34.1% )。 ま た 、「 な い 」 と 答 え た 人 は 4.4% と な っ て い る 。
500
400
300
200
100
0
度数
%
ある
387
61.4%
ない
28
4.4%
わからない
215
34.1%
欠 損 149
図2−1−11
質 問 12
老人クラブがあるか
勧誘された経験(複数回答)
老 人 ク ラ ブ 未 加 入 者 の う ち 、老 人 ク ラ ブ へ の 勧 誘 に つ い て 、
「勧誘を受けたことはない」
と 答 え た 人 が 全 体 の 8 割 を 超 え て お り( 85.8% )、多 く の 人 が 勧 誘 を 受 け た こ と が な い と
し て い る 。 以 下 「 広 報 や 回 覧 板 な ど で 募 集 内 容 を 見 た こ と が あ る 」 が 12.3% 、「 ク ラ ブ
か ら 勧 誘 を 受 け た こ と が あ る 」 が 4.7% 、「 会 員 の 友 人 、 知 人 か ら 誘 わ れ た こ と が あ る 」
が 3.3% 、
「 町 内 会 な ど か ら 勧 め ら れ た こ と が あ る 」が 2.3% 、
「家族から勧められたこと
が あ る 」 が 0.3% の 順 に な っ て い る 。
600
500
400
300
200
100
0
度数
%
クラブから
勧誘
28
4.7%
家族から勧めら 会員の知人・友人 町内会などから 広報や回覧板 勧誘を受けたこ
れた
から勧められた
とはない
勧められた
2
0.3%
20
3.3%
14
2.3%
74
12.3%
欠損
図2−1−12
質 問 13
515
85.8%
53
勧誘された経験(複数回答)
知っている老人クラブ活動
老人クラブ未加入者に対して、老人クラブで行われている活動はどのようなものであ
−
15
−
るか知っているかを尋ねたところ、
「 健 康・ス ポ ー ツ 」が 67.5% で 最 も 多 く 、次 い で「 親
睦 活 動 」が 55.6% と な っ て お り 、こ れ ら 2 つ の 活 動 に つ い て は 半 数 以 上 の 人 が 知 っ て い
た 。「 旅 行 」( 44.8% )と「 趣 味 」( 43.3% )、お よ び「 環 境 ・ 美 化 」( 40.7% )に つ い て は
4 割 以 上 の 人 が 知 っ て い た 。以 下 、
「 地 域 行 事 」が 37.1% 、
「 福 祉・友 愛 」が 28.8% 、
「学
習 ・ 教 養 活 動 」 が 20.2% 、「 伝 承 ・ 世 代 間 交 流 」 が 11.9% 、「 安 全 管 理 」 が 8.8% の 順 で
知っているとなった。
350
300
250
200
150
100
50
0
度数
%
親睦
活動
旅行
253
55.6%
204
44.8%
健康・
スポーツ
趣味
学習・
教養
活動
伝承・
世代間
交流
環境・
美化
安全
管理
地域
行事
福祉・
友愛
307
67.5%
197
43.3%
92
20.2%
54
11.9%
185
40.7%
40
8.8%
169
37.1%
131
28.8%
欠損
図2−1−13
質 問 14
198
知っている老人クラブ活動
今後のクラブへの加入意向
老 人 ク ラ ブ 未 加 入 の 人 の 、今 後 の 老 人 ク ラ ブ へ の 加 入 意 向 に つ い て 聞 い た と こ ろ で は 、
「 わ か ら な い 」と 答 え た 人 が 半 数 を 占 め た( 50.8% )。
「 入 り た い 」と 答 え た 人 は 11.9% 、
「 入 り た く な い 」と 答 え た 人 が 32.4% で あ り 、ま た 、何 ら か の 理 由 で「 入 り た く て も 入
れ な い 」 と 答 え た 人 は 4.8% と な っ て い る 。
350
300
250
200
150
100
50
0
度数
%
入りたい
入りたくない
74
11.9%
201
32.4%
入りたくても入
れない
30
4.8%
わからない
315
50.8%
欠 損 159
図2−1−14
質 問 15
老人クラブへの加入意向
入りたくない理由(複数回答)
老人クラブへ「入りたくない」と答えた人に関して、その理由を聞いたところでは、
−
16
−
「 人 間 関 係 が わ ず ら わ し い 」( 35.4% ) と 「 老 人 に は な り た く な い 」( 34.8% ) が 特 に 多
く な っ て い る 。ま た「 仕 事 や 家 事 が 忙 し い 」
( 24.2% )、
「 他 の 団 体・サ ー ク ル 活 動 で 充 分 」
( 23.7% )が い ず れ も 2 割 を 超 え て い る 。以 下 、
「 特 に 理 由 が な い 」が 16.7% 、
「その他」
が 14.6% 、「 役 員 な ど を や ら さ れ る 」 が 14.1% 、「 や り た い 活 動 が な い 」 が 11.1% の 順
に な っ て お り 、 回 答 率 が 1 割 を 切 る も の と し て は 、「 奉 仕 活 動 は し た く な い 」( 4.5% )、
「 費 用 が か か る 」( 2.5% )、「 嫌 い な 人 が い る 」( 2.0% ) な ど と な っ て い る 。
80
60
40
20
0 「 老 人 」 に や り た い 費 用 が か 奉 仕 活 動 人 間 関 係 嫌 い な 人 役 員 な ど 仕 事 や 家 特 に 理 由 他の団体・
はなりたく 活 動 が な かる
ない
い
度数
%
69
34.8%
22
11.1%
5
2.5%
はしたくな が わ ず ら がいる
い
わしい
9
4.5%
70
35.4%
4
2.0%
をやらされ 事 が 忙 し はない
る
い
28
14.1%
48
24.2%
サークル活動
で充分
33
16.7%
47
23.7%
その他
29
14.6%
欠損 3
図2−1−15
質 問 15‑2
入りたくない理由(複数回答)
入りたくない最も大きな理由
老人クラブへ入りたくない最も大きな理由としては、前問と同じく「人間関係がわず
ら わ し い ( 20.4% )」 が 最 も 多 く 、次 い で「『 老 人 』 に は な り た く な い 」 が 16.2% と な っ
ている。
「 仕 事 や 家 事 が 忙 し い 」と「 他 の 団 体・サ ー ク ル 活 動 で 充 分 」は ど ち ら も 15.6% 、
「 そ の 他 」 が 12.6% 、「 特 に 理 由 は な い 」 が 12.0% で あ り 、 回 答 率 が 低 い も の と し て は
「 役 員 な ど を や ら さ れ る 」( 4.8% )、「 や り た い 活 動 が な い 」( 2.4% )、「 費 用 が か さ む 」
( 0.6% ) な ど が あ る 。
40
30
20
10
0 「 老 人 」 に や り た い 費 用 が か 人 間 関 係 役 員 な ど 仕 事 や 家 特 に 理 由 他の団体・
はなりたく 活 動 が な かる
ない
い
度数
%
27
16.2%
4
2.4%
1
0.6%
が わ ず ら をやらされ 事 が 忙 し はない
わしい
る
い
34
20.4%
8
4.8%
26
15.6%
20
12.0%
サークル活動
で充分
その他
26
15.6%
21
12.6%
欠損
図2−1−16
入りたくない最も大きな理由
−
17
−
612
質 問 16
入りたくても入れない理由(複数回答)
老人クラブに「入りたくても入れない」と答えた人に関して、その理由としては「健
康 に 問 題 が あ る 」 が 41.4% と 最 も 多 く な っ て い る 。 次 い で 「 そ の 他 」 が 27.6% 、「 仕 事
が 忙 し い 」 が 24.1% 、「 他 の 団 体 ・ サ ー ク ル 活 動 が 忙 し い 」 が 20.7% と な っ て い る 。 ま
た 、「 介 護 が 忙 し い 」と「 地 域 に ク ラ ブ が な い 」は い ず れ も 13.8% で あ り 、「 家 事 や 家 族
の 世 話 が 忙 し い 」と「 人 間 関 系 が わ ず ら わ し い 」は い ず れ も 10.3% と な っ て い る 。回 答
率 が 低 い も の と し て は「 や り た い 活 動 が な い 」
( 6.9% )、
「経済的に余裕がない」
( 3.4% )
などがある。
14
12
10
8
6
4
2
0 仕 事 が 忙 家 事 や 家 介 護 が 忙 健 康 に 問 地 域 に ク や り た い 人 間 関 係 経 済 的 に 他の団体・
しい
度数
%
族 の 世 話 しい
が忙しい
7
24.1%
3
10.3%
4
13.8%
題がある ラ ブ が な 活 動 が な が わ ず ら 余 裕 が な サークル活動
い
い
わしい
い
が忙しい
12
41.4%
4
13.8%
2
6.9%
3
10.3%
1
3.4%
6
20.7%
その他
8
27.6%
欠損 1
図2−1−17
質 問 16‑2
入りたくても入れない理由(複数回答)
入りたくても入れない最も大きな理由
入 り た く て も 入 れ な い 最 も 大 き な 理 由 と し て は 、「 健 康 に 問 題 が あ る 」 が 36.0% と 特
に 多 く な っ て い る 。次 い で「 地 域 に ク ラ ブ が な い 」と「 そ の 他 」が い ず れ も 16.0% 、
「仕
事 が 忙 し い 」が 12.0% で あ り 、以 下 、回 答 率 が 1 割 を 切 る も の に は「 他 の 団 体 ・ サ ー ク
ル で 忙 し い 」( 8.0% )、「 家 事 が 忙 し い 」( 4.0% )、「 介 護 が 忙 し い 」( 4.0% )、「 人 間 関 係
が わ ず ら わ し い 」( 4.0% ) が あ る 。
10
8
6
4
2
0 仕 事 が 忙 家 事 や 家 介 護 が 忙 健 康 に 問 地 域 に ク 人 間 関 係 他の団体・
しい
度数
%
3
12.0%
族 の 世 話 しい
が忙しい
1
4.0%
題がある
1
4.0%
ラ ブ が な が わ ず ら サークル活動
い
わしい
が忙しい
9
36.0%
4
16.0%
1
4.0%
2
8.0%
その他
4
16.0%
欠損 4
図2−1−18
入りたくても入れない最も大きな理由
−
18
−
質 問 17
今後やってみたい活動
今 後 、ど の よ う な 活 動 に 取 り 組 ん だ り 、参 加 し た り し た い か を「 個 人 や 家 族 で 」
「仲間
やグループで」
「活動団体などに属して」
「 や り た く な い 」の 活 動 形 態 別 で 聞 い た と こ ろ 、
「趣味」および「園芸・耕作」の場合、いずれも「仲間やグループで」行いたいと考え
る 人 が 他 の 活 動 と 比 べ て 最 も 多 く な っ て い る 。ま た 、
「 鑑 賞・見 学 」も「 仲 間 や グ ル ー プ
で 」行 い た い と 考 え る 人 が 多 い 。一 方 で 、
「 旅 行 」は「 個 人 や 家 族 で 」し た い と 考 え る 人
が 多 く な っ て い る 。さ ら に 、
「 環 境 美 化 」、
「 安 全 ・ 管 理 」、
「 在 宅 高 齢 者 福 祉 」、
「 伝 承・世
代 間 交 流 」、 お よ び 「 地 域 行 事 」 に 関 し て は 、「 活 動 団 体 な ど に 属 し て 」 取 り 組 み た い と
考える人が多くなっている。
「 シ ニ ア 向 け の ス ポ ー ツ 」、
「 一 般 の ス ポ ー ツ 」お よ び「 国 際
協 力 」は 、
「 や り た く な い 」と 考 え る 人 が 他 の 活 動 と 比 べ て も 特 に 多 く な っ て い る 。こ れ
ら か ら 、「 個 人 や 家 族 で 」 で や り た い と 考 え て い る 活 動 は 「 旅 行 」「 鑑 賞 ・ 見 学 」「 趣 味 」
「 園 芸 ・ 耕 作 」が 上 位 4 位 ま で 、
「 仲 間 や グ ル ー プ で 」や り た い 活 動 は 、
「趣味」
「園芸・
耕作」
「 鑑 賞・見 学 」
「 旅 行 」が 上 位 4 位 で 、
「 活 動 団 体 な ど に 属 し て 」や り た い 活 動 は「 環
境 美 化 」「 安 全 ・ 管 理 」「 伝 承 」「 地 域 行 事 」 が 上 位 4 位 と な っ て い る 。 な お 、「 在 宅 高 齢
者 福 祉 」「 施 設 高 齢 者 福 祉 」「 障 害 者 福 祉 」 な ど は 「 活 動 団 体 な ど に 属 し て 」 や り た い 活
動 で あ る と い え る 。ま た 、
「 や り た く な い 」活 動 は 、
「一般のスポーツ」
「シニア向けスポ
ー ツ 」「 国 際 協 力 」「 障 害 者 福 祉 」 が 上 位 4 位 と な っ て い る 。
−
19
−
表2−1−2
今後やってみたい活動
個人や
家族で
趣味
園芸・耕作
生涯学習
鑑賞・見学
旅行
シニア向けスポーツ
一般のスポーツ
環境美化
安全・管理
在宅高齢者福祉
施設高齢者福祉
障害者福祉
子育て支援・世代間交流
伝承
地域行事
国際協力
度数
%
度数
%
度数
%
度数
%
度数
%
度数
%
度数
%
度数
%
度数
%
度数
%
度数
%
度数
%
度数
%
度数
%
度数
%
度数
%
122
20.4
122
20.4
105
19.5
192
34.5
277
48.6
20
3.7
48
9.0
33
6.1
41
7.7
31
5.9
18
3.5
18
3.5
39
7.5
10
2.0
34
6.3
24
4.7
仲間や
グルー
プで
263
44.1
263
44.1
145
26.9
217
39.0
222
38.9
150
28.0
148
27.7
158
29.3
121
22.8
147
27.8
119
22.9
105
20.3
106
20.5
113
22.2
136
25.2
78
15.2
活動団
体に属
して
93
15.6
93
15.6
165
30.6
90
16.2
29
5.1
99
18.5
60
11.2
239
44.3
231
43.5
192
36.4
186
35.8
183
35.3
174
33.6
207
40.7
219
40.6
174
33.9
やりた
くない
119
19.9
119
19.9
124
23.0
58
10.4
42
7.4
267
49.8
279
52.1
110
20.4
138
26.0
158
29.9
197
37.9
212
40.9
199
38.4
179
35.2
151
28.0
237
46.2
合計
597
100
597
100
539
100
557
100
570
100
536
100
535
100
540
100
531
100
528
100
520
100
518
100
518
100
509
100
540
100
513
100
最もやりたい活動(1 位から 3 位までの集計)
今後、取り組んだり、参加したりしたい活動について、最もやりたいものに関して 1
位 、 2 位 、 3 位 の 段 階 を つ け て 考 え を 聞 い た と こ ろ 、 ト ッ プ に 「 趣 味 」( 701 点 )、 2 位 に
「 旅 行 」( 610 点 )、3 位 に「 園 芸 耕 作 」( 499 点 )が 来 た 。「 教 育 ・ 子 育 て 」( 44 点 )「 障 害
者 福 祉 」( 42 点 )「 施 設 高 齢 者 福 祉 」( 38 点 ) が 下 位 に 並 ん だ 。 な お 、 最 も や り た い 活 動
1 位には 3 点、2 位には 2 点、3 位には 1 点を配点した。
−
20
−
表2−1−3
最もやりたい活動順位表
順位
得点
趣味
1
701
旅行
2
610
園芸・耕作
3
499
鑑賞・見学
4
432
生涯学習
5
306
一般スポーツ
6
209
環境・美化
7
155
シニアスポーツ
8
147
国際協力活動
9
107
在宅高齢者福祉
10
95
地域行事
11
86
伝承・世代間交流
12
72
安全・管理
13
51
教育・子育て
14
44
障害者福祉
15
42
施設高齢者福祉
16
38
1 位:3 点、2 位:2 点、3 位:1 点として加算
質 問 18
退職後の予定(複数回答)
現 在 働 い て い る 人 に 、 仕 事 を や め た 後 の 予 定 に つ い て 聞 い た と こ ろ 、「 趣 味 を 楽 し む
( 55.5% )」 お よ び 「 今 の 仕 事 を で き る 限 り 続 け た い ( 52.7% )」 と 考 え る 人 が ど ち ら も
5割を超え、特に多くなっている。次いで「まだよく考えていない」と答えた人が多く
( 17.4% )、「 再 就 職 す る 」、「 ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 を す る 」 お よ び 「 地 域 社 会 の た め の 活 動
を す る 」 が い ず れ も 16.1% 、「 高 齢 者 大 学 や 学 習 講 座 に 通 う 」 が 15.8% と な っ て い る 。
回 答 率 が 低 い も の と し て は 、「 家 族 の 介 護 を す る 」 が 7.6% 、「 そ の 他 」 が 3.5% 、「 自 分
で 事 業 を 始 め る 」 が 3.2% 、「 特 に 何 も し た く な い 」 が 2.2% と な っ て い る 。
200
150
100
50
0
度数
%
今の仕事 再就職す 自分で事 ボ ラ ン テ
をできる る
業を始め ィ ア 活 動
る
をする
限り続け
たい
167
52.7%
51
16.1%
10
3.2%
51
16.1%
高齢者大 地域社会 趣味を楽 家族の介 ま だ よ く 特 に 何 も
護をする 考 え て な し た く な その他
学や学習 のための しむ
い
い
講座に通 活動をす
う
る
50
15.8%
51
16.1%
176
55.5%
24
7.6%
55
17.4%
7
2.2%
欠 損 54
図2−1−19
退職後の予定(複数回答)
−
21
−
11
3.5%
2.
都市部における老人クラブ活動の活性化方策に関するアンケート
(単位老人クラブ)
質問 3
クラブの会長について
会長の年齢
ク ラ ブ の 会 長 の 年 齢 は 「 75〜 79 歳 」 が 37.3% で 最 も 多 く 、 次 い で 「 70〜 74 歳 」 が
33.5% と な っ て お り 、 70 歳 代 が 全 体 の 7 割 以 上 ( 70.8% ) を 占 め て い る 。 以 下 、「 65
〜 69 歳 」 が 12.3% 、「 80〜 84 歳 」 が 10.6% 、「 85 歳 以 上 」 が 4.5% 、「 60〜 64 歳 」 が
1.8% の 順 に な っ て い る 。
160
140
120
100
80
60
40
20
0
度数
%
60-64
7
1.8%
65-69
49
12.3%
70-74
133
33.5%
75-79
148
37.3%
80-84
42
10.6%
85 以上
18
4.5%
欠 損 11
図2−2−1
会長の年齢
会長の性別
ク ラ ブ 会 長 を 性 別 で み る と 、 男 性 の 会 長 が 81.8% 、 女 性 の 会 長 が 18.3% の 割 合 と
なっている。
女, 73
(18.3%)
男, 327
(81.8% )
欠損 8
図2−2−2
−
会長の性別構成
22
−
会長の就任年
ク ラ ブ の 会 長 が 就 任 し た 時 期 は 、「 平 成 10 年 か ら 14 年 」 が 半 数 以 上 ( 53.1% ) で
最 も 多 く 、次 い で「 平 成 5 年 か ら 9 年 」が 19.8% 、
「 平 成 15 年 」が 18.8% と な っ て い
る 。 一 方 、「 平 成 1 年 か ら 4 年 」 は 5.4% 、「 昭 和 63 年 以 前 」 は 2.8% と 少 な く な っ て
いる。
250
200
150
100
50
0
昭和 63 年以前
度数
%
11
2.8%
平成 1 年から
4年
21
5.4%
平成 5 年から
9年
77
19.8%
図2−2−3
質問 4
平成 10 年から
14 年
206
53.1%
平成 15 年
73
18.8%
会長の就任年
会長はどのようにして選ばれますか
クラブの会長が選ばれる方法としては、
「 話 し 合 い 」が 34.0% で 最 も 多 く 、次 い で「 選
挙 」 が 26.2% 、「 会 長 に よ る 後 継 指 名 」 が 25.2% と な っ て い る 。 少 な い と こ ろ で は 「 選
挙 委 員 会 」 に よ る も の が 10.6% で あ り 、「 そ の 他 」 が 4.0% と な っ て い る 。
160
140
120
100
80
60
40
20
0
度数
%
会長による
後継指名
100
25.2%
選考委員会
選挙
話し合い
その他
42
10.6%
104
26.2%
135
34.0%
16
4.0%
欠 損 11
図2−2−4
−
会長の選出方法
23
−
質問 5
会長の任期はありますか
ク ラ ブ 会 長 の 任 期 は 「 2 年 」 と な っ て い る 場 合 が 半 数 以 上 ( 58.1% ) で あ り 、 次 い で
多 い の が 「 特 に 規 定 は な い 」 と い う 場 合 ( 33.9% ) で あ る 。 そ れ 以 外 に は 、「 1 年 」 が
3.2% 、「 4 年 以 上 」 が 2.2% 、「 3 年 」 が 1.5% 、「 そ の 他 」 が 1.0% と な っ て い る 。
250
200
150
100
50
0
度数
%
1年
2年
3年
4 年以上
13
3.2%
233
58.1%
6
1.5%
9
2.2%
特に規定は
ない
136
33.9%
その他
4
1.0%
欠損 7
図2−2−5
質問 6
会長の任期
会長の再任は可能ですか
ク ラ ブ 会 長 の 再 任 に 関 し て は 、「 特 に 決 ま り は な い 」 と さ れ て い る 場 合 ( 43.8% ) と 、
「 何 度 で も 再 任 で き る 」 と さ れ て い る 場 合 ( 43.1% ) が ほ と ん ど で あ る 。 そ れ 以 外 の 決
ま り が あ る 場 合 は 比 較 的 少 な く 、「 再 任 で き な い 」 が 6.9% 、「 1 度 だ け 再 任 で き る 」 が
4.0% 、「 2 度 だ け 再 任 で き る 」 が 1.0% 、「 そ の 他 」 が 1.2% と な っ て い る 。
200
180
160
140
120
100
80
60
40
20
0
度数
%
再任できない
2 度だけ再任
できる
28
1 度だけ再任
できる
16
何度でも再任
できる
特に決まりは
ない
4
174
177
5
6.9%
4.0%
1.0%
43.1%
43.8%
1.2%
その他
欠損 4
図2−2−6
−
24
会長の再任
−
質問 7
1 年間の新入会員(合計)
こ の 1 年 間 の 新 入 会 員 は 、全 体 及 び 男 女 と も (65〜 69 歳 )が 最 も 多 く (全 体 1221 人 、男
性 581 人 、 女 性 640 人 )、 つ い で 「 70〜 74 歳 」( 全 体 615 人 、 男 性 253 人 、 女 性 362 人 )
と 「 60〜 64 歳 」( 全 体 608 人 、 男 性 247 人 、 女 性 361 人 ) が ほ ぼ 同 数 で き て い る 。「 60
歳 未 満 」 で ク ラ ブ に 加 入 す る 人 は 少 な く 、 全 体 で 40 名 ( 男 9 人 、 女 31 人 ) で あ る 。 ま
た 、「 75〜 79 歳 」 の 入 会 者 は 300 名 ( 男 113 人 、 女 187 人 )、「 80 歳 以 上 」 が 232 名 ( 男
77 人 、 女 155 人 )、「 不 詳 」 が 93 人 ( 男 55 人 、 女 38 人 ) と な っ て い る 。
表2−2−1
新入会員年齢構成
男
60 歳 未 満
60〜 64 歳
65〜 69 歳
70〜 74 歳
75〜 79 歳
80 歳 以 上
不詳
性別合計
質問 8
女
9
247
581
253
113
77
55
1335
合計
31
361
640
362
187
155
38
1774
40
608
1221
615
300
232
93
3109
1 年間の退会者・逝去者
退会者
こ の 1 年 間 の ク ラ ブ 退 会 者 は 、「 1 名 」( 27.9% ) か ら 「 2 名 」( 29.4% ) が 多 く 、「 3
名 」 16.4% で あ る 。 退 会 者 3 人 以 下 が 全 体 の 7 割 以 上 を 占 め 、 平 均 は 3.3 名 で あ る 。
な お 、「 4 名 」 が 6.5% 、「 5 名 」 が 7.0% 、「 6〜 10 名 未 満 」 が 9.5% 、「 11〜 20 名 未 満 」
が 2.5% 、「 20 名 以 上 」 が 0.5% の 1 名 で あ る 。 ま た 、 最 も 多 い と こ ろ で 34 人 の 退 会
者が出ているところがある。
表2−2−2
1 年間の退会者
年間退会者
1
2
3
4
5
6〜 10
11〜 20
20 以 上
最 高 34
合計
度数
56
59
33
13
14
19
5
1
1
201
%
27.9
29.4
16.4
6.5
7.0
9.5
2.5
0.5
0.5
100.0
欠 損 207
−
25
−
逝去者
こ の 1 年 間 の ク ラ ブ の 逝 去 者 は 、「 1 名 」( 27.8% ) か ら 「 2 名 」( 26.9% ) が 多 く 、
次 い で「 3 名 」が 16.1% 、
「 4 名 」が 10.5% 、
「 5 名 」が 5.8% で あ る 。逝 去 者 5 名 ま で
が 全 体 の 8 割 を 超 え 、 平 均 で 3.3 人 と な っ て い る 。 な お 、「 6〜 10 人 未 満 」 は 9.9% 、
「 11〜 20 人 未 満 」 は 2.0% 、「 20 名 以 上 」 は 0.3% で あ る 。 ま た 、 最 も 多 い と こ ろ は
36 名 が 2 ク ラ ブ あ っ た 。
表2−2−3
1 年間の逝去者
年間逝去者
1
2
3
4
5
6〜 10
11〜 20
20 以 上
最 高 36
合計
度数
%
27.8
26.9
16.1
10.5
5.8
9.9
2.0
0.3
0.6
100.0
95
92
55
36
20
34
7
1
2
342
欠 損 66
質問 9
昨年度の集会等の回数
昨年度に行なわれた全会員を対象にした集会等の回数は、全体的にみると「2回」が
25.8% で 最 も 多 く 、以 降 、「 3 回 」が 19.2% 、「 4 回 」が 9.7% と 、「 8 回 ・ 9 回 」は と も
に 1.0% で あ る 。一 方 、
「 12 回 」は 月 に 1 回 の ペ ー ス で き り が 良 い の か 4.6% と 多 く な っ
て い る 。 な お 、「 10 回 」 は 2.0% 「 11 回 」 は 1.5% で あ り 、「 13 回 以 上 」 は 8.2% と な っ
ている。
120
100
80
60
40
20
0
1
2
3
101
75
度数 57
14.6% 25.8% 19.2%
%
4
5
6
7
8
9
10
11
12
38
9.7%
17
4.3%
20
5.1%
11
2.8%
4
1.0%
4
1.0%
8
2.0%
6
1.5%
18
4.6%
欠 損 17
図2−2−7
−
昨年度の集会回数
26
−
13
以上
32
8.2%
質 問 10
集会への会員の参加状況
集 会 へ の 参 加 状 況 は 、「 概 ね 4 割 以 上 6 割 未 満 」 の 会 員 が 参 加 す る 場 合 が 43.8% と 最
も 多 く 、次 い で「 概 ね 4 割 未 満 」の 参 加 が 32.3% 、
「 概 ね 6 割 以 上 」で あ っ た 場 合 が 23.9%
となっている。
200
180
160
140
120
100
80
60
40
20
0
度数
%
4 割未満
127
32.3%
4 割以上 6 割未満
172
43.8%
6 割以上
94
23.9%
欠 損 15
図2−2−8
質 問 11
会員の参加状況
会員のたまり場(複数回答)
会 員 の た ま り 場 と し て は 、「 地 域 の 集 会 所 」( 55.6% ) や 、「 公 民 館 や 公 共 の 施 設 な ど 」
( 52.0% )が 多 く 挙 げ ら れ て い る 。次 い で 、「 公 園 や ス ポ ー ツ 施 設 な ど 」が 27.9% 、「 会
長 や 役 員 の 自 宅 」が 11.8% で あ り 、少 な い も の と し て は「 地 域 の 飲 食 店 」が 6.1% 、
「そ
の 他 」 が 2.9% 、「 一 般 会 員 の 自 宅 」 が 1.7% と な っ て い る 。 ま た 、「 特 に な い 」 が 6.4%
で あ り 、「 不 明 ・ 無 回 答 」 が 2.0% で あ る 。
250
200
150
100
50
0
会長や
役員の
自宅
度数
48
%
11.8%
一般会
員の自
宅
7
1.7%
公民館
や公共
の施設
212
52.0%
地域の
集会所
227
55.6%
公園や
スポー
ツ施設
114
27.9%
地域の
飲食店
その他
特に
ない
不明無
回答
25
6.1%
12
2.9%
26
6.4%
8
2.0%
回 答 者 408
図2−2−9
会員のたまり場(複数回答)
最も重要な場所
会 員 の た ま り 場 の 中 で 最 も 主 要 な も の と し て は 、前 問 と 同 じ よ う に「 地 域 の 集 会 所 」
−
27
−
( 45.9% )、
「公民館や公共の施設など」
( 38.5% )が 多 い 順 で 挙 げ ら れ て お り 、こ の 2
つ で 全 体 の 8 割 以 上 ( 84.4% ) を 占 め て い る 。 以 下 、「 公 園 や ス ポ ー ツ 施 設 な ど 」 が
4.9% 、「 会 長 や 役 員 の 自 宅 」( 2.4% )、「 そ の 他 」 が 1.5% 、「 地 域 の 飲 食 店 」 が 0.9%
で あ り 、 ま た 「 特 に な い 」 が 5.8% と な っ て い る 。
160
140
120
100
80
60
40
20
0
会長や役
員の自宅
度数
%
8
2.4%
公民館や
公共の施
設
126
38.5%
地域の集
会所
150
45.9%
公園やス
ポーツ施
設
16
4.9%
地域の飲
食店
その他
特にない
3
0.9%
5
1.5%
19
5.8%
欠 損 81
図2−2−10
質 問 12
最も重要なたまり場
昨年度クラブの収入決算
昨年度のクラブの収入決算は、
「 県・市 区 町 の 助 成 金 」が 全 体 の 4 割 近 く( 38.9% )を
占 め て お り 、次 い で「 会 費 収 入 」が 29.3% 、
「 社 協 や 町 内 会 等 の 補 助 金・助 成 金 」が 13.9%
と な っ て い る 。以 下 、
「 寄 付 金 」が 7.8% 、
「 そ の 他 の 収 入 」が 5.4% 、
「 事 業 収 入 」が 4.8%
の順となっている。
寄付金
7.8%
その他の
収入
5.4%
事業収入
4.8%
会費収入
29.3%
社協や町内会の
補助金
13.9%
県市区町の
助成金
38.9%
図2−2−11
クラブの収入決算
繰越金収入
繰越金収入としては、
「 6 万 円 未 満 」が 32.4% で 最 も 多 く 、次 い で「 0 円 」が 28.0%
と な っ て い る 。 一 方 で 、「 24 万 円 以 上 」 も 20.4% と 多 く な っ て い る 。 少 な い と こ ろ で
は、
「 12 万 円 未 満 」が 9.1% 、
「 18 万 円 未 満 」が 6.4% 、
「 24 万 円 未 満 」が 3.7% の 順 に
なっている。
−
28
−
24 万円以上
20.4%
0円
28.0%
24 万円未満
3.7%
18 万円未満
6.4%
6 万円未満
32.4%
12 万円未満
9.1%
図2−2−12
質 問 13
繰越金収入
一人あたりの年会費
一 人 あ た り の 年 会 費 は「 千 二 百 円 」で あ る と こ ろ が 125 件 、次 い で「 千 円 」が 97 件 で 、
こ の 2 つ が 特 に 多 く な っ て い る 。ま た 、
「 二 千 円 」が 31 件 、
「 二 千 四 百 円 」が 29 件 、
「六
百 円 」が 28 件 、「 千 五 百 円 」が 27 件 、「 五 百 円 」が 17 件 あ り 、そ の 他「 0 円 」か ら「 三
千 六 百 円 」ま で 、数 は 少 な い も の の 広 く 分 布 し て い る 。
「 一 万 二 千 円 」の と こ ろ も 1 件 あ
る。
140
125
120
97
100
80
60
40
2
2
1
3000
3600
12000
2400
2000
1
2500
6
1800
質 問 14
2
1500
図2−2−13
1
1400
400
1
1200
300
1
1300
250
1
1100
200
2
1000
2
900
6
800
2
31 29
27
700
2
600
4
500
3
100
0
0
20
28
17
年会費
主な支出項目
主な支出項目を、金額の大きいものから順に 3 つ聞いているが、1 番大きいものの上
位 3 位 ま で は 「 親 睦 の た め の 費 用 」「 行 事 開 催 費 」「 行 事 参 加 費 」 と な っ て い る 。 2 番 目
で は 「 行 事 開 催 費 」「 親 睦 の た め の 費 用 」「 行 事 参 加 費 」 の 順 と な っ て お り 、 3 番 目 で は
「 行 事 開 催 費 」「 サ ー ク ル 活 動 費 」「 通 信 事 務 の た め の 費 用 」 の 順 と な っ て い る 。
−
29
−
表2−2−4
順位
1
1 番目
親睦のための費
用
主な支出項目の順位
2 番目
3 番目
行事開催費
行事開催費
サークル活動費
2
行事開催費
親睦のための費
用
3
行事参加費
行事参加費
4
その他
サークル活動費
5
サークル活動費
活動に必要な用
具の整備
通信事務のため
の費用
親睦のための費
用
活動に必要な用
具の整備
施設利用料
行事開催費
通信事務のため
の費用
その他
6
7
会誌などの発行
費用
通信事務のため
の費用
8
施設利用料
その他
施設利用料
9
活動に必要な用
具の整備
会誌などの発行
費用
会誌などの発行
費用
また、支出項目の額の大きさにウエイトをつけて、その順位を見た場合、上位 2 位に
「親睦のための費用」
( 778 点 )と「 行 事 開 催 費 」
( 708 点 )が 高 ポ イ ン ト で 上 が っ て い る 。
次 い で 「 行 事 参 加 費 」( 243 点 ) と 「 サ ー ク ル 活 動 費 」( 179 点 ) が 高 く 、「 活 動 に 必 要 な
用 具 の 整 備 」( 76 点 )、「 そ の 他 」( 74 点 )、「 通 信 事 務 の た め の 費 用 」( 73 点 )と ほ ぼ 同 点
で 並 び 、「 施 設 利 用 料 」( 50 点 )、「 会 誌 な ど の 発 行 費 用 」( 27 点 ) は 下 位 に 並 ん で い る 。
な お 、1 番 大 き い も の に は 3 点 、2 番 目 に は 2 点 、3 番 目 に は 1 点 を 配 点 し て 、ウ エ イ ト
を付けた。
表2−2−5
支出項目のウエイト順位
順位
得点
1
親睦のための費用
778
2
行事開催費
708
3
行事参加費
243
4
サークル活動費
179
5
活動に必要な用具の整備
76
6
その他
74
7
通信事務のための費用
73
8
施設利用料
50
9
会誌などの発行費用
27
1 番 3 点、2 番 2 点、3 番 1 点として加算
−
30
−
質 問 15
クラブでの活動(複数回答)
ク ラ ブ で 行 っ て い る 活 動 に 関 し て は 、「 親 睦 活 動 」( 77.5% ) と 「 環 境 美 化 」( 76.0% )
が 、 7 割 以 上 の ク ラ ブ で 行 な わ れ て い る 。 ま た 、「 健 康 ・ ス ポ ー ツ 」( 68.9% )、「 旅 行 」
( 67.4% )、「 地 域 行 事 」( 64.7% )、「 地 域 福 祉 」( 63.0% ) も 多 く 行 な わ れ て い る 。 半 数
を 割 る も の で は 、「 学 習 ・ 教 養 活 動 」( 49.5% )、「 趣 味 」( 45.8% )、「 伝 承 ・ 世 代 間 交 流 」
( 39.5% )、「 安 全 管 理 」( 24.8% ) な ど が あ る 。 ま た 、「 そ の 他 」 が 2.9% 、「 不 明 ・ 無 回
答 」 が 7.1% と な っ て い る 。
350
300
250
200
150
100
50
0
度数
%
親睦
活動
316
77.5%
旅行
健康・
スポーツ
趣味
275
67.4%
281
68.9%
187
45.8%
学習・ 伝承・世 環境・
教養活動 代間交流 美化
202
49.5%
161
39.5%
310
76.0%
安全
管理
101
24.8%
地域
行事
264
64.7%
地域
福祉
257
63.0%
その他
12
2.9%
不明
無回答
29
7.1%
回 答 数 408
図2−2−14
クラブでの活動(複数回答)
参加率が最も高いもの
クラブで行なわれる活動のうち、最も参加率の高いものとして一番多く挙げられて
い る の が「 親 睦 活 動 」
( 50.0% )で あ る 。次 い で 、
「環境美化」
( 13.4% )、
「旅行」
( 12.1% )、
「 健 康 ・ ス ポ ー ツ 」( 10.8% ) の 順 に な っ て お り 、 少 な い と こ ろ で は 「 地 域 行 事 」 が
3.9% 、「 趣 味 」 が 3.7% 、「 地 域 福 祉 」 が 2.4% 、「 学 習 ・ 教 養 活 動 」 が 2.1% 、「 そ の
他 」 1.6% と な っ て い る 。
200
180
160
140
120
100
80
60
40
20
0
度数
%
親睦活動
旅行
190
50.0%
46
12.1%
健康・
スポーツ
41
10.8%
趣味
14
3.7%
学習・
教養活動
8
2.1%
環境・
美化
51
13.4%
地域行事 地域福祉 その他
15
3.9%
9
2.4%
欠 損 28
図2−2−15
−
参加率が最も高い活動
31
−
6
1.6%
参加率の最も低いもの
参加率の最も高い活動は「親睦活動」であるが、参加率の最も低い活動となると多
く の 活 動 に 幅 広 く 分 布 す る 形 と な っ て い る 。 回 答 率 が 10% 代 の も の が 多 く 、「 地 域 福
祉 」 が 14.7% 、「 伝 承 ・ 世 代 間 交 流 」 が 14.4% 、「 学 習 ・ 教 養 活 動 」 が 13.1% 、「 地 域
行 事 」 が 11.2% 、「 趣 味 」 が 10.6% 、「 環 境 ・ 美 化 」 が 10.1% の 順 と な っ て い る 。 そ
れ以外には、
「 健 康・ス ポ ー ツ 」が 9.8% 、
「 安 全 管 理 」が 8.2% 、
「 旅 行 」が 4.9% 、
「親
睦 活 動 」 が 2.5% 、「 そ の 他 」 が 0.5% な ど と な っ て い る 。
60
50
40
30
20
10
0
度数
%
親睦
活動
9
2.5%
健康・
スポーツ
36
9.8%
旅行
18
4.9%
趣味
39
10.6%
学習・ 伝承・世 環境・
教養活動 代間交流 美化
48
53
37
13.1%
14.4%
10.1%
安全
管理
30
8.2%
地域
行事
41
11.2%
地域
福祉
54
14.7%
その他
2
0.5%
欠 損 41
図2−2−16
質 問 16
参加率の最も低い活動
活動形態の中心
ク ラ ブ 活 動 の 中 心 に な っ て い る 形 態 と し て は 、「 会 員 全 体 が 参 加 す る 活 動 」 が 51.4%
で 最 も 多 く 、次 い で「 会 員 以 外 に 開 か れ た 活 動 」が 44.2% で 、活 動 形 態 は こ の 2 つ の 形
態 に 2 分 さ れ て い る 。ま た 、
「 会 員 の 一 部 が 参 加 す る 活 動 」が 3.9% で 、
「 そ の 他 」が 0.5%
となっている。
250
200
150
100
50
0
度数
%
会員全体が参加
する活動
200
51.4%
会員以外に開かれた
活動
172
44.2%
会員の一部が参加
する活動
15
3.9%
その他
2
0.5%
欠 損 19
図2−2−17
−
32
活動形態の中心
−
質 問 17
新入会員の勧誘(複数回答)
新入会員の勧誘の仕方としては、
「会員が友人を勧誘してくる」
( 57.4% )場 合 と 、
「加
入年齢になった高齢者を勧誘している」
( 56.6% )場 合 が 半 数 以 上 の ク ラ ブ で 行 な わ れ て
お り 、 特 に 多 く な っ て い る 。 次 い で 「 役 員 が 複 数 で 訪 問 し て 勧 誘 し て い る 」 が 28.2% 、
「 町 内 会 ・ 自 治 会 な ど の 集 ま り で 勧 誘 し て い る 」 が 26.0% 、「 地 域 行 事 」 が 24.3% の 順
に な っ て い る 。そ れ 以 外 に は 、「 加 入 年 齢 以 前 か ら 勧 誘 し て い る 」が 16.2% 、「 会 誌 や 勧
誘 の チ ラ シ を 配 布 し た り 、 広 報 を 行 な っ た り し て い る 」 が 14.0% 、「 特 に 行 な っ て い な
い 」 が 12.0% 、「 そ の 他 」 が 3.2% で あ り 、「 不 明 ・ 無 回 答 」 は 2.2% と な っ て い る 。
250
200
150
100
50
0
度数
%
会員が友 役員が複 加入年齢 加入年齢 地域行事 町 内 会 ・ 会誌や勧
特 別 な こ 不明
人を勧誘 数 で 訪 問 に な っ た 以 前 か ら や ク ラ ブ 自 治 会 な 誘 の チ ラ その他 と は 行 っ 無回答
して勧誘 高 齢 者 を 勧誘
ていない
の イ ベ ン ど で の 集 シを配布、
勧誘
トを通じて ま り で 勧 広 報 を 行
勧誘
誘
う
234
115
231
66
99
106
57
13
49
9
57.4%
28.2%
56.6%
16.2%
24.3%
26.0%
14.0%
3.2%
12.0%
2.2%
回 答 数 408
図2−2−18
新入会員の勧誘(複数回答)
主要なもの
新入会員の勧誘方法のうち、主要なものとしては「加入年齢になった高齢者を勧誘
し て い る 」が 32.1% 、
「 友 人 が 勧 誘 し て く る 」が 28.8% で あ り 、順 位 は 変 わ る も の の 、
前問と同様にこの2つが特に多くなっている。次いで「役員が複数で訪問して勧誘し
て い る 」が 14.2% で あ り 、少 な い も の と し て は「 特 に 行 な っ て い な い 」が 7.3% 、
「会
誌 や 勧 誘 の チ ラ シ を 配 布 し た り 、広 報 を 行 な っ た り し て い る 」が 4.7% 、
「地域行事や
ク ラ ブ の イ ベ ン ト を 通 じ て 勧 誘 し て い る 」が 4.4% 、
「 町 内 会 ・自 治 会 な ど の 集 ま り で
勧 誘 し て い る 」と「 そ の 他 」が ど ち ら も 2.9% 、「 加 入 年 齢 以 前 か ら 勧 誘 し て い る 」が
2.6% と な っ て い る 。
−
33
−
100
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
度数
%
会員が友 役員が複 加入年齢 加入年齢地域行事
人を勧誘 数で訪問し になった高 以 前 か ら やクラブの
て勧誘
齢 者 を 勧 勧誘
イベントを
誘
通じて勧誘
79
39
28.8%
14.2%
88
32.1%
7
2.6%
12
4.4%
町内会・自 会 誌 や 勧
治 会 な ど 誘のチラシ
での集まり を配布、広
で勧誘
報を行う
8
2.9%
13
4.7%
その他
特別なこと
は行ってい
ない
8
2.9%
20
7.3%
欠 損 134
図2−2−19
質 問 18
勧誘方法のうち主要なもの
加入率低下の原因(2 個選択)
近年の老人クラブへの加入率低下の原因と考えられるものとしては「
、団体行動を嫌う
人 が 増 え た か ら 」が 45.2% と 最 も 多 く 挙 げ ら れ て お り 、次 い で「 魅 力 の あ る 活 動 が で き
て い な い か ら 」 が 34.1 % と な っ て い る 。 ま た 、「 地 域 の つ な が り が 弱 く な っ た か ら 」
( 29.3% )、 お よ び 「 活 動 の 実 態 が 知 ら れ て い な い か ら 」( 28.2% ) と い う 加 入 率 低 下 の
原 因 も 次 い で 多 く 挙 げ ら れ て い る 。そ れ 以 外 に は 、
「他に多様な活動団体が存在している
から」
( 18.3% )、
「老人クラブの活動が多忙だから」
( 18.0% )が あ り 、ま た 、
「組織が閉
鎖 的 だ か ら 」 は 3.2% で 少 な く 、「 わ か ら な い 」 は 10.2% 、「 そ の 他 」 が 9.7% と な っ て
いる。
180
160
140
120
100
80
60
40
20
0
度数
%
活動の実態 魅力ある活 地域のつな 団体行動を 老 人 ク ラ ブ 他に多様な
が知 られて 動 が で き て が り が 弱 く 嫌う人 が増 の活動が多 活動団体が
いない
いない
なった
えた
忙
存在してい
るから
105
127
109
168
67
68
28.2%
34.1%
29.3%
45.2%
18.0%
18.3%
組織が
閉鎖的
その他
12
3.2%
36
9.7%
回 答 数 372
図2−2−20
加入率低下の原因(2 個選択)
−
34
−
わからない
38
10.2%
質 問 19
老人クラブという名前について
老 人 ク ラ ブ と い う 名 前 に つ い て は 、(残 し た ほ う が よ い )と 考 え る 人 が 35.9% で 最 も 多
く 、 次 い で 「 変 え た ほ う が よ い 」 が 34.4% 、「 ど ち ら で も よ い 」 が 29.6% の 順 に な っ て
いるものの、回答率にそれほど大きな差は見られない。
160
140
120
100
80
60
40
20
0
度数
%
残した方がよい
142
35.9%
変えたほうがよい
136
34.4%
図2−2−21
質 問 20
どちらでもよい
117
29.6%
老人クラブという名称
老人クラブ運営上の問題(2 個選択)
老 人 ク ラ ブ の 運 営 上 、特 に 重 大 な 問 題 と さ れ る も の と し て は「 会 員 の 高 齢 化 」が 60.9%
で 最 も 多 く 、 次 い で 「 役 員 の な り 手 が な い 」 が 48.4% で 多 く な っ て い る 。 ま た 、「 新 規
会員の減少」
( 27.5% )や 、
「活動への参加率の低下」
( 27.2% )も 問 題 と さ れ て い る 。そ
れ 以 外 に は「 活 動 資 金 が 足 り な い 」が 14.8% で あ り 、少 な い と こ ろ で は「 老 人 ク ラ ブ 内
で の 人 間 関 係 」が 5.7% 、「 活 動 場 所 や 集 会 所 が 少 な い 」が 5.2% 、「 そ の 他 」が 3.9% と
なっている。
250
200
150
100
50
0
度数
%
会員の
高齢化
235
60.9%
新規会員
の減少
106
27.5%
活動への
参加率の
低下
105
27.2%
活動場所や 役員のなり 活動資金が 老 人 ク ラ ブ
手がない
足りない 内 で の 人 間
集会所が
ない
関係
20
5.2%
187
48.4%
57
14.8%
22
5.7%
回 答 者 386
図2−2−22
老人クラブ運営上の問題(2 個選択)
−
35
−
その他
15
3.9%
質 問 21
社会や行政からの支援(2 個選択)
社 会 や 行 政 か ら の 支 援 に 対 し て は 、 全 体 の 6 割 以 上 ( 60.3% ) の 老 人 ク ラ ブ が 「 助 成
金 の 増 額 」を 特 に 必 要 で あ る と 考 え て お り 、次 い で「 活 動 実 態 を 広 く 知 ら せ る 」
( 47.3% )
が 2 番 目 に 挙 げ ら れ て い る 。ま た「 指 導 の 養 成 や 研 修 」が 25.6% で あ り 、こ れ 以 外 に は
「 他 団 体 と の 協 力 の 機 会 提 供 」が 15.7% 、
「 集 会 所 な ど の 提 供 」が 14.9% 、
「活発な活動
者 の 評 価 ・表 彰 な ど 」が 13.1% 、
「 ス ポ ー ツ 施 設 の 提 供 」が 12.0% で あ り 、
「 そ の 他 」が
1.8% と な っ て い る 。
250
200
150
100
50
0
度数
%
活動の実態 集 会 所 な ど ス ポ ー ツ 施 他 団 体 と の 助成金の増 指導者の養 活発な活動
設の提供
成や研修
を広く知らせ の提供
協力の機会 額
者の評価・
る
提供
表彰など
181
47.3%
57
14.9%
46
12.0%
60
15.7%
231
60.3%
98
25.6%
50
13.1%
その他
7
1.8%
回 答 者 383
図2−2−23
質 問 22
社会や行政からの支援(2 個選択)
老人クラブ活動の活性化(複数回答)
老人クラブ活動の活性化のために特に力を入れていることとしては、全体の6割以上
が「会員の活動参加への呼びかけ強化」を挙げており、これが最も多くなっている。ま
た 、全 体 の 4 割 以 上 が 挙 げ て い る も の で は 、
「 健 康・ス ポ ー ツ 活 動 の 推 進 」が 48.5% 、
「新
規 会 員 の 勧 誘 活 動 の 強 化 」が 48.0% 、
「 役 員 の 若 返 り 」が 46.3% 、
「 友 愛 活 動 の 推 進 」が
43.9% の 順 に な っ て い る 。他 に 、「 サ ー ク ル 活 動 の 推 進 」が 28.7% 、「 地 域 の 他 の 組 織 と
の 連 携 強 化 」が 27.9% 、
「 老 人 ク ラ ブ の 財 政 強 化 」が 27.5% で あ り 、少 な い も の で は「 会
誌 な ど の 発 行 」 が 8.6% で あ る 。 な お 、「 そ の 他 」 は 1.2% 、「 不 明 回 答 」 は 3.9% と な っ
ている。
−
36
−
300
250
200
150
100
50
0
度数
%
新規会員 会員の活 会 誌 な ど 老 人 ク ラ
の勧誘活 動参加へ の発行
ブの財政
動の強化 の呼びか
強化
け強化
地域の他 サ ー ク ル 健 康 ・ ス 友愛活動 役員の若
返り
の 組 織 と 活動の推 ポ ー ツ 活 の推進
動の推進
の連携強 進
化
196
48.0%
114
27.9%
264
64.7%
35
8.6%
112
27.5%
117
28.7%
198
48.5%
179
43.9%
189
46.3%
その他
不明
無回答
5
1.2%
16
3.9%
回 答 数 408
図2−2−24
質 問 23
老人クラブ活動の活性化(複数回答)
一般会員以外の加入制度(複数回答)
老 人 ク ラ ブ の 一 般 会 員 以 外 の 加 入 制 度 に 関 し て は 、一 般 会 員 以 外 の 加 入 制 度 は 「特 に な
い 」と し て い る ク ラ ブ が 75.7% あ り 、ほ と ん ど の ク ラ ブ で は 一 般 会 員 以 外 の 加 入 制 度 を
設 け て い な い 。 少 数 で は あ る が 「 協 力 会 員 」( 7.6% )、「 準 会 員 」( 6.6% )、「 協 賛 会 員 」
( 3.2% )な ど の 加 入 制 度 を 設 け て い る と こ ろ が あ る 。な お 、
「 そ の 他 」は 1.7% 、
「不明・
無 回 答 」 は 9.6% と な っ て い る 。
350
300
250
200
150
100
50
0
準会員
度数
%
27
6.6%
協賛会員
13
3.2%
図2−2−25
質 問 24
協力会員
31
7.6%
その他
特にない
7
1.7%
309
75.7%
不明無回答
39
9.6%
会員以外の加入制度(複数回答)
現在の会員数(合計)
男性会員
現 在 の 男 性 の 一 般 会 員 数 に つ い て 年 齢 別 に 見 る と 、「 70〜 74 歳 」 が 26.3% で 最 も 多
く 、「 75〜 79 歳 」( 23.8% )、「 80 歳 以 上 」( 22.3% ) の 順 に 徐 々 に 少 な く な っ て い る 。
ま た「 60 歳 未 満 」が 0.3% で 最 も 少 な く 、
「 60〜 64 歳 」が 5.5% 、
「 65〜 69 歳 」が 19.4%
で あ る 。 ま た 「 不 詳 」 は 2.4% と な っ て い る 。
−
37
−
60 歳未満
0.3%
不詳
2.4%
60〜64 歳
5.5%
80 歳以上
22.3%
65〜69 歳
19.4%
75〜79 歳
23.8%
70〜74 歳
26.3%
図2−2−26
男 ( 1 万 1203 人 : 校 区 除 く )
女性会員
女 性 の 一 般 会 員 数 を 年 齢 別 に 見 る と 、 男 性 と は 異 な り 「 80 歳 以 上 」 が 30.2% で 最
も 多 く 、次 い で「 70〜 74 歳 」が 23.7% 、
「 75〜 79 歳 」が 22.1% 、
「 65〜 69 歳 」が 16.2% 、
「 60〜 64 歳 」が 4.9% で あ り 、
「 60 歳 未 満 」が 0.6% で 最 も 少 な く な っ て い る 。ま た「 不
詳 」 は 2.4% と な っ て い る 。
60 歳未満
0.6%
不詳
2.4%
60〜64 歳
4.9%
65〜69 歳
16.2%
80 歳以上
30.2%
70〜74 歳
23.7%
75〜79 歳
22.1%
図2−2−27
女 ( 1 万 8999 人 : 校 区 除 く )
−
38
−
3.
都 市 部 に お け る 老 人 ク ラ ブ 活 動 の 活 性 化 方 策 に 関 す る ア ン ケ ー ト( 市 町 老
人クラブ連合会)
質問 1
単位老人クラブの加入促進のために特に力を入れていること
都市部では、会員勧誘促進月間の設定、チラシ・パンフレットの配布や会誌の発行な
どクラブの情報発信を通じて加入促進がなされている。また、組織の改革やリーダーの
養成などによって、多様な各種行事の開催や事業を展開し、魅力あるクラブへの努力が
なされている。また、自治会など地域の組織と連携して、未加入者への訪問勧誘など加
入率増加の運動が展開されている。一方、加入者が安定している地方でもニュータウン
などでは、都市部と同じ老人クラブ加入率低下の傾向が現れており、新たな課題が生ま
れている。
表2−3−1
単 位 老 人 ク ラ ブ の 加 入 促 進 の た め に 特 に 力 を 入 れ て い る こ と (1)
会員勧誘促進月間の設定
1市
チラシ・パンフレット等広報誌の発行
多様な活動計画事業の展開
5市
1市
自治会との連携・未加入者訪問
1市
各種行事での勧誘
1市
農 村 地 域 な ど 、 地 方 に は 「 70 歳 加 入 義 務 制 」「 60 歳 で 自 動 的 に 入 会 」 な ど 、 老 人 ク ラ
ブには入会することは当然のものという意識・慣習があり、役員は戸別訪問や地域行事
などでの勧誘を行っており、加入率に関しての危機意識は少ないようである。むしろ行
事への参加促進や役員の社会性・役割意識などリーダー養成に関心がある。
表2−3−2
単 位 老 人 ク ラ ブ の 加 入 促 進 の た め に 特 に 力 を 入 れ て い る こ と (2)
役員による戸別訪問・地域行事での勧誘
1市
一定年齢で自動的・強制的加入
2市2町
加入する習慣
4町
老人クラブの会員加入を促進するために、女性や公務員経験者など対象を特定した勧
誘が行われている。また、友愛活動・サークル活動・スポーツ同好会などいろいろな活
動を通じた勧誘がなされている。さらに、老人クラブの枠から離れて、他の趣味の会な
−
39
−
どに参加して会員拡大につなげているところもある。
表2−3−3
単 位 老 人 ク ラ ブ の 加 入 促 進 の た め に 特 に 力 を 入 れ て い る こ と (3)
勧誘対象者を特定する(教員・公務員経験者)
質問 2
1町
会員以外への行事参加の呼びかけ
1町
スポーツ同好会を通じて加入を勧める
1町
各種趣味の会などのグループに加入して活動
1町
単位老人クラブの設立促進のために特に力を入れていること
単位老人クラブの設立促進に関して、都市部の一部を含め、多くの地方の連合会が、
ほぼ設立済みであると考えている。むしろ、それら連合会は休会・解散しているクラブ
など一度壊れたクラブの復活や、人数が少なく活発に活動できていないクラブの立て直
しが、クラブ設立を促進することよりも難しく・重要であると考えている。また、老人
クラブが忙しく役員のなり手が少ないため、行事の効率化や会議の削減、平等な役員登
用などによって、役員のなり手確保ための努力を行っている。
表2−3−4
単 位 老 人 ク ラ ブ の 設 立 促 進 の た め に 特 に 力 を 入 れ て い る こ と (1)
ほぼ設立済み
6市4町
実務的な研修会や会長リーダーシップによる意識改革、組織強化のためのクラブ規則
の設定や後継者養成のための三役の必置などに力を入れている。また、新興住宅地など
未組織の地域では、連合会との役割分担や行政の担当課から地域へ働きかけてもらうな
ど連携して、新しい団地の自治会などへの働きかけ、必要な規則、役員構成、活動スケ
ジュール、手続きの手伝いなど設立準備支援によって、老人クラブの設立促進がなされ
ている。また、活動を休止しているクラブやすでに解散しているクラブなどの再建を、
近隣のクラブと連携して、地域ぐるみで継続を援助してクラブ活性化につなげようとし
ている。
−
40
−
表2−3−5
単 位 老 人 ク ラ ブ の 設 立 促 進 の た め に 特 に 力 を 入 れ て い る こ と (2)
実務的な研修会の実施
1市
新しい団地の自治会等へ働きかけ
1町
設立準備の支援(規約、役員構成、活動スケジュー
ル、手続きの手伝い)
1町
休眠・解散クラブへの再建継続の援助
既存クラブの魅力有る活動を未設立地域に周知
1町
1市
老人クラブの名称変更、地域で核となる人物・リーダーを発見・開拓して、クラブ設
立・活性化を促進している。また、ゴルフ場・練習場・スポーツクラブなどと交渉して
老人クラブ会員を対象とした割引制度を働きかけ、設立の促進を行っているところがあ
る
表2−3−6
単 位 老 人 ク ラ ブ の 設 立 促 進 の た め に 特 に 力 を 入 れ て い る こ と (3)
名称変更
1市
自治会等への設立働きかけ
1市1町
未組織地域の情報把握、核になる人物を説得加入さ
せる
各種施設(ゴルフ場、スポーツクラブ等)と交渉し
て、割引制度促進
質問 3
1市
1市
老人クラブ活動を活性化するために特に力を入れていること
女性役員の増員や女性リーダー研修など、男女共同参画の精神に基づき、女性の参画
と活躍に力を入れている。女性の役職や活動への参加を通して、女性の視点に立った、
友愛活動や子育て支援などに新たな事業の展開が試みられている。
−
41
−
表2−3−7
老 人 ク ラ ブ 活 動 を 活 性 化 す る た め に 特 に 力 を 入 れ て い る こ と (1)
女性役員の登用・増員
2市2町
活動の見直し・開発
2市1町
各種大会の開催、功労者の表彰により活動意欲を向
上させる
子育て支援を活発にし地域に根付くことで若手会員
を増やす
1市1町
1町
会長後継者の育成、役員の若返り
1市
存在の必要性をPR
1市
関係機関や市健康課など行政を含めた地域団体との協力・連携が進んでいる。特に、
地域子供会や小中学校行事への参加、幼稚園児とのサツマイモ作りなど、世代間交流・
伝承活動の推進に努力している。また、いきいきサロン・ふれあいサロンなどを開設し
て、仲間意識を強め、新たな活動分野の開拓に役立てている。
表2−3−8
老 人 ク ラ ブ 活 動 を 活 性 化 す る た め に 特 に 力 を 入 れ て い る こ と (2)
世代間交流(小中学校、幼稚園)
1市1町
世代間交流(子育て支援)
1市1町
サロンの開設
不明1
関係機関、行政との協力
2市
元助役や元・現町議長、元町議・自治会長など地域の世話役経験者のクラブ活動での
活躍を通じて、いきいきと存在感のある高齢者像を目指している。多くの公務員経験者
が活躍している様子が伺える。
表2−3−9
質問 4
老 人 ク ラ ブ 活 動 を 活 性 化 す る た め に 特 に 力 を 入 れ て い る こ と (3)
募金運動を実施し、それを経費に友愛訪問を充実
1市
地域世話役経験者の役員選出(元助役、元自治会長
など)、リーダーの養成
1市1町
今後、老人クラブ連合会の役割は、どうあるべきだと思いますか。
将来を見据えた老人クラブ像を明確にし、行政や県老連と単位老人クラブのパイプ役
となって、地域社会の共同利益実現への役割を果たす。また、高齢者の意見の代弁と提
言、クラブ運営の調整と助言など単位老人クラブへの啓発・推進の中核団体としての役
−
42
−
割を果たす。自治会・民生委員と連携し、教育委員会や老人大学卒業生への働きかけを
行い、前期高齢者のクラブ加入の促進を展開する。また、日本ばかりでなく国際的な役
割を果たす義務があることを伝える必要がある。地域に根ざした自主的な活動を進めな
がら「世代間連帯強化」「地域社会の参画促進」を行っていくことが重要課題である。
表2−3−10
質問 5
今後、老人クラブ連合会の役割は、どうあるべきか
行政や県老連と単位クラブのパイプ役
1市
行政や社会運営への関与
3町
単位クラブの相互協力を進める
1町
世代間交流をすすめ知識・経験を次世代に伝える
2市3町
高齢者福祉への提言・提案活動
1町
行政から老人クラブへの支援は、どのようにあるべきだとおもいますか。
行政は老人クラブを地域福祉の中核団体であると位置づけ、老人クラブが主体性を持
って積極的・自発的に取り組む活動のサポートに回るのが理想である。さらに、老人ク
ラブは行政にとって最大の組織集団であることから、専用室・事務員配置、会員がいつ
でも集まれる場所の提供などの支援を行い、可能な場合は高齢者関連事業の委託なども
検討すべきである。なお、老人クラブに加入しなければ不利になるような行政措置が必
要だとするクラブがある。
表2−3−11
行政から老人クラブへの支援
行政はサポートにまわるのが理想
1町
老人クラブに加入しなければ不利になるような行政
措置
1市
事務関係の支援・補助(事務室、職員、事務機器)
1市2町
会員がいつでも集まれる場所の提供
1町
社協経由ではなく直接補助金の支給
1市
高齢者関連事業の委託
1市
−
43
−
第3章
調査結果の分析
1.男女別に見た調査結果(一般アンケート)
(1) 近 所 づ き あ い
都 市 部 に お け る 中・高 年 層 の 地 域 活 動 に 関 す る ア ン ケ ー ト( こ れ 以 降「 一 般 用 調 査 」
とする)を男女別に見た場合、質問 2 の「近所づきあい」について、女性は男性に比
べ て「 親 し く 付 き 合 っ て い る 」の 割 合 が 高 く 32.0% を 占 め 、男 性( 19.6% )の 約 1.5
倍である。地域における親密な付き合いは女性に多くなっているように見える。
女 % n337
男 % n327
32.0
19.6
38.0
27.3
31.5
42.8
親しく付き合ってる
あいさつ程度
つきあいはある
ほとんどない
図3−1−1
2.7
6.1
近所づきあい(男女別)
「 近 所 づ き あ い 」を 職 業 別 に 見 る と 、
「 親 し く つ き あ っ て い る 」の は「 主 婦 」
( 35.5% )
と 「 無 職 ( 女 )」( 41.5% ) に 多 く な っ て い る 。 ま た 、 女 性 で あ っ て も 「 会 社 員 ( 女 )」
( 10.5% )や「 パ ー ト (女 )」( 23.9% )は「 会 社 員( 男 )」( 11.5% )や「 パ ー ト( 男 )」
( 25.0% ) と ほ ぼ 同 率 で 、 地 域 で の 親 密 な 付 き 合 い は 職 業 に 就 い て い る と 難 し い よ う
で あ る 。 た だ 、「 親 し い ほ ど で は な い が 、 つ き あ い が あ る 」 と な る と 、「 会 社 員 ( 女 )」
( 42.1% )と「 パ ー ト( 女 )」
( 34.8% )は「 会 社 員( 男 )」
( 26.2% )や「 パ ー ト( 男 )」
( 25.0% ) に 比 べ て 割 合 が 高 く な り 、 近 所 づ き あ い に 関 し て は 、 や は り 女 性 の ほ う が
得 意 と 見 え る 。特 に「 あ い さ つ 程 度 」の 近 所 づ き あ い が 最 も 高 か っ た の は「 会 社 員( 男 )」
( 62.3% ) で あ り 、「 会 社 員 ( 男 )」 の 地 域 社 会 へ の か か わ り の 困 難 さ が 見 え る 。
−
44
−
主 婦
35.5
n141
会社員(女) n19
10.5
会社員(男) n61
11.5
22.7
41.8
42.1
47.4
62.3
26.2
パート(女) n46
23.9
パート(男) n20
25.0
無 職(男) n127
25.2
41.3
34.8
25.0
50.0
39.4
35.4
41.5
無 職(女) n65
親しく付き合ってる
図3−1−2
35.4
つきあいはある
23.1
あいさつ程度
近所づきあい(職業別)
(2) 加 入 の き っ か け
老 人 ク ラ ブ へ の「 加 入 の き っ か け 」を 男 女 別 に 見 る と 、
「 一 般 調 査 」の 質 問 6 で は 、
本人が加入している人および過去に加入していた人のうち、男女とも「クラブから勧
誘 を 受 け て 」( 女 33.3% 、 男 34.0% ) と 多 く な っ て い る が 、 女 性 で は 「 友 人 に 誘 わ れ
て 」( 18.5% ) ク ラ ブ に 加 入 し た 人 が つ い で 多 く 、 男 性 で は 「 自 分 の 意 志 」( 24.0% )、
「つきあいや義理で」
( 22.0% )加 入 し た 人 が つ い で 多 く な っ て い る 。男 女 と も「 自 分
の 意 志 」 で 加 入 し た と す る 人 は 高 率 ( 女 16.7% ) で あ り 、 老 人 ク ラ ブ へ の 加 入 に は 、
や は り 本 人 の 意 思 決 定 が 大 き く か か わ っ て い る 。な お 、
「 会 誌 や 広 報 を 見 て 」加 入 す る
人 は 、男 性( 2.0% )女 性( 11.1% )と も 決 し て 多 い と は 言 え ず 、特 に 男 性 に 関 し て は
「会誌や広報を見て」クラブに加入する人は、ほとんどいないと言ってよい。
女 n54
男 n50
18.5
10.0
33.3
11.1
34.0
8.0
14.8
24.0
16.7
22.0
2.0
友人に誘われて
地域の他の組織
クラブから勧誘受けて
自分の意志
図3−1−3
会誌や広報を見て
つきあいや義理で
加入のきっかけ(男女別)
−
45
−
5.6
(3) 取 り 組 ん で い る 活 動
老 人 ク ラ ブ に 加 入 し て 「 取 り 組 ん で い る 活 動 」 を 男 女 別 に 見 る と 、「 一 般 調 査 」 の
質 問 8‑1( 複 数 回 答 )で は 、女 性 の「 旅 行 」
( 41.1% )
「趣味」
( 41.1% )は 、男 性 の「 旅
行 」「 趣 味 」( そ れ ぞ れ 28.6% )に 比 べ て か な り 高 率 に な っ て い る 。反 対 に 、男 性 で は
「 親 睦 活 動 」( 53.6% ) を 5 割 以 上 の 人 が 挙 げ て お り 、「 取 り 組 ん で い る 活 動 」 に 関 し
て、男女それぞれ異なった傾向を見せている。
41.1
女 % n56
男 % n56
41.1
53.6
親睦活動
図3−1−4
41.1
28.6
旅行
28.6
趣味
10.7
21.4
伝承・世代間交流
取 り 組 ん で い る 活 動 ( 男 女 別 ): 複 数 回 答
(4) 加 入 率 低 下 の 理 由
現在老人クラブに加入している人および以前に加入の経験のある人は、老人クラブ
の「 加 入 率 低 下 の 理 由 」に つ い て 、
「 一 般 調 査 」の 質 問 9 で は 、最 も 多 く の 女 性 が「 活
動の実態が知られていないから」
( 36.7% )と 考 え て お り 、男 性 は「 魅 力 あ る 活 動 が で
きていないから」
( 43.4% )と 考 え て い る 。な お 、
「地域のつながりが弱くなったから」
と 考 え る 人 が 、 男 女 ( そ れ ぞ れ 41.5% と 30.6% ) と も 高 率 を 占 め て い る 。 ま た 、「 団
体 行 動 を 嫌 う 人 が 増 え た か ら 」を 挙 げ た 男 性 は 、女 性 に 比 べ て( 32.1% 対 20.4% )高
く な っ て い る 。「 加 入 率 低 下 の 理 由 」 に 関 し て も 、 男 女 に か な り 異 な っ た 傾 向 が あ り 、
特 に 女 性 は 「 わ か ら な い 」( 32.7% ) が 男 性 ( 7.5% ) の 4 倍 を 超 え て い る 。
女 n49
男 n53
36.7
30.2
28.6
30.6
43.4
41.5
活動の実態が知られていない
地域のつながりが弱い
わからない
図3−1−5
20.4
32.7
32.1
魅力ある活動ができていない
団体行動を嫌う人が多い
加 入 率 低 下 の 理 由 ( 男 女 別 ): 複 数 回 答
−
46
−
7.5
(5) 入 り た く な い 理 由
「 一 般 調 査 」 の 質 問 14 に お い て 、 老 人 ク ラ ブ へ は 「 入 り た く な い 」 と 回 答 し た 人
は 、質 問 15( 複 数 回 答 )で 、そ の「 入 り た く な い 理 由 」を 回 答 し て い る 。そ の 理 由 を 、
男 女 別 に 見 る と 、男 性 の 半 分 近 く は「 老 人 に な り た く な い 」
( 45.2% )と し て い る の に
対 し て 、 女 性 の 4 割 近 く は 「 人 間 関 係 が わ ず ら わ し い 」( 38.0% ) と し て い る 。「 老 人
になりたくない」
「 人 間 関 係 が わ ず ら わ し い 」は 男 女 と も 高 率 で あ り 、男 性 の「 人 間 関
係 が わ ず ら わ し い 」( 32.1% ) と 女 性 の 「 老 人 に な り た く な い 」( 27.2% ) が 、 順 位 に
おいてクロスする形になっている。
女 % n92
男 % n84
27.2
8.7
38.0
45.2
14.3
老人にはなりたくない
人間関係がわずらわしい
図3−1−6
12.0
32.1
15.5
やりたい活動がない
役員をやらされる
入 り た く な い 理 由 ( 男 女 別 ): 複 数 回 答
(6) や っ て み た い 活 動
「 一 般 調 査 」 の 質 問 17 で は 、 今 後 、 取 り 組 ん で み た い 活 動 や 参 加 し た い 活 動 を 、
どのような参加形態で行いたいかを聞いている。これを男女別に見ると、上位にラン
ク さ れ る の は 男 女 と も 同 じ よ う な 傾 向 の 「 旅 行 」「 趣 味 」「 園 芸 ・ 耕 作 」「 鑑 賞 ・ 見 学 」
などである。期待されるところの、福祉関連は下位にランクされている。
−
47
−
表3−1−1
や っ て み た い 活 動 ( 男 女 別 )( 1 位 か ら 3 位 ま で 集 計 )
順位
男
女
1
旅行
264
趣味
355
2
趣味
238
旅行
257
3
園芸・耕作
226
鑑賞・見学
223
4
鑑賞・見学
154
園芸・耕作
218
5
一般のスポーツ
154
生涯学習
6
生涯学習
124
シニア向けスポーツ
57
7
環境美化
88
在宅高齢者福祉
55
8
シニア向けスポーツ
70
国際協力
47
9
地域行事
46
環境美化
46
10
国際協力
43
地域行事
31
11
伝承
40
施設高齢者福祉
27
12
安全・管理
13
在宅高齢者福祉
24
伝承
24
14
障害者福祉
24
障害者福祉
17
15
子育て支援・世代間交流
16
施設高齢者福祉
37
一般のスポーツ
20
6
子育て支援・世代間交流
安全・管理
129
26
14
7
し か し 、 取 り 組 ん で み た い 活 動 や 参 加 し た い 活 動 を 、 活 動 形 態 別 で 見 た 場 合 、「 個
人 や 家 族 で 」 や っ て み た い 活 動 は 「 旅 行 」「 園 芸 ・ 耕 作 」「 鑑 賞 ・ 見 学 」 が 上 位 3 位 を
占め、次いで男性が「生涯学習」で、女性が「趣味」となっている。また、老人クラ
ブ な ど「 活 動 団 体 な ど に 属 し て 」や っ て み た い 活 動 と な る と「 安 全・管 理 」
「環境美化」
「地域行事」
「 伝 承 」な ど が 上 位 を 占 め 、男 性 で「 子 育 て 支 援・世 代 間 交 流 」女 性 で「 在
宅 高 齢 者 福 祉 」 が 次 い で い る 。 ま た 「 在 宅 高 齢 者 福 祉 」「 施 設 高 齢 者 福 祉 」「 障 害 者 福
祉」など福祉関連が浮上してくる。
−
48
−
表3−1−2
個人や家族でやってみたい活動と団体に属してやってみたい活動(男女別)
個人や家族で
順位
男
活動団体などに属して
女
男
園芸・耕作
安全・管理
女
1
旅行
2
園芸・耕作
旅行
3
鑑賞・見学
鑑賞・見学
4
生涯学習
趣味
伝承
伝承
5
趣味
生涯学習
子育て支援・世代間
交流
在宅高齢者福祉
6
一般のスポーツ
安全・管理
7
在宅高齢者福祉
一般のスポーツ
施設高齢者福祉
施設高齢者福祉
8
子育て支援・世代間
交流
環境美化
在宅高齢者福祉
子育て支援・世代間
交流
9
地域行事
地域行事
障害者福祉
国際協力
10
安全・管理
子育て支援・世代間
交流
生涯学習
生涯学習
11
シニア向けスポーツ
国際協力
シニア向けスポーツ
シニア向けスポーツ
12
環境美化
在宅高齢者福祉
趣味
趣味
13
施設高齢者福祉
シニア向けスポーツ
鑑賞・見学
14
障害者福祉
障害者福祉
一般のスポーツ
園芸・耕作
15
国際協力
施設高齢者福祉
旅行
一般のスポーツ
16
伝承
伝承
園芸・耕作
環境美化
地域行事
国際協力
環境美化
地域行事
安全・管理
障害者福祉
鑑賞・見学
旅行
活動団体に属して、やってみたい活動をさらに詳しく、現在の老人クラブ勧誘のタ
ー ゲ ッ ト と い え る 、老 人 ク ラ ブ に ま だ 加 入 し て い な い「 無 職( 男 )」
「専業主婦」
「無職
( 女 )」に つ い て 見 る と 、
「 無 職( 男 )」で は「 生 涯 学 習 」
「 鑑 賞・見 学 」
「 安 全・管 理 」、
「 専 業 主 婦 」で は「 安 全・管 理 」
「 環 境・美 化 」
「 地 域 行 事 」、
「 無 職( 女 )」で は「 教 育 ・
子 育 て 」「 地 域 行 事 」「 環 境 ・ 美 化 」 が 上 位 三 位 に 並 ん で い る 。 さ ら に 、 福 祉 関 連 の 多
くが続いて並んでくる。
−
49
−
表3−1−3
順位
団体に属してやってみたい活動(クラブ未加入者職業別)
無職(男)
専業主婦
1
生涯学習
安全・管理
2
鑑賞・見学
環境・美化
3
安全・管理
地域行事
4
地域行事
5
環境・美化
6
施設高齢者福祉
施設高齢者福祉
7
障害者福祉
伝 承・世 代 間 交 流
8
伝 承・世 代 間 交 流
9
在宅高齢者福祉
生涯学習
10
シニアスポーツ
教育・子育て
11
教育・子育て
12
国際協力活動
趣味
13
趣味
園芸・耕作
14
一般スポーツ
シニアスポーツ
15
園芸・耕作
16
旅行
無職(女)
教育・子育て
地域行事
環境・美化
在宅高齢者福祉
障害者福祉
国際協力活動
鑑賞・見学
在宅高齢者福祉
伝 承・世 代 間 交 流
施設高齢者福祉
安全・管理
障害者福祉
国際協力活動
園芸・耕作
生涯学習
鑑賞・見学
旅行
旅行
趣味
シニアスポーツ
一般スポーツ
一般スポーツ
ま た 、 次 期 の 老 人 ク ラ ブ へ の 勧 誘 の 予 備 軍 で あ る 、「 ま だ 加 入 年 齢 に な っ て い な い 」
人 々 の 、 活 動 団 体 に 属 し て や っ て み た い 活 動 を 職 業 別 に 見 る と 、「 会 社 員 ( 男 )」 で は
「 安 全・管 理 」
「 環 境・美 化 」
「 地 域 行 事 」が こ の 順 で 上 位 三 位 に 並 び 、
「 会 社 員( 女 )」
で は 「 伝 承 」「 障 害 者 福 祉 」「 教 育 ・ 子 育 て 」、「 パ ー ト ( 女 )」 で は 「 伝 承 」「 施 設 高 齢
者 福 祉 」「 障 害 者 福 祉 」、「 専 業 主 婦 」で は「 安 全 ・ 管 理 」「 環 境 ・ 美 化 」「 施 設 高 齢 者 福
祉」が上位を占める。
−
50
−
表3−1−4
順位
団体に属してやってみたい活動(加入年齢になっていない職業別)
会社員(男)
会社員(女)
パート(女)
伝承・世代間交流
専業主婦
1
安全・管理
伝承・世代間交流
安全・管理
2
環境・美化
障害者福祉
3
地域行事
教育・子育て
4
在宅高齢者福祉
地域行事
5
教育・子育て
6
伝承・世代間交流
在宅高齢者福祉
環境・美化
地域行事
7
障害者福祉
施設高齢者福祉
安全・管理
障害者福祉
8
施設高齢者福祉
生涯学習
在宅高齢者福祉
9
国際協力活動
環境・美化
10
生涯学習
国際協力活動
生涯学習
生涯学習
11
シニアスポーツ
シニアスポーツ
シニアスポーツ
趣味
12
趣味
趣味
趣味
シニアスポーツ
13
鑑賞・見学
園芸・耕作
14
園芸・耕作
一般スポーツ
15
一般スポーツ
鑑賞・見学
16
旅行
旅行
施設高齢者福祉
環境・美化
障害者福祉
施設高齢者福祉
教育・子育て
安全・管理
伝承・
国際協力活動
世代間交流
在宅高齢者福祉
教育・子育て
地域行事
国際協力活動
鑑賞・見学
一般スポーツ
一般スポーツ
園芸・耕作
園芸・耕作
鑑賞・見学
旅行
旅行
(7) 退 職 後 の 予 定
現 在 、働 い て い る 男 女 に 対 し て 、仕 事 を や め た 後 の 予 定 を 聞 い た 場 合 、男 女 と も「 で
き る 限 り 仕 事 を 続 け る 」( 女 55.6% 、 男 50.5% ) と 「 趣 味 」( 男 60.5% 、 女 52.6% )
に 大 き く 二 分 さ れ た 。 ま た 、「 再 就 職 す る 」 は 女 性 ( 10.5% ) に 比 べ て 男 性 ( 19.3% )
に多く、
「 ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 」は 男 性( 14.6% )に 比 べ て 女 性( 18.5% )に 多 い 。な お 、
「 介 護 」 は 女 性 ( 13.7% ) が 男 性 ( 3.6% ) の お よ そ 4 倍 近 く に な る 。
女 % N124
男 % n192
55.6
50.5
10.5
19.3
18.5
14.6
できる限り仕事を続ける
ボランティア活動
介護
図3−1−7
60.5
52.6
再就職する
趣味
退職後の予定(男女別:複数回答)
−
51
−
13.7
3.6
さらに、これら男女を現在就いている仕事別で見ると、会社員に関しては「できる
限 り 仕 事 を 続 け る 」 の 男 女 の 割 合 ( 男 43.5% 、 女 45.0% ) は ほ ぼ 同 じ で あ る が 、「 趣
味 」と な る と 女 性( 75.0% )が 男 性( 53.6% )に 比 べ て 、か な り 多 く な る 。ま た 、「 再
就 職 」は 男 性( 27.5% )が 女 性( 20.0% )に 比 べ て 多 く 、
「ボランティア活動」
( 女 30.0% 、
男 14.5% )「 介 護 」( 女 20.0% 、男 5.8% )は 女 性 が 多 く な っ て い る 。次 に パ ー ト に 関
し て み る と 、 会 社 員 と 同 じ よ う に 男 女 と の 「 で き る 限 り 仕 事 を 続 け る 」( 女 60.4% 、
男 63.2% )「 趣 味 」( 女 62.5% 、 男 63.2% ) が 高 い 割 合 と な っ て い る 。
会社員(女) n20
45.0
会社員(男) n69
43.5
20.0
30.0
27.5
パート(女) n48
60.4
パート(男) n19
63.2
14.5
53.6
16.7 16.7
21.1
できる限り仕事を続ける
ボランティア活動
介護
図3−1−8
75.0
21.1
20.0
5.8
62.5
63.2
8.3
5.3
再就職する
趣味
退職後の予定(職業別:複数回答)
2.地域別(姫路市とその他の都市)に見た調査結果(一般アンケート)
(1) 居 住 年 数
地 域 別 に 、 現 在 の 地 域 に ど の く ら い 住 ん で い る か を 見 た 場 合 、「 姫 路 市 」( 34.0% )
と「 そ の 他 の 都 市 」
( 29.7% )と も「 30 年 以 上( 転 入 )」が 最 も 多 く 、次 い で「 姫 路 市 」
( 28.5% ) で は 「 30 年 以 上 ( 生 涯 )」 が 多 く な っ て お り 、「 そ の 他 の 都 市 」( 23.9% )
で は 「 20〜 30 年 未 満 」 が 多 い 。「 そ の 他 の 都 市 」 は 「 姫 路 市 」 に 比 べ て 「 10 年 未 満 」
( 20.7% 対 9.7% )、「 10〜 20 年 未 満 」( 17.6% 対 10.4% ) が 多 く な っ て い る 。 居 住 年
数 30 年 を さ か い に 見 た 場 合 、
「 そ の 他 の 都 市 」は 30 年 未 満 ま で で 6 割 を 超 え 、反 対 に
「 姫 路 市 」は 転 入 生 涯 を あ わ せ た 30 年 以 上 の 居 住 年 数 を 持 つ 人 々 で 6 割 を 超 え て い る 。
「その他の都市」は「姫路市」に比べて「都市」が若いようである。
−
52
−
姫路 9.7
その他都市
10.4
20.7
17.4
34.0
17.6
23.9
10 年未満
10〜20 年未満
30 年以上(転入)
30 年以上(生涯)
図3−2−1
28.5
29.7
8.1
20〜30 年未満
居住年数(地域別)
(2) 近 所 づ き あ い
普 段 の 近 所 づ き あ い の 程 度 を 、 地 域 別 に 見 る と 、「 姫 路 市 」 で は 「 親 し い ほ ど で は
な い が 、 付 き 合 い が あ る 」( 37.2% ) が 最 も 多 く 、「 そ の 他 の 都 市 」 で は 「 あ い さ つ を
する程度」
( 37.6% )が 最 も 多 く な っ て い る 。
「 親 し く 付 き 合 っ て い る 」と し た の は「 姫
路市」
( 33.8% )が「 そ の 他 の 都 市 」
( 23.3% )に 比 べ て 10 ポ イ ン ト ほ ど 高 く な っ て い
る。
「 親 し く 付 き 合 っ て い る 」と「 親 し い ほ ど で は な い が 、付 き 合 い が あ る 」を あ わ せ
た、普段から近所との付き合いがあるとしたのは「姫路市」が高く、7 割を超えてい
る 。普 段 の 近 所 づ き あ い に 関 し て 、
「 姫 路 市 」は「 そ の 他 の 都 市 」に 比 べ て 、濃 密 な よ
うである。
姫路 n145
その他都市
n519
33.8
23.3
37.2
34.1
37.6
親しく付き合ってる
あいさつ程度
図3−2−2
26.9
2.1
5.0
つきあいはある
ほとんどない
近所づきあい(地域別)
(3) 加 入 の き っ か け
質問 6 では「本人」が老人クラブに現在加入している人と、かつて加入していた人
に つ い て 、 そ の 加 入 の き っ か け を 聞 い て い る 。 こ れ を 地 域 別 に 見 た 場 合 、「 姫 路 市 」
( 41.7% )「 そ の 他 の 都 市 」( 29.4% ) と も 「 ク ラ ブ か ら の 勧 誘 を 受 け て 」 が 最 も 多 く
なっているが、
「 姫 路 市 」は「 そ の 他 の 都 市 」に 比 べ て 10 ポ イ ン ト 以 上 高 く 、
「姫路市」
で の 老 人 ク ラ ブ の 勧 誘 努 力 が う か が え る 。 ま た 、「 姫 路 市 」( 19.4% ) は 「 そ の 他 の 都
市 」( 7.4% ) に 比 べ て 「 地 域 の 他 の 組 織 を 通 じ て 勧 誘 を 受 け た 」 の が き っ か け で 老 人
クラブに入会した人が多く、
「 姫 路 市 」の 老 人 ク ラ ブ と 地 域 の 組 織 の 連 携 は 良 好 な よ う
−
53
−
で あ る 。「 友 人 に 誘 わ れ て 」 ク ラ ブ に 入 会 し た 人 は 「 そ の 他 の 都 市 」( 20.6% ) が 「 姫
路市」
( 2.8% )に 比 べ て か な り 高 く 、お よ そ 6 倍 近 く に な っ て い る 。な お 、
「その他の
都市」
( 10.3% )で は「 会 誌 や 会 報 な ど を 見 て 」に 入 会 し た 人 が 1 割 を 超 え て お り 、こ
れらの情報発信の方法も重要である。
姫路 n36 2.8
41.7
19.4
20.6
その他都市 n68
29.4
友人に誘われて
地域の他の組織
16.7
10.3
7.4
クラブから勧誘受けて
自分の意志
図3−2−3
19.4
22.1
10.3
会誌や広報を見て
つきあいや義理で
入会のきっかけ(地域別)
(4) 取 り 組 ん で い る 活 動
質 問 8 で は 、 老 人 ク ラ ブ で 取 り 組 ん で い る 活 動 に つ い て 聞 い て お り 、「 姫 路 市 」 と
「 そ の 他 の 都 市 」 で 差 の 大 き い も の で は 「 環 境 ・ 美 化 」 が 「 姫 路 市 」( 61.8% ) で 6
割 を 超 え 、「 そ の 他 の 都 市 」( 37.7% ) で は 4 割 近 く で あ る 。 ま た 、「 学 習 ・ 教 養 活 動 」
( 44.1% 対 23.2% )「 地 域 行 事 」( 47.1% 対 29.0% )「 地 域 福 祉 」( 23.5% 対 15.9% )
などに大きな差がある。これらの活動に関して「その他の都市」に比べて「姫路市」
は 活 発 な よ う で あ る 。 な お 、 こ の 質 問 へ の 回 答 率 は 「 姫 路 市 」( 373.6% ) が 「 そ の 他
の都市」
( 294.2% )と 比 べ て 高 く 、
「 姫 路 市 」は お よ そ 一 人 で 3.7 個 の 活 動 を 挙 げ て い
る の に 対 し て「 そ の 他 の 都 市 」は 、お よ そ 2.9 個 の 活 動 を 挙 げ て い る に 止 ま る 。
「姫路
市」では「その他の都市」に比べて、老人クラブの活動がかなり活発に行われている
事がうかがえる。
姫路 n34
44.1
その他都市
23.2
n69
61.8
37.7
29.0
47.1
23.5
15.9
学習・教養
環境美化
図3−2−4
取り組んでいる活動(複数回答)
−
54
地域行事
−
福祉
(5) 加 入 率 低 下 の 原 因
質問 9 では、近年の老人クラブ加入率低下問題の原因について聞いており、それを
地域別に見てみると、差の大きいところで「姫路市」は「老人クラブの活動が多忙だ
か ら 」( 13.9% )、「 他 に 多 様 な 活 動 団 体 が 存 在 し て い る か ら 」( 19.4% ) が 「 そ の 他 の
都 市 」 に 比 べ て 10 ポ イ ン ト ほ ど 高 く な っ て い る 。 一 方 、「 そ の 他 の 都 市 」 で は 「 活 動
の 実 態 が 知 ら れ て い な い 」( 36.4% ) が 10 ポ イ ン ト ほ ど 高 く な っ て い る 。 な お 、 加 入
率 低 下 の 原 因 で「 組 織 が 閉 鎖 的 だ か ら 」は「 姫 路 市 」
( 8.3% )が「 そ の 他 の 都 市 」
( 1.2% )
に比べてかなり高くなっている。
27.8
姫路 n36
その他都市
n66
13.9
19.4
3.0
36.4
8.3
9.1
活動の実態が知られていない
老人クラブ活動が多忙だ
ほかに多様なクラブが存在する
組織が閉鎖的だから
図3−2−5
1.2
加入率低下の原因(地域別:複数回答)
(6) 勧 誘 さ れ た 経 験
質 問 12 で は 老 人 ク ラ ブ に 加 入 し て い な い 人 に 、 加 入 の 勧 誘 の 有 無 に つ い て 聞 い て
おり、
「 姫 路 市 」で は 7.1% 、
「 そ の 他 の 都 市 」で は 4.1% が「 ク ラ ブ か ら 勧 誘 を 受 け た
ことがある」としており、かなり低いことから、これからの勧誘の努力が必要だと思
わ れ る 。 ま た 、「 勧 誘 を 受 け た こ と が な い 」 と 回 答 し て い る 人 が 「 姫 路 市 」( 83.8% )
「その他の都市」
( 86.6% )と も 8 割 を 超 え 、ま だ ま だ 多 く の 人 々 が 老 人 ク ラ ブ に 誘 わ
れ て い な い こ と が わ か る 。な お 、
「 広 報 や 回 覧 板 で 募 集 案 内 を 見 た こ と が あ る 」と し た
人 は 「 姫 路 市 」( 8.1% )「 そ の 他 の 都 市 」( 12.9% ) と も 、 ま だ 僅 か で あ り 、 こ れ ら の
展開も必要であると思われる。
4.0
姫路 n99
7.1
その他都市
n418
4.1
8.1
83.8
12.9
86.6
1.9
クラブから勧誘
町内会・自治会から勧誘
広報
勧誘されたことがない
図3−2−6
勧誘された経験(地域別:複数回答)
−
55
−
上 記 の 勧 誘 の 経 験 を 、こ れ か ら の 勧 誘 の 対 象 と し て 最 も 近 い 、60 歳 以 上 で 本 人 が 老
人クラブにまだ加入していない人に関してみると、
「 姫 路 市 」で 15.4% 、
「その他の都
市 」 で は 6.5% が 、 す で に 「 ク ラ ブ か ら 勧 誘 を 受 け た こ と が あ る 」 が 、 ま だ 加 入 に い
た っ て い な い 。 ま た 、「 姫 路 市 」( 71.8% )、「 そ の 他 の 都 市 」( 79.9% ) と も 、 7 割 か ら
8 割 近 く の 多 く の 人 が 「 勧 誘 を 受 け た こ と が な い 」 と し て お り 、 老 人 ク ラ ブ 加 入 率 UP
の 余 地 は ま だ ま だ 存 在 す る 。な お 、
「 広 報 や 回 覧 板 で 募 集 案 内 を 見 た こ と が あ る 」と し
た 人 は「 姫 路 市 」が 7.7% 、
「 そ の 他 の 都 市 」が 15.5% で あ り 、広 報 活 動 を さ ら に 展 開
する必要がある。
0.4 6.5 3.0
その他の都市
n232
姫路
n39
6.5
15.5
15.4
79.9
7.7
71.8
2.6 2.6 10.3
クラブから勧誘
会員から勧誘
広報
図3−2−7
家族の勧め
町内会・自治会から勧誘
勧誘されたことがない
勧誘された経験(まだ加入していない:複数回答)
また、老人クラブへの勧誘経験を、今後の勧誘対象である、まだ加入年齢になって
い な い 人 に 聞 い た 場 合 、「 姫 路 市 」で 91.7% 、「 そ の 他 の 都 市 」で 95.2% と 、9 割 を 超
える人々が「勧誘を受けたことはない」と回答しており、老人クラブ活性化に関して
今 後 期 待 さ れ る と こ ろ で あ る 。な お 、
「 広 報 や 回 覧 板 で 募 集 案 内 を 見 た こ と が あ る 」と
し た 人 は 「 姫 路 市 」 で 8.3% 、「 そ の 他 の 都 市 」 で 9.7% と 、 ま だ ま だ 僅 か で あ る 。
1.1 0.0 0.0 0.5
その他の都市
n186
姫路
n60
9.7
95.2
8.3
91.7
1.7 0.0 1.7 0.0
クラブから勧誘
会員から勧誘
広報
図3−2−8
家族の勧め
町内会・自 治会から勧誘
勧誘されたことがない
勧誘された経験(まだ加入年齢になっていない:複数回答)
−
56
−
(7) 入 り た く な い 理 由
質 問 15 で は 、 老 人 ク ラ ブ に は 入 り た く な い と 回 答 し た 人 に 、 そ の 入 り た く な い 理
由 を 聞 い て お り 、そ の 差 の 大 き い と こ ろ を 見 る と 、
「 姫 路 市 」で は「 役 員 な ど を や ら さ
れ る 」( 22.6% )、「 仕 事 や 家 事 が 忙 し い 」( 35.5% ) が 「 そ の 他 の 都 市 」 に 比 べ て 10%
ほ ど 高 く な っ て い る 。ま た 反 対 に「 そ の 他 の 都 市 」で は 、
「 他 の 団 体・サ ー ク ル 活 動 で
十分」
( 26.3% )が「 姫 路 市 」に 比 べ て 10 ポ イ ン ト ほ ど 高 く な っ て い る 。な お 、
「やり
た い 活 動 が な い 」と し た の は 、
「 姫 路 市 」が 16.1% 、
「 そ の 他 の 都 市 」が 10.9% と な っ
ている。
姫路 n31
その他都市
n137
16.1
22.6
10.9
35.5
12.4
21.2
やりたい活動がない
仕事や家事が忙しい
図3−2−9
16.1
26.3
役員をやらされる
ほかの団体活動で十分
入りたくない理由(地域別:複数回答)
3.加入別(本人が加入している、まだ加入年齢に達していない、まだ加入していない)
に見た調査結果(一般アンケート)
(1) 年 齢
加 入 別 に 年 齢 を 見 た 場 合 、老 人 ク ラ ブ に「 本 人 が 加 入 し て い る 」人 の 平 均 年 齢 は 71.4
歳 、ま た 、
「 ま だ 加 入 し て い な い 」人 の 平 均 年 齢 は 67.4 歳 で 、
「まだ加入年齢になって
い な い 」人 の 平 均 年 齢 は 57.7 歳 で あ る 。
「 本 人 が 加 入 し て い る 」人 の 年 齢 は 72 歳 が 最
も 多 く 、 68 歳 以 上 で 全 体 の 76% を 占 め る 。 ま た 、「 ま だ 加 入 し て い な い 」 人 の 年 齢 は
61 歳 が 最 も 多 く 、67 歳 以 下 で 全 体 (58.2% )の 6 割 近 く を 占 め て い る 。年 齢 は 加 入 別 に
はっきり分かれており、
「 ま だ 加 入 年 齢 に な っ て い な い 」人 は 若 い の は 当 然 と し て 、
「ま
だ 加 入 し て い な い 」人 は 若 い 高 齢 者 が 多 く 、
「 本 人 が 加 入 し て い る 」人 は 年 齢 の 高 い 高
齢者に多くなっている。
−
57
−
12
10.6
本人が加入している
9.8
10
9.1
8.4
8
8.7
8.4
8.0
まだ加入していない
7.3
6.7
6.7
6.7
5.8
6.3
6
5.8
5.2
3.8
4.9
4
3.8
2
2.9
1.9
0
55
1.0
0.3 0.3
1.0
57
61
59
3.8
2.8 3.1
1.9
65
67
4.8
4.8
3.8
3.8
2.9
2.1
1.0
63
4.8
69
2.8
2.9
2.4 2.4 2.1
2.4
1.7
71
図3−3−1
73
75
77
1.9
1.7 1.4
79
0.7
1.0
81
83
0.7 1.0
0.3 0.3 0.3
0.7
85
88
年 齢 (加 入 別 )
(2) 居 住 年 数
加入別に地域での居住年数を聞いた場合、老人クラブに「本人が加入している」人
は「 30 年 以 上( 転 入 )」( 49.6% )と「 30 年 以 上( 生 涯 )」( 24.3% )を 合 わ せ て 7 割 を
超 え 、長 く そ の 地 域 に 住 ん で い る 人 々 で あ る こ と が 判 る 。こ れ に 対 し て 、
「まだ加入年
齢 に な っ て い な い 」 人 は 、「 10 年 未 満 」( 19.8% )、「 10〜 20 年 未 満 」( 18.8% )、「 20〜
30 年 未 満 」( 26.7% ) の 30 年 未 満 の 人 で 7 割 を 超 え て お り 、「 ま だ 加 入 し て い な い 」
人 も 、「 10 年 未 満 」( 19.1% )、「 10〜 20 年 未 満 」( 16.0% )、「 20〜 30 年 未 満 」( 24.6% )
の 30 年 未 満 の 人 で 6 割 近 く な っ て い る 。老 人 ク ラ ブ 既 加 入 者 と 未 加 入 者 で 居 住 年 数 に
大きな差が存在しているようである。
まだ加入年齢になっていない
n303
19.8
まだ加入していない n325
19.1
18.8
16.0
本人が加入している n115 7.0 16.5
2.6
10 年未満
10〜20 年未満
30 年以上(転入)
30 年以上(生涯)
図3−3−2
26.7
22.4
24.6
30.5
49.6
58
−
9.8
24.3
20〜30 年未満
居住年数(加入別)
−
12.2
(3) 近 所 づ き あ い の 程 度
普 段 の 近 所 づ き あ い の 程 度 に つ い て 加 入 別 に 見 た 場 合 、「 親 し く 付 き 合 っ て い る 」
の は 、圧 倒 的 に「 本 人 が 加 入 し て い る 」
( 50.0% )人 々 で あ る 。
「まだ加入していない」
( 24.6% ) 人 、「 ま だ 加 入 年 齢 に な っ て い な い 」( 18.2% ) 人 の 順 で 、 そ の 割 合 は 減 っ
て い る 。ま た 、
「 親 し い ほ ど で は な い が 、付 き 合 い が あ る 」の は 、逆 に「 ま だ 加 入 年 齢
に な っ て い な い 」が 38.6% で 、
「 ま だ 加 入 し て い な い 」は 31.4% 、
「本人が加入してい
る 」 の 30.2% と 減 少 す る 形 と な っ て い る 。 な お 、「 あ い さ つ を す る 程 度 」 の 付 き 合 い
で は 「 本 人 が 加 入 し て い る 」 人 は 19.0% で あ る の に 対 し て 、「 ま だ 加 入 年 齢 に な っ て
いない」
( 38.3% )
「まだ加入していない」
( 40.3% )は 倍 以 上 の 4 割 程 度 に な っ て い る 。
普 段 の 近 所 づ き あ い に 関 し て は「 親 し く 付 き 合 っ て い る 」と「 親 し い ほ ど で は な い が 、
付き合いがある」を合わせると 8 割を超え、老人クラブに「本人が加入している」人
の方が、普段の近所づきあいに関して、明らかに付き合いの程度が高いと言える。
まだ加入年齢になっていない n303
18.2
38.6
24.6
まだ加入していない n325
本人が加入している n116
31.4
50.0
親しく付き合ってる
あいさつ程度
図3−3−3
38.3
5.0
40.3
3.7
30.2
19.0
0.9
つきあいはある
ほとんどない
近所づきあいの程度(加入別)
(4) 友 人 の 数
普段付き合いのある友人や仲間の数に関して加入別に聞いた場合、老人クラブに
「 本 人 が 加 入 し て い る 」人 々 の 5 割 近 く が「 10 人 以 上 」( 48.3% )と し て お り 、「 ま だ
加入年齢になっていない」
( 34.2% )
「まだ加入していない」
( 35.4% )人 に 対 し て 10%
以上多くなっている。
「 5〜 10 人 」と し た 人 は 加 入 別 す べ て の グ ル ー プ で 30% 前 半 と な
っ て お り 、 ほ ぼ 同 率 で あ る 。 な お 、「 5 人 未 満 」 は 「 本 人 が 加 入 し て い る 」( 13.8% )
人 が「 ま だ 加 入 年 齢 に な っ て い な い 」
( 25.6% )
「まだ加入していない」
( 24.2% )と し
た 人 に 対 し て 10% ほ ど 低 く な っ て い る 。 老 人 ク ラ ブ に 「 本 人 が 加 入 し て い る 」 人 は 、
友人の数に関しても、多くなっていると言える。
−
59
−
まだ加入年齢になっていない n301
まだ加入していない n322
34.2
34.9
35.4
32.3
本人が加入している n116
10 人以上
48.3
5〜10 人
24.2
32.8
5 人未満
図3−3−4
25.6
13.8
5.3
8.1
5.2
ほとんどいない
友人の数(加入別)
(5) 「 老 人 ク ラ ブ 」 と い う 名 称 に つ い て
「 老 人 ク ラ ブ 」 と 言 う 名 前 に 関 し て 加 入 別 に 見 る と 、「 本 人 が 加 入 し て い る 」 と し
た 人 は「 残 し た ほ う が よ い 」と「 変 え た ほ う が よ い 」が 31.3% で あ り 、意 見 を 二 分 す
る 形 と な っ て い る 。 な お 、 最 も 多 い の は 「 ど ち ら で も よ い 」( 37.4% ) で あ る 。「 老 人
ク ラ ブ 」 と い う 名 前 を 「 残 し た ほ う が よ い 」 と い う 意 見 は 、「 ま だ 加 入 し て い な い 」
( 15.0% )「 ま だ 加 入 年 齢 に な っ て い な い 」( 13.0% ) の 順 で 、 減 っ て お り 、 逆 に 「 変
え た ほ う が よ い 」は「 ま だ 加 入 し て い な い 」
( 41.1% )
「まだ加入年齢になっていない」
( 51.5% ) の 順 で 多 く な っ て い る 。 ま た 、「 ま だ 加 入 し て い な い 」 人 の 43.9% は 、 ど
ちらでもよいと言っており、
「 老 人 ク ラ ブ 」と 言 う 名 称 に は 多 く の 人 は あ ま り こ だ わ っ
ていないと考えられる。
まだ加入年齢になっていない n301
13.0
まだ加入していない n321
15.0
本人が加入している n115
残したほうがよい
図3−3−5
51.5
35.5
41.1
31.3
変えたほうがよい
43.9
31.3
37.4
どちらでもよい
「老人クラブ」と言う名称について(加入別)
−
60
−
(6) 今 後 の ク ラ ブ へ の 加 入 意 向
今後、老人クラブに加入したいかどうかに関して聞いた場合、はっきり「入りたく
な い 」と し た の は「 ま だ 加 入 し て い な い 」が 41.4% と「 ま だ 加 入 年 齢 に な っ て い な い 」
が 22.4% と な っ て お り 、「 入 り た い 」 と し た の は 「 ま だ 加 入 し て い な い 」 人 の 10.1%
で「 ま だ 加 入 年 齢 に な っ て い な い 」の 13.9% で あ り 、
「 わ か ら な い 」に い た っ て は「 ま
だ 加 入 し て い な い 」が 40.5% と「 ま だ 加 入 年 齢 に な っ て い な い 」が 62.2% で あ る 。老
人 ク ラ ブ の 勧 誘 対 象 は 、ま だ ま だ 広 範 に あ る と 言 っ て よ い 。な お 、
「入りたくても入れ
ない」人に関しても加入勧誘の対象として、問題解決の支援が必要であることは言う
までもないことである。
1.4
まだ加入年齢になっていない n294
13.9 22.4
まだ加入していない n326 10.1
62.2
41.4
40.5
8.0
入りたい
入りたくない
図3−3−6
入りたくても入れない
わからない
クラブへの加入意向(加入別)
(7) や り た い 活 動
加 入 別 に や り た い 活 動 を 見 た 場 合 、 上 位 は 「 趣 味 」「 旅 行 」「 園 芸 ・ 耕 作 」 な ど 、 全
体の傾向と変わらない。また、老人クラブなど団体に属してやってみたい活動でも、
上 位 は 「 安 全 ・ 管 理 」「 環 境 美 化 」「 地 域 行 事 」 な ど で 全 体 の 傾 向 と 変 わ っ て い な い 。
し か し 、 団 体 に 属 し て や り た い 活 動 で 浮 上 し て き た 、「 在 宅 高 齢 者 福 祉 」「 施 設 高 齢 者
福祉」
「障害者福祉」
「 国 際 協 力 活 動 」に 関 し て は 、加 入 別 に 共 通 し た 傾 向 が あ る 。
「本
人 が 加 入 し て い る 」「 ま だ 加 入 し て い な い 」「 ま だ 加 入 年 齢 に な っ て い な い 」 の 順 で 、
ポイントが上がっており、年齢または社会的におかれている環境による関心の違いに
よるものと考えられる。
50
40
39.1
42.9
47.5
46.0
46.0
42.3 44.5
39.1 39.9
37.5
36.8
28.1
30
20
10
0
在宅高齢者福祉
本人が加入している n64
図3−3−7
施設高齢者福祉
障害者福祉
まだ加入していない n163
国際協力活動
まだ加入年齢になっていない n200
やりたい活動の傾向変化(加入別:複数回答)
−
61
−
4.地域別(姫路市とその他の都市)に見た調査結果(単位老人クラブ)
(1) 会 長 の 年 齢
会長の年齢を地域別に見た場合「
、 姫 路 市 」は 70 歳 の 12.4% を ト ッ プ に 68 歳( 4.8% )、
69 歳 ( 4.1% )、 71 歳 ( 8.3% ) が 「 そ の 他 の 都 市 」 と 比 べ て 多 く な っ て お り 、 こ の 年
齢 層 で 全 体 の 29.7% を 占 め 、「 そ の 他 の 都 市 」( 9.6% ) に 比 べ て 、 同 じ 年 齢 層 で 約 2
割 多 く な っ て い る 。一 方 、
「 そ の 他 の 都 市 」は 75 歳( 13.9% )を ト ッ プ に 76 歳( 9.6% )、
77 歳( 6.0% )が「 姫 路 市 」に 比 べ て 多 く な っ て お り 、全 体 の 29.5% を 占 め 、
「姫路市」
よ り 9.5% 高 い 。 な お 、 80 歳 以 上 は 「 姫 路 市 」 で 9.0% で あ る の に 対 し て 「 そ の 他 の
都 市 」 は 17.9% で あ る 。 会 長 の 年 齢 は 、 全 体 の 傾 向 と し て「 姫 路 市 」 が「 そ の 他 の 都
市」より若く、その差は 5 歳ほどである。
その他の都市
16
姫路
13.9
14
12.4
12
9.0 9.0
10
6
3.4
4
0
9.6
7.6
8.3 7.2
8
2
9.7
8.0
6.9
4.8 4.1
6.0
6.4
62
64
図3−4−1
66
68
70
4.8
3.2
4.8
1.4 2.4 3.2
2.8 2.4 2.8
1.2
0.4
0.7
1.6
0.4 0.4
1.2
0.7
0.0 0.0 0.4 0.0 0.0
60
7.2
5.5
3.2 2.8
2.8 2.8
0.7
72
74
76
78
80
2.8
1.6
1.4 1.6
0.4 0.8
2.1
0.4
1.4
1.2
0.7
0.0 0.0
0.0 0.0
82
84
86
88
会 長 の 年 齢 ( 地 域 別 : 姫 路 n 145、 そ の 他 の 都 市 n 251: % )
(2) 会 長 の 就 任 年
会長の就任時期を地域別に見ると「
、 そ の 他 の 都 市 」は 平 成 4 年 か ら 10 年( 各 2.0% 、
2.9% 、3.3% 、3.7% 、6.9% 、6.9% 、9.8% )に か け て「 姫 路 市 」( 19.4% )よ り 多 く
な っ て お り 、こ の 期 間 で 会 長 の 35.5% を 占 め 、
「 姫 路 市 」よ り 16.1% 多 い 。一 方 、
「姫
路 市 」 は 平 成 11 年 か ら 15 年 ( 各 8.3% 、 13.2% 、 8.3% 、 23.6% 、 22.9% ) に か け て
「 そ の 他 の 都 市 」よ り 多 く な っ て お り 、こ の 期 間 に 就 任 し た 会 長 は 76.3% と な っ て い
る 。 同 期 間 の 「 そ の 他 の 都 市 」 よ り 20.0% 多 い 。 な お 、 最 も 古 い 就 任 年 は 昭 和 56 年
で「その他の都市」の会長であり、昭和に就任した現役の会長は「その他の都市」で
4.1% 、
「 姫 路 市 」で 0.7% で あ る 。全 体 と し て 、
「 姫 路 市 」は 会 長 の 就 任 年 が 若 く 、
「そ
の 他 の 都 市 」は 就 任 期 間 が 長 い 傾 向 に あ る 。
「 姫 路 市 」の 老 人 ク ラ ブ は「 そ の 他 の 都 市 」
に比べて、その団体の組織・構成が若いと言える。
−
62
−
25%
23.6%
20%
22.9%
その他の都市
姫路
16.3%
15%
9.8%
10%
6.9%
5%
1.2%
0%
15.1%
13.2%
0.8%
1.2%
61
1.6% 2.1%
2.0%
0.4%
0.7%
1.4%
0.4% 0.7% 0.4%
昭和 56
2.0%
63
2
図3−4−2
2.8%
0.7%
4
10.2%
8.3%
6.9%
7.8%
6.9%
5.6%
3.3% 3.7%
2.9%
8.3%
4.2% 4.2%
1.4%
6
8
10
12
14
会 長 の 就 任 年 ( そ の 他 の 都 市 n 244、 姫 路 n 144: % )
(3) 会 長 の 選 出
会 長 は ど の よ う に 選 ば れ る か を 地 域 別 に 見 る と 、「 姫 路 市 」 で は 「 選 挙 」( 46.7% )
が 最 も 多 く 、「 そ の 他 の 都 市 」 で は 「 話 し 合 い 」( 37.6% ) が 最 も 多 く な っ て い る 。 次
い で 、「 姫 路 市 」は「 話 し 合 い 」( 28.0% )と な っ て お り 、「 そ の 他 の 都 市 」は「 会 長 に
よ る 後 続 指 名 」( 31.0% ) の 独 断 専 行 型 が 多 く な っ て い る 。 な お 、「 会 長 に よ る 後 続 指
名 」 は 「 姫 路 市 」 で は 15.3% と な っ て お り 、「 選 挙 」 に よ る 会 長 の 選 出 は 「 そ の 他 の
都 市 」 で は 13.9% に 止 ま っ て い る 。
姫路(校区含む) n150
その他の都市 n245
15.3
8.0
46.7
31.0
12.2
会長による後続指名
選挙
その他
図3−4−3
13.9
28.0
37.6
2.0
5.3
選挙委員会
話し合い
会長の選出(地域別)
(4) 会 長 の 任 期
会長の任期に関して地域別に見ると、
「 2 年 」が 最 も 多 く 、
「 姫 路 市 」で 70.9% 、
「そ
の 他 の 都 市 」 で 51.4% を 占 め る 。 一 方 、「 特 に 規 定 し て い な い 」 と し て い る の は 「 姫
路 市 」 で 20.3% 、「 そ の 他 の 都 市 」 で 42.5% で あ り 、 ま だ 多 く の ク ラ ブ で 、 ト ッ プ 役
−
63
−
員である会長の定期的な交代が規定されていない状態にある。
姫路(校区含む) n148 1.4
70.9
その他の都市 n247 4.5
1年
51.4
2年
図3−4−4
7.4
1.6
3 年以上
20.3
42.5
特に規定はない
会長の任期(地域別)
(5) 会 長 の 再 任
会 長 が 再 任 す る こ と が 可 能 で あ る か に つ い て 地 域 別 に 見 る と 、「 そ の 他 の 都 市 」 で
は「 何 度 で も 再 任 で き る 」
( 48.0% )が 最 も 多 く 、
「 姫 路 市 」で は「 特 に 決 ま り は な い 」
( 42.5% ) が 多 く な っ て い る 。 両 地 域 と も 「 何 度 で も 再 任 で き る 」 と 「 特 に 決 ま り は
な い 」を 合 わ せ る と「 姫 路 市 」で 80.2%「 そ の 他 の 都 市 」で 94.0% と な り 、多 く の ク
ラブが会長の任期に関して、制限を設けている状態になく、永続を可能にしている。
た だ 、「 姫 路 市 」 で は 「 再 任 で き な い 」 が 11.6% 、「 1 度 だ け 再 任 で き る 」 が 8.2% あ
り、2 割近くの老人クラブが、トップ役員である会長の新旧交代が制度的に確立され
ていると言ってよい。
姫路(校区含む)n146
11.6
8.2
その他の都市 n248 4.4
37.7
48.0
42.5
46.0
1.6
再任できない
1度だけ再任できる
図3−4−5
何度でも再任できる
特に決まりはない
会長の再任(地域別)
(6) 年 間 の 新 入 会 員
こ の 1 年 間 の 新 入 会 員 を 地 域 別 に 見 る と 、両 地 域 と も「 65〜 69 歳 」が 最 も 多 く 、
「姫
路 市 」 は 59.7% ( 男 30.7% 、 女 29.0% )、「 そ の 他 の 都 市 」 は 28.1% ( 男 12.1% 、 女
16.0% )を 占 め て い る 。
「 姫 路 市 」の こ の 年 齢 層 の 入 会 率 は「 そ の 他 の 都 市 」に 比 べ て
−
64
−
高 い( 全 体 31.6% 、男 18.6% 、女 13.0% )。ま た「 そ の 他 の 都 市 」は「 70〜 74 歳 」
(男
9.5% 、女 13.8% )
「 75〜 79 歳 」
( 男 5.0% 、女 8.3% )
「 80 歳 以 上 」
( 男 3.7% 、女 6.8% )
の 各 年 齢 層 が 、そ れ ぞ れ「 姫 路 市 」に 比 べ て 3〜 5% 程 度 高 く な っ て い る 。全 体 的 に 見
て 、「 姫 路 市 」 が 「 そ の 他 の 都 市 」 に 比 べ て 新 入 会 員 は 若 く な っ て い る 。
男
女
その他の都市
35%
姫路(校区含む)
30.7%
30%
25%
20%
20%
15%
15%
10.5%
5%
0%
0.1%
60 歳未満
10%
5.0%
6.6%
0.4%
9.5%
12.1%
5.6%
図3−4−6
3.7%
1.1%
0.2%
75〜79 歳
65〜69 歳
29.0%
30%
25%
10%
その他の
都市
n1205
35%
姫路(校区
含む)
n569
13.8%
11.6%
5% 1.5%
0% 0.1%
60 歳未満
2.7%
0.0%
不詳
16.0%
11.7%
8.3%
7.7%
6.8%
1.9%
1.8%
65〜69 歳
1.6%
75〜79 歳
0.0%
不詳
年 間 の 新 入 会 員 (「 そ の 他 の 都 市 」 n 2012、「 姫 路 市 」 n 1097)
(7) 会 員 の た ま り 場
会 員 の た ま り 場 の よ う な 場 所 に つ い て 地 域 別 に 見 る と 、「 姫 路 市 」 は 「 公 民 館 や 公
共 の 施 設 な ど 」( 66.2% ) が 最 も 多 く 、「 そ の 他 の 都 市 」 は 「 地 域 の 集 会 所 」( 65.7% )
が 多 く な っ て い る 。 な お 、「 姫 路 市 」 の 「 地 域 の 集 会 所 」 は 42.4% 、「 そ の 他 の 都 市 」
の「 公 民 館 や 公 共 の 施 設 な ど 」は 44.8% で あ る 。ま た 、差 の 大 き い と こ ろ で は「 会 長
や 役 員 の 自 宅 」は「 そ の 他 の 都 市 」
( 14.1% )が「 姫 路 市 」
( 8.6% )に 比 べ て 多 く 、
「公
園 や ス ポ ー ツ 施 設 」 は 「 姫 路 市 」( 46.4% ) が 「 そ の 他 の 都 市 」( 17.7% ) よ り 多 く な
っている。
姫路(校区含む) n141
その他の都市 n248
8.6
66.2
14.1
44.8
42.4
65.7
会長や役員の自宅
地域の集会所
図3−4−7
46.4
公民館や公共の施設
公園やスポーツ施設
会員のたまり場(地域別:複数回答)
−
65
−
17.7
(8) ク ラ ブ の 収 入 決 算
昨年度のクラブの収入決算を地域別に見た場合、平均額で大きな差の出ているのは
「 県 市 町 の 助 成 金 」「 事 業 収 入 」「 寄 付 金 」「 そ の 他 の 収 入 」「 繰 越 金 収 入 」 で あ っ た 。
特 に 差 が 大 き い の は「 そ の 他 の 都 市 」の「 事 業 収 入 」が 2 万 2951 円 で「 姫 路 市 」
( 4990
円 ) の お よ そ 4.6 倍 、 逆 に 「 姫 路 市 」 の 「 寄 付 金 」( 4 万 9196 円 ) は 「 そ の 他 の 都 市 」
の お よ そ 3.6 倍 で あ る 。 ま た 、「 そ の 他 の 都 市 」 の 「 繰 越 金 収 入 」 は 17 万 3853 円 で 、
「 姫 路 市 」 の 「 繰 越 金 収 入 」 よ り お よ そ 6 万 4000 円 多 く 、「 そ の 他 の 都 市 」 は 「 姫 路
市」に比べて、少し蓄えがあると言うことになる。
表3−4−1
クラブの収入決算(地域別:円)
姫路
会費収入
県市町の助成金
その他の都市
平均
最高
平均
最高
102,819
780,000
98,961
650,000
167,716 1,385,000
112,622
430,000
社協や町内会の補助金
42,859
231,000
50,281
600,000
事業収入
4,990
100,000
22,951
500,000
寄付金
49,196
780,000
13,552
265,000
その他の収入
11,711
231,000
22,282
500,000
繰越金収入
109,490 1,906,197
173,853 1,257,472
合計
483,061 2,853,700
449,568 1,835,716
「その他の都市」の収入決算の「事業収入」と「寄付金」を都市別に見た場合、平
均 額 で「 事 業 収 入 」は「 川 西 市 」
( 6 万 2093 円 )が 最 も 多 く 、
「尼崎市」
( 1 万 4226 円 )
が 最 も 少 な い 。そ れ で も「 姫 路 市 」の 約 2.9 倍 あ る 。ま た 、「 寄 付 金 」も「 川 西 市 」( 2
万 4563 円 ) が 最 も 多 く 、 各 市 で か な り 違 い は あ る が 最 も 少 な い の は 「 西 宮 市 」( 7449
円 ) で あ る 。 な お 、「 姫 路 市 」 は 「 川 西 市 」 の 約 2 倍 の 「 寄 付 金 」 が あ る 事 に な る 。
表3−4−2
クラブの収入決算(都市別:円)
事業収入
寄付金
平均
最高
平均
最高
神戸市
21,849
397,300
21,384
130,000
尼崎市
14,226
320,849
10,968
150,000
西宮市
20,014
373,845
7,449
265,000
宝塚市
24,794
159,000
18,235
130,000
川西市
62,093
500,000
24,563
175,000
−
66
−
(9) ク ラ ブ で の 活 動
ク ラ ブ で は ど の よ う な 活 動 を 行 っ て い る か に つ い て 地 域 別 に 見 た 場 合 、「 姫 路 市 」
で「 そ の 他 の 都 市 」よ り 割 合 が 高 く な っ て い る の は「 健 康・ス ポ ー ツ 」
( 86.0% 対 66.9% )
「 環 境 美 化 」 (87.0% 対 78.7% )「 地 域 行 事 」( 81.9% 対 62.8% )「 地 域 福 祉 」( 78.3%
対 61.9% )で あ る 。ま た「 そ の 他 の 都 市 」が「 姫 路 市 」よ り 高 い の は「 親 睦 活 動 」
( 90.4%
対 71.1% )と「 旅 行 」
( 75.7% 対 67.4% )
「 趣 味 」(49.4% 対 48.6% )、
「学習教養活動」
(54.8% 対 50.0% )の 4 つ の 活 動 で あ る 。
姫路(校区含む) n138
その他の都市
n239
親睦活動
学習教養活動
図3−4−8
71.1
67.4
90.4
86.0
48.6 50.0
75.7
66.9 49.4 54.8
旅行
環境美化
健康スポーツ
地域行事
87.0
81.9
78.7
62.8
78.3
61.9
趣味
地域福祉
クラブでの活動(地域別:複数回答)
ク ラ ブ で の 活 動 で 参 加 率 の 最 も 高 い も の を 地 域 別 に 見 る と 、「 姫 路 市 」「 そ の 他 の 都
市 」と も「 親 睦 活 動 」が 最 も 高 く な り 、そ れ ぞ れ 32.4% と 61.5% に な る 。次 い で「 姫
路 市 」 で は 「 健 康 ス ポ ー ツ 」( 22.3% )「 環 境 美 化 」( 20.9% ) が 上 位 を 占 め る 。 な お 、
「 そ の 他 の 都 市 」で は「 旅 行 」
( 13.7% )が 次 に 来 て い る 。参 加 率 の 最 も 高 い 活 動 か ら
見 る と 、「 親 睦 活 動 」 が 重 要 な 位 置 を 占 め て お り 、 余 暇 的 活 動 で あ る 「 旅 行 」「 健 康 ス
ポ ー ツ 」「 趣 味 」 を 加 え る と 「 姫 路 市 」 で は 7 割 近 く で あ り 、「 そ の 他 の 都 市 」 に な る
と 8 割を超えている。老人クラブの主な活動は余暇的活動がその中心となっており、
参加率から考えて会員の要求もその辺にあるものと思われる。
−
67
−
姫路(校区含む) n139
その他の都市
32.4
10.1
22.3
3.6
61.5
n234
20.9
13.7
7.2
3.8
4.3
9.4
3.4
親睦活動
旅行
健康スポーツ
趣味
学習教養活動
環境美化
地域行事
地域福祉
図3−4−9
3.6
1.7
2.1
クラブでの活動(最も高いもの:地域別)
(10) 活 動 形 態 の 中 心
老人クラブの活動の中で、どのような活動の参加形態が中心になっているかに関し
て 、 地 域 別 に 見 た 場 合 、「 姫 路 市 」 で は 「 会 員 以 外 に 開 か れ た 活 動 」( 51.0% ) が 最 も
多 く 、次 い で「 会 員 全 体 が 参 加 す る 活 動 」
( 44.8% )と な っ て い る 。逆 に「 そ の 他 の 都
市 」 で は 「 会 員 全 体 が 参 加 す る 活 動 」( 55.1% ) が ト ッ プ で 、「 会 員 以 外 に 開 か れ た 活
動 」( 40.3% ) が 2 番 手 と な っ て い る 。 な お 、 両 地 域 と も 「 会 員 全 体 が 参 加 す る 活 動 」
と「会員以外に開かれた活動」が活動形態を 2 分する形となっている。
姫路(校区含む) n145
その他の都市
44.8
n243
3.4
55.1
会員全体が参加する活動
51.0
4.1
40.3
会員の一部が参加する活動
会員以外に開かれた活動
図3−4−10
活動形態の中心(地域別)
(11) 新 入 会 員 の 勧 誘
新 入 会 員 の 勧 誘 は 、 ど の よ う に 行 わ れ て い る か に 関 し て 、 地 域 別 に 見 た 場 合 、「 姫
路 市 」で は「 加 入 年 齢 に な っ た 高 齢 者 を 勧 誘 し て い る 」
( 73.3% )が 最 も 高 く 、次 い で
「 役 員 が 複 数 で 訪 問 し て 勧 誘 し て い る 」( 37.3 % ) と 「 会 員 が 友 人 を 勧 誘 し て い る 」
−
68
−
( 34.0% )の 順 に な っ て い る 。一 方 、
「 そ の 他 の 都 市 」で は「 会 員 が 友 人 を 勧 誘 し て い
る 」( 73.8% ) が も っ と も 多 く 、「 加 入 年 齢 に な っ た 高 齢 者 を 勧 誘 し て い る 」( 48.8% )
が 続 き 、「 地 域 行 事 や ク ラ ブ の イ ベ ン ト を 通 し て 勧 誘 し て い る 」「 町 内 会 ・ 自 治 会 な ど
集 ま り で 勧 誘 し て い る 」 が そ れ ぞ れ 31.0% で 続 い て い る 。 な お 、「 役 員 が 複 数 で 訪 問
し て 勧 誘 し て い る 」は 23.8% で「 姫 路 市 」に 比 べ る と あ ま り 高 い と は 言 え な い 。ま た 、
「 姫 路 市 」の「 地 域 行 事 や ク ラ ブ の イ ベ ン ト を 通 し て 勧 誘 し て い る 」
「 町 内 会・自 治 会
な ど 集 ま り で 勧 誘 し て い る 」 は 、 そ れ ぞ れ 14.7% と 19.3% で あ る 。
姫路(校区含む) n150
その他の都市
n248
34.0
37.3
14.7 19.3
73.3
73.8
23.8
48.8
31.0
31.0
会員が友人を勧誘している
役員が複数で訪問して勧誘している
加入年齢になった高齢者を勧誘している
地域行事やクラブのイベントを通じて勧誘している
町内会自治会など集まりで勧誘している
図3−4−11
新入会員の勧誘(地域別:複数回答)
最も重要なもの
会 員 の 勧 誘 で 最 も 重 要 な も の を 地 域 別 に 見 る と 、「 姫 路 市 」 で は 「 加 入 年 齢 に な っ
た 高 齢 者 を 勧 誘 し て い る 」( 65.5% ) の ウ エ イ ト が 高 く な っ て お り 、「 役 員 が 複 数 で 訪
問 し て 勧 誘 し て い る 」( 21.4% ) と 「 会 員 が 友 人 を 勧 誘 し て い る 」( 10.7% ) は 、 そ の
ウ エ イ ト が 低 下 し て い る 。ま た 、
「 そ の 他 の 都 市 」で 最 も ウ エ イ ト が 高 い の は「 会 員 が
友 人 を 勧 誘 し て い る 」( 49.6% ) で 、「 役 員 が 複 数 で 訪 問 し て 勧 誘 し て い る 」( 14.9% )
「加入年齢になった高齢者を勧誘している」
( 22.7% )の ウ エ イ ト が 相 対 的 に 低 下 し て
い る 。「 姫 路 市 」 は 加 入 年 齢 に な っ た 高 齢 者 を 役 員 や 友 人 が 勧 誘 し 、「 そ の 他 の 都 市 」
は友人が、加入年齢になった高齢者を勧誘する構図となっている。
−
69
−
姫路(校区含む)n84
10.7
21.4
その他の都市 n141
65.5
49.6
14.9
友人が勧誘している
加入年齢になった高齢者を勧誘している
町内会自治会などの集まりで勧誘
図3−4−12
2.4
22.7
8.5 4.3
役員が複数で訪問勧誘している
地域行事やクラブのイベントを通じて勧誘
新入会員の勧誘(最も重要なもの:地域別)
(12) 加 入 率 低 下 の 原 因
老人クラブの加入率低下の問題に関して、その原因についての考えを地域別に見る
と 、 考 え 方 に 差 の あ る と こ ろ で は 「 姫 路 市 」 が 「 老 人 ク ラ ブ の 活 動 が 多 忙 」( 32.4% )
で「 そ の 他 の 都 市 」に 比 べ て 多 く な っ て い る 。
「 そ の 他 の 都 市 」は「 活 動 内 容 が 知 ら れ
て い な い 」 (31.6% )「 地 域 の つ な が り が 弱 く な っ た か ら 」( 33.3% )「 他 に 多 様 な 活 動
団体が存在しているから」
( 20.9% )が 多 い 。両 地 域 の 加 入 率 低 下 に 関 す る 考 え 方 の 違
いが、ここに現れている。
姫路(校区含む) n145
その他の都市
n225
23.4
23.4
32.4
31.6
33.3
活動実態が知られていない
老人クラブの活動が多忙
組織が閉鎖的
図3−4−13
8.4
14.5
4.8
20.9
2.2
地域のつながりが弱い
他に多様な活動団体がある
加入率低下の原因(地域別:二つ回答)
さ ら に 、 加 入 率 低 下 の 原 因 を ク ロ ス 集 計 し て 地 域 別 に 見 た 場 合 、「 そ の 他 の 都 市 」
では「地域のつながりが弱くなった」と「団体行動を嫌う人が増えたから」の組み合
わ せ ( 17.8% ) が 最 も 多 く 、 次 い で 「 魅 力 あ る 活 動 が 出 来 て い な い 」 と 「 活 動 の 実 態
が 知 ら れ て い な い 」の 組 み 合 わ せ( 13.9% )、
「 団 体 行 動 を 嫌 う 人 が 増 え た か ら 」と「 魅
−
70
−
力 あ る 活 動 が 出 来 て い な い 」 の 組 み 合 わ せ ( 12.8% ) が 続 い て い る 。 こ れ に 対 し て 、
「姫路市」では「団体行動を嫌う人が増えたから」と「老人クラブが多忙だから」の
組 み 合 わ せ( 16.8% )が ト ッ プ で 、
「 魅 力 あ る 活 動 が 出 来 て い な い 」と「 活 動 の 実 態 が
知 ら れ て い な い 」の 組 み 合 わ せ( 14.2% )
「 地 域 の つ な が り が 弱 く な っ た 」と「 団 体 行
動 を 嫌 う 人 が 増 え た か ら 」 の 組 み 合 わ せ ( 11.5% ) が 続 い て い る 。 両 地 域 の 加 入 率 低
下に関する考え方の違いが、ここにも現れている。
表3−4−3
加 入 率 低 下 の 原 因 ( ク ロ ス 集 計 : そ の 他 の 都 市 n 180、 姫 路 n 113: % )
魅 力 ある活 動
地域の
団体行動を
ができていない つながりが弱 い 嫌 う人 が増 えた
活動実態が
知 られていない
13.9
そ の他 の都 市
魅 力 ある活 動
ができていない
3.3
11.1
7.2
12.8
地 域 のつながり
が弱 い
17.8
団体行動を
嫌 う人 が増 えた
老 人 クラブの
活 動 が多 忙
他 に多 様 な活
動 団 体 がある
組 織 が閉 鎖 的
1.7
3.9
1.1
2.8
2.8
7.8
0.6
5.0
7.2
0.6
老 人 クラブの
活 動 が多 忙
活動実態が
知 られていない
0.6
14.2
魅 力 ある活 動
ができていない
姫路
0.9
5.3
2.7
1.8
7.1
9.7
3.5
3.5
11.5
7.1
0.9
0.9
16.8
2.7
3.5
地 域 のつながり
が弱 い
団体行動を
嫌 う人 が増 えた
老 人 クラブの
活 動 が多 忙
0.9
7.1
(13) 老 人 ク ラ ブ 運 営 上 の 問 題
老人クラブの運営上、特に問題となることについて地域別の差の大きいところで見
ると、
「 姫 路 市 」は「 役 員 の な り 手 が な い 」
( 63.3% )と「 活 動 へ の 参 加 率 が 低 下 」
( 30.6% )
が「 そ の 他 の 都 市 」に 比 べ て 高 く 、
「 そ の 他 の 都 市 」は「 会 員 の 高 齢 化 」
( 67.9% )
「新
規会員の減少」
( 32.9% )で「 姫 路 市 」よ り 多 く な っ て い る 。両 地 域 の 老 人 ク ラ ブ 運 営
上の特徴的な問題がここに表れていると言ってよい。
−
71
−
姫路(校区含む) n147
その他の都市
49.0
n237
19.0
67.9
30.6
32.9
2.0
25.3
63.3
7.2
会員の高齢化
新規会員の減少
活動への参加率の低下
役員のなり手がない
活動場所や集会所がない
図3−4−14
39.2
老人クラブ運営上の問題(地域別:二つ回答)
さ ら に 、 老 人 ク ラ ブ 運 営 上 の 問 題 を ク ロ ス 集 計 し て 地 域 別 に 見 た 場 合 、「 そ の 他 の
都 市 」で は「 新 規 会 員 の 減 少 」と「 会 員 の 高 齢 化 」の 二 つ( 23.1% )が 最 も 多 く 、「 役
員 の な り 手 が な い 」 と 「 会 員 の 高 齢 化 」 の 組 み 合 わ せ ( 22.2% ) が ほ ぼ 同 率 で 続 き 、
「 活 動 へ の 参 加 率 の 低 下 」と「 会 員 の 高 齢 化 」の 組 み 合 わ せ( 12.2% )が 続 く 。
「姫路
市 」 で は 「 役 員 の な り 手 が な い 」 と 「 会 員 の 高 齢 化 」 の 組 み 合 わ せ ( 29.5% ) が 最 も
多 く 、「 役 員 の な り 手 が な い 」 と 「 活 動 へ の 参 加 率 の 低 下 」 の 組 み 合 わ せ ( 15.5% )、
「 活 動 へ の 参 加 率 の 低 下 」 と 「 会 員 の 高 齢 化 」 の 組 み 合 わ せ ( 10.9% ) が 続 く 。
表3−4−4
老 人 ク ラ ブ 運 営 上 の 問 題( ク ロ ス 集 計:そ の 他 の 都 市 n 221、姫 路 n 129:% )
新規会員の
減少
活 動 への
参 加 率 の低 下
活動場所
や集 会 所 がない
役 員 のなり手
がない
活動資金が
足 りない
老 人 クラブ内 で
の人 間 関 係
23.1
12.2
4.1
22.2
5.4
3.2
2.7
1.4
5.0
1.8
0.5
活 動 への
参 加 率 の低 下
9.5
1.8
活動場所や
集 会 所 がない
0.5
1.4
会 員 の高 齢 化
そ の他 の都 市
新規会員の
減少
役員の
なり手 がない
3.6
活動資金が
足 りない
会 員 の高 齢 化
姫路
新規会員の
減少
0.9
0.9
7.8
10.9
29.5
4.7
3.1
9.3
1.6
15.5
2.3
2.3
5.4
5.4
活 動 への
参 加 率 の低 下
0.8
活動場所や
集 会 所 がない
1.6
役 員 のなり手 が
ない
−
72
−
(14) 社 会 や 行 政 か ら の 支 援
社会や行政からの支援で必要なものに関して重要なものおよび差の大きいものに
ついて地域別に見ると、
「 姫 路 市 」で は「 助 成 金 の 増 額 」
( 69.2% )が も っ と も 大 き く 、
次 い で「 活 動 の 実 態 を 広 く 知 ら せ る 」
( 46.6% )が 大 き く な っ て い る 。
「その他の都市」
で も「 姫 路 市 」程 で は な い が 、や は り「 助 成 金 の 増 額 」が 55.1% で ト ッ プ と な っ て い
る 。「 そ の 他 の 都 市 」の「 活 動 の 実 態 を 広 く 知 ら せ る 」( 47.9% )は「 姫 路 市 」と ほ ぼ
同 率 で あ る 。特 に 差 の 大 き い と こ ろ で は「 集 会 所 な ど の 提 供 」が あ り 、
「 姫 路 市 」が 6.
2% で あ る の に 対 し て 「 そ の 他 の 都 市 」 は 20.3% と な っ て い る 。 社 会 や 行 政 か ら の 支
援では、中心的な要求は両地域とも「活動の実態を広く知らせる」ことと「助成金の
増 額 」で あ る 。ま た 、
「 そ の 他 の 都 市 」で は「 集 会 所 な ど の 提 供 」が 支 援 に 必 要 な も の
として加わる。
姫路(校区含む) n146
その他の都市
46.6
n236
47.9
活動実態を知らせる
図3−4−15
6.2
20.3
集会所などの提供
69.2
55.1
助成金の増額
社会や行政からの支援(地域別:二つ回答)
さ ら に 、社 会 や 行 政 か ら の 支 援 を 都 市 別 に 細 か く 見 る と 、
「 集 会 所 な ど の 提 供 」に つ い
て は「 神 戸 市 」( 25.8% )「 西 宮 市 」( 21.0% )「 宝 塚 市 」( 35.3% )「 川 西 市 」( 25.0% )な
ど が 高 く な っ て い る 。ま た「 活 動 の 実 態 を 広 く 知 ら せ る 」な ど の 支 援 に 関 し て は 、
「神戸
市 」( 49.1% )「 西 宮 市 」( 58.0% )「 宝 塚 市 」( 58.8% ) が 多 く 、「 助 成 金 の 増 額 」 に 関 し
て は 、「 神 戸 市 」( 58.1% )「 尼 崎 市 」( 57.1% )「 川 西 市 」( 68.8% ) が 多 く な っ て い る 。
それぞれの地域で支援の内容に関して、温度差のあることが判る。
−
73
−
神戸市 n31
49.1
姫路市 n134
47.0
25.8
42.9
尼崎市 n91
西宮市 n81
58.0
宝塚市 n17
58.8
川西市 n16
25.0
活動実態を知らせる
図3−4−16
5.2
69.4
14.3
57.1
21.0
19.4
35.3
25.0
41.7
校区(姫路市)n12
58.1
52.9
68.8
16.7
66.7
集会所などの提供
助成金の増額
社会や行政からの支援(都市別:2 つ回答)
さ ら に 、 社 会 や 行 政 か ら の 支 援 を ク ロ ス 集 計 し て 地 域 別 に 見 た 場 合 、「 そ の 他 の 都 市 」
「姫路市」の両地域とも「助成金の増額」と「活動実態を広く知らせる」の組み合わせ
が 一 番 に な っ て お り 、そ れ ぞ れ 24.1% と 31.1% の 割 合 で あ る 。ま た 二 番 も「 指 導 者 の 養
成 や 研 修 」 と 「 助 成 金 の 増 額 」 の 組 み 合 わ せ ( 10.4% と 13.3% ) で あ る 。 続 い て 「 姫 路
市 」 は 「 助 成 金 の 増 額 」 と 「 ス ポ ー ツ 施 設 の 提 供 」、「 活 発 な 活 動 者 の 評 価 ・ 表 彰 な ど 」
と「 助 成 金 の 増 額 」の 同 率( 9.4% )の 組 み 合 わ せ で あ る 。
「 そ の 他 の 都 市 」で は 、
「活動
実 態 を 広 く 知 ら せ る 」と「 指 導 者 の 養 成 や 研 修 」の 組 み 合 わ せ が 9.4% 、「 集 会 所 な ど の
提 供 」 と 「 助 成 金 の 増 額 」 の 組 み 合 わ せ が 8.5% で 続 い て い る 。
−
74
−
表3−4−5
社 会 や 行 政 か ら の 支 援( ク ロ ス 集 計:そ の 他 の 都 市 n 212、姫 路 n 128:% )
集 会 所 などの
提供
そ の他 の都 市
活動実態を
知 らせる
集 会 所 などの
提供
スポーツ施 設 の
提供
他 団 体 との協 力
の機 会 提 供
スポーツ施 設 の 他 団 体 との協 力
提供
の機 会 提 供
4.7
助 成 金 の増 額
指 導 者 の養 成
研修
活 発 な活 動 者 の
評価表彰
2.8
7.1
24.1
9.4
3.3
2.4
0.9
8.5
1.4
2.4
0.9
4.7
0.9
0.5
4.7
3.3
1.4
10.4
4.7
助 成 金 の増 額
姫路
指 導 者 の養 成
研修
活動実態を
知 らせる
集 会 所 などの
提供
スポーツ施 設 の
提供
他 団 体 との協 力
の機 会 提 供
1.4
1.6
1.6
5.5
31.3
7.8
0.8
0.8
3.1
0.8
0.8
9.4
0.8
4.7
3.1
0.8
13.3
9.4
助 成 金 の増 額
指 導 者 の養 成
研修
3.1
1.6
(15) 老 人 ク ラ ブ 活 動 の 活 性 化
老人クラブ活動の活性化のために特に力を入れていることに関して、地域別に差の
あ る と こ ろ を 見 る と 、「 姫 路 市 」 で は 「 健 康 ス ポ ー ツ 活 動 の 推 進 」( 62.6% ) と 「 友 愛
活 動 の 推 進 」( 51.7% ) が 多 く 、「 そ の 他 の 都 市 」 で は 、「 新 規 会 員 の 勧 誘 活 動 の 強 化 」
( 60.1% )「 サ ー ク ル 活 動 の 推 進 」( 33.7% )「 役 員 の 若 返 り 」( 52.3% ) が 多 く な っ て
いる。これらはそれぞれの地域における老人クラブ活動の問題点を反映したものであ
ると考えられる。
姫路(校区含む) n147
その他の都市
34.0
n243
23.1
60.1
62.6
33.7
51.7
43.6
42.4
新規会員の勧誘活動の強化
サークル活動の推進
健康スポーツ活動の推進
友愛活動の推進
42.2
52.3
役員の若返り
図3−4−17
老人クラブ活動の活性化(地域別:複数回答)
−
75
−
さらに詳しく都市別にクラブ活性化で特に力を入れているところを見ていくと、
「 新 規 会 員 の 勧 誘 活 動 の 強 化 」 で は 、「 尼 崎 市 」( 62.4% )「 西 宮 市 」( 63.1% ) が 特 に
力を入れていると見ることができる。
「 サ ー ク ル 活 動 の 推 進 」で は「 神 戸 市 」
( 50.0% )
「 西 宮 市 」( 45.2% )「 川 西 市 」( 41.2% ) が 高 く 、「 健 康 ・ ス ポ ー ツ 活 動 の 推 進 」 で は
「西宮市」
( 63.1% )
「川西市」
( 52.9% )が 熱 心 で あ る こ と が 判 る 。
「友愛活動の推進」
で は「 西 宮 市 」( 52.4% )が 高 く 、「 役 員 の 若 返 り 」で は「 神 戸 市 」( 65.6% )が 高 く な
っている。各都市の事情によって、特に力を入れているところに違いが現れている。
53.1
神戸市 n32
姫路市 n136
33.8
尼崎市 n93
62.4
西宮市 n84
63.1
宝塚市 n17
52.9
川西市 n17
52.9
校区(姫路市)n11
36.4
50.0
24.3
43.8
64.0
28.1
65.6
52.9
18.3 30.1
40.9
45.2
44.1
53.8
63.1
23.5 11.8 29.4
41.2
36.4
44.0
52.9
52.9
9.1 45.5
52.4
41.2
58.8
18.2
新規会員の勧誘活動の強化
サークル活動の推進
健康スポーツ活動の推進
友愛活動の推進
役員の若返り
図3−4−18
老人クラブ活動の活性化(都市別:複数回答)
(16) 現 在 の 会 員
現 在 の 一 般 会 員 の 男 女 ・ 年 齢 構 成 の 比 率 に つ い て 地 域 別 に 見 た 場 合 、「 姫 路 市 」 で
は 男 性 が 「 65〜 69 歳 」( 9.2% )「 70〜 74 歳 」( 12.0% )「 75〜 79 歳 」( 9.9% ) の 各 年 齢
で「 そ の 他 の 都 市 」に 比 べ て 1% か ら 4% ほ ど 多 く な っ て お り 、合 計 で 8.5% 多 く な っ
て い る 。ま た 、老 人 ク ラ ブ の 男 女 構 成 は 両 地 域 と も 女 性 優 位 と な っ て い る が 、
「その他
の 都 市 」の 男 女 構 成 は 、男 性 が 34.0% に 対 し て 女 性 が 66.0% と な っ て い る 。こ れ に 対
し て 「 姫 路 市 」 は 男 性 42.1% に 対 し て 女 性 が 57.9% と な っ て お り 、「 姫 路 市 」 は 「 そ
の他の都市」に比べると男性が多くなっていることが判る。
−
76
−
男
その他の都市
14%
その他の都市
25%
姫路
9.2%
8.6%
8%
8.4%
6%
19.7%
20%
9.9%
10%
2%
姫路
12.0%
12%
4%
女
15.2%
15%
8.2% 8.1%
10.3%
10%
6.0%
1.2%
0.2%
1.3%
0%
0.0%
60 歳未満
65〜69 歳
17.9%
12.9%
10.0%
1.5%
0.6%
0%
0.7%
75〜79 歳
14.4%
4.2%
5%
2.4%
14.6%
不詳
1.2%
0.0%
60 歳未満
65〜69 歳
75〜79 歳
不詳
(校区の会員数は含まれていない)
図3−4−19
現 在 の 会 員 数 (「 姫 路 」 n 11335、「 そ の 他 の 都 市 」 n 18617: 地 域 別 )
−
77
−
第4章
ヒアリング調査結果
1.姫路市老人クラブ連合会
(1) 単 位 老 人 ク ラ ブ 会 長 の 選 出 方 法
・ 地域から若返りが必要との声が上がり、3〜4年前から、年齢制限を設けたらとの
意見もある。また長期になると会が活性化されないという会員の意識があり、任期
を決めて、長期継続の会長が出ないようにした。その結果、会長の平均年齢が若く
なった。
・ 選 出 方 法 は 、今 の と こ ろ 立 候 補 し て 投 票 す る の で は な く 、会 員 や 役 員 会 が 推 薦 し て 、
皆がいいと思った人を選出している。選出された人を見ると、人柄がよく、自ら率
先して行動する人が選ばれており、そういうリーダーのいる会は活発に活動してい
る。
・ 会 の 活 性 化 の た め に は 、会 長 の や る 気 が 大 事 。10 年 前 は 号 令 を か け る だ け で よ か っ
たが、今は会長自らが動かなければ会員を引っ張っていくことはできない。
・ リーダー育成のために、市やブロック単位で幹部研修会を行っている。
・ 会長は多忙で、家族の理解がないとできない。活動が生きがいになって一生懸命や
っている。
(2) 会 員 の 勧 誘
・ 単位老人クラブの会則で大半が65歳以上を会員の対象としている。
・ 半数以上のクラブが自治会名簿等から65歳になった住民を抽出し、勧誘している。
65歳になったときの勧誘をきっちりしているクラブの会員は増加している。
・ 対象者は、当初は65歳ではまだ若いという意識が強く、老人クラブ加入には消極
的だが、老人クラブの目的は地域の支えあいであり、地域の環境づくりであるとい
う説明をして納得してもらっている。
・ 老人クラブの意義等についてきちんと説明ができるように新任会長や女性リーダ
ーの研修をしている。
・ 毎 年 1,800〜 2,000 名 の 新 入 会 員 、 物 故 退 会 者 が 1,500〜 1,600 人 。 会 員 数 は 毎 年 数
百 名 ず つ 増 え て い る が 、65 歳 以 上 の 高 齢 者 人 口 が 毎 年 増 加 し て い る の で 、加 入 率 は
低下している。
・ 会 員 も ド ー ナ ツ 化 現 象 を 起 こ し て お り 、 市 内 で も 農 村 地 域 は 99% 加 入 し て い る が 、
駅前など中心市街地や新興住宅地は加入率が低い。
−
78
−
(3) 活 動 場 所
・ ほとんどの地域に「老人憩いの家」があり、単位老人クラブの活動拠点になってい
る。近いので会員は歩いていける。月1、2回は集まりを持っている。
・ 地 域 の 公 民 館 や 集 会 所 な ど を 「 老 人 憩 い の 家 」 に 指 定 す る と 、 姫 路 市 か ら 30 万 円
の補助を受けられ、その補助金でカラオケなど備品を整備している。
・ 市内2か所の福祉センター(すこやかセンターもその一つ)で毎日各校区老人クラ
ブ が 交 代 で 活 動 し て い る 。( 1 校 区 あ た り 月 1 回 程 度 )
市のバス2台が巡回しそ
の日の校区利用者の送迎をする。
教 養 講 座 40 分 、 健 康 体 操 、 選 択 活 動 (カ ラ オ ケ 、 グ ラ ン ド ゴ ル フ 、 囲 碁 将 棋 、 お
茶等)
(午 後 2 時 ご ろ ま で )
そのときに校区会長会(校区の単位老人クラブ会長の会議)を行う。
(4) 活 動 財 源
・ アンケートで、寄付金が他市に比べて多いのは、物故会員からの志が 3 万とか 5 万
とかあるから。
それは、会員の葬儀には会員が参列し、会長が弔辞を述べるなど見送りをきちっと
す る こ と や 毎 年 市 で 物 故 会 員 の 慰 霊 祭 を 行 う の で 、 志 が あ る 。( 会 に 入 っ て い な け
れば葬儀の参列者も少なくさびしい葬儀になる)
・ アンケートで助成金の要望が多いのは、それだけ活発にたくさんの活動を行ってい
るから。
(5) 活 動 状 況
・ 会員からは活動が大変なので、活動回数を減らしてほしいとの要望も出ている。
・ 一方で活動が忙しくてもそれが生きがいになっていて、一生懸命取り組む人もたく
さんいる。
・ 活動のPRは、年3回機関紙を各世帯に配布している。
・ 組織は会員が日常的に声を掛け合い、徒歩で集まることのできる地域の範囲で組織
することを原則としている。
(6) 活 動 内 容
・ 活動の柱は、健康づくり、社会奉仕、友愛活動
・ 友愛活動、子育て支援を活発に行うようにしている。これは行政の要請でもある。
そのために研修を行って地域にその成果を持ち帰って活動している。
・ 今、力を入れているのは子育て支援。これまでも高齢者と子どもの交流は行ってき
たが、最近は三世代の交流に変化してきた。三世代の交流にすると、高齢者側は、
−
79
−
今の若い親から最近の子育てについて学ぶこともあるし、若い親にも高齢者の知恵
を学んでもらうことができる。また、子どもたちは親が一緒にいることで喜びも大
きくなる。
・ 子育て支援では、学校の総合学習やトライやるウィークへの協力もある。
・ 友愛活動は、単に声かけや補助金でものを買って配るのではなく、訪問の際に会員
が会の活動などで手作りしたものを手渡している。そうすると相手も大変喜んでく
れる。
(7) 校 区 老 人 ク ラ ブ
・ 当初は今の校区が単位クラブのようだったが、その後、いくつもの単位クラブが分
かれて自主的な活動をするようになった。
・ 単位クラブでは、規模が小さく、できる活動が限られるので、活動の 7 割が校区事
業として行われている。
・ 女性の校区会長もいる。
2.西宮市老人クラブ連合会
(1) 会 長 の 選 出 方 法
・ 市 老 連 会 長 に つ い て は 6 年 前 か ら 80 歳 定 年 制 を し い て い る 。 こ れ は 、 会 長 は 負 担
が 大 き い の で 、75〜 80 才 ぐ ら い ま で が 動 き や す い と い う こ と か ら 。副 会 長 以 下 は 定
年なし。
・ 選出は選考委員会で選出し、理事会で決定する。
・ 市老連の定年制は、単位クラブにも影響を与えており、3〜4年前ぐらいから若返
りつつある。
・ 任期は一期2年。更新は可能。
(2) 会 員 の 勧 誘
・ 住 民 は 都 市 型 の 意 識 を 持 っ て お り 、プ ラ イ バ シ ー を 守 る こ と に 敏 感 で あ る 。ま た 65
歳 は ま だ 元 気 で 老 人 と い う 意 識 は な く 、 70、75 に な っ て は じ め て 老 人 の 意 識 が 出 て
くる。
・ 勧誘は友人を誘う形が多い。
・ 老 人 ク ラ ブ の 名 称 は 、「寿 会 」な ど も ふ く め て 、「老 人 」を 連 想 さ せ て 敬 遠 さ れ る た め 、
単位クラブでは、たとえば名塩地域であれば地域名にちなんだ「ナシオンクラブ」
とか、老人を想起しない名前をつけるところが増えている。
・ 老人クラブのバスを各単位老人クラブの行事で順に利用しているが、その際にバス
の乗降をサポートするボランティアとして比較的若く元気な人に参加してもらう
−
80
−
などして、会員になってもらったり、会員としてではなくても参加を促したりして
いる。
・ 個 人 勧 誘 は 難 し い 。従 来 、65 歳 に な っ た 人 に 市 か ら 配 布 す る 寿 手 帳 を 老 人 ク ラ ブ が
配布し、その際に老人クラブへの勧誘を合わせて行っていたが、プライバシー保護
の 観 点 か ら 、 行 政 を 通 し た 65 歳 以 上 の 人 の 把 握 が で き な く な っ た の で 、 16 年 度 か
ら、老人クラブの紹介用チラシを作成して配布する予定。
・ 市 老 連 ニ ュ ー ス は 、 年 12 回 発 行 。( 大 版 3 回 、 小 版 手 作 り 9 回 )
・ 近隣との人間関係が希薄であること、震災後の復興住宅には高齢者がたくさん住ん
でいるが、亡くなったり、要介護になったり、子どもと同居のため転居したりで、
老 人 ク ラ ブ の 助 成 要 件 で あ る 50 名 を 確 保 で き な い と こ ろ が あ る 。
・ ア ン ケ ー ト で 、「 勧 誘 さ れ た こ と が な い 」 と の 回 答 が 多 い の は 確 か だ と 思 う 。
・ リタイアした男性は現役時代のプライドが捨てきれないことや現役時代に地域に
つながりがないので、引っ張り出すのは難しい。
・ 老人クラブとしては、リタイア男性にとっても魅力あるクラブ作りをして、男性を
引き込みたい。男性が持つ知識や経験を活かしたい。
(3) 活 動 場 所
・ 西宮市は公民館が充実している。活動は、公民館、市民館、地域の集会所を利用し
ている。
・ 集会所がないところは公民館、市民館を多くの人と共有で使うので、活動場所の確
保が難しい場合がある。
・ 高齢者で足の弱ってきた人は、近くで歩いて行けるところでないといけないが、都
市部では場所の確保が難しい。
(4) 活 動 財 源
・ 会費と補助金が主な財源で、事業収入は一部農村部を除いてほとんどない。廃品回
収も以前は収入源となっていたが、今はほとんどない。
(5) 活 動 状 況
・ 運営は事務局主体ではなく、役員、会員主体で行っている。
・ 市老連は社協の中の一団体で、事務局長・事務員は社協職員。
・ 各種の団体の中では一番人を集める力があり、行政関係の行事などの際にはよく声
をかけられ、期待されている。
・ 友愛活動や子育て支援などの活動は、民生委員協議会や青愛協、自治会など他団体
の活動と重複し、他団体と衝突することもある。そのため、活動の仕方を見直し、
−
81
−
老人クラブの役割への理解を求めるとともに、他団体と連携して活動を進めつつあ
る。
・ 市老連では、役員以外の中堅リーダー研修を行っている。そこでは、内部講師が現
実に基づいた話をして研修している。
(6) 活 動 内 容
・ 友愛活動で高齢者の訪問をしているが、本人は喜んでくれるが嫌がる家族もいて家
族と同居しているところはなかなか入れない。訪問する側も訪問先の同居家族から
訪問販売のような対応を受けるのでつらい。せいぜい声をかける程度である。
・ 魅力ある活動は、サークル活動が一番。旅行なども含めて、多様なサークル活動を
しているクラブは加入者も多い。
・ 老 人 は 、「一 生 の 最 期 の 10% が 楽 し け れ ば 、よ し と す る 」と い う よ う な 話 も あ る よ う
に、明るさ、楽しさ、面白さを求めている。魅力あるクラブとは面白いクラブであ
り、そのためには多様なサークル活動が必要。
・ 宮 水 学 園 (西 宮 市 の 高 齢 者 大 学 )や 阪 神 シ ニ ア カ レ ッ ジ (県 の 高 齢 者 大 学 )は 、 そ こ で
学んだことを地域に持ち帰って地域活動に活かすことであるが、実態はそこで仲間
と楽しむことが目的となっている。
・ 高齢者は面白いことから入るので、その中で時たま教育的なことに取り組んでいく
のがいいのではないか。
−
82
−
第5章
第1節
総括と提言
総括
(1) 女 性 と 男 性 に お け る 違 い
①
地域社会
地域社会における日々の活動の中心は女性であると言ってよい。多くの男性は、
長 年 、地 域 を 離 れ て 活 動 し て お り 、な か な か 地 域 社 会 に な じ め な い で い る( p 4 4 図 3 ‑1 ‑1 )。
男性はリタイアして地域に戻ったからと言って、現役時代のプライドがなかなか捨
て切れないことや現役時代に地域につながりがないことから、地域への参加が難し
い 状 態 に あ る ( p 81
L 12 )。特 に 地 域 社 会 を 離 れ て 職 業 に つ い て い る 男 性 は 、近 所 づ き
あいなど地域社会の親密なコミュニケーションはとりにくくなっている。また、女
性であっても、会社員・パートなど職業についているため地域に活動の基盤が少な
い女性にとって、地域社会における親密なコミュニケーションを担うのは、男性と
同じように難しいようである。そんなことから、活動の基盤が地域にある女性、専
業主婦や無職女性が、親密な近所づきあいを担っているものと考えられる。また、
ある程度の近所づきあいについても、やはり女性の役割は大きく、職業についてい
て地域に活動の基盤が少なくても、男性に比べて多くを担っている。男性は職業を
離れて無職になったからと言って、女性に比べると近所づきあいは得意とは言えな
い ( p45 図
3‑1‑2)。
老人クラブは「自主性、地域性、共同性」を合言葉に地域で活動しており、その
( p 7 表 1 ‑3 ‑1 )。
しかし、
加入者は地域社会に深く関わっている女性が多くなっている。
一方で、老人クラブで中心的役割を果たす役員、特に会長の比率は男性が多くを占
め る ( p 22
図 2 ‑ 2 ‑2 )。 女 性 役 員 の 登 用 な ど が 、 す で に 多 く の 老 人 ク ラ ブ で 実 践 さ れ て
い る が 、さ ら に 多 く の 女 性 が 活 躍 で き 活 動 す る 場 の 拡 大 が 求 め ら れ る( p 4 2 表
2 ‑ 3‑ 7 )。
そのようなことからも、これからの老人クラブ運営は、地域社会を日々の活動の中
心とする女性の視点から語ることが必要である。
②
クラブへの加入
老人クラブへの加入には、クラブからの働きかけが大きな役割を果たしている。
さらに、女性に関してみるならば、友人からの働きかけや地域における他の組織か
ら の 働 き か け 、ま た 会 誌 や 広 報 誌 な ど か ら 得 る 情 報 が 大 き な 役 割 を 果 た し て い る( p
45 図 3 ‑1 ‑ 3 )。市 場 で は 、消 費 者 の 好 み や 要 求 を 細 か く 調 べ 、そ の 嗜 好 や 欲 求 に 適 合 し
た商品を開発して、広告宣伝を行い、顧客の開拓に結び付けている。そこでは、的
確な情報の収集と魅力ある商品に関する情報の発信が重要であり、商品に満足した
顧客による消費者レベルにおける情報伝達が大きな役割を果たしている。これから
−
83
−
の老人クラブ運営も、このような市場手法を取り入れ、現在の会員の口コミによる
情報の発信と広報などによる魅力ある活動の発信をクラブが積極的に展開してい
く必要がある。このような積極的な展開を進めるために、現在の情報発信のための
費 用 で あ る 会 誌 な ど の 発 行 費 用 は 、十 分 に 支 出 さ れ て い る と は 言 え な い( p 3 0
表 2‑ 2‑ 5 )
老人クラブに入りたくないのは、老人になりたくない気持ちと、煩わしい人間関
係を避けたいと言うのが二つの大きな理由である。中でも人間関係の煩わしさが、
最 も 重 要 な 理 由 と さ れ る ( p 17
図 2 ‑ 1‑ 15 /1 6 )。そ れ は 高 齢 者 が ま だ ま だ 元 気 で 活 躍 す る
ところがあり、人に煩わされることなしに、自身の生活を大切にしたいという現在
の風潮の表れと言える。特に、地域社会における日々の活動の中心にいる女性が、
人 間 関 係 を 重 視 す る の は 当 然 と 言 え る ( p 47
図 3 ‑ 1 ‑6 )。 女 性 が こ こ で 嫌 っ て い る 人 間
関係とは、煩わしい人間関係であって、多くの女性が担っているような、近隣と信
頼を置いた親しい近所づきあいのような人間関係ではない。このような地域で活動
する女性の視点に基づいたクラブ運営、すなわち老人クラブに加入することが豊か
な人間関係と相互の信頼を作り、新たな交流を生み、自身の世界を広げることが出
来るのだということを知ってもらえるクラブの運営が期待される。現に、老人クラ
ブに加入している人と加入していない人には親しい近所づきあいや普段に付き合
い を し て い る 友 人 の 数 に お い て 大 き な 違 い が 出 て い る 事 実 は 注 目 に 値 す る ( p59
図
3‑3‑3、 p60 図 3‑3‑4)。
③
活動
最もやってみたい活動は趣味や旅行など余暇的活動が上位を占め、男性、女性だ
か ら と い っ て 、そ の 傾 向 は あ ま り 変 わ ら な い ( p 2 1
表 2 ‑1 ‑ 3 、 p 48 表 3 ‑ 1 ‑1 )。し か し 、
「個
人 や 家 族 で 」「 仲 間 や グ ル ー プ で 」「 活 動 団 体 に 属 し て 」 な ど 活 動 形 態 別 で は 、 そ れ
ぞれ異なった様相を見せている。中でも、老人クラブなど団体に属してやってみた
い 活 動 に な る と 環 境 美 化 や 安 全 管 理 な ど が 上 位 を 占 め る ( p20 表
2‑1‑2、 p49 表 3‑1‑2)。
さらに、団体に属してやってみたい活動を、現在の勧誘対象者である、クラブに
ま だ 入 っ て い な い 人 、将 来 の 勧 誘 対 象 者 で あ る 、ま だ 年 齢 に な っ て い な い 人 に 分 け 、
さらに男性と女性、ついている職業などに細分してみると、それぞれ異なった嗜好
が 見 え て く る 。 老 人 ク ラ ブ に ま だ 加 入 し て い な い 「 無 職 ( 男 )」 の 上 位 3 位 は 生 涯
学 習 、鑑 賞 見 学 、安 全 管 理 の 順 で あ り 、専 業 主 婦 は 安 全 管 理 、環 境 美 化 、地 域 行 事 、
無 職 女 性 は 教 育 子 育 て 、 地 域 行 事 、 環 境 美 化 で あ る ( p50
表 3 ‑1 ‑ 3 )。 ま た 、 老 人 ク ラ
ブ 加 入 年 齢 に 達 し て い な い 、「 会 社 員 ( 男 )」 で は 安 全 管 理 、 環 境 美 化 、 地 域 行 事 の
順になり、
「 会 社 員( 女 )」で は 伝 承 世 代 間 交 流 、障 害 者 福 祉 、教 育 子 育 て と な る ( p 5 1
表 3 ‑ 1‑ 4 )。こ の よ う に 性 別・職 業 の 違 い に よ っ て 、そ の や っ て み た い 活 動 は か な り 異
なっている。
今後の老人クラブへの加入の働きかけにおいて、市場の顧客開拓や商品開発の手
−
84
−
法と同じように、きめ細かな加入対象者の嗜好の見極めとやりたい活動の差別化が
要 求 さ れ る 。具 体 的 に は 、60 歳 以 上 で あ る が ま だ 加 入 し て い な い 現 在 の 加 入 対 象 者
と、まだ加入年齢になっていない今後の加入対象者に対する老人クラブ加入へのア
プローチの違いを見極める。また、対象者のおかれている地域環境の違い、専業主
婦や無職女性などのように、今すでに地域に深く関わっているのか、それとも、会
社員男性、会社員女性やパート女性などのように、現在は地域に関わりは浅いが、
将来は地域に戻ってきて、役割を果たしたいと考えているのか、そんなきめ細かな
勧誘が求められているものと考えられる。
(2) 都 市 部 に お い て 見 ら れ る 地 域 差
兵庫県における老人クラブの加入率は低迷を続けており、特に都市部において、そ
の傾向は著しい。しかし、一方で、都市部においても地域差があり、姫路市は加入率
40% 台 を 維 持 し て い る の に 対 し て 、そ の 他 の 都 市 部 は 加 入 率 10〜 20% 台 の 低 迷 を 続 け
ている。
①
会員の勧誘
姫路市の住民の地域における居住年数は、他都市に比べて長く、また、その地域
で の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 親 密 さ は 、 居 住 年 数 に 比 例 し て い る よ う で あ る ( p53
図
3‑2‑1/2)。
老人クラブ加入のきっかけにおいても地域差は出ており、他都市に比べてクラブ
からの働きかけや地域の他の組織からの働きかけによるとするものが多く、友人か
ら の 働 き か け や 会 報 や 広 報 に よ る と す る も の は 、 姫 路 市 は 少 な く な っ て い る ( p5 4
図
3‑ 2‑ 3 )。地 域 社 会 に お け る 近 所 づ き あ い が 、個 人 の レ ベ ル の 関 わ り を 越 え 、地 域 的 な
広がりを持っている事を示しているものと思われる。老人クラブを含め多くの市民
団体や組織が、広く地域に根ざした活動を行っていることが伺える。事実、姫路市
に お け る 多 く の 老 人 ク ラ ブ の 勧 誘 は 、 自 治 会 名 簿 な ど か ら 65 歳 以 上 に な っ た 住 民
を抽出して勧誘しており、それらの勧誘がきっちり行われている老人クラブは、会
員を増加させている。老人クラブの会員勧誘方法は、この方式が中心であり、最も
重 要 な 会 員 拡 大 の 方 法 と し て 展 開 さ れ て い る ( p 7 8 、L 18 、p 69
図 3 ‑4 ‑ 11 、p70 図 3 ‑ 4 ‑1 2 )。こ
れ ら の 努 力 は 、姫 路 市 の 新 入 会 員 の 若 さ に も 反 映 さ れ て い る 。( p 6 5
図 3 ‑ 4‑ 6 ) ま た 、市
内であっても農村地域は、県内地方の老人クラブと同じように、その加入率は高く
99%を 維 持 し て い る ( p78 、 L 2 8 )。 地 域 社 会 に 親 密 な コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン が 保 た れ て い
る地域の老人クラブ加入率は高くなっている。一方、姫路市でもドーナッツ化現象
が起こっており、駅前など中心市街地や新興住宅地では加入率低迷の問題を抱えて
いる。
都市部における、会員の勧誘は友人からの働きかけが中心であり、この方法が最
−
85
−
も 重 要 な 勧 誘 方 法 と し て 展 開 さ れ て い る( P 6 9
図 3 ‑ 4‑ 11 、p 7 0 図 3‑ 4‑ 1 2 )。も と も と 都 市 部
( 西 宮 市 の 場 合 )で も 、65 歳 に な っ た 高 齢 者 に 市 か ら 配 布 さ れ る 寿 手 帳 を 老 人 ク ラ
ブが持参し、その機会に加入への働きかけを行ってきたが、近年ではプライバシー
に 関 す る 住 民 意 識 の 変 化 か ら 、 行 政 を 通 し た 65 歳 以 上 、 老 人 ク ラ ブ 勧 誘 対 象 者 の
把握が難しくなってきている。これに加え、都市部では近隣の人間関係が希薄にな
ってきているため、個人の状況に最も詳しい友人による働きかけや広報誌の発行な
ど に よ る 情 報 発 信 が 、 会 員 勧 誘 の 方 法 と な ら ざ る を 得 な い ( p81、 L8)。
②
活動
老人クラブが取り組んでいる活動でも、姫路市は環境美化や地域行事、福祉関係
などの活動が他都市に比べて広く展開されており、参加率においても高い分野であ
る ( p 54
図 3 ‑2 ‑4 、 p 6 7 図 3‑ 4‑ 8 )。 姫 路 市 は 活 動 の 柱 を 、 健 康 づ く り 、 社 会 奉 仕 、 友 愛 活
動に置いており、これらの活動は、人々が老人クラブなどの活動団体に属してやっ
て み た い 活 動 の 内 容 に 適 合 し て い る ( p 7 9 、L 2 7 、p 4 9
表 3 ‑ 1‑ 2 )。ま た 、姫 路 市 は 、現 在 、
子育て支援活動に力を入れており、その交流の形にも変化が起こっている。すなわ
ち、以前は高齢者と子供の二世代交流が主流であったが、最近は三世代交流に変化
してきており、高齢者が若い親から学び、若い親は高齢者の知恵を学ぶという相互
学 習 が 始 ま っ て い る ( p79、 L31)。
一方、他都市が取り組んでいる活動は、親睦活動や旅行が姫路市より多く、参加
率 に お い て は 親 睦 活 動 や 旅 行 が 、 さ ら に そ の 重 要 度 を 増 し て い る ( p6 8
図 3 ‑4 ‑ 9 )。 ま
た、他都市(西宮市)の場合、魅力ある活動は、旅行などを含めたサークル活動が
最も有効であると考えており、多様なサークル活動をしているところはクラブ入会
者 も 多 い と 認 識 し て い る 。さ ら に 、老 人 は 、明 る さ 、楽 し さ 、面 白 さ を 求 め て お り 、
魅力ある老人クラブは面白いクラブであり、多様なサークル活動が必要であると考
え て い る ( p8 2 、 L 1 1 )。し か し 、今 回 の 調 査 で は 、人 々 が 老 人 ク ラ ブ な ど の 活 動 団 体 に
属してやってみたい活動は安全・管理や環境美化や地域行事などである。また、若
い層では在宅高齢者福祉や施設高齢者福祉、障害者福祉や国際協力活動に関心が高
くなっている。旅行や趣味などは人々が個人や家族でやってみたい活動の上位に挙
げられているものである。また、他都市(西宮市)では、友愛活動や子育て活動は
民生委員協議会や青愛協、自治会など他団体の活動と重複し、衝突する場合もある
ため、かなり慎重になっており、他団体との連携による活動を進めているところで
あ る ( p81、 L31)。
このように取り組んでいる活動内容にも地域差が出ており、地域的特色や背景が
大きな要因となっているようである。なお、姫路市の取り組みが時代に合致したも
しくは時代を先取りしているものだと思われる。
−
86
−
③
運営
老人クラブの運営において、会長の多くは男性であることはすでに述べたとおり
であるが、姫路市においてもその傾向に変わりはない。しかし、会長の年齢、在任
期間などに地域差が出ており、老人クラブの運営にも何らかの影響を与えているも
の と 考 え ら れ る 。会 長 の 年 齢 は 姫 路 市 が 若 く 、そ の 就 任 年 も 若 い ( p62
図 3‑4‑1、 p63 図
3‑ 4‑ 2 )。こ れ は 、姫 路 市 の 世 代 交 代 が 進 ん で お り 、老 人 ク ラ ブ と い う 組 織 が 若 い こ と
を示しているものと考えられる。老人クラブの歴史が浅いと言う意味ではなく、新
旧の交代が進んでおり、体制や体質が若いと言うことである。姫路市では、地域か
ら の 若 返 り の 声 に よ っ て 、3〜 4 年 前 か ら 会 長 の 年 齢 制 限 を し て お り 、任 期 を 決 め て
( p7 8 、
長 期 継 続 の 会 長 が 出 な い よ う に し た 。結 果 、会 長 の 平 均 年 齢 は 若 く な っ て い る 。
L3)
他 都 市( 西 宮 市 の 場 合 )で も 、市 老 連 の 80 歳 定 年 制 は 6 年 前 か ら 行 わ れ て お り 、
単 位 ク ラ ブ の 会 長 定 年 制 に 影 響 を 与 え て い る と 考 え て い る ( p 80 、L 16 )。会 長 の 選 出 方
法にも地域差が出ており、姫路市では多くの老人クラブが選挙によって会長を選ん
で い る 、 ま た そ の 任 期 に も 制 限 を 加 え て い る ( p63
図 3 ‑4 ‑ 3 、 p 64 図 3 ‑ 4 ‑4 )。 会 長 の 再 任
制度では、両地域とも制限を加えていないクラブが大半であるが、姫路市は、他都
市 に 比 べ て 再 任 に 制 限 を 加 え て い る と こ ろ は 多 い ( p64 図
3‑4‑5)。
会員のたまり場にも地域差が出ており、姫路市は、公民館や公共の施設が多くな
っ て い る ( p6 5
図 3 ‑4 ‑ 7 )。 こ れ は 、 地 域 の 公 民 館 や 集 会 所 を 「 老 人 憩 い の 家 」 に 指 定
すれば、姫路市独自の補助金が出る制度や、市内の福祉センターでの老人クラブの
活動に対して、市のバスが施設利用者を巡回して送迎するサービスが影響している
も の と 考 え ら れ る ( p 7 9 、 L 7 )。 こ れ に 対 し て 、 そ の 他 の 都 市 で は 、 会 員 の た ま り 場 は
地域の集会所が多く、社会や行政からの支援の要望でも、集会所などの提供が、姫
路 市 に 比 べ て か な り 高 い ( p73
図 3 ‑4 ‑1 4 )。 さ ら に 、 都 市 別 に 見 た 場 合 、
「 神 戸 市 」「 西
宮 市 」「 宝 塚 市 」「 川 西 市 」 な ど で 集 会 所 な ど の 提 供 が 高 く な っ て い る ( p7 4
図 3‑ 4‑ 15 ) 。
また、その他の都市(西宮市)の場合、公民館や市民館は多くの人と共有で使うた
め、活動場所の確保が難しいことや、高齢者で足の弱った人の活動場所への移動な
ど の 問 題 が あ る ( p81
L21)。
また、収入決算にも、一部に地域差があり、姫路市は平均額で助成金、寄付金が
他 都 市 に 比 べ て 多 く な っ て い る ( p6 6
表 3 ‑4 ‑ 1 )。 特 に 寄 付 金 に 関 し て は 、 姫 路 市 で は
会員の葬儀に会員が参列し、会長が弔辞を述べクラブ全体でお見送りをすることに
なっており、このようなことをきっちりしているクラブは寄付が多くなっていると
の 認 識 で あ る ( p 7 9 、 L 1 5 )。姫 路 市 で は 、老 人 ク ラ ブ 運 営 が 、き め 細 か く 行 わ れ て い る
事を示しているものと考えられる。
−
87
−
2.既 加 入 、 未 加 入 の 違 い
①
属性
老人クラブに加入している人、加入していない人、そしてまだ加入年齢に達して
いない人、それぞれその属性に違いがある。まだ加入年齢になっていない人は当然
若く、まだ加入していない人には若い高齢者が多くなっている、また、すでに加入
し て い る 人 た ち は 、 か な り の 高 齢 な 人 が 多 く を 占 め て い る ( p58
図 3 ‑3 ‑ 1 )。 老 人 ク ラ
ブへ入りたい、入りたくないの加入動機の変化は、年齢の推移によって影響を受け
て い る よ う に 見 え る 。 な お 、 ま だ 加 入 年 齢 に 達 し て い な い 人 々 は 、 55 歳 か ら 60 歳
が 大 半 を 占 め 、彼 ら の 特 徴 を 捉 え る こ と は 、こ れ か ら 高 齢 化 を 迎 え る「 団 塊 の 世 代 」
の動性を考える上で、有用な資料となりうる。
また、居住年数においても違いは出ており、老人クラブに加入している人の、そ
の地域に住んでいる年数は長く、加入していないまたは加入年齢に達していない
人 々 は 相 対 的 に 居 住 年 数 は 、加 入 し て い る 人 た ち よ り 短 く な っ て い る( p 5 8
図 3 ‑ 3‑ 2 )。
地域における付き合いにおいても違いがあり、加入している人たちの近所づきあい
は親密であり、友人の数も加入していないまたは加入年齢に達していない人々に比
べ て 多 い ( p5 9
図 3 ‑3 ‑ 3 )。 こ の よ う な 属 性 に お け る 違 い は 、 多 く は 年 齢 や 、 そ の 年 齢
の変化を要因とする社会的背景や、本人の興味や関心の変化によるものであろうが、
近所づきあいの親密さや、友人の数の多さについての、老人クラブ加入の影響を否
定するものではないと思われる。
「老人クラブ」という名称に関しても加入別に差があり、すでに老人クラブに加
入 し て い る 人 は 、か な り の 人 が 残 し た ほ う が よ い と 考 え て い る( p 6 0
図 3 ‑ 3‑ 5 )。ま た 、
ク ラ ブ 運 営 当 事 者 で は「 老 人 ク ラ ブ 」と い う 名 称 を 残 し た ほ う が よ い と す る も の は 、
変 え た ほ う が よ い と す る も の よ り も 多 く な っ て い る ( p35
図 2 ‑2 ‑2 1 )。 老 人 ク ラ ブ へ 加
入することによって、そこで生まれた交流や人との信頼関係、楽しかったことや感
動したこと、生きがいを感じたことが名称への愛着となって、残したほうがよいと
言う考え方に結びついているともいえる。
②
勧誘の経験
老人クラブへの勧誘を受けた経験について、多くの人はその経験を持たないとし
て い る ( p15
図 2 ‑1 ‑1 2 )。 計 画 的 な 勧 誘 の 働 き か け を 展 開 し て お り 、 加 入 率 が 他 都 市 比
べ て 高 い と さ れ る 姫 路 市 に お い て も 、多 く の 人 は 勧 誘 の 経 験 を 持 た な い( p 55 図 3 ‑2 ‑6 )。
さ ら に 、老 人 ク ラ ブ へ の 加 入 年 齢 に は 達 し て い る が 、ま だ 加 入 し て い な い 人 々 で も 、
加入の働きかけを受けた経験のある人は少なく、経験を持たないとした人は、姫路
市 で 7 割 超 の 71.8% で あ り 、 他 都 市 で は 79.9% と 8 割 に 等 し い 。 当 然 の こ と な が
ら 、ま だ 老 人 ク ラ ブ 加 入 の 年 齢 に 達 し て い な い 人 々 に い た っ て は 、姫 路 市 に お い て 、
そ の 91.7% が 、 そ の 他 の 都 市 に お い て は 、 そ の 95.2% が 勧 誘 の 経 験 を 持 た な い の
−
88
−
で あ る ( p 56
図 3‑ 2‑ 8 )。 一 方 で 、 老 人 ク ラ ブ に ま だ 加 入 し て い な い 人 の
4 割は、老人
クラブに入りたいのか、入りたくないのか、わからないと言っており、加入年齢に
な っ て い な い 人 た ち の 62.2% も 判 ら な い と し て い る ( p61 図
3‑3‑6)。
地域に老人クラブがあることは、多くの人々が知っており、その行われている活
動 に つ い て も 一 部 は か な り 知 ら れ て い る ( p15
図 2 ‑1 ‑1 1 )。 老 人 ク ラ ブ は 、 社 会 的 に す
でに認知された団体であり、特に地方や都市内でも農村部においては、地域社会に
し っ か り と 定 着 し た 組 織 と な っ て い る ( p 39
表 2 ‑ 3‑ 2 、 p 4 0 表 2 ‑3 ‑4 )。 一 方 、 都 市 部 や 地
方でもニュータウンでは、ドーナッツ化など社会環境の変化や都市構造の変化、プ
ライバシーに敏感であるなど住民意識の変化もあり、なかなか地域住民の親密なコ
ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン が 取 り に く く な っ て い る 。 さ ら に 、 最 近 の 高 齢 者 は 65 歳 で は ま
だ ま だ 元 気 で 老 人 と 言 う 意 識 に な れ ず 、 70 歳 75 歳 に な っ て 、 初 め て 老 人 と い う 意
識 が 生 ま れ て く る よ う で あ る ( p 8 0 、L 2 4 )。都 市 部 や 新 興 地 域 の 社 会 環 境 の 変 化 と 住 民
意識の変化によって、都市部の老人クラブの加入率は低迷を余儀なくされている。
前述のように老人クラブは、そこに歴然とあるにもかかわらず、都市の地域住民に
とって、多くが勧誘の経験を持たなかったり、老人クラブの活動について一部しか
認知していなかったりして、その存在は希薄である。老人クラブが、地域住民の求
めるところを的確に捉え、その事業を展開していくならば、都市部においても老人
クラブは住民に頼られる存在となっていくことが出来るものと考える。
人々が老人クラブなどの組織に属してやってみたい活動の上位は、
「趣味」
「旅行」
「 園 芸 ・ 耕 作 」 な ど で は な く 「 安 全 ・ 管 理 」「 環 境 美 化 」「 地 域 行 事 」 な ど で あ る 。
ま た 、組 織 に 属 し て や っ て み た い 活 動 の 中 堅 に 浮 上 し て く る の は「 在 宅 高 齢 者 福 祉 」
「施設高齢者福祉」
「障害者福祉」
「 国 際 協 力 活 動 」な ど で あ る( p 20
表 2‑ 1‑ 2 、p 4 9 表 3‑ 1‑ 2 )。
このように福祉活動や社会活動に関しても、加入別にその嗜好に違いと変化があり、
老人クラブに加入している人、加入していない人、そしてまだ加入年齢に達してい
な い 人 の 順 で 、 そ の 関 心 度 は 高 く な っ て い る ( p61
図 3 ‑ 3 ‑7 )。 こ れ は 、 年 齢 が 若 い 人
ほ ど 、「 在 宅 高 齢 者 福 祉 」「 施 設 高 齢 者 福 祉 」「 障 害 者 福 祉 」「 国 際 協 力 活 動 」 な ど 福
祉活動や社会活動に関心を持っており、そのような活動をやってみたいのだと捉え
ることが出来る。これからの老人クラブ活動は、娯楽的活動から福祉活動や社会活
動へ重心が移行してくるものと思われる。特に、まだ加入年齢に達していない人々
の、これら活動への関心の高さは、これから高齢化を迎える「団塊の世代」の動向
を予測する上で注目に値する。
「団塊の世代」は、その数の多さから戦後日本を常に変えてきた存在であり、今
後の高齢化社会を、これまでにない形に変えて行く存在である。市場において「団
塊 の 世 代 」は 、競 争 に も ま れ 、IT 適 応 力 も 高 い た め 、労 働 者 と し て の 賞 味 期 限 が 長
いとされ、これまでの高齢者のように貯蓄と年金で消費者として暮らすのではなく、
−
89
−
収入を得ながら消費者としてもパワーを発揮する新しい形の高齢者となると考え
ら れ て い る (「 団 塊 の 世 代 」 兵 庫 県 ヒ ュ ー マ ン ケ ア 研 究 年 報 第
7 巻 p 4 0 )。 ま た 、
「子には美田を
残 さ ず 」「 自 分 の 稼 ぎ は 自 分 で 使 い 切 る 」 こ と を 肯 定 す る 大 消 費 世 代 と し て 、 こ と
細 か く 分 析 さ れ て い る (「 団 塊 家 族 」 P H P
研 究 所 p2 )。そ し て 、地 域 社 会 は 、
「団塊の世代」
が職業を離れ地域に戻ったとき、その経験と知識が生かされることを期待している
( p81、 L14)。
老人クラブは、これら「団塊の世代」を含めた、加入別や各世代の時代に沿った
動向を的確に捉え、会員勧誘活動の展開に生かしていくことが、求められているも
のと考える。
第1節
提言
兵庫県の老人クラブは、加入率低下の問題に直面している。特に都市部や地方でもニュ
ータウンの老人クラブでは、さまざまな試みがなされ、活性化に取り組んでいるが、その
加入率は低迷を続けたままである。一方で、加入対象者の多くは、勧誘の働きかけを受け
たものは少なく、老人クラブが地域で行っている活動や果たしている役割についての理解
は薄い。特に都市部においては、他にも多くの団体・組織が存在し活動が重複するため、
老人クラブの地域社会における存在は見えにくくなっている。老人クラブは地域に根ざし
て活動する団体であり、地域に活動の中心がある女性会員を多く擁している。にもかかわ
らず、女性役員は少なく、女性の視点が生かされにくい状況にある。また、老人クラブの
会長の任期や再任の規則に関しても、新旧の交代によるクラブ組織若返りの要因に欠けて
いる。老人クラブが、地域社会に根ざした魅力ある活動を展開し、住民に頼られ地域に無
くてはならない組織となるために、今回の調査結果をふまえ、次の提言を行う。
1.勧 誘 に よ る 新 規 会 員 の 確 保 を
老人クラブは市場における顧客開拓の手法を用いた会員の勧誘を展開する。特に、老人
クラブは、女性のネットワークを利用した口コミ・ミニ集会などによる会員の拡大活動を
行う。また、老人クラブ勧誘対象者の戸別訪問、広報や情報収集のための全戸訪問など、
役員・会員が一丸となった会員勧誘ローラー作戦を展開する。行政はこれら手法の講習や
人材提供のための支援を行う。
2.若 く て 新 し い 組 織 づ く り を
老人クラブはクラブ組織の改革と若返りを積極的に進める。特に老人クラブは女性役員
の登用を進め、女性の視点を取り入れた組織作りを行う。また、クラブ役員の定年制の設
定、役員の任期や再任の制限など新旧の交代が容易になるよう会則・規則を整備する。行
政は会則・規則整備のための勉強会や人材の提供を支援する。
−
90
−
3.情 報 技 術 を 利 用 し た 広 報 活 動 を
老人クラブはクラブの認知や会員拡大につながる広報誌や会誌などの情報発信力を高め
る。特に、老人クラブは住民ニーズを的確に捉えた情報の収集力、さまざまな年齢層に適
合 し た 広 報 誌 や 会 誌 の 編 集 力 、イ ン タ ー ネ ッ ト な ど 新 し い 情 報 技 術 に よ る 発 信 力 を 高 め る 。
行政は、情報発信力を高めるため、ホームページの提供、発信力の高いクラブを表彰する
など情報技術環境の整備を支援する。
4.時 代 に 適 し た 魅 力 あ る 活 動 を
老人クラブは時代に適合した魅力ある活動の開発を行う。特に、老人クラブは前述のよ
「 環 境 美 化 」( リ
うな年齢別の住民ニーズを分析し、
「 安 全・管 理 」( 交 通 安 全 、 防 犯 、 防 災 な ど )、
「 地 域 行 事 」( ま つ り 、 運 動 会 、 文 化 祭 な ど ) や「 在 宅 高 齢 者 福 祉 」
サ イ ク ル 、 地 域 清 掃 、 緑 化 運 動 な ど )、
( 介 護 援 助 、 配 食 サ ー ビ ス 、 話 し 相 手 な ど )、
「 施 設 高 齢 者 福 祉 」( 施 設 訪 問 、 介 護 援 助 な ど )、「 障 害 者 福
「 国 際 協 力 活 動 」( 外 国 人 と の 交 流 、 日 本 文 化 の 紹 介 な ど )
祉 」( 介 護 ・ 家 事 援 助 、 移 動 補 助 、 施 設 訪 問 な ど )、
について年齢別の関心に合った活動の展開を行う。行政は補助金の傾斜的配分や先進的活
動のコンペ・表彰などを通じて魅力ある活動の開発を支援する。
5.活 動 が で き る 環 境 づ く り を
老人クラブでは、活動場所の確保が難しくなっている。また、高齢者の移動に困難が生
じている。特に、都市部では、同時に多くの人が施設を利用するため活動場所の確保が難
しい。また、活動場所が遠い場合、高齢者にとって移動は大変な負担となっている。行政
は、地域に活動場所を確保するため、学校の空き教室の提供などを行い、また、高齢者の
活動場所への移動を容易にするため、バスによる送迎サービスなどを提供して、老人クラ
ブが地域で活動できる環境づくりを支援する。
−
91
−
資
料
1
調
査
票
2
単 純 集 計
平成 15 年 7 月
一 般 用
都市部における中・高年層の地域活動に関するアンケート
兵
庫
県
(財)21 世紀ヒューマンケア研究機構
長 寿 社 会 研 究 所
《ご協力のお願い》
長寿社会研究所では、兵庫県から委託を受け、高齢社会に関する様々な問題の調査研究
を行っております。この度、「都市部における老人クラブ活動の活性化方策に関する調査研
究」を行うこととなりました。老人クラブへの加入状況や加入したくない理由、やってみ
たい活動などを伺い、今後の老人クラブ活性化に役立てる基礎資料とさせていただきます。
なお、本アンケートは、県内の選挙人名簿から無作為に抽出された 55 歳以上の男女
2,500 名にお送りしています。また、このアンケートには名前を記入していただく必要
はありません。ご回答いただいた内容はすべてコンピューターで機械的に処理いたしま
すので、個々の回答内容が外部に出ることは決してありません。
お忙しいところ誠に恐縮ですが、以上の趣旨をご理解いただき、本調査にご協力いた
だけますようお願い申し上げます。
なお、この調査について質問等がございましたら、下記までお問い合わせください。
〒651-0073
神 戸 市 中 央 区 脇 浜 海 岸 通 1 − 5 − 2
人と防災未来センター・ひと未来館 6 階
( 財 ) 2 1 世 紀 ヒ ュ ー マ ン ケ ア 研 究 機 構
長
寿
社
会
研
究
所
担 当 : 村 上 ・ 山 本
電話:078−262−5578
E-Mail: [email protected]
☆回答に際してのお願い
・ 回答者ご本人がお答えください。
・ 平成 15 年 7 月 1 日現在でお答えください。
・ 質問はほとんどが選択式になっています。質問をよく読み、該当するものに○をつけて
ください。
ご記入いただいたアンケート用紙は、同封の返信用封筒に入れ、7 月 31 日(木)まで
にご投函願います。切手は不要です。
−
95
−
質問 1
あなたは、現在の地域にどのくらい住んでいますか。次の中で当てはまるも
のひとつに○をつけてください
質問2
1.
10 年未満
2.
10 年〜20 年未満
3.
20 年〜30 年未満
4.
30 年以上(他の地域から転入)
5.
30 年以上(生まれてからずっと)
あなたは、普段、近所づきあいをどの程度していますか。次の中で最も近いものひ
とつに○をつけてください。
1.
親しくつきあっている
3.
あいさつをする程度
2.
親しいほどではないが、つきあいが
4.
ほとんどつきあいはない
ある
質問3
あなたには、普段つきあいのある友人や仲間はどのくらいいますか。次の中で最も
近いものひとつに○をつけてください。
1.
10人以上
3.
5人未満
2.
5人から10人くらい
4.
ほとんどいない
質問4
あなたは「老人クラブ」という名前についてどう思いますか。次の中で当ては
まるものひとつに○をつけてください。
質問5
1.
残したほうがよい
2.
変えたほうがよい
3.
どちらでもよい
現在の老人クラブへの加入状況をお聞きします。次の中で当てはまるものすべてに
○をつけてください。
1.
本人が加入している・・・・・・・・・→質問6へ
2.
配偶者が加入している
3.
親が加入している
4.
子が加入している
5.
本人が以前は加入していた・・・・・・→質問6へ
6.
本人(60 歳以上)は加入していない・・→質問 11 へ
7.
まだ加入年齢ではない・・・・・・・・→質問 11 へ
−
96
−
以下の質問は「本人」が加入している、あるいは加入していた方にお聞きします。
それ以外の方は質問 11 におすすみください。
質問6
加入したきっかけは何でしたか。次の中で最も近いものひとつに○をつけてく
ださい。
質問7
1.
友人に誘われて
2.
クラブから勧誘を受けて
3.
家族に勧められて
4.
会誌や広報などを見て
5.
地域の他の組織を通じて
6.
自分の意志で
7.
つきあいや義理で
8.
その他
(具体的に
)
加入したのは何歳ごろですか。次の中で当てはまるものひとつに○をつけてくだ
さい。
1.
59歳以前
4.
70〜74歳
2.
60〜64歳
5.
75〜79歳
3.
65〜69歳
6.
80歳以上
質問8
◇あなたは、老人クラブでどのような活動に取り組んでいますか。次の中で当て
はまるものにいくつでも○をつけてください。
◇その中で、あなたにとって最も重要なものひとつに◎をつけてください。
1.
親睦活動(お茶会、忘年会、新年会、誕生会他)
2.
旅行
3.
健康・スポーツ(グラウンドゴルフ、ゲートボール、体操他)
4.
趣味(ダンス、コーラス、カラオケ、俳句・短歌、絵画、書道、詩吟他)
5.
学習・教養活動(社会見学、学習会、講演会他)
6.
伝承・世代間交流(地域文化、伝統芸能、遊びの伝承、小中高生との交流他)
7.
環境・美化(公園清掃、リサイクル、園芸他)
8.
安全管理(地域防犯、交通安全他)
9.
地域行事(まつり、運動会他)
10. 地域福祉(友愛訪問、配食サービス、介護援助、施設訪問他)
11. その他(具体的に
)
−
97
−
質問9
近年老人クラブの加入率低下が問題となっていますが、その原因は何だと思いま
すか。次の中で考えに最も近いものを二つ選んで○をつけてください。
質問 10
1.
活動の実態が知られていないから
2.
魅力ある活動ができていないから
3.
地域のつながりが弱くなったから
4.
団体行動を嫌う人が増えたから
5.
老人クラブの活動が多忙だから
6.
他に多様な活動団体が存在しているから
7.
組織が閉鎖的だから
8.
その他(具体的に
9.
わからない
)
老人クラブには、行政からさまざまな支援が行われています。次のような支援策に
ついて、どのようなものかご存知でしょうか。次のイ〜ホの各項目につき一つずつ
選んで○をつけてください。
具体的内容を 聞いたことは
知っている
ある
よく知らない
イ. 単位老人クラブ活動への助成金
1
2
3
ロ. 子育て支援、友愛活動への助成金
1
2
3
ハ. 健康づくり活動支援
1
2
3
ニ. 各種リーダー研修会
1
2
3
ホ. 連合会組織への支援
1
2
3
以上の質問にお答えの方は、質問 17 へとおすすみください。
−
98
−
ここからは老人クラブに加入していない方にお聞きします。
質問 11
お住まいの地域に老人クラブはありますか。次の中で当てはまるものひとつに
○をつけてください。
1. ある
質問 12
2.
3.
ない
わからない
老人クラブへの勧誘を受けたことはありますか。次の中で当てはまるものにい
くつでも○をつけてください。
質問 13
1.
クラブから勧誘を受けたことがある
2.
家族から勧められたことがある
3.
会員の友人・知人から誘われたことがある
4.
町内会などから加入を勧められたことがある
5.
広報や回覧板などで募集案内を見たことがある
6.
勧誘を受けたことはない
老人クラブでは、どのような活動が行われているかご存知ですか。次の中で知
っているものすべてに○をつけてください。
1.
親睦活動(お茶会、忘・新年会、誕生会他)
2.
旅行
3.
健康・スポーツ(グラウンドゴルフ、ゲートボール、体操他)
4.
趣味(ダンス、カラオケ、俳句・短歌、絵画、書道、詩吟他)
5.
学習・教養活動(社会見学、学習会、講演会他)
6.
伝承・世代間交流(地域文化、伝統芸能、遊びの伝承、小中高校生との交流他)
7.
環境・美化(公園清掃、リサイクル、園芸他)
8.
安全管理(地域防犯、交通安全他)
9.
地域行事(まつり、運動会他)
10. 福祉・友愛(友愛訪問、給食・配給サービス、介護援助他)
質問 14
今後、老人クラブに加入したいと思いますか。次の中で当てはまるものひとつ
に○をつけてください。
1.
入りたい・・・・・・・・・⇒質問 17 へ
2.
入りたくない・・・・・・・⇒質問 15 へ
3.
入りたくても入れない・・・⇒質問 16 へ
4.
わからない・・・・・・・・⇒質問 17 へ
−
99
−
質問 14 で「2.入りたくない」と答えた方にお聞きします。
質問 15
◇入りたくない理由は何ですか。次の中で当てはまるものにいくつでも○をつ
けてください。
◇その中で、最も大きな理由ひとつに◎をつけてください。
1.
「老人」にはなりたくない
2.
やりたい活動がない
3.
費用がかかる
4.
奉仕活動はしたくない
5.
人間関係がわずらわしい
6.
嫌いな人がいる
7.
役員などをやらされる
8.
仕事や家事が忙しい
9.
特に理由はない
10. 他の団体・サークル活動で充分(どんな団体ですか:
11. その他(具体的に
)
)
質問 14 で「3.入りたくても入れない」と答えた方にお聞きします。
質問 16
◇入れない理由は何ですか。次の中で最も当てはまるものにいくつでも○をつ
けてください。
◇その中で最も大きな理由ひとつに◎をつけてください。
1.
仕事が忙しい
2.
家事や家族の世話が忙しい
3.
介護が忙しい
4.
健康に問題がある
5.
地域にクラブがない
6.
やりたい活動がない
7.
人間関係がわずらわしい
8.
経済的に余裕がない
9.
役員などをやらされる
10. 他の団体・サークル活動が忙しい(どんな団体ですか:
11. その他(具体的に
)
)
−
100
−
全員にお聞きします。
質問 17
◇今後、次のような活動に取り組んだり、参加したりする場合、どのような
活動形態で行いたいですか。次のイ〜タの各項目につきひとつずつ選んで○
をつけてください。やりたくないものは 4 を選んでください。
◇次の活動の中で、最もやりたいものを 1 位から 3 位まで三つ選んで、下の
回答欄にイロハで記入してください。
2
3
活
グ
に動
ル仲
属団
間
し体
プや
てな
で
ど
4
や
り
た
く
な
い
ー
1
個
人
や
家
族
で
イ) 趣味 (書道、絵画、音楽、ダンス、短歌・俳句他)
1
2
3
or
4
ロ) 園芸・耕作 (家庭菜園、ガーデニング、農業他)
1
2
3
or
4
ハ) 生涯学習
1
2
3
or
4
ニ) 鑑賞・見学 (映画、演劇、コンサート、史跡、社会見学他)
1
2
3
or
4
ホ) 旅行
1
2
3
or
4
1
2
3
or
4
ト) 一般のスポーツ (サッカー、バレーボール、テニス、ゴルフ他)
1
2
3
or
4
チ) 環境・美化 (リサイクル、地域清掃、緑化運動他)
1
2
3
or
4
リ) 安全・管理 (交通安全、防犯、防災他)
1
2
3
or
4
ヌ) 在宅高齢者への福祉 (介護援助、配食サービス、話し相手他)
1
2
3
or
4
ル) 施設高齢者への福祉 (施設訪問、介護援助他)
1
2
3
or
4
ヲ) 障害者福祉(介護・家事援助、移動補助、施設訪問他)
1
2
3
or
4
ワ) 教育・子育て (青少年育成、子育て支援他)
1
2
3
or
4
カ) 伝承・世代間交流 (地域文化の伝承、青少年との交流他)
1
2
3
or
4
ヨ) 地域行事 (まつり、運動会、文化祭他)
1
2
3
or
4
タ) 国際協力活動 (外国人との交流、日本文化の紹介他)
1
2
3
or
4
ヘ)
シニア向けのスポーツ (グラウンドゴルフ、ペタンク、ゲートボー
ル、ソフトバレーボール、シャッフルボード他)
最もやりたい活動
1 位(
)
2 位(
)
−
101
−
3 位(
)
現在、働いている方にお聞きします。
それ以外の方は質問 19 へとお進みください。
質問 18
現在の仕事をやめた後は、どのような予定を考えていますか。次の中で当ては
まるものにいくつでも○をつけてください。
1.
今の仕事をできる限り続けたい
2.
再就職する
3.
自分で事業を始める
4.
ボランティア活動をする
5.
高齢者大学や学習講座に通う
6.
地域社会のための活動をする
7.
趣味を楽しむ
8.
家族の介護をする
9.
まだよく考えていない
10. 特に何もしたくない
11. その他(具体的に
)
最後に、あなたについて伺います。
質問 19
あなたの性別に○をつけてください。
1.男
質問 20
あなたの年齢は満何歳ですか。(平成 15 年 7 月 1 日現在でお答えください)
満(
質問 21
2.女
)歳
現在、お住まいの地域を、次の中からひとつ選んで○をつけてください。
1. 神戸市
5. 宝塚市
2. 姫路市
6. 川西市
3. 尼崎市
7. その他(
4. 西宮市
−
102
−
)
質問 22
現在、どなたと一緒に住んでいますか。次の中で当てはまるものすべてに○を
つけてください。
質問 23
1.
一人暮らし
2.
あなたの配偶者(夫又は妻)
3.
子
4.
子の配偶者(嫁又は婿)
5.
孫
6.
親(あなた又は配偶者の親)
7.
祖父母(あなた又は配偶者の祖父母)
8.
兄・弟・姉・妹
9.
その他(具体的に
)
あなたの健康状態はどうですか。次の中で当てはまるものひとつに○をつけて
ください。
質問 24
1.
健康である
2.
どちらかといえば健康である
3.
病気がちである
4.
病気療養中である
5.
介護を必要としている
あなたの最終学歴について伺います。次の中で当てはまるものひとつに○をつ
けてください。
1.
小学校
2.
中学校
3.
高校(旧制中学)
4.
専門学校・専修学校
5.
短大・高専(旧制高校)
6.
大学
7.
大学院
8.
その他(具体的に
)
−
103
−
質 問 25
あなたの現在の職業は何ですか。次の中で当てはまるものひとつに
○をつけてください。
1. 無 職
2. 専 業 主 婦 ( 夫 )
3. 自 営 業
7.
公務員・教員
8.
パート・アルバイト
9.
技術職(職人、大工、美容師など)
10. 求 職 中
4. 農 林 水 産 業
11. そ の 他 ( 具 体 的 に
5. 会 社 員
6. 会 社 役 員
質問 26
最後に、老人クラブや高齢期の活動、行政への要望などについてご自由にお書
きください。なお、別紙を用いたり、ワープロを利用しても結構です。
アンケートは以上です。ご協力ありがとうございました。
同封の返信用封筒にてご返送ください(切手は不要です)。
−
104
−
)
平成 15 年 7 月
単位老人クラブ用
都市部における老人クラブ活動の活性化方策に関するアンケート
兵
庫
県
(財)21 世紀ヒューマンケア研究機構
長 寿 社 会 研 究 所
《ご協力のお願い》
長寿社会研究所では、兵庫県から委託を受け、高齢社会に関する様々な問題の調査研究
を行っております。この度、
「都市部における老人クラブ活動の活性化方策に関する調査研
究」を行うこととなりました。老人クラブの現在の組織や活動の状況、活性化のための取
組などについて各地域の単位老人クラブ関係者の方々に伺い、今後の老人クラブの活性化
に役立てる基礎資料とさせていただきます。
なお、本アンケートは、兵庫県老人クラブ連合会および神戸市老人クラブ連合会を
通じて、各単位老人クラブの会長あるいは役員にお渡ししています。また、このアン
ケートには名前を記入していただく必要はありません。ご回答いただいた内容はすべ
てコンピューターで機械的に処理いたしますので、個々の回答内容が外部に出ること
は決してありません。
お忙しいところ誠に恐縮ですが、以上の趣旨をご理解いただき、本調査にご協力い
ただけますようお願い申し上げます。
なお、この調査について質問等ございましたら、下記までお問い合わせください。
〒651-0073
神 戸 市 中 央 区 脇 浜 海 岸 通 1 − 5 − 2
人と防災未来センター・ひと未来館 6 階
(財)21 世紀ヒューマンケア研究機構
長
寿
社
会
研
究
所
担 当 : 村 上 ・ 山 本
電話:078−262−5578
E-Mail: [email protected]
☆回答に際してのお願い
・ 単位老人クラブ会長又は役員がお答えください。
・ 平成 15 年 7 月 1 日現在でお答えください。
・ 質問は具体的な人数や金額を記入する記述式の部分と、選択肢から選ぶ選択式の部分
とがございます。それぞれの質問をよく読み、お答えください。
ご記入いただいたアンケート用紙は、8 月 11 日(月)までに各市町老人クラブ連合会
に提出してください。
−
105
−
質問1
クラブの所在地を、次の中からひとつ選んで○をつけてください。
1.
神戸市
5.
宝塚市
2.
姫路市
6.
川西市
3.
尼崎市
7.
その他(
4.
西宮市
質問2
)
クラブの設立は、いつ頃ですか?
昭和
平成
質問3
____年ごろ
クラブの会長についてお聞きします。会長の年齢、性別、就任時期についてそ
れぞれ記入してください。
①年齢
___歳
1.男
②性別
③就任時期
2.女
質問4
昭和
平成
____年
会長はどのように選ばれていますか。次の中で当てはまるものひとつに○をつ
けてください。
質問5
1.
会長による後継指名
2.
選考委員会
3.
選挙
4.
話し合い
5.
その他(具体的に
)
会長に任期はありますか。次の中で当てはまるものひとつに○をつけてくださ
い。
1.
1年
2.
2年
3.
3年
4.
4年以上(具体的に
5.
特に規定していない
6.
その他(具体的に
年)
)
−
106
−
質問6
会長は再任することが可能ですか。次の中で当てはまるものひとつに○をつけ
てください。
質問7
1.
再任はできない
2.
1度だけ再任できる
3.
2度まで再任できる
4.
何度でも再任できる
5.
特に決まりはない
6.
その他(具体的に
)
この1年間の新入会員についてお聞きします。下の表に、性・年齢別 に人数を
記入してください。
男
女
60歳未満
60〜64歳
65〜69歳
70〜74歳
75〜79歳
80歳以上
不詳
質問8
この1年間の退会者および逝去者についてお聞きします。下の欄にそれぞれ人
数を記入してください。
①退会者
質問9
(
)人
②逝去者
(
)人
昨年度に、全会員を対象とした集会等は何回行いましたか。下の欄にその回数
を記入してください。
____
質問 10
回
その集会への会員の参加状況は、平均して何割でしたか。次の中で当てはまる
ものひとつに○をつけてください。
1.
概ね4割未満
2.
概ね4割以上6割未満
3.
概ね6割以上
−
107
−
質問 11
◇会員のたまり場のような場所はありますか。次の中からいくつでも選んで○
をつけてください。
◇その中で最も主要な場所ひとつに◎をつけてください。
1.
会長や役員の自宅
6.
地域の飲食店など
2.
一般会員の自宅
7.
その他
3.
公民館や公共の施設など
4.
地域の集会所
5.
公園やスポーツ施設など
(具体的に
8.
)
特にない
質問 12 昨年度のクラブの収入決算はどうでしたか。次の表に記入してください。
費目
金額
(円)
会費収入
県・市区町の助成金(老人クラブ助成金)
社協や町内会等の補助金・助成金
事業収入
寄付金
その他の収入
繰越金収入
合計
質問 13
年会費は一人いくらですか。金額を記入してください。
年間一人
質問 14
________
円
主な支出項目は何ですか。次の中で額の大きいものから順に三つを選んで下の
欄にその番号をお書きください。
1. 通信・事務のための費用
6. 会誌などの発行のための費用
2. 親睦のための費用
7. 行事開催費(自ら主催する行事)
3. 施設利用料
8. 行事参加費(外部の主催する行事)
4. サークル活動費
9. その他(具体的に
)
5. 活動に必要な用具の整備
1 番大きいもの(
)
2 番目(
−
108
−
)
3 番目(
)
質問 15
◇クラブではどのような活動を行っていますか。次の中で当てはまるものにい
くつでも○をつけてください。
◇その中で、会員の参加率が最も高いものと最も低いものをそれぞれひとつ選
び、その番号を下の欄に記入してください。
1.
親睦活動(お茶会、忘年会、新年会、誕生会他)
2.
旅行
3.
健康・スポーツ(グラウンドゴルフ、ゲートボール、体操他)
4.
趣味(ダンス、コーラス、カラオケ、俳句・短歌、絵画、書道、詩吟他)
5.
学習・教養活動(社会見学、学習会、講演会など)
6.
伝承・世代間交流(地域文化、伝統芸能、遊びの伝承、小中高生との交流他)
7.
環境・美化(公園清掃、リサイクル、園芸等)
8.
安全管理(地域防犯、交通安全など)
9.
地域行事(まつり、運動会など)
10. 地域福祉(友愛訪問、配食サービス、介護援助、施設訪問他)
11. その他(具体的に
最も高いもの(
質問 16
)
)
最も低いもの(
)
どのような活動の形態が中心になっていますか。次の中で当てはまるものをひ
とつ選んで○をつけてください。
1.
会員全員が参加する活動
3.
会員の一部が参加する活動
2.
会員以外にも開かれた活動
4.
その他(具体的に
質問 17
)
◇新入会員の勧誘は、どのように行われていますか。次の中で当てはまるもの
にいくつでも○をつけてください。
◇その中で、主要なものひとつに◎をつけてください。
1.
会員が友人を勧誘している
2.
役員が複数で訪問して勧誘している
3.
加入年齢になった高齢者を勧誘している
4.
加入年齢以前から勧誘している
5.
地域行事やクラブのイベントを通じて勧誘している
6.
町内会・自治会などの集まりで勧誘している
7.
会誌や勧誘のチラシを配布したり、広報を行ったりしている
8.
その他(具体的に
9.
特別なことは行っていない
)
−
109
−
質問 18
近年、老人クラブの加入率低下が問題になっていますが、その原因は何だとお
考えですか。次の中で考えに最も近いものを二つ選んで○をつけてください。
質問 19
1.
活動の実態が知られていないから
2.
魅力ある活動ができていないから
3.
地域のつながりが弱くなったから
4.
団体行動を嫌う人が増えたから
5.
老人クラブの活動が多忙だから
6.
他に多様な活動団体が存在しているから
7.
組織が閉鎖的だから
8.
その他(具体的に
9.
わからない
)
「老人クラブ」という名前についてどのようにお考えですか。次の中で当ては
まるものひとつに○をつけてください。
質問 20
1.
残したほうがよい
2.
変えたほうがよい
3.
どちらでもよい
老人クラブの運営上、特に問題なことは何ですか。次の中で特に重大なもの
二つに○をつけてください
1.会員の高齢化
2.新規会員の減少
3.活動への参加率の低下
4.活動場所や集会所がない
5.役員のなり手がない
6.活動資金が足りない
7.老人クラブ内での人間関係
8.その他(具体的に
)
−
110
−
質問 21
社会や行政からの支援で特に必要なのは何ですか。次の中で特に必要なもの二
つに○をつけてください。
質問 22
1.
活動の実態を広く知らせる
2.
集会所などの提供
3.
スポーツ施設の提供
4.
他団体との協力の機会提供
5.
助成金の増額
6.
指導者の養成や研修
7.
活発な活動者の評価・表彰など
8.
その他(具体的に
)
老人クラブ活動の活性化のために、特に力を入れていることは何ですか。次の
中で当てはまるものにいくつでも○をつけてください。
1.
新規会員の勧誘活動の強化
2.
会員の活動参加への呼びかけ強化
3.
会誌などの発行
4.
老人クラブの財政強化
5.
地域の他の組織との連携強化
6.
サークル活動の推進
7.
健康・スポーツ活動の推進
8.
友愛活動の推進
9.
役員の若返り
10. その他(具体的に
質問 23
)
一般会員以外の加入制度を設けていますか。次の中で設けているものすべてに
○をつけてください。
1.準会員
2.賛助会員
3.協力会員
4.その他(具体的に
)
5.特にない
−
111
−
質問 24
現在の会員数についてお聞きします。お手数ですが、一般会員についてのみ、
性・年齢別 に次の表に記入してください。
男
女
60歳未満
60〜64歳
65〜69歳
70〜74歳
75〜79歳
80歳以上
不詳
質問 25
よろしければ、あなたの単位クラブ名をお書きください。なお、この質問は、
一般にどのような名称が採用されているかを調査するためのものであり、それ
以外には利用しません。
(
)
質問 26
最後に、老人クラブ活性化についての独自の取組や、今後の老人クラブのあり
方、行政への要望等、自由にお書きください。なお、別紙を用いたり、ワープロ
を利用しても結構です。
アンケートは以上です。
ご協力ありがとうございました。
−
112
−
平成 15 年 7 月
市町老人クラブ連合会用
都市部における老人クラブ活動の活性化方策に関するアンケート
兵
庫
県
(財)21 世紀ヒューマンケア研究機構
長 寿 社 会 研 究 所
《ご協力のお願い》
長寿社会研究所では、兵庫県から委託を受け、高齢社会に関する様々な問題の調査研究
を行っております。この度、
「都市部における老人クラブ活動の活性化方策に関する調査研
究」を行うこととなりました。老人クラブの活性化の取組、今後の連合会組織の方向性な
どについて、市町老人クラブ連合会の方々に伺い、都市部における老人クラブの活性化に
役立てる基礎資料とさせていただきます。
なお、本アンケートは、兵庫県老人クラブ連合会を通じて、各市町老人クラブ連合
会の会長にお渡ししています。また、このアンケートには、名前を記入していただく
必要はございません。アンケートの結果は、個々の内容を分析した上で、まとめさせ
ていただきますので、個々の回答内容が外部に出ることは決してありません。
お忙しいところ誠に恐縮ですが、以上の趣旨をご理解いただき、本調査にご協力い
ただけますようお願い申し上げます。
なお、この調査について質問等がございましたら、下記までお問い合わせください。
〒651-0073
神 戸 市 中 央 区 脇 浜 海 岸 通 1 − 5 − 2
人と防災未来センター・ひと未来館 6 階
( 財 ) 2 1 世 紀 ヒ ュ ー マ ン ケ ア 研 究 機 構
長
寿
社
会
研
究
所
担 当 : 村 上 ・ 山 本
電話:078−262−5578
E-Mail: [email protected]
☆回答に際してのお願い
・ 市町老人クラブ連合会の会長又は役員がお答えください。
・ 平成 15 年 7 月 1 日現在でお答えください。
・ 質問はすべて記述式になっています。老人クラブ活動を主導する皆様の幅広い視点か
らの意見をお願いいたします。
ご記入いただいたアンケート用紙は、8 月 18 日(月)までに、単位老人クラブ用と合
わせて返送してください。
−
113
−
◇回答はすべて記述式です。ご自由にお書きください。
◇別紙を用いたり、ワープロを利用しても結構です。
(
)市・町老人クラブ連合会
質問1
単位老人クラブへの加入促進のために、特に力を入れていることは何ですか。
ご自由にお書きください。
質問2
単位老人クラブの設立促進のために、特に力を入れていることがありますか。
ご自由にお書きください。
−
114
−
質問3
老人クラブ活動を活性化するために、特に力を入れていることは何ですか。ご
自由にお書きください。
質問4
今後、老人クラブ連合会の役割は、どうあるべきだと思いますか。ご自由にお
書きください。
−
115
−
質問5
行政から老人クラブへの支援は、どのようにあるべきだとおもいますか。あな
たのお考え、行政への要望等、ご自由にお書きください。
アンケートは以上です。ご協力ありがとうございました。
なお、今後さらに詳しくご意見を伺うことも検討しています。
その際、協力してもよいとお考えの方は、下記にお名前とご連絡先をご記入ください。
(なお、ご了承いただいた方すべてに調査を実施するものではありません。)
ご住所
〒
兵庫県
ご氏名
電話番号
−
E-Mail:
−
−
116
−
「都市部における老人クラブの活性化方策に関する調査研究」
一般調査 単純集計
質問1 居住年数
%
17.2
15.2
23.7
30.9
13.0
100.0
度数
131
116
180
235
99
761
18
10年未満
10〜20年未満
20〜30年未満
30年以上(転入)
30年以上(生涯)
合計
不明・無回答
質問2 近所づきあいの程度
%
26.1
34.0
36.1
3.8
100.0
度数
親しく付き合ってる
つきあいはある
あいさつ程度
ほとんどない
合計
不明・無回答
199
259
275
29
762
17
質問3 友人数
%
36.7
33.3
23.6
6.3
100.0
度数
278
252
179
48
757
22
10人以上
5〜10人
5人未満
ほとんどいない
合計
不明・無回答
質問4 「老人クラブ」という名称について
%
17.0
43.6
39.5
100.0
度数
残したほうがよい
変えたほうがよい
どちらでもよい
合計
不明・無回答
128
329
298
755
24
質問5 加入状況(複数回答)
度数
本人加入
%
116
50
47
1
10
336
305
865
772
7
配偶者加入
親加入
子加入
以前加入
未加入
まだ加入年齢ではない
合計
N
不明・無回答
13.4
5.8
5.4
0.1
1.2
38.8
35.3
100.0
加入経験者
度数
加入経験者
未加入者
計
不明・無回答(本人加入状況不明含む)
%
126
641
767
12
16.4
83.6
100.0
− 117 −
%(M.A.)
15.0
6.5
6.1
0.1
1.3
43.5
39.5
112.0
質問6 加入したきっかけ
%
15.4
29.3
4.9
5.7
11.4
19.5
12.2
1.6
100.0
度数
友人に誘われて
クラブから勧誘受けて
家族の勧め
会誌や広報を見て
地域の他の組織
自分の意志
つきあいや義理で
その他
合計
不明・無回答
非該当
19
36
6
7
14
24
15
2
123
3
653
質問7 加入した年齢
%
5.6
37.1
44.4
11.3
1.6
100.0
度数
7
46
55
14
2
124
2
653
59以前
60〜64
65〜69
70〜74
75〜79
合計
不明・無回答
非該当
質問8-1 取り組んでいる活動(複数回答)
度数
親睦活動
旅行
健康・スポーツ
趣味
学習・教養
伝承・世代間交流
環境美化
安全管理
地域行事
福祉
その他
合計
不明・無回答
非該当
N
%
58
41
32
42
32
18
47
10
37
19
10
346
12
653
114
16.8
11.8
9.2
12.1
9.2
5.2
13.6
2.9
10.7
5.5
2.9
100.0
− 118 −
%(M.A.)
50.9
36.0
28.1
36.8
28.1
15.8
41.2
8.8
32.5
16.7
8.8
303.5
質問8-2 最も重要な活動
度数
親睦活動
旅行
健康・スポーツ
趣味
学習教養活動
伝承・世代間交流
環境・美化
安全管理
地域行事
地域福祉
その他
合計
不明・無回答
非該当
10
6
9
8
2
5
10
1
3
3
4
61
65
653
%
16.4
9.8
14.8
13.1
3.3
8.2
16.4
1.6
4.9
4.9
6.6
100.0
質問9 加入率低下の理由(2つ選択)
%(M.A.)
度数
%
35
16.6
31.0
活動の実態が知られていない
42
19.9
37.2
魅力ある活動ができていない
39
18.5
34.5
地域のつながりが弱い
28
13.3
24.8
団体行動を嫌う人が多い
7
3.3
6.2
老人クラブ活動が多忙だ
14
6.6
12.4
ほかに多様なクラブが存在する
14
6.6
12.4
組織が閉鎖的だから
6
2.8
5.3
その他
26
12.3
23.0
わからない
211 100.0
186.7
合計
13
不明・無回答
653
非該当
113
N
質問10 行政の支援策の認知度
老人クラブ活動への助成
子育て・友愛活動への支援
健康づくり活動への支援
リーダー養成・研修会
老人クラブ連合会への支援
度数
%
度数
%
度数
%
度数
%
度数
%
具体的
聞いたこ よく知らな
不明・無
非該当
合計
内容知っ
回答
い
とある
てる
31
116
10
653
37
48
26.7
100
31.9
41.4
62
95
31
10
23
65.3
100
10.5
24.2
54
101
25
15
32
53.5
100
14.9
31.7
52
98
28
17
29
53.1
100
17.3
29.6
54
99
27
18
27
54.5
100
18.2
27.3
− 119 −
質問11 地域に老人クラブがあるか
度数
ある
ない
わからない
合計
不明・無回答
387
28
215
630
149
%
61.4
4.4
34.1
100.0
質問12 勧誘された経験(複数回答)
%(M.A.)
度数
%
28
4.3
4.7
クラブから勧誘
2
0.3
0.3
家族の進め
20
3.1
3.3
会員から勧誘
14
2.1
2.3
町内会・自治会から勧誘
74
11.3
12.3
広報
515
78.9
85.8
勧誘されたことがない
653 100.0
108.8
合計
126
非該当
53
不明・無回答
600
N
質問13 知っている老人クラブの活動(複数回答)
%(M.A.)
度数
%
253
15.5
55.6
親睦活動
204
12.5
44.8
旅行
307
18.8
67.5
健康・スポーツ
197
12.1
43.3
趣味
92
5.6
20.2
学習・教養
54
3.3
11.9
伝承・世代間交流
185
11.3
40.7
環境美化
40
2.5
8.8
安全管理
169
10.4
37.1
地域行事
131
8.0
28.8
福祉
1632 100.0
358.7
合計
198
不明・無回答
126
非該当
455
N
質問14 今後のクラブへの加入意向
度数
入りたい
入りたくない
入りたくても入れない
わからない
合計
不明・無回答
74
201
30
315
620
159
%
11.9
32.4
4.8
50.8
100.0
− 120 −
質問15 入りたくない理由(複数回答)
度数
老人にはなりたくない
やりたい活動がない
費用がかかりすぎる
奉仕活動は嫌い
人間関係がわずらわしい
嫌いない人がいる
役員をやらされる
仕事や家事が忙しい
特に理由はない
ほかの団体かつどうで十分
その他
合計
不明・無回答
非該当
N
%
69
22
5
9
70
4
28
48
33
47
29
364
3
578
198
19.0
6.0
1.4
2.5
19.2
1.1
7.7
13.2
9.1
12.9
8.0
100.0
%(M.A.)
34.8
11.1
2.5
4.5
35.4
2.0
14.1
24.2
16.7
23.7
14.6
183.8
質問15-2 入りたくない最も大きな理由
%
16.2
2.4
0.6
20.4
4.8
15.6
12.0
15.6
12.6
100.0
度数
老人にはなりたくない
やりたい活動がない
費用がかかる
人間関係わずらわしい
役員やらされる
仕事や家事が忙しい
特に理由はない
他の団体で十分
その他
合計
不明・無回答
27
4
1
34
8
26
20
26
21
167
612
質問16 入りたくても入れない理由(複数回答)
度数
仕事が忙しい
家族の世話が忙しい
介護が忙しい
健康に問題がある
地域にクラブがない
やりたい活動がない
人間関係
経済的余裕がない
他の団体が忙しい
その他
合計
不明・無回答
非該当
N
%
7
3
4
12
4
2
3
1
6
8
50
1
749
29
14.0
6.0
8.0
24.0
8.0
4.0
6.0
2.0
12.0
16.0
100.0
− 121 −
%(M.A.)
24.1
10.3
13.8
41.4
13.8
6.9
10.3
3.4
20.7
27.6
172.4
質問16-2 入れない最も大きな理由
度数
仕事忙しい
家事忙しい
介護忙しい
健康に問題ある
地域にクラブがない
人間関係わずらわしい
他の団体で十分
その他
合計
不明・無回答
非該当
3
1
1
9
4
1
2
4
25
4
749
%
12.0
4.0
4.0
36.0
16.0
4.0
8.0
16.0
100.0
質問17 今後やってみたい活動
個人や
家族で
趣味
園芸・耕作
生涯学習
鑑賞・見学
旅行
シニア向けスポーツ
一般のスポーツ
環境美化
安全・管理
在宅高齢者福祉
施設高齢者福祉
障害者福祉
子育て支援・世代間交流
伝承
地域行事
国際協力
度数
%
度数
%
度数
%
度数
%
度数
%
度数
%
度数
%
度数
%
度数
%
度数
%
度数
%
度数
%
度数
%
度数
%
度数
%
度数
%
122
20.4
122
20.4
105
19.5
192
34.5
277
48.6
20
3.7
48
9.0
33
6.1
41
7.7
31
5.9
18
3.5
18
3.5
39
7.5
10
2.0
34
6.3
24
4.7
− 122 −
仲間や
不明・無
活動団体 やりたく
合計
グルー に属して ない
回答
プで
93
119
597
182
263
15.6
19.9
100
44.1
93
119
597
182
263
15.6
19.9
100
44.1
165
124
539
240
145
30.6
23.0
100
26.9
90
58
557
222
217
16.2
10.4
100
39.0
29
42
570
209
222
5.1
7.4
100
38.9
99
267
536
243
150
18.5
49.8
100
28.0
60
279
535
244
148
11.2
52.1
100
27.7
239
110
540
239
158
44.3
20.4
100
29.3
231
138
531
248
121
43.5
26.0
100
22.8
192
158
528
251
147
36.4
29.9
100
27.8
186
197
520
259
119
35.8
37.9
100
22.9
183
212
518
261
105
35.3
40.9
100
20.3
174
199
518
261
106
33.6
38.4
100
20.5
207
179
509
270
113
40.7
35.2
100
22.2
219
151
540
239
136
40.6
28.0
100
25.2
174
237
513
266
78
33.9
46.2
100
15.2
質問17 やってみたい活動(1位から3位まで集計)
順位
得点
1
701
趣味
2
610
旅行
3
499
園芸・耕作
4
432
鑑賞・見学
5
306
生涯学習
6
209
一般スポーツ
7
155
環境・美化
8
147
シニアスポーツ
9
107
国際協力活動
10
95
在宅高齢者福祉
11
86
地域行事
12
72
伝承・世代間交流
13
51
安全・管理
14
44
教育・子育て
15
42
障害者福祉
16
38
施設高齢者福祉
1位:3点、2位2点、3位、1点として加算
質問18 退職後の予定(複数回答)
度数
できる限り仕事を続ける
再就職する
事業を始める
ボランティア活動
高齢者大学など
地域活動
趣味
介護
まだ考えていない
特にない
その他
合計
不明・無回答
非該当
N
%
167
51
10
51
50
51
176
24
55
7
11
653
54
408
317
25.6
7.8
1.5
7.8
7.7
7.8
27.0
3.7
8.4
1.1
1.7
100.0
質問19 性別
度数
男
女
合計
不明・無回答
332
343
675
104
779
%
49.2
50.8
100.0
− 123 −
%(M.A.)
52.7
16.1
3.2
16.1
15.8
16.1
55.5
7.6
17.4
2.2
3.5
206.0
質問20 年齢(5年ごと)
55~59
60~64
65~69
70~74
75~79
80~84
85~
合計
不明・無回答
度数
251
152
103
86
59
15
12
678
101
年齢統計データ
64.32
平均値
62
中央値
56
最頻値
36
範囲
55
最小値
91
最大値
%
37.0
22.4
15.2
12.7
8.7
2.2
1.8
100.0
質問21 居住地
%
23.5
21.7
15.7
20.5
10.3
8.3
100.0
度数
神戸市
姫路市
尼崎市
西宮市
宝塚市
川西市
合計
不明・無回答
159
147
106
139
70
56
677
102
質問22 一緒に住んでいる者(複数回答)
度数
一人
配偶者
子
子配偶
孫
親
祖父母
兄弟姉妹
その他
合計
不明・無回答
N
%
45
563
269
48
44
71
1
6
9
1056
100
679
4.3
53.3
25.5
4.5
4.2
6.7
0.1
0.6
0.9
100.0
− 124 −
%(M.A.)
6.6
82.9
39.6
7.1
6.5
10.5
0.1
0.9
1.3
155.5
居住形態
一人暮らし
夫婦のみ
親子2世代
3世代同居
親と3世代同居
4世代同居
親と2世代同居
その他
合計
不明・無回答
度数
45
304
210
38
31
3
37
11
679
100
%
6.6
44.8
30.9
5.6
4.6 ※回答者の世代、その親、子の3世代
0.4 ※上記+孫
5.4
1.6
100.0
質問23 健康状態
度数
健康である
どちらかといえば健康
病気がち
病気療養中
介護必要
合計
不明・無回答
252
327
42
53
5
679
100
%
37.1
48.2
6.2
7.8
0.7
100.0
質問24 最終学歴
度数
小学校
中学校
高校
専門学校
短大
大学
大学院
その他
合計
不明・無回答
20
120
317
34
62
118
4
1
676
103
%
3.0
17.8
46.9
5.0
9.2
17.5
0.6
0.1
100.0
− 125 −
質問25 就業状況
度数
無職
専業主婦
自営業
農林水産業
会社員
会社役員
公務員・教員
パート・アルバイト
技術職
求職中
その他
合計
不明・無回答
240
168
57
3
104
34
24
81
13
4
32
760
19
%
31.6
22.1
7.5
0.4
13.7
4.5
3.2
10.7
1.7
0.5
4.2
100.0
− 126 −
「都市部における老人クラブの活性化方策に関する調査研究」
単位老人クラブ調査 単純集計
質問1 クラブの所在地
度数
有効
パーセント
34
140
98
85
17
19
12
405
3
408
神戸市
姫路市
尼崎市
西宮市
宝塚市
川西市
校区(姫路市)
合計
欠損値
合計
8.3
34.3
24.0
20.8
4.2
4.7
2.9
99.3
0.7
100
有効パーセント
8.4
34.6
24.2
21.0
4.2
4.7
3.0
100.0
質問2 クラブの設立
設立年
昭和20年以前
昭和21年から30年
昭和31年から40年
昭和41年から50年
昭和51年から60年
昭和61年から平成7年
平成8年以降
合計
質問3 クラブの会長について
会長年齢
年齢
有効 60-64
65-69
70-74
75-79
80-84
85以上
合計
欠損値
合計
度数
3
16
107
78
51
63
21
339
度数
7
49
133
148
42
18
397
11
408
会長性別
度数
有効
327
73
400
8
408
男
女
合計
欠損値
合計
就任年
度数
昭和63年以前
平成1年から4年
平成5年から9年
平成10年から14年
平成15年
合計
11
21
77
206
73
388
− 127 −
パーセント
有効パーセント
80.1
81.8
17.9
18.3
98.0
100.0
2.0
100.0
質問4
会長はどのようにして選ばれていますか
度数
有効
100
42
104
135
16
397
会長による後継指名
選考委員会
選挙
話し合い
その他
合計
欠損値
合計
パーセント
有効パーセント
24.5
25.2
10.3
10.6
25.5
26.2
33.1
34.0
3.9
4.0
97.3
100.0
11
2.7
408
100
質問5
会長の任期はありますか
度数
有効
パーセント
13
233
6
9
136
4
401
1年
2年
3年
4年以上
特に規定はない
その他
合計
欠損値
合計
3.2
57.1
1.5
2.2
33.3
1.0
98.3
7
408
有効パーセント
3.2
58.1
1.5
2.2
33.9
1.0
100.0
1.7
100.0
6.9
3.9
1.0
42.6
43.4
1.2
99.0
4
408
有効パーセント
6.9
4.0
1.0
43.1
43.8
1.2
100.0
1.0
100.0
質問6
会長の再任は可能ですか
度数
有効
パーセント
28
16
4
174
177
5
404
再任できない
1度だけ再任できる
2度だけ再任できる
何度でも再任できる
特に決まりはない
その他
合計
欠損値
合計
質問7
1年間の新入会員(合計)
男
60歳未満
60〜64歳
65〜69歳
70〜74歳
75〜79歳
80歳以上
不詳
性別合計
無回答
回答人数
合計
欠損値
女
9
247
581
253
113
77
55
1335
− 128 −
合計
31
361
640
362
187
155
38
1774
40
608
1221
615
300
232
93
3109
51
393
408
0
平均 7.9人
質問8 1年間の退会者・逝去者
退会者
年間退会者
有効 1
2
3
4
5
6〜10
11〜20
20以上
最高34
合計
欠損値
合計
度数
パーセント
56
59
33
13
14
19
5
1
1
201
207
408
99
13.7
14.5
8.1
3.2
3.4
4.7
1.2
0.2
0.2
49.3
50.7
100
有効パーセント
27.9
29.4
16.4
6.5
7.0
9.5
2.5
0.5
0.5
100.0
逝去者
有効
度数
年間逝去者
1
2
3
4
5
6〜10
11〜20
20以上
最高36
合計
99
欠損値
合計
パーセント
95
92
55
36
20
34
7
1
2
342
66
408
23.3
22.5
13.5
8.8
4.9
8.3
1.7
0.2
0.5
83.8
16.2
100.0
有効パーセント
27.8
26.9
16.1
10.5
5.8
9.9
2.0
0.3
0.6
100.0
質問9
昨年度の集会等の回数
度数
有効
欠損値
合計
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13以上
合計
99
パーセント
57
101
75
38
17
20
11
4
4
8
6
18
32
391
17
408
− 129 −
14.0
24.8
18.4
9.3
4.2
4.9
2.7
1.0
1.0
2.0
1.5
4.4
7.8
95.8
4.2
100.0
有効パーセント
14.6
25.8
19.2
9.7
4.3
5.1
2.8
1.0
1.0
2.0
1.5
4.6
8.2
100.0
質問10
集会への会員の参加状況
度数
有効
パーセント
127
172
94
393
15
408
4割未満
4割以上6割未満
6割以上
合計
欠損値
合計
31.1
42.2
23.0
96.3
3.7
100.0
有効パーセント
32.3
43.8
23.9
100.0
質問11
会員のたまり場(複数回答)
度数
48
7
212
227
114
25
12
26
8
679
408
0
会長や役員の自宅
一般会員の自宅
公民館や公共の施設
地域の集会所
公園やスポーツ施設
地域の飲食店
その他
特にない
不明無回答
合計
回答人数
欠損値
回答数% 回答者%
7.1
11.8
1.0
1.7
31.2
52.0
33.4
55.6
16.8
27.9
3.7
6.1
1.8
2.9
3.8
6.4
1.2
2.0
100.0
166.4
最も重要な場所
度数
有効
欠損値
合計
質問12 昨年度クラブの収入決算
会費収入
金額
0
-19999
20000-39999
40000-59999
60000-79999
80000-99999
100000-119999
120000-139999
140000-159999
160000-179999
180000-199999
200000以上
総計
パーセント
8
126
150
16
3
5
19
327
81
408
会長や役員の自宅
公民館や公共の施設
地域の集会所
公園やスポーツ施設
地域の飲食店
その他
特にない
合計
2.0
30.9
36.8
3.9
0.7
1.2
4.7
80.1
19.9
100.0
有効パーセント
2.4
38.5
45.9
4.9
0.9
1.5
5.8
100.0
度数
51
8
25
47
86
46
33
34
23
17
14
23
407 最高額
− 130 −
78万円
県市町の助成金
金額
0
-19999
20000-39999
40000-59999
60000-79999
80000-99999
100000-119999
120000-139999
140000-159999
160000以上
総計
社協や町内会の補助金
金額
0
-19999
20000-39999
40000-59999
60000-79999
80000-99999
100000-119999
120000-139999
140000-159999
160000以上
総計
事業収入
金額
0
-19999
20000-39999
40000-59999
60000-79999
80000-99999
100000-119999
120000-139999
140000-159999
160000以上
総計
寄付金
金額
0
-19999
20000-39999
40000-59999
60000-79999
80000以上
総計
度数
36
2
6
10
3
29
225
33
41
23
408 最高額
138.5万円
129
21
81
73
35
15
19
9
12
14
408 最高額
60万円
332
17
18
4
8
4
8
3
7
7
408 最高額
50万円
237
73
30
20
15
33
408 最高額
78万円
度数
度数
度数
− 131 −
その他の収入
金額
0
-19999
20000-39999
40000-59999
60000-79999
80000-99999
100000-119999
120000-139999
140000以上
総計
繰越金収入
金額
0
-19999
20000-39999
40000-59999
60000-79999
80000-99999
100000-119999
120000-139999
140000-159999
160000-179999
180000-199999
200000-219999
220000-239999
240000-259999
260000以上
総計
合計
金額
0
-49999
50000-99999
100000-149999
150000-199999
200000-249999
250000-299999
300000-349999
350000-399999
400000-449999
450000-499999
500000-549999
550000-599999
600000-649999
650000-699999
700000-749999
750000以上
総計
度数
231
104
19
11
11
7
7
5
12
407 最高額
50万円
114
77
34
21
10
10
17
10
9
7
7
1
7
10
73
407 最高額
190.6197万円
31
1
6
10
30
47
46
44
30
16
23
21
15
13
9
11
55
408 最高額
285.37万円
度数
度数
− 132 −
質問13
一人年会費
金額
有効 0
100
200
250
300
400
500
600
700
800
900
1000
1100
1200
1300
1400
1500
1800
2000
2400
2500
3000
3600
12000
合計
欠損値
合計
度数
パーセント
3
4
2
2
6
2
17
28
2
1
1
97
1
125
1
2
27
6
31
29
1
2
2
1
393
15
408
0.7
1.0
0.5
0.5
1.5
0.5
4.2
6.9
0.5
0.2
0.2
23.8
0.2
30.6
0.2
0.5
6.6
1.5
7.6
7.1
0.2
0.5
0.5
0.2
96.3
3.7
100.0
有効パーセント
0.8
1.0
0.5
0.5
1.5
0.5
4.3
7.1
0.5
0.3
0.3
24.7
0.3
31.8
0.3
0.5
6.9
1.5
7.9
7.4
0.3
0.5
0.5
0.3
100.0
質問14
主な支出項目
一番大きいもの
度数
有効
欠損値
合計
通信事務のための費用
親睦のための費用
施設利用料
サークル活動費
活動に必要な用具の整備
会誌などの発行費用
行事開催費
行事参加費
その他
合計
パーセント
3
176
3
9
1
4
154
12
10
372
36
408
− 133 −
0.7
43.1
0.7
2.2
0.2
1.0
37.7
2.9
2.5
91.2
8.8
100.0
有効パーセント
0.8
47.3
0.8
2.4
0.3
1.1
41.4
3.2
2.7
100.0
2番目
度数
有効
パーセント
10
104
12
46
20
4
107
53
10
366
42
408
通信事務のための費用
親睦のための費用
施設利用料
サークル活動費
活動に必要な用具の整備
会誌などの発行費用
行事開催費
行事参加費
その他
合計
欠損値
合計
2.5
25.5
2.9
11.3
4.9
1.0
26.2
13.0
2.5
89.7
10.3
100.0
有効パーセント
2.7
28.4
3.3
12.6
5.5
1.1
29.2
14.5
2.7
100.0
3番目
度数
有効
パーセント
44
42
17
60
33
7
32
101
24
360
48
408
通信事務のための費用
親睦のための費用
施設利用料
サークル活動費
活動に必要な用具の整備
会誌などの発行費用
行事開催費
行事参加費
その他
合計
欠損値
合計
10.8
10.3
4.2
14.7
8.1
1.7
7.8
24.8
5.9
88.2
11.8
100.0
有効パーセント
12.2
11.7
4.7
16.7
9.2
1.9
8.9
28.1
6.7
100.0
質問15 クラブでの活動(複数回答)
度数
親睦活動
旅行
健康スポーツ
趣味
学習教養活動
伝承世代間交流
環境美化
安全管理
地域行事
地域福祉
その他
不明無回答
合計
回答人数
欠損値
316
275
281
187
202
161
310
101
264
257
12
29
2395
408
0
− 134 −
回答数% 回答者%
13.2
77.5
11.5
67.4
11.7
68.9
7.8
45.8
8.4
49.5
6.7
39.5
12.9
76.0
4.2
24.8
11.0
64.7
10.7
63.0
0.5
2.9
1.2
7.1
100.0
587.0
参加率が最も高いもの
度数
有効
パーセント
190
46
41
14
8
51
15
9
6
380
28
408
親睦活動
旅行
健康スポーツ
趣味
学習教養活動
環境美化
地域行事
地域福祉
その他
合計
欠損値
合計
46.6
11.3
10.0
3.4
2.0
12.5
3.7
2.2
1.5
93.1
6.9
100.0
有効パーセント
50.0
12.1
10.8
3.7
2.1
13.4
3.9
2.4
1.6
100.0
参加率が最も低いもの
度数
有効
パーセント
9
18
36
39
48
53
37
30
41
54
2
367
41
408
親睦活動
旅行
健康スポーツ
趣味
学習教養活動
伝承世代間交流
環境美化
安全管理
地域行事
地域福祉
その他
合計
欠損値
合計
2.2
4.4
8.8
9.6
11.8
13.0
9.1
7.4
10.0
13.2
0.5
90.0
10.0
100.0
有効パーセント
2.5
4.9
9.8
10.6
13.1
14.4
10.1
8.2
11.2
14.7
0.5
100.0
質問16
活動形態の中心
度数
有効
パーセント
200
15
172
2
389
19
408
会員全体が参加する活動
会員の一部が参加する活動
会員以外に開かれた活動
その他
合計
欠損値
合計
49.0
3.7
42.2
0.5
95.3
4.7
100.0
有効パーセント
51.4
3.9
44.2
0.5
100.0
質問17
新入会員の勧誘(複数回答)
度数
会員が友人を勧誘している
役員が複数で訪問して勧誘している
加入年齢になった高齢者を勧誘している
加入年齢以前から勧誘している
地域行事やクラブのイベントを通じて勧誘し
町内会自治会など集まりで勧誘している
会誌や勧誘のチラシをを配布
その他
特に行っていない
不明無回答
合計
回答人数
欠損値
− 135 −
234
115
231
66
99
106
57
13
49
9
979
408
0
回答数%
回答者%
23.9
57.4
11.7
28.2
23.6
56.6
6.7
16.2
10.1
24.3
10.8
26.0
5.8
14.0
1.3
3.2
5.0
12.0
0.9
2.2
100.0
240.0
重要なもの
度数
有効
パーセント
79
39
88
7
12
8
13
8
20
274
134
408
友人が勧誘している
役員が複数で訪問勧誘している
加入年齢になった高齢者を勧誘している
加入年齢以前から勧誘している
地域行事やクラブのイベントを通じて勧誘
町内会自治会などの集まりで勧誘
会誌や勧誘のチラシを配布
その他
特に行っていない
合計
欠損値
合計
19.4
9.6
21.6
1.7
2.9
2.0
3.2
2.0
4.9
67.2
32.8
100.0
有効パーセント
28.8
14.2
32.1
2.6
4.4
2.9
4.7
2.9
7.3
100.0
質問18
加入率低下の原因(2個選択)
度数
有効
105
127
109
168
67
68
12
36
38
730
372
36
活動実態が知られていない
魅力ある活動ができていない
地域のつながりが弱い
団体行動を嫌う人が増えた
老人クラブの活動が多忙
他に多様な活動団体がある
組織が閉鎖的
その他
わからない
合計
回答人数
欠損値
回答数%
回答者%
14.4
28.2
17.4
34.1
14.9
29.3
23.0
45.2
9.2
18.0
9.3
18.3
1.6
3.2
4.9
9.7
5.2
10.2
100.0
196.2
老人クラブという名前
度数
有効
残した方がよい
変えたほうがよい
どちらでもよい
合計
欠損値
合計
パーセント
142
136
117
395
13
408
34.8
33.3
28.7
96.8
3.2
100.0
有効パーセント
35.9
34.4
29.6
100.0
質問20
老人クラブ運営上の問題(2個選択)
度数
有効
235
106
105
20
187
57
22
15
747
386
22
会員の高齢化
新規会員の減少
活動への参加率の低下
活動場所や集会所がない
役員のなり手がない
活動資金が足りない
老人クラブ内での人間関係
その他
合計
回答人数
欠損値
− 136 −
回答数%
回答者%
31.5
60.9
14.2
27.5
14.1
27.2
2.7
5.2
25.0
48.4
7.6
14.8
2.9
5.7
2.0
3.9
100.0
193.5
質問21
社会や行政からの支援(2個選択)
度数
有効
181
57
46
60
231
98
50
7
730
383
25
活動実態を知らせる
集会所などの提供
スポーツ施設の提供
他団体との協力の機会提供
助成金の増額
指導者の養成研修
活発な活動者の評価表彰
その他
合計
回答人数
欠損値
回答数%
回答者%
24.8
47.3
7.8
14.9
6.3
12.0
8.2
15.7
31.6
60.3
13.4
25.6
6.8
13.1
1.0
1.8
100.0
190.6
質問22
老人クラブ活動の活性化(複数回答)
度数
196
264
35
112
114
117
198
179
189
5
16
1425
408
0
新規会員の勧誘活動の強化
会員の活動参加への呼びかけ強化
会誌などの発行
老人クラブの財政強化
地域の他の組織との連携強化
サークル活動の推進
健康スポーツ活動の推進
友愛活動の推進
役員の若返り
その他
不明無回答
合計
回答人数
欠損値
回答数%
回答者%
13.8
48.0
18.5
64.7
2.5
8.6
7.9
27.5
8.0
27.9
8.2
28.7
13.9
48.5
12.6
43.9
13.3
46.3
0.4
1.2
1.1
3.9
100.0
349.3
質問23
一般会員以外の加入制度(複数回答)
度数
27
13
31
7
309
39
426
408
0
準会員
協賛会員
協力会員
その他
特にない
不明無回答
合計
回答人数
欠損値
回答数% 回答者%
6.3
6.6
3.1
3.2
7.3
7.6
1.6
1.7
72.5
75.7
9.2
9.6
100
104.4
質問24
現在の会員数(合計)
男
60歳未満
60〜64歳
65〜69歳
70〜74歳
75〜79歳
80歳以上
不詳
性別合計
無回答
回答人数
合計
欠損値
女
37
619
2173
2943
2665
2497
269
11203
− 137 −
合計
108
937
3085
4495
4190
5736
448
18999
145
1556
5258
7438
6855
8233
717
30202 平均 80.1人
31
377
408
0