第 102 回看護師国家試験 午前

5 肢択 1:青色
第 102 回看護師国家試験
午前
5 肢択 2: 緑色
疑義問題:赤色
SAN オリジナルの解答解説です。厚生労働省の解答と異なる場合があります。予めご了承下さい。転記転用不可
番号
系統
解答
解説
1
必
2
平成 22 年の総人口は 1 億 2805 万 7000 人
2
必
1
肝硬変は飲酒が原因。他は関連なし
3
必
1
国民皆保険制度とはすべての国民が強制加入する社会保険のこと。介護保険は 40 歳以上から
強制加入。他は任意。
4
必
4
リビングウイルは生前発効の遺言書、ヘルスプロモーションはWHOが定義する健康へのプ
ロセル、ノーマライゼーションは弱者も健常者も区別することなく共に地域で生活していく
ことが本来の社会の姿とする概念。ヘルシンキ宣言は世界医師会で採択された医学研究のた
めの原則。
5
必
3
臨床研修実施の努力義務は、平成 21 年保健師助産師看護師法に追加された(28 条の 2)
合わせて、「看護師等の人材確保の促進に関する法律」第 5 条に明記された。「病院等の開設
者等は、略~
新たに業務に従事する看護師等に対する臨床研修その他の研修の実施、看護
師等が自ら研修を受ける機会を確保できるようにするために必要な配慮その他の措置を講ず
るよう努めなければならない。」養成所指定規則は、養成所の指定基準を規定している
6
必
3
13 トリソミーはパトー症候群、18 トリソミーはエドワード症候群、21 トリソミーはダウン
症候群、ダウン症候群は常染色体異常
7
必
2
乳歯は 20 本
8
必
3
平成 21 年の 5~9 歳の死因第 1 位歯不慮の事故
9
必
1
年齢が若いほど基礎代謝は多い。
10
必
2
病院は 20 床以上の医療施設
11
必
3
分娩第 2 期は子宮口全開大から胎児娩出までをいう。
12
必
1
チアノーゼは皮膚が暗紫色に見える状態をいう。還元ヘモグロビンの絶対量が 5g/dlにな
ると出現する。選択肢は青となっており、正確には暗紫色であり、青と断定してよいか疑義
がある。また、チアノーゼを表現する場合、
「皮膚が青白く」という表現が多く使用されてい
る。さらに口唇では青というより、より黒に近い色を呈し、新生児のチアノーゼはどす黒い
やや赤みを帯びた色を呈する。「青」という表記は果たして適切か、疑義がある。
13
必
3
サーカディアンリズムは概日リズムで、地球の自転とほぼ一致。24 時間
14
必
4
前立腺癌の腫瘍マーカーはPSA(前立腺特異抗原)
15
必
1
MRSAにはバンコマイシン
16
必
2
女性の尿道は 3~4cm。それから 2cmほど挿入する。5~7cm
17
必
2
爪の切り方は、伸びている白い部分(フリーエッジ)を 1mm ほど残してきり、切り口をやす
りでなめらかにしスクエアオフの形にする。深爪や三角カットなどは巻爪や陥入爪の原因に
なる。
18
必
3
N95 マスクとは、0.3μm以上の微粒子を 95 パーセント以上捕集する性能をもつ
19
必
2
無菌的操作は気管内吸引
20
必
1
仰臥位は仙骨部、側臥位は腸骨、大転子
21
必
3
平成 22 年の母親の年齢階級別出生率で最も多いのは 30~34 歳
22
必
4
血糖値 70mg以下では副交感神経が優位となり、徐脈傾向となるが、50mg以下では交感神
経優位となり、動悸、冷汗や手足のしびれが出現する、どの時期の低血糖なのか疑義がある。
低血糖初期を含めなくてよいのか
23
必
5
ワルファリンはビタミン K と拮抗し、プロトロンビンの産生を抑制する。
24
必
4
視覚教材扱いとしては意味がない問題
25
必
2
穿刺部より 7~10cm上に駆血帯を巻く。
26
人体
4
前庭、蝸牛、半規管は内耳。耳小骨は鼓室にあり、中耳。
27
人体
1
脂肪を乳化させるのは胆汁酸。リパーゼは脂肪分解酵素
28
疾病
1
脳内出血で最も多いのは被殻
29
疾病
3
下痢は代謝性アシドーシス、嘔吐は代謝性アルカローシス、慢性腎不全は代謝性アシドーシ
ス、過換気症候群は呼吸性アルカローシス
30
疾病
1
成人 T 細胞白血病は、HTLV-1 が起因。母乳から乳児に感染するので、キャリアの母親は母
乳を禁止する。
31
社保
2
平成 21 年年少人口割合は 13%、老年人口は 22.7%、従属人口指数(年少人口と老年人口)
は 56.5。老年化指数は 170.5
32
社保
2
ピアとは、仲間、同等の人たちという意で、ピアグループは同じ障害をもつ人たちが集まり、
互いに励ましあい支え合う中でこれからの人生を主体的に生きていく力を養う。
33
社保
1
年金は国民年金法、雇用保険は雇用保険法、労働災害保障保険はは同法
34
社保
4
クロイツフェルトヤコブ病は特定疾患であり公費による医療が受けられ自己負担はないが、
これは制度であり、法律に基づくものではない。結核は、
「感染症の予防及び感染症の予防及
び感染症の患者に対する医療に関する法律」(感染症法)37 条の2に基づき、結核医療費の
最終的な自己負担額が5%になるように公費負担されている。
35
社保
2
たばこ対策の目標:①喫煙が及ぼす健康影響についての知識の普及。②未成年の喫煙をなく
す。③公共の場や職場での分煙の徹底、及び、効果の高い分煙についての知識の普及、④禁
煙、節煙を希望する者に対する禁煙支援プログラムを全ての市町村で受けられるようにする。
36
基看
4
医師と共有する。一つに絞らなくて良い。適宜状況に応じて修正する。
37
基看
4
看護記録は、看護師の感想は不要。客観的事実のみ記載
38
基看
4
医療法施行規則第 16 条に、内法による測定で、患者一人につき 6.4m2 以上とすること。
39
基看
2
悲嘆作業を行う。
40
基看
2
高濃度であり、高血糖になるので、血糖値を定期的に確認する。
41
基看
2
ドレーン回路は閉鎖式、ドレーンの閉塞の有無を確認するため、水封室の水面の呼吸性移動
を確認する。吸引圧はー15cmH2O 以下とする。ドレーンバックは挿入部より下に設置。
42
基看
4
蓄尿は、開始の尿は捨てる。便を除去してできるだけ蓄尿する。終了の尿は入れる。
43
基看
3
光を当てた目は縮瞳する(直接的対光反射)。反対側も縮瞳する(間接的対光反射)。
44
成人保
1
内的動機付けが重要。課題中心の方が効果が大きい。
45
成人保
1
低蛋白血症では創傷治癒は遅れる。
46
成人保
1
乳房温存術後に再発予防のために、放射線療法が行われる。通常、1 回 2Gy を 23 回~25 回
(1週間に 5 回・約 5 週間)照射。総線量 46~50Gy。反対側の乳房を避けて行われる。治
療後数ヶ月から数年してから放射線肺炎(晩期障害)が起こることがある。ブラジャーはし
てよい。すれない素材を使用する。締め付けないように。入浴してよい。皮膚を強くこすら
ない。
47
成人保
2
1:家族も含む。ケア計画の立案には患者自身も参加する。モルヒネは高度オピオイド、緩和
ケアは、がんと診断された時点からがんそのものの治療とともに始まる。告知から始まるの
ではない。緩和ケア医療はチームを組んで多職腫と連携を組みながら、最後まで支える。
48
成人呼
1
1:内服より全身に及ぼす影響は少ない。2:口腔カンジダ予防のため嗽をする。3:食前後で
の差はない。4:正しく吸入しないと効果がない。
49
成人内
3
1:術後甲状腺クリーゼとは術後、甲状腺機能が急激に亢進し高熱、発汗、頻脈などの症状を
いう。甲状腺を全摘しており、手術後はむしろ甲状腺機能低下症になり、甲状腺ホルモン補
充療法を生涯続けていくことになる。3:リンパ節郭清を広範囲に行った場合は、乳び漏の合
併症が生ずることがある。4 テタニーの時はカルシウムを補給する
50
成人消
4
1:肝性脳症があるので低たんぱく食、2:高エネルギー食だがあえて高脂肪食にする必要は
ない。4:腹水があるので塩分制限食
51
成人生
2
リンパ貯留を予防するため肘や手首の回内、回外運動を行う。
52
精神
3
相反感情を同時に抱くアンビバレンス(両価性)
53
精神
4
1:女性よりも男性の方が多く、男性が女性の 3/4。4:知的障害を伴わない。
54
精神
3
「心理教育」は、慢性の経過をとる精神疾患に対し、治療上の教育、再発予防と家族の心理
的安定を目的に行われる教育的アプローチ。主体的な療養生活を営め、困難を乗り越える技
術を修得し、現実に立ち向かうことができる力を身につけること。
55
精神
2
重症うつや統合失調症に行われる。
56
精神
4
安全対策を行う。
57
在宅
3
平成 22 年では、性別では、「男」は 42.1%、「女」は 57.9%、年齢では、介護保険法は「80
~89 歳」41.0%、健康保険法等では「40~64 歳」32.3%と最も多い。訪問看護は要介護度 5
が 25%と最も高い。傷病別では循環器系疾患が最も多い。介護保険法に基づく利用が最も多
い。
58
在宅
2
患者のニーズを把握する。
59
在宅
3
介護保険の特定疾病の中で、厚生労働大臣が定める疾病等【多発性硬化症、重症筋無力症
スモン 、筋萎縮性側索硬化症、脊髄小脳変性症、ハンチントン病、進行性筋ジストロフィー
症 パーキンソン病関連疾患(パーキンソン病については、ホーエン・ヤールの重症度分類が
ステージ3以上かつ生活機能障害度がⅡ度又はⅢ度のものに限る)、多系統萎縮症、プリオン
病 亜急性硬化性全脳炎 、後天性免疫不全症候群、頚髄損傷、人工呼吸器を装着している状
態 末期の悪性腫瘍】においては、訪問看護は医療保険が適応される。
60
在宅
4
1:穿刺針は固定する。2:入浴できる。3:穿刺針は医療廃棄物となるので、病院へ返却する。
61
老年
3
他に身体的変化の適応などの課題がある。
62
老年
2
1:残気量は上昇
63
老年
4
1:通常の浴槽でよい。2:自分で着脱
64
老年
1
弛緩性便秘は腸蠕動運動の低下
65
老年
4
1:アルコールや逆性石鹸では除去できない。2:乾燥すると空気中に舞う。飛沫させないで
2:肺弾力性の低下
3:心室の肥大
4:心拍出量低下
3:自力で座れる
マスク、手袋、ゴーグルをつけてふき取る。3:リネン類は、他の患者のものと区別し、まず
水洗いし、更に塩素系消毒剤(200ppm 以上)で消毒。4:次亜塩素酸ナトリウムは皮膚には
不可。
66
老年
4
1:清拭は行ってよい。2:少し上体を上げて自力で食事摂取 3:他動運動は翌日から行って
67
老年
3
1 認知症の高齢者が 9 人以下
68
母性
1
リスクは説明する。
69
母性
4
よい。
2:援助人がいる。看護職員配置の義務はない。4:生涯居住
卵管狭窄を起こすことがあり、不妊症の原因となる。性器ヘルペスは、男女とも 20 代以降
の性的活動が活発となる時期が多い。
70
母性
2
クレーデの点眼
71
母性
4
1:感染予防のため入浴禁
72
小児
1
骨髄採取は全身麻酔で行われるが、術後痛みがある。
73
小児
1
2:感覚運動遊びは乳児期から 1 歳半頃。3:平行遊びは 2 歳頃、4:構成遊びは 2 歳頃から現
74
小児
4
離乳食開始は生後 5・6 か月。その 2 か月なので 7・8 か月の中期は、舌でつぶせる固さ。
75
小児
3
水疱が見られるので水痘症と判断。
76
人体
1
1:ミトコンドリアは ATP 合成、2:リボソームはタンパク質合成。3:ゴルジ体は物質の分
2:臍帯下垂がないので分娩を促すために歩行させる。3:歩行で
きるので導尿は必要ない。4:外陰部を清潔保持
れる。
泌と貯蔵。4:小胞体は物質の輸送路
77
人体
1
5:核は DNA が存在する場
ナトリウムイオンの再吸収は、近位尿細管で 60%、ヘンレループで 25~30%、遠位尿細管
で 5~8%、集合管でその残りが再吸収される。
78
人体
2
腕頭動脈以外は、左右があり、左側にも存在。
79
疾病
3
ペニシリンショックによるアナフィアラキシーショックではアドレナリンを直ちに投与す
80
疾病
1
る。
1:間歇的跛行とは、一定の距離を歩行した後、特定の筋肉に痛みや硬直を起こし、歩行不能
になり、しばらく休むと再び歩けるようになる状態。閉塞性動脈硬化症で生じやすい。2:線
維束性収縮は筋萎縮性側索硬化症。3:近位筋優位の萎縮は多発性筋炎。4:閉塞性動脈硬化
症では触れない。5:登攀性起立は筋ジストロフィー
81
疾病
4
導入患者の透析を始める原因となった疾患の第 1 位は糖尿病腎症で全体の約 45%。2 位は慢
性糸球体腎炎で 22.0%、不明が 10.6%、腎硬化症が 10.7%
82
基看
2
1 は大動脈領域、3 はエルブ領域
83
基看
3
末梢血管抵抗が増大すると血流のはけ口が狭くなり抵抗が増すので、拡張期血圧が上昇する。
4 は三尖弁領域
5 は僧帽弁領域
また、増大した抵抗に打ち勝って心臓から駆出しなければならないので、収縮期血圧も上昇
する。
84
成人循
1
1:レイノーは末梢血管収縮により指先にチアノーゼを来す。2:頸静脈怒張は右心不全、3:
リンパ管還流障害は局部に限定された浮腫
4:チアノーゼは還元ヘモグロビンの絶対量の増
加、5:心室から発生する異所性興奮は心室性期外収縮。
85
母性
3
黒色は消化管出血が疑われる。
86
小児
4
1 急性虫垂炎はマックバーネの圧痛点
垂
2:ネフローゼは蛋白尿
4:クループ症候群は吸気性呼吸困難で犬吠様咳
3:重症筋無力症は眼瞼下
5:クッシング症候群は高血糖など
87
人体
2・5
アポクリン腺は粘稠な汗を分泌する汗腺で、腋窩や外陰部に多い。
88
疾病
2・4
1 眼球突出はバセドウ病
2:閉塞隅角緑内障で眼圧上昇
3:瞳孔縮小は近くを見た時等。4:
開放隅角緑内障で視神経萎縮が起こる。5:眼底出血は網膜剥離
89
在宅
3・5
1:乳児院には看護師がいる
2・4:介護保険指定施設での訪問看護は不可。但し特別養護老
人ホームは末期がんの療養者への訪問看護は可である。
90
母性
3・4
1・2:有酸素運動や高たんぱく食で軽快するものではない。4:重症では子癇を合併する。
5:胎児に与える影響が多い。
91
4
エアリークが持続している場合は、皮下気腫の生ずることがある。
92
3
痛みは除去する。
93
3
感染予防のためにマスク
4・5
1:術後の吸収熱
94
状成呼
状成消
2:生体反応として術後 1 日目は障害期であり、ホルモンが総動員されて
いる。貧血はない。3:血圧の上昇は痛みによる。4:痛みが強いため呼吸が浅い。ゆえに酸
素飽和度が低い。5:循環血液量の停滞が生じている。
95
4
食事摂取が速い
96
3・5
1:糖質はダンピングを生じやすい
後期ダンピングの低血糖症状
97
2:下痢の改善は限定できない
3:分割食
4:冷汗は
5:胃全摘では胃内因子欠乏により悪性貧血が合併する。
3
払いのける動作はⅢ―100
98
4
再出血の可能性がある。頭蓋内圧亢進
99
2
頭蓋内圧亢進を改善させるために頭部を挙上する。
3・4
入浴していない状況があり、入浴も必要であるが、栄養が摂れていない状況が優先度として
100
状成脳
状精神
高い。摂取しやすいように食物形態を考える。頻回の観察が必要であるので個室に収容する。
1・3
亜昏迷状態なので、自力行動は難しい
4
双極性障害なので、うつ状態の後に躁状態が出現する可能性があるので観察する。
1
入院を開始するにあたって、入院形態を決定しなければならない。この状況では任意入院は
104
3
興奮状態があるので、安全を確保するためにも応援を呼ぶ。
105
3・5
入院前の居住地への連絡は必要。退院後、重要なのは服薬管理である。
101
102
103
状精神
難しいので、保護者の同意が可能かどうか、保護者の有無を確認する必要がある。
106
4
副腎皮質ステロイド薬による免疫抑制作用で、カンジダが生じている可能性がある。
107
1・3
歯磨きしやすいように工夫する。歯ブラシを持つ筋力の有無を確認
108
4
社会的支援が必要である。
109
状在宅
状老年
110
111
112
状母性
113
4
1:難聴はない。2:睡眠を中断しない。4:発語がないのでそれがサインを見て誘導する
4
そのつど、トイレへの誘導を行う。
2
機能的尿失禁状態であるので、トイレを印で標示するのも一つの方法。
3
つわりの時は栄養価にこだわらず、回数を多くする。
2・4
プロゲステロンの影響で便秘傾向となる。皮膚の掻痒感も出現してくる。妊娠初期ではホル
モンの影響で帯下が多くなる。掻痒感も妊娠期の症状の一つであるが、皮膚掻痒感は妊娠 6
~7 か月頃から出現する場合が多い。なお、妊娠初期から皮膚掻痒感が見られる人もいる。
114
4
母親になる実感がまだないとあり、心の準備を優先する。
1
神経障害を観察する。
116
3
しばらくは利き手交換して食事を摂取する。
117
3
1 患側を動かす運動は控える。2:ギプスを保護して入浴してよい。4:指先の冷感時は血流
115
状小児
障害の可能性があるので直ちに受診する。
118
状小児
2
1 週間前の体重 12kg、現在 11.6gなので、400g減少。12-11.6/12
×100=3.33%
5%以内なので、軽度脱水。つまむとすぐもどるのは軽度脱水
119
4
活気を与えるために。
120
2
1:排泄物にウイルスが混入している可能性があるので紙おむつのままでよい。2:ぬるめの
湯で殿部浴をする。
5 肢択 1:青色
午後
5 肢択 2:緑色
疑義問題:赤色
1
必
3
平成 22 年の平均寿命は、男性 79.55 歳、女性 86.30 歳
2
必
2
1:潜函病は、潜水夫が水中から急激に浮上した時に生ずる減圧症であるが、潜らなくても、
潜函病は起こる。地下鉱山での落盤事故が記憶(2010 年)に新しい。地下鉱山に従事する労
1と4
働者は常に潜函病にさらされている。2:じん肺は粉塵を吸引する炭鉱従事者。3:中皮腫は
アスベスト。4:白ろう病は削岩機等を使用することで生ずる。炭鉱従事者の作業において、
手掘りは現代ではありえず、ほとんど削岩機を使用しているであろう。炭鉱、採石場の労働
者は、指の白さと指のうずきやしびれ、末梢血管収縮によるレイノー現象が生じ、ホワイト
フィンガーと呼ばれていた。
複数回答
3
必
1
介護保険の自己負担は1割。
4
必
2
医療の倫理原則には、①自律尊重の原則(自律的な患者の意思決定を尊重せよ)、②無危害原
則(患者に危害を及ぼすのを避けよ)、③善行原則(患者に利益をもたらせ)、④正義原則(利
益と負担を公平に配分せよ)がある。1 は無危害原則
2 は善行原則
3 は正義原則
4 は自
律尊重原則
5
必
3
生理的欲求→安全と保障の欲求→所属と愛の欲求→自尊の欲求→自己実現の欲求
6
必
2
生下時の体重が 2 倍になるのは 3~4 か月
7
必
1
5~6 歳で成人の 90%に達する。
※この問題は、基本問題を旨とする必修問題から逸脱していることが想定される。
8
必
1
2:幼児期
3:学童期
4:青年期
9
必
3
平成 22 年の高齢者世帯は 42.6%
10
必
3
成人の体液は 60%、細胞内液 40%、細胞外液 20%
11
必
2
1:グルコースは血糖値、3:クレアチニンは腎機能、4:総コレステロールは脂質異常症関係
12
必
4
貧血とは、赤血球やヘモビロビンが低下した状態
13
必
2
筋肉にあるのは深部感覚の受容器
14
必
1
コプリック斑とは口腔粘膜に生ずる白い斑点。麻疹のカタル期で見られる。
15
必
1
嚥下障害時はとろみをつける。
16
必
1
挿入の長さは 7cm以上入れない。
17
必
2
筋萎縮、骨萎縮
18
必
2
20×1800
19
必
3
温罨法は、筋弛緩、血管拡張、知覚神経興奮鎮静、新陳代謝促進
20
必
2
電極パットは、基本的には、右鎖骨下周辺と左肋骨側面周辺に貼るのがよいが、心臓を挟む
→25 滴
24×60
位置であれば、通電効果に影響はない。通電時は患者から離れ、通電後はふれてよい。
21
必
1
赤は緊急群、黄色は準緊急群、緑色は軽症群、黒色は死亡群
22
必
4
マックバーネの圧痛点は、臍と右上前腸骨棘と結んだ線の右上前腸骨棘から 1/3 が虫垂部。
23
必
3
症状として、るい痩、無月経,血圧低下,体温低下、徐脈傾向などが生ずる。
24
必
4
副腎皮質ステロイド薬
25
必
5
腹圧がかかることで生ずる。
26
人体
1
血中カルシウムを上昇させるのはパラソルモン。上皮小体から分泌される。
27
人体
2
生殖細胞は体細胞の半分。23 本(常染色体 22 本+性染色体 1 本)
28
疾病
4
脂質異常症の項目は、中性脂肪上昇、LDLコレステロール上昇、HDLコレステロール低
下。HDLコレステロールは 40mg以下で診断される。
29
疾病
4
総腓骨神経麻痺は下垂足、橈骨神経麻痺は下垂手、尺骨神経麻痺はわし手。
30
社保
2
産前休業や深夜業、育児時間は申請。産後休業は事業主に義務付けられている。
ただし、この問題は産後 6 週となっており、労働基準法 65 条「使用者は、産後8週間を経過
しない女性を就業させてはならない。ただし、産後6週間を経過した女性が請求した場合に
おいて、その者について医師が支障がないと認めた業務に就かせることは、差し支えない。」
とあり、法律に従えば 8 週と規定されており、残り 2 週は例外と受け取られる。産後 6 週を
正解にすると 8 週休業することができなくなる。
不適切問題と推定される。6 週だからあえて誤りにした人が多い。
31
社保
3
障害者も健常者も共に地域で生活する環境をつくること。
32
社保
33
基看
4
1:死因順位は第 1 位
1
1:補聴器は拡声器であるので、低音で話してよい。4:感音性難聴は高温域が聞き取りにく
2:年間約 30 万人死亡
3・4:男性は肺癌が第 1 位
いので普通の音量で話してよい。
34
基看
1
アルコールは結核菌に有効。逆性石鹸やヒビテンは結核菌には無効
35
基看
1
膝を曲げる。
36
基看
4
1:警察への届け出義務はない
37
基看
2
1:プラークの除去
38
基看
3
1:抗ヒスタミン薬は眠気
39
基看
4
1:排尿を済ませる
40
基看
3
1:義歯作成は歯科技工士
41
成保
4
人工呼吸器装着により胸腔内圧上昇による心拍出量低下、血圧低下、尿量低下などが起こる。
42
成保
4
血栓予防
43
成保
3
軽度記憶障害では、内的代償訓練として視覚的イメージ法や自己教示法など、外的代償訓練
2:書式統一はない
3:口腔酸性度の改善
3:記載後すみやかに報告する。
4:バイオフィルムの解除
2:スルフォニル尿素薬は低血糖、造血障害
3:麻薬は便秘
4:
アミノグリコシド系は聴力障害
2:側臥位
3:普通の呼吸でよい
2:処方は医師
としてメモ、スケジュール表などが有効とされる。
44
成保
2
痛みは設問文の量でコントロールされており、無呼吸が問題となっている。レスキユーモル
ヒネは 1 日 4~6 回までが限界であり、これ以上は増量できない。またフェンタニルの作用は
「鎮痛→鎮静→呼吸抑制」の順でみられ、無呼吸がある状況で増量は難しい。設問文に神経
因性疼痛が頻発しているとあり、こうした神経因性疼痛に対しては、抗けいれん薬や抗うつ
薬などの鎮痛補助薬が有効とされる。
45
成腎
2
クレアチニンクリアランス
46
成アレ
1
アナフィラキーショックを想定する。
47
成運
3
循環障害に注意する。
48
成呼
4
閉塞性換気障害は 1 秒率の低下にある。
49
精神
4
1 現存在分析は、フロイトの弟子であったビンスワンガー,L.と ボス,M.により創始さ
れた精神医学の学派に基づく心理療法のこと。人間を直接にありのままに理解しようとする
現象学 的立場を強調。2 ストレス理論はハンスセリエ。シュナイダーは統合失調症の一級症
状を提唱 3 精神発達理論はエリクソン。オレムはセルフケアモデル
50
精神
2
51
精神
4
リエゾンは橋渡しの意。心身症や症状精神病に活用されている。
52
精神
1
患者は退院を請求できる。
53
精神
4
基本的対応
54
在宅
2
一緒に行う。
55
在宅
3
16 疾患が指定されている。
56
在宅
2
体温測定
57
在宅
1
SSRIは強迫神経症などにも使用される。三環系より抗コリン作用が弱い。効果発現は投
与後 1~2 週間かかる。
1:褥瘡を悪化させないため
2:留置は必要ない
3:在宅で 2 時間体位変換は難しい
4:
褥瘡処置は医療行為となる。
58
老年
4
59
老年
1
①自立の原則、②参加の原則、③ケアの原則、④自己実現の原則、⑤尊厳の原則
60
老年
3
ランクⅣは目を離すことができない状態で常に介護を必要とする段階。
61
老年
4
一緒に確認するのがよい。
62
老年
3
1 体内水分の減少により水溶性薬剤の血中濃度が高まる。これは分布である。2 体内脂肪量が
ナラティブケア。高齢者から生活史を聴取することは、高齢者自身の人生の再評価の機会と
もなり視野を広げることにもつながるとされる。
増加することで脂溶性薬剤が体内に蓄積する。これは分布である。3 血清アルブミンの減少に
より非結合薬物の血清中濃度が上昇し薬物効果が増強することがある。これは分布である。4
糸球体濾過値の低下により薬剤が体内に蓄積する。これは排泄である。
63
老年
4
1:福祉用具貸与は居宅サービス
2:要支援者は施設サービスは受けられない。3:小規模多
機能型居宅介護は、デイサービス(通い)や訪問介護(訪問)、ショートステイ(泊)の 3 つ
の機能を合わせもつ施設で、地域密着型サービスの一つである。それぞれで定員がある。4
グループホームは、ユニットケア(1 ユニット 9 名程)方式を取り入れて馴染みの職員が日
常生活の延長の中で家庭的な雰囲気で専門性を持って支援する施設。
64
母性
2
乳児健診は、母子保健法 13 条に規定されている。
65
母性
3
分娩 1 期は長時間にわたるので、自由に過ごしてよい。子宮収縮を促すために膀胱は空にし
ておく。
66
母性
1
多胎妊娠は、早産、羊水過多、妊娠高血圧症候群など
67
母性
1
1:対面させる。2:歩行は翌日。3:初回授乳は翌日
68
小児
2
1:頭部から下部へ
4:術前に弾性ストッキングを装着
3:新生児は遺伝的因子に影響、幼児期は環境因子に影響
4:反射は乳
児期
69
小児
1:乳幼児の誤飲を防ぐために、玩具安全基準(ST 基準)で定められた直径 31.8mm 以上。3:
2
うつぶせ寝をさせる時は必ずそばで見守り、身体が沈まないリネンを使用する。4:フードの
ひもがからまったり、顔に覆いかぶさったりすることがあるので危険である。
70
小児
4
意思を確認する。
71
小児
1
起坐呼吸にし、呼吸面積を広げる。
72
人体
2
ビタミンC以外はすべて脂溶性ビタミン
73
人体
5
血漿からフィブリノゲンを除いたのが血清
74
疾病
3
ワルファリンは抗凝固薬
75
疾病
2
老眼は水晶体の弾力低下、毛様体筋の調整力低下で生ずる。
76
疾病
1
心房細動は心原性血栓を生じやすい。
77
疾病
4
HIVはヘルパーT細胞を破壊する。
78
社保
3
扶助は、生活、医療、介護、教育、住宅、生業、出産、葬祭
79
基看
2
小腸で吸収された薬剤は肝臓へ行き、肝臓で薬剤が代謝されることを、初回通過効果という。
80
成保
3
癌発生。
81
人体
3・5
他は交感神経作用
82
人体
1・5
単糖類がそのまま小腸から吸収される。グルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果糖)。
その後に全身に回る。
スクロースはショ糖(二糖類)、マルトースは麦芽糖(二糖類)、ラクトースは乳糖(二糖類)
83
疾病
1・2
鉄欠乏性貧血では動悸や匙状爪が起こる。
84
基看
3・5
1:検査前日は低残渣食を摂取
2:腸洗浄液は 2 時間かけて内服する
る血圧低下が起こることがある。4:嚥下障害はない
3:迷走神経反射によ
5:粘膜の損傷で下血が起こることが
ある。
85
基看
1・3
昏睡は最も重度の意識障害。せん妄は意識混濁の中の幻覚や妄想が混在する意識障害
86
老年
2・4
体内水分は筋肉に多く保有されている。渇中枢の感受性低下で口渇を訴えない。
87
母性
2・4
1:LHサージにより排卵が起こる。2:卵子は 24 時間の寿命
88
小児
1・5
Ⅰ音が収縮期でⅡ音が拡張期で、合わせて 1 心拍である。2:固定しなくてよい。
89
計算
2
64/1.62
3:精子は 72 時間の寿命
5:受精後、妊娠黄体からプロゲステロンが分泌される。
90
計算
50
5
kg/cm 2
=25
→
MPa(メガパスカル)
150kg/cm 2 →14.7MPa
残量をXとおき、
500:14.7=X:4.4
→X=149.6…L
149.6÷3=49.8…分
あるいは、Mpa をkgに直して計算した場合
500:150=X:45
91
状成循
3
→X=150L
150÷3=50 分
1 不穏状態などない場合は抑制しない
2 清拭は行ってよい。但し、電極をはがさないこと。
3 血流を見る必要がある。4 仰臥位とする。
92
2
断続性副雑音、泡沫状分泌物、胸部 X 線上透過性低下から肺水腫の可能性が高い
93
4
ICU 症候群である。1:家族に支援を求めることもある。2:せん妄状態の説明はあまり意味
がない。3 鎮静を図る必要があるが、朝、睡眠薬を投与すると夜間再びせん妄が起こる可能性
がある。日中はやり過ごし、就寝前の投与が望ましい。4 チューブが気になる様子なので、見
えないように工夫する。
94
3
動機づけを促す言葉かけである。
95
2
超速効型なので、食べはじめたところなので、すぐインスリン注射を打つ。
96
3
昼の血糖値が下がっているので補食を摂る。
3
2:理由を問われても答えに窮する。目の前に迫ってきて振り払えないのが強迫行為である。
97
状成代
状精神
3:さりげなく誘導するのがよい。
98
4
家族心理教育を試みる
99
4・5
3:就労支援はまだ早い。引き続き家族心理教育を行う。退院に向けた日常生活の技能訓練を
行う。
100
状在宅
2
A さんに会う前に退院調整看護師に確認することであるので、当該看護師が自宅環境を詳細
に知っているとか考えにくく、また、長女はあまり来院しておらず、長女が在宅療法の意向
をどの程度、看護師に伝えているのか不明とされる。今後の在宅で緩和ケアが遂行されるわ
けであるから、これまでの経過や、現在どのレベルの緩和ケアであるのか、今後プランを立
てる上で確認すべき事項と捉える。
101
102
103
状在宅
2
医療サイドからのアドバイスが看護師としての役割である。
1
患者の希望を第一に考える。
2
増量でオンオフ現象が起こることがある。血中濃度のムラが多きなり、効いたり聞かなかっ
たりする。副作用として不随意運動が生ずる。ほかに吐き気や嘔吐、食欲不振、便秘、めま
い、立ちくらみなどが生ずる。さらに助長すると、気分変調や幻覚、妄想が生ずる。
104
2
103 で示したように、L ドーパは薬理効果を発揮している時間と効かない時間にムラがあり、
ADL の日内変動をアセスメントすることで、薬理効果が出ている時に入浴の時間を設定する
など、対策が立てられる。
105
1
1:設問文から、夫は家事を行ってくれているが、70 歳の高齢であり、支援が必要である。
また、訪問介護は家事全般だけでなく、外出時の介助も行う。訪問介護を利用することで通
院の付き添いもヘルパーに依頼することができる。2:短期入所希望の情報はない。3:杖を
ついて通院しているのであるから、車椅子は現時点は利用は低い。4:リバビリテーションは
必要である。しかし、訪問リバビリテーションは必要であろうか。通常、訪問リハビリテー
ションは、通院が困難な場合に活用される居宅サービスである。入浴時転倒したが外傷はな
く、また、ヤー分類Ⅲは介助で外出できるステージである。まだ訪問リバビリテーションの
時期ではないと判断される。通所デイケアが望ましい。
106
状老年
3
嚥下機能の訓練には直接的と間接的訓練があり、間接的訓練は摂食・嚥下に関連する器官に
対する基礎的な訓練で、これは直接に食べ物を与えないで行うので安全性が高い。感覚や反
射の感受性を変化させる訓練や呼吸や構音訓練、嚥下パターン訓練などを行う。関節可動域
運動も行っているので疲労状態を確認しながら行う。
107
4
食後 30 分は誤嚥を予防するためにファラー位にする。
右側が麻痺なのに左を向かせることで、麻痺側が伸展してしまう。頚部は屈曲させることで
咽頭と気管の通路が通りにくくなり誤嚥防止となるので、麻痺側に顔を向けなければならな
い。右の咽頭麻痺では右を向く(回旋嚥下)使用する。
108
109
1
状老年
3
まずは不安の内容を知る。
創底が 5cmあり、皮下組織まで欠損があることからポケットを形成している。ステージⅢで
ある。
110
3
湿潤環境を保つ
111
2
創面保護にポリウレタンフィルムを用いてもよいが、ベッドにウレタンマットレスを敷く必
要はない。肛門周辺が炎症初期の状態である。これ以上悪化させないためにも保護オイルを
塗布する。
112
4
ホルモンの変化や育児疲労、また住居環境の変化などで一過性のうつ状態が想定される。
113
2
十分休息させる。
114
3
地域で支え合うことがよいが、初対面で、突然話ができるものでもない。徐々に慣れていっ
状母性
た方がよい。退院後は公的なサービスを早めに受けられるようにするとよい。
115
4
導尿する。
116
3
1:授乳中でも排卵が生ずることがある。2:授乳中なので経口避妊薬は禁止される。
117
4
1:保育所にはすぐには入れない。2:育児休業は満 1 歳まで
状母性
4:IUD は産後 1 か月以上してからの挿入が望ましい。
118
状小児
3
1:経管栄養は眉間から剣状突起
3:育児時間は 1 日 2 回まで。
2:新生児では 1~3cmの空気を注入するが現在1歳 2 か
月あり、空気注入はもっと多い。3:胃液を吸引するのが確実である。
119
4
母親への励まし支援が必要である。
120
2
訪問看護を行う。