2013.07.04 コンピュータ数学 MATLAB の使い方(参考資料) MATLAB の起動方法と起動画面 1 起動方法 1.1 1.1.1 Mac OS X の場合(3C113, 3C205) 1. 画面下の「Finder」をクリックします. これをクリックする 図1 デスクトップ下部の Dock の内部. 2. 出てきたウィンドウの左側にある「アプリケーション」を選択し,ウィンドウ右側のアイコン一覧の 「MATLAB R2009b」をダブルクリックします. 「アプリケーション」 をクリックする 図 2 Finder ウィンドウの左側. 1.1.2 図 3 MATLAB R2009b のアイコン(Mac OS X). Windows の場合(3C206) Windows を起動すると,デスクトップの左上に「MATLAB R2009b」のアイコンがあるので,ダブルク リックします. 図 4 MATLAB R2009b のアイコン(Windows) . 1 1.2 MATLAB の起動画面 MATLAB が起動すると,このような画面が現れます.このスクリーンショットは Mac OS X のものです が,Windows 版も基本的には同じです. 初期設定では,MATLAB のウィンドウは「カレントフォルダ」,「コマンドウィンドウ」,「ワークスペー ス」 ,「コマンドヒストリー」の 4 つのスペースに区切られています. ワーク スペース カレント フォルダ コマンドウィンドウ コマンド ヒストリー 図 5 MATLAB のウィンドウ. • カレントフォルダ: このスペースには,現在指定されているフォルダのファイル一覧が表示されます.初期設定では,OS 毎に以下のフォルダが指定されます. – Mac OS X の場合:自分のホームディレクトリ/Documents/MATLAB – Windows の場合:C:Y =UsersY =アカウント名 Y =DocumentsY =MATLAB • コマンドウィンドウ: このスペースに実行したいコマンドを入力して,計算を行います.計算結果もこのスペースに表示され ます.また,このウィンドウで矢印キーの ↑ を押すと,これまで実行したコマンドが表示されます.今 まで実行したコマンドを再入力する手間を省くことができます. • ワークスペース: このスペースには,これまでの計算で使用した変数や配列の一覧が表示されます.行列の行数・列数 や,変数の型もここで確認できます. • コマンドヒストリー: このスペースには,コマンドウィンドウに入力したコマンドの履歴が表示されます.この履歴を利用す ると,これまで実行したコマンドを簡単に再実行することができます. 2 MATLAB を終了するには? 1.3 MATLAB を終了するには, • ウィンドウ左上の「File」→「Exit MATLAB」をクリックする(Mac OS X).Windows でも同じで すが,メニューが日本語で書かれています. • コマンドウィンドウで「quit」と入力する. • ウィンドウ左上の赤いボタンをクリックする(Mac OS X).ウィンドウ右上の赤いボタンをクリック する(Windows). のいずれかを実行します. MATLAB を使ってみよう 2 数列の和の計算 2.1 例1 s= n ∑ k = 1 + 2 + ··· + n k=1 を計算するには,以下のように実行します. ¶ MATLAB コード ³ s = 0; % n をいろいろ変更して試してみましょう. n = 20; for k=1:n s = s + k; end s µ ´ 例2 s= n ∑ k 2 = 12 + 22 + · · · + n2 k=1 ¶ MATLAB コード ³ s = 0; n = 20; % n をいろいろ変更して試してみましょう. for k=1:n s = s + k^2; end s µ ´ 3 数列の計算 2.2 上記の例では数列の和を計算しました.今度は数列の計算をしてみましょう.数列の和は 1 つの値になるの で,s という変数を 1 つ用意すれば大丈夫でしたが,数列は複数の値を覚えておく必要があります.ここでは MATLAB の配列を使用して,数列を保存します. 例1 以下の数列を計算しなさい.n は適当に設定しなさい. a1 = 1, ak = 2ak−1 + 3, (k = 2, 3, . . . , n). ¶ MATLAB コード ³ a(1) = 1; n = 15; % n をいろいろ変更して試してみましょう. for k=2:n a(k) = 2 * a(k-1) + 3; end a µ ´ 4
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