報道関係者各位 NPO 法人きずなメール・プロジェクト 東京都杉並区成田東 3-3-14-102 ☎03-6317-5575 fax03-6322-3673 [email protected] 赤ちゃんの誕生日を登 録すると、月齢に合わせ た内容が届く「産後きず なメール」 。登録 2125 名 にアンケートを依頼し ました。 産前/産後のイメージギャップに戸惑う母親たち 産後ママ 67%の「想定外」とは? 「産後きずなメール」アンケート調査結果 楽しみにしていた自分の赤ちゃ んの誕生。でも産んでみたら「想 定外だった」 「知らなかった」こと が多くて戸惑う母親たち。妊産婦 向けメールサービス「きずなメー ル」による“孤育て”予防、産後 うつ、乳幼児虐待の予防活動を行 う NPO 法人きずなメール・プロ ジェクト(東京都杉並区)では、 「産後きずなメール」アンケート調査(2012 年 11 月 20 日~11 月 29 日)より 「産後きずなメール」購読中の産 後 1 年以内の母親507 人からアン ケート回答を得たところ、産前産後における「想定外」のギャップが明らかとな 【他の主な回答】 りました。 身体が辛い・体力の低下 同調査は 2012 年 11 月 20 日~11 月 29 日、2125 名にアンケートを依頼し 757 寝不足になると思わなかった 人が回答。うち、質問【出産前には「想定していなかった」「知らなかった」という 外出が大変だとは思わなかった ことがあったら教えて下さい】に記入したのは 507 人。自由記述式でありながら 予防接種の複雑さ 67%もの登録者が記入したことからも、母親たちの「伝えたい」 「知ってほしい」 夫との関係の変化 気持ちが垣間見えます。 集計ではこの記述を類型化し集計、 ランキングしました。 多すぎる情報への戸惑い 3 位は「赤ちゃんがこんなに寝ないものだと思わなかった」で 63 名。 「ミルク 保育園(待機児童) を飲んだら大体すぐ寝ると思っていた」 「おっぱい以外は一日中寝ていると思って 上の子の赤ちゃん返り いたけど、起きている時間も長く大変」の回答が多かった。 2 位は「こんなに時間/自由がなくなるとは思わなかった」で 77 人。 「時間の余裕が全くない」 「コンビニ すら一人でいけない」 「自分の時間はある程度減ると聞いていたが、無いに等しい。予想以上」 。産前の自由な 時間の使い方が、産後も続く思う母親は少なくないようです。 1 位「授乳がこんなに大変とは思わなかった」が 109 人。授乳の頻度、乳房のマイナートラブルから、 「ミ ルク育児が否定されていること。母乳が出にくいのでとても悲しい」 「完全母乳育児母礼賛の風潮があり、母乳 の出が悪い母親にとっては想定外のストレスだった」など「母乳育児神話」の重圧に悩む母親の姿が浮かびあ がりました。 「産後きずなメール」原稿の監修者であり、東京・杉並区のひだまりクリニック院長の小児科医・佐山圭子 氏は「核家族が増え、周りに赤ちゃんが少ない環境で生活してきた人が多い今、産後の生活がリアルにイメー ジできないまま、出産の痛手も癒えぬうち、突然の赤ちゃんとの生活に『こんなに大変だったとは・・・』と 不安でいっぱいというのが多くのお母さんの率直な感想。子育てには、周囲からの支えが欠かせません。父親 が母親を精神的に支える意識を持てば、産後うつも減るのでは。母親が幸せでいることが、子育てには大事な のです」と指摘します。 社会構造の変化や経済環境の悪化にともなう育児ストレスの高まりで、産後うつや乳幼児虐待の増加が懸念 NPO Kizunamail Project される中、産後の生活イメージを産前から啓発していくことは、欠かせない社会課題となりつつあります。 (↓以下、代表的な自由記述) 【参考】代表的な記述 ●授乳の大変さ。混合だとミルクをどれだけ足して良いか分からず、小児科と助産師、おっぱい外来、プロで も意見が分かれて本当に悩んだ。母乳がどれだけ出るか、想定外も良い所。また、赤ちゃんは泣き止まない、 寝ても降ろすと起きて泣く、母はお世話で身動き出来ないなんて知りませんでした。 ●自分の時間がある程度減るのは覚悟していたが、減るどころか無いに等しくなったこと。特別優遇されたい 訳ではないが、世間がこれほどまで子持ちに冷たいもの、生きづらいものだとは考えもしなかった。 ●完全母乳育児を目指すには赤ちゃんが欲しがるだけ母乳を与えること、と育児書などに書いてあったので、 それを実践しようとしたら授乳してない時間は常に泣くので、トイレも食事もままならず…。赤ちゃんも可哀 想で断念しました。完母礼賛の風潮があるので、誰でも少し頑張ればできるのかと思っていましたが、母乳の 出が悪い母親にとっては想定外のストレスでした。 ●出産後は我が子が生まれて幸せなお母さんが当たり前と思っていたのでマタニティーブルーや産後うつを知 らなかった。1人目を出産後不安な気持ちが大きすぎて我が子を可愛く思えなくて駄目な親だと自分を責め誰 にも相談できなくて本当に辛かった。現在2人目新生児を子育て中ですが、また1人目と同じ気持ちになった らどうしようと生まれる前から不安だったけど、ちゃんと可愛く思ってます。ただ、気持ちの浮き沈みがあり 夜になると不安な気持ちになる事がたまにあります。いつもの自分なら平気な事で泣いてしまったり…。 ●コレほど孤立するとは思わなかった。意識して外界と接触してるからまだ何とかなってるが自分が動くのを やめるととたんに孤立する。あと、待機児童もコレほどヒドイとは知らなかった。 ●妊娠中は無事に産むまでばかりを勉強していて、生まれてからのことをあんまり知らなくて大変だった。赤 ちゃんの体調のことや母乳のことなど。 ●この生活まるごとほとんど想定外です。朝が早いだっこで体が痛い授乳がひんぱんおっぱいのコンディショ ンを保のが大変早いうちから仰向けをいやがるようになりおむつ交換が難しい(特に外出先)子供の重さがプ ラスされるので買い物が大変美容院に行けないベビーカーだと行きづらい場所が多い(銀行や郵便局など)離 乳食を手作りすると一日中キッチンに立っている気分になる 定非営利活動法人きずなメール・プロジェクト http://www.kizunamail.com/ NPO Kizunamail Project
© Copyright 2025 Paperzz