平成 27 年 2 月 19 日 各位 八千代医療センター 医薬品情報室 新規採用医薬品のお知らせ 平成 27 年 2 月 18 日に行われた第 91 回薬事委員会において、 下記の医薬品の新規採用および採用区分変更、 採用中止が決定しましたのでお知らせします。 下記の医薬品の処方開始日は、平成 27 年 3 月 2 日からとなります。 採用区分 A…院内・院外共通 B…院内・院外共通(在庫を置いていないため、供給されるまで半日程度かかる場合があります) C…院外専用 採用医薬品 商品名 一般名 規格 B 採用 アファチニブ 内服 ジオトリフ錠 40mg 40mg/錠 マレイン酸塩 チロシンキナーゼ阻害剤 B 採用 アファチニブ 内服 採用区分・薬効等 ジオトリフ錠 50mg 50mg/錠 マレイン酸塩 チロシンキナーゼ阻害剤 B 採用 外用 ムコフィリン吸入液 20% アセチルシステインナトリウム塩 2mL/包 気道粘液溶解剤 B 採用 注射 アネメトロ点滴静注液 500mg 500mg/100mL/V メトロニダゾール 嫌気性菌感染症治療剤 B 採用 アレムツズマブ 注射 マブキャンパス点滴静注 30mg 300mg/1mL/V (遺伝子組換え) ヒト化抗 CD52 モノクローナル抗体 A 採用 内服/ レスピア静注・経口液 60mg カフェインクエン酸塩 60mg/3mL/V 注射 未熟児無呼吸発作治療剤 院外専用採用医薬品 なし 採用区分変更医薬品 なし 採用削除医薬品 なし ジオトリフ錠 40mg、50mg 一般名 : アファチニブマレイン酸塩 規格 : 40mg/錠、50mg/錠 分子式 : C24H25ClFN5O3 ・2C4H4O4 分子量 : 718.08 構造式 : 禁忌 : 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 効能・効果 : EGFR 遺伝子変異陽性の手術不能又は再発非小細胞肺癌 用法・用量 : 通常、成人にはアファチニブとして 1 日 1 回 40mg を空腹時に経口投与する。 なお患者の状態により適宜増減するが、1 日 1 回 50 ㎎まで増量できる。 主な副作用 : 下痢:218 例(95.2%)、発疹 141 例(61.6%)、爪囲炎 130 例(56.8%) 会社名 : 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社 薬価 : 11198.50 円(40mg 錠) 12760.00 円(50mg 錠) 同一成分薬 : なし 同効薬 イレッサ錠 250(A 採用)、タルセバ錠 100mg(C 採用)、150mg(B 採用) : ムコフィリン吸入液 20% 一般名 :アセチルシステイン 規格 :352.4mg/包 分子式 :C5H9NO3S 分子量 :163.19 構造式 : 禁忌・併用禁忌 効能・効果 : : なし 下記疾患の去痰 慢性気管支炎、肺気腫、肺化膿症、肺炎、気管支拡張症、肺結核、 囊胞性線維症、気管支喘息、上気道炎(咽頭炎、喉頭炎)、術後肺合併症 下記における前後処置 気管支造影、気管支鏡検査、肺癌細胞診、気管切開術 用法・用量 : 通常、1 回 1/2 包~2 包(アセチルシステインナトリウム塩 20w/v%液として 1~4mL)を単独又は他の薬剤を混じて気管内に直接注入するか、噴霧吸入す る。なお、年齢、症状により投与量、投与回数を適宜増減する。 主な副作用 : 軽い臭気(硫黄臭) 、悪心・嘔吐、食欲不振、口内炎、鼻漏、血痰 会社名 : エーザイ株式会社 薬価 : 62.90 円/包 同一成分薬 : なし 同効薬 ビソルボン吸入液 0.2%(A 採用) : 等 アネメトロ点滴静注液 500mg 一般名 : メトロニダゾール 規格 : 500mg/100mL/V 分子式 : C6H9N3O3 分子量 : 171.15 構造式 : 禁忌:1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 2.脳、脊髄に器質的疾患のある患者(脳腫瘍の患者を除く)[中枢神経系症状があ らわれることがある。 ] 3. 妊娠 3 ヵ月以内の婦人 (有益性が危険性を上回ると判断される疾患の場合は除く) 効能・効果: 1.嫌気性菌感染症 <適応菌種>本剤に感性のペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテ ラ属、ポルフィロモナス属、フソバクテリウム属、クロストリジウム属、ユーバ クテリウム属 <適応症>敗血症、深在性皮膚感染症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、骨髄炎、 肺炎、肺膿瘍、膿胸、骨盤内炎症性疾患、腹膜炎、腹腔内膿瘍、胆嚢炎、肝膿瘍、 化膿性髄膜炎、脳腫瘍 2.感染性腸炎 <適応菌種>本剤に感性のクロストリジウム・ディフィシル <適応症>感染性腸炎(偽膜性大腸炎を含む) 3.アメーバ赤痢 用法・用量:通常、成人にはメトロニダゾールとして 1 回 500mg を 1 日 3 回、20 分以上か けて点滴静注する。なお、難治性又は重症感染症には症状に応じて、1 回 500mg を 1 日 4 回投与できる。 主な副作用 : 下痢(23.7%) 、悪心(5.3%) 【国内第 3 相試験における副作用】 会社名 : ファイザー株式会社 薬価 : 1252.0 円/V 同一成分薬 : フラジール内服錠 250mg(A 採用)、フラジール膣錠 250mg(A 採用) 同効薬 フィニバックス点滴静注用 250mg、500mg(各 A 採用) : ゾシン静注用 2.25g、4.5g(各 A 採用) 、クリダマシン注 600mg(A 採用) マブキャンパス点滴静注 30mg 一般名 : アレムツズマブ(遺伝子組換え) 規格 : 30mg/1mL/V 分子式 : C6468H3438N584O2005S40(タンパク質部分、4 本鎖) H 鎖;C2226H3438N584O695S15 L 鎖;C1044H1633N283O345S6 分子量 : 約 150,000 構造式 : 214 個のアミノ酸残基からなる L 鎖(κ 鎖)2 分子と 450 個のアミノ酸残基か らなる H 鎖(γ1鎖)2 分子からなる糖たんぱく質 禁忌 : 1.本剤の成分又はマウスタンパク質由来製品に対する過敏症又はアナフィラキ シー反応の既往歴のある患者 2.重篤な感染症を合併している患者 3.妊婦、妊娠している可能性のある婦人 効能・効果 :再発又は難治性の慢性リンパ性白血病 用法・用量 :通常、成人にはアレムツズマブ(遺伝子組換え)として 1 日 1 回 3mg の連日 点滴静注から開始し、1 日 1 回 10mg を連日点滴静注した後、1 日 1 回 30mg を週 3 回隔日に点滴静注する。ただし、投与開始から 12 週までの投与とする。 なお、患者の状態により適宜増減する。 主な副作用: 【国内臨床試験】 安全性評価対象症例 6 例中 6 例(100%)に副作用が認められた。 主な副作用は、好中球減少 6 例(100%)、貧血、血小板減少症各 5 例(各 83.3%)、 悪心、嘔吐、発熱、サイトメガロウイルス検査陽性各 4 例(66.7%)であった。 (承 認時) 【海外臨床試験】安全性評価対象症例 123 例中 122 例(99.2%)に副作用が認め られた。 主な副作用は、 悪寒 106 例(86.2%)、発熱 92 例(74.8%)、悪心 59 例(48.0%)、 嘔吐 40 例(32.5%)であった。(承認時) 会社名 : サノフィ株式会社 薬価 : 89254.00 円/V 同一成分薬 : なし 同効薬 なし : レスピア静注・経口液 60mg 一般名 : 無水カフェイン 規格 : 無水カフェイン 30mg(カフェインクエン酸塩として 60mg)/3mL/V 分子式 : C8H10N4O2 分子量 : 194.19 構造式 : 禁忌 : 1.本剤の成分又はメチルキサンチン系化合物に対し過敏症の既往歴のある患児 2.壊死性腸炎又はその疑いのある患児 効能・効果 : 早産・低出生体重児における原発性無呼吸(未熟児無呼吸発作) 用法・用量 : 初回投与:通常、カフェインクエン酸塩として 20mg/kg(本剤 1mL/kg)を 30 分かけ て静脈内投与する。 維持投与:初回投与から 24 時間後以降に、通常、カフェインクエン酸塩として 5mg/kg (本剤 0.25mL/kg)を 1 日 1 回、10 分かけて静脈内投与、又は経口投与す る。なお、症状に応じて、10mg/kg(本剤 0.5mL/kg)まで増量できる。 主な副作用:原発性無呼吸の早産児を対象とした国内第Ⅲ相試験において安全性を評価し た 23 例中、副作用(臨床検査値異常を含む)発現例数は 2 例(8.7%)で、副 作用は、胃出血 1 例(4.3%)及び高血圧 1 例(4.3%)であった。外国第Ⅲ相試験 では、63 例中、副作用(臨床検査値異常を含む)発現例数は 10 例(15.9%)で、 副作用は、壊死性腸炎、胃残渣の増加が各 2 例(3.2%)、貧血、低ナトリウム 血症、頻脈、肺水腫、胃食道逆流、注射部位反応、注射部位炎症、薬物濃度 増加が各 1 例(1.6%)であった。(承認時) 会社名 : ノーベルファーマ株式会社 薬価 : 810.00 円/V 同一成分薬 : 「純正」無水カフェイン(A 採用) 同効薬 アプニション靜注 15mg(A 採用) :
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