どうすれば前頭前野を鍛えることができるか

河合小学校だより
平成27年1月号
【教育目標】夢を追い 心豊かに たくましく伸びゆく子
―他者と共創し主体的に学ぶ子の育成―
2015年、新しい年がスタートしました。昨年は、本校の教育活動へのご理解や多大なご
支援をいただき本当にありがとうございました。新しい年を迎え、教職員一同心を一つにして
「河合っ子」の夢と希望がかなうよう、日々の教育活動を充実させていきたいと思います。ど
うか、本年も本校教育へのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
さて、今号は、昨年の川島隆太講演会の中から主な部分をお伝えし
たいと思います。東北大学の川島隆太教授は、小野市の教育顧問とし
て、最新の研究の情報をいただいたり、毎年小野市の5年生全員に「脳
を鍛え、夢をかなえよう」と題して分かりやすくお話をしていただい
たりしているところです。先生曰く、学校で育てようとしている力は、
全て右図のように「前頭前野」にあり、そこを鍛えることが教育その
ものであると言われています。「前頭前野」は、わたしたち人間の脳
だけがものすごく大きく発達していて、一番大事な仕事をしてくれていることが研究で明らか
になってきています。その働きとは、
「考える力」
「がまんする力」
「コミュニケーションする力」
「人と仲良くする力」
「がんばる力」
「ものを覚える力」
「学ぶ力」等です。つまり、どんな夢を
もったとしても、この前頭前野をしっかり鍛えておけば夢の実現につながるのです。
たとえば、スポーツ選手になるには作戦を学ばないといけない。学んだことを生かして、自
分で工夫してつくり出す「考える力」も必要になる。毎日のトレーニングがいやになることも
あるけれど「がまんする力」
「がんばる力」がなくてはならない。チームでやらないといけない
「仲良くする力」もなくてはなりません。お医者さんや弁護士になりたいと思ったら、これか
ら勉強を好きになって、中学校、高校、大学にもいかなくてはなりません。勉強をがんばって
いく人に必要な力は、
「学ぶ力」
「覚える力」そして「がんばる力」
。ゲームやテレビ、遊びたい
のを「がまんする力」も必要になってきます。実際になったら、
「ものを考える力」
「チームと
してほかの人と協力する力」が必要でしょう。
つまり、どの夢を達成しようとしても、この前頭前野の働きが必要なのです。前頭前野を生
き生きと元気にすることさえできれば、自分の夢をかなえることができると川島先生は、子ど
も達に力強く語ってくださいました。
≪どうすれば前頭前野を鍛えることができるか?≫
どうすれば前頭前野を鍛えることができるか?≫
濃くなっている所が、
濃くなっている所が、
活発に働いています。
① いやいや勉強している時でも、脳全体(「前頭前野」も)がよく
働く。
② 書く→書きながら漢字練習をすると、左右の「前頭前野」が働く。
③ 読書→「前頭前野」がたくさん働いている。
④ 音読→黙読でなく、声に出して読むと「前頭前野」が活発に働く。
⑤ 友達との話し合いや、
家の人とのコミュニケーションでよく働く。
*ゲームをしている時、脳はよ
ゲームをしている時、脳はよく働くが「前頭前野」は休んでいる状態。
く働くが「前頭前野」は休んでいる状態。ゲームは、
勉強の後、休憩をかねてすることが望ましいと言われています。
勉強の後、休憩をかねてすることが望ましいと言われています。
5年生中学校登校「ふれあいの日」の様子(
5年生中学校登校「ふれあいの日」の様子(12/
12/5 に実施)
「かわい音楽祭」での5年の合唱
「かわい音楽祭」での5年の合唱
中・小3名の教師による理科の授業
中学教師による社会の授業
中学教師による社会の授業
7~9年の人達は、歌をうたう時の声
もとても大きかったし、吹奏楽部の演奏
は、迫力があってすごいと思いました。
やっぱり、中学生は、小学生とちがって
レベルが高いなと思って感心しました。
また、聞きたいです。
(5年)
中 学 校のこと
を聞いたり、腕
相 撲 をしたり
して、楽しそう
に ふ れ合って
い る 姿があち
こ ち で見 られ
ました。
12/13 マラソン大会(3位までの入賞者の紹介)
【お知らせ】
清掃時間でのふれあい
今の自分がチェンジした方がいいと思
うことは、授業や給食、掃除、休み時間
を覚えて切りかえることだと思います。
なぜなら、小学校と中学校の時間割りが
ちがうからです。なるべく早くなれてい
きたいです。
(5年)
12 月 13 日(土)
好天に恵まれ、マラソン
大会がスタート。中学生
や保護者の伴走や応援
に応え、河合っ子の気合
を見せてくれた大会と
なりました。