第63期株主通信toho Vision Vol.8

第63期 株主通信(2015年2月1日~2016年1月31日)
2016年4月発刊
P.1
株主の皆様へ
「業革」、
「挑戦」
そして
「意識改革」
をキーワードに
「第六次中期経営計画」
を
力強く推進します。
P.5
TOPICS
P.8
Marukawa Trading (S) Pte.Ltd.
P.9
株式会社 日建
P.10
P.13
セグメント別の概況(連結)
P.15
連結決算概要
P.17
会社情報/株式情報
P.18
コーポレートガバナンス
証券コード:8142
[写真]トーホーグループで農業事業を営む㈱トーホーファームで栽培した採れたての“アスパラ”です。
株主の皆様へ
「業革」、
「挑戦」
そして「意識改革」
をキーワードに
「第六次中期経営計画」
を力強く推進します。
株主の皆様には、
日頃より当社グループにひとかた
ならぬご愛顧とご支援を賜り、厚くお礼申し上げます。
当期
(2015年2月1日~2016年1月31日)は、原材
料価格の度重なる上昇や日常消費の回復の遅れな
ど、引き続き厳しい経営環境となりましたが、第六次中
代表取締役社長 上野 裕一
期経営計画
(3ヵ年計画)
「IMPACT 2017」
(2015
年度
(2016年1月期)~2017年度
(2018年1月期))
(以下「第六次中計」)
の初年度として、
7つの重点施
策
(P.3参照)
に沿って具体的な取組みを推進した結
果、売上高は10期連続の増収で過去最高、営業利
益は2期連続の増益を達成できました。
当期の概況と来期の主な取組みについてご説明
いたします。
財務ハイライト(連結)
売上高(単位:百万円)
営業利益(単位:百万円)/売上高営業利益率(単位:%)
営業利益
187,731
12.1
01
197,055
13.1
204,394
14.1
208,998
215,065
2,865
1.53
15.1
16.1
12.1
売上高営業利益率
2,627
2,742
1.12
1.26
1.28
14.1
15.1
16.1
2,415
2,297
1.23
13.1
当期の業績について
だきました。
10期連続増収、2期連続営業増益を達成
当期は、ディストリビューター(業務用食品卸売、
以下「DTB」)事業やキャッシュアンドキャリー(業務
用食品現金卸売、
以下「C&C」)事業のA-プライス(㈱
※2015年8月1日付で普通株式5株につき1株の割合で株式併合を実施いたしました。
食品スーパー事業の対策について
価値訴求型店舗運営と資本・業務提携を
活かした取組みを推進
トーホーキャッシュアンドキャリー運営)が伸長したこと
DTB・C&C事業の堅調な推移の一方で、食品スー
に加え、M&Aも寄与し、売上高は2,150億65百万円
パー事業(㈱トーホーストア)が苦戦しました。 CVSや
(前期比2.9 %増)と10期連続増収、過去最高となり
ドラッグストアなどの他業態を含めた競争が激化する中、
地域密着型の食品スーパーとして更なる成長を実現す
ました。
利益面では原材料価格の上昇やベースアップ、食品
るため、商品やサービス、販売方法など価値訴求型の
スーパー事業の業績回復の遅れなどが影響しましたが、
店舗運営へと販売戦略を転換しましたが、定着に時間
売上総利益額の増加や業革(業務改革)の推進、継
がかかっており来店客数の減少を招いたことがその要
続的なコスト・コントロールが奏功し、営業利益は27
因です。
億42百万円(同4.4 %増)と2期連続の増益となりま
一方、6月に㈱トーホーストアは㈱バローホールディ
した。一方、持分法による投資損失が増加したことな
ングス(岐阜県恵那市、以下「バロー」)との資本・
どにより、経常利益は24億29百万円(同4.8 %減)
、
業務提携を行い、11月にはバローのプライベートブラ
当期純利益は子会社の全株式を売却したことによる税
ンド「Vセレクト」を導入しました。現在は資材や物流
金費用の減少などにより10億17百万円(同1.7%増)
の見直しなどを実行に移しており、社内の「意識改革」
となりました。なお、期末配当は25円※とさせていた
にもつながっています。
経常利益/当期純利益(単位:百万円)
経常利益
2,962
中間
当期純利益
2,807
2,551
2,192
559
12.1
1株当たりの配当金(単位:円)
884
13.1
2,429
1,000
516
14.1
15.1
期末
1,017
16.1
10
10
10
10
5
5
5
5
5
5
5
5
12.1
13.1
14.1
15.1
25※
5
16.1
※2015年8月1日付で、普通株式5株につき1株の割合で株式併合を行っております。
(株式
併合前換算では、当期末の1株当たりの配当金は5円)
02
株主の皆様へ
第 六 次 中 期 経 営 計 画 (3ヵ年計画)
∼社会から信頼され必要とされる会社へ∼
2015年度(2016年1月期)
∼2017年度(2018年1月期)
最終年度(2018年1月期)財務目標
連結売上高
2,400億円
連結営業利益
35億円
ROE
6.5%
5 つの経営方針
1 持続的成長と収益力の向上
2 組織の活性化と人材の活性化
3 顧客・現場視点の経営
4 コンプライアンスと適時情報開示
5 スピード経営
7 つの重点施策
1 コア事業強化の為の事業基盤の拡大
2 グループ連携強化によるシナジー発揮
3 M&A戦略の更なる加速
4 新たなビジネスモデルの創生・育成
5 人事・給与制度改革の継続
6 業務改革による企業体質の強化
7 コスト・コントロールの徹底
03
価値訴求型店舗運営の早期定着とバローとの取組み
を更に推進することで、
業績の回復につなげてまいります。
事業基盤の強化について
M&Aによりグループ初の海外進出
国内事業基盤を着実に強化
海外に根をはるM&A仲介業者より紹介を受けたシ
ンガポールの「Marukawa Trading(S)Pte.Ltd.(マ
ルカワトレーディング)
」(P.8参照)が12月にグループ
入りし、初の海外進出を果たしました。同社は日本食
レストランなどへのDTB事業を営む会社で、日本食の
食材を中心に販売しています。トーホーグループの商
品力で同社の品揃えを強
化し、更なるシェア拡大
を目指すと同時に海外事
業のノウハウの蓄積にも
取組んでまいります。
マルカワトレーディング
国内では4月にDTB事業の「㈱プレストサンケー商会」
(石川県金沢市)がグループ入りし、㈱トーホーフード
サービス(以下「TFS」)では6月に浜松営業所(浜
松市中区)を開設、7月に埼玉支店(さいたま市桜区)
を移転しました。 C&C事業のA-プライスでも、5月に
鹿屋店(鹿児島県鹿屋市)
、10月に八王子店(東京都
八王子市)を出店、7店舗を改装するなど、事業基盤
を更に強化しました。
また、グループ会社の更なる成長のため10月には北
関東地区のDTB事業3社を合併し、
「㈱トーホー・北関東」
(栃木県宇都宮市)を、今年2月には静岡県のC&C事
業2社を合併し、
「㈱トーホー・C&C静岡」(静岡市葵区)
図1
吸収合併・商号変更(2015年10月1日)
(栃木県宇都宮市)
商号変更
(栃木県宇都宮市)
吸収合併
(群馬県前橋市)
圧縮に大きく寄与しており、来期も導入エリアを拡大
シナジーによる
更なる営業力の強化
(茨城県水戸市)
重複業務の解消による
生産性の向上
吸収合併・商号変更(2016年2月1日)
日食商事株式会社
(静岡市葵区)
商号変更
(静岡市葵区)
吸収合併
株式会社小松屋食品
(静岡県沼津市)
株式会社ケントップ
株式会社ケントップ
シナジーによる
更なる営業力の強化
重複業務の解消による
生産性の向上
する予定です。
来期の見通しについて
「業革」、
「挑戦」そして「意識改革」の実践で、
収益力を向上
第六次中計2年目となる来期も、
「業革」
、
「挑戦」そし
て「意識改革」をキーワードに7つの重点施策を着実に
推進し、持続的成長と収益力の向上に努めてまいります。
をスタートさせました(図1参照)
。来期はそれぞれの
持続的成長のための設備投資として、先述の㈱トー
会社で本社や倉庫などの新設・移転を予定しており、
ホー・北関東、㈱トーホー・C&C静岡に加え、A-プラ
グループ連携によって事業力を更に高めてまいります。
イスでは鳥取県初となる米子店(今年3月)
、愛知県初
業革やコスト・コントロールについて
積極的I
T投資で生産性を向上
使用電力の一部を新電力に切替え
となる尾張一宮店(今年 5 月)
、トーホーストアでは
BiVi土山店(今年4月、兵庫県播磨町JR土山駅前)な
どの出店を予定しており、改装・移転も計画に沿って
進めてまいります。
また、女性活躍推進や今年4月に実施した3年連続
生産性向上のため「業革」を鋭意推進中のTFSでは
のベースアップなど、組織・人材の活性化につながる
「バックオフィス業務の基幹店への集約化」に続く新た
人事・給与制度改革にも引き続き注力してまいります。
な施策として、得意先様・仕入先様とのWeb受発注シ
来期の見通しは、
売上高2,220億円
(前期比3.2%増)
、
ステム「toho Order Pro(通称:TOP)」を開発、
営業利益30億円(同9.4%増)
、経常利益29億円(同
6月より順次運用を開始し、受発注業務の効率化に着
19.4 %増)、親会社株
手しました。 A-プライスでは販促改革に着手し、これ
主に帰属する当期純利
までのダイレクトメールに代わる販促媒体として、10
益 13 億 円( 同 27.7 %
月にスマートフォン専用「A-プライスアプリ」を導入し
増)
を見込んでおります。
ました。今後は機能を更に充実させ、会員様とのコミュ
株主の皆様には当社
ニケーションを一層強化していく予定です。
一方、コスト・コントロールでは、新たな取組みとし
て使用電力の一部を新電力に切替えました。電気代の
グループの成長に一層
のご支援を賜りますよ
うお願い申し上げます。
04
T OPI CS 第63期の主な取組み(2015年2月1日∼2016年1月31日)
1日 ● 第六次中期経営計画(3ヵ年計画)
2015年
月
2
「IMPACT 2017」スタート
トーホーマーケティングサポート
の業務用食品(酒類を除く)仕入・
調達事業をトーホーが承継
● 日建 神戸支店を開設
M&A
●
日建 神戸支店▶
7日 楽農レストラン「育みの里 かんでかんで」
●
開店100ヵ月で来店客数80万人を突破
12日 ● A-プライス北熊本店改装オープン
㈱プレストサンケー商会がグループ入り
4月1日、北陸新幹線開業でにぎわう石川県金沢市を中心にディ
ストリビューター(業務用食品卸売)事業を営む㈱プレストサンケー
商 会( 石 川 県 金 沢
市)がグループに加
わり、北 陸 地 区にお
ける事業基盤を拡大
しました。
4日 ● A-プライス沖縄店
改装オープン
月
3
トーホーファーム「ひょうご安心
ブランド農産物」の認証を「ほう
れんそう」で取得(9品目)
●
26日 ● 社会貢献型株主優待制度により東日本大震災復興
義援金2,925,000円を寄贈
1日 ● プレストサンケー商会がグループ入り
● 九州地区の
51事業所で新電力を一部導入
トーホーストア「パートナー社員人事・給与制度」導入
● 年連続のベースアップを実施
2
10日 ● A-プライス名護店
改装オープン
15日 ● 第62回定時株主総会開催
● 初の女性役員
(独立社外監査役)▲A-プライス名護店
就任
30日 ● シャンボールの全株式を譲渡
●トーホーストア
「コウノトリ1点
1円募金」で豊岡市に212,283
円を寄贈
●
月
4
グループ入りした
㈱プレストサンケー商会
人 事・給 与
トーホーストア「パートナー社員人事・給与制度」導入
㈱トーホーストアは、パートナー社員(パート及び嘱託社員)のモチ
ベーションアップと有能な人材の育成、長期定着の実現を図るため、4月
「パートナー社員人事・給与制度」を導入しました。
1日、
本制度では、パートナー社員に3つの区分を設け、
ステップアップを目
指したい方には正社員登用までの道筋を明確にしました。
出店
A-プライス鹿屋店を出店
プロの食材の店「A-プライス」を運営する㈱トーホーキャッ
シュアンドキャリーでは、5月21日、鹿児島県下2店舗目となる
A-プライス鹿屋店(鹿児島県鹿屋市)をオープンしました。同
店 では、
A-プ
ライスでは数
少ない 精肉
月
5
21日 ● A-プライス鹿屋店オープン
の販売を行っ
ています。
オープンした
A-プライス鹿屋店
05
業革
Web受発注システム
「TOP(トーホーオーダープロ)」の運用を開始
㈱トーホーフードサービスでは、電話・FAXで受発注をいただいてい
システム「TOP」を開発し、6月より順次運用を開始しました。
運用を開始
関西地区の65事業所で新電力を一部導入
2日 ●トーホーフードサービス浜松営業所開設
5日 ●トーホーストア、バローホールディングスと
資本・業務提携
20日 ● 兵庫楽農生活センター、食育イベント
「育てよう!あなたのおいもさん」を開催
●
6
月
る得意先様・仕入先様を対象に、
インターネットを活用したWeb受発注
1日 ● Web受発注システム「toho Order Pro」の
「TOP」の導入は、得意先様・仕入
先様の受発注に係る利便性を一層
高め、同時に㈱トーホーフードサー
ビスの業務の効率化、生産性の向
上を図る業務改革となります。
1日 ●トーホーフードサービス
埼玉支店移転
21日 ● 日建 東京支店を
移転 P.9
出店
㈱トーホーフードサービス浜松営業所を開設
東海地区のシェア拡大に向けた事業所
再編として、㈱トーホーフードサービスは、
参観日」を開催
7
月
「toho Order Pro」画面
22日 ● 第6回「トーホー子ども
27日 ● 日食商事、小松屋食品
の合併を発表、新社名
は
「トーホー・C&C静岡」
(2016年2月1日付)
6月2日、浜松営業所を開設し、近隣の岡崎
開設した浜松営業所
㈱トーホーストア資本・業務提携を実施
兵庫県で地域密着型の食品スーパーを運営する㈱トーホーストアは、
6月5日、スーパーマーケットを中心に多面的に事業を展開する㈱バロー
ホールディングス
(岐阜県恵那
1日 ●トーホー普通株式を株式併合(5株を1株に併
合)。あわせて単元株式数の変更(1,000株
を実施
→100株)
8
月
アライアンス
支店を統合しました。
28日 ● A-プライス守口店
改装オープン
市)
との間で資本・業務提携を実
施しました。
9
月
取組みの一環として、
11月10
日からはバロープライベートブ
11日 ● A-プライス中津店改装オープン
ランド
「Vセレクト」の販売を開始
し、品揃えの充実を図りました。
バロープライベートブランド
「Vセレクト」
06
トーホー・群馬、
トーホー・カワサキが合併
1日 ● 昭和食品、
し、
「トーホー・北関東」が始動
新電力の導入地区を拡大(関東地区、中部地区、
中国地区の合計 48 事業所)※中部地区は11月1日
6日 ● A-プライス八王子店オープン
15日 ●「A-プライスアプリ」運用開始
● A-プライス大野城店
改装オープン
組織再編
●
月
10
「㈱トーホー・北関東」が始動
10月1日、㈱昭和食品(栃木県宇都宮市)、㈱
トーホー・群馬(群馬県前橋市)、㈱トーホー・カワ
サキ(茨城県水戸市)が合併し、
「 ㈱トーホー・北
関東」
(栃木県宇都宮市)
が始動しました。
本合併によって、効率的な設備投資、重複業務の解消、営業力の強化
21日 ● A-プライス那覇店
などを実現し、
北関東地区における更なるシェア拡大を図ってまいります。
改装オープン
出店
A-プライス八王子店を出店
㈱トーホーキャッシュアンドキャリーでは、10月6
日、首都圏では12年ぶりの出店となるA-プライス
1日 Web 受 発 注システム「 toho Order Pro 」に仕
●
入先様向けの機能を追加 P.6
10日 トーホーストア、バロープライベートブランド
「 Vセレクト」販売開始 P.6
●
12日 トーホーストア「コウノトリ1点1円募金」で豊岡市に
560,628円を寄贈
17日 ●トーホーストア「コウノトリ育むお米」を通じて豊岡
市に98,257円を寄贈
八王子店(東京都八王子市)
をオープンしました。
オープンしたA-プライス八王子店
●
月
11
業革
「A-プライスアプリ」の運用を開始
ダウンロードは
こちら
㈱トーホーキャッシュアンドキャリーでは、
従来からのダイ
レクトメールに代わる販促媒体として、
10月15日より、ス
マートフォン専用
「A-プライスアプリ」の運
では、
用を開始しました。
「A-プライスアプリ」
デジタルチラシやデジタルクーポンの発行、
店別のイベン
16日 ● Marukawa
月
12
ト情報のお知らせなど、
より鮮度の高い情報の発信が強化
Trading(S)Pte.Ltd.
されました。
コミュニケーションの更なる強化を目指し、
今
(マルカワトレーディン
グ)
がグループ入り P.8
後益々便利なアプリへと進化させる予定です。会員の皆様、
にご登録下さい。
ぜひ
「A-プライスアプリ」
2016年
月
1
7日 ●「プルタブを集めて車椅子プレゼント大作戦」で
沖縄県に車椅子6台を寄贈
25日 ● 関東食品の株式取得(持分法適用関連会社化)を
●
発表(2016年3月1日付)
アスピット東京支店を移転
CSR
「プルタブを集めて車椅子プレゼント大作戦」で
沖縄県に車椅子6台を寄贈
環境保全と社会福祉向上を目的に
取組んでいる「プルタブを集めて車
椅子プレゼント大作戦」により、2016
年1月7日、沖縄県に車椅子6台(うち
2台は子ども用)を寄贈しました。
07
アップ
ズーム
創業68年目で初の海外進出
Marukawa Trading(S)Pte.Ltd.(マルカワトレーディング)
2015 年 12月、シンガポールでホテル・日本食レストラン等を主な得意先として日本食の食材等の業務用食品卸売
事業を営むMarukawa Trading(S)Pte.Ltd.(マルカワトレーディング)がグループ入りし、トーホーグループとして
初の海外進出を果たしました。今回は同社についてご紹介します。
会社プロフィール
ASEAN 地域の中心都市
シンガポールで業務用食品卸売事業を展開
マルカワトレーディングは、2011 年に設立(1991 年
創業)、シンガポール内の有名ホテル・日本食レストラン
等を主な得意先とする業務用食品卸売事業を展開して
おり、取扱い商品の大半が日本から輸入した日本食の
所在地
シンガポール
資本金
200千シンガポールドル
事
内
日本食の食材等の
業務用食品卸売事業
業
容
従業員数
10名
大株主及び
持株比率
株式会社トーホー 100%
食材という会社です。
シンガポール共和国
ってこんな国
シンガポールの食生活は外食が中心で、観光客数は
年間約 1,500 万人、外食市場は約 7,000 億円ともいわ
れ、その中でも、日本食外食市場は拡大を続けています。
マルカワトレーディングのグループ入りにより、トー
ホーグループは初の海外進出を果たしました。グループ
の商品力を活かした同社の品揃えの充実と海外での事
業活動についてのノウハウの蓄積に努めてまいります。
シンガポール共和国
(通称:シン
ガポール)は、面積約716k㎡の島
国で、世界で最も治安の良い国の
一つといわれています。
シ ン ガ ポ ー ル の 一 人 当 たり
GDPは世界でも上位に位置し、国
際競争力が非常に強い国です。ま
た、美しく整備された国土は「ガー
デンシティ」と呼ばれ、多くの外国
人観光客で賑わいます。
私たちが経営しています!
Managing Director 西野
昌浩
長年業務用食品の調達を担当して
き ま し た の で、Made in Japan、
Executive Director Tan
Alan(タン アラン)
マルカワトレーディングは、私の父が
Made by Japanのクオリティの高さ
1991年に創業し、私は2001年に経営
に参画しました。常に成長の機会を探
を認識しています。日本の商品をシン
し、得意先様、仕入先様との信頼を大切
ガポールという大きな市場で販売し、
「ASEAN地域の業務
にすることで、着実に成長してきました。今回のグループ入
用食品卸といえば、シンガポールのマルカワトレーディン
りによって、
ASEAN地域において最も品揃え豊富な業務
グ」
といわれるような会社を目指します。
用食品卸売会社を目指します。
08
アップ
ズーム
外食ビジネスにおける店舗内装設計・施工の専門家
確かなデザイン・施工技術で
『お店づくりをトータルにサポート』
代表取締役社長
八木 政則
2014年8月、カラオケ店・飲食店などの店舗内装設計・施工業を営む株式会社日建がトー
ホーグループ入りし、「外食ビジネスをトータルにサポートする」グループ機能が更に強化さ
れました。今回は、外食企業のお店づくりをサポートする「日建」についてご紹介します。
会社プロフィール
本
豊富な施工実績(左からカラオケドルフィン 戸越公園店様、ステーキ宮 東金店様、
和食ダイニング 隠れ房 南青山店様)
オーナー様とともに
地域に愛されるお店づくりを実現
日建は、全国各地でカラオケ店や居酒屋、レストランチェー
社
埼玉県草加市
資本金
50百万円
事
内
カラオケ店・飲食店などの
外食店舗内装設計・施工
業
容
事業所
埼玉・東京・神戸
本社工場で複雑な内装家具も
スピーディに対応
経験豊富なデザイナーと複雑な内装家具にもスピーディに
ンなどを営む外食企業様の「お店づくり」をトータルサポー
対応できる本社工場。これらによるデザイン力と提案力が日
トする会社です。お店づくりの企画・デザイン・設計・施工を
建の最大の強みです。 一貫して手掛ける事業で、トーホーグループに「外食ビジネ
スをトータルにサポートする」新たな機能が加わりました。
日建の繁盛店づくりのお手伝いは、オーナー様がお店で
また、埼玉本社、東京・神戸の自社拠点に加え、建設協
力会社様との豊富なネットワークによって全国各地での施工
も可能にしています。
表現したいことを隅々までお聞きすることから始まります。
そこに日建が創業以来46年間積み上げてきたノウハウを融
合させ、最善のプランをご提案します。お店づくりでは「そ
の地域に愛されるお店になること」が何より大切です。これ
をオーナー様とともに実現したいと考えています。
PICK UP!
埼玉本社工場
本社工場で制作した家具
東京本部(東京都港区芝2丁目29-12トーホー東京芝ビル)
「トーホー東京芝ビル」
(右)が見えてきます。
JR田町駅から浜松町方面に徒歩10分。
当ビルは、トーホーグループの「東京本部」で、㈱トーホーのグループ戦略部やマー
ケティング本部、関係会社スタッフなどが在席し、活動しています。また、10階には
日建東京支店があり、多数のデザイナーがお客様の店舗イメージを創造しています。
09
10階 日建東京支店のスタッフ
モダンで洗 練 された 空 間が紡 ぐ
くつろ ぎの時 間 と、
極 上の博 多 キュイジーヌが奏でる
絶 妙 なハーモニー。
連載企画vol.4
フランス料理 KOJIMA
今回の訪問店
フランス料理 KOJIMA
〒810-0028
福岡県福岡市中央区浄水通2-14
TEL.092-531-2230 FAX.092-791-6728
[営業時間]
◆ランチ
11:30~14:30
(os.13:30)
◆ディナー 18:00~22:00
(os.20:30)※完全予約制
[定休日]
毎月曜日、第1・第3日曜日
こ じま よしのり
オーナーシェフ 小島
孔典さん
ホテル・レストランで修業後、1983年
に 独 立。博 多・西 中 洲に
『KOJIMATEI』
をオープン。人気TV番組「料理
の鉄人」に2度出演し、九州一のフレ
ンチシェフと評される。2010年に
『フ
ランス料理 KOJIMA』
『こじま亭料理
菓子研究所』
を開設。
『 食文化スタジ
オ』
で、若き料理人の指導にも尽力。
10
素材の持つ旨みを存分に楽しめる
珠玉のオートクチュール・レストラン。
1983年の開店以来、 地元・福
ザイク「サモトラケのニケ像」が―。
岡はもちろん、全国のグルメ達を唸
「ニケ像が大好きで、 ルーブル美
道まで、 契約農家の畑へ足を運ん
らせ てきた 博 多・西 中 洲 の 名 店
術館に何度も通って構図を考えまし
では旬の野菜を取り寄せるほか、
『KOJIMA-TEI』が、 新たに『フ
た」。そう語ってくださるのは、オー
玄界灘や有明海の新鮮な魚介を求
ナーシェフの小島孔典さんです。
めて卸売市場へも赴きます。
ランス料理 KOJIMA』として、 福
岡市中央区浄水通に移転して丸6
中学時代、レストランで初めて
コースは完全予約制で、 シェフ
年。 閑静な住宅街のなか、 洗練さ
口にしたピザの味に衝撃を受けた
におまかせ。とびきり新鮮な旬の食
前菜:Homard bretou(仏・ブルターニュ産オマール海老)
breton(仏・ブルターニュ産オマール海老)
11
調理法を追求。 地元九州から北海
鮮魚料理:Sole(有明海産・舌平目)
れたミュージアムのような建物の扉
小島さんは、 調理師学校卒業後、
材を、 ゲストの嗜好を配慮しつつ、
を開くと、目に飛び込んでくるのは
一流ホテルのレストランで修業を開
毎回異なる調理法でお出しするた
大型のワインセラールームです。
始しました。 朝は誰よりも早く厨房
め、メニューには前菜 「仏・ブルター
30年以上かけて収集された貴重な
へ入り、 先輩達が気持ちよく仕事
ニュ産オマール海老」 と、 素材名
ワインの数々には、目を見張るばか
ができるように準備。寝る間もない
のみが記されています。 そのシン
り。その先にはガラス張りの厨房が
ほど忙しいなかで、料理人としての
プルさに反して、 想像を超える華
あり、 生き生きと調理するスタッフ
基礎を叩きこまれ、 26歳の若さで
やかな皿が登場するのですから、
の姿を間近に見ることができます。
自身のレストランを構えます。「料
ファンが多いのも納得です。
そして、 誘われたモダンなメインダ
理は人を幸せにできる」。その思い
美しい弧を描くイカ墨のパスタの
イニングには、 壁一面のガラスモ
を胸に、 常に最高の食材と最適な
上に、ローストされたオマール海老、
みずみずしいペコロス(小型の玉
パリと心地よい食感とともに心ゆく
い」。 その信念は、 若い料理人達
ねぎ)などが軽やかに配された色
まで。 崩したチュイル(薄焼きクッ
にも伝わっています。「一度いらっ
鮮やかな冷前菜。 柔らかなオマー
キー)や軽やかなムース、さっくり
しゃったお客様からまたご予約が入
ル海老にその味噌を用いたソース
としたパウダーなどを混ぜていただ
ると、スタッフ全員が大喜びするん
を絡めていただくと、まろやかで芳
くと、 驚くほど多彩な味と食感の世
です」。 ゲストとスタッフが自然に
醇な香りが口いっぱいに広がります。
界が広がります。
親しくなり、 料理の楽しさや美味し
続く鮮魚料理 「有明海産・舌平
小島さんが大切にするのは“人と
さを共有し合う店。『フランス料理
目」 は、 採れたての有機野菜をふ
人とのつながり”。「母親が子どもに
KOJIMA』のキュイジーヌは、こ
んだんにあしらった、 春の訪れを彷
作るのと同様に、愛情と真心を持っ
れからも多くのファンを魅了するこ
彿とさせる一皿。 ふんわり巻かれ
ていなくては美味しい料理は作れな
とでしょう。
デザート:Fraise(博多 あまおう 苺)
た舌平目のポワレや福岡県糸島産
のムール貝を、 長崎県島原産の葉
玉ねぎ、芽キャベツなどの春野菜と
ともに、 菜の花ベースの爽やかな
ソースでいただきます。
上品な和皿に配されたデザート
は、まさに苺づくしの 「博多 あま
おう 苺」。まずは、 厳選されたひ
と口サイズのあまおうのデギゼ(砂
糖の結晶で包んだもの)を、 パリ
フランス料理 KOJIMAのスタッフのみなさん
家庭で気軽にKOJIMAの味を
ラ・ブティック・
ド・KOJIMA-TEI 福岡三越店
「フランス料理 KOJIMA」は、福岡三越デパート地下2階でデリカテッセンを展開してい
ることでも知られます。ショーケースには、フランス帰りの専任シェフによる“九州産黒毛
和 牛の赤ワイン煮 込み”や“スペシャル ハン
バーグ”などの本格的なお惣菜をはじめ、季節
ごとにメニューの変わるランチボックスがずら
り。ふわふわ食感のお餅と滑らかなプリンがコ
ラボレーションされた“もっちープリン”などの
スイーツもあり、ご家庭の食卓はもちろん、博
多のお土産としても人気です。
12
セグメント別 の概況(連結)
ディストリビューター(業務用食品卸売)事業部門
業務用食材の提供からメニュー、
情報、
システム提案に至るまで、
あらゆるジャンルの外食ビジネスをトータルにサポートしています。
売 上 高
1,437億20百万円
前期比 +3.4%
営業利益
18億35百万円
前期比 +31.7%
■売上高 ■営業利益 (単位:百万円)
143,720
138,966
1,835
1,393
15.1
16.1(当期)
主な施 策
●提案強化のため、総合展示商談会やテーマ別展示商談会などを頻繁に開催しました。
●4月に㈱プレストサンケー商会
(石川県金沢市)
、12月にMarukawa Trading(S)
(P.5,8参照)
Pte.Ltd.(シンガポール)がグループに加わりました。
●㈱トーホーフードサービスでは、Web受発注システム「TOP
(トーホーオーダープ
ロ)」を開発し、
得意先様・仕入先様との業務効率化を推進しました。
(P.6参照)
●10月に北関東の連結子会社3社が合併し、
「㈱トーホー・北関東」が始動しました。
(P.7参照)
●事業所の開設・移転を実施しました。
(P.6参照)
[開設] 6月:㈱トーホーフードサービス浜松営業所(岡崎支店を統合)
[移転] 7月:㈱トーホーフードサービス埼玉支店
テーマ別展示商談会
飲食店の毎日の仕入にお役立ていただけるプロの食材の店を運営しています。
営業利益
売上高構成比
19.9%
426億85百万円
前期比 +2.3%
㈱トーホーキャッシュアンドキャリーが運営するA-プライスの堅調な推移により
増収増益となりました。
6億20百万円
前期比 +4.1%
●A-プライスでは、展示商談会や店内での試食即売会を積極的に開催するとともに、
季節や業態などをテーマにした全店統一フェアの定期開催、旬の産直食材や専門食
材の販売などを引き続き強化しました。
■売上高 ■営業利益 (単位:百万円)
42,685
41,740
595
15.1
13
66.8%
既存事業会社の堅調な推移に加え、前期及び当期に実施したM&Aの寄与もあ
り増収となりました。また、増収に伴う売上総利益額の増加や業革、コスト・コント
ロールの推進により増益となりました。
キャッシュアンドキャリー(業務用食品現金卸売)事業部門
売 上 高
売上高構成比
620
16.1(当期)
主な施 策
●店舗の出店・改装・閉店を実施しました。
(P.5-7参照)
[出店] 5月:A-プライス鹿屋店、10月:A-プライス八王子店
[改装] 2月:A-プライス北熊本店、3月:A-プライス沖縄店、4月:A-プライス
名護店、8月:A-プライス守口店、9月:A-プライ
ス中津店、10月:A-プライス大野城店・那覇店
[閉店] 5月:A-プライス小林店、8月:A-プライス茨木店、
1月:A-プライス薬院店 ㈱トーホーキャッシュアンドキャリー
展示商談会
食品スーパー事業部門
「健康で安心な地域の冷蔵庫」
「あなたの街の食品スーパー」をコンセプトに
兵庫県南部で地域密着型の食品スーパーを運営しています。
売 上 高
232億11百万円
前期比 △4.8%
営業利益
(△損失)
△1億72百万円
前期比増減 △2億91百万円
■売上高 ■営業利益(△損失) (単位:百万円)
24,387
23,211
119
15.1
△172
主な施 策
●地産地消や産地直送をはじめ鮮度や価値を訴求できる商品の開発・育成に引き続き
注力しました。
●商品の価値を伝える
「ことPOP」の活用や試食販売、
チラシによる提案などに継続し
て取組みました。
●㈱トーホーストアは、
(岐
6月に㈱バローホールディングス
阜県恵那市)との資本・業務提携を行い、11月以降、バ
ローのプライベートブランド商品「Vセレクト」を導入し、品
揃えの強化を図りました。
(P.6参照)
地産地消や産地直送商品の強化
その他事業部門
グループ内へのシェアードサービスをはじめ、
品質管理サービス、
情報システムサービス、
営繕サービスなどコア事業を補完する事業を展開しています。
売 上 高
営業利益
4億59百万円
前期比 △11.5%
5,448
518
15.1
売上高構成比
2.5%
前期に実施したM&Aの寄与などにより増収となりました。一方、家賃の見直し
の影響により減益となりました。
主な施 策
●使用電力の一部に新電力を導入し、電力コストの上昇を和らげるなど、
コスト・コント
ロールに継続的に取組みました。
●グループ連携強化を図るため、近年グループ入りした会社の情報システム網の整備
を計画に沿って進めました。
■売上高 ■営業利益 (単位:百万円)
3,903
10.8%
価値訴求型店舗運営の定着の遅れや他業態との競争激化などが影響し、減収減
益となりました。
16.1(当期)
54億48百万円
前期比 +39.6%
売上高構成比
459
●事業の選択と集中の一環として、
4月に洋菓子の製造・販売を営むシャンボール㈱(大
阪市此花区)
の全株式を譲渡しました。
16.1(当期)
14
連結決算概要
連結損益計算書のポイント(単位:百万円)
売上原価
175,184
販売費及び
一般管理費
37,138
215,065
208,998
営業外費用
537
39,881
2,627
営業外収益
380
営業利益 経常利益
当期
純利益
売上高
売上総利益
2,429
前期
営業利益
1,134
103
1,000
売上高
法人税等
少数株主損失
特別利益
223
2,742
2,551
特別損失
経常利益
2,152
税金等調整前
当期純利益
1,017
当期
純利益
当期
(2014年2月1日から2015年1月31日まで)
(2015年2月1日から2016年1月31日まで)
※記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しています。
POINT
ROE・ROAの推移(%)
ROE
1
ROA
4.50
4.05
2.59
3.47
12.1
ROE =
13.1
当期純利益
平均株主資本
2.87
2.57
2.34
2.20
14.1
ROA =
3.21
15.1
事業利益(注)
平均総資産
(注)事業利益 = 利払前・税引前当期純利益
15
4.48
16.1
10期連続の増収、
営業利益は2期連続の増益
売上高はディストリビューター事業及びキャッシュア
ンドキャリー事業の堅調な推移や前期及び当期に実施し
たM&Aにより、
10期連続の増収となりました。
営業利益は増収に伴う売上総利益額の増加に加え、
業
務改革や継続的なコスト・コントロールにより、
期連続
2
の増益となりました。
経常利益は持分法による投資損失が増加した影響で
減益となりましたが、
当期純利益は税効果会計による税
金費用の減少もあり、
2期連続の増益となりました。
連結貸借対照表のポイント(単位:百万円)
資産合計
POINT
負債・純資産 負債・純資産
合計
合計
資産合計
80,608 78,459
流動資産
38,623
有形固定資産
27,977
無形固定資産
3,220
固定資産
41,985
投資その他
の資産
10,786
前期末
(2015年1月31日現在)
80,608 78,459
流動資産
流動負債
37,110
固定資産
41,348
2
38,851
株主資本
22,444
有形固定資産
27,593
その他の
包括利益
累計額
1,152
無形固定資産
3,415
投資その他
の資産
10,339
固定負債
少数株主持分
149
当期末
18,010
前期末
(2016年1月31日現在)
(2015年1月31日現在)
により受取手形及び売掛金が2億
37,582
固定負債
純資産
純資産
23,747
総資産は前期末に比べ21億48
百 万 円 減 少 し ま し た。
M&Aな ど
流動負債
16,408
24,468
株主資本
22,959
その他の
包括利益
累計額
1,106
少数株主持分
402
当期末
(2016年1月31日現在)
※記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しています。
連結キャッシュ・フロー計算書のポイント(単位:百万円)
3
2,839
8,275
32百万円、のれんを含む無形固定
資産が1億95百万円それぞれ増加
した一方で、借入金の返済などに
より現金及び預金が19億98百万
円、事業所跡地の売却などにより
有形固定資産が3億84百万円それ
ぞれ減少しました。
負 債 は 前 期 末 に 比 べ 28億70
百万円減少しました。短期借入金
及び長期借入金が23億75百万円
減少し、借入金の総額は209億19
百万円となりました。
POINT
営業活動による
キャッシュ・フロー
現金及び現金
同等物の
期首残高
現金及び
現金同等物に
係る換算差額
投資活動による
キャッシュ・フロー
△1,207
1
財務活動による
キャッシュ・フロー
△3,704
借入金の返済などに
より総資産・負債が減少
現金及び現金
同等物の
期末残高
6,204
当期
(2015年2月1日から2016年1月31日まで)
現金及び現金同等物の
残高は減少
営業活動によるキャッシュ・フ
ローは28億39百万円の収入とな
りました。投資活動によるキャッ
シュ・フローは固定資産の売却等
による収入があった一方、新規出
店・移転・改装など固定資産の取得
や子会社株式の取得による支出が
あり、
12億7百万円の支出となりま
した。財務活動によるキャッシュ・
フローは借入金及びリース債務の
返済や配当金の支払いなどにより、
37億4百万円の支出となりました。
※記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しています。
16
会社情報/株式情報
●会社概要 (2016年1月31日現在)
創立
商号
本社所在地
1947(昭和22)年10月
株式会社トーホー
神戸市東灘区向洋町西5丁目9番
078-845-2400(代表)
資本金
売上高(連結)
53億4,477万円
2,150億円(2016年1月期)
従業員数(連結)
2,146名
上記のほか嘱託・パートタイマー等
2,317名(1日8時間勤務換算)
主要取引銀行
三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、
西日本シティ銀行、福岡銀行、
佐賀銀行、肥後銀行、兵庫県信連
●役員の状況 (2016年4月13日現在)
役員
…社外役員
社外
独立
…証券取引所届出独立役員
代表取締役社長
上 野 裕 一
取
締
役
泉 博 二
社外
独立
取
締
役
佐 藤 敏 明
取
締
役
大 森 伸 一
社外
独立
取
締
役
山 中 幹 生
常勤監査役
浮 穴 浩 司
取
締
役
奥 村 一 人
監
査
役
野 邊 義 郎
社外
独立
取
締
役
高 橋 繁 正
社外
独立
監
査
役
内 海 陽 子
社外
独立
取
締
役
前 中 潔
社外
独立
●株式の状況 (2016年1月31日現在)
発行可能株式総数
発行済株式の総数
株主数
単元株主数
27,950,800株
11,012,166株(自己株式94,335株を含む)
7,961名
7,736名
持株数(株) 持株比率(%)
977,000
8.94
ト ー ホ ー 社 員 持 株 会
709,206
6.49
国
社
551,420
5.05
第 一 生 命 保 険 株 式 会 社
440,000
4.03
前
子
372,000
3.40
株式会社西日本シティ銀行
264,600
2.42
日 本 生 命 保 険 相 互 会 社
188,160
1.72
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)
162,300
1.48
3,000
株 式 会 社 福 岡 銀 行
162,120
1.48
株 式 会 社 三 井 住 友 銀 行
129,820
1.18
2,000
分
株
田
式
玲
会
地域別株主数
1万株以上112名
1,000株以上498名
九州・沖縄
1,270名
外国65名
北海道・東北92名
関東1,360名
中国・四国
608名
株主数
国分ホールディングス株式会社
注)1.
持株比率は、
自己株式を控除して計算しております。
国分株式会社は、
2.
2016年1月1日付で商号を国分グループ本社株式会社に変更しておりま
すが、上記株主名は、株式会社証券保管振替機構から通知された「総株主通知」に基づき記
載しております。
17
持株数別株主数
100株未満
225名
100株以上
433名
大株主一覧
株主名
株主分布状況
7,961
名
株主数
7,961
200株以上
6,693名
名
中部
455名
近畿
4,111名
株価の推移
※2015年8月1日付の株式併合
(5株を1株に併合)
に伴い、株式併合前の株価を遡及修正し
ております。
株価(円)
1,000
0
2015/2 2015/3 2015/4 2015/5 2015/6 2015/7 2015/8 2015/9 2015/10 2015/11 2015/12 2016/1 2016/2
コーポレートガバナンス
●コーポレートガバナンス・コードの概要
2015年6月、金融庁と東京証券取引所で策定されたコーポレートガバナンス・コードの適用が、全上場企業を対象に開
始されました。その概要と当社の特徴についてご説明します。
コーポレートガバナンス・コードとは
コーポレートガバナンス・コードにおいて「コーポレートガバ
合には、その理由を説明することが必要となります。
ナンス」とは、
「 会社が株主をはじめ顧客・従業員・地域社会等
当社は、コーポレートガバナンス・コードに則した新たな
の立場を踏まえた上で、透明・公正かつ迅速・果断な意思決定
「コーポレート・ガバナンスに関する報告書」を2016年4月に
を行うための仕組み」
と定義されています。
コーポレートガバナンス・コードは実効的なコーポレートガ
バナンスの実現に資する主要な原則を取りまとめたものであ
り、会社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上のため
に策定されました。
コーポレートガバナンス・コードは5つの基本原則を含む73
の原則から構成されており、原則を実施するか、実施しない場
東京証券取引所へ提出いたします。
コーポレートガバナンス・コード 5つの基本原則
1.株主の権利・平等性の確保
2.株主以外のステークホルダーとの適切な協働
3.適切な情報開示と透明性の確保
4.取締役会等の責務
5.株主との対話
当社のコーポレートガバナンス体制の特徴(P.17「役員の状況」参照)
当社は、
「 経営の透明性の向上」と
「経営監督機能の有効
議・検討し、取締役会に答申を行う
「ガバナンス委員会」を設置
性」を高めるため、社外取締役及び社外監査役を中心とした
するとともに「指名諮問委員会」、
「報酬諮問委員会」も設置し
コーポレートガバナンス体制を確立しております。
ております。両委員会の構成員は社外取締役を半数以上とし、
当社は、監査役会設置会社であり、取締役8名のうち独立社
外取締役を4名、監査役は3名のうち独立社外監査役を2名選
任しております。社外取締役・監査役は月に1回開催される取
締役会及び臨時取締役会に出席、更に社外取締役は月に1回
開催される経営戦略会議にも出席し、経営の重要事項の審議
や経営状況の監視・監督を行っております。
また、取締役会の諮問機関として、経営課題を継続的に協
各委員会の委員長を社外取締役としております。
委員会
指名諮問
委員会
報酬諮問
委員会
構成員
摘要
社外2名・ ・独立社外取締役が委員長を務める
社内1名 ・独立社外取締役が委員の過半数を
占める
社外2名・ ・原則として、代表取締役社長は委
社内1名
員に就任しない
18
株主メモ
事
業
年
度
毎年2月1日より翌年1月31日まで
定時株主総会
毎年4月 期 末 配 当 金
受領株主確定日
毎年1月31日
中 間 配 当 金
受領株主確定日
毎年7月31日
株主名簿管理人
東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
三井住友信託銀行株式会社
特 別 口 座 の
口座管理機関
東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
三井住友信託銀行株式会社
〒168-0063
東京都杉並区和泉二丁目8番4号 郵 便 物 送 付 先 三井住友信託銀行株式会社 証券代行部
(フリーダイヤル)
( 電 話 照 会 先 ) TEL. 0120-782-031
取次事務は三井住友信託銀行株式会社の
本店及び全国各支店で行っております。
公
告
方
法
電子公告により行います。
公告掲載 URL. http://www.to-ho.co.jp
ただし、電子公告による公告をすることが
できない場合は、日本経済新聞に掲載します。
お知らせ
特別口座に関する手続き書類につきましては、
三井住友信託銀行株式会社のウェブサイトでご請求いただけます。
http://www.smtb.jp/personal/agency/index.html
免責条項
本誌に掲載している将来に関する予想については、現時点で入手可能な
情報に基づき判断した見通しであり、多分に不確定な要素を含んでおり
ます。実際の業績などは、業況の変化などにより、異なる場合があること
をご承知おきください。
発行/株式会社トーホー グループ戦略部
〒658-0033 神戸市東灘区向洋町西5丁目9番
TEL. 078-845-2523 URL. http://www.to-ho.co.jp