高周波工学試験装置冷却装置の更新作業 仕様書 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 核融合エネルギー研究開発部門 ITER プロジェクト部 那珂核融合研究所 RF 加熱開発グループ 第1章 一般事項 1.作業名称 高周波工学試験装置冷却装置の更新作業 2.目的 量子科学技術研究開発機構(以下「量研機構」という。)那珂核融合研究所では、 高周波工学試験装置を使用して ITER 用ジャイロトロンの開発・研究を行っている。し かし、ジャイロトロンの冷却に使用している冷却装置において、老朽化が原因と思わ れる動作不良が発生している。本仕様書において、冷却装置を更新し ITER 用ジャイロ トロンの開発・研究を支障なく進めることを目的とする。 3.作業範囲 高周波工学試験装置冷却装置 1 台の製作、据付け、調整に係るもの一式 4.納入(据付)場所及び納入条件 (1)納入(据付)場所 量研機構 那珂核融合研究所 JT-60 付属実験棟 (2)納入条件 据付調整後渡し 5.納期 平成 29 年 1 月 27 日 ただし、作業時期及び作業期間については、受注者と量研機構で打合せを行い、 JT-60 付属実験棟の実験及び作業スケジュールに影響の出ない日程を組むものとする。 6.支給物品及び貸与品 6.1 支給品 本作業に必要な電力(100V、200V)、及び冷却水は、可能な範囲において作業現場付近 にて支給する。 6.2 貸与品 なし。 7.提出書類 受注者は、下記の書類を指定期日までに量研機構に提出すること。また、確認が必要 なものは確認を得ること。 -1- 書類名 提出時期 部数 確認 (1)全体工程表 契約後速やかに 3部 要 (2)作業要領書 作業開始前 3部 要 (3)承認図 製作開始前 3部 要 (4)試験検査要領書 試験検査前 3部 要 (5)試験検査成績書 試験検査終了後 3部 不要 (6)完成図 納入時 3部 不要 (設計仕様書、配線図、外形図、取扱説明書等) (7)フロンガス破壊処理証明書 納入時 1部 不要 (8)作業日報 作業毎 1部 不要 (9)再委託承諾願 契約後速やかに 1部 要 随時 1部 要 ※下請負等がある場合に提出のこと。 (10)その他量研機構が要求する書類 (提出場所) 量研機構 那珂核融合研究所 ITER プロジェクト部 RF 加熱開発グループ (確認方法) 「確認」は次の方法で行う。 量研機構は、確認のために提出された図書を受領したときは、期限日を記載した受領 印を押印して返却する。また、当該期限までに審査を完了し、必要な場合には修正を指示 するものとし、修正等を指示しないときは確認したものとする。 「再委託承認願」は、量研機構確認後書面にて回答するものとする。 8.検収条件 本製作品の施工状態の確認、試験検査の合格、及び提出書類の内容の確認をもって検 収とする。 9.かし担保責任 検収後 1 年以内に設計、製作上のかしが発見された場合、無償にて速やかに改修、補 修又は交換を行うものとする。 10.品質管理 本製品の製作、据付けに係る全ての工程において、十分な品質管理を行うこと。 11.適用法規・規程等 本作業を遂行するに当たり、下記の法規・規程等を遵守すること。 -2- 11.1那珂核融合研究所内諸規程、規則等 (1)那珂核融合研究所安全衛生管理規則 (2)那珂核融合研究所防火管理規則 (3)那珂核融合研究所電気工作物保安規程・規則 (4)那珂核融合研究所事故対策規則、要領 (5)那珂核融合研究所リスクアセスメント実施要領 (6)その他、那珂核融合研究所内諸規程 11.2法規・規格等 (1)電気事業法 (2)労働基準法 (3)労働安全衛生法 (4)消防法 (5)日本工業規格(JIS) (6)電気設備技術基準 (7)電気学会電気規格調査会標準規格(JEC) (8)日本電気工業会標準規格(JEM) (9)日本電気協会電気技術規程(JEAC-8001) (10)日本電線工業会規格(JCS) (11)廃棄物の処理及び清掃に関する法律 (12)フロン排出規制法 (13)その他、受注業務に関し、適用又は準用すべき全ての適用法令・規格・基準 12.技術情報・成果の取扱い及び機密保持 受注者は、業務を実施することにより取得した当該業務及び作業に関する各データ、 技術情報、成果その他の全ての資料及び情報を、発表若しくは公開してはならない。また、 本業務遂行以外の目的で第三者に開示や提供してはならない。ただし、あらかじめ書面に より量研機構の承認を受けた場合はこの限りではない。 13.安全管理 (1)受注者は、作業計画に際し綿密かつ無理のない工程を組み、材料、労働安全対策等 の準備を行い、作業の安全確保を最優先としつつ、迅速な進捗を図るものとする。ま た、作業遂行上既設物の保護及び第三者への損害防止にも留意し、必要な措置を講ず るとともに、火災その他の事故防止に努めるものとする。 (2)受注者は、業務の実施に当たって各種届の提出等、必要な手続を行うこと。 (3)受注者は、業務の実施に当たって関係法令及び所内規程を遵守すること。また、量 -3- 研機構が安全確保の為の指示を行ったときは、その指示に従うこと。 (4)作業現場の安全衛生管理は、法令に従い受注者の責任において自主的に行うこと。 (5)受注者は、作業内容及び作業中の安全について、事前に量研機構と十分な打合せを 行った後、作業に着手すること。 (6)受注者は、作業現場の見やすい位置に、作業責任者名及び連絡先等を表示すること。 (7)作業中は、常に整理整頓を心掛ける等、安全及び衛生面に十分留意すること。 14.特記事項 (1)受注者は、量研機構が量子科学技術の研究・開発を行う機関であるため高い技術力 及び高い信頼性を社会的に求められていることを認識し、量研機構那珂核融合研究所 の規程等を遵守し安全性に配慮し業務を遂行し得る能力を有する者を従事させること。 (2)受注者は、異常事態等が発生した場合量研機構の指示に従い行動するものとする。 (3)受注者は、量研機構が伝染性の疾病(新型インフルエンザ等)に対する対策を目的 として行動計画等の対処方針を定めた場合は、これに協力するものとする。 15.グリーン購入法の推進 (1)本契約において、グリーン購入法(国等による環境物品等の調達の推進等に関する 法律)に適用する環境物品(事務用品、OA機器等)が発生する場合は、これを採用 するものとする。 (2)本仕様に定める提出図書(納入印刷物)については、グリーン購入法の基本方針に 定める「紙類」の基準を満たしたものであること。 16.協議 本仕様書に記載されている事項及び本仕様書に記載のない事項について疑義が生じた 場合は、量研機構と協議の上、その決定に従うものとする。 -4- 第2章 技術仕様 1.概要 既設ジャイロトロンキャビティ冷却用の冷却装置を撤去し、新規の冷却装置に更新す ると共に、取り合い部の配管・配線作業、電動バルブ中継盤の製作設置作業を実施するこ と。新規の冷却装置は現在の冷却装置と同等の性能を有するものとする。 2.冷却装置仕様 2.1更新前冷却装置仕様 (1)冷却能力:21500kcal/h (2)圧縮機:7.5kW (3)使用冷媒:R-22 13kg (4)ポンプ揚程:80m (5)出力:3.7kW (6)流量:6m3/h (7)水槽容量:150 リットル (8)使用液体:純水(1~2μS/cm 程度) (9)冷却方法:空冷 2.2新規冷却装置仕様 オリオン機械株式会社製 RKE7500B-V-SP 相当品。ただし、仕様の詳細は打合せにて決定 する。 (1)冷却能力:18.7kW 以上(詳細は打合せにて決定する。 ) (2)使用流量範囲:80~150L/min 程度(詳細は打合せにて決定する。) (3)制御精度:±0.1℃ (4)使用周囲温度範囲:-20~45℃ (5)使用温度範囲(液温):3~35℃ (6)受電電圧:三相 200V~220V±10% 50Hz/60Hz (7)冷凍用圧縮機出力:4.6kW (8)冷却器材質:SUS316(ブレージング:Cu) (9)圧送ポンプ出力:3.6kW 程度(インバータ駆動)(詳細は打合せにて決定する。 ) (10)ファンモータ出力:0.75kW(インバータ駆動) (11)使用冷媒:R410A (12)外形寸法(高さ×奥行×幅):1700mm×854mm×870mm 相当 (13)製品質量(水槽空時):400kg 相当 (14)使用液体:純水(1~2μS/cm 程度) -5- (15)装置を純水仕様とすること。 (16)リリーフ弁を設けること(設定圧力 1MPa)。 (17)外部からの起動、停止(送水開始、停止)ができること(無電圧接点、モーメン タリー)。 (18)運転状態、異常信号(一括)を外部に出力できること(無電圧接点)。 (19)装置の起動・停止に同期した、電動バルブ開閉信号、及び操作電源を出力するこ と。 (20)防風(日よけ)板を設けること。 (21)外装塗装膜厚を 30μm 以上とすること。 3.設置作業 3.1 設置場所 JT-60 付属実験棟 西側(屋外) 3.2 既設冷却装置の撤去 (1)既設冷却装置を撤去すること。 (2)撤去に当たり、内部のフロンガスを回収し破壊処理を行うこと。また、破壊処理証 明書を提出すること。 (3)撤去した冷却装置は量研機構が指定した場所(構内)に移動すること。 3.3 新規冷却装置の設置 既設冷却装置を撤去した場所に新規の冷却装置を設置すること。 3.4 電気配線の接続 (1)電源ケーブル ・冷却装置に接続できるように変換し接続すること。 ・既設ケーブル:38sq ケーブル M8 端子。 (2)信号ケーブル ・各入出力信号線を接続すること。 ・信号名:起動指令、起動アンサー、装置異常、電動バルブ開閉(既設電動バルブ の操作電圧は 100V)。 3.5 電動バルブ中継盤 (1)電動バルブの操作電源及び開閉信号を中継する盤を製作し、室内に設置すること。 (2)操作電源及び開閉信号は新設する冷却装置より受電(受信)すること。 (3)電動バルブまでの配線を行うこと。 -6- (4)盤面には、バルブの開閉表示を設けること。 3.6 配管の接続 (1)冷水配管の接続 ・既設配管を加工、又は変更して冷却装置と接続すること。 ・既設冷水側取合い:出口戻り共に 10K,40A フランジ(エスロン HT パイプ)。 (2)純水配管の接続 ・既設純水装置(屋内に設置)に通水できるように接続すること。 ・既設のブレードホースを新品と交換すること。 ・純水装置入口部に、新たに減圧弁(設定圧力 0.34MPa 以下)を設けること。 ・冷却装置冷水配管出口を分岐して、純水装置に配管すること。純水装置の戻り配 管は冷却装置のオーバーフロー管に戻すこと。 ・純水装置既設純水装置側取合い:ブレードホース(12×18)。 (3)既設配管の改造又は変更が必要な場合には、改造又は変更の作業を行うこと。 (4)屋外部の配管は保温材にて保温すること。 4.試験検査 冷却装置単体については、工場にて動作試験を実施すること。また、冷却装置設置後、 下記の試験検査を実施すること。 (1)外観検査 (2)各種動作試験 -7-
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