第4回焼津市建築審査会会議録(PDF:21KB)

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第4回焼津市建築審査会会議録
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開催日時
平成 18 年 4 月 17 日(月)13:30∼15:00
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場
焼津市役所6階
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公開の可否
可
4
傍聴者数
2人
5
出
所
席
者
603号室
(委員)
会長
伊村
善郎
会長代理
秋山
和幸
委員
池田
浩敬
委員
武藤
裕子
委員
青木
庸一
(特定行政庁)
小澤
武由(都市住宅部長)
八木
孝博(都市住宅部都市計画課長)
伊久美
6
隆(都市住宅部建築指導課長)
杉山
龍児(都市住宅部建築指導課指導担当)
加藤
千晴(都市住宅部建築指導課指導担当)
菊川
岳浩(都市住宅部建築指導課指導担当)
池谷
康史(都市住宅部建築指導課指導担当)
会 議 次 第 ①付議案件
議第1号
建築基準法第 43 条第 1 項ただし書きによる包括的許可基準の改正
について
議第 2 号
建築基準法第 44 条第 1 項第 4 号による包括的許可基準について
議第 3 号
建築基準法第 56 条の2第 1 項ただし書きによる包括的許可基準に
ついて
議第 4 号
建築基準法第 43 条第 1 項ただし書きによる包括的許可基準に係る
許可の報告
②特定行政庁移行に係る運用基準等について
③重要施策の取り組み
④その他
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審議事項等
≪司
会≫
県人事異動による新委員(青木委員)の紹介
≪青木委員≫
あいさつ
≪司
市組織改革、人事異動に伴う職員の紹介
会≫
≪小澤都市住宅部長≫
あいさつ(所用により小澤部長退席)
ただ今から第 4 回焼津市建築審査会を開催する。
≪伊村会長≫
本日の出席委員は 5 名中 5 名で委員の半数を超えており、焼津市建築審査会
条例第 4 条により会議は成立する。
本日の会議録の署名人は私の他に池田委員にお願いする。
本日の案件は焼津市長より付議されたものが 4 件ある。
建築基準法第 43 条第 1 項ただし書きによる包括的許可基準の改正について
(1)議第1号
≪特定行政庁≫
改正内容を説明。
大きな改正点としては、包括的許可基準第 2 イ(ウ)①、②の「建替え」を
「建替え等」に変更した。今までの包括的許可基準では「建替え」と限定して
いたが、今改正により増築等の申請についても包括で対応できるようになる。
その他の改正点としては、今回付議している他の包括的許可基準と表現を
合わせる改正である。
≪伊村会長≫
各委員の意見、質問等を問う
≪青木委員≫
「等」を入れたことで、付属屋的な別棟の増築にも対応するものか。
≪特定行政庁≫
そうである。
≪秋山委員≫
「建替え等」という言葉についての定義規定はないのか。
≪特定行政庁≫
「建替え」という言葉は建築基準法に定義されていないが、一般的に解り
やすい表現とした。
≪秋山委員≫
「建替え」に準じるものも含まれるのか。
≪特定行政庁≫
例えば木造の住宅を壊して、鉄骨の住宅を作るのは「建替え」である。
≪青木委員≫
包括案件なので、具体的な事例などを提示してもらったほうがよい。
≪特定行政庁≫
ここでは「新築」を規制するものである。
≪秋山委員≫
10 坪から 100 坪への増築も可能か。
≪特定行政庁≫
「建替え等」であれば可能である。
≪伊村会長≫
「建替え」という言葉の定義がないため、運用や例示があったほうがよいの
では。
≪特定行政庁≫
≪青木委員≫
運用の作成について検討する。
特定行政庁の運用がその時の流れによって変わることがないよう、事例を
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一つ一つ挙げて審査会に報告してはどうか。
≪特定行政庁≫
以前より包括的基準を作るのに他行政庁を参考としてきたが、この「建替え
等」というのは静岡市の扱いを参考とした。
≪伊村会長≫
他に意見、質問がなければ、意見、質問を打ち切る。
議第 1 号について採決をとるが、意義ないか。
≪各 委 員≫
意義なし
≪伊村会長≫
それでは議第 1 号として「建築基準法第 43 条第 1 項ただし書きによる包括的
許可基準の改正」について原案どおり承認する。
(2)議第 2 号
建築基準法第 44 条第 1 項第 4 号による包括的許可基準について
建築基準法第 44 条第 1 項第 4 号の許可について説明
≪特定行政庁≫
今回の包括的許可基準は自動車のみの交通の用に供する道路に設けられる
建築物である休憩所、給油所等の包括的許可について定めるものである。想定
としては、東名高速道路サービスエリア内に建築される休憩所等が考えられる。
基準の内容については、これまで県が定めていたものと同様である。
≪伊村会長≫
各委員の意見、質問等を問う
≪秋山委員≫
パーキングエリア内の休憩所は道路区域内にあるのか。
≪青木委員≫
パーキングエリア内も道路区域に指定されている。このため、建築基準法第
44 条第 1 項第 4 号の許可が必要になる。
≪伊村会長≫
休憩所、給油所等ということは、物品販売店舗などは含まれないのか。
≪特定行政庁≫
含まれる。レストランなども含め、高速道路等の利用上必要な施設を包括的
許可の対象として考えている。
≪青木委員≫
物品販売店舗等を含めて全体を休憩所として扱ってよいか。
≪特定行政庁≫
よい。東名日本坂サービスエリアについて、県も同様にして扱ってきた。
≪青木委員≫
高速道路の休憩所も多目的になってきている。入浴施設や宿泊できる施設が
できる可能性もあるのでは。
≪特定行政庁≫
そのような事案がでてきた場合は協議し、審査会に諮る場合もある。
≪伊村会長≫
他に意見、質問がなければ、意見、質問を打ち切る。
議第 2 号について採決をとるが、意義ないか。
≪各 委 員≫
意義なし
≪伊村会長≫
それでは議第 2 号として「建築基準法第 44 条第 1 項第 4 号による包括的許可
基準」について原案どおり承認する。
(3)議第 3 号
建築基準法第 56 条の2第 1 項ただし書きによる包括的許可基準について
≪特定行政庁≫
建築基準法第 56 条の2第 1 項ただし書きの許可について説明。
今回の包括的許可基準は、既存建築物が用途地域の変更や容積率の変更等に
より、既存不適格建築物となった建築物のある敷地内に増改築等を行う場合に
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ついて定めたものである。
≪伊村会長≫
各委員の意見、質問等を問う
≪池田委員≫
県の包括的基準に合わせているようであるが、「1
趣旨」の文章が県とは
違った構成をしている。これは何故か。
≪特定行政庁≫
趣旨の文章については、焼津市における他の包括的許可基準に合わせている。
県の文章の構成が違う理由については、県の包括的許可基準が改正されていな
いことによると思われる。
≪青木委員≫
注意書きに「「既存不適格建築物」は、日影の許可を受けた後も既存不適格
建築物とする。」とあるのは、何故記載しているのか。
≪特定行政庁≫
県の基準をそのまま踏襲している。
≪青木委員≫
一度許可を取って建てた数年後に更に増築をしたいというような、救済的な
場合を想定しているのか。
≪特定行政庁≫
そうである。
≪青木委員≫
(他の委員に不適格及び本案件について具体的に説明。)
≪伊村会長≫
他に意見、質問がなければ、意見、質問を打ち切る。
議第 3 号について採決をとるが、意義ないか。
≪各 委 員≫
意義なし
≪伊村会長≫
それでは議第 3 号として「建築基準法第 56 条の2第 1 項ただし書きによる包
括的許可基準」について原案どおり承認する。
(4)議第 4 号
建築基準法第 43 条第 1 項ただし書きによる包括的許可基準に係る許可の報告
平成 18 年 1 月 4 日から 3 月 31 日までの期間中に包括的許可基準により許可
≪特定行政庁≫
された件数の報告。
件数:10 件(全て包括的許可基準(3)アによる河川占用による接道)
≪伊村会長≫
議第 4 号について報告があったとおり同意する。
≪伊村会長≫
以上議第 1 号から第 4 号について、焼津市長に審議の結果を通知することと
する。
特定行政庁移行に係る運用基準等について
≪特定行政庁≫
・建築基準法第 43 条第 1 項ただし書き許可の運用基準について
基本的に県のものを踏襲している
・建築基準法第 48 条による建築許可の取り扱い方針について
基本的に県のものを踏襲している
・焼津市アーケード等連絡協議会設置要領について
建築基準法第 44 条第 1 項第 4 号にかかるアーケードや病院や学校で道路
の上空に掛かる渡り廊下などの許可をする前に警察、消防や道路管理部局
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などの関連部局で調整を図るための協議会を設置するための要領である。
≪伊村会長≫
各委員の意見、質問を伺う
≪青木委員≫
特定行政庁として、様々な事例を想定してまとめた運用基準である。
≪伊村会長≫
他に意見、質問がなければ、意見、質問を打ち切る。
重要施策の取り組み
≪特定行政庁≫
・中間検査の指定範囲拡大について
一戸建ての住宅について検査対象範囲を拡大した。
・定期調査(検査)報告の流れについて説明
県では業務の一部を第 3 者機関などに委託しているが、焼津市では定期
報告業務の全てを行う。
・プロジェクト TOUKAI‐0の平成 17 年度実績について説明
≪伊村会長≫
各委員の意見、質問を伺う
≪武藤委員≫
TOUKAI‐0事業の高齢者型とは何か。
65 歳以上のみの世帯、障害者がいる世帯については一般の補助額 30 万円
≪特定行政庁≫
に加え、20 万円の割増をしている補助制度のこと。
≪池田委員≫
TOUKAI‐0事業は 5 ヵ年計画で、平成 17 年度で終了したのでは。
≪特定行政庁≫
当面の間県が継続することが決まったため、市においても継続している。
≪池田委員≫
補助額について、市独自で上乗せをしないのか。
≪青木委員≫
県内では熱海市が上乗せを行っている。
≪特定行政庁≫
できるだけ多くの市民に利用してもらうよう、独自の上乗せは考えていない。
≪伊村会長≫
密集住宅について、調査の対象区域は国からの指定はあったか。
≪特定行政庁≫
指定はない。
≪伊村会長≫
耐震改修促進法において危険物を扱う建築物も追加されたが、その対策は。
≪特定行政庁≫
この事業は密集地域において、地震時に建物が崩れて避難路を遮ってしまわ
ないようにすることなどを想定した事業である。
≪青木委員≫
密集市街地、緊急避難路と緊急輸送路の事業があり、それを優先している。
≪伊村会長≫
他に意見、質問がなければ、意見、質問を打ち切る。
その他
≪特定行政庁≫
・建築基準法一部改正案について説明
建築確認・検査の厳格化、指定確認検査機関の業務適正化についてなど、
現在国にて検討されている内容について説明。
・次回審査会開催については平成 18 年 7 月 24 日(月)15:00 からとする。
≪各 委 員≫
了承
≪伊村会長≫
これをもって本日の審査会を終了する。