コンサート概要

フランス人間国宝級バイオリニスト
フランス・ベルギー楽派正当継承者
ジェラール・プーレリサイタル
主催
鵬博藝術は 2011 年に設立されました。この年にロシアのピアニストの Konstantin Lifschitz の
四夜連続のバッハピアノリサイタル、ドイツのチェリストの Alban Gerhardt のバッハチェロリ
サイタル、フランスのバイオリニストの David Grimal のバッハバイオリンソナタリサイタル
等、合計 8 回のコンサートを開催し、台湾の古典音楽界から絶賛を受けました。
2012 年からは、台湾の聴衆にも世界で最も傑出したソロリストの演奏を届けたいとの考えか
ら、鵬博藝術はリサイタルと室内楽を中心に、国立コンサートホールでのコンサートを開始
しました。同年 7 月の Eldar Nebolsin を皮切りに、Abdel Rahman El Bacha、Andrei Gavrilov、
Alexander Kobrin、Konstantin Scherbakov といった、国際ピアノコンクールの最優秀賞受賞者 5
名によるピアニストの連続リサイタルも開催しました。
現在も鵬博藝術は、台湾の聴衆のために、1 ヶ月に1回の割合で最高グレードのコンサートを
開催しています。今後は Gérard Poulet、樫本大進、Artemis Quartet、Daniel Müller-Schott、Alexei
Lubimov 等の著名な音楽家のリサイタルも予定されております。
公演概要
日時
2014 年 3 月 29 日(土) 19:30 開演
曲目
フランシス・プーランク:ヴァイオリン・ソナタ Op.119
Francis Poulenc: Violin Sonata, Op. 119
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第 6 番 イ長調 Op. 30 No. 1
Ludwig van Beethoven: Violin Sonata No.6 in A major, Op.30 No.1
----途中休憩---セルゲイ・ラフマニノフ:ヴォカリーズ
Sergei Rachmaninoff : Vocalise
セルゲイ・ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 第 18 変奏
Sergei Rachmaninoff : Rhapsody on a Thema of Paganini (18th variation)
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第 7 番 ハ短調 Op. 30 No. 2
Ludwig van Beethoven: Violin Sonata No.7 in c minor, Op.30 No.2
出演
ヴァイオリン:ジェラール・プーレ(Gérard Poulet)
ピアノ:川島余里
料金
2,500 2,000 1,600
会場
台北国立コンサートホール
1,200 800(台湾元)
ジェラール・プーレ(ヴァイオリン)
Gérard Poulet, violin
指揮者とヴァイオリニストであったガストン・プー
レの息子で、天才と謳われた少年期を送る(父ガス
トンはドビュッシーのヴァイオリン・ソナタを作曲
家自身のピアノで 1917 年に初演した事で知られて
いる)。11 歳でパリ国立音楽院に入学し、2 年後に
は審査員全員一致の首席で卒業。18 歳の時には、
イタリアのジェノーヴァでのパガニーニ国際コン
クールで最優秀賞を受賞。
ジノ・フランチェスカッティ、ユーディ・メニュー
イン、ナタン・ミルシテイン、とりわけ彼の精神の
父となったヘンリク・シェリング等の巨匠達の教育
を受けながら、数々のコンサートに出演し、世界で
幅広くキャリアを積んだ。パリ管弦楽団、フランス国立管弦楽団、ストラスブール国
立管弦楽団、リール、ボルドー、RAI・トリノのオーケストラ、プラハラジオ交響楽団、
リェージュのフィルハーモニックオーケストラ、北京交響楽団、シュトゥットガルト
オーケストラ等の様々なオーケストラとも共演し、毎年行われるラジオフランス、オ
ルセー美術館、シャンゼリゼ劇場、プラド、ディヴォンヌ、ソー、ブザンソン、モン
テ・カルロ、モントルー等の名高い音楽フェスティバルや定期公演に出演している。
ドイツ、オーストリア、イタリア、スイス、日本、アメリカ、カナダ、チェコ、スロ
ヴァキア、中国、韓国、ブラジル、アルゼンチン、チュニジア等にも渡航し、国際的
なキャリアを築いた。そして数多くの国際コンクールの審査員にも招聘されている。
また偉大な教育者でもあり、長年教授を務めたパリ国立高等音楽院を 2003 年に退官
後も、パリ CNR 市立音楽院のソリストコースとエコール・ノルマル音楽院で教鞭を執
り、2005 年 4 月から 2009 年 3 月まで東京芸術大学の客員・招聘教授、2010 年 4 月か
らは昭和音楽大学の客員教授を務めている。ウィーンや北京の音楽院でも教授してい
る他、京都フランス音楽アカデミー、いしかわミュージック・アカデミーを始め世界
中でマスタークラスの授業を行っている。 1995 年フランス芸術文化勲章及び 1999 年
文化功労賞を受賞。
日本人ヴァイオリン奏者では、山田晃子、米元響子、佐藤俊介、川畠成道らが指導を
受けた。
川島余里(ピアノ)
東京生れ。3 歳よりピアノを始め、桐朋学園
で子どものための音楽教室に学ぶ。
東京芸術大学附属高校及び同大学作曲科卒
業、同大学院修了。
H.ピュイグ=ロジェ氏の指導と影響で、演奏家
になる志を立て 1989 年渡仏。
パリ国立地方音楽院にてピアノ科とピアノ
伴奏科のプルミエ・プリを取得。O.ギャルド
ン、G.ジョワ(デュティーユ夫人)に師事。
ピティナ第 1 回特級2台ピアノ部門で優勝、
イタリアのトラーニ国際ピアノコンクール
でファイナリスト。ラジオ・フランスで FM 生
放送の演奏。
ソロ、室内楽とレパートリーは幅広く、オー
ケストラとも数回共演している。
トップクラスのソリストから伴奏を依頼さ
れており、とりわけヴァイオリンの巨匠ジェ
ラール・プーレに最も信頼されるピアニストとなる。
パリのロン・ティボー・ヴァイオリン・コンクールの公式伴奏者。
パリ国立高等音楽院を始め、パリ市立音楽院、パリ第 1、第 10、第 16 区立音楽院、
パリ・エコール・ノルマル音楽院で伴奏者の勤務を経て、2005 年帰国、伴奏ピアニス
トとして第一線で活躍。
東京芸術大学弦楽科及び附属高校で伴奏助手を務めた後、現在は東京芸術大学と昭和
音楽大学でソルフェージュの講師。
2005 年吹田音楽コンクール作曲部門にて、ヴァイオリン・ソロの曲で第 1 位を受賞。