平成28年浦安市教育委員会第7回定例会会議録 浦 安 市 教 育 委 員 会

平成28年浦安市教育委員会第7回定例会会議録
浦 安 市 教 育 委 員 会
平成28年浦安市教育委員会第7回定例会
Ⅰ.日
時
平成28年7月14日(木)
Ⅰ.場
所
健康センター第1会議室
午後3時00分~4時40分
Ⅰ.出 席 委 員
Ⅰ.出席説明者
Ⅰ.開
会
Ⅰ.閉
会
第1.会議録の承認
1.平成28年浦安市教育委員会第5回定例会会議録の承認について
第2.教育長からの一般報告
第3.審議事項
第4.協議事項
第5.報告事項
1.行事開催案内
(1)
ストレスチェックについて/学務課
(2)
平成28年度教育実践事例発表会の実施について/指導課
(3)
平成28年度千葉県小中学校体育連盟市川・浦安支部中学校総合体育大会の日
程及び会場について/保健体育安全課
(4)
平成28年度うらやすこども大学開催要項/生涯学習課
(5)
平成28年度青少年文化・芸術支援事業実施要項「うらやす管弦楽フェスティ
バル2016」/生涯学習課
2.行事・会議報告
-1-
(1)
平成28年度浦安市児童生徒科学作品展実施について/指導課
(2)
市制施行35周年第36回浦安市小・中学校音楽鑑賞教室実施報告/指導課
(3)
市制施行35周年記念平成28年度浦安市小学校ミニバスケットボール親善大会
実施結果/保健体育安全課
(4)
うらやすまるごとこども広場開催報告/生涯学習課
(5)
浦安ユースオーケストラ発足式開催報告/生涯学習課
(6)
平成28年度第1回臨時社会教育委員会議開催報告/生涯学習課
(7)
平成28年度第2回定例社会教育委員会議開催報告/生涯学習課
(8)
平成28年度第1回浦安市文化財審議会開催報告/郷土博物館
(9)
市制施行35周年記念みんなのスポーツの集い開催報告/市民スポーツ課
(10)
浦安市富岡公民館リニューアルオープニングセレモニー及びオープニングイ
ベント・記念イベント結果報告/公民館
3.その他・報告事項
(1)
教育委員会共催(後援)行事一覧/教育総務課
(2)
平成28年度浦安市教職員県外派遣研修生/指導課
(3)
うらやすっ子SNSルール策定について/指導課
(4)
浦安市第3子以降学校給食費減免制度の実施状況について/保健体育安全課
(5)
健康診断項目に加わった運動器検診の状況について/保健体育安全課
(6)
中学校体育祭における組体操の実施にかかる校長会の申し入れについて/保
健体育安全課
第6.その他
-2-
平成28年浦安市教育委員会第7回定例会出席者
Ⅰ.日
時
平成 28 年7月 14 日(木)
Ⅰ.場
所
健康センター第1会議室
Ⅰ.進
行
教
Ⅰ.出 席 委 員
Ⅰ.出席説明者
長
細 田
委
員
小比類巻
委
員
川 端
委
員
西
委
員
宮 澤
長
鈴
木
忠
吉
教育総務部次長(教育政策課長)
石
井
正
幸
教育総務部次長(学務課長)
小
澤
力
雄
生
長
石
田
和
明
教
育
午後3時 00 分~4時 40 分
育
涯
総
務
学
習
部
部
脇
玲 子
勲
秀 仁
保
幸
ミシェル
生
涯
学
習
部
参
事
永
井
生
涯
学
習
部
次
長
花
田
幸
雄
生涯学習部副参事(郷土博物館長)
佐久間
利
秋
教
育
総
務
課
長
野
崎
雄
大
教
育
施
設
課
長
秋
本
長
手
塚
和
真
教 育 研 究 セ ン タ ー 所 長
山
本
伸
一
保 健 体 育 安 全 課 長
柴
田
秀
雄
千鳥学校給食センター第一・第二・第三調理場所長
長
島
功
行
学
幹
桂
林
良
哉
保 健 体 育 安 全 課 主 幹
大
和
利
光
生
長
橋
野
青 少 年 セ ン タ ー 所 長
前
田
指
導
務
涯
課
課
学
主
習
課
-3-
勲
巧
浩
唯
一
市 民 ス ポ ー ツ 課 長
三
運 動 公 園 スポーツ施 設 整 備 課 長
五十嵐
昭
彦
高
洲
公
民
館
長
高
梨
晶
子
中
央
公
民
館
長
中
島
貴
義
長
伊
藤
勝
則
当
Ⅰ.傍聴人
代
島
公
民
館
枝
明
中
央
図
書
館
長
齋
藤
潤
子
富
岡
公
民
館
長
峰
崎
晃
一
なし
-4-
開
細田教育長
会
(午後3時00分)
これより平成28年浦安市教育委員会第7回定例会を始める。
始めに、会議録の承認である。平成28年浦安市教育委員会第5回定例
会会議録について承認いただけるか。
(「はい」の声あり)
細田教育長
異議がないので、平成28年浦安市教育委員会第5回定例会会議録は承
認された。
次に、議事の2.教育長からの一般報告に移る。
大分暑くなってきて、夏本番である。小中学校の1学期終業式が20日
に迫り、子ども達の登校は、残すところあと3日となった。各学校では、
子どもの成長が確認でき、指導の成果が実感できているものと思う。ま
た、充実した夏季休業が過ごせるように丁寧に生徒指導を行っているも
のと思う。
昨日、一昨日と教育委員県外研修として、茨城県つくば市と水戸市の
義務教育学校を視察してきた。とても有用な意見や、先生方の活用であ
ったり、資料はたくさんいただいてきたので、この後、本市の学校運営
について、研究の一助になればと思っている。この後、委員のほうから
も感想等いただけたらと思うので、よろしくお願いしたい。
本日は6点について報告する。
1点目は、熊本県への教職員の長期派遣についてである。文部科学省
が被災地熊本県への長期派遣教職員募集を行ったところ、高洲北小学校
の佐藤清美養護教諭が、7月1日より3月31日まで菊池市立泗水中学校
へ、教育環境の回復等に向け、派遣されることが決まった。6月27日県
教委へ、6月29日に市長訪問を行い、6月30日に出発した。菊池市は当
該教諭の郷里のため、少しでも役に立ちたいという強い気持ちからの応
募である。千葉県から2名の派遣ということで、使命を十分に果たせる
よう応援していきたいと思う。県からは、千葉教育事務所長よりUNI
-5-
FYのロゴの入ったポロシャツをいただき、期待の大きさを感じた。高
洲北小学校へは7月1日より後任を配置している。
2点目は、今年度より、健康診断項目に運動器四肢検診が加えられた。
これまでにいろいろと準備や調整をいただき、学校の先生方や学校保健
会等、皆さんのご理解とご協力により、つつがなく終えることができた。
この後、保健体育安全課長より詳しく説明する。
3点目は、浦安ユースオーケストラの発足についてである。新規事業
として、浦安シティオーケストラと市との協働推進事業で、浦安シティ
オーケストラが10歳から22歳の団員を募集して指導し、オーケストラと
して育成していくという事業である。7月3日に美浜中学校武道場で発
足式が開催され、40名の一期生が入団した。来年4月のコンサートに向
けて、毎週日曜日に練習を行っていく。また一方で、今年度より新たに
小学校に弦楽器のクラブを整備するため、明海小学校と明海南小学校に
バイオリン等を整備し、市内で唯一の管弦楽部を持つ明海中学校へとつ
なげていきたいと考え、スタートさせている。
4点目は、浦安中学校で、日本オリンピック委員会主催のJOCオリ
ンピック教室が6月28日から3日間開催された。フェンシングや水泳、
ソフトボールなど、4名のオリンピック選手が指導者となり、実技と座
学が行われた。教育委員の皆様にも参加いただいた。校長からは、生徒
にとっては貴重な時間が持てたというような報告を、また、教員にとっ
ても体育の指導や生徒の励まし方というような、とてもいい研修になっ
たと聞いている。浦安中学校のホームページには、たくさんの写真とと
もにその様子が掲載されている。
5点目が、SNSを介した生徒が、被害者や加害者にならないために、
中学生によるSNSルール策定中学生サミットを実施した。2回のサミ
ットの結果、生徒の言葉で6項目のルールを策定できた。この後、指導
課長より報告があるが、このルールを周知し、実践できることが目的で、
子ども達が便利なツールを安全に活用できるように、各学校での実践的
な取り組みを期待している。
6点目は、スポーツ施設についてである。かねてより工事を行っていた
-6-
運動公園屋内水泳プールの特定天井の工事が終わり、7月21日木曜日よ
りオープンする。初日は無料対応とした。また、アーチェリー場が整備
され、7月31日日曜日にオープンセレモニーを行う予定である。また、
東野プールを7月2日にオープンした。屋内プールも開設されていない
ところであったので、東野プールは子ども達、そして市民に楽しんでも
らう場ということで、取水制限の中であるが、オープンしたところであ
る。この後も、野球場、スケートボード場、車いすテニスコートを順次
年度内に整備していきたいと考えている。
以上一般報告とさせていただく。
次に、議事の3.審議事項に入るが、本日は、審議事項の上程はない。
次に、議事の4.協議事項に入るが、本日は、協議事項の上程はない。
次に、議事の5.報告事項に入る。
1.行事開催案内(1)ストレスチェックについてから(5)平成28
年度青少年文化・芸術支援事業実施要項「うらやす管弦楽フェスティバ
ル2016」まで続けて報告を受けた後、一括して質問を受ける。事務局の
説明を求める。
(1)ストレスチェックについて、小澤教育総務部次長より説明がなされた。
(2)平成28年度教育実践事例発表会の実施について、手塚指導課長より説明がなされ
た。
(3)平成 28 年度千葉県小中学校体育連盟市川・浦安支部中学校総合体育大会の日程及
び会場について、大和保健体育安全課主幹より説明がなされた。
(4)平成28年度うらやすこども大学開催要項について、及び(5)平成28年度青少年
文化・芸術支援事業実施要項「うらやす管弦楽フェスティバル2016」について、生涯学
習課長より説明がなされた。
細田教育長
ただいま説明がなされた行事開催案内5件に対する質問を行う。
-7-
委
員
ストレスチェックについて、医師会のそれに携わるメンバーが、今年
の6月を機に変わっている。それで混乱が生じ、市と医師会のほうでう
まくいっていないようである。新しく担当になった医師が、この件につ
いて相談を受けている人とは違う人のところに行ったようで、何か市の
ほうには迷惑かけているみたいで、すいませんがよろしくお願いしたい。
前の担当の佐藤先生は、この件についてまだ絡んでおられるので、も
し佐藤先生に一言かけていればうまくいったかもしれない。この実施計
画に書いてあるとおりでいくに当たって、次、この先生と打ち合わせす
るという話を今日されていたが、それは大丈夫なのか伺いたい。
小澤教育総務次長
明日、浦安市の総括産業医であります神谷先生に相談して、できれば
神谷先生に引き受けていただければと思っている。
委
員
神谷先生は、この話は大体理解している。もしよかったら、佐藤先生
から一言言っておいてもらったほうがいいかもしれない。
細田教育長
他に何かあるか。
この7月から文化会館が大規模改修に入ったので、これまで教育実践
事例発表会とか、3階のいろいろな会議室を使って実施していたものが
できなくなったので、1箇所に集まって事例発表するというような形を
今年はとらざるを得ないということで進めている。それから、浦安管弦
楽フェスティバルもそうである。これまでは大ホールで最後にコンサー
トしていたが、今回はできないので、Wave101でやらせていただく。
次に、行事・会議報告に移る。
(1)平成28年度浦安市児童生徒科学作
品展実施についてから、
(10)浦安市富岡公民館リニューアルオープニン
グセレモニー及びオープニングイベント・記念イベント結果報告まで続
けて報告を受けた後、一括して質問を受ける。事務局の説明を求める。
(1)平成28年度浦安市児童生徒科学作品展実施について、及び(2)市制施行35周年
第36回浦安市小・中学校音楽鑑賞教室実施報告について、手塚指導課長より説明がなさ
-8-
れた。
(3)市制施行35周年記念平成28年度浦安市小学校ミニバスケットボール親善大会の実
施結果について、大和保健体育安全課主幹より説明がなされた。
(4)うらやすまるごとこども広場開催報告について、(5)浦安ユースオーケストラ
発足式開催報告について、(6)平成28年度第1回臨時社会教育委員会議開催報告につ
いて、(7)平成28年度第2回定例社会教育委員会議開催報告について、橋野生涯学習
課長より説明がなされた。
(8)平成28年度第1回浦安市文化財審議会開催報告について、佐久間郷土博物館長よ
り説明がなされた。
(9)市制施行35周年記念みんなのスポーツの集い開催報告について、三枝市民スポー
ツ課長より説明がなされた。
(10)浦安市富岡公民館リニューアルオープニングセレモニー及びオープニングイベン
ト・記念イベント結果報告について、高梨高洲公民館長より説明がなされた。
細田教育長
ただいま説明がなされたその他・報告事項10件に対する質問を行
う。何かあるか。
委
員
臨時社会教育委員会議と定例社会教育委員会議は、年に何回ほど開催
される予定なのか、教えて欲しい。
橋野生涯学習課長
28年度の定例社会教育委員会議については、年間5回を予定している。
また、臨時社会教育委員会議は2回で、合計7回を予定している。
委
員
臨時会を2回増やした理由というのは、スポーツ推進の在り方につい
てとか、いろいろ検討されているようだが、そういった関係で臨時会が
-9-
増えていると捉えていいのか。
橋野生涯学習課長
今年、社会教育委員の中で、「浦安市のスポーツの在り方について」
というテーマで研究していきたいということで、来年度に向けての提言
書づくりに当たっては、通常の5回の会議では無理だろうということで、
2回増やして今年度は進めているところである。
委
員
第2回定例社会教育委員会議開催報告のコンサートホールのことに関
して、事務局の回答で、「文化会館との使用料比較においては若干割高
になっている」ということであるが、割高ではなく、それに相応した料
金と捉えたほうがいいのではないかと感じたが、その辺どうなのか。
橋野生涯学習課長
コンサートホールの料金についての割高というのは、ただ単に料金が
通常の文化会館より高いということで、使用料設定にあたっては、市民
に負担がかかりすぎないように、既存の文化施設や近隣の音楽ホールを
参考に設定したものである。
委
員
次に、浦安市文化財審議会開催報告である。年間計画として11月16日
に茶室庭園への視察が予定されていると思うが、これは、旧庁舎を壊し
た後の設置に向けてのプランニングをするためのアクションというこ
とでよろしいのか。
佐久間郷土博物館長
計画しているのは、旧醍醐家の茶室の関係で、いろいろ意見をいただ
くために視察を予定している。
委
員
次に、「地域調査マニュアル[中学生版]」とあるが、これは実際つく
ってあると思うが、いかがか。
佐久間郷土博物館長
中学生版として作成してある。
-10-
委
員
地域調査マニュアル[中学生版]というのはどういうものかという質
問があり、これについて、事務局のほうで答えているが、このマニュア
ルを後で結構だが見させてもらいたい。
佐久間郷土博物館長
後ほどお見せする。
委
文化財審議会開催報告についてである。日本庭園の整備の関係で、委
員
員の発言として「昔から『土いじりは、冬、避けなさい』とされている」
と記載されているが、私はあまり土いじりをしないのでよくわからない
が、これは現在に至っても配慮するような内容なのか。昔はそうだった
かもしれないが、今もそういうことを配慮して工事をしていたら、年間
の工事ができなくなってしまうので、それについて、教えて欲しい。
永井生涯学習部参事
旧民家については、できる限り昔の材料や方法で復元している。その
中に泥壁とか土壁、または漆喰というのがあり、その修復を冬やってし
まうと非常に乾燥してしまって、すぐぼろぼろ落ちてしまう。だから、
その時期はやらないで、春から秋にかけてやるようにしてくださいとい
うことで言われたものである。
以前、宇田川家の壁の修復を冬にやってしまったところ、ぼろぼろと
取れてしまって3年ぐらいしかもたなかったことがあるので、そういう
ことをしないようにということで、委員がおっしゃられたことである。
委
員
修復等したときはもっているが、冬になったらはげてしまう。その辺
のところがぴんとこなかったので、その時期を避ければ大丈夫というこ
とか。
永井生涯学習部参事
冬に土壁を塗ると、中の水分が凍ってしまい、それが乾燥すると壁が
割れてしまう。そういうことを避けるために、冬に修復等してはいけな
いということである。
-11-
委
員
児童生徒科学作品展についてだが、審査基準が設けられ、これに基づ
き各学校は審査を実施することになるが、基準項目に「安全性が高く、
破損しにくいもの」というのがあって、理解できるのだが、別に破損し
やすくても、すばらしいものであればいいのではないかと思う。その辺
どうなのか。
手塚指導課長
毎年のことだが、展示をしていると、どうしても作業をしていて壊れ
てしまったということがある。また、良い作品は県のほうに選出される
ということもあるので基準に基づいて行っている。
委
員
手塚指導課長
そういうふうに決めているのか。
決めている。その都度、一度戻して、補修等はかけるが、どうしても
そういった作業とかあるので、このような基準になっている。
委
員
次に、小・中音楽鑑賞教室実施報告の「鑑賞マナー」についての記載
の中で、感動や感謝だとか、拍手のタイミングなど、こういうのはほん
とうに聞いた人しか分からない。僕も以前バレエを見に行って初めて驚
いた。そういうところでそういうのを味わって育つと、感動の共有や、
共感というのがずっと残っていって、その子ども達は自分の子どもを今
度連れて行くことにより文化が受け継がれていくと思う。こういうこと
を市でやっているというのはすごいことである。ある面、特別な世界に
なっていくが、それを体感できるというのは非常に大事であると思う。
読んでいて楽しくなった。
細田教育長
音楽ホールも来年にはできるので、そういう意味では、浦安の子ども
達がぜひそういう鑑賞を生で味わって、いい音楽を聴いてもらいたい。
委
員
収容人数の関係で、音楽ホールは使えるのか。
-12-
細田教育長
そういう機会が子ども達に増えていくといいなと思う。
委
新しくできる音楽ホールで、何か特別に子ども達を入れて、今のよう
員
な体験をさせたいと思うが、そういうのは計画的には無理なのか。
橋野生涯学習課長
新たな音楽ホールでは、収容人数の関係で、オーケストラなどは入れ
ないが、アンサンブルで、弦楽器の3種類とか、バイオリン、ビオラ、
チェロとかが入ってくることはできる。オーケストラなどの音楽鑑賞は
文化会館の大ホールなど、大きなところになってしまう。
橋野生涯学習課長
まだ予定であるが、日本音楽財団から浦安市の音楽ホールで何か協力
できないかという話をいただいている。特に音楽財団は、公益の機関な
ので、子ども達に対するレクチャーコンサートをやらせてもらえないか
ということで、平成29年度に向けて準備を進めいるところである。
委
員
去年も聞いたが、科学作品展の科学工夫作品の留意事項で、2の(1)
「科学工夫作品」2の(2)「科学論文」ともに学年にふさわしいとい
うのは書いていて、(2)④「学年にふさわしいもの」はアスタリスク
まで付いている。学年にふさわしいとか、ふさわしくないというのはど
ういう基準で選んでいるのか。
私は先生をやっていないからわからないが、内容がすばらしければい
いと思う。学年にふさわしいという意味がぴんとこないところがある。
それはどういうことなのか、もう一回説明をお願いしたい。
手塚指導課長
これまでの経緯として、学年で指導する事項はあるのだが、例年上が
ってきた作品の中で明らかに、4年生なのに2年生だとか1年生並みの
作品が上がってくることがある。出品者の底上げを図るために、この文
言が入っているということである。
委
員
私は逆にとっていた。つまり、小学生なのに高校生並みのアイデアを
-13-
持っているものも中にいてもおかしくないように思う。それに関係する
のかと思ったが、そうではないということか。
手塚指導課長
高いレベルのものを押さえ込むとか、そういうことではない。
委
何で聞いたかというと、これって父親が作った作品ではないかとか、
員
何かそういう、子どもにしたら出来過ぎじゃないかとか、そういうのを
除外するためのものかと思ったが、そういうことではないということで
理解した。
細田教育長
他に何かあるか。よろしいか。
次に、3.その他・報告事項に移る。
(1)の教育委員会共催(後援)
行事一覧から(6)の中学校体育祭における組体操の実施にかかる校長
会の申し入れについてまで、続けて報告を受けた後、一括して質問を受
ける。事務局の説明を求める。
(1)教育委員会共催(後援)行事一覧について、野崎教育総務課長より説明がなされ
た。
(2)平成28年度浦安市教職員県外派遣研修生について、及び(3)うらやすっ子SN
Sルール策定について、手塚指導課長より説明がなされた。
(4)浦安市第3子以降学校給食費減免制度の実施状況について、及び(5)健康診断
項目に加わった運動器検診の状況について、柴田保健体育安全課長より説明がなされた。
(6)中学校体育祭における組体操の実施にかかる校長会の申し入れについて、大和保
健体育安全課主幹より説明がなされた。
細田教育長
ただいま説明がなされたその他・報告事項の6件に対する質問を行う。
-14-
委
員
確認の質問だが、教職員の県外派遣研修生について、応募数はどのぐ
らいあったのか。
手塚指導課長
幼稚園・認定こども園、小中学校合わせて6人である。
委
昨年度の定例会でも申し上げたと思うが、先生方に研修に行っていた
員
だくことは、教師の技量を高めたり人材を育成する上で、重要なことだ
と思う。なるべく多くの先生方に公費で行っていただけるよう、奨励し
たいところである。そういう意味で、応募数が6人とは、ちょっと少な
いのではないか、というのが私の個人的な印象である。教育委員会から
の、この派遣研修生のアナウンスが十分だったのかどうか、気になると
ころである。アナウンスの経緯はどのようなものだったのか、教えて欲
しい。
手塚指導課長
例えば幼稚園のほうで例に挙げると、園長会のほうも、この県外研修
というものを非常に重要視しているということで、次代を担う人材育成
を考えると、こういう方がいいのではないかとある程度絞り込みをして
くれているようなところがあって、それがこの応募人数に反映している
要因であると思っている。
委
員
普通に考えると、校長会を通じてなり、各学校なりに直接こういう県
外研修のアナウンスがあるはずだ。実際に行かれた先生方も大勢いるわ
けで、こういう機会があるのだということが、個々の先生方に直接伝わ
っているはずだ。各学校の事情の中で、うちの学校はこの時期、あるい
は今年は行ってほしくないということで絞り込みをするかどうかは、各
学校の管理職の裁量に任せるところはあるにしても、1人ひとりの先生
方のほうにアナウンスが実際どのくらい届いていたのかどうか、本市で
働いている教員の数からして、疑問に思う。もちろん応募の要件という
のはあると思う。例えば前に行った人はだめだとかというようなことは
あるとは思うが、それにしても、あまりにも応募数が少ないというのは、
-15-
先生方のやる気がないのではないか、外部の目というか、私なんかの目
からすると、そういう気がしてしまう。その辺、部長としてはどうなの
か。
鈴木教育総務部長
先生方は、夏休みの研修については非常に意欲的である。というのは、
授業等で子ども達のことを考えなくていいわけで、自由な時間がもてる
からである。この県外研修だけではなく、長期研修も、今年は今のとこ
ろまだ応募は2名であるが、あまり応募者がいない。というのは、やっ
ぱり先生方が日常子ども達を置いて研修に行くということを懸念して
いるのではないかと私は判断している。
委
員
確かに担任をされたりしていれば、子どものことが気になるのはわか
る。でも、これは言うなればオフィシャルな形でこういう機会があるの
だということで、むしろ子どものことが気になるけれども、どんどん行
ってくださいというところが、比較的財力のある浦安市で、教育に対し
て力を入れるのだったら、そういうところにお金をかけてもいいのでは
ないかと思う。浦安に行くと、いろんな研修に行かせてもらえるという
ことで、より良い人材を集める効果もあるのではないかと判断するが、
いかがか。
鈴木教育総務部長
大変ありがたい意見である。特に少人数の先生とか小中連携教員とか、
市費の非常勤職員は他市に無く、本市の場合は各学校に配置しているの
で、代替などのやりくりみたいなところは、他市から比べると非常に条
件がいい。ここ数年、長期研修生も翌年に実践発表で研究報告会もやっ
ている。そういう意味でいい発表もしているので、積極的に推奨してい
きたいと思っている。
委
員
研修生になるための要件というのは、どういう要件なのか。例えば本
市において3年間以上の勤務経験があるとか、いろいろな要件があると
思うが、教えて欲しい。
-16-
手塚指導課長
要件に関する資料を持ち合わせていないが、応募している中で、いわ
ゆる勧奨ということで、他市から来られて将来的に市のほうの教育向上
に貢献できるのだろうかという方も実はいる。そこは要件から外れてし
まうということで選択をさせてもらった経緯がある。
委
員
勧奨で来られた方がいずれ他市に戻る。戻るにしても、浦安に行けば、
そういう研修ができて、それがまた他市から良い人に来てもらうきっか
けにもなり得るわけである。今日のこの場で、具体的な要件について、
回答を得られないようであるが、要件についてももう一度見直したほう
がいい。それだけ応募の状況がよくないということであるならば、要件
を少し検討してもいいのではないかと思う。例えば浦安に5年いなけれ
ばいけないとかというものについても、もう少し緩和するとか、具体的
な要件内容がわからない中で意見を申し上げるのも心苦しいが、そうい
う気がする。
委
員
この研修の目的というのはきちんとしておく必要があると思う。それ
は公費を使ってこの事業が展開されるわけである。限られた中で、研修
を進めるに当たって一番大きな狙いは調査研究である。私どもが指導課
にいたときは、そのことを位置づけていた。特に今の時代、教育改革が
進んでいる。それで市の課題とかいろんな形で追いつかなければならな
い状況もあるかと思う。
そういう意味でこの課題を見ると、小中一貫教育にふさわしいとか、
そういうところのテーマが出ているのかもしれないが、浦安の課題を解
決していく上で、今、課題は何なのかということをこちらが捉え、それ
を提示した上で、事業を行っていく。ただ、誰も彼も行っていいという
わけではなくて、調査研究をして、市の教育に還元していただく。
来年度も計画的にこういうテーマで浦安は調査研究をして、先生方、
能力のある人の力を借りてやっていくのだという発信をして、研修した
いという人がどんどん出てくるのが一番いい。自分のためにも勉強した
いという先生が出てくるような、明確なものを出していけば、いいので
-17-
はないかと思う。
また、人数も増やしたほうがいい。
鈴木教育総務部長
委員がおっしゃったことは、県外派遣の応募について浦安市が本市の
教育課題について研究してきてほしいということを明確にした方が良
いのではとのことだと思うが、今年については、小中連携や幼保小連携
もそうであるし、指導方法の工夫改善も含めて、明確にしている。
また、人数については、今までは3名だったが、昨年から4人にして
いる。県外派遣事業では、予算も少しずつ上げていただいているという
状況である。
細田教育長
やはりどんな目的で行ってもらえるのか、それから、人数を何人にす
るのか、今、期間が10日間で、そうした期間もどうなのかというところ
も含めて、もう一度、全職員に周知ができて、課題意識を持って取り組
んでいただけるように、見直していきたいと思う。
委
員
全体的な枠組みに関する質問は、私はもうないが、今回、たまたま小
学校の磯野先生と木立先生の研修内容や、研修の希望先が奈良と呉で一
致している。先ほど課長のほうから調整していくという話があったと思
う。せっかく2人行くのであれば、うまく2人が研究される項目を整理
し合ったり、すみ分けし合ったり、あるいは片一方の方に奈良だけ行っ
ていただいて、片方の方に呉だけ行ってもらうとか、何かその辺の調整
が必要だと思う。この2人の先生方のテーマは、我々も小中連携で視察
に行ってきたわけで、本市の一番今日的な課題になっているとおり、す
ごく意味のある研修内容だと思う。ぜひその辺、お二人の間の研究内容
の調整等に当たっては、十分やっていただきたいと思っている。
細田教育長
ありがとうございました。ぜひ有意義な研修になるように調整してい
ただきたいと思う。他になにかあるか。よろしいか。
次に、議事の6、その他に移る。本日は議題以外でその他の予定はな
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い。
各委員の方で何かあるか。
委
員
先ほど教育長のほうから話しがあったように、昨日と一昨日、教育長、
委員、私、石井次長、野崎課長の5名で茨城のほうに行ってきた。
初日は、つくば市立春日学園義務教育学校というところに行った。こ
の学校は、平成24年に施設一体型で開校した学校である。研究学園都市
つくばを反映して、ここに通う子ども達は、大学や研究所とか、あるい
は企業の研究所で勤務されている方のお子さんが多いようで、論理的思
考の育成だとか、企画して、データを収集して分類して、関連づけて、
多面的な思考をして推論をし、分析をし、評価をし、構造化を図ってい
くという思考スキルとなるものの習得が、教育の重要な目標となってい
る。それから、さらに、ICTの教育にも力点を置いている学校である。
子どもの数は、在籍数が1,849人と、普通に言えば小学校から中学校
まで、第1学年から第9学年までということで、かなり規模の大きい学
校である。
2日目に水戸に視察に行った。水戸市立の国田義務教育学校というと
ころである。ここは平成7年に小中併設校が完成して、そこから実質始
まったという学校で、さらに平成26年に幼稚園が、小中併設校に移転し
てきて、幼小中の一貫校になった。
先ほどのつくばの春日学園のほうは4、3、2ということで、学年全
体のくくりをそうしているが、ここは4、4、1という方式を採用して
いる。特に9年生の進路だとか、地域貢献を教育の集大成とするという
ことで、全国的には、おそらく4、3、2が多いのではないかと思うが、
そういう中で、4、4、1にしたというのは、おもしろいやり方をして
いるな、という印象を持っている。
ここは先ほどのつくばの春日学園とは対照的に、児童生徒総数が170
人の小規模校になっている。ここの学校では、小規模特認校の制度を活
用していて、市内全域から入学することができるため、転入している子
どもの数も37人ということで、かなりの人数が、他の地区から来ている。
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この国田義務教育学校というのは、水戸市の中でもかなり農村部にあ
る。わざわざ他地区から来るということで、それだけ子ども達に対して
手厚く小規模の中でやっている学校だということである。
視察先が対照的な学校だったわけだが、義務教育学校の制度が実は今
年から始まっている。義務教育学校になると、9年間の学びの連続性が
かなり徹底して行えるということである。それから、当然のことながら、
小学校1年生から9年生まで同じ学び舎の中で学ぶということなので、
子どもの発達段階を考えていったときに、小さい子どもは「大きくなっ
たらあんなことやれるんだ」みたいなことが直接わかる。また、上の学
年の子どもは下の子どもの面倒を直接見ていくということが可能にな
ってくるわけで、学びの連続性だけではなくて、そうしたメリットを生
かしているということを、私たちは伺ったり、実際授業を拝見する中で
感じてきました。
両校とも施設一体型あるいは併設型で始まったというのは先ほど申
し上げたとおりで、小中の教員のコミュニケーションがとりやすい基盤
が最初からあったということである。
国田義務教育学校の場合も、先ほど申し上げたように、併設型ができ
たのが平成7年、そして実際に義務教育学校が今年から始まったという
ことであるが、20年間かけて義務教育学校を可能にしてきたというのが
実態なわけで、そういう意味では、もし本市でも小中の義務教育学校化
をはかるとなると、小中の先生方の間のコミュニケーションをきちんと
醸成していかないと、なかなか難しいだろうと思う。当面、本市の場合
には、中学校区内における小中の連携をきちんと進めていくことが必要
になるのではないか、というのが私の総括的な感想である。
ところで、つくば市には国土地理院がある。国土地理院の附属施設に、
地図と測量の科学館という博物館みたいなものがある。そこに短い時間
だったが、寄ってきた。
そこには、地図だとか測量に関する歴史、原理や仕組み、新しい技術
などを総合的に展示するコーナーがあり、見学してきた。大きなパラボ
ラがあってすぐわかるので、もしつくばのほうに学校の遠足で、あるい
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はそちらの方面の社会教育施設の関係で行ったりするときは、本施設が
無料なだけに、ぜひ立ち寄られることを勧める。
委
員
視察の感想である。
1日目に訪問した春日学園は大規模校である。ただ、地域柄、日本の
研究者が集まっているので、子ども達も優秀な子が多く、施設もすごく
立派で、びっくりするほどである。
対照的に国田義務教育学校、さわやか国田学園という名称で、右を見
ても左を見ても、田んぼの中にある小さな学校である。両方とも授業を
見たが、片や1日目のほうは、どの授業に行ってもコンピュータを活用
していた。まさにハイテクを駆使しているようで、あれが将来の学校か
と思ったら少し恐ろしくなった。
春日学園の生徒指導上は、1年から9年のうち、中間の5年、6年、
中1のところはかなり中だるみで、あんまりよくないということである。
ただ、生徒の登校拒否等はゼロで、学力は福井県が日本で一番だが、そ
れよりも高いということである。
もう一方の国田義務教育学校では、テレビは置いてあるが、それは活
用していませんでした。でも、私はどっちがいいかといったら、畑の中
にある国田義務教育学校が好きでした。木のつくりで、ほんとうの学校
の文化が昔のままに残っていて、非常に親しみやすい学校であった。一
方の春日学園は、非常に近代的な、未来的な、そういう感じを受けて、
いいなと思いつつも、私は本来の教育は、この空と木しかないような、
田んぼがあるような、人間味溢れる学校もいいのかなという感じを受け
た。
ただ、義務教育学校として浦安市が目指すには、両方見たときに、一
体型でなければだめなのではないかと感じた。
国田義務教育学校がある水戸市教育長が、各学年1学級しかないが2
学級だったら最高であると、最高の人事配置も管理職配置も全てにかか
わって、ゆとりのある教育ができると言っていた。そうすると、本市で
は一体型で2学級は入船中学校区ぐらいである。あれぐらいならば、義
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務教育学校に指定して、試行していく価値はあると思う。
あとはしばらく様子を見て、生徒指導上、学力の面からどのように伸
びていくのか、変わっていくのかというのを確認して、将来的な設計を
考えていく時間は、四、五年とってもいいのではないかと。そんな感じ
を受けて帰ってきた。
細田教育長
他によろしいか。
以上で平成28年浦安市教育委員会第7回定例会を閉会する。
閉
会
(午後4時40分)
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