オーガスト・ハーゲルハイマー氏の 「食を通しての

オーガスト・ハーゲルハイマー氏の
「食を通してのアンチエイジング」講座開催
1 月17日(木)午後7時から、青山店にてアビオス代表、オーガストさんによるアンチエイジン
グ講座が開催されました。
オーガストさんは50歳。しかし、その容姿は完璧!。小麦色に日焼けした肌は、つやと弾力に満
ち、シワ、しみもなく、ひきしまった筋肉をまとった身体からは躍動感があふれていました。優し
いブラウン色の瞳を輝かせ白く透明な歯からこぼれる笑顔は、まさに健康美です。
「僕は決して完璧な生活を送っているわけでもありませんよ。時には飲みすぎるし、ラーメンも食
べる、エクササイズだって、サボる時もあるし。でも、実は あること で、さびつく身体を毎日
回復できるという自信があるんですよね。それを見つけられたのは 知識 がすべて。そう、僕に
とって 知識 は家族の次に大切な財産です」。
オーガストさんは大学生のころアメリカで医学を学んだ。人間の身体に興味を持っていたからだ。
しかし、大学で学べば学ぶほど不振がつのっていく。「だって、人が病気になるのを前提で、それ
をどうやって治していくのか、という学びばかり。後ろ向きでつまらないって思ったんです」。大
学卒業ご、事業に成功したオーガストさんは34歳で会社を売却し早期リタイアをした。そして家
族と共にハワイへ。ストレスとは無縁の生活だったのだが、なぜか倦怠安があったとオーガストさ
ん。「ハワイの大自然の中で暮らし、毎朝子供を学校に送りジムに行く。まったくストレスがない
のにどうして毎日眠くたくて元気がでないんだろう?」。育ち盛りの5人の子供たちについていく
ためにはコーヒー8杯でしのぐ日々だった、と振り返ります。そんなオーガストさんはある日怪我
をしてもすぐに治る子供たちを見てはたと気がつきました。『自分が怪我をしたらどうだろう。す
ぐに治らず、傷だって残ってしまうだろうに』。そう、オーガストさんはこの『回復力』の違いが、
まさに年齢の仕業であることに気がつき、再び学び始めました。栄養学をまなび、身体についての
あらゆる本を読みました。興味があれば著者のところまで世界中どこへでも出向いて質問をしたこ
とも。その数は医学文献もあわせれば千冊を超えたといいます。そしてある結論をだしました。
『あ
ることで回復できる自信』です。「今日ある自分の姿は、残念ながら医学でも栄養学でも学べなかっ
たものです」。その、あることとは何でしょう。いよいよ本題に入りましょう。
■「老けない、疲れない、歳とらない」
「元気を取り戻すには、老けない、疲れない、歳とらない。この3つです。僕は自分を変えるため
にはどうすればいいのかその答えを探ろうとすればするほど、体内のことを知ることが必要になり
結局、細胞までたどりついちゃったんです。つまり、人間の体は、脳がマネージメントをつかさど
り、その情報が血液の存在だってこと。そしてその情報を届けるのが、ホルモンの存在であること。
アメリカの統計でこんな結果が出ています。肥満児の血液を調べたところ、半数以上が栄養不足で
した。たくさん食べても、血液中に栄養成分が不十分だから、満腹感を脳は感じない。だから食べ
続けてその結果太ってしまう」。
また、老けないためには『活性酸素の攻撃から守ること』が大きなポイントになるとオーガストさ
ん。活性酸素とは、老化現象(体内がサビる)の真因とされているもの。例えば紫外線、廃棄ガス、
食品添加物、農薬のついた野菜、水道水、ストレスなどに含まれていて、普通の生活を送っている
だけでも毎日体内には活性酸素がたまっていくことになります。まさに、私たちにとっては大敵で
す!
■アンチエイジング。若さをゲットする大切な3つのバランス
「中から回復する治癒力が高まれば、しみ、シワはなくなりますよ」と話すオーガストさんはアン
チエイジングの秘訣として「ひとつは、活性酸素からのダメージを減らすということ、もうひとつ
は若い時のホルモンバランスをとりもどすことが重要」と話してくれました。平均的には30歳あ
たりから新陳代謝が崩れるといわれている昨今。大切なのは、食・動・休の3つのバランスだそう。
「特に休むという行為は、重要なホルモンが出されるので重要です」。
■体内クレンジングのススメ
ここで、オーガストさんが参加者の皆さんに質問しました。ダイエットする時ってまず、何をする?
「まずはエクササイズ!と言われていますが、体の中が栄養不足で、酸化してサビだらけという汚
い状態で運動したら、どうなるでしょう?そう、負荷がかかり、つらい思いをするばかり。それで
は長続きしないわけです。まずは体内クレンジングから。中がきれいな体は素直です。そしていい
ものをたくさん吸収します。残念ながら私たちは毎日汚れを吸収(活性酸素)して錆びています。
なので、その分毎日キレイにしてあげる必要があります」。
■やっぱり食は原点。食事は葉野菜を中心に
第1にオーガストさんがあげたのは、食の安全性です。トレーサビリティ(栽培地歴)がはっきり
とした、緑色の葉野菜(有機野菜)を絶対に摂って欲しいとのこと。「そうですね、お皿の半分は
生の葉野菜。これを基本として食べてください」。なぜなら、酵素を体内に取り入れることはとて
も重要なのです。人の体を作る必須アミノ酸は、私たちの体の中の血管や内臓、皮膚、筋肉などの
もとになるタンパク質を構成してくれています。食べ物を必須アミノ酸に分解してくれるのが、生
野菜などに多く含まれている酵素の働きなのです。「外から摂取した酵素は体内酵素とチームメー
トをつくり、食べたものをちゃんと消化してくれます。もしも消化できないまま腸に運ばれてしま
うと、そこで腐ってしまう。すると PH 値が崩れて悪玉菌を増殖することになる。生野菜には酵素
が生きているし栄養価も高い。なので、絶対に野菜を多く食べて欲しいですね」。
■必須脂肪酸の必要性
そして、もうひとつ取り上げたのが、必須脂肪酸。必須脂肪酸には「オメガ−6」と呼ばれている
形の脂肪酸と、「オメガ−3」と呼ばれる脂肪酸があります。なぜ「必須」なのかというと、これ
らは私たちの体の細胞膜やホルモンをつくる原料であり、そのため体のほとんど全ての機能に関係
していて体にとっては不可欠なものだから。しかもこの2種類の脂肪酸は体内では造れず、食物か
ら摂るしかありません。
「エーゲ海の人たちで統計をとったんですが、3つのカテゴリーに分けて調査をしました。まず、
オリーブオイルだけを摂取した人たち、それからまったくオイルを摂取しない人たち、そして最後
は、肉も魚もまんべんなくなく食べてオリーブオイルを摂取した人たち。そうしたら、3番目の人
たちが一番元気で病気しらずだったというものです。ある程度の肉や魚は必要で、あまり恐れるこ
とはないのです」。
■体内がきれいになると、自然に運動したくなる
緑の葉野菜などを食べデトックスも順調になり、体内クレンジングで結果が出始めると、体のエネ
ルギーレベルが上がるといいます。「そうなると、体の冷えもなくなるし、イキイキと元気になり
始める。いやがおうでも、エクササイズしようかなという気持ちになりますよ」。結果がでてくると、
自然に動きたくなるもの。これには参加者からも同意見が。その女性は「そうなんですよ、デトッ
クスしたら、自然に体を動かしたい気持ちが生まれました」と話してくれました。
■食べる2つのキーポイント
① 体内クレンジングのために緑野菜をたっぷりとる。
オリーブオイルや胡麻油などの摂取も忘れずに。
② 抗酸化物質をとる
①のように、「すべてローフードとまではいわないまでも、できるだけ生の野菜を食べたほうがい
いですね」と話すオーガストさんが次に話してくれたのは、②の高い抗酸化力だ。老化現象を引き
起こす体内の酸化をふせぐ、抗酸力の高いものでした。言い換えれば『老けない、疲れない、歳と
らない』もの。その食物を探し、たどり着いたのが、今もベストセラーである「抗酸果」「アサイー
100」なのです。
■アマゾンでアサイーと出会う
ある時オーガストさんは、まだ日本では文献の少なかったアサイーを見つけます。インターネット
上で日本語で調べてもみつからなかった『アサイー』ですが、英語で調べると、なんと何万件もヒッ
トしました。興味を持ったオーガストさんはその食べ物がどんなものなのか知りたくなりました。
そこで、産地であるブラジルを訪ねます。何度も足を運んだオーガストさんはアマゾン流域に生息
する『アサイー』の研究を重ね、結果驚くべきほどの、 抗酸化力 と 栄養成分 の配合を発見
します。「これはミラクルだって思いました。じつは、果物に含まれる糖分はアルコールと同じで
肝臓で分解されないため負担をかけしまうので、多くは摂取できません。でも、アサイーには糖分
がなかったんです。しかも、アントシアニン(ポリフェノール)の成分が非常に高い」。現地の人
たちが万能薬のように飲んでいるアサイージュースをなんとか安全に摂取できないものか。その思
いは、アサイーの魅力を知れば知るほど強くなったといいます。「最初は、僕自身のために、そし
て家族のために、毎日襲う活性酸素から守りたかった。それがきっかけでした」。
今や大人気の「抗酸果」と「アサイー100」だが、それらが生まれるまでにはこんな長い年月を
かけた出会いとストーリがあったのです。
■最後にオーガストさんの、健康美の秘訣語録集!
葉野菜を食べてと言ったが、一般のスーパーで売っている野菜はトレーサビリティー(栽培履歴)
がはっきりとわからないから NG。葉野菜ならなんでもとっていいが、ほうれん草、人参は品種改
良されているものなので、注意が必要。
肌の潤い、生成にかならず必要な必須アミノ酸も絶対に摂取を。そのため肉や生魚をある程度とる
べし。体に不必要なものは炭水化物と糖分。パスタは握りこぶしまで!これ以上だと血糖値があがっ
てしまう。血糖値があがると、ダメージをおこす悪質なホルモンがでてしまう。なので、もしももっ
と食べたいのであれば、時間をおいて食べるように。1回にとるのは50gまで。肉は100gま
で。魚はその2倍でも大丈夫。何故ならたんぱく質は腎臓に負担がかかるから食べすぎはいけない。
週1回はなんでも食べてもいいですよ!ストイックにする必要はないです。なぜなら日頃から回復
力を高める食事やアサイーをとっているし、運動もしているから。
アンチエイジングには、回復力。肌潤いには必須脂肪酸が必要。特に皮膚の細胞は必須脂肪酸がよ
みがえらしてくれる。僕はオリーブオイルとゴマ油をいつも摂取している。
肌の乾燥について。洗顔で使われている成分、特に泡がよくできるものはさけるべし。もともと工
業用の化学薬品が洗顔剤に使われている。なので必要な皮脂まで摂られてしまう。その原料は水酸
化ナトリウム。ニュージーランドの洗剤には、体に危険とマークがついている原料。それほどよく
ないものだ。
運動などして筋肉ができると、成長をしていると脳が判断。すると成長ホルモンが分泌される。な
ので、ダイエットしているからって体重ばかり気にしてはいけない。筋肉は重たいから。理想の健
康的な体は筋肉がきちんとついていること。なので、体重だけが減ったからそれでダイエット成功
というのは、落とし穴です。
ナチュラルハウスで発売中!
『20 歳若く見える人の食べ方
∼老けない、太らない、疲れないオーガスト流フードヒーリング∼』
著者:オーガストハーゲスハイマー
定価:767 円(税込)