“Your Best Partner” Technical Information 文書番号 SYMC-SMS-080401-1 タイトル CPU 負荷率が誤検知される不具合の対応について 対象機器 Symantec Mail Security 8200、8300 シリーズ ソフトウェアバージョン 4.x、5.x、7.5.x プラットフォーム - 日付 2008 年 4 月 1 日 参照 - お問合せ先 日商エレクトロニクス株式会社 エンタープライズ事業本部 技術統括部 セキュリティ&ネットワークサポートグループ 電話:03-3544-8485 E-mail: [email protected] 概要 本書では CPU 負荷率が誤検知される不具合の対応について記載しております。 説明 目次 現象 発生条件 発生原因 現象確認方法 対応方法 改定履歴 1 “Your Best Partner” 現象 CPU 負荷率が 100%である事を示す下記エラーメールが 5 分~数十分毎に管理者のメール アドレス宛てに配信される。 【エラーメールの抜粋】 ----------------------- Original Message ----------------------From: [email protected] (Cron Daemon) To: [email protected] Date: Mon, 3 Sep 2007 17:40:21 +0900 (JST) Subject: Cron <root@sms> /opt/Symantec/Brightmail/cli/sbin/watchdog ---Please give a smaller interval value --------------------- Original Message Ends -------------------- 発生条件 ① バージョン 4.x、5.x、7.5.x で稼動している。 ② 稼動してから通常 132 日前後である。 発生するタイミングは使用状況により異なります。 発生原因 SMS の CPU 負荷率を監視するための system-stats コマンドが正しい CPU 負荷率を 100%と誤検知する不具合によるものです。これにより上記エラーメールが頻発します。 2 “Your Best Partner” 現象確認方法 今回の不具合に一致するかどうかを確認する手順は下記の通りです。 ① 下記コマンドの実施結果を取得して下さい。 出力結果にある cpu_usage が 100%である事を確認して下さい。 【コマンド実施例】 test> system-stats Collecting statistics... cpu_idle 0.00% cpu_iowait 13.33% cpu_usage 100.00% ←この値が 100%である事を確認する。 disk_free 113166408 disk_in 6 disk_out 120 disk_used 6309896 eth0_in 1.52 eth1_in 0.00 eth0_out 5.84 eth1_out 0.00 mem_free 220780 mem_used 3149080 swap_free 2096440 swap_used 0 test> ② 下記コマンドで diagnostics を取得して下さい。 > diagnostics -v -l 100000 ftp://username:'password'@ftpserver/path ftpserver は任意の FTP サーバ(FTP サーバ)です。username と password は FTP サ ーバのログイン用の ID とパスワード、path は FTP サーバのディレクトリです。 ③ ファイル名「diagnostics.yy-mm-dd-hh-mm.tar.gz」が、②で選択した FTP サーバ にアップロードされることを確認して下さい。 3 “Your Best Partner” ④ diagnostics を取得しましたら、解凍して下さい。 ⑤ 解凍しますと、 「diagnostics.yy-mm-dd-hh-mm」ディレクトリ内に「top_b.txt」 ファイルが展開されますので、このファイルを開いて下さい。この出力の 3 行目 に CPU 使用率を示す項目「Cpu(s): x.x% us」があります。この部分の値が 100 以外である事を確認して下さい。 【top_b.txt ファイルの実例】 top - 20:14:26 up 91 days, 2:51, 1 user, load average: 0.00, 0.05, 0.08 Tasks: 124 total, 1 running, 123 sleeping, Cpu(s): 1.8% us, 0.3% sy, Mem: 3369860k total, Swap: 2096440k total, 0 stopped, 0.0% ni, 97.9% id, 3111844k used, 0k used, 0.0% wa, 258016k free, 2096440k free, 0 zombie 0.0% hi, 0.0% si 82300k buffers 959868k cached ⑥ 上記①と⑤の結果が異なっていれば、今回の不具合に該当します。 対応方法 ① バージョン 7.6.0-6 以降へのアップグレード バージョン 7.6.0-6 以降では、SMS の CPU 負荷率を監視するための system-stats コマンドで正しい CPU 負荷率が認識されるように修正しております。 バージョン 7.6.0-6 へのアップグレード手順は下記リリースノートをご参照下さい。 http://www.nissho-ele.co.jp/product/symantec/key/news/v7606rnote.pdf ② 本体の再起動 バージョン 7.6.0-6 以降へのアップグレードを実施しない場合は、本体の再起動 を実施して下さい。本体の再起動中はメールの送受信ができなくなります。 改訂履歴 2008/4/1 初版 以上 4
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