RPG100評価用ボード RPG100-TB(MB) ユーザーズマニュアル

HM-RAJ102-0407
RPG100評価用ボード
RPG100-TB(MB)
ユーザーズマニュアル
REV.02
(2004年7月1日改定)
http://www.fdk.co.jp
目
次
1.RPG100 評価用ボード(RPG100-TB(MB))の構成
2.各部の名称及び概要
2-1.RPG100 Vcc 電源供給パッド
2-2.RPG100 CLK_R 入力パッド
2-3.RPG100 CLK_T 外部入力パッド
2-4.RPG100 機能設定用スイッチ
2-5.RPG100 出力データバス
2-6.RPG100 CLK_T トリガ発生ボタン
3.使用方法
3-1.電源パッドへの接続について
3-2.ディップスイッチの設定について
3-3.RPG100 ランダムビット出力方法について
3-4.RPG100 16bit 乱数出力方法について
3-5.RPG100 動作状態データ出力方法について
3-6.RPG100 検定のスタート方法について
3-7.RPG100 検定状態データ出力方法について
3-8.RPG100 検定データ出力方法について
添付資料
RPG100-TB 回路図
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1.RPG100 評価用ボード(RPG100-TB(MB))の構成
この評価用ボードは、当社物理乱数生成器『RPG100』の機能評価を実施することを目的に製作されたボード
です。
RPG100-TB(MB)は、以下の構成となっています。
・ RPG100-TB(MB)
RPG100 評価用ボード
注)RPG100-TB は RPG100 が実装されておりますが、RPG100-MB は未実装となっており、別にご用意
して頂いた RPG100 を実装したのちに、評価して頂くことになります。
・ユーザーズマニュアル
本書です。
ボード外観
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2.各部の名称及び概要
RPG100
機能設定用
スイッチ
RPG100
Vcc 電源供給
パッド
RPG100
出力データバス
RPG100
CLK_R 入力
パッド
RPG100
CLK_T 外部
入力パッド
RPG100
CLK_T トリガ
発生ボタン
2-1.RPG100 Vcc 電源供給パッド
RPG100 の Vcc に供給する電源の供給パッドです。(Vcc=3.3V)。
2-2.RPG100 CLK_R 入力パッド
RPG100 のランダムビットを生成するために必要な、基準クロックの入力パッドです。
(CLK_R= 250KHz
TYP)
2-3.RPG100 CLK_T 外部入力パッド
RPG100 の 16bit 乱数を出力、もしくは検定状態・検定結果のデータを出力させるための外部トリガ入力
パッドです。
2-4.RPG100 機能設定用スイッチ
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RPG100 の動作条件を設定するためのディップスイッチです。
2-5.RPG100 出力データバス
RPG100 のランダムビット出力および 16bit 乱数もしくは動作状態・検定状態・検定結果データ出力用デ
ータバスです。
端子記号
内容
CP1
GND
CP2~CP17
RND_D(0)~RND_D(15)
機能
16bit 乱数もしくは動作状態・検定状
態・検定結果データ出力
CP18
GND
CP19
RNDS
CP20
GND
ランダムビット出力
2-6.RPG100 CLK_T トリガ発生ボタン
RPG100 の 16bit 乱数を出力、もしくは検定状態・検定結果データを出力させるためのトリガ発生ボタン
です。
3.使用方法
3-1.電源パッドへの接続について
RPG100-TB(MB)へ供給する電源は、Vcc および GND パッドに直接半田付けし接続して下さい。
電圧
接続部
GND
接続部
3-2.ディップスイッチの設定について
ディップスイッチ(以下 DSW)の機能は次の通りです。
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SW No.
機能
設定
1
A0
データバス出力用アドレス
OFF で”0”
2
A1
データバス出力用アドレス
OFF で”0”
3
PSV
パワーセーブ
ON でパワーセーブ
4
OE
データバス出力制御
OFF でデータバス出力モード
3-3.RPG100 ランダムビット出力方法について
DSW を PSV=「OFF」にし、CLK_R 入力パッドよりランダムビット生成クロックを入れて下さい。出
力データバス CP19 端子からランダムビットが出力されます。また、ランダムビット出力は、A0・A1・
OE の設定には影響されません。
(物理乱数生成器 RPG100 データシート 4 項、7-1 項参照)
注)PSV=「ON」にし、パワーセーブモードにしますとランダムビットは出力されません。
PSV=OFF
PSV=ON
ランダムビットが出力されます。
ランダムビットは出力されません。
例)ランダムビット出力のタイミング
C LK _R
B IT1
RNDS
B IT0
0
1
0
0
1
1
0
3-4.RPG100 16bit 乱数出力方法について
RPG100 は、CLK_R に同期して生成されるランダムビットを、16bit 乱数として保持(16bit×32)する
機能があります。
DSW の A0、A1、PSV、OE をすべて「OFF」にして下さい。CLK_T トリガ発生ボタンを押す毎に、出
力データバスの CP2~CP17 から保持されている 16bit 乱数が出力されます。
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(物理乱数生成器 RPG100 データシート 4 項、7-2 項参照)
また、CLK_T 外部入力パッドからトリガ(矩形波)を入力することにより、CLK_T トリガ発生ボタン
と同様の動作を実現することが可能です。
注)OE=「ON」にしますとデータバスがハイインピーダンスとなり、16bit 乱数は出力されません。
OE=OFF
OE=ON
16bit 乱数が出力されます。
16bit 乱数は出力されません。
3-5.RPG100 動作状態データ出力方法について
DSW を A0=「ON」、A1=PSV=OE=「OFF」に設定することにより、乱数保持数や乱数保持の有無、検
定状態等の動作状態を確認することができます。
動作状態データは、DSW の設定のみで出力され CLK_T へのトリガは必要ありません。
(物理乱数生成器 RPG100 データシート 4 項、5-2 項参照)
動作状態データが出力されます。
3-6.RPG100 検定のスタート方法について
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RPG100 が生成する乱数の検定状態や検定結果の確認を行うには、予め RPG100 内部の検定をスタート
させる必要があります。
検定は、DSW を A0=「OFF」、A1=「ON」、PSV=OE=「OFF」に設定し、CLK_T トリガ発生ボタンを
一度押すことによりスタートします。
(物理乱数生成器 RPG100 データシート 7-3 項参照)
また、CLK_T 外部入力パッドからトリガ(矩形波)を入力することにより、CLK_T トリガ発生ボタン
と同様の動作を実現することが可能です。
検定スタートが実行可能となります。
3-7.RPG100 検定状態データ出力方法について
DSW を A0=「OFF」、A1=「ON」、PSV=OE=「OFF」に設定し、CLK_T トリガ発生ボタンを押す度毎
に、検定用ランダムビット範囲や検定状態等の検定状態を確認することができます。
(物理乱数生成器 RPG100 データシート 4 項、5-3 項、7-4 項参照)
また、CLK_T 外部入力パッドからトリガ(矩形波)を入力することにより、CLK_T トリガ発生ボタン
と同様の動作を実現することが可能です。
検定状態データが出力可能となります。
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3-8.RPG100 検定データ出力方法について
DSW を A0=A1=「ON」、PSV=OE=「OFF」に設定し、CLK_T トリガ発生ボタンを押す度毎に、検定
結果のデータを確認することができます。
(物理乱数生成器 RPG100 データシート 4 項、5-4 項、7-4 項参照)
また、CLK_T 外部入力パッドからトリガ(矩形波)を入力することにより、CLK_T トリガ発生ボタン
と同様の動作を実現することが可能です。
検定データが出力可能となります。
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