集客できる ブログを運用する ための基礎知識 株式会社アラタナ http://www.aratana.jp/ 集客できるブログはSMです|ブログマーケティングの作法 突然、変な表題失礼しました。 が、重要な事ですので、説明します。 Sは、サブコンテンツで、Mはメインコンテンツです。 一般的なブログは、サイトトップ(メインコンテンツ)に来て頂いたお客様に、運営者が伝えたい情報を書いて伝える事 が目的だと思います。そこからユーザーを個々の情報ページ(サブコンテンツ)へ誘導します。 つまり、一般的なブログを見ているユーザーの一連の流れは、M(メイン)からS(サブ)なのです。 それに対して、集客できるブログの動きは逆で、S(サブ)から流入したユーザーをM(メイン)へ誘導していきます。 この点において、一般的なブログの運営方法と、集客を意識したブログの運営方法は少し変わります。 今ブログを運営している方は、ご自身のアクセスが多いブログを記事別に確認してみてください。上位のサイトほど、 集客効果のありそうなキーワードが、ブログタイトルに含まれていることが見てとれると思います。 この 2 つのブログの違いは、下図の様なイメージになります。 SM型が可能な集客できるブログは、記事を考える視点も逆になります。ユーザー目線で、ユーザーが探すであろうキ ーワードへの回答を書くことが重要になります。 POINT: SM型の集客できるブログは、ユーザーの検索ニーズに答えを出す事が大切です 2 サブページにアクセスを集める事例 SM型の集客できるブログを成功させるためには、サイトの見込み顧客になるユーザーが検索するワードを調査して、 検索ワードの答えとなるようなコンテンツを作成していくことが大切です。 例えば、下図右のブログは、「通販サイト 薬事法」というワードを意識してブログを作成しています。 自社サービスでネットショップ構築を行っており、薬事法を調べているユーザーは、ネットショップを運用しているか、ま たは構築を予定している見込客になります。 つまり、このページは見込客を誘導することに成功しています。 この記事により、1 週間で 200 アクセス(1 日 30 アクセス)ほど獲得できており、年間で 10,000 アクセス程度獲得できる 記事になります。 この様に、成功するブログ記事を大量に量産して、積み上げ式でサイトのアクセスを確保していくことがブログマーケ ティングの成功パターンです。 3 図:積み上げ式でアクセスを増やすイメージ 図:当社運営のブログサイトのオーガニック検索経由の流入数の増加 集めたアクセスを有効的に活用する方法 ブログマーケティングで集客できるユーザーは、サイトを知り、商品を知ろうとしている「調査段階」の場合が多々あり ます。このユーザーを購入するユーザーにするためには、動機形成が必要です。動機形成には時間が必要になりま す。ユーザーが購入段階になるまでの期間内に、忘れられないための工夫を行い、アクセスを有効活用しましょう。 コール to アクションを設計する 4 ブログマーケティングを行うには、集めたユーザーを「誘導させたい場所」が必要です。それを事前に設計しておきまし ょう。初回の工夫のみで、将来的な成果が大きく変わりますので、ぜひ実施してください。事例を以下に示します。 お試し商品やセール品を前面に打ち出す 競合優位性の高い商品を作って誘導することが比較的パターン化できる施策です。 また、ブログのカテゴリー毎にコール to アクションを設定することも可能ですので、有効活用してください。 ソーシャルアクションを促す ソーシャルアクションは、Facebook や Twitter に代表されるソーシャルメディアへの登録やシェアを促すだけではなく、 メルマガへの登録をゴールにするなど、購入段階まで成長していないモチベーションのユーザーの囲い込みも可能で す。 また、できればソーシャルアクションを促すボタンも下イメージの様に、誘導する工夫も大切です。 POINT: ソーシャルメディアの単独運用だけでなく、ブログセットで運用すると、よりソーシャルメディア上のアクション を自社のアクセス向上につなげる事が可能になります。 5 ネットショップの集客をブログで強化するための4つのステップ 「ブログはSEOに強い」という噂をよく耳にしませんか? たしかに、ブログはネットショップの集客に有効です。 しかし、単にブログを書けば集客できるわけではありません。 このページでは、実際に集客に繋がるためのブログ作成方法を、4 つのステップを通して説明したいと思います。 そのステップは、以下の通りです。 1.自社の検索トラフィックの得意、不得意の領域を確認する 2.カテゴリー強化する概念を理解する 3.カテゴリーワードを強化するために、カテゴリーページを強化する 4.ビックワードを強化する 1.自社の検索トラフィックの得意、不得意の領域を確認する まずは、ネットショップの検索トラフィックの「強い領域」と「弱い領域」の確認を行います。 そのためには、グーグルアナリティクス等で、検索ワードを調査することが必要です。 6 検索ワードを大きく 3 つの属性に分けると、それぞれ適正な割合に、バランス良く収まっている方が好ましいといえま す。 バランスが悪い領域(数値が小さくなってしまう箇所)が、ネットショップの検索トラフィックが弱い領域で、対策が必要 な箇所です。 そして、対策が必要な箇所はトップページ、カテゴリーページ、商品詳細ページのどのページを強化すべきなのか?と いう施策を行うべき場所を導き出してくれます。 まずは、平均的な割合と比べて、弱い部分を把握してください。 属性 対象ページ ブログとの親和性 ビックワード トップページ ○ ミドルワード カテゴリーページ ○ テールワード 商品詳細ページ × 具体的な施策 関連ワードの記事を増やしてビックワード のSEOを強化 カテゴリーの構造や、カテゴリーのタイトル 調整。カテゴリーのコンテンツを強化。 商品点数を増やす。商品詳細ページのタ イトルを調整。ページのコンンテツを改善。 表:キーワード属性とブログとの親和性 例えば、テールワードに関しては商品詳細ページの改善が重要で、ブログで強化させるには親和性はあまりありませ ん。一方、ミドルワードは、ブログで強化させるには有効的です。親和性の高いワードを盛り込み、トラフィックを理想的 な状態へ改善していきましょう。 7 2.カテゴリー強化する概念を理解する 検索トラフィックに強いサイトを決める優劣は「検索ユーザーにとって有益な情報を有しているかどうか?」にありま す。 例えば、「サプリメント」の情報を探している検索ユーザーに対して、上図左の様に販売情報だけを掲載したページと、 右の様にあらゆる気持ちに答えることのできる情報を掲載しているページでは、どちらがユーザーにとって有益なので しょうか? 多くのユーザーにとって、上図右のページの方が有益ですので、検索エンジンも右のページを評価する可能性が高ま ります。 また、有益なページの構造をネットショップに置き換えると、上図のイメージになります。 一般的なネットショップでは、「カテゴリートップのコンテンツを強化する」と「下層に配置される商品データを登録する」 と打ち手が無くなってしまうのですが、ブログ記事を関連付けると、打ち手を無制限に広げる事ができます。 8 3.カテゴリーワードを強化するために、カテゴリーページを強化する カテゴリーをブログで強化するには、下図の様に、「カテゴリーページ内」から「カテゴリーに関連する記事情報」にリン クをとる形式で構成します。 【販売だけのページ】 【あらゆる気持ちに答えるページ】 実現したい構造は、「2.カテゴリー強化する概念を理解する」で説明した通り、カテゴリーのワードで検索するユーザ ーの色んな気持ちに答える事ができる情報を掲載することです。 以下の様なタイトルの情報が掲載されていると、ユーザーにとってメリットがあるのではないかと思いますので、参考 テンプレートにして頂ければと思います。 ・ 【カテゴリー名】の選び方 ・ 【カテゴリー名】の基礎知識 ・ 【カテゴリー名】のオススメ関連記事まとめ ・ 【カテゴリー名】の新着ニュース ・ 【カテゴリー名】の活用事例 また、構造化を意識することも重要です。そのためには、ページの構造を検索エンジンに示すためにも使われる「パン くず」を工夫すると、更に効果的です。 カテゴリーページのパンくず : TOP ≫ カテゴリーワード 商品詳細ページのパンくず : TOP ≫ カテゴリーワード ≫ 商品名 ブログページのパンくず : TOP ≫ カテゴリーワード ≫ ブログ記事のタイトル 9 4.ビックワードを強化する ビックワードの強化は、基本的にはトップページにて行います。 構造化は、原則カテゴリーワードの強化と同じになりますが、ブログ記事を考える時に止まってしまう事がありますの で、ここでは記事を決める方法を考えていきたいと思います。 ブログ記事を検討するための簡単な手法としては、検索エンジンの関連ワードを活用する方法です。 例えば、「ECサイト」で検索した場合、以下の様な関連ワードが示されます。 まずは、上記の組合せワードに関する記事を作成していくのが方針になります。 ただ、競合が強い場合は、「ec サイト デザイン」などの、関連ワードの深堀を行います。 次に表示されるキーワードの組合せを表にして、ターゲットワードが含まれる記事タイトルを考えて行きます。 記事タイトルから考えて行くと、書くべき記事の内容も想像がつきやすくなりますので、お勧めです。 10 まとめ それでは、集客できるブログを運用するための基礎知識をまとめておさらいしましょう。 集客できるブログは SM サブコンテンツからメインコンテンツへ誘導しましょう。 ブログで集めたアクセスは CTA、セール、ソーシャルアクションにつなげましょう。 POINT: SM型の集客できるブログは、ユーザーの検索ニーズに答えを出す事が大切です POINT: ソーシャルメディアの単独運用だけでなく、ブログセットで運用すると、よりソーシャルメディア上のアクション を自社のアクセス向上につなげる事が可能になります。 ブログで集客を強化するための 4 つのステップ ①自社検索トラフィックの得意・不得意をチェック ビックワード、ミドルワードはブログとの親和性が高い理想的な検索トラフィックのグラフを目指しましょう。 ②カテゴリー強化の概念を理解する 商品に関連する記事を作成し、ロングテールを狙いましょう。 ③カテゴリーページを強化 関連記事につなげる導線を設けましょう。 ④ビックワードを強化 ビックワードの強化はトップページで実施しましょう。 ブログを作成する際は、検索エンジンの関連ワードをもとにブログの記事タイトルを考えましょう。 ここまで来ると、実際にブログを書ける準備は整いました。 集客を目指して、記事を作っていきましょう! アラタナも、24h という自社メディアでブログによる集客を実践しています。 ブログ運営の参考に、ぜひご一読ください。 11
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