人の和通信 ( 窪治 122号 ) 4年に一度、11月に行われる大統領選挙。現時点で候補として残っているのは <民主党> <共和党> ヒラリー・クリントン ヒラリー・クリントン前国務長官 バーニー・サンダース上院議員 不動産王 ドナルド・トランプ氏 テッド・クルーズ上院議員 ジョン・ケーシック オハイオ州知事 バーニー・サンダース ドナルド・トランプ テッド・クルーズ ジョン・ケーシック 肩書きからもトランプ氏だけが政治経験者で無い事がわかります。 その肩書きですが(・・・実に素朴な疑問なのですが・・・)『不動産王』とい うのは肩書きなのでしょうか。ニュースでもトランプ氏の名前の前にはよく『不 動産王の』が付いて読まれるのですが。 ドナルド・トランプ氏 トランプ氏はアメリカに渡り不動産開発で成功したドイツ人「フレデリック・ トランプ(ドイツ名 フリードリヒ・ドルンプフ( Friedrich Drumpf )」の第四子で、豊かな 家庭に育ちました。 トランプ氏自身も学生時代から不動産開発を手掛けていましたが、堅実なビジ ネスを行う父親とは違い 「 どうせ何か考えるなら、大きく考えた方がいい 」 と大学卒業と共に「自分で稼いだ20万ドルの資産」を元手に単身マンハッタン に乗り込んだそうです。この逸話や彼の数々の発言から考えると「かなりのギャ ンブラー」と思えるのですが・・・実は・・・ トランプ氏の仕事上での2つの原則 * 1つの取引に臨む場合、成功させるための計画を少なくとも5つか6つは用意する。 * 自分で調査し、自分で結論を出す。 何かを決める前には必ずいろいろな人の意見を聞く。 土地を買う時に、アナリストやマーケット・リサーチに頼らず、その近くに住んで いる人たちに直接、学校や商店、治安について聞いたり、タクシーに乗って運転手 にあれこれ聞いてみたりする。こういうことを繰り返し、良く考えた上で決断を下 すのが「トランプ流」。 どうもトランプ氏の数々の爆弾発言からは想像もつきません。 あの発言の一つ一つにも、それぞれ5つか6つの対処策を用意してあるというの でしょうか。 しかしながら、オフィスビル開発やホテル、カジノを経 営し、資産総額45億ドル(約5,404億円)であることは紛れ もない事実なのです。 名前としての「トランプ」でまず思いつくのは、ディズ ニー映画の「わんわん物語」に登場する、雑種の野良犬の 「トランプ」ぐらい。しかしこの犬のトランプは「TRUMP」 では無くて「TRAMP」なのです。 トランプ氏の経営するカジノ タージマハル やはり「トランプ」といったら『ゲーム用の52枚のカード』だと 思います。いかにも英語らしい「トランプ」ですが、アメリカ及 び英語圏ではあのカードのことを「トランプ」とは言いません。 「playing cards(プレイングカード)」と言うのです。 それでは英語でこの「TRUMP」とはいったい何なのでしょう。 名詞では ········· 切り札、素晴らしい人 動詞では ········· 切り札を出す、~に勝つ ですからトランプ氏がホテルにもカジノにも ビルにも自分の名前の『TRUMP』を好んで付け るのが良く分かります。大きくその文字が書かれ ていた自家用ジェット機が実に印象的でした。 『海の向こうの話』と高みの見物をしていると 大変な事になり兼ねないかもしれません。アメリカ国民がどう選択するのか をじっと見守りたいと思います。 年明けから明るいニュースの乏しい今年。これから先の「伊勢志摩サミット」 「リ オ・デ・ジャネイロ パラリンピック オリンピック」そして「アメリカ大統領選 挙」 。すこしでも明るい話題を提供してくれる事を願って止みません。 窪目 修一 編集後記 最近、落語は人気が無いみたいですけど、落語だときっとこんな感じにな るかしら。 熊五郎:おい八さん。メリケンじゃあ「なんとかっていうお殿様選び」で大 騒ぎみてぇだけど、お前さん知ってるか? 八五郎:馬鹿にしちゃあいけねえよ。おいらぁなんでも知ってるさぁ。 熊五郎:よっ!じゃあ、お前さんはどっちだと思う。クリントンか?トラン プか? 八五郎:なに言ってやがるんだ、熊さん。くりきんとんなら正月にとっくに 食っちまったよ。カルタ取りだって正月さんざんやたさぁ。もうと っくに終わっちまった話じゃあないか。 熊五郎:食い物や遊び道具の話じゃあないんだよ八さん。どっちも立派な人 間だ。 八五郎:そんなこたぁはなから分かってらぁ。熊さんこそ何ボケてるんだ。 まだ五人残っているんだぜ!二人じゃあ選びようがねえだろうが。 ・・・なんてね・・・ 渡邉由美子 179-0076 東京都練馬区土支田 4-12-22 鳶・土工・建設業 株式会社 窪治組 TEL 03-3925-1773 FAX 03-3925-1796 Mail [email protected] http://kuboharu.jp
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