第7回サミット(2) 開催市挨拶

第7回サミット(2) 開催市挨拶
開催市挨拶
小田原市長 小澤 義明
皆さん、こんにちは。ただいまご紹介にあずかりました小田原市長の小澤でございます。皆様
方におかれましては、議会の定例会など大変お忙しい中、小田原市での第7回富士箱根伊豆交流
圏市町村サミット、S.K.Y.広域圏サミットにご参加をいただきまして、まことにありがとう
ございます。
また、本当にご多忙の中を神奈川県知事の松沢様、静岡県副知事の鈴木様、山梨県副知事の北
崎様を初め県議会議員の皆様方、あるいは市町村議会議員の皆様、三県の関係者の皆様方等々、
多くの皆様方にご臨席をいただいております。改めて厚く御礼を申し上げたいと思います。
今回のサミットでございますが、我々が圏域の活性化のために取り組まなければならない大き
な課題であります観光施策につきまして、国土交通省のご理解とご協力を賜りまして、国土交通
省大臣官房総合観光政策審議官の柴田耕介様にご講演をいただくことになっております。講師の
柴田様におかれましては、国会開会中の大変お忙しい時期にもかかわらず快くお引き受けいただ
きました。皆様方と一緒に厚く御礼を申し上げたいと思います。
さて、平成12年の地方分権一括法による機関委任事務の廃止に始まりまして、平成の大合併
と称される市町村合併の取り組み、そして第一次地方分権改革の残された最大の課題とされます
地方税財政改革におきましては、平成16年度からの三位一体の改革によりまして基幹税による
3兆円の税源移譲が実現するなど地方分権が進む中、我々地方自治体を取り巻く環境は大きく変
化しております。今後も自己決定権の確立や国と地方の役割分担の見直し等、地方分権改革の一
層の推進が期待されるところでありますが、こうした中、国では都道府県とともに国土形成計画
法による広域地方計画の策定準備に入ったと伺っております。残念ながら私どものこの圏域は、
首都圏、中部圏の2つに分割されているようでありますが、先般、神奈川県大磯町で開催されま
した三県知事サミットにおきまして、国土形成計画への位置づけを視野に入れた三県による(仮
称)富士箱根伊豆地域将来構想検討会の立ち上げが発表されました。私どもネットワーク会議で
は検討会に積極的に協力をさせていただきまして、市町村の立場から圏域の将来構想についての
議論の機会を設けていただきたいと考えているところであり、三県の知事の皆様方には、今後と
もよろしくご指導をお願い申し上げたいと思います。
また、三県知事サミットにつきましては、我々S.K.Y.広域圏での取り組みに触発され、さ
まざまな分野での広域連携の必要性を感じたことから、松沢神奈川県知事さんの提案で始まった
と伺っております。今後も圏域の発展に寄与する取り組みをお互いに連携協力しながら実施して
いくということが大変重要になっていると考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
いずれにいたしましても、富士山あるいは富士箱根伊豆国立公園と大変共通な、だれしもがわ
かりやすい一つのシンボル、目標、そうしたものを持った我々の地域でございますので、今後と
も三県の皆様方のご指導とご協力もいただきながら、今まで以上に協力連携を密にしてまいるこ
とができればと考えているところでございます。
さて、本日の意見交換会は、圏域の活性化に向けた観光交流の促進についてをテーマに、国の
審議会や委員会の委員を歴任し、観光政策の第一人者であります社団法人日本観光協会の中村徹
会長様をコーディネーターとしてお迎えいたしました。中村様よりアドバイスをいただきなが
ら、当圏域が国内有数の観光地としての魅力を高め、観光交流人口を増加させる方法について検
討してまいりたいと考えております。
最後になりますが、当小田原市のこの片浦という地域は、往時にドイツのブルーノ・タウトと
いう建築家が「東洋のリベラだ」と言った地域で、美しい海岸線と丘陵地を持っているところで
す。ここにありますヒルトンホテルにようこそお越しをいただきました。心からご歓迎を申し上
げながら、本日の会議が実り多い会議になりますことを祈念申し上げ、私の歓迎とそして御礼の
ごあいさつとさせていただきたいと思います。本日はよろしくお願い申し上げます。