ジェラール・プーレ

Gérard POULET
音楽之友社創立 70 周年記念特別企画
フランス・ヴァイオリン界の至宝
ジェラール・プーレ
弾く&語る 恩師シェリングの思い出……貴重なお話と演奏の一夜
ドビュッシーと父ガストン・プーレの出会いや創作秘話、
2012
川島余里
ピアノ:
Yori KAWASHIMA
1/ 27
19:00 開演
音楽の友ホール
地下鉄東西線「神楽坂駅」1番出口下車すぐ
program
ブラームス:
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.100
J.Brahms : Sonate für Klavier und Violine Nr.2, Op.100
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
C.Debussy : Sonate pour violon et piano
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第 6 番イ長調 Op.30-1
L.v.Beethoven : Sonate für Klavier und Violine Nr.6, Op.30-1
サン =サーンス:
序奏とロンド・カプリチオーソ Op.28
C.Saint-Saëns : Introduction et Rondo capriccioso Op.28
入 場 料 :
¥ 3,000(全席自由)
お問い合わせ: 音楽之友社(出版部/楽譜)
tel: 03-3235-2135
http://www.ongakunotomo.co.jp
チケット発売:
写真:Mamoru Matsui
主催●株式会社 音楽之友社
イープラス
http://eplus.jp/
profile
ジェラール・プーレ(ヴァイオリン)
Gérard POULET
ジェラール・プーレは指揮者とヴァイオリニストであったガストン・プーレの息子で、 天才少年期を送る (父
ガストンはドビュッシーのヴァイオリン・ソナタを作曲家自身のピアノで 1917 年に初演したことで知られてい
る)。11歳でパリ国立音楽院に入学し、2 年後には審査員全員一致の首席で卒業。18 歳で、イタリアのパガニー
ニ国際コンクールで優勝。
ジーノ・フランチェスカッティ、ユーディ・メニューイン、ナタン・ミルシュテイン、とりわけ彼の精神の父となっ
たヘンリク・シェリング等の巨匠達の教育を受けながら、 コンサート活動をし、 キャリアを世界中に広めた。
パリ管弦楽団、 フランス国立管弦楽団、 ストラスブール国立管弦楽団、リール国立管弦楽団、 ボルドー管弦
楽団、 RAI トリノ交響楽団、 プラハ放送交響楽団、リェージュ・フィルハーモニー管弦楽団、 北京交響楽団、
シュトゥットガルト管弦楽団、 読売日本交響楽団、 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、 仙台フィルハー
モニー管弦楽団、 大阪シンフォニカー交響楽団と共演。 70 歳を超えた今も現役の演奏家としてコンサート活
写真:Mamoru Matsui
動を行っている。 そして各国の主要な国際コンクールの審査員に招聘されている。
また偉大な教育者でもあり、 長年教授を務めたパリ国立高等音楽院を 2003 年に退官後、 パリ市立 CNR
音楽院のソリストコースとエコール・ノルマル音楽院で教鞭を執り、 2005 年 4 月から 2009 年 3 月までは
東京芸術大学の客員・招聘教授を務める。2010 年 4 月からは昭和音楽大学の客員教授となり現在にいたる。
日本のヴァイオリン界のレベルアップに貢献しており、 複数の弟子が国内外のコンクールで優勝、 上位入賞
を果たす。 世界各地でマスタークラスを行い、 世界の主要な国際コンクールの審査員に招聘されている。 日
本では、 春や夏の音楽アカデミー (京都フランス音楽アカデミー、 いしかわミュージック・アカデミー、 軽井
沢国際音楽祭、北海道アップビート国際音楽セミナー中札内、河口湖音楽セミナー) 他、多数の音楽大学 (桐
朋、 国立、 沖縄県芸、 愛知県芸、 フェリス、 作陽、 洗足、 昭和など) に招かれている。
1995 年フランス芸術文化勲章及び 1999 年文化功労賞を受賞。
日本弦楽指導者協会、 日本フォーレ協会の名誉会員。
「ドビュッシー ヴァイオリン・ソナタ」「サン=サーンス 序奏とロンド・カプリチオーソ」 の楽譜を校訂
し音楽之友社より出版。
www.gerard-poulet.com
川島余里(ピアノ)
かわしま より
東京生まれ。 3 歳よりピアノを始め、 桐朋学園子供の為の音楽教室に学ぶ。 東京芸術大学附属高校及び
同大学作曲科卒業、 同大学院修了。 H. ピュイグ = ロジェ氏の指導と影響で、 演奏家になる志を立て 1989
年渡仏。 パリ国立地方音楽院にてピアノ科とピアノ伴奏科のプルミエ・プリを取得。 O. ギャルドン、 G. ジョワ
(デュティーユ夫人)に師事。ピティナ第1回特級2台ピアノ部門で優勝、イタリアのトラーニ国際ピアノコンクー
ルでファイナリスト。 ラジオ・フランスで FM 生放送の演奏。 ソロ、 室内楽とレパートリーは幅広く、 オーケス
トラとも数回共演している。 トップクラスのソリストから伴奏を依頼されており、 とりわけヴァイオリンの巨匠
ジェラール・プーレに最も信頼されるピアニストとなる。 パリのロン・ティボー国際音楽コンクール・ヴァイオ
写真:Mamoru Matsdui
リン部門公式伴奏者。 パリ国立高等音楽院を始め、 パリ市立 CNR 音楽院、 パリ第 1、 第 10、 第 16 区立
音楽院、 パリ・エコール・ノルマル音楽院で伴奏者の勤務を経て、 2005 年帰国、 伴奏ピアニストとして第
一線で活躍。 東京芸術大学弦楽科及び附属高校で伴奏助手を務めた後、 現在は東京芸術大学と昭和音楽大
学でソルフェージュ講師、 併せて昭和音楽大学では室内楽の講師も務める。 2005 年吹田音楽コンクール作
曲部門にて、ヴァイオリン・ソロの曲で第 1 位を受賞。
ドビュッシー ヴァイオリン・ソナタ
ジェラール・プーレ、川島余里 校訂
菊倍判・40 + 12 頁/¥2,730(本体¥2,600+ 税) ISBN978-4-276-47612-7
フランス出身の名ヴァイオリニスト、 ジェラール ・プーレの編集によるドビュッシー晩年の名作の楽譜。
編者の父ガストン・プーレはこの作品をドビュッシーのピアノ伴奏で初演したヴァイオリニストである。
本書はこの曲の演奏法を父から受け継いだ編者による 「ドビュッシー直伝」 の楽譜である。
初版のデュラン版を底本とし、 ジェラール ・プーレによるボウイングや運指を記載。 また、ドビュッシー
とガストンにまつわるエピソードやドビュッシーが語ったこの曲に対するイメージ、 ジェラールによる演奏
上のアドバイスなど、 解説で紹介。 この作品を理解するための多彩な情報を盛り込んでいる。
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