118 号 - 札幌市母子寡婦福祉連合会

ひとり親家庭の情報誌
平成24年3月15日発行
一 年 を ふりか えって
親子クッキング
新年のつどい
福祉協賛ビアガーデン
母子部茶話会
パソコン教室
親子のレクバス
宇宙教室
スポーツ大会
まなトピア
札幌市優良母子表彰
− 118号 −
ふれあい旅行
㈳札幌市母子寡婦福祉連合会発行
札 幌 市 中 央 区 大 通 西 19 丁 目
札幌市社会福祉総合センター内
TEL 011-631-3270 FAX 011-643-5904
E-mail:[email protected]
URL:http://www.satsuboren.or.jp/
札母連研修会
研修テーマ
日 時 平成24年2月26日
(日)
場 所 札幌市社会福祉総合センター4階大研修室 「つなごう人の輪、広げよう地域の輪」
参加人数 141名
講 演
「児童虐待の現状と対策について」
講師 札幌市子ども未来局
児童福祉総合センター 相談判定課
緊急対応担当課長 高橋 誠 氏
研修会に参加して
テーマは「児童虐待とその対応」
というお話で、児童相談所の方が来られての講演で始まりました。私が特
に印象的だったのは、体中にタバコの焼き跡のある子と、
バットでおしりをなぐられて紫色にはれあがっている
子の映像でした。保護された経緯も話されて「ここまでやるかい!!」
と思い悲しくなりました。私も日々の生活の
中で、
これは虐待ではなかろうかという場面を何度かくり返してきました。
その度に虐待とそうではない時との
ボーダーラインは?との疑問に悩んでいました。
ニュースで悲しい事件が流れる中、
いつも思う事は子供を殺して
しまう経緯に至った母親の心情です。
どうして回りは気づいてあげれなかったのかな?例え、回りが気づい
て通報したとしても、
救い出せなかったニュースもいっぱい流れました。
これからは、
どうやって苦しんでいる親子
を、
いち早く見つけて救い出せるのかが、大きな課題になるのでは、
ないでしょうか?
講演の後は、
ピアノのミニコンサートが行われ、
午後からは六名のお母さんの思い思いの発表があり、
とって
も素晴しいものでした。研修発表の後は、
質問や、
はげましの言葉がありました。研修会終了後は、
一Fのバザ
ーコーナーに行き、
買い物をしました。
今回の研修は、
悩んでいた私にとって、
とても意味のある日になりました。
白石区 藤谷ゆうこ
児童虐待には「身体的虐待」
「性的虐待」
「ネグレスト」
「心理的虐待」
と4つに分けられていて、
それぞれ
の虐待に対して、
とてもわかりやすくお話をして下さいました。
平成18年度と比べると、22年度は何倍も虐待が増えているとのことなので、少しでも減らすため、
どんな小
さな事でも気がついたらホットラインに相談して下さいと話されました。
研修討議は次のような発表がありました。
「ひとりで悩まないで」手稲区 木村 真弓さん
「子どもに支えられて」白石区 道辰 玲子さん
「人は一人では生きられない、周りに感謝!」中央区 田中 由美子さん
「まなトピアコーデネータの雇用と育成を!」東区 武田 典子さん
「単位会長になって」豊平区 保木 麻里さん
「住まい、価値観を見直して」南区 浅野 里絵さん
皆さん、
とっても良かったと思いました。
ピアノミニコンサートでは小椋美奈子さん、芳さんの親子でよく耳にしている曲を沢山弾いて下さって、
とても良
かったです。
みんなで「翼をください」
を歌ったのも楽しかったです。
北区 米村 幸子
本日の研修会で基礎的知識を習得し「札幌市オレンジリボン地域協力員」として71名が登録いたしました。
オレンジリボン
まずは相談を!24時間365日対応
子育ては思い通りにはいかない事の連続です。
多くの不安や悩みを抱えているお父さん・お母さん(保護者の方)、
また、子育てに悩んでいるご家庭を気にされている市民の方。
一人で抱え込まずに、その「思い」を相談してみませんか。
−2−
子ども安心ホットライン
(子ども虐待相談)
☎622-0010
児童家庭支援センター
夢をあきらめないで
∼
「HASTIC ひとり親家庭宇宙教室」へ招待されました!∼
NPO法人 北海道宇宙科学技術創成センター様がひとり親家庭の子
どもを対象として、宇宙を知ることを通して科学の面白さを伝える体
験型の企画、
「HASTIC ひとり親家庭宇宙教室」を開催されました
日 時 平成24年1月21日(土)
場 所 赤平市
植松電機(株)ARC棟
参加人数 14世帯 36名
1月21日、赤平市の植松電機で行われた宇宙教室に参加しました。発射
ボタンを押すと、手作りしたロケットが勢いよく打ち上げられ、上空で
パラシュートが開いてゆっくりと落ちてきます。それを夢中で追いかける
子どもたちの姿を見ていたら、この子たちの可能性は無限なんだと心から
信じることができました。この世から「どうせムリ」という言葉をなくした
いという植松努さんのお話も素晴らしかったです。母子家庭だから、
余裕がないからとあきらめてしまわず、違う方法を探してみたいと思いまし
た。植松電機の方々はもちろん、このような機会を与えてくださった
HASTIC(ハスティック)と北海道新聞社のみなさまに感謝いたします。
中央区 井上 由美
小4 藤谷 亮太
クリスマス会&リサイクルバザー
平成23年12月18日
(日)
参加者 70世帯 155名
今年初めてクリスマス
会と同時にリサイクル
バザーを開催しました
今年も札幌南ロータリークラブさん
がサンタさんと一緒にプレゼントを
持って来て下さいました
平成24年1月13日(金)
札幌第一ホテル 参加者 146名
新年のつどい
ゆずります 24インチ オレンジ色マウンテンバイク
ゆずって下さい 婦人用自転車
−3−
お願い
ゆずります・ゆずって下さい
☆ゆずって欲しい方、ゆずりたい方がいましたら事務局までご
連絡ください。
☆ゆずってくださる方の善意があってのことですので、連絡の
際のマナーに十分ご注意ください。
☆受け渡しに関してのトラブルは一切責任を負いかねますの
で、予めご了承ください。
☆受け取り後は、札母連事務局までご一報くださいますようお
願いします。
各区母連からのご案内 ∼
∼
in
東 区 母 連の下 期 行 事として、美 容 学 校の先 生、
生徒による
﹁ハンドマッサージ、
ネイル、
メイク﹂
の体験
講 習を実 施。
お母さんやお子さんで仕 事の目 標に
つながったらうれしいです。
9月4日㈯から
﹁まなとぴあ 東区﹂
を開講しま
した。約半年が経ち、受講生、
ボランティア講師とも
に安 定した運 営が出 来るようになり、親の声とし
て、家でも勉強するようになったと喜ばしい感想も
聞かれる様になりました。参 加 児 童が増える事を
期待しています。
1月 日㈮、新年の集いが東区民センター大ホー
ルに於いて100名 程の参 加
で開 催されました。楽しいゲ
ームや演 目を楽しみ、今 年一
年 元 気で頑 張 りましょうと
絆を深めました。
95
28
30
92
月3日㈭は恒例のボーリング大会を白石区
のディノスで行い 名の参 加 者で開 催しました。
ボーリング大会終了後、
お昼はアサヒビール園でバ
イキング、
汗 を 流した後の食 事は又、
一段とおい
しく頂きました。
1月 日㈯白石区母連
﹁新年の
つどい﹂
を白石区民センターにて開催しました。
ご
来賓 名、
会員 名、
子ども 名計 名の参加
でした。
手 品、
ジャンケンゲーム、
ホルン演 奏 等で楽しいひととき
を過しました。
今 後の予 定としま
しては、
3月 日㈰に
東 白 石 会 館にて入 卒
祝会を行います。
今 年 も 会 員 と 共
に、母 子 会 の 活 動 に
努 力して参 り たいと
思います。
11
42
一月 十一日 ㈬ 新 年 会が一一七 名の参 加で行
れ、新年を晴れやかに出発する事が出来ました。
東日本大震災の復興が進まない中で心が痛みま
したが、﹁忘 れない﹂
を 合 言 葉に支 援して参りま
す。
二月十九日㈰、
母子部茶話会、
三月十一日㈰
には入 卒 祝 会、
一七 人の子どもたちを 祝 福し、
喜びを分かち合いたいと楽しみにしています。昨
年七月より始めた学トピアも八ヶ月が経過し少
し 落 ち 着いては 来 ました
が、
ハラハラドキドキの毎日
です。子どもたちのやる気
とボランティア先 生の本 気
に支 えられて今 日までく
る事が出来、感謝の心で一
ぱいです。写 真はボーリン
グ大 会の集 合 写 真、子 ど
も 達の成 長がまぶしい行
事の一つです。
20
昨年度は、
6月に一泊研修旅行を行い、
くだもの
狩りを秋に行いました。初めてのぶどう狩りは、
あい
にくの雨降りでしたが色々な種類のぶどうを食べる
事が出来ました。少し早めに切り上げて定山渓のビ
ューホテルへ行って豪華な昼食を食べた後は、自由に
それぞれプールと温泉で日頃の
疲れを取り有意義な時間を過
ごして来ました。
月には好評であるスイーツ
デコを 開 催しました。
たくさん
の参 加 者に講 師の先 生 も 驚い
ていました。男の子の参 加 者 も
多くて、
みんな様々な作品を作
り楽しい時間を過ごしました。
年が明けて、恒例の
﹁新年のつ
どい﹂
は東京ドームホテルで1月
日 ㈯ に 行いました。今 年 も
一年 無 事に過 ごせま す ように
∼と 願いを 込めて・
・・そして3
月 日㈰には、月寒公民館にて
入卒祝い会を開催します。
豊平区
一月二十一日㈯に定山渓温泉にて、﹁新年のつど
い﹂
を開催しました。
去 年に続き、会 場 を 定 山 渓 温 泉にしたのは、午
前 中に集まり、新 年 をお祝いし、
その後はゆっくり
温 泉 を 楽しみ、
ゆとりある一日を 過ごせるからで
す。会 員のみなさんにも大 変 好 評で、
あたたかい交
流を深めながら楽しいひとときでした。
母子、寡婦ともそれぞれ悩みは
つきることがありません。少しでも
笑顔の多い一年になるよう心から
お祈りいたします。
南区母連としては、会員同士の
つながりを 大 切にして活 動につな
げていきたいと思います。
南区
−4−
10
21
11
白石区
25
西区
東区
20
16
清田区
防 災について日頃からの備えが必 要と思い、
六月に
消防署の方から電気系統の防災について学びました。
九 月の日 帰 りバス旅 行 も、
千 歳の
﹁そなえーる﹂
に行
き、地震の体験をしたり、
避難器具の体験をし、
防災
に対する力を高めれたように思います。
多くの方々か
らお力を頂き、
十月に土曜学習塾を開講することが
できました。
ボランティアの学生さんの声です。﹁子供た
ちが
﹃わかった﹄
という明るい表情をする瞬間、帰ると
きに言ってくれる
﹃ありがとうございました﹄
という言
葉が私の励みになっています。
このような取り組みが
もっと広まりもっと多くの子供たちの笑顔が見られる
日がくることを願っています。
﹂無事故で継続していけ
るよう、
役 員一同 力 を 合 わせてゆこうと思っておりま
す。
−5−
40
中央区
20
名の子どもを含め100余名の会員とともに、
美
味しいお料理を頂き、
ご来賓の皆様と楽しいゲームをし
ながら新しい年を迎えたと思ったら、
もう3月の進級祝
い会の時 期になりました。
2月の団 体の研 修 会では中
央区の部員からも提言をし、
皆で学習をしました。
これ
から、
果 物 狩り、
温 泉など皆さんと共に楽しめる企 画
を考えておりますので、
単位会長さんからの連絡を楽
しみに待っていて下さい。
若い母子会員がどんどん増え、
156世 帯312名の大 所 帯の中 央 区ですが、
これか
らも色々な場 面を通じて子 育て中の母の応 援 をして
参りますので、
皆さんの入会をお待ちしております。
11
1月 日、
手稲区母連の為に
ご尽力下さった
前会長の川島澄子さんが
ご逝去されました。
ご冥福をお祈りしたいと
思います。
30
25
紅 葉には少し早い9月 日㈰ 秋のレクレーション
を行いました。豊平峡ダムを散策、
その後豊平峡温
泉で本場のナンとカレーを食べ放題で堪能し、
天然
温泉にゆっくりつかりました。
カ
レーも温 泉も素 晴らしかったけ
ど、
一番素敵だったのは、参加し
た会 員さんの集 合 時 間の見 事
なこと。
3か所の待 合 時 間がど
んどん繰り上がり、役員スタッフ
があわててしまいました。
しかも
欠 席 者 なし。
これってす ごい!
1月 日㈬は新さっぽろアーク
シティホテルで区 母 連 新 年の集
い。
お絵かきゲームでは親子のひ
らめきあり、画 伯 あり、盛り 上
がりました。
3月は進 級お祝い
会を予定しています。
99
手稲区
月 日 ㈬ 手 稲 区 母 連 研 修 会は、
区 民ホ
ールにて、
リズム体 操 をした。
参 加 人 数は少な
かったが、
リラックスする事が出 来ました。
1月
日㈰、
ご来賓の皆様にご出席をいただき、
新
年のつどいを 開 催しました。
昨年 周年祝賀
会をし、 年にむかい、
出発しました。
舞台にあ
がるのは、
嫌だと言いながらもお友 達と一緒に
歌い、
ピアノ演 奏、
手 品、
楽しく過ごせました。
3月 日㈰、
区 民センターにて、
入 卒 祝の会を
開きます。
毎月 日には、
イオンさんのイエロー
レシートキャンペーンに参加させてもらい、
母子
会の宣伝を、
させてもらっています。
いただいた
商品券は有効に利用させてもらっています。
11
22
厚別区
北区
月9日㈮福祉部健康子ども課、課長、係長と
各単位会員との懇談研修会を致しました。行政と
区 母 連の相 互の話し合いの中で、協 力と理 解が深
まり、有意義な時間でした。
1月 日㈮札幌サンプラザで新年の集いを開催
致しました。
例 年にない大 雪と厳しい寒さの中 を、
ご出 席 下
さいましたご来賓の皆さま、会員のお母さん子ども
さんの元気なお顔をみてホット致しました。
ご来賓の方々会員と子どもさんと 名の参加と
なりました。
子ども達の明るいカラオケ、例年の番号で当るお
たのしみ景品には来賓からも
﹁面白いアイデア﹂
と声
をかけて頂きました。
今年も健康で笑顔で送れる年でありますように
と祈りながら閉会致しました。
3月 日㈰同じサンプラザで、新入学お祝い会を
予定しております。
27
25
25
22
18
12
調査研修部 アンケートより
子育てと生活の維持をひとりで担わなくてはならない母子家庭にとって育児や家事、住居などの生活上
の問題や、寡婦にとっては、老後の生活、社会保障の問題等、社会的、経済的、精神的にも不安定な状況
におかれています。 このような状況の中で、これらの母子家庭等が抱える課題を調査・分析し、少しでも
暮らしやすい社会の実現を目指し実施しました。
アンケート配布枚数1,350部 回収数503部(母子299部 寡婦204部)回収率37.3%でした
Ⅰ▪あなた自身とご家族について
●年齢は母子は30・40代が85%、寡婦は50・60代が77%を占めている。
●住いについては、母子の53%は民間賃貸住宅で、公営住宅は17%、寡婦の公営住宅も33%にとどまり、1ヶ月の家賃では、
母子は3万円未満が27%、4〜5万円が25%、寡婦は3万円以下が42%で、4〜5万円が9%となっている。
Ⅱ▪現在の就労について
正社員
派遣社員
●母子の78%は仕事についているが、求職中も14%あり、寡婦の70%が仕事につい
ているが、その中11%がダブルワーク以上の就労についている。
嘱託・準社員等
●雇用形態は、平成19年度調査と比較すると、パート・アルバイトの母子が37%か
ら53%に、寡婦も48%から58%に増加、逆に正社員が母子が33%から20%に、
寡婦も22%から11%に減少して、さらに不安定な雇用形態になっている。
パート・アルバイト
内 職
自営業
●就労時間では、8時間以内が母子で57%、その内7%が4時間未満の短時間就労で、
寡婦は66%の内25%が短時間労働である一方、8時間以上が母子・寡婦とも30%
台で、労働時間が多様化している
●勤労収入(年収・税込)は200万円以下が母子では76%で、寡婦
は68%となっていて、母子世帯の平均年収213万円をしたまわる
母子世帯が増加している。
400万以上
15%
その他
400万以上
3%
無回答
4%
50万未満
8%
300∼400万
15%
●母子は勤労収入の他に児童扶養手当が大きな割合をしめ、養育費
も16%となっている。寡婦は勤労収入の他に年金が多くしめてい
るが、子どもの勤労収入も2%あった。
200∼300万
15%
寡婦
母子
無回答
母子
50万未満
10%
300∼400万
3%
50∼100万
21%
200∼300万
23%
100∼200万
47%
●取得したい資格は、母子・寡婦ともパソコンが一番多くなっている。
無回答
3%
寡婦
50∼100万
30%
100∼200万
28%
Ⅲ▪ひとり親家庭になった理由等について
●平成19年度の調査と比較すると、寡婦の死別が減少し、離婚が増加している。
Ⅳ▪養育費について
その他
3%
●取決め方については公正証書・調停による取決めが母子で70%、寡婦が55%と養育費に対す
る理解が浸透してきたように思われる。
口約束
18%
●額は子ども1人に付き月額1〜3万円が50%以上をしめている。
●支払状況については、母子の50%は定期的、不定期に受けている
●支払がない、滞った場合の対応は、
〔何もしていない〕が母子63%、寡婦76%をしめている。
●取決めをしていない理由は、母子・寡婦ともに相手に〔支払う意思や能力がない〕、〔係わり
を持ちたくない〕を合わせると80%近くになっている。
私的書類
9%
母子
調停
39%
公正証書
31%
団欒や話し合いの時間がもてない
Ⅴ▪悩み事について
健康・食生活
しつけ
●子どもについての悩みでは、母子の60%が子どもの学業や就職について
が一番多かった。
●子育て中、感情的にしかったこと、手を挙げたことについては、母子の
90%、寡婦の68%が感情的にしかったことがあり、母子の76%、寡婦の
60%が手を挙げたことがあるとなっている。
保育所・学校生活の様子
友達関係
学業
部活動・習い事
●自分自身の悩み事については、母子は経済的なこと、将来、就労の悩みが多く、
寡婦は健康、経済的なこと、将来の順が、多く将来への不安を感じている。
就職
生活習慣
面接交流
その他
寡婦
母子
●相談する相手は、母子・寡婦ともに友人が多く、次いで母子は親、寡婦は兄弟姉妹、その他で子どもに相談することもあった。
●相談する相手がいないと回答した中で、母子の半数は本当は誰かに相談したいとあった。
−6−
●駆けつけてくれる人は母子は親・友人・兄弟の順で、寡婦は兄弟姉妹・友人・親の順で年齢的な差が出ている。
●お母さんが一番うれしい時、楽しいことについては、母子は子どもの笑顔、だんらん、成長、成績などが多く、寡婦は子
どもの健康、子ども家族・孫との交流などに、次いで自分の時間、趣味、旅行、友人達との交流についてが多かった。
・ただただ子どもにまつわること。一緒にいるとき。笑ったりうれしそうな顔を見たり、一緒に出かけたり、ほめられたり、
成績が良かったり…(母子)
・子どもたちが成長して、社会人として自立して一人前になったのを見届けられ幸せに生活している姿を目にした時、子
どもや孫たちと共に時間を過した時など(寡婦)
・心からうれしい、楽しいことはありません。自分が何をすると楽しいのか忘れてしまいました(母子)
Ⅵ▪老後について
●老後とは何歳からについては、母子は60歳からが34%、65歳からが46%、寡婦は65歳から46%、70歳以降42%と老後に
対しての意識の違いが出ている。
●老後のイメージは、母子・寡婦とも想像できないが多く、〔悲しい・淋しい〕が、〔楽しい・明るい〕を多少上回り、母子
の91%、寡婦の76%が老後の不安を抱え、〔経済的なこと・健康病気〕が寡婦の80%、母子も65%あり、母子は次いで子
ども家族のことがあった。
●老後の為に必要なことについては、母子・寡婦ともに体力維持・年金の充実が多かった。
Ⅶ▪札母連について
●入会したきっかけは、母子・寡婦とも〔自分から入会〕、〔友人に薦められて〕が多かったが、母子は〔行事に参加した〕
のも多くなっている。
●就業支援センター・日常生活支援事業・ホリデーマム・クリスマス会等の事業については、母子・寡婦ともほとんどの事
業をしっており、中でも開講2年目の 「まなトピア」 の認知度の高さが伺われた。
●ひとり親家庭相談(一般・法律・養育費・心療)、就業相談の窓口は母子・寡婦とも80%近くが知っており、母子の半数
が利用しており、就業相談が74%をしめている。
利用したことがない理由について
●母子・寡婦とも時間・曜日があわないが40%をしめ、寡婦は必要ないが40%あり、知らなかったが母子の20%にあった。
札母連で今後やってほしいことについて
●小さな子供を持つ母同士、グループで交流できるサークルのような企画を作ってほしい(母子)
●定期的にリサイクルをしてほしい(母子・寡婦)
●母子とのふれあいを持てる住宅、母子・寡婦の賃貸住宅、住居を確保してほしい(寡婦)
●少子高齢化に於いて、核となる事業に関わって欲しい(例えばケアハウス、グループホーム、子ども園など)(寡婦)
国や行政に力になってほしいことや、お願いしたいことについて
母子は114件あり、児童扶養手当、就労支援、奨学金・貸付金、医療費、養育費、保育園・学童保育、年金・老
後について等、多様にあり、寡婦は50件で年金・税金・医療費・住居・就労支援などが多かった。
●仕事で残業手当がほんの数万円年収が増えると、児童扶養手当の額が減額されて厳しいです。
●最低賃金の見直しと生活保護の在り方。最低賃金のパートで一生懸命働いても生活保護を受給している方が年収が良いと
いう現実をテレビで見て、ショックを受けました。生活保護受給の方が働く意欲がなくなるのは当然です。働く意欲のあ
る我々を助けてくださるような平等な在り方を考えて欲しいです(母子・寡婦)
●母子家庭では、教育費をためるのに精一杯で、老後の資金の準備ができないので、老後の生活の保障(母子)
●家賃補助、低所得者に対する支援、援助、経済的な部分での手助け、住宅支援などたくさんあります
●出勤時間が8時か9時なので児童会館の開館時間を朝7時30分からにしてほしい(母子)
●高等技能促進費について:働きながら看護師など資格を取得する際、現行制度では、貯蓄のある人、生活保護受給者しか
利用できないと思います。貸付金に関しても保証人が必要で、親兄弟に頼れない人は利用できず、不公平感がある(母子)
●不規則な仕事の場合、無認可保育所に預ける時もあり、ひとり親の場合保育料も控除の対象にしてほしい(母子)
アンケートについて
●このアンケートのことが、ひとつでも多く改善されるように願っています。母子だということで不利にならないような生
活を送れることを願っています(母子)
●もう少し、リアルな実態が把握できる、ある意味赤裸々なアンケートを実施して、結果を会員同士で話し合い問題を分か
ち合うような実のあるものにしてほしい。よろしくお願いします(母子)
−7−
情 報 フ ォ ル ダ
2012年度 札母連 奨学生募集
コープさっぽろ 育英奨学生募集
<対 象>2012年度北海道内の高等学校又は
高等専門学校へ入学予定者で、母子・
父子などひとり親家庭で経済的に就
学困難な生徒
<支 給 額>月額1万円/3年間 返済は不要
<採用人数>全道で20名、応募多数の場合は選考
<申 込>3月1日(木)∼3月30日(金)
※お問い合わせは 電話(011)671-5719 まで
月・火・木・金 午前10時30分∼午後3時
公益財団法人コープさっぽろ社会福祉基金
<対 象>札幌市内に居住し、高等学校、高等専
門学校等に在学中の母子家庭の生徒
で、成績が優秀で経済的に就学が困難
な生徒
<給 付 額>月5,000円、返済不要
<申 込>4月23日(月)∼5月18日(金)
<採用人数>115名
■申込用紙の請求、お問い合わせは、札母連事務局
まで
電話:
(011)631-3270
月∼金 午前9時∼午後5時
※会員の方は単位会長を通して申請して下さい
平成24年度 高等技能訓練促進費
まなトピア 英語塾
母子家庭の母が看護師等の経済的な自立に効果的
な資格取得のため、2年以上養成機関で修業する場
合に、生活費の負担軽減のため「高等技能訓練促進
費」を支給します。
☆4月から中学生のみとなります☆
<時間・対象者>14時30分∼16時00分
― 中学生対象 ―
<受 講 料> 200円
<場 所>母子寡婦福祉センター1階 研修室
<持 ち 物>英語のノート・教科書・辞書・筆記用具
※講師は30年程英語塾をされた方と学生ボランテ
ィアが指導してくださいます
<対象資格>看護師(準看護師含む)、保育士、介護
福祉士、理学療法士、作業療法士等、
11資格
<支 給 額>月額 10万円
(住民税課税世帯は70,500円)
<支給期間>最長3年
※H24年4月∼平成25年3月入学者対象
○休講・時間の変更等もありますので事前にお問合せ下さい
■受講希望者は、
その週の木曜日 17時30分までに
札母連事務局へ ☎631-3270
平成24年度 全国統一活動テーマ
つなごう人の輪、広げよう地域の輪
平成24年度母子に関するテーマ
目指そう!自立 活かそう支援策
平成24年度母子・寡婦に共通するテーマ
母子と寡婦 共に育む地域の未来
−8−
事 務 局 だ よ り
��� ご��・ご�贈をいただき、ありがとうございました ���
●北海道新聞社 事業局 様 ●大成建設株式会社 札幌支社 様 ●イオン北海道株式会社 様 ●有限会社さっぽろフォトライブ 様 ●NPO法人北海道宇宙科学技術創成センター 様
●株式会社NTTドコモ北海道支社 様 ●財団法人札幌信用金庫 社会福祉基金 様 ●宮川宗明 様
●北海道コカ・コーラボトリング株式会社 様 ●UHB北海道文化放送事業部 様 (順不同)
イオン北海道株式会社様より
ランドセルをいただきました。
有限会社さっぽろフォトライブ様より
UHB北海道文化放送事業部様より
雪まつりの絵はがきをいただきました。
「レゴブロックワールドSAPPORO」へ
娘には長男のお下がりで黒いのを我慢させて
ご招待をいただきました。
使わせようと思っていましたが、このたび
株式会社NTTドコモ北海道支社様より
かわいらしいピンクのランドセルを頂いて
「ふれあいコンサート」へ
とっても喜んで、一年生になるのを楽しみに
ご招待をいただきました。
してます。本当にありがとうございました。
� 24年度 行事予定 �
5月20日(日)
8月19日(日)
平成24年度 定期総会
札幌市母子寡婦福祉大会
仮称「児童虐待・DV等の防止に
社会福祉総合センター 11月
寡婦一泊研修旅行
ニセコ町/ニセコいこいの村 予定 ついてのシンポジウム」
6月28日(木)
奨学金贈呈式
社会福祉総合センター 7月1日(日)
ひとり親家庭の親子バスレク
砂川市/砂川こどもの国 7月3日(火)
第35回札幌市社会福祉大会
札幌市民ホール 7月21日(土)~8月15日(水)
夏まつりビヤガーデン
中央区/大通公園西8丁目 7月28日(土)・29日(日)
母子一泊研修旅行
留寿都村/ルスツリゾート 社会福祉総合センター 11月21日(水)
単位会長会
9月1日(土)・2日(日)
社会福祉総合センター 第56回 東北・北海道地区
母子寡婦福祉研修大会
12月8日(土)
山形県/天童市 親子のクリスマス「アレンジメントフラワー」
母子寡婦福祉センター 9月30日(日)
第15回ひとり親家庭スポーツ大会
12月24日(日)
東区/つどーむ 第13回 ひとり親家庭クリスマス会
社会福祉総合センター 10月1日(月)~5日(金)
共同募金奉仕活動
25年1月17日(木)
札幌市内各所 新年のつどい
中央区/札幌パークホテル 10月21日(日)・22日(月)
平成24年度
25年2月23日(土)
全国母子寡婦福祉研修大会
親子の桃の節句「アレンジメントフラワー」
山口県/山口市 母子寡婦福祉センター 8月
25年2月24日(日)
親子の夏休み「アレンジメントフラワー」
10月26日(金)~28日(日)
札母連研修会
母子寡婦福祉センター 日本女性会議 2012
社会福祉総合センター 宮城県/仙台市 UCCグループ
株式会社
SAPPORO UESHIMA COFEE CO.,LTD
コーヒーのある生活
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快適なひとときを提供してくれます。
北海道ペプシコーラ販売株式会社
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−9−
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平成24年度 就業支援講習会予定表
講習会名
期間
講習時間
曜日
4月4日
18:15
~7月23日 ~20:45
月・水
30
75
20
4,400円
4,100円
4月5日
9:30
~7月19日 ~12:00
火・木
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
火・木
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
9月24日
18:15
~1月23日 ~20:45
月・水
〃
〃
〃
〃
〃
11月20日
9:30
~3月14日 ~12:00
火・木
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
8月20日
18:15
~9月12日 ~20:45
月・水
8
20
20
3,500円
8月21日
13:30
~9月13日 ~16:00
火・木
〃
〃
〃
〃
金
10
25
30
2,362円
4,200円
※実務経験2年以上
調理師資格取得目的
6,700円
5月14日㈪〜5月25日㈮までに
保健所へ願書提出
〃
18:15
~20:45
7月31日
9:30
~11月15日
~12:00
ワード・エクセル
3級
18:15
〃
~20:45
〃
パワーポイント
3級
18:15
~20:45
福祉住環境
4月20日
18:15
コーディネーター
~6月29日 ~20:45
3級
回数 時間 人数 テキスト代 検定料
内容
札商ビジネスPC技能検定
ワード・エクセル3級
資格取得目的
検定後、2日間(5時間)
実践編
札商ビジネスPC技能検定
4,000円 パワーポイント3級
資格取得目的
(プレゼンテーションの作成や
校正など)
〃
※ワード・エクセル3級資格取
得された方 東京商工会議所主催検定
3級資格取得目的
調理師
5月24日
18:15
~7月31日 ~20:45
火・木
20
50
30
3,575円
社会保険実務
10月22日
18:15
~11月22日 ~20:45
月・木
10
25
30
2,000円
程度
―
5月31日
18:00
~11月26日 ~21:00
月・木
42
143
30
6,800円
―
9月19日
9:30
月・水・金
~12月21日 ~16:30
24
〃
〃
〃
―
介護事務
1月9日
18:15
~3月15日 ~20:45
20
50
30
3,000円
5,000円 介護事務技能認定試験取得目的
簿記3級
5月7日
18:15
月・水・金
~6月29日 ~20:45
24
60
30
2,115円
1,200円
5月22日
9:30
~6月28日 ~12:00
火・木
12
30
30
2,040円
ビジネス能力検定 10月16日
18:15
3級
~11月27日 ~20:45
火・金
〃
〃
〃
〃
2,800円 ビジネス能力検定(B検)
3級資格取得目的
(文書能力や対人関係処理能力
〃
など)
ホームヘルパー
2級
水・金
−11−
社会保険の事務手続き(健康保
険・厚生年金・労災保険・雇用
保険)
ホームヘルパー2級
資格取得目的
※施設実習等は昼間5日間
(うち3日間連続で施設実習)
全国経理教育協会 簿記能力検
定3級資格取得目的
INFORMATION
(札母連事業のご案内)
∼お気軽にご相談ください∼
専門の相談員があなたの不安や悩みに耳を傾け、一緒に考えます。
内容により弁護士による法律相談、臨床心理士による心の相談等で問題解決のお手伝いをします。
まずは、
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相
談
名
就業相談
相 談 内 容
曜 日・時 間
電話番号
働きたいと希望している方や働き続けたいと
思っている方の相談、就業に必要な知識や技術を
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談など、様々な面からあなたを応援します。
月 ∼ 金 10時∼19時
土 ・ 日 ・ 祝 10時∼17時
631−4257
ひとり親
家庭等相談
女性相談員による総合相談
(ひとり親家庭の不安・悩みをサポートします)
月 ∼ 金 12時∼19時
土 ・ 日 ・ 祝 10時∼17時
631−3353
法律相談
女性弁護士による法律相談
(養育費・親権問題・慰謝料・金銭貸借等)
第1∼4水曜 18時∼20時
631−3353
心療相談
女性臨床心理士による心療相談
(生き方・家族・職場や近所の人間関係等)
第 1 日 曜 14時∼16時
第 3 水 曜 18時∼20時
631−3353
(予約制)
(予約制)
※上記登録・相談窓口は全て中央区大通西19丁目札幌市社会福祉総合センター1Fです。
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ほ
りでーまむ
(休日託児事業)
要予約
日曜、祝日に就労・冠婚葬祭・
リフレッシュ等により児童を保育できない場
合に、保育室にて、午前8時∼午後7時まで2才以上のお子さんをお預かり
します。
(昼食・飲物は各自持参)
保育料は1時間 幼児400円 小学生340円です。 ☆会員の方には割引制度があります。
☆平日も利用可能日がありますので電話でお問い合わせ下さい。
母 子家庭等
日常生活支援事業
就職・修学等、
自立促進に必要な
事由や、一時的な傷病等の事由に
より、
日常生活を営むのに支障があ
る場合、数日程度、支援員を1時間
150円で派遣します。
(市民税非課税世帯は無料)
利用にあたっては 所得制限が有ります。
こちらに該当
しない場合
就 業支援センター
就業に関するご相談を受け付けています。
無料職業紹介所として、求人情報の提供もしております。
時間 月∼金 10:00∼19:00 土・日・祝 10:00∼17:00
働き続けるためにどのような資格が必要なのか、面接の際のノウハウ
などの相談にも応じています。
み なさんの声を掲載します
日々の思いや、要望、ゆずってほしい・ゆずりますなどの情報を下記
事務局までメール又はFAXでお寄せ下さい。
(次回発行7月15日予定)
入 会希望の方、詳細についてのお問い合わせは
事務局まで
《事務局》 社団法人札幌市母子寡婦福祉連合会
札幌市社会福祉総合センター内
TEL 631−3270 FAX 643−5904
E-mail:[email protected]
−12−
どちらも事前に
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生 活支援サービス事業
所得制限があるため日常生活支
援事業が適用除外となる方、残業
時の保育園の送迎、
夕食の支度等
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めに、支援員を派遣します。
※1時間800円
(消費税込)
・夜7時以降朝8時前
1時間100円増 ・交通費実費
登録利用者の時間外受付始めました
6:30∼9:00/17:00∼21:00
<北、東、中央、西、手稲区の方>
TEL 090−7058−3270
<豊平、白石、清田、厚別、南区の方>
TEL 090−9511−3270