G r e e n R o o f S t or y

Green Roof Story
屋上緑化システム
2013
田島ルーフィングの屋上緑化には、
数多くの歩みがあります。
増え続けるビル、
減り続ける緑に、
環境問題が騒がれる、
今。
その対策が様々に論じられ、
利便性、
機能性が人々の生活を豊かにすると
考えていた時代から、
癒しとゆとりを求める暮らしへ変わろうとしています。
田島ルーフィングは「人・街・緑の共生」
をテーマに長年、
屋上緑化の研究を続けてきました。
人々の暮らしが本当の豊かさに近づくために、
その技術が、
今、
実を結ぼうとしています。
1998
2002
2004
1990
1994
1919
1
●東京・三河島に応用化学研究所を創業
アスファルトルーフィングの国産化に成功
製品ブランド
「三星」
と定める
●管理型緑化システム
GウェイブFD-L発売
●田島ビル完成
宮城工場がISO9002の認定を受ける
●省管理型緑化システム
Gウェイブ・エコム発売
●緑化事業会社
(株)
ゼフュルス設立
●
(株)
ゼフュルスから
田島緑化
(株)
へ社名変更
●多機能型緑化システム
FD-LP発売
2006
2008
2009
2013
●セミインテンシブ型緑化システム
FD-GCP発売
(現 FD-LE)
●第5回屋上特殊緑化技術コンクールにて
「彩の葉ファクトリーガーデン」
日本経済新聞社賞受賞
●大手町・丸の内・有楽町地区屋上緑化アイデア提案競技にて
「フローラルストリーム」最優秀賞受賞
●薄層芝生緑化システム
FD-TS発売
(現 FD-LS)
●田島ルーフィング
(株)
田島緑化
(株)
統合・合併
Gウェイブシステムリニューアル
CONTENTS
PROLOGUE
屋上緑化による環境保護と社会への貢献・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
屋上緑化を支える安全で安心できる確かな技術・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
CHAPTER 1
信頼性と実績(施工事例集)
Gウェイブ施工事例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
CHAPTER 2
屋根屋上緑化システム FD-L
FD-Lシステム概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
FD-LP仕様表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
FD-LE仕様表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17
FD-LS仕様表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19
FD-Lシステム施工手順・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21
屋上緑化システム対応防水仕様一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22
CHAPTER 3
屋上緑化に関する技術と知識
保水・排水・通気・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24
荷重と日傘効果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25
耐風圧性能・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26
耐根性能・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27
防水層と防水保護層・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28
排水口と排水計画・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・29
Q&A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30
CHAPTER 4
部材/ディテール
Gウェイブ使用部材一覧表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34
Gウェイブ専用部材・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35
Gウェイブ関連部材・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36
Gウェイブディテール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38
2
屋
上
緑
化
に
よ
環境保護と
社会への貢献
る
環境改善から建築物の保護、省エネルギーまで、屋上緑
化によるメリットは多様です。自然環境や経済をはじめ、
様々な方面から人々の暮らしへ豊かさを与えます。
心理面に促す癒しの効果
緑という自然の色には、人の心を癒す効果があると言われて
います。ストレスを感じやすい都市生活者にとって、景観の
向上が与えるやすらぎは一種の清涼剤。屋上緑化は、数値
では表せない心理面への効果も持ち合わせています。また、
環境にやさしい施設として企業や団体のイメージアップ効果
が期待できます。
省エネルギーを実践する
遮熱効果
屋上緑化によるクールダウン効果で、夏季の冷房費節約に
役立ちます。特に恩恵を受けるのが屋上直下のフロア。省エ
ネルギーの効果が期待できます。
保護層としての機能が
建物の耐久性を向上
たとえば夏場の露出した屋上面では昼と夜で30℃以上も温度差
が生じるなど、コンクリートの膨張・収縮によって建物の劣化を招
きます。屋上緑化は、緑化された部分が保護層として機能し、劣化
を軽減する効果を生み出します。紫外線を遮断するため建物の耐
久性が向上し、ライフサイクルコストの削減にも役立ちます。
3
ヒートアイランド現象の抑制
現在、日本の都市部では、郊外に比べて気温が高くなる「ヒートアイランド
現象」が深刻化しています。アスファルトやコンクリートによる熱の蓄積、
そして自動車や空調機からの排熱などが主な原因として考えられ、温暖化
という地球レベルでの環境問題とからみ合っている現象です。このヒート
アイランド現象の緩和のために現在、都市部に建ち並ぶビルの屋上を“緑
化”する事業が推進されています。緑化された屋上から水分が蒸発するこ
とで、地表の熱が奪われ冷却効果をもたらします。同時に、夏季の建物内
のクールダウンにもつながり、冷房費の削減にも効果を発揮します。
人々の環境への意識・興味の向上
屋上緑化は、次世代型環境づくりへの積極的なアプローチとして
注目を集めている話題の1つ。オフィスビルや集合住宅、店舗な
ど、人々の生活に関わる建築物に緑化を施すことにより、自然を
より身近なものにし、人々が環境について考える機会を作ること
に貢献します。
在来スペースの有効利用による
経済的寄与
屋上という在来オープンスペースに植物を植えることで、新たな価
値を持つ新空間が創造できます。条例による緑化の義務付けなど
に対応するだけでなく、憩いや癒しの場として積極的に利用するこ
とで、新たな経済活動の場となる可能性を秘めています。
雨水の一時貯留で水害を防止
土が少なくコンクリートやアスファルト面の多い都市部では、雨
水の急激な流出による洪水が問題視されています。集中豪雨で地
下街などに雨水が浸入する水害が代表的な例です。屋上緑化は、
鉢植えの花木に水を与えるとしばらくして底の鉢穴から水が流れ
出てくる現象と同じ原理で、雨水をいったん取り込み、集中的な
排水を抑える効果を生み出します。
4
屋 上 緑 化 を 支 え る
安全で安心できる
確かな技術
建物を植物の根から守る耐根システムや植栽の育成に必
要な保水・排水・通気システム。さらに屋上における風の
圧力を考慮した、確かな技術がここにあります。
植物の根から建物を守る高い耐根性能
植物の根は驚くほど強く、コンクリートのひび割れや目地から防水層に侵入・貫通して漏
水事故を引き起こすこともあります。そのため、屋上緑化にはあらゆる場合を想定した確
かな性能を持つ耐根層が必須です。耐根シート「ルートガードD」は、寸法安定性に優れ、
長期に渡る根の侵入を防止することが可能です。耐水性にも優れており、植物の根に対
する高い抵抗性を備えながら、経年後も安定した効果を期待できる耐根シートです。
アスファルト防水層は、
根が貫通して漏水事故に至る可能性がありますので、
屋上緑化を行う際には耐根シート
「ルート
ガードD」
が必須となります。
従って、
耐根性能のない保護コンクリートにも
「ルートガードD」
を設ける必要があります。
安心の二重耐根システム(FD-LP仕様)
G-WAVEは、耐根層「ルートガードD」
と耐根補助層「FDフィルム」の2種
類を設けて根の進行をブロックする二重耐根システムを採用しています。
耐根補助層は、植物の根を滑らせて、根が防水層に向かうことを防ぐこと
で、
より確実に植物の根をブロックすることで防水層を護ります。
○
FDフィルム
耐根層
防水層
二 重の耐 根シートがあれ
ば、防水層をしっかりガード
できます。
×
防水層
耐根シートがない場合は、
植物の根が防水層を突き
抜けてコンクリート躯体にま
で到達することがあります。
ルートガードD
(自着型耐根シート)
FDフィルム
(耐根補助フィルム)
保水・排水・通気機能を高める立体構造のFDドレイン
FDドレインは表面の凹部で保水し、オーバーフローした余分な水が
■掘り起こし調査後の保水・排水・通気パネル劣化度比較
下に排水されます。
さらにドレイン下層の空隙部が通気層の役割を
果たし、植物に必要な水と空気を根に供給します。この保水排水パ
ネルが根の力で破損するようでは、排水阻害などを引き起こし、植
物の健全な生育を維持することができません。高強度の立体構造
FDドレインは、長期間にわたり保水・排水・通気性能を継続します。
FDドレインの場合
5
発泡ポリスチレン製保水排水パネルの場合
風から緑を守る確かな耐風圧性能
薄層緑化システムは、薄くて軽いのが最大の特長。
しかし薄くて軽いということは風に飛ばされる可能性も高くなるということです。
台風の通り道にもなる日本では、しっかりとした耐風対策を行うことが必要となります。
風圧力
3,000~5,000N/㎡
「Gウェイブ」の耐風圧性能は
十分な安全率を有しています
両面粘着材「エコムテープ20」による接着固定工法を採用し、
躯体を傷付けることなく薄層緑化システムを固定することが可
FDワッシャー
能です。
「エコムテープ20」はブチルゴム製で、長期的に約20N/
エコムネット50
㎠(40℃温水浸漬3年)の接着強度を保持する両面接着テープ
FDマルチ
です。沖縄(基準風速:46m/s・建物高さ:18m・地表面粗度区
分:Ⅱ)を想定した耐風圧計算に於いても安全率が約150%であ
FDコーン
ることから、充分な固定強度を有していることがわかります。
土壌の飛散防止策
FDマルチは、土壌表面を露出することなく覆うことで土壌の飛
FDフィルター
力
接着 エコムテープ
H/
/㎡
インL
FDドレ 0,000N
1
FDドレインLH
エコムテープ20
散を防止するマルチング用火山砂利です。また、エコムネット
は、風で転がるFDマルチ等を抑える風飛び防止ネットです。
耐根シート
ルートガードD
6
1
Chapter
信頼性と実績 屋上緑化にいち早く取り組んだ
田島ルーフィングが誇る数々の施工例。
環境・条件を問わず、さまざまなニーズに対応し、
効果をあげています。
7
多彩な植物が演出する
公共施設
意匠性豊かなルーフガーデン
植栽する植物を問わない「Gウェイブ」は、
様々な屋上の条件にフレキシブルに対応
する緑化システムです。防水層から植栽まで、総合的に考える田島ルーフィング
ならではのシステムが、安全かつ、美しい屋上を創ります。
施 工 事 例
山形県 福祉施設
FD-LPシステム
埼玉県 福祉施設
FD-LEシステム
福島県 公共施設
FD-LEシステム
大阪府 医療施設
FD-LEシステム
8
教育施設
埼玉県 教育施設
FD-LPシステム
京都府 教育施設
FD-LPシステム
宮城県 教育施設
FD-LEシステム
9
北海道 教育施設
FD-LEシステム
オフィス
施 工 事 例
東京都 オフィスビル
FD-LEシステム
大阪府 オフィスビル
FD-LEシステム
東京都 オフィスビル
FD-LPシステム
10
商業施設
東京都 商業施設
FD-LSシステム
栃木県 一般住宅
FD-LPシステム
東京都 商業施設
FD-LPシステム
11
東京都 商業施設
FD-LPシステム
工場
施 工 事 例
愛知県 工場施設
FD-LEシステム
埼玉県 工場施設
FD-LEシステム
「太陽光発電との組み合わせ」
太陽の恩恵をもっとも受ける屋上は、太陽光発電を効率的に行うための受光パネル設置場所に最
適です。Gウェイブなら、様々なタイプのパネルとの組み合わせについて、最適な納まりがご提案
茨城県 工場施設
FD-LEシステム
できます。屋上緑化による省エネと太陽光発電による創エネは、
「建物の傘」
という機能が主であ
る屋上を、新しいフィールドに生まれ変わらせます。
12
2
Chapter
屋 上・屋根緑化システム
「F D - L 」シリーズ
田島ルーフィング独自の緑化システムを用いた「FD-L」シリーズ。
庭園型システム「FD-LP」と薄層草花システム「FD-LE」、
薄層芝生システム「FD-LS」の3タイプをラインナップ。
環境条件や目的に合わせた屋上・屋根緑化を幅広く可能にしています。
13
あらゆる屋上緑化に対応する緑化システム「FD-L」シリーズ
植栽や用途に合わせて3つの仕様から選べます
一体型の植栽基盤FDドレインを用いた田島ルーフィング独自の屋上緑化システム「FD-L」シリーズは、様々な建物や環境
条件、屋上の利用目的に合わせた屋上緑化シーンを実現します。中低木から草花、芝生まであらゆる植物が植栽可能な
庭園型システムの「FD-LP」と、草花やセダム、芝生等の植栽が可能な薄層草花システム「FD-LE」、芝生専用の薄層芝生
システム「FD-LS」の3つの仕様からお選びいただけます。
樹木タイプ
草花タイプ
中低木
芝
草花
常緑キリン
セダム
中低木類
芝生
地被植物
常緑キリンソウ
セダム
庭園型システム
重
FD-LP
P15参照
200kg
中低木
芝
草花
草花
芝
常緑キリン セダム
常緑キリン セダム
160kg
重 量
薄層草花システム
FD-LE
P17参照
120kg
60kg
薄層芝生システム
FD-LS
軽
50kg
P19参照
芝
※人工軽量土壌
(比重0.8)
を採用した場合。
14
屋上緑化システム(庭園型)
FD-LP
田島ルーフィングの屋上緑化システム「Gウェイブ」の基本仕様です。
保水・排水・通気の機能を備えるFDドレインを中核に、屋上緑化に必要な機能を組み合わせてシステム化しました。
芝生広場、和風庭園、屋上菜園など、様々な屋上緑化に対応する庭園型の緑化システムです。
■施工例
FD-LP
DOパイプ
6
3
1
防水層
4
5
2
耐根層
ルートガードD
(自着型耐根シート)
①FDフィルム
②FDマット
③FDドレインLN
④ホワイトローム
⑤FDフィルター
⑥人工軽量土壌
(別途)
押えコンクリート仕上げの場合は、押えコンクリートが保護層となるため、保護マットを省略することが可能です。
(FD-LP押えコン仕様)
人工軽量土壌(別途)
FDフィルター
ホワイトローム
FDドレインLN
FDフィルム
押えコンクリート
ルートガードD
防水層
押えコンクリート
5
DOパイプ
1
防水層
2
3
中低木
芝
草花
4
機能
ルートガードテープ
ルートガードD
(自着型耐根シート)
15
植栽
パネル 2重耐根 保水空間
①FDフィルム
②FDドレインLN
③ホワイトローム
④FDフィルター
⑤人工軽量土壌
(別途)
常緑キリン セダム
屋上緑化システム(庭園型)
FD-LP
仕様番号
植 栽
中低木
機 能
芝
草花
常緑キリン セダム
パネル 2重耐根 保 護 保水空間
システムイメージ図
土 壌
(別途)
人工軽量土壌
土壌流出防止フィルター
FDフィルター
保水空間維持パーライト
ホワイトローム
緑化システム 保水・排水・通気パネル
FDドレインLN
防水保護マット
FDマット
耐根補助フィルム
FDフィルム
植栽見切材
(別途)
耐根層
緑化システム〈FD L-P〉
人工軽量土壌
(別途)
FDフィルター
ホワイトローム
FDドレインLN
FDマット
FDフィルム
ルートガードD
防水層
GRC製見切材、
レンガ、
コンクリート、
ブロックなど
自着層付耐根シート
ルートガードD(ラップ部:ルートガードテープ貼り)
耐根層込み
JPX-935RD、PX-935RD
断熱アスファルト防水(押え)
(押え)
推奨防水 アスファルト防水
仕様例
アスファルト断熱露出防水
*ルートガードDは防水層の上貼付とします
JPX-935D、PX-935D
JPX-935GD・BC、PX-936GD・BC
アスファルト露出防水
JPX-935D・BC、PX-935D・BC
植付植物
(例)
中低木・芝・草花など
初期緑被率
植付植栽による
マルチング
(オプション)
必要/灌水コントローラー、灌水ホース
適用勾配
1/100~1/50
適用部位
屋上、バルコニー、人工地盤
重量
(kg/㎡)
[湿潤時]
FDマルチ
(赤)
(15)
(15)
軽量土壌
(別途)
300 ~
240 ~
植栽基盤
26.1
11.5
耐根シート
1.0
1.0
システム総計
327.1 ~
252.5 ~
※比重0.8
自動灌水
厚み
(㎜)
(オプション別途)
・防水層は別途必要です。 ・植栽内を歩行する場合には敷石や、
ウッドデッキ等の設置をご検討ください。 ・引渡後、定期的にメンテナンスを行ってください。
・北海道・東北
(北部)
、
九州
(南部)
、離島は割増運賃が発生しますので別途お問合せください。 ・植栽以外の仕上は別途ご検討願います。
・人工軽量土壌、
自動灌水システム、GRC製見切材については田島緑化工事
(株)
にお問い合わせください。
16
薄層緑化システム
FD-LE
土壌厚50~150㎜に対応する薄層緑化システム。
システムを下地にしっかり固定し、さらにマルチング材や防風ネットで土壌の飛散を抑制する耐風仕様です。
様々なグランドカバープランツ
(地被植物)が植栽可能で、
工場の屋根や既存建物の改修など、荷重を抑えたい箇所の屋上緑化に最適です。
FD-LE
8
7
6
5
防水層
1
3
2
4
①エコムテープ20
②FDドレインLH
③FDコーン
④FDフィルター
⑤人工軽量土壌
(別途)
⑥FDマルチ
(赤)
⑦エコムネット50M/FDワッシャー留め
⑧草花など
ルートガードガードD
(自着型耐根シート)
風の影響が少ないと思われる場所には、防風ネットを省略することが可能です。
(FD-LE ネットなし仕様)
草花など
(別途)
FDマルチ
(赤)
人工軽量土壌
(別途)
FDフィルター
FDドレインLN
エコムテープ20
防水層
植栽
6
5
防水層
1
2
3
4
ルートガードガードD
(自着型耐根シート)
17
機能
芝
草花
パネル 耐 風
①エコムテープ20
②FDドレインLN
③FDフィルター
④人工軽量土壌
(別途)
⑤FDマルチ
(赤)
⑥草花など
(別途)
常緑キリン セダム
薄層緑化システム
FD-LE
仕様番号
植 裁
芝
機 能
草花
常緑キリン セダム
パネル 耐 風 ネット
システムイメージ図
植栽
(別途)
草花など
防風ネット
エコムネット50M/FDワッシャー留め
マルチング
FDマルチ
(赤)
厚15㎜
(別途)
緑化システム 人工軽量土壌
人工軽量土壌 厚50㎜~150㎜ ※土厚は植付品種による
土壌流出防止フィルター
FDフィルター
保水・排水・通気パネル
FDドレインLH + FDコーン
両面粘着テープ
エコムテープ20
FDウォール100R※、
GRC製見切材、
レンガ、
コンクリートブロック、現場打コンクリートなど
植裁見切材
(別途)
※FDアングル30Lが必要です。
自着層付耐根シート
耐根層
緑化システム〈FD‐LE〉
FDワッシャー
草花など
(別途)
エコムネット50M
FDマルチ
(赤)
人工軽量土壌
(別途)
FDフィルター
FDコーン
FDドレインLH
エコムテープ20
ルートガードD
防水層
ルートガードD(ラップ部:ルートガードテープ貼り)
下地処理
●押えコンクリート面:水性プライマーAS ●砂付ルーフィング面:
リベース
耐根層込み
推奨防水
仕様例
断熱アスファルト防水(押え)
JPX-935R+押えコンクリート+エコムガード、PX-935R+押えコンクリート+エコムガード
アスファルト防水
(押え)
JPX-935+押えコンクリート+エコムガード、PX-935+押えコンクリート+エコムガード
アスファルト断熱露出防水
JPX-935GE、PX-935GE
アスファルト露出防水
JPX-935E、PX-935E
植付植物
ナデシコ、
タイム、
シバザクラなど 草花
初期緑被率
植付植物による
自動灌水
必要/灌水コントローラー、灌水ホース
※猛暑日が続いた場合は点滴式灌水と並行して散水を行ってください。
(気温の高い日中は避け、早朝・夕方頃に散水してください)
厚み
(㎜)
重量
(kg/㎡)
[湿潤時]
マルチング
15
軽量土壌
(別途)
100~150
植栽基盤
21.4
5.5
0.6
0.7
※比重0.8
適用勾配
押え:1/100~1/50 露出:1/50~1/20
耐根シート
適用部位
屋上、バルコニー、人工地盤
システム総計
137.0~187.0
15
80~120
101.2~141.2
・防水層は別途必要です。 ・寒冷地での取扱は、別途ご相談ください。
・植栽内を歩行する場合には敷石や、
ウッドデッキ等の設置をご検討ください。 ・引渡後、
定期的にメンテナンスを行ってください。
・北海道・東北
(北部)
、
九州
(南部)
、離島は割増運賃が発生しますので別途お問合せください。 ・植栽以外の仕上は別途ご検討願います。
・人工軽量土壌、
自動灌水システムについては田島緑化工事
(株)
にお問い合わせください。
18
薄層芝生システム
FD-LS
土壌厚20㎜の超薄層芝生緑化システム。
保水性能の高い芝生用マットを採用し、土壌厚を20㎜まで抑え、超薄層システムを可能にしました。
また、エコムテープの高い接着能力で、薄層緑化に必要な耐風対策を万全に施しています。
軽量に芝生緑化を仕上げたい場合にご採用ください。
■施工例
FD-LS
6
5
防水層
2
1
3
4
①エコムテープ20
②FDドレインLH
③FDコーンH20
④FD芝生用マット/FDワッシャー留め
⑤人工軽量土壌
(別途)
⑥コウライ芝
(別途)
ルートガードD
(自着型耐根シート)
風が強い場所、季節に施工する場合は、芝生の活着を促すためにネットを取付けることも可能です。
(FD-LS ネット仕様)
FDワッシャー
エコムネット50M
芝生
(別途)
人工軽量土壌
(別途)
FD芝生用マット
FDコーンH60
FDドレインLH
エコムテープ20
ルートガードD
防水層
FDコーン
H20
植栽
8
4
防水層
5
1
2
7
機能
パネル 耐 風 ネット
3
ルートガードD
(自着型耐根シート)
19
6
芝生
①エコムテープ20
②FDドレインLH
③FDコーンH20
④FDコーンH60
⑤FD芝生用マット/FDワッシャー留め
⑥人工軽量土壌 20㎜
(別途)
⑦コウライ芝
(別途)
⑧エコムネット50M/FDワッシャー留め
薄層芝生システム
FD-LS
仕様番号
植 栽
芝生
機 能
パネル 耐 風
システムイメージ図
植栽
(別途)
芝生
人工軽量土壌
(別途)
人工軽量土壌 20㎜
保水マット
FD芝生用マット/FDワッシャー留め
緑化システム 保水・排水・通気パネル
FDドレインLH + FDコーンH20
エコムテープ20
両面粘着テープ
植栽見切材
(別途)
耐根層
緑化システム〈FD L-S〉
FDワッシャー
芝生
(別途)
人工軽量土壌
(別途)
FD芝生用マット
FDコーンH20
FDドレインLH
エコムテープ20
ルートガードD
防水層
FDウォール100R + FDアングル30L
自着層付耐根シート
ルートガードD(ラップ部:ルートガードテープ貼り)
●押えコンクリート面:水性プライマーAS
●砂付ルーフィング面:
リベース
下地処理
耐根層込み
断熱アスファルト防水(押え)
JPX-935RD+押えコンクリート、PX-935RD+押えコンクリート
(押え)
推奨防水 アスファルト防水
仕様例
アスファルト断熱露出防水
JPX-935D+押えコンクリート、PX-935D+押えコンクリート
JPX-935GD、PX-936GD
アスファルト露出防水
JPX-935D、PX-935D
植付植物
芝生
(標準:コウライ芝)
初期緑被率
100%
自動灌水
必要/ 灌水コントローラー、灌水ホース
※猛暑日が続いた場合は点滴式灌水と並行して散水を行ってください。
(気温の高い日中は避け、早朝・夕方頃に散水してください)
適用勾配
押え:1/100~1/50 露出:1/50~1/20
(1/10~3/10勾配屋根の場合は別途ご相談ください)
適用部位
屋上、バルコニー、人工地盤、勾配屋根
(要ズレ止め対策)
厚み
(㎜)
重量
(kg/㎡)
[湿潤時]
芝生
(別途)
25
12.5
軽量土壌
(別途)
20
16
※比重0.8
緑化システム
40.6
耐根シート
1.0
システム総計
86.6
FD-LS
FD-LS・H
19.7
19.8
1.0
FD-LS
FD-LS・H
49.2
49.3
・防水層は別途必要です。 ・寒冷地での取扱は、別途ご相談ください。
・植栽内を歩行する場合には敷石や、
ウッドデッキ等の設置をご検討ください。 ・引渡後、
定期的にメンテナンスを行ってください。 ・北海道・東北
(北部)
、
九州
(南部)
、離島は割増運賃が発生しますので別途お問合せください。
・植栽以外の仕上は別途ご検討願います。
・FD-LSネット仕様は、芝生が根付くまでの飛散防止対策としてエコムネット50MとFDワッシャーでFDコーンH60に固定します。
※灌水装置は必ず設置してください。給水が確保できない場所には設置しないでください。 ・人工軽量土壌、
自動灌水システムは田島緑化工事
(株)
にお問い合わせください。
20
■FD-Lシステム 施工手順
1 ルートガードD: 耐根層
植 物 の 根が 防 水
層に侵 入すること
を防ぐ自着層付耐
根 シ ート 、ル ート
ガードDを敷設。
2 FDフィルム: 耐根層
3 FDマット: 保護層
「 耐 根 層 は必 ず 2
層 に 」と の 考 え
で 、耐 根 補 助とし
て F D フィル ム を
使 用 。立 上りまで
敷設。
この 段 階 で 作 業
面にかかる衝撃に
対して 、防 水 層 、
耐 根 層をしっかり
と保護。
6 FDフィルター:客土流出防止層
客土が降雨水など
により流 出 するこ
との な い よう、植
栽 部 全 面( 立 上り
まで)
に敷設。
FD-Lシステム完成。
土壌から植栽までの主な手順
7 客土層: 土壌(別途)
8 植栽(別途)
4 FDドレインLN:保水・排水・通気層
1 枚 で 保 水 、排
水、通気機能を持
つ成 型パネル。客
土へ常に新 鮮な
水と空気を供給。
5 ホワイトローム敷き
21
客土を入れた後で
もF DドレインL N
上面の保水空間
が埋まることなく、
保水性をキープ。
9 完成
※初期灌水をお願いします。
比 重 を自 然 土 壌
の 約 半 分に抑え
た人 工 軽 量 土 壌
を使用。
システ ム の 土 壌
厚に適した植 栽を
選 択し、適 切な配
置で植付ける。
(低煙・低臭タイプ)
アスファルト仕様です。
東西アスファルト事業協同組合 ※エコフィット工法をご検討の際はご相談ください 。 ※下記工法はいずれも環境対応型
※官公庁仕様につきましてはご相談ください。 ※詳細は専用カタログ
「アスファルト防水仕様書」
をご参照ください。
アスファルト防水仕様
■屋上緑化用 アスファルト防水仕様表
断 熱
耐 根層付
BANKS工法(ノンケトル冷熱併用工法)
BANKS工法 JPX-935RD
・FD-LP
2
BANKS工法(ノンケトル冷熱併用工法)
BANKS工法 JPX-935GD
・FD-LP
5
4
3
1
1
7
5
4
2
6
4
3
3
平面部
立上り部 JPV-935D・TH
屋上緑化システム
7
FD-LP工法
4
平面部
5
RBボード
RBセメント・点貼り 0.5kg/㎡
SPサーモコート
0.8kg/㎡
(2回塗り)
5
ルートガードD
ルートガードD
4
(ラップ部:ルートガードテープ貼り) (ラップ部:ルートガードテープ貼り)
4
強力バンクベスト
または強力バンクベストV
3 強力バンクベスト
3
2 強力バンクルーフ
2 強力バンクルーフV
1 水性プライマーAS 0.2kg/㎡
1 水性プライマーAS 0.2kg/㎡
ストライプ工法
ストライプ工法(冷熱併用工法)
PX-935RD・FD-LP
2
1
4
3
立上り部 JSV-920G・TH
屋上緑化システム
FD-LP工法
SPサーモコート
ルートガードD
4
0.8kg/㎡
(2回塗り)
(ラップ部:ルートガードテープ貼り)
3
2 強力バンクルーフ
バリテープH
2 ギルキャント
強力バンクルーフV
1 ギルフォーム
1 水性プライマーAS 0.2kg/m2
クールボンド・点貼り0.35kg/m2
ストライプ工法
8
7
立上り部 PV-935D・TH
8 屋上緑化システム
FD-LP工法
RBセメント・点貼り 0.5kg/m2
5 ルートガードD
(ラップ部:ルートガードテープ貼り)
3
6
2
絶縁クロス
(RBセメント・点貼り)
RBボード
RBセメント・点貼り 0.5kg/m2
4 強力バンクベスト
4 強力バンクベスト
3 強力バンクベストⅡ
3 強力バンクベストⅡ
2 強力バンクルーフ
2 強力バンクルーフV
1 水性プライマーAS 0.2kg/m2
1 水性プライマーAS 0.2kg/m2
ストライプ工法
ストライプ工法(冷熱併用工法)
PX-960R
4
3
4
2
1
5
1
平面部
立上り部 SV-920・TH
5
3 4
2
6
3
4
5
6
7
8
FD-LP工法
6
SPサーモコート
0.8kg/㎡
(2回塗り)
5 ルートガードD
(ラップ部:ルートガードテープ貼り)
4 アスタイトM・刷毛塗り1.5kg/m2
3 強力アドバン
3 強力アドバン
アスタイトM・流し貼り 1.2kg/m2
2 強力ストライプZ
2 FV-50
1 水性プライマーAS 0.2kg/m2
1 水性プライマーAS 0.2kg/m2
平面部
立上り部 PV-960
絶縁クロス
8
(アスタイトM・点貼り)
6 屋上緑化システム
4 アスタイトM・刷毛塗り1.5kg/m2
アスタイトM・流し貼り 1.2kg/m2
2
1
(目地部)
7 ルートガードテープ
6 RBボード
ストライプ工法(冷熱併用工法)
PX-935GD・FD-LP
5
立上り部 JPV-960
6
3
平面部
強力ガムフェース
または強力ガムフェースV
3 強力バンクベスト
1
5
4
2
6
5
4
3
2
平面部
6
4
6
5
1
4
3
1
(目地部)
6 ルートガードテープ
5
2
1
5
2
1
BANKS工法(ノンケトル冷熱併用工法)
BANKS工法 JPX-960R
3
2
1
高耐久仕様
断熱(露出) 耐 根 層 付
7 RBボード
ルートガードD
(ラップ部:ルートガードテープ貼り)
5
4 アスタイトM・刷毛塗り1.5kg/m2
3
強力アドバン
アスタイトM・流し貼り1.2kg/m2
SPサーモコート
4
0.8kg/㎡
(2回塗り)
3
強力ガムフェース
アスタイトM・流し貼り1.2kg/m2
2 強力ストライプZ
2 Vベース1000
1 ギルフォーム
1 水性プライマーAS 0.2kg/m2
●季節や立地条件によって、水性プライマーASの代わりにアスファルトプライマーかアスファル
トプライマーSSを用いることもある。
●立上りの高さによって、FV-50の代わりに新強力エコフィットFをカットして用いることもある。
クールボンド・点貼り0.35kg/m2
●押えコンクリートの場合、
立上り隅にはRBキャントを使用する。
(価格は別途)
●貼仕舞は強力ガムシールで処理する。
●ライナーコーピングSなど雨仕舞材の価格は別途。
6 アスタイトM・刷毛塗り1.5kg/m2
6 アスタイトM・刷毛塗り1.5kg/m2
5 強力ライズ
5 強力ライズ
4 強力ライズ
アスタイトM・流し貼り1.2kg/m2
4
3 強力ライズ
3 強力ライズ
2 強力ストライプZ
2 FV-50
1 水性プライマーAS 0.2kg/m2
1 水性プライマーAS 0.2kg/m2
アスタイトM・流し貼り1.2kg/m2
アスタイトM・流し貼り1.2kg/m2
アスタイトM・流し貼り1.2kg/m2
強力ライズ
アスタイトM・流し貼り1.2kg/m2
アスタイトM・流し貼り1.2kg/m2
●客土層および植裁は別途工事となる。
●立上り仕上げ材のGウェイブキャップは受注生産品です。
22
3
Chapter
屋上緑化に関する
技術と知識
田島ルーフィングが長年重ねてきた
屋上緑化の研究と実績。
確かな技術とデータが安全かつ、
有意義な施工と良好環境維持へ導きます。
23
植物には新鮮な水と
空気が欠かせない!
保水・排水・通気の三位一体が必要だ。
だから、立体構造の FDドレインが活躍
1枚の立体構造パネルに保水・排水・通気機能を一体化
したのがFDドレイン。表面の凹部で保水し、オーバー
フローした余分な水は、パネルとパネルの隙間から下
層部に流れ落ちていきます。パネルの裏側では、躯体
勾配に沿って流れる水がルーフドレインを抜けていき、
排水層として機能。さらに、立体構造により生まれる空
隙部が通気層としての役割を果たします。1枚のパネ
ルが3つの役割を持つことで、大幅に軽量化されてい
るうえ、それぞれの層としての機能も向上しています。
保水・排水機能
通気機能
水の流れ
空気の流れ
雨水流出遅延効果
近年、ゲリラ豪雨による被害が増えてきています。屋上緑化システムには保水効果がありますの
で、短時間でのゲリラ豪雨の際の屋上からの雨水の流出を遅延させることができます。これによ
り、降雨水が一気に下水・河川等に流出することが抑制され、都市型水害の軽減に寄与します。
主な緑化システムの最大保水量は、FD-LP工法の場合、土厚200㎜で約70ℓ/㎡、土厚300
㎜で約100ℓ/㎡となります。70ℓ/㎡の保水量は、時間あたり70㎜の雨が1時間降った際の降
雨量に相当します。土厚が薄いFD-LEなどでは、最大保水量は約15~20ℓ/㎡となり、
その保水
量は時間あたり50㎜の雨が約20~25分間降った際の降水量に相当します。
Gウェイブシステムの排水性能
実際の排水は、分岐・合流をともなう管路系に類似した形態
水勾配1/100の場合、FDドレインはそれぞれ3.
3
(㎥/h)、
をとります。
しかし、
この場合、解析が複雑となりますので、
ここ
9.
4
(㎥/h)
の排水性能を有しています。時間100㎜の降雨
では開水路流として解析しました。ある一定空間の単位時間
量の場合、FDドレインは流れ長さ33mまでは水が滞留するこ
排水量はマニングの公式より求められます。FDドレインにつ
となく、
暗渠部分で排水されることを示しています。
緑化区域の排水性能は見切り材や緑化外周部の排水空間
いて求めた排水量を下表に示します。
FDドレインLN、LH
排水量
(㎥/h)
水勾配:1/100
3.
3
水勾配:1/50
4.
7
水勾配:1/10
10.
4
で大きく左右されますので、注意が必要です。
流れ長さが長い場合は、別途排水路を設けることが必要で
す。
また、緑化域以外からの降雨水が緑化域に流れ込まない
ような排水計画も必要です。
排水対応流れ長さ
(m)
:緑化域の降雨水のみとして計算
時間当たりの降雨量:100㎜
33
時間当たりの降雨量:50㎜
66
24
長年培ってきた技術で
軽量で緑の日傘効果を実現
薄層で遮熱効果のあるシステムとは?
それを可能にする、Gウェイブシステム
積載荷重について
建物は建築基準法によって、建物の種類や部分毎に積載荷重の限度が決めら
また、屋上緑化システムを構成する中で最も荷重がかかるものは土壌となりま
れています。屋上緑化を計画する際には、
この積載荷重に基づいた緑化プラン
す。また土壌厚によって植えられる植栽も決まってくるため、植えたい植栽に
を計画する必要があります。また、1981年
(新耐震基準法)
以前に建てられた
必要な土壌厚とそれにかかる荷重を考慮して屋上緑化を設計する必要があり
建築物の存続程度に、大きな違いがあるため、十分な検討を行ってから屋上緑
ます。荷重で最も厳しい条件である60kg/㎡
(下表参照)
もクリアした屋上緑
化を計画する必要があります。
化システムがG-WAVEの薄層緑化システムになります。
建築基準法施行例における建築物の積載荷重
(い)
(ろ)
床の構造計算を
する場合
大梁、
柱または基礎の
構造計算をする場合
地震力を
計算する場合
住宅以外の建築物
1)住宅の居室、
における寝室または病院
180kg/㎡
130kg/㎡
60kg/㎡
2)事務所
300kg/㎡
180kg/㎡
80kg/㎡
3)教室
230kg/㎡
210kg/㎡
110kg/㎡
300kg/㎡
240kg/㎡
130kg/㎡
構造計算の対象
室の種類
在来工法
厚み 約640㎜
荷重 1,000kg/㎡
1,200kg/㎡
厚み 約230㎜
荷重 253.8kg/㎡
1)
の数値による。
ただし、
学校または百貨店の用途に供ずる建築物にあたっては
4)
の数値による (マルチ込)
5)屋上広場またはバルコニー
植 栽
セダム
芝生
地被植物
低木
中木
高木
土壌厚
(比重0.8)
45㎜
150㎜
150~200㎜
250㎜~
300㎜~
400㎜~
マルチング
15㎜
̶
15㎜
60kg/㎡~
127kg/㎡~
システム荷重
Gウェイブ
~
4)百貨店または店舗の売り場
(は)
15kg/㎡
※植栽重量は含まれておりません。
(セダムを除く)
141~181kg/㎡ 212kg/㎡~
60kg/㎡~
高木
(オプション:15㎜)
セダム
252kg/㎡~
中木
332kg/㎡~
低木
芝生
地被植物
332kg/㎡~
252kg/㎡~
212kg/㎡~
141~181kg/㎡
127kg/㎡~
緑の日傘効果について
屋上を緑化すると水分が蒸発し地表の熱が奪われるため、特に夏場の建物において緑の日傘
(遮熱)効果がみられます。赤外線サーモグラフで見ると緑化していない屋根の表面温度は約
(物件名)
三菱電機㈱稲沢製作所第15工場屋上緑化
(緑化面積)
5161.2㎡
(緑化仕様)
FD-LE
(土厚80㎜)
(撮影日)
2008年8月12日:午前
(2007年11月15日)
68.3℃に対して、屋上緑の表面温度は約40.7℃前後を推移しており、27.6℃近い温度差があ
ることがわかります。特に効果が見られる屋上直下のフロア
(天井裏)
では約2.0℃の低下が見ら
れ冷房費の節約に繋がるため、緑の日傘(遮熱)効果による省エネルギー効果が期待できます。
断熱露出防水層表面 最高温度:68.3℃
80.0
植栽層表面 最高温度:40.7℃
温度
(℃)
60.0
40.0
20.0
植栽表面温度
植栽天井裏
断熱露出防水天井裏
23:00
22:00
21:00
20:00
19:00
18:00
17:00
16:00
15:00
14:00
13:00
12:00
11:00
9:00
10:00
8:00
断熱露出防水表面
※赤外線サーモグラフ:物体から出ている目に見えない熱を持った光を捉え、見かけの温度に変換して温度分布を画像として表示する装置
25
7:00
6:00
5:00
4:00
3:00
2:00
1:00
0:00
0.0
室内空気温度
風に負けない
耐風圧性能が必要
屋上には風が吹く。
だから、複雑な風の力からグリーンを守る
気候や風土による風の種類の違いとは別に、建物や植物の高さに
3,000~5,000 N/m2
より、風圧のかかり方は変わります。そこで耐風対策はそれぞれ
の環境を考慮して、慎重に立てていかねばなりません。屋上緑化
にしても、庭園型、薄層型で耐風対策は異なります。庭園型では正
の風圧によるトラブルが多く、薄層型では負の風圧によるトラブ
ルがよく見受けられると報告されています。
FDドレイン/エコムテープ
10,000 N/m2
FD-LE工法の耐風圧性能
FD-LE工法の耐風圧性能についての考察
FD-LE工法は、
FDドレインLNをエコムテープ20でルートガードD
FDドレインLN
に接着固定する工法です。
エコムテープ20
防水層
約526c㎡/㎡ 【下地接着強度】
ルートガードD/エコムテープ20/FDドレインの長期接着強度は約20N/c㎡(40℃温水浸漬3年)である。よって、
技術と知識
ルートガードD
【FD-LE工法の下地接着面積】
接着強度は、
10,520N/㎡となる。
【屋根面にかかる風圧算定】
事例1.沖縄某現場の屋上緑化面が受ける風圧力の算定
算定に際して、適用される当該現場データは以下のものである。
基準風速:46m/秒(沖縄県名護市)
建物の高さ:18m
地表面粗度区分:
Ⅱ
(海岸線より500m以内等)
屋根中央部
風圧力(N/㎡)
上記条件において、風圧力を算定すると、
-3,771
軒先・ケラバ
コーナー部
-4,827
-6,486
屋根中央部
軒先・ケラバ
コーナー部
-1,868
-2,391
-3,214
FD-LE工法の接着強度は前述の約10,
000N/㎡であるから、
当該現場での風圧力に対する安全率は約150%となる。
事例2.神奈川県某現場の屋上緑化面が受ける風圧力の算定
基準風速:34m/秒(神奈川県足柄上郡)
建物の高さ:13m
(3FL)
地表面粗度区分:
Ⅱ
(海岸線より500m以内等)
上記条件において、風圧力を算定すると、
風圧力(N/㎡)
FD-LE工法の接着強度は前述の約10,
000N/㎡であるから、
当該現場での風圧力に対する安全率は約300%となる。
【結 論】 FD-LE工法の耐風圧性能は、十分な安全率を有していると判断される。
26
見えないところで起こっているかも?
根が原因の事故で、
建物はダメになる
植物の根はどこまで伸びる?
だから、耐根層にはこだわりたい
植物の根は驚くほど強く、長い年月の間に防水層を貫通し、漏水事故を
引き起こすこともあります。そのため、屋上緑化にはあらゆる場合を
想定した、確かな性能を持つ耐根層が必要とされています。田島ルー
フィングのルートガードDならば、寸法安定性に優れ、長期的に根の侵入
を防止することが可能。耐水性にも優れており、土中の水分による変形、
変質がありません。 植物の根に対する高い抵抗性を備えながら、
経年後も
安定した効果を期待できる耐根用ルーフィングです。
ルートガードと一般ストレッチルーフィングの耐根性能比較
根の生育力が非常に強いとされている
クマザサを用い、
約1年間放置した後の
様子が右の写真です。根の進行を防
ぎきれない一般ストレッチルーフィング
に比べて、
ルートガードが高い耐植物 ルートガード
根性能を有していることが分かります。
一般ストレッチ
ルーフィング
ルートガード D (自着型耐根シート)
FD フィルム
(耐根補助フィルム)
屋上緑化の耐根層はどこまで貼るべき?
耐根層は防水性能に関わってくるので、屋上緑化部の直下だけでなく立上り部も含め防水層全体に貼り
付けることを推奨します。特に押えコンクリート仕上げの場合には、防水層に耐根層を貼り付けてから押
えコンクリートを打設することが望ましい位置です。
露出防水
押えコンクリート仕上げ
耐根層は、押えコンクリートの上ではなく
押えコンクリートの下が望ましい
耐根層(ルートガードD)
防水層
※押えコンクリート上に耐根層を設置する場合は
(目線で日常管理ができる場合に限り)
見切材下までとすることがあります。
27
より高い防水機能が、
より安全な屋上緑化に繋がる
漏らさず、丈夫で長持ち。
アスファルト防水は、屋上緑化に最適
屋上緑化用防水に求められる主な性能は4つあります。水密性、耐荷重性、耐根性、そして
最も重要な防水層の耐久性。一旦緑化すると、防水層の点検・修理は大変な時間と費用を必
要とします。
しかし、耐久性が高ければ、点検・修理までの時間が長くなり、結果的に費用の節
約に繋がるのです。田島ルーフィングのアスファルト防水は、
これまでの実績と現場から採
取したデータに基づいて耐用年数を割り出し、安全な屋上緑化を実現します。
防水層の
水密性
防水層の
耐久性
環境対応
耐荷重性
アスファルト防水
日本建築学会 第 2 回防水シンポジウム資料集 P226 ~ P228 より抜粋
緑化用防水層では植栽がなされた後の防水
層の点検、修理は困難である。
そのことを前提
に考えると、
ひとたび防水を施したら手を加え
ず長時間、防水機能を保ち続けることが期待
される。…中略…
a)
庭園・菜園型防水層
大型の樹木の植栽、
あるいは深い土壌層を必要とする本
格庭園や菜園ではその後防水層の点検、
補修はほとんど
不可能と考えるべきである。従って、
特に充分な耐久性、
50年程度のライフの期待される防水層とする必要がある。
b)
薄層省管理型防水層
最近の傾向として軽微な植栽で緑化を行う例が増えている。
この場
合は土壌層もさほど厚くならず、万が一漏水事故が発生したとして
も、
その後のある程度の改修は可能である。
そのため通常の屋根防
水で期待される20年程度の耐久性が必要と考えた。…後略…
様々な防水、その性能と特徴
耐用年数
耐荷重
耐根性
5~10㎜
最適
耐用年数が長く、耐久性・水密性・耐
荷重性に優れている。耐根層は別途
必要。最も実績の多い工法。
20~60年
塩ビシート防水
1.5~2.5㎜
耐摩耗性があり、露出防水の歩行用
として用いられることがある。
10~20年
ゴムシート防水
1.2~1.5㎜
10~15年
3㎜~
10~13年
3㎜~
10~15年
技術と知識
アスファルト防水
軽量で柔軟性を有しているためS造
ALCなど露出非歩行用によく用いら
れる。
ウレタン塗膜防水
施工時は液状なので、施工場所が複
雑でもシームレスな仕上がり。湿潤状
態が続くと劣化が進行することがある。
FRP防水
施工時間が短く、仕上がりも美しい。材
質が硬いため、建物の動きには弱い。
防水保護材について
屋 上 緑 化を行う場 合 、施 工 時やメンテナンス、植 替えの
保護コンクリート
保護モルタル
ることはもちろんですが 、設 計や施 工の段 階で防 水 保 護
厚60~80㎜を現場にて打設。断熱材の真上で打設する
際は溶接金網を挿入することもあります。コンクリートの伸
縮を吸収するために、3mおきに伸縮目地を設置します。
厚20~30㎜を現場にて打設。ひび割れが
発生する可能性が大きい。
層を設 置し、防 水 層が 損 傷する可 能 性をできる限り減 少
FDマット
バリキャップ
際に、スコップやはさみ、カッターなどを使 用するケースが
多く見 受けられます。防 水 層が存 在する屋 上では、それら
の工 具を落とすなどして、防 水 層が痛まないように注 意す
させておくことも、安 全に施 工を行ううえで
有 効です。防 水 層を保 護する部材を
右に列記します。
(500×1000)
。
厚 5 ㎜の 合 成 繊 維 製リサイクルマット。 厚6㎜のアスファルト製成型板
屋上緑化システムFD-LP仕様には標準装 アスファルト防水用の保護板として有効。一時
的であれば重機の走行も可能。
備。長時間屋外暴露は不可。
28
貯めすぎない、
流しすぎない排水が
よりよい屋上緑化をつくる
出入口が詰まっていたら水は流れない。
だから、排水口周りを徹底ガード
屋上が受ける雨水などを地上に流す道の出入口が排水口。その出入口が狭くなれば、水は流れにくく、
完全に詰まってしまえば、水は貯まっていくばかり。屋上が水に浸かりっぱなしでは、植物の生育に悪影
響を及ぼし、当然ながら、建物にも良いはずはありません。水害事故や植物の生育不良を防ぐためにも、
排水口周りの対策をしっかり行うことが大切です。
排水口の目詰まりによる排水阻害対策
FDフィルターの透水性能
屋 上 緑 化にとって、植 物の生 育に必 要な水にまつわる性
能は常に高いクオリティが求められます。流水量の安定性
に影響する透水性能もその1つ。客土、給水、乾燥のサイ
クルを長 期 間 付 与し、透 水 性 能を実 験したところ、湿 潤 、
75mmφ
100mm
乾燥のサイクルを経ても、FDフィルターは目詰まりすること
黒土100mm厚
なく、安定した透水性能を示しました。
FDフィルター
+
金網
●試験装置:
右図
(常時10cm水位保持)
●給水サイクル:
給水一週間連続
自然乾燥一週
繰り返し
透水量測定
植栽排水口の目詰まり対策
DO パイプ
植 栽 排 水 口の内 側にD Oパイプを
植栽立上がり部、
ドレイン
周りからの 客 土 中 の 水
分、表面水を排出する機
能と土の流出を防ぐ補助
機能を併せ持つパイプ。
取り付け、FDフィルターを設置する。
排水計画
屋上緑化を計画するにあたり、
該当屋根の排水計画を立てることが重要です。
≪注意点≫
・屋根の排水勾配は、1/100~1/50程度とする。
・ルーフドレインの個数は、隣接屋根や壁の面積を考慮
した個数とする。
・万一のドレインの詰まりを想定し、最
低でも2個は設置。必要に応じて、
オーバーフロー管の設置も検討する。
・上階からの排水が植栽帯を
通らないような植栽配置と
する。
・植栽位置は壁面に隣接させ
ないようにする。
29
ルーフドレインの個数の求め方
ルーフドレインの 個 数は、雨 水 排 水 用 の 管 の 径 、
屋根面積、時間当たりの降雨量予測から求めます。
通 常 屋 根 面 積の計 算は、A + Bとされていますが 、
屋上緑化をする場合は以下の注意が必要です。
対策
高層ビルなどの大きな壁面に
接するルーフドレインの許容
最大屋根面積の計算をすると
きは、安全のため、壁面積の
1/2を加算すること。
1
A + B + C× =屋
根面積
2
屋上緑化
屋上緑化に取り組む時によくある質問や、
起こりやすいトラブル例をまとめています。
屋上に土を入れ植物を植えたら、雨漏りの原因になりませんか?
防水層にとって屋上緑化は、紫外線による劣化を防いでくれるものですが、逆に水分が滞留したり植物の根が
防水層を貫通したりして、防水層に悪影響を及ぼす可能性もあります。
屋上緑化を雨漏りの原因としないために、次のような注意が必要です。
1. 屋上緑化に適した防水層の選定
→ P28参照
2. 適切な耐根層の設置
→ P27参照
3. 適切な防水保護層の設置
→ P28参照
4. 適切な排水経路をとり、水はけをよくする
→ P29参照
5. ルーフドレインなどの点検・清掃を定期的に行う
風で土などが飛んでいきませんか?
屋上は地上部と比べると風が強く、土壌などが飛散したり、樹木が風倒する
可能性が高くなります。その対策としては、次のような方法が考えられます。
屋上の風よけ策
1 パラペット
(屋上の外側立上り手すり壁)
を植栽より高くする
2 強化ガラスの壁や防風ネットなどを設置する。
3 植栽を芝や地被植物など風の影響を受けにくいものにする。
※ラティスなどを手すりに取り付けると、手すりの風倒につながり危険です。
土壌の飛散防止策
技
術
と
知
識
1 自動灌水装置などにより、常時湿潤状態にしておく。 2 マルチング材により土壌をカバーする。
※マルチング(mulching)とは、火山砂利やバークチップなどで、土壌の表面を覆い、飛散・乾燥などを防止することをいいます。
→ P36「FD マルチ」の項目参照
土壌の飛散を完全に止めることは困難です。多少の土壌の飛散は見込んでおき、定期的なメンテナンスで
補填していくことが重要です。
樹木の風倒防止策
屋上緑化の場合は、土壌厚が充分でないことが多く、公園などでよく利用される樹木支柱
(八つ掛け支柱など)
は
使用できません。地中で根鉢を固定する地下支柱などを利用するのがよいでしょう。
溶接金網などの併用や、
地下支柱を連結する方法もあります。
●風荷重計算について
風荷重とは、
風により発生する力で、
屋上面を引き上げる力のことをいいます。
屋上緑化を行う場合、
屋上面にかかる風荷重を考慮した計画を立てる必要があります。
例えば、
東京都内の5階建ての屋上には、
およそ300kg/㎡の風荷重を見込まなければなりません。
つまり、
300kg/㎡以上の力で固定しなければ、
理論上風により持ち上げられることになります。
風荷重は、
対象建物の所在地、
階高などにより計算で算出できます。
算出方法についてお知りになりたい方はお問い合せください。
風荷量
300kg/m 以上
2
5F
300kg/m 以上
2
30
屋上
緑化
荷重の増加により建物がつぶれませんか?
建物の屋上を緑化する場合、
土壌の重量により建物に荷重の負担がかかります。薄層緑化の場合でも約60kg/㎡、
樹木を植える場合には300~400kg/㎡の負荷がかかります。
新築の場合には、
それらの荷重を見込んだ構造にしておけば問題ありませんが、
既設の建物に緑化する場合は、
その
建物の積載荷重制限内
(建築基準法では全面緑化で60kg/㎡、
部分緑化でも最大180kg/㎡以内)
に抑えなければ
なりません。積載荷重制限は、
該当建物を設計した設計事務所か、
施工した建築会社に確認する必要があります。
屋上を菜園にして野菜を作りたいのですが?
基本的には可能です。
しかし本格的に作物を作るには、土厚が40cm程度必要となりますので、
その分の荷重
を見込んでおくことが必要です。既設の建物では、
そこまでの荷重を見込んでいることは少ないと思われますの
で、困難でしょう。ただし、軽量土壌200㎜程度で、
ミニトマト、
ピーマン、
ナスなどを作ることは可能です。
大雨で土壌が流れ出ることはありませんか?
緑化計画とともに、植栽域の排水穴の大きさや個数、排水経路など、排水計画をきちんと立てておくことが必
要です。→ P29「排水阻害対策」
「排水計画」の項目参照
過去のクレームにはどのようなものがありましたか?
過去のクレームの原因と対策をまとめると、
下表のようになります。
項目 クレーム内容 現象
防水関連 防水層損傷
考えられる原因
対策
漏水
他種工事でスコップやカッターなどによる防水層破損
保護層設置
オーバーフローによる漏水
漏水
経年による土壌固結・
ルーフドレインの目詰まり・防水層の位置不良
納まり
排水計画
植物根による防水層の貫通
漏水
耐根層の不設置・不十分な耐根層
適切な耐根層
設計時の勾配不良・施工時の勾配不良
適切勾配設置
漏水・生育不足
排水計画不良
排水計画
排水関連 排水勾配不良による雨水の滞留→生育不良 生育不良
上階からの排水による土壌流出
灌 水 灌水パイプの切断
植物の枯死
植替え作業時の損傷
施工管理
自動灌水装置の不作動
植物の枯死
管理時の操作不良
管理の徹底
自動灌水装置の設定ミス
水道料金の過剰
管理時の操作不良
管理の徹底
植 物
生育不良
植物選定
緑化計画
そ の 他 病害虫
生育不良
虫の大量発生
管理の徹底
クレームの原因は様々ですが、多くの場合、事前の打ち合わせを充分に行っていれば防げるものです。設計の
時点から、緑化計画だけでなく、納まりや排水計画などをキチンと立案しておくことが必要です。
夏の遮熱効果のほか、
冬の保温効果はどれくらいありますか?
屋上緑化の土壌による保温効果は、期待できないと考えるのが妥当です。土壌の熱抵抗値は水分量の変化によって
大きくかわるためです。
土壌が乾燥すると熱抵抗値は大きくなり、保温効果は高まります。逆に土壌の水分量が多くなれば熱抵抗値は小さく
なり、熱を伝えやすくなります。
このように土壌による保温効果は大きく変動するので、断熱材のように数値化するのは困難といえます。
31
屋上
緑化
日陰や雨のあたらない屋根の緑化には、
どのような方法がありますか?
日かげ部は、耐陰性の植物を選定して植栽するとよいと思われますが、生育はあまり期待できないと考えた方がよいで
しょう。
雨のあたらない屋根も同様で、生育は期待できませんが、
自動灌水装置などでカバーする方法もあります。乾燥に強い
植物を植栽するとよいでしょう。
勾配屋根も緑化できますか?
勾配屋根では、土壌の流出が懸念されます。土壌の流出が
続くと植物の生育にも影響していきます。
したがって、勾配
屋根を緑化する場合は、後々のメンテナンスが十分に出来
る状態にしておく必要があります。実施する場合は、右記項
目が必須と考えます。
1)屋根に上がる設備の設置
2)メンテナンス通路の設置
3)灌水装置の設置
3
10
4)3寸以下の勾配(足場が無くても人が歩ける程度)
5)土壌のズレ防止対策
対応可能な仕様についてはご相談ください。
防水層の上にコンクリートが打設されていれば、
耐根層は必要ないのでは?
防水保護コンクリートには、伸縮目地が3mおきに設置されており、
また、経年によりひび割れが発生したりすることがあ
り、厳密な耐根機能は有してないと考えられます。
当社では長期的に防水層を植物根から守る為に、ルートガードなどのような防水連続一体型、
ラップ貼付タイプの耐
根層が最適と考えています。
しかもFDフィルムとの併用により二重耐根を行い、万全を期すようにしています。
最小限のコストで施工するために、
気をつけるべきことは何ですか?
に関しては、経年後も視野に入れたライフサイクルコストからも考えることができます。
ライフサイクルコストの考え方については以下に示します。
ライフサイクルコストの考え方
省エネ
防水層の耐久性
メンテナンス
屋上緑化には省エネによる費用軽減効
屋上緑化施工後に防水層の改修をする
屋上緑化のメンテナンスには、
どんな屋上
果もあります。建物を緑で覆うことで得ら
ことは非常に難しく、防水層の上にある
緑化でも必ず必要な項目と植える植物に
れる断熱効果は、建物全体の温度上昇
樹木などの植物から大量の土壌、見切り
より変化する項目の2種類があります。
たと
を抑えます。また、建物を緑で覆うことに
材まで、すべての設備を撤去しなければ
えば、省管理型と管理型の屋上緑化で比
より、熱と紫外線から建物を守り、管理型
なりません。この作業には費用もかかるう
べると、
メンテナンス費用には3~5倍もの
緑化の場合、建物のライフサイクルコス
え、廃材なども発生します。そこで、防水
開きが出ます。
メンテナンス費用はトータル
層改修までの期間が長い、つまり、耐久
のライフサイクルコストに影響するので、
屋
性のある防水層を選ぶことが、
ライフサイ
上緑化を行う際は、
どこまでメンテナンス費
トに対する効果も期待できます。
クルコストの軽減につながります。
技術と知識
何のために屋上緑化をするか、
その目的に沿う仕様を選択し、必要ないものに費用をさかないことが大切です。
また、
コスト
用にあてられるか、
という観点から緑化タイ
プや植える植物を考えることになります。
32
4
Chapter
部 材・ディテール
屋上緑化のために開 発された、
田島ルーフィングの部材 群とディテール。
安全で美しい施 工を
縁の下で支えています。
33
Gウェイブ 使用部材一覧表
品名
特徴・用途
FDドレインLN
保水・排水・通気パネル
1m×1.5m 10枚/セット
FDドレインLH
保水・排水・通気パネル
1m×1.5m 10枚/セット
FDコーン H20・H60・H75・H140・H190 システム・ネット固定用コーン
Gウェイブ
システム部材
耐根用部材
マルチング材
見切縁部材
断熱材
20個/袋
FDフィルム
耐根補助フィルム
2000:2m×25m
FDマット
防水保護マット
1000:1m×25m 2000:2m×25m
FDフィルター
土壌流出防止フィルター
1000:1m×25m 2000:2m×25m
FDピン
FDフィルター固定用ピン
100個/箱
ホワイトローム
保水空間維持パーライト
50ℓ/袋
DOパイプ
排水補助・通気パイプ
径150㎜×1m 12本/箱
FD芝生用マット
FD-LS用保水マット
1m×10m
エコムネット50M
セダム・土壌の風飛び防止ネット
2.5m×20m
FDワッシャー
ネット固定用ビスセット
20枚/袋
エコムテープ20
システム接着用両面テープ
200㎜×15m 4巻/箱
ルートガードD
自着型耐根シート
1m×16m
ルートガードテープ
ルートガードDラップ用テープ
100㎜×50m
FDマルチ
(赤)
マルチング材
(火山礫)
20ℓ/袋
FDウォール100R
アルミ製植栽部見切材
100R:長さ2m
FDアングル30L
アルミ製アングル
長さ3m
FDウォール100Rジョイント板
FDウォールジョイント材
L=80㎜ 10枚/袋
テックスビス
FDアングル固定用ビス
100本/箱
FDカバー タテ型
(大・小)
タテ型用ドレインカバー
大:外径230㎜高さ
(280~500㎜) 小:外径120㎜高さ
(130・170・210㎜)
FDカバー 横引き用
(大・小)
横引き用ドレインカバー
大:300㎜×180㎜高さ
(300~520㎜) 小:170㎜×180㎜高さ
(200~320㎜)
ギルフォームS
外断熱仕様用耐熱型硬質ポリウレタン系フォーム
幅605㎜×長さ910㎜×厚さ
(25・30・35・40・50・60㎜)
ギルフォームW
外断熱仕様用耐熱型硬質ポリウレタン系フォーム
幅1,200㎜×長さ900㎜×厚さ
(25・30・35・40・50・60㎜)
RBボード
外断熱仕様用連続押出し硬質ポリスチレンフォーム
幅910㎜×長さ910㎜×厚さ
(25・30・35・40・50・60㎜)
クールボンド
エマルション系ギルフォーム用接着剤
16kg/缶
レイコーセメント
改質アスファルト系接着剤
18kg/缶
RBセメント
RBボード用接着剤
20kg/缶
部材・ディテール
ドレインカバー
規格
34
Gウェイブ専用部材
FDドレイン LN(保水・排水・通気パネル)
FD ドレイン LH
保水、排水、通気の機能を一体化したリサイクルポリスチ
レン製の成型パネルです。凹部では植栽に必要な水分を
充分に保水し、裏面の空間は排水暗渠として余剰水を速
やかに排水するほか、上部に新鮮な空気を送ります。
規格
(LN・LH共通)
1m×1.5m 高さ20㎜
2.5kg/枚
保水空間体積4.5ℓ/㎡
排水空間体積10.0ℓ/㎡
圧縮強度 94.9kN/㎡
(10%変形時の圧縮強度)
10枚/セット
ルートガードD(自着型耐根シート)
※高層階仕様の場合は、
FDドレインLHとFDコーン、FDワッ
シャーを組み合わせて使用します。
ルートガードテープ(ルートガードD用ラップテープ)
生長した植物の根が防水層に侵入、
貫入することを防ぐ耐根用ルーフィン
グです。寸法安定性、機械的特性に
優れ、根の侵入を長期的に防止しま
す。耐水性にも優れており、土中の水
分による変形、変質がなく、成長した
植物の根が防水層に侵入・貫通する
ことで起こる漏水事故を確実に防ぎ
ます。ラップ100㎜を重ねます。
※自着層は改質アスファルト系です。
植物の根が段差や突起から
侵入してしまうことを防ぐため
に、ルートガードDのラップ部
分の段差を覆うように増し貼
りして、耐根性能を万全にす
るテープです。断熱アスファ
ルト防水のRBボードの継ぎ目
にも使用します。
規格
規格
100㎜×50m 0.2㎜厚 1.5kg/巻
1m×16m 1.0㎜厚
18kg/巻
FD フィルター(土壌流出防止フィルター)/ FD ピン(FD フィルター固定用ピン)
客土中の水分を排出し、客土流出を防
ぐ合成繊維不織布フィルターです。長時
間、
目詰まりすることなく機能します。
規格
■FDフィルター1000
1m×25m 0.8㎜厚
2kg/本
■FDフィルター2000
2m×25m 0.8㎜厚
4kg/本
FD コーン (ネット固定用コーン)
エコムネットの固定にFDワッシャーと組み合わせて
使用します。
エコマーク認定品です。
規格
FDコーンH20/60/75/140/190
20 個/袋
H20
FD-LS
H60
FD-LS・H
H75
FD-LE
H140
FD-LE
H190
FD-LE
規格
■FDピン
100個/箱
FDコーン
H20
FD マット(防水保護マット)
FDコーン
H60
FDコーン
H75
FDコーン
H140
FD フィルム(耐根補助フィルム)
リサイクルフェルトを使用したマット
で、作業時の衝撃力や植栽施工後
は長期にわたり、防水層と耐根層を
保護します。
エコマーク認定品です。
ルートガードの耐根性能を補助するた
めのフィルムです。重ね幅は1m程度。
規格
■FDマット1000
1m×25m 5㎜厚
15kg/本
■FDマット2000
2m×25m 5㎜厚
30kg/本
35
FDコーン
H190
規格
■FDフィルム2000
2m×25m 0.3㎜厚
15kg/本
Gウェイブ関連部材
DOパイプ
(排水補助・通気パイプ)
FD芝生用マット(保水マット)
植栽立上がり部、
ドレイン周りか
らの客土中の水分及び、表面水
を速やかに排出する機能と土の
流出を防ぐ補助機能を併せ持つ
パイプです。メッシュ状の袋に黒
曜石パーライトを詰め込み、円形
にも直角にも曲げることができま
す。そのため、現場のあらゆる形
状に柔軟に対応します。
薄 層 芝 生 緑 化システ ム
FD-LE用の保水マットです。
FDコーンH20、FDワッシャー
を組み合わせて下地に固定
します。
規格
規格
1m×10m
20㎜厚
21kg/本
径150㎜
150㎜×1m
12本/箱
エコムネット50M(植物・軽量土壌の風飛び防止ネット)
ホワイトローム(保水空間維持パーライト)
植物やFDマルチの風飛びを
防止する、ポリエチレン製の
ネットです。施工直後のエコム
ポットの移動を防ぐことにも効
果があり、苗の根付きを促しま
す。セダムが根付いて繁茂し
た後は、
ネットとセダムの根が
絡み合い、
よりしっかりと固定
されます。
F DドレインL Nの上 部 凹 部
に敷いて、保水空間を長期
的に確保し、
さらに、土壌へ
の水 分 供 給を補 助します。
黒曜石を1000℃以上の高
温で焼 成 発 泡させた、無 機
質 、超 軽 量のいわゆるパー
ライトです。
規格
規格
50ℓ/袋
5kg/袋
粒径4~25㎜
基本使用量7ℓ/m²
エコムテープ20(システム接着用両面テープ)
2.5m×20m
4.5kg/巻
目合い:25㎜
FDワッシャー(ネット固定用ビスセット)
FDドレインLNとFDウォールを
下地に接着し、
システム全体
を固定させるための強粘着力
のテープです。剥離紙を剥が
しながら圧着していく両面粘着
のため、
施工はスムーズです。
FDマルチ(赤)
(マルチング材)
規格
FDワッシャー20枚入
ビス20本入
部材・ディテール
規格
200㎜×15m 0.6㎜厚 3kg/巻
4巻/箱
ネットの 固 定 用ビスセットで
す。FDコーンにビスで固定。
電動ドライバーなどで簡単に
固定できます。
マルチング工 法に使 用する
マルチング用火山砂利です。
土壌表面を覆うことで土壌や
セダム類の飛散を防止し、落
ち着いた赤色が意匠性を高
めます。
規格
20ℓ/袋
約20kg/袋
36
Gウェイブ関連部材
FDカバー横引き用(土流出防止カバー)
FDカバータテ型(土流出防止カバー)
縦引きの排水ドレイン部の客
土流出を防止するステンレス
製(脚部はアルミ鋳物製)
の
カバーで、
ルーフドレインのメ
ンテナンスにも使用します。
※詳しくはディテールを参照
してください。
縦引きの排水ドレイン部の客
土流出を防止するステンレス
製(脚部はアルミ鋳物製)
の
カバーで、
ルーフドレインのメ
ンテナンスにも使用します。
※詳しくはディテールを参照
してください。
規格
規格
(大)
外径240㎜
高さ280、300、350、400、450、500㎜
(小)
外径120㎜
高さ130、170、
210㎜
(大)
外径300㎜×180㎜ 高さ300、355、410、465、520㎜
(小)
外径170㎜×180㎜ 高さ200、240、280、
320㎜
FDウォール100R (アルミ製植栽部見切り材)
規格
FDウォール100R
コーナー入隅・出隅
FDウォール100R
FDアングル30L・テックスビス
FDウォール100R
ジョイント板
■FDウォール100R 高さ100㎜ 長さ2m 2.0㎜厚 色:茶 ■水抜き穴:
500ピッチ4穴
(W100×H15/穴)
■コーナー入隅・出隅 コーナー250㎜×250㎜
■ジョイント板 L80㎜ 10枚/袋
表面フィルム処理(オプション)
テックスビス
FDアングル30L
レンガ調
規格
■FDアングル30L 長さ3m 1.0㎜厚 色:茶 ■テックビス 100本/箱
37
木目調
石目調
Gウェイブ ディテール
1.パラペット水下(押えコンクリート仕上げ・断熱防水)
植栽
人工軽量土壌
屋上緑化システム:GウェイブFD-LP押えコン仕様
耐根層:ルートガードD
押えコンクリート
(t≧80)
溶接金網
(φ3.5~6㎜@100)
絶縁クロス
PX-935R
断熱材:
RBボード
(t=35)
防水層
押出成形セメント板(t=15)
1/100~1/50
水勾配
400以上(水上)
強力ガムシール
DOパイプφ150
RB キャント
20 ≧180
シーリング15×15
30以上
モルタル
度
程
≧50
70
縦引ドレイン
2.パラペット水上
植栽
人工軽量土壌
屋上緑化システム:GウェイブFD-LP押えコン仕様
押えコンクリート
(t≧80)
溶接金網
(φ3.5~6㎜@100)
絶縁クロス
RBボード
(t=35)
PX-935RD 断熱材:
耐根層:ルートガードD
防水層
1/100~1/50
水勾配
DOパイプφ150
400以上
(水上)
GRC製見切材
強力ガムシール
アルミアングル
押出成形セメント板
(t=15)
排水穴
30以上
度
程
70
モルタル
断熱材
20 35
80 70
強力ガムシール
アルミアングル
立上り
(塗料仕上げ)
コンクリート打増し
1/50~1/20
水勾配
180
塗膜防水
FDカバー
(縦引用)
φ230
植栽
人工軽量土壌
屋上緑化システム:GウェイブFD-LP
耐根層:ルートガードD
PX-935D
防水層
部材・ディテール
3.たて引きルーフドレイン廻り
20 ≧180
モルタル
≧50
DOパイプ
φ150
38
Gウェイブ ディテール
4.パラペット水下 横引きドレイン廻り(押えコンクリート仕上げ・断熱防水)
植栽
人工軽量土壌
20 ≧180
屋上緑化システム:GウェイブFD-LP押えコン仕様
コンクリート打増し
押えコンクリート
(溶接金網入り)
シーリング 10×20
絶縁クロス
塗膜防水
断熱材:
RBボード
(t=35)
150
PX-935RD
耐根層:ルートガードD
防水層
強力ガムシール
GRC製見切材
70 80
1/100~1/50
180
20
15
水勾配
DOパイプ
アルミアングル
押出成形セメント板
(t=15)
排水穴
30以上
≧50
横引きドレン
断熱材
5.パラペット水下 横引きドレイン廻り(断熱防水露出砂付仕上げ)
塗膜防水
植栽
人工軽量土壌
屋上緑化システム:GウェイブFD-LP
保護材:バリスター
(t=6)
耐根層:ルートガードD
PX-935GD
防水層
断熱材:ギルフォーム
(t=35)
1/50~1/20
強力ガムシール
アルミアングル
GRC製見切材
≧180
防水層(砂付+SPサーモコート仕上げ)
DOパイプ
排水穴
灌水パイプ
防水層(砂付+SPサーモコート仕上げ)
横引きドレン
≧50
断熱材
20
400以上
(水上)
水勾配
6.屋上菜園・水上(押えコンクリート仕上げ)
1/100~1/50
水勾配
コンクリート打増し
シーリング 10×20
塗膜防水
400以上
(水上)
80 70
DOパイプ
強力ガムシール
アルミアングル
押出成形セメント板
(t=15)
排水口
300~600 伸縮目地
(W=25)
30以上
RBキャント
度
程
70
39
20
180
20
20
植栽
人工軽量土壌
屋上緑化システム:GウェイブFD-LP押えコン仕様
耐根層:ルートガードD
押えコンクリート
(t≧80)
溶接金網
(Φ3.5~6㎜@100)
絶縁クロス
断熱材:
RBボード
(t=35) PX-935R
防水層
モルタル
側溝
モルタル
HPからCADデータをダウンロードできます。▶http://www.tajima-roof.jp/cad
7.屋上菜園・水下(押えコンクリート仕上げ)
植栽
人工軽量土壌
屋上緑化システム:GウェイブFD-LP押えコン仕様
耐根層:ルートガードD
押えコンクリート(溶接金網入り)
絶縁クロス
PX-935R
断熱材:
RBボード
(t=35)
防水層
1/100~1/50
水勾配
20
≧180
180
20 15
コンクリート打増し
シーリング 10×20
塗膜防水
150
DOパイプ
70 80
強力ガムシール
アルミアングル
押出成形セメント板
(t=15)
30以上
横引きドレン
≧50
排水穴
断熱材
8.芝生植栽(押えコンクリート仕上げ)
コンクリート打増し
シーリング 10×20
塗膜防水
1/100~1/50
20
モルタル
400以上
(水上)
アルミ製見切材
アルミアングル
押出成形セメント板(t=15)
300~600
30以上
RBキャント
度
DOパイプ
70 80
70
程
FDカバー
(縦引用)
φ230
180
強力ガムシール
20
20
水勾配
170
植栽:コウライ芝
人工軽量土壌:t=150
GウェイブFD-LE
耐根層:ルートガードD
押えコンクリート
(t≧80)
溶接金網
(Φ3.5~6㎜@100)
絶縁クロス
PX-935R 断熱材:
RBボード
(t=35)
防水層
1/50~1/20
部材・ディテール
9.薄層芝生システムFD-LS ネット仕様
強力ガムシール
フラッシュトップ60
植栽:コウライ芝
人工軽量土壌:t=20
薄層芝生緑化システム FD-LS ネット仕様
耐根層:ルートガードD
下地処理材:
リベース
防水層
水勾配
FDアングル30L
FDウォール100R
灌水パイプ@500
FDワッシャー
FDコーンH20
SPサーモコート仕上
Vベース
FDコーンH60
40
Gウェイブ ディテール
水勾配
80 70
20
180
FD-LE
エコムネット50M/FDワッシャー留め
(植栽:セダム)
コンクリート打増し
FDマルチ t=15
(人工軽量土壌 t=45)
強力ガムシール
FDフィルター
アルミアングル
FDドレインLH+FDコーンH75
エコムテープ20
(500程度)
耐根層:ルートガードD
押出成形セメント板(t=15)
FDウォール100R
FDアングル30L
砂利敷き等
RBキャント 30以上
1/100~1/50
400以上
(水上)
水上
20
10.FD-LE(セダム)
度
程
70
モルタル
11.FD-LE ネットなし(セダム)
水上
1/50~1/20
水勾配
シーリング
フラッシュトップ60
150以上
(水上)
Vベース
FD-LEネットなし
(植栽:セダム)
FDマルチ t=15
(人工軽量土壌 t=45)
FDフィルター
FDドレインLN
エコムテープ20
耐根層:ルートガードD
メンテナンス通路
(500程度)
保護材:バリキャップ
(t=6)
FDウォール 100R
断熱材
12.FD-LE ネットなし(常緑キリンソウ)
水上
1/50~1/20
水勾配
150以上
(水上)
強力ガムシール
フラッシュトップ60
41
保護材:バリキャップ
(t=6)
5
Vベース
FDウォール100R
FD-LE ネットなし
(植栽:常緑キリンソウ)
FDマルチ t=15
(人工軽量土壌 t=45)
FDフィルター
FDドレインLN
エコムテープ20
耐根層:ルートガードD
HPからCADデータをダウンロードできます。▶http://www.tajima-roof.jp/cad
水下
コンクリート打増し
1/100~1/50
塗膜防水
水勾配
押出成型セメント板
(t=15)
FDウォール100R
強力ガムシール
アルミアングル
70 80
FDアングル30L
FDコーンH75
横引きドレン
400以上
(水上)
FD-LE
エコムネット50M/FDワッシャー留め
(植栽:セダム)
FDマルチ t=15
(人工軽量土壌 t=45)
FDフィルター
FDドレインLH+FDコーンH75
エコムテープ20
FDワッシャー
耐根層:ルートガードD
≧50
30以上
断熱材
水下
1/50~1/20
手摺
水勾配
強力ガムシール
ライナーコーピングS250
FD-LEネットなし
(植栽:セダム)
FDマルチ t=15
(人工軽量土壌 t=45)
FDフィルター
FDドレインLN
保護材:バリキャップ
(t=6)
エコムテープ20
耐根層:ルートガードD
メンテナンス通路
(500程度)
Vベース
FDウォール100R
コンクリート
打増し
縦引ドレイン
塗膜防水
1/50~1/20
横引きドレン
FDウォール100R
保護材:バリキャップ
(t=6)
≧180
20
150以上
(水上)
アルミアングル
水勾配
≧50
FD-LE ネットなし
(植栽:常緑キリンソウ)
FDマルチ t=15
(人工軽量土壌 t=45)
FDフィルター
FDドレインLN
エコムテープ20
耐根層:ルートガードD
水下
強力ガムシール
部材・ディテール
断熱材
断熱材
42
Green Roof Story
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2013.06②IW_5,000