“タイプ別”パリのおすすめカフェ

“タイプ別”パリのおすすめカフェ
1.サンパ(Sympa)なカフェ
サンジェルマンのお店が観光客向けに変わっていくのはちょっと寂しいこと。そ
んな中でずっと変わらないこのお店は、ご近所住民達に愛され続ける地元カフ
ェ。現在のオーナーであるマダム・バリエのご両親が 1922 年にオープン。パリら
しいテラスのファザードが印象的ながら、1954 年に改装した時から変わらないキ
ッチュな内装のインテリアにも注目。近くにあるボザール(国立美術学校)の学
生がランチをしたり、アート談義を交わす姿は、このカフェの開店以来変わらな
い風景。ショッピングの合間に、地元カフェのサンパ(感じの良い)な雰囲気を味
わってみてはいかが?
188, boulevard Saint Germain 75007
TEL01 45 48 06 93
2.シック(Chic)なカフェ
セレブの殿堂、ホテル・プラザ・アテネ内のカフェ&バー。店内は、未来的な光
を放つモダンなカウンターのあるハイスツール・スペースと、ゆったりくつろげるソ
ファ・スペースに分かれたコントラストが魅力の大人空間。ホテルとは別の専用
入口があるため単独使用がしやすく、仕事帰りの待ち合わせに使う、お洒落な
パリジェンヌも多い。液晶画面で写真を見ながらチョイスできるメニューや、まる
でスイーツのような装いの”食べるカクテル”達はモダン。夕食前のアペリティフ
や食後のカクテルなど、ショッピング帰りの優雅な気分を、より一層盛り上げてく
れるはず。
25, Avenue M ontaigne 75008 Paris
TEL 01 53 67 66 00
http://www.plaza-athenee-paris.fr/
3.エレガント(Élégant)
LE CAFE DE LA PAIX(ル カフェ ド ラ
ぺ)
150 年以上続く、パリの数あるカフェの中でも特別歴史と由緒のあるカフェ。創
業は 1862 年。グランオテル・ドラペのカフェ&レストランとして OPEN したのが始
まり。オペラ座に隣接する華やかな場所にあり、創業当事には、小説家のゾラや
モーパッサン、オスカー・ワイルドなども常連客として名を連ねていた。1920 年
代の Les années folles と呼ばれる狂乱の時代にはオーソン・ウェルズ、フジ
タなども訪れた。また、ヘミングウェイもここに通うようになり、『日はまた昇る』の
一部はここで執筆された。
店内の内装も素晴らしい。オペラ座設計のガルニエが内装を担当。今では歴史
的建造物指定となっている。
Angle Place de l'Opéra - Boulevard des Capucines - 75009 PARIS
Tel : +33 (0)1 40 07 36 36
www.cafed elapaix.fr
★定番カフェ1
CAFE DE FLORE(カフェ ド フロール)
サンジェルマン・デ・プレ(Boulevard Saint-Germain)にある、カフェ・ドゥ・マゴ
(Les deux Magots)と並ぶ有名なカフェ「CAFE DE FLORE」。創業 1890 年のこ
の老舗カフェは長年、ピカソやヘミングウェイなど著名人に愛されてきた文化的
なカフェ。現在でも、常連客だった哲学者サルトルの「綱渡りの曲芸師のように
大胆にトレイを操る」という、ギャルソンを称賛した言葉も残っている。トレイの重
さは6キロになることもあるとか。
実は、このカフェ・ド・フロール、日本の表参道にもかつて存在したが、現在は閉
店。2005 年、この東京支店出身で、日本人の山下哲也さんが、初めての外国
人ギャルソンとなり話題に。2007 年には、Newsweek 誌で世界が尊敬する日本
人 100 人にも選ばれた。
172 Boulevard Saint-Germain - 75006 Paris
Phone +33 (0)1 45 48 55 26
http://www.cafed eflore.fr/
★定番カフェ2
Les deux Magots(レ ドゥ マゴ)
1885 年の創業して以来、多くの芸術家やパリの人々に親しまれ続けてきた老舗
カフェ「ドゥ マゴ」。 店名は、店内にある2つの中国の陶製人形に由来している。
(deux=2つ magots=人形)。これは、かつてこの店が、絹織物を扱っていた頃
の名残。ヴェルレーヌ、ランボーやマラヌメがここで出会い、テラスでアブサンを
飲むことを習慣にしていた。 第二次世界大戦の頃には、サルトル、ボーヴォワ
ール、ボリス・ヴィアンやアルベール・カミュらが、常連にいた。その後、ジェーム
ス・ジョイスやベルトール・ブレヒトやシュテファン・ツヴァイク、ピカソやヘミングウ
ェイなど小説家や芸術家たちがここで待ち合わせをするようになったことでも有
名。ちなみに、東京・渋谷の bunkamura には東京支店があり、パリの味をそのま
ま堪能できる。
6 place Saint-Germain-des-Prés - 75006 Paris
tél: 01 45 48 55 25 http://www.lesd euxmag ots.fr/
カフェで「アブサン(absinthe)
」を飲む
1880 年頃、洒落たカフェから労働者のカ
フェに至るまで、「アブサン」を飲む、という
習慣はフランスのカフェにおいて一般化し
ていた。 アブサンの流行は、アルジェリア
を征服しにいった兵士たちによってもたらさ
れたものである。アブサンはもともと、
植民地にいる白人や兵士達をチフスやマ
植民地にいる白人や兵士達をチフスやマラリアから治療する目的で使われてい
ラリアから治療する目的で使われていたも
たものだった。
のだった。
フランスに帰還すると、在アフリカフランス懲治隊の士官たちは、グラン・ブル
ヴァールのカフェのテラスでアブサンのグラスを手にして見せびらかし、アブサ
ンを流行させていった。
ナポレオン3世の統治下のはじめ(1870 年まで)、アブサンを好んでいたのは、
主にブルジョワだった。高価な飲物だったので、必然的にアブサンはパリジャン
の盛大な夕食会か、流行しているブルジョワのカフェで食前酒として飲まれてい
た。アルコール度数も、70 度近くあり、画家や小説家や芸術家たちはアブサン
に酔いしれながら、作品のインスピレーションを探した。
「アブサン」って何?
アブサン(absinthe)は、フランスなどヨーロッパ各国で作られている薬草系リキュ
ール。複数のハーブ、スパイスが主成分。フランス語での発音はアプサント。英
語ではアブシンス。アブサント、アプサンとも。名前の由来は、ニガヨモギの学名
Artemisia absinthium。日本では、有名なブランド「ペルノー(pernod)」と呼ぶ場
合が多い。
★特徴
アルコール度数が70度! ハーブのツンとした、独特な香りと味を持っている。
色も、薄グリーン色を帯びており、水を加えると白くにごる。
★飲み方
グラスの上に、スプーンを渡し、その上に角砂糖を乗せる。その上からアブサン
を注ぐ。水に薄めて飲む場合も多い。